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スーパーカブ』は、トネ・コーケンによる日本ライトノベルイラストが担当。角川スニーカー文庫KADOKAWA)より2017年5月から刊行されている。

スーパーカブ
ジャンル 日常友情青春
小説
著者 トネ・コーケン
イラスト
出版社 KADOKAWA
レーベル 角川スニーカー文庫
刊行期間 2017年5月1日 -
巻数 既刊5巻(2019年7月現在)
漫画
原作・原案など トネ・コーケン(原作)
博(キャラクター原案)
作画 蟹丹
出版社 KADOKAWA
掲載サイト コミックNewtype
レーベル 角川コミックス・エース
発表号 2017年12月29日 -
巻数 既刊2巻(2018年12月現在)
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル漫画
ポータル ライトノベル漫画

概要編集

山梨県北杜市(旧武川村地域)を舞台に、何にも興味を持たない没個性的なひとりの少女が一台のホンダ・スーパーカブ50と出会い、スーパーカブとの関わりを通じて成長しながら、自分の世界を広げていく様子を描いた物語。公式サイトや販促ポスターでは、「ホンダ・スーパーカブ総生産1億台記念作」と銘打っている。

2017年12月より、webコミックサイト「コミックNewtype」において、蟹丹の作画による漫画版が連載中。

あらすじ編集

スーパーカブ
両親も趣味も友達もない、何もない少女、小熊。小熊は高校に通うためにママチャリを使っていたが、ある日から原付が気になりだし、通学用に一念発起していわく付きのスーパーカブ50を地元のバイク屋から破格値で入手する。ガス欠、自転車では出せない未知のスピード、甲府市中央市への遠出など、カブは小熊にさまざまな未知の経験をさせながら、安穏としているが何もなかった小熊の生活にゆっくりと、しかし確実に変化を与え、小熊もカブに乗ることに楽しさを感じるようになる。そんな小熊の前に、自分もカブに乗っているという少女・礼子が現れる。
スーパーカブ 2
冬の足音が確実に大きくなりだした晩秋、冬場もカブで走り回るための防寒対策に頭を悩ませる小熊と礼子。金がない、格好悪い、気に入らないなどの理由でこれといった対策を打ち出せないまま、ふたりの通う高校は文化祭の準備期間に入る。カブのことで頭がいっぱいの小熊と礼子は我関せずを決め込んでいたが、文化祭を明後日に控えたある日、ふたりはちょっとしたことがきっかけとなり、クラスの出し物の実行係の恵庭椎の窮地を救うためにカブに乗って一肌脱ぐ。
スーパーカブ 3
3年生になり、否が応でも進路のことを考えなければならなくなった小熊たち。なかなか進むべき道を決められない礼子、大学進学のために受験勉強に励む椎。一方の小熊には、都内の公立大学に指定校推薦で入学する話が持ち上がる。進路については早々に決着したが、その大学の女子寮はバイク通学禁止だった。入学してしまえばカブがなくても何不自由なく暮らしていける環境を提示され、小熊は自分にとってカブとは何かを考える。
スーパーカブ 4
3年の冬休み、進路が決まっている小熊は、大学進学後の資金を貯めるためにバイク便のアルバイトに精を出していた。小熊はこれまでカブによって自分にもたらされたさまざまな人との繋がりを想いながら、バイク便会社の若い女性社長・浮谷東や、慧海の同級生で生気が希薄な少女・伊藤史といった、新しくカブを通じて自分と繋がりを持った人々と試行錯誤しながら関わっていく。
スーパーカブ 5
高校卒業を間近に控え、大学進学と引っ越しの準備、当座の資金のためにバイク便の仕事に励む小熊だが、ある日カブで走っている途中で突然Uターンするタクシーと接触し、大腿骨骨折の重傷を負ってしまう。突然降って湧いた不自由な入院生活の中、小熊は境遇も性格も異なる3人の女性患者との入院生活を送ることになる。

登場人物編集

小熊(こぐま)
主人公。北杜市の高校に通う高校2年生の少女。中肉中背で黒髪をショートカットにしており、容姿は非常に地味で学校の成績も中庸。
父は幼いころに他界し、母は高校入学と同時に失踪。頼れる親族もおらず天涯孤独な身の上で、奨学金の受給を受けながら日野春駅前の集合住宅で独り暮らしをしている。
これといった趣味もなく、他人と関わり合いを持つこともなく、クラスの中で埋もれるように生活していたが、通学用にスーパーカブを購入し、カブと関わることによって少しずつ変わっていく。
人と話すことが苦手なため、少しぶっきらぼうな話し方をする。
礼子(れいこ)
小熊の同級生で、背が高くスタイルも良い、黒い長髪の少女。
父親は議員、母親は会社社長で東京に住んでいるが、自身は旧武川村地域の別荘地にあるログハウスで独り暮らしをしている。
容姿は地味な小熊とは対照的で、非常に美形で成績も良く、スポーツ万能。それゆえにクラスでは非常に目立つ存在だが、カブのこと以外にはさして興味を示さない。
小熊がカブに乗っていることを知って昼食を共にするようになり、その後もカブを通じていろいろ関わっていくうちに、小熊にとって初めての友人と呼べる存在となる。カブに関しての知識はマニアとも呼べる領域にあり、ある程度の改造は自分でこなす。そのため自宅のログハウスにはカブの部品やオプションパーツがたくさん置いてあり、カブの部品確保のためのコネも持っている。
愛車は各所に改造を施したMD90(郵政カブ)だが、2年の夏休みにカブで富士山登頂に挑戦して壊してしまい、CT110(ハンターカブ)デッドストックを海外の通信販売で入手して乗っている。
恵庭 椎(えにわ しい)
小熊や礼子と同じクラスで、文化祭の実行係。髪は青みがかったセミロング。身長は140センチ台と小熊よりも小さい。
文化祭で出し物ができなくなるかもしれないピンチを小熊と礼子、そしてカブに助けられて以降、ふたりとカブに興味を抱き、自宅に誘うようになる。
自宅は礼子の通学路の途中にあるスイス風の建物で、両親がドイツ風ベーカリー兼アメリカ風カフェを営んでいるが、自身はいつかこの店をイタリア風バールにすることを目論んでおり、バリスタの勉強をしたり、自分の貯金を使って中古のエスプレッソマシンを購入し、店に置いている。
2年の冬に事故で川に落ちたところを小熊に助けられて以降、小熊とカブに好意を抱くようになる。
移動手段はアレックス・モールトン小径車だったが前述の事故で壊してしまい、水色のリトルカブを購入している。
恵庭 慧海(えにわ えみ)
椎の2歳年下の妹。東京の中学校に通っていたが、高校進学を機に北杜市に戻り、小熊たちの高校に入学する。
170センチを超える長身で、オレンジ色の髪を後ろで束ねている。
これから起こるであろう戦火や災害に備え、常日頃から自らの生存能力を高めるための鍛錬と準備に時間を費やしている。
休日はひとりで山や森林に入って過ごすことが多い。
浮谷 東(うきや あずま)
小熊がアルバイトをしている、甲府のバイク便会社の女性社長。幼さが残る容姿で背も低い。ドーナツが大好物。
愛車は「カラス」と名付けた黒いホンダ・フュージョン
伊藤 史(いとう ふみ)
小熊と同じ高校に通う高校1年生で、慧海の同級生。青白い肌と長い黒髪、黒のロングコートというその容姿は幽霊と見まごうほどで、生気が全く感じられない。
慧海は「最小限の力で生きている」と評し、興味を持ちつつも心配している。
中村 良未(なかむら りょうみ)
入院した小熊と同部屋の入院患者。テレビ局の下請けの映像制作会社に勤務していたが、もらい事故で入院。怪我はほとんど回復しているが、手厚い補償もあって退院に踏み切れない。入院生活は部屋の患者で一番長く、部屋の主的存在。いろいろと面倒見がよい。
桜井 淑江(さくらい よしえ)
入院した小熊と同部屋の入院患者。清里高原の教会でシスターをしている。愛車のホンダ・NSR250Rで事故を起こし、小熊と同じ大腿骨骨折を受傷している。礼子とは知り合い。日本人だが、姿はアングロサクソン系の長い金髪と澄んだ緑眼を持つ美少女。頭は若干足りない。
後藤 治李(ごとう はるり)
入院した小熊と同部屋の入院患者。転倒で肋骨と胸骨を骨折している。外見は薄幸の美少女を装っているが、日がな一日ノートパソコンに張り付き、掲示板やSNSで相手とやりあう毎日を送っている。他人の不幸を見て喜ぶ性癖の持ち主。

既刊一覧編集

漫画編集

2017年12月より、「コミックNewtype」にて連載中。漫画担当は蟹丹。レーベルは角川コミックス・エース

関連項目編集

外部リンク編集