名古屋市営地下鉄鶴舞線

日本の愛知県名古屋市西区から日進市を結ぶ名古屋市交通局の路線

鶴舞線(つるまいせん)は、愛知県名古屋市西区上小田井駅から愛知県日進市赤池駅までを結ぶ、名古屋市営地下鉄の路線[3]。正式名称は名古屋市高速度鉄道第3号線[3]ラインカラーは名鉄線と見分けがつくよう名鉄の色と区別した)。駅ナンバリングで用いられる路線記号はT

名古屋市交通局 鶴舞線
Nagoya Subway Logo (Tsurumai Line).svg Nagoya Subway Logo V2 (Tsurumai Line).svg
名鉄豊田線を走行中の鶴舞線の最新車両N3000形
名鉄豊田線を走行中の鶴舞線の最新車両N3000形
基本情報
日本の旗 日本
所在地 愛知県名古屋市日進市
種類 地下鉄
路線網 名古屋市営地下鉄
起点 上小田井駅
終点 赤池駅
駅数 20駅
路線記号 T
路線番号 3号線
路線色       青
DIC 138[1]
開業 1977年3月18日
最終延伸 1993年8月12日
所有者 名古屋市交通局
運営者 名古屋市交通局
路線構造 地上区間:上小田井駅付近
車両基地 日進工場
使用車両 車両の節を参照
路線諸元
路線距離 20.4 km
軌間 1,067 mm
線路数 複線
電化方式 直流1,500 V 架空電車線方式
閉塞方式 車内信号式
保安装置 ATC
最高速度 75 km/h[2]
路線図
Linemap of NMS Tsurumai Line.svg
テンプレートを表示
停車場・施設・接続路線
HST
犬山駅
名鉄犬山線
hSTRc2
hSTRc3
hSTR+1
hSTR+4
hKRZW hKRZW hKRZW
新川
XBHF-M
0.0 T01 上小田井駅
名古屋第二環状自動車道
hSTR
hSTR3
東海交通事業城北線
hABZ3+1g
名鉄:犬山線
hSTRc4 tBHF
1.4 T02 庄内緑地公園駅
tKRZW
庄内川
tBHF
2.7 T03 庄内通駅
tBHF
4.1 T04 浄心駅
tBHF
4.9 T05 浅間町駅
tKRZW
堀川
tSTRq
tkABZq+3
6.3 T06 丸の内駅
tkABZg+1
Nagoya Subway Logo (Sakura-dori Line).svg 桜通線
tSTRq tTBHFt tSTRq
7.0 T07 伏見駅
tSTR
Nagoya Subway Logo (Higashiyama Line).svg 東山線
tBHF
7.8 T08 大須観音駅
tSTRq tTBHFt tSTRq
8.8 T09 上前津駅
tSTR
Nagoya Subway Logo (Meijo & Meiko Line).svg 名城線
tKRZW
新堀川
tBHF
9.7 T10 鶴舞駅
hSTRq tKRZh hBHFq
中央本線
tSTR
tBHF
11.0 T11 荒畑駅
tSTRq tTBHFt tSTRq
11.9 T12 御器所駅
tSTR
Nagoya Subway Logo (Sakura-dori Line).svg 桜通線
tBHF
13.1 T13 川名駅
tBHF
14.1 T14 いりなか駅
tSTRq tTBHFt tSTRq
15.0 T15 八事駅
tSTR
Nagoya Subway Logo (Meijo & Meiko Line).svg 名城線
tBHF
16.4 T16 塩釜口駅
tKRZW
植田川
tBHF
17.6 T17 植田駅
tKRZW
天白川
tBHF
18.4 T18 原駅
tSKRZ-A
名古屋第二環状自動車道
tBHF
19.3 T19 平針駅
tBHF
20.4 T20 赤池駅
tKRWgl tKRW+r
htSTRe tSTRe
hSTR DST
日進車庫・日進工場
ENDEaq hKRZe STRr
LSTR
名鉄:豊田線
ABZg+l STRq
名鉄:三河線
HST
梅坪駅
STR
名鉄:三河線
HST
豊田市駅

すべての駅でmanaca(2011年2月11日に導入)などの交通系ICカード全国相互利用サービス対応カードが使用できる。

概要編集

名古屋鉄道(名鉄)犬山線を経由して岩倉駅柏森駅扶桑駅犬山駅まで、名鉄豊田線三河線を経由して豊田市駅まで、それぞれ相互直通運転を行っている。日本の地下鉄で起点と終点の両方で同じ鉄道事業者に直通している例は鶴舞線の他には東京メトロ東西線(起点の中野駅と終点の西船橋駅の両方でJR線に直通)しかなく、かなり珍しい。東京メトロ東西線は西船橋駅側からJR総武線へは平日の朝夕ラッシュ時のみの乗り入れであるのに対し、鶴舞線は犬山線・豊田線双方とも終日乗り入れを実施しており、これは日本唯一である。鶴舞線は東京メトロ東西線とは異なり、乗り入れ相手方の駅や車庫で当日の運用を終了する外泊運用は組まれていない。

高架駅の上小田井駅を出るとすぐ地下に潜り、浅間町駅付近までは愛知県道63号名古屋江南線名古屋市道江川線の下を通る。江川線には高速道路を地下に通す計画があったため、浄心 - 浅間町間は地下鉄の上層に高速道路を通せるよう、地下10 mよりも深い位置に建設された[4](高速道路はその後高架線として建設され、2007年名古屋高速6号清須線として開通した)。浅間町 - 大須観音間は伏見通国道22号国道19号)の下を通る。大須観音駅を過ぎて西大須交差点の下から大須通を通り、進路を東向きに変える。路線名のもととなった鶴舞公園の地下を通り、荒畑 - 川名間は山王通(名古屋市道山王線)の下を通る。川名駅を過ぎて山中交差点の下からは、進路を南東向きに変え、飯田街道国道153号)の下を通る。植田駅からは国道から離れ、東向きに進路を変える。終点の赤池駅も地下駅となっている。

また、赤池駅と日進工場は名古屋市外の日進市にあり、名古屋市営地下鉄で唯一名古屋市外に営業線を延ばしている。後述の通り八事 - 赤池間の免許を名鉄から譲り受ける形で開業したためである。

沿線には高校・大学が多数立地している(いりなか駅 - 塩釜口駅間に所在する、南山大学中京大学名城大学など)。また、直通先の名鉄豊田線沿線にも名古屋商科大学東海学園大学三好キャンパス、中京大学豊田キャンパス、私立豊田大谷高校などがあることから、学生の利用が多い(以前はみよし市の黒笹駅近くに愛知大学があったが、現在は名古屋駅南のあおなみ線沿線「ささしまライブ24」地区に移転した)。また、平針駅から市バスに乗り換えた先には愛知県運転免許試験場(通称:平針試験場)がある。。

最混雑区間は塩釜口駅 → 八事駅で、2017年度のピーク時混雑率は115%となっている[5]

名鉄線と相互乗り入れを行う計画が建設当初からあったため、ホームが8両対応であったり、車両が20 m車であるなど、余裕を持った構造となっており、名鉄と同じ軌間1,067 mmの線路とパンタグラフを利用した架空電車線方式を採用している。

鶴舞線には可動式ホーム柵は設置されていないが、2026年度までの整備を予定している[6]。また、LED発車標はすべての駅に設置されており、各種運行情報やニュースなどが表示できる。なお、LED式に更新されたのは、名古屋市営地下鉄の中で最も遅い。ただし、上小田井駅は名鉄の管理駅のため、他の駅とは表示方式が異なる。

使用されている接近メロディの曲名は赤池方面が「サンライト」、上小田井方面が「ファンタジー」である[7]。ただし、前述したように、上小田井駅は名鉄の管理駅なので、メロディは流れない。

名鉄犬山線と豊田線との間には鶴舞線を介した通過連絡運輸が設定されている。通過連絡運賃は、「名鉄犬山線の各駅から上小田井駅までの運賃」+「豊田線の各駅または三河線猿投駅 - 三河八橋駅の各駅から赤池駅までの運賃」+「鶴舞線の5区の乗車料金」の合算額である。

ただし、地下鉄のみ障がい者等の割引運賃適用者の場合は、犬山線大人運賃 + 鶴舞線5区の割引運賃 + 豊田線・三河線の大人運賃となり、通過連絡運賃の適用はない。

例:犬山線 → 豊田線に向かう場合、乗車駅で上小田井駅までの大人運賃切符を購入し、上小田井駅で下車して、地下鉄5区の割引切符を購入し再乗車するか、赤池駅で下車し、西改札口係員に切符を渡して、地下鉄5区の割引運賃を精算する必要がある。また、豊田線まで乗り通した場合は、豊田線の降車駅で赤池駅から降車駅までの大人運賃を精算し、地下鉄5区割引運賃分は、地下鉄各駅で精算する。

路線データ編集

  • 路線距離(営業キロ):20.4 km
  • 軌間:1,067 mm
  • 駅数:20(起終点駅含む)
  • 複線区間:全線
  • 電化区間:全線(直流1500 V・架空電車線方式(カテナリー電車線・剛体電車線))
  • 地上区間:上小田井駅付近(約0.3km)
  • 閉塞方式:車内信号式
  • 営業最高速度:75 km/h[2]
  • 編成両数:6両
  • ホーム最大対応編成両数:8両

運行形態編集

すべての列車が普通列車である。以前の内照式行先案内板には、「普通」と列車種別の案内が表示されていた。

  • 運転間隔[8]
    • 平日:朝4分毎、昼間7.5分毎、夕方5分毎
    • 土曜・休日:朝6 - 8分毎、昼間以降10分毎
    • 相互直通列車:昼間:
      • 豊田線直通:おおむね12分または18分間隔
      • 犬山線直通:平日1時間毎、土曜・休日30分毎

朝から昼・昼から夕方に変わる時間帯や深夜・早朝など、上記の間隔で運行されていない時間もある。

鶴舞線内折り返し列車は主に平日日中に両方向とも毎時2-4本程度運行されている。休日日中は基本的に豊田線か犬山線のどちらかに直通するため朝以外はあまり運行されない(休日日中の鶴舞線内のみの列車は上小田井発赤池行きが毎時2本程度運行)。

始発と最終に浄心駅八事駅を終起点とする列車が設定されている(浄心駅始発はなく、同駅で夜間滞泊した車両は翌朝上小田井駅へ回送される)。また、台風など災害時には、庄内緑地公園駅止まりの列車が設定される場合もある。2017年には人身事故で丸の内駅止まりの列車が設定された。

2003年3月以前は平日・土曜・休日問わず昼間は毎時10本(6分毎)運行されていたが、同月の改正で平日の昼間は毎時8本(7.5分毎)、土曜・休日は昼間以降毎時6本(10分毎)に減便された。平日夜7時以降は8分間隔になり、夜間は10 - 12分間隔に開く。また長年、鶴舞線だけが最終電車が早い(0時前に運行を終了する)状況が続いていたが、2003年に他線と同様、0時30分頃までの運行となった。

大晦日から元旦は終電後に終夜運転を行う(30分間隔、鶴舞線内全線通し[注釈 1])。ただし名鉄線への直通は行わない(1996年大晦日までは名鉄犬山線と直通していた[9][10])。

名鉄犬山線・三河線のダイヤが改正されると、同時に鶴舞線のダイヤも改正されることがある(行き先変更のみを含む)。

名鉄犬山線直通列車編集

鶴舞線が上小田井駅まで延伸してからは、毎時4本(犬山行きと岩倉行きが各2本)が運行されていたが、急行が上小田井駅に朝夕のみから全て停車するようになった2001年10月の名鉄のダイヤ改正以降、上小田井駅で犬山線の急行・準急との接続(乗換)を優先して、鶴舞線から犬山線への直通列車を減らし、原則として平日・休日ともに毎時2本ずつの運行としている。ただし、2020年時点のダイヤでは、平日の10時 - 15時台は毎時1本だけ豊田市発岩倉行きが直通する。直通列車の行先は基本的に岩倉駅行きであるが、平日の朝と夕方(土休日は朝1本のみ)は柏森駅行き、犬山駅行きがあり、平日の朝に1本だけ豊田市発の扶桑駅行き(名古屋市交通局の車両で運用)もある。また、土休日の朝には布袋駅始発が2本ある。昼間の上りは2020年時点のダイヤでは赤池行きが多いが、夕方になると豊田市行きが多くなる。

名鉄犬山線内は原則普通列車で各駅に停車するが、2005年1月改正時より平日朝に犬山線内で上小田井駅から急行となる列車が岩倉・犬山方面行きに設定されるようになり、2011年3月改正時点では犬山行き3本と岩倉行き2本が設定されている。これらの列車はすべて名古屋市交通局所有の車両で運転されている。

名鉄犬山線内で事故が発生した場合など異常時には直通運転が取り止められ、上小田井駅での折返し運転となる。また、台風で名鉄線内が運休となった場合、鶴舞線の上小田井駅 ‐ 庄内緑地公園駅間も運休となり、庄内緑地公園駅 - 赤池駅間の地下区間のみの運転となる。

2004年までは毎年8月10日日本ライン夏まつり花火大会や大晦日深夜の初詣時に運行される臨時列車については犬山駅発着を延長し、犬山遊園駅まで直通していたことがあった。その後、2008年までは花火大会の臨時列車に限り新鵜沼駅まで運行していたが、犬山駅直通が減少した2009年以降は鶴舞線からの延長運転は行われていない。

名鉄豊田線直通列車編集

原則として平日・休日ともに毎時4本が運転されている。ただし、平日の朝・夕方、休日の朝は本数が増え、早朝や夜間は本数が減る。平日昼間は上小田井方面から赤池駅行きと豊田市駅行きが交互に運行されるダイヤとなっている。休日は豊田市行きが2本の後に赤池行きが来る(豊田市行きの2本に1本は赤池駅で時間調整)。名鉄豊田線・三河線内は全列車が普通で運転される。平日朝の豊田市駅から上小田井へ向かう名鉄車運用のうち2本は三河線土橋駅留置線に留置されている名鉄車を土橋発豊田市行きとして営業運転後、豊田市駅で上小田井行きとして運用している。この場合、豊田市駅では配線の都合で1番線に入線する。なお、かつて(上小田井駅が急行停車駅となった2001年以前)昼間の豊田線直通列車は原則として犬山線へも直通していた。現在のダイヤでは直通先は豊田線方面のみが基本形となっている。

車両編集

車両の規格は20m 4ドアである。開業当初から名鉄犬山線との相互直通開始までは4両編成で、これは直通先の名鉄豊田線も同様であった。4両編成で運行されていた当時は交通局が3000形23編成92両、名鉄が100系6編成24両(1 - 3次車。このほかに1991年製の4次車4編成16両が在籍していたが、こちらの方は1993年7月の3500系就役まで暫定的に名鉄犬山線や名鉄名古屋本線などで運用されていた)を保有していた。その後、名鉄犬山線との相互直通開始に際して6両編成化されることとなり、交通局側は3000形を4両編成から6両編成に組成変更し、不足する分は3050形52両(3000形2両を中間車として組み入れるための4両)の新製で補われた。名鉄側は100系の中間車のみ20両を新製し、4次車も含めた既存の車両10編成に組み込むことで対処した。また、1994年には交通局と名鉄の双方で運用増強として1編成ずつ増備された。この結果、交通局は25編成、名鉄は11編成の保有となり、現在に至っている。

自局車両編集

  • 3000形 - 開業時より使用。車体はステンレス鋼製。制御方式は電機子チョッパ制御。当初は発車予告ベルだったが、後に発車予告ブザーに交換された。そのため、他形式とは発車予告音が大きく異なる。また、1993年8月12日の全線開業および名鉄犬山線との相互直通運転開始時に当初組成していた4両編成23本を2両ずつ分割し、先頭車16両は乗務員室の閉鎖および貫通路整備の上で車体前面の字幕方向幕埋込およびジャンパカプラ・渡り板・貫通幌取付を中心とする中間車化改造により、4両編成15本と編成を組み合わせ、6両組成15本に組成変更し、余剰となった2両は新造の3050形3159編成に組み込まれ、形式が3100A形と3800A形にそれぞれ変更された。車体や走行機器の老朽化が著しく、2012年3月16日以降、N3000形の導入に伴い、2023年3月までに全車が廃車される予定。
  • 3050形 - 1993年4月1日より営業運転開始。車体はステンレス鋼製。制御方式はVVVFインバータ制御GTO-すべり周波数制御、後にIGBT-ベクトル制御に更新)。字幕式方向幕は直通で入った名鉄線内でも「普通」の種別表示はない。
  • N3000形 - 2012年3月16日より営業運転開始。車体はアルミニウム合金製とステンレス鋼製。制御方式はVVVFインバータ制御(IGBT-ベクトル制御)。フルカラーLED式行先表示器は地下鉄線内では「普通」の種別表示を使用せず、直通で入った名鉄線内のみで使用する。

いずれも乗り入れ先の名鉄に合わせたため、全て高運転台となっている。鶴舞線内折り返し運用と名鉄線直通列車にも使われているが、名鉄線内のみの運行はない。1987年 - 1989年の間には、先行的に製造された桜通線6000形6101編成を試験的・暫定的に使用していたこともあるが、M式ATSが未設置で、運転台が右側配置のため、鶴舞線内のみで用いられ、名鉄線には直通しなかった。また、2010年3月には、同じく桜通線所属で当時落成したばかりの6050形が試運転を行った。

乗り入れ車両編集

名古屋鉄道
  • 100系・200系 - 1979年7月29日の名鉄豊田線開業時より鶴舞線でも使用。全編成とも車体は普通鋼製であるが、制御方式は製造された年代によって異なり、1978年12月までと1979年6月に製造されたものは抵抗制御で、1989年4月と1991年4月に製造されたものは界磁添加励磁制御で、1993年4月 - 7月に製造された中間車と1994年7月に製造された6両編成1本はGTO-VVVFインバータ制御となっている。当初はGTO-VVVFインバータ制御車以外は4両編成を組成していたが、現在は1993年8月12日の全線開業および名鉄犬山線との相互直通運転開始に伴う輸送力増強のために1993年4月から7月にかけて製造された中間車と編成を組み合わせ、6両編成10本に組成変更した。当初は100系200番台は名鉄名古屋本線・名鉄常滑線などで運用されていたが、1993年8月12日の鶴舞線と名鉄犬山線への相互直通運転開始時より鶴舞線と名鉄豊田線・名鉄犬山線の運用に就いている。抵抗制御車はIGBT-VVVFインバータ制御化の上、MT比が200系と同じ3M3Tに変更された。方向幕は種別表示のないものが入っていないため、地下鉄線内折り返し列車でも黒地の「普」の種別を出したまま運行する。鶴舞線内折り返し運用と名鉄線からの直通列車に使われているほか、ごく一部のみではあるが、名鉄線内のみの運行も設定されている。

過去の自局車両編集

  • 3050形3159編成 - 1993年8月12日の全線開業および名鉄犬山線との相互直通運転開始時に登場。3000形2両を3050形4両の中間に組み込んだ混成編成を組成しているため、車体はいずれもステンレス鋼製で、制御方式は電機子チョッパ制御とVVVFインバータ制御(GTO-すべり周波数制御)が混在している。2019年9月26日に1編成丸ごとN3000形の導入による置き換え対象となり、主要電気機器更新対象外として廃車された。

利用状況編集

名古屋市営地下鉄鶴舞線の輸送実績を下記に表す。表中、最高値を赤、最低値を緑で表記。

鶴舞線輸送実績
年度 年間
輸送人員
(千人)
一日平均
輸送人員
(人)
輸送人キロ
(千人キロ)
最混雑区間
乗車率
(%)
輸送密度
(人/日)
特記事項
1977年(昭和52年)           開業(伏見 - 八事開通)
1978年(昭和53年)           八事 - 赤池開通
1979年(昭和54年)           名鉄豊田新線(現・豊田線)と相互直通運転開始
1980年(昭和55年)   157,847   185    
1981年(昭和56年)           浄心 - 伏見開通
1982年(昭和57年)            
1983年(昭和58年)            
1984年(昭和59年)           庄内緑地公園 - 浄心開通
1985年(昭和60年)   203,532   179    
1986年(昭和61年)            
1987年(昭和62年)            
1988年(昭和63年)            
1989年(平成1年)            
1990年(平成2年) 81,207 222,485   232 74,064  
1991年(平成3年) 85,663       77,439  
1992年(平成4年) 83,971       75,936  
1993年(平成5年) 91,094 249,573     81,925 上小田井 - 庄内緑地公園開通、名鉄犬山線と相互直通運転開始
1994年(平成6年) 95,147 260,677     84,508 桜通線 今池駅 - 野並駅開通
1995年(平成7年) 97,187 265,538   163 86,636  
1996年(平成8年) 97,904 268,230     88,732  
1997年(平成9年) 97,998 268,488 655,398   88,020  
1998年(平成10年) 98,232 269,129 665,604   89,391  
1999年(平成11年) 96,805 265,219 658,500 161 88,437  
2000年(平成12年) 95,990 262,986 653,547 159 87,772  
2001年(平成13年) 96,844 265,326 657,414 155 88,291  
2002年(平成14年) 93,583 256,392 633,746 154 85,112  
2003年(平成15年) 101,250 279,644 631,535 154 84,815  
2004年(平成16年) 102,070 277,397 682,670 138 91,683 4号線 名古屋大学 - 新瑞橋開通
2005年(平成17年) 101,351 277,674 610,230 136 81,954  
2006年(平成18年) 104,617 286,622 622,889 141 83,654  
2007年(平成19年) 104,928 287,474 629,610 138 84,557  
2008年(平成20年) 105,605 289,328 630,809 131 84,718  
2009年(平成21年) 103,914 284,695 621,395 131 83,454  
2010年(平成22年) 104,054 285,079 634,708 127 85,241  
2011年(平成23年) 94,322 258,416 563,013 75,613 桜通線 野並駅 - 徳重駅開通
2012年(平成24年) 265,000
2013年(平成25年) 275,000 113[11]
2014年(平成26年) 276,000 112
2015年(平成27年) 286,000 113
2016年(平成28年) 291,000 116
2017年(平成29年) 294,000 115
2018年(平成30年) 298,000 116

歴史編集

八事 - 赤池間は、新三河鉄道が昭和期に収得し、名古屋鉄道が継承していた八事 - 挙母(後の豊田市)間の免許を、名鉄から譲り受ける形で開業した[注釈 2]。残る赤池 - 梅坪間は、名鉄豊田線として開業を見ている。

年表編集

  • 1977年昭和52年)3月18日 伏見 - 八事間 (8.0 km) が開業[3][12]。3000形電車営業運転開始。
  • 1978年(昭和53年)10月1日 八事 - 赤池間 (5.4 km) が開業[3][12]
  • 1979年(昭和54年)7月29日 名鉄豊田新線(現在の豊田線)開業により、相互直通運転開始[3][12]
  • 1981年(昭和56年)11月27日 浄心 - 伏見間 (2.9 km) が開業[12]
  • 1984年(昭和59年)9月6日 庄内緑地公園 - 浄心間 (2.7 km) が開業[3][12]
  • 1987年(昭和62年)12月28日 桜通線6000形電車が鶴舞線で暫定営業運転開始(1989年まで運行)。
  • 1993年平成5年)
    • 4月1日 3050形電車営業運転開始[12]
    • 8月12日 上小田井 - 庄内緑地公園間 (1.4 km) が開業[12]。名鉄犬山線との相互直通運転開始(当時は上小田井駅の折り返し設備が未完成のため、犬山線に直通しない列車については従来通り庄内緑地公園駅で折り返し)[12]。3159編成電車登場。
  • 1994年(平成6年)3月30日 上小田井駅の折り返し設備完成によるダイヤ改正により、同駅での折り返し運転が開始[12]、すべての列車が同駅に乗り入れ。
  • 2003年(平成15年)
    • 3月6日 全駅に電車緊急停止装置を設置[12]
    • 3月27日 終車時間の30分延長。これにより他線とほぼ同じ終車時間となる。
  • 2007年(平成19年)
    • 3月18日 3050形を使用した鶴舞線開業30周年記念列車が桜通線今池 - 赤池間で運転される。
    • 3月19日 上小田井駅を除く各駅で列車到着前の接近チャイムに代わり接近メロディを導入。
  • 2012年(平成24年)
  • 2013年(平成25年)8月1日 地下鉄鶴舞線・名鉄犬山線相互直通運転20周年記念イベントが9月1日まで実施され[12]、記念系統板を掲出して運転[13]
  • 2015年(平成27年)2月22日 上小田井駅の発車標を反転フラップ式からLED式に更新。
  • 2019年令和元年)9月26日 3159編成電車廃車。

駅一覧編集

駅番号 駅名 駅間
キロ
営業
キロ
接続路線 所在地
T01 上小田井駅 - 0.0 名古屋鉄道IY 犬山線 (IY03)(最長犬山駅まで直通運転)
東海交通事業城北線小田井駅
名古屋市 西区
T02 庄内緑地公園駅 1.4 1.4  
T03 庄内通駅 1.3 2.7  
T04 浄心駅 1.4 4.1  
T05 浅間町駅 0.8 4.9  
T06 丸の内駅 1.4 6.3 名古屋市営地下鉄:  桜通線 (S04) 中区
T07 伏見駅 0.7 7.0 名古屋市営地下鉄:  東山線 (H09)
T08 大須観音駅 0.8 7.8  
T09 上前津駅 1.0 8.8 名古屋市営地下鉄:  名城線 (M03)
T10 鶴舞駅 0.9 9.7 東海旅客鉄道CF 中央本線
T11 荒畑駅 1.3 11.0   昭和区
T12 御器所駅
(昭和区役所)
0.9 11.9 名古屋市営地下鉄:  桜通線 (S10)
T13 川名駅 1.2 13.1  
T14 いりなか駅 1.0 14.1  
T15 八事駅 0.9 15.0 名古屋市営地下鉄:  名城線 (M20)
T16 塩釜口駅
名城大学前)
1.4 16.4   天白区
T17 植田駅 1.2 17.6  
T18 原駅 0.8 18.4  
T19 平針駅 0.9 19.3  
T20 赤池駅 1.1 20.4 名古屋鉄道:TT 豊田線 (TT07)
MY 三河線豊田市駅まで直通運転)
日進市

脚注編集

[脚注の使い方]

注釈編集

  1. ^ 2003年大晦日までは20分間隔、2008年大晦日までは25分間隔だった。
  2. ^ その見返りとして、名鉄には瀬戸線栄町乗り入れが認められ、1978年に開業した。

出典編集

  1. ^ 「名古屋市交通局 旅客サインマニュアル」による
  2. ^ a b 『日本縦断! 地下鉄の謎』 - 小佐野カゲトシ
  3. ^ a b c d e f 新修名古屋市史編集委員会 『新修名古屋市史 第7巻』 名古屋市、1998年3月31日。
  4. ^ プロジェクト紀行 地下鉄が変えた街 平成24年4月号 池田 誠一(一般社団法人日本電気協会中部支部発行)
  5. ^ 混雑率データ (PDF) - 国土交通省
  6. ^ “地下鉄名城線・名港線に可動式ホーム柵を設置します” (PDF) (プレスリリース), 名古屋市交通局, (2020年3月2日), https://www.kotsu.city.nagoya.jp/jp/pc/ABOUT/TRP0003922/20200302-%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E9%89%84%E5%90%8D%E5%9F%8E%E7%B7%9A%E3%83%BB%E5%90%8D%E6%B8%AF%E7%B7%9A%E3%81%AB%E5%8F%AF%E5%8B%95%E5%BC%8F%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E6%9F%B5%E3%82%92%E8%A8%AD%E7%BD%AE%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%20.pdf#page=2 2020年4月13日閲覧。 
  7. ^ 列車接近メロディ - 名古屋市交通局
  8. ^ 鶴舞線 地下鉄始発・終発時刻”. 名古屋市交通局. 2015年6月29日閲覧。
  9. ^ 大みそか、元旦に臨時列車34本を増発(インターネット・アーカイブ)- 名古屋鉄道プレスリリース 1996年11月25日
  10. ^ 大みそか深夜から元日早朝に臨時列車25本を増発(インターネット・アーカイブ)- 名古屋鉄道プレスリリース 1997年12月5日
  11. ^ 東京圏における主要区間の混雑率 - 国土交通省 (PDF)”. 国土交通省. 2016年7月11日閲覧。
  12. ^ a b c d e f g h i j k 交通局のあゆみ (PDF)”. 交通局事業概要(令和2年度). 名古屋市交通局. 2020年8月15日閲覧。
  13. ^ 名鉄犬山線・地下鉄鶴舞線相互直通運転20周年記念イベント - 鉄道ファン・railf.jp 鉄道ニュース、2013年8月3日

関連項目編集