百田尚樹
百田 尚樹(ひゃくた なおき、1956年(昭和31年)2月23日[2] - )は、日本の放送作家、小説家[3]。『探偵!ナイトスクープ』元チーフライター[3]。同志社大学法学部中退[3]。代表作に『永遠の0』(2006年)や『海賊と呼ばれた男』(2013年)、『影法師』(2010年)などがある[4]。第30回吉川英治文学新人賞候補[5]。
百田 尚樹 (ひゃくた なおき) | |
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誕生 |
1956年2月23日(67歳)![]() |
職業 | 放送作家 |
言語 | 日本語 |
国籍 |
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最終学歴 | 同志社大学法学部中途退学 |
活動期間 | 2006年 - |
代表作 |
『永遠の0』(2006年) 『海賊とよばれた男』(2013年)『カエルの楽園』 (2016年) |
主な受賞歴 | 本屋大賞(2013年) |
デビュー作 | 『永遠の0』(2006年) |
活動期間 |
放送作家: 1970年代後半 - 小説家: 2006年 - 2019年[1] |
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特攻隊員だった祖父の真実を追う青年の姿を描いた『永遠の0』で小説家に。多様なテーマに挑み、石油会社創業者の姿を描いた『海賊と呼ばれた男』で本屋大賞受賞。
来歴編集
生い立ち編集
大阪府大阪市東淀川区出身[2]。同志社大学法学部在学中に『ラブアタック!』(ABC)に出演し1978年当時大学3年生で6回目の挑戦などをする常連だった[6]。大学は5年在籍した後、中退した[2]。
放送作家・小説家として編集
その後、朝日放送プロデューサー松本修に目をかけられ[7]、放送作家となり、『探偵!ナイトスクープ』のチーフライターを25年以上に渡り務めているほか、『大発見!恐怖の法則』などの番組の構成を手がけた[8]。
2006年(平成18年)に『永遠の0』(太田出版)を発表し、小説家としてデビュー。2009年(平成21年)、『BOX!』が第30回吉川英治文学新人賞候補、第6回本屋大賞の5位に選出され、映画化もされた[9]。2012年(平成24年)10月15日付オリコン“本”ランキング文庫部門で『永遠の0』が100万部を突破。文庫部門では13作目[10]。
2013年(平成25年)、『海賊とよばれた男』で本屋大賞を受賞[11]。「直木賞なんかよりもはるかに素晴らしい、文学賞の中で最高の賞だ」と喜び[9]、その発言でも注目を集めた[12]。同年9月から『週刊新潮』にて『フォルトゥナの瞳』を連載開始した。これは小説家デビュー以来、初の週刊誌連載となる。同年10月9日、第26回日本メガネベストドレッサー賞文化界部門を受賞[13]。同年11月11日から2015年2月28日まで[14]、NHK経営委員(1期のみ務める)[15]。
2019年6月12日に、小説家引退を宣言[1]。
2019年12月、著作の累計発行部数が2000万部を突破したと発表した[16]。
主張編集
2012年自由民主党総裁選挙編集
2012年9月に行われた自由民主党総裁選挙の際は、「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」発起人に名を連ねた[17]。
アメリカ大統領選挙編集
2020年11月3日に実施されたアメリカ大統領選挙では、「不正投票判明による開票やり直しによって再選する」と主張した[18]。
民主党への発言編集
民主党について、2012年11月11日放送のテレビ番組『たかじんのそこまで言って委員会』[注 1] において、「息を吐くように嘘をつく」と非難している[19]。また、同党の支持母体のひとつである日本教職員組合(日教組)について、2014年6月18日に行われた静岡青年会議所主催の講演会において、「日教組は何十年間も、純粋無垢な子どもたちに贖罪意識を教え込んでいる。まず『日本は素晴らしい』ということを教えなければいけない」「日本人でいることが恥ずかしいと教え込まれた子どもたちは立派な大人になれない」と述べている[20]。
憲法改正について編集
憲法改正について、渡部昇一との対談で「安倍政権では、もっとも大きな政策課題として憲法改正に取り組み、軍隊創設への道筋をつくっていかねばなりません」と述べている[21]。
2014年東京都知事選挙における発言編集
2014年2月、東京都知事選で田母神俊雄の街頭演説に参加した際、田母神以外の候補を「人間のくずみたいなもの」と述べ、南京事件については「日本兵による犯罪は少数あったものの、日本軍による“大虐殺”はなかった」とする久保有政の説を支持している事と、東京大空襲や原爆投下は「大虐殺だった」とし、「東京裁判はそれをごまかすための裁判だった」と主張した[22]。南京大虐殺に関する発言について第1報の元記事を配信した共同通信社は、「放送法上は問題ない」としつつ「公共放送の政治的中立に疑問を抱かせかねない事態で、議論を呼びそうだ」と報じた[23]。百田は、「NHKの経営委員がこんなことを言っていいのかと非難を受けたが(短文投稿サイトの)ツイッターで『ええんや、ほっとけ』と言った。私は何も怖くない」と反駁した[23]。
東京裁判に関する主張について、共同通信社から質問された駐日アメリカ合衆国大使館の報道担当官は「非常識」であると回答し[24]、「米政府は、責任ある地位にある人物が(アジア)地域の緊張をあおるような発言を控えるよう努めることを望む。」と述べた[25]。また、朝日新聞はアメリカ合衆国国務省に確認を求め、同省も「不合理」と反論した[26]。
民主党の有田芳生は、2014年2月の参議院予算委員会で百田が「南京大虐殺はなかったと持論を展開」、「他の主要候補を人間のくずみたいなもの」と批判したと指摘した[27]。百田は、同年2月12日に行われたNHK経営委員会の非公開の会合の中で「個人的信条に基づく行動は問題ないと考えているが、そうではない趣旨の報道をされた。人のことを『くず』と呼んだのはほめられた言動ではなかった」と釈明した[28]。一方で、「(NHK経営委員の立場は)個人的な主義主張を縛るものではない。私の本職は作家であり著述家。政治や国際問題についても発言してきた。経営委員だからそうした発言を一切するなというのは言論封殺、職業否定につながる」とも述べた[29]。
中華人民共和国外交部は「南京事件は事実であり、日本の一部の者がその存在を抹殺し捻じ曲げようとする行為は国際正義と人類の良識に対する公然たる挑戦」と批判した[30]。
2014年2月14日、共同通信社は、「NHKがキャロライン・ケネディ駐日米大使のインタビュー取材を米国大使館に申し込み、調整を進めていたところ、NHK経営委員を務める百田の東京裁判や南京事件をめぐる発言を理由に大使館側から難色を示され、発言の影響が報道の現場に及んでいる」と報じた[31]。
沖縄関連の発言編集
2015年6月25日、自民党若手議員の勉強会である文化芸術懇話会において「沖縄の2つの新聞は潰さないといけない」「米兵が犯したレイプ犯罪よりも、沖縄県全体で沖縄人自身が起こしたレイプ犯罪の方が、はるかに率が高い」と発言した[32]。また、普天間基地について、「もともと普天間基地は田んぼの中にあった。周りは何もなかった。基地の周りに行けば商売になると、みんな何十年もかかって基地の周りに住みだした」[33]「そこを選んで住んだのは誰やねん」と述べ、戦時中の沖縄について「沖縄は本当に被害者やったのか。そうじゃない」とも述べた[34]。また同席上で、軍隊を持たないナウル、バヌアツ、ツバルなどを名指しして「くそ貧乏長屋。とるものも何もない」「アイスランドは年中、氷。資源もない。そんな国、誰がとるか」などと発言し、参加議員からは笑いが起きていたという[35]。これらの発言について、6月27日の福岡市内での講演における質疑応答で、「どう考えても私的なもの」と説明した[36]
これらの暴言について、衆院平和安全法制特別委員会の与党筆頭理事の江渡聡徳前防衛相(自民)は26日午前の理事会で「申し訳ない。担当議員に厳重注意する」と謝罪した。[37]
2017年10月、名護市で講演した際、取材に訪れた沖縄タイムス記者に「悪魔に魂を売った記者」「中国が琉球を乗っ取ったら、阿部さんの娘さんは中国人の慰み者になります」などと発言した。[38]
2018年9月12日、『真相深入り!虎ノ門ニュース』で在日米軍のヘリ機材の部品落下事故について、「どうも調べていくと、これ全部嘘やったっちゅうことです」「どうもこれは全部捏造やったちゅう疑いがほぼ間違いないと言われて」などと発言した[39]。
9月20日放送の同放送でも、日米両政府が本土の反対運動を懸念して在日海兵隊の基地を沖縄に移転させたことに言及し「そんな事実どこにもない」と発言したが、その発言に対しファクトチェック・イニシアティブ(FIJ)が「誤り」の判定をくだした[40]。また9月30日の沖縄県知事選挙の玉城デニー当選確定に際し「沖縄、終わったかもしれん」などとつぶやいている[41]。
10月4日放送では沖縄が中国領土だと主張する中華民族琉球特別自治区準備委員会に関連し、沖縄が中国になったらチベットやウイグル、内モンゴルを見ればどのようなことが行われるのかは誰でもわかると述べている[42]。同番組では、沖縄が含まれた国恥地図にもふれた [42]。
新型コロナウイルス感染症関連編集
2020年3月31日、新型コロナウイルス感染症の流行の影響で収入が減った国民に対し、政府が現金を給付する案が出ていることについて、生活保護受給者(収入が流行の影響を受けていないとして)、公務員、政治家への給付には反対を表明した [43]。
トラブル編集
『殉愛』をめぐる係争編集
2014年、『殉愛』によって名誉毀損やプライバシー侵害をされたとして、やしきたかじんの長女が、出版元の幻冬舎に、出版差し止めと1100万円の損害賠償などを求める訴えを東京地裁に起こした[44]。
2015年、百田のツイッターにおける発言が「人権侵害にあたる」として、やしきたかじんの長女が東京弁護士会に人権救済を申し立てた。申し立てによると、発言は、やしきたかじんの闘病生活を書いた百田の著作「殉愛」の発行差し止めなどを、長女が発行元の幻冬舎に求めた訴訟をめぐるもの。申し立てで長女側は、「発言は自分に対する脅迫であり、提訴に報復するとの宣言だ」としている[45]。
2016年7月、東京地方裁判所は、「百田氏のノートにはあいまいなメモしかない」と指摘し、長女に関する記述は「真実と認められない」として名誉毀損を認めた[46][47]。その上で、計6カ所の記述が名誉毀損やプライバシーの侵害にあたるとして、幻冬舎にやしきたかじんの長女へ330万円の支払いを命じた[46][47][48][49][50]。また、2017年2月1日に東京高等裁判所で行われた控訴審判決では、更に1か所について名誉毀損にあたる部分があるとして、一審より賠償額を増やし、幻冬舎に対して長女への365万円の支払いを命じた[51]。
2017年12月22日、最高裁判所は幻冬舎側の上告を受理しない決定を下し、これにより二審判決が確定した[52]。
たかじんの元マネジャーの男性が損害賠償を求めた訴訟で、2018年11月28日に東京地裁は百田と幻冬舎に計275万円の支払いを命じる判決を下した[53]。
『日本国紀』における転載や流用疑惑と誤記編集
2018年、日本の歴史を書いたとする『日本国紀』を刊行したが、ウィキペディアや新聞の記事からの転載や、参照文献として明記せずに研究成果を流用しているとの指摘がなされた[54][55][56]。この指摘に対して百田は、ウィキペディアから引用したものは全体(500ページ)のうち1ページにも満たないと主張している[57]。毎日新聞の吉井理記は、著者のみならず出版社による再編集を経たであろう文庫本になっても重大な誤記(存在しない天皇の靖国参拝など)が改めらないことに驚き「その場に立ちすくんでしまった」と書いている[58]。
百田の小説『海賊と呼ばれた男』に関する関係者からの批判編集
百田による歴史経済小説『海賊とよばれた男』(2012年7月)は出光興産創業者の出光佐三をモデルとしたもので、数百万部を売り上げ、2016年12月には映画化されて23.7億円の興行収入を記録した。しかし、出光関係者からは、この小説が出光佐三の実像とはかけ離れているという批判が沸き起こり、特に元社員の奥本康大は、この小説が出光佐三に関する誤ったイメージを世間に与えていることを正す目的で、「正伝 出光佐三」(展転社)を上梓し、その出版記念講演会(2021年6月20日=出光興産創立11周年記念日)[59]において、次の発言をしている。
- 「百田の小説は実際の事実とかけ離れている部分が多数あって、問題が多い。」
- 「”海賊と呼ばれた男”という小説の題名は、出光昭介出光興産名誉会長(出光佐三の長男)に挨拶に訪れた際の百田の説明によると、”本がたくさん売れるようにしようと思って、そういう題名にした”とのことであったが、出光昭介名誉会長は、その百田の発言以降、会談中にほとんど話をしなかった、とのことである。」
- 「出光佐三店主は、貴族院議員を務めていた人物である。また、出光佐三逝去に接した昭和天皇は、彼を偲ぶ御製を詠まれている。そうした人物を「海賊」と呼ぶとは、一方では失礼でもあるが、また歴史感覚と見識に欠けたものであると言えよう。」
- 「終戦の詔書の翌々日に出光佐三がものした”玉音を拝して”は、百田の小説で扱っている程度の簡単なものではない。だから、私はそれを私費で印刷し、講演等の機会に広く御提供している。」
- 「なお、この小説の映画化においても、出光興産は資金面を含め、協力をしていない。」
一方百田は自身のTwitterで
- 「昭介に会ったのは、昭介から会いたいという申し出があったからであり、その際、売れるからそんなタイトルにしたなどとは一言も言ってない。会談は終始和やかなもので、お土産までもらった。“売れるために海賊とつけた”などと言ったことはデタラメである。」
- 「執筆後、自分は出光興産の経営陣からも大いに感謝され、迎賓館にも招かれたし、社のイベントで講演もした。後に会社が外資と提携する件で経営陣と昭介が揉めた時に、実際は書かなかったが昭介側から提携反対の文章を書いて欲しいと頼まれたほどだ。」
- 「自分は『海賊』という言葉を悪いイメージで捉えていないが、出光佐三がかつて同業者から良くない意味で『海賊』と罵られたことは事実である。」
と反論している。[60][61] また、映画のクレジットには「取材協力・資料提供」として「出光興産株式会社」と記載されている。
エピソード編集
番組構成編集
- 『探偵!ナイトスクープ』
- 『合コン!合宿!解放区』 - 番組構成の傍ら、ソクラテス・プラトン百田大先生の名で出演していた。
- 『清貧テレビ』
- 『大発見!恐怖の法則』ほか
- いずれも出身番組と同じ朝日放送(ABCテレビ)の制作である。
著作編集
小説編集
- 著書名は50音順ソート。
- デフォルトでは刊行順に配列、発行年月の列のソートボタンで元の順序に戻る。
著書名 | 発行年月 | 出版元 | 備考 |
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永遠の0 | 2006年8月 2009年7月 |
太田出版 講談社文庫 |
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輝く夜(改題) |
聖夜の贈り物2007年11月 2010年11月 |
太田出版 講談社文庫 |
収録作品
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BOX! | 2008年7月 2010年3月 2013年4月 |
太田出版 太田出版文庫 講談社文庫 |
文庫版はいずれも上下巻 |
風の中のマリア | 2009年3月 2011年7月 |
講談社 講談社文庫 |
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モンスター | 2010年 2012年4月 |
3月幻冬舎 幻冬舎文庫 |
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「黄金のバンタム」を破った男(改題) |
リング2010年 2012年11月 |
5月PHP研究所 PHP文芸文庫 |
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影法師 | 2010年 2012年6月 |
5月講談社 講談社文庫 |
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錨を上げよ | 2010年11月 2019年9月 2019年10月 |
講談社 幻冬舎文庫 |
上下巻 一 出港篇 二 座礁篇 三 漂流篇 四 抜錨篇 |
幸福な生活 | 2011年 2013年12月 |
6月祥伝社 祥伝社文庫 |
収録作品
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プリズム | 2011年10月 2014年4月 |
幻冬舎 幻冬舎文庫 |
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海賊とよばれた男 | 2012年7月 2014年7月 |
講談社 講談社文庫 |
上下巻 |
夢を売る男 | 2013年 2015年4月 |
2月太田出版 幻冬舎文庫 |
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フォルトゥナの瞳 | 2014年9月 2015年11月 |
新潮社 新潮文庫 |
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殉愛 | 2014年11月 | 幻冬舎 | |
カエルの楽園 | 2016年2月 2017年8月 |
新潮社 新潮文庫 |
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幻庵 | 2016年12月 | 文藝春秋 | 上下巻 |
夏の騎士 | 2019年7月 | 新潮社 | |
カエルの楽園2020 | 2020年6月 | 新潮文庫 | |
野良犬の値段 | 2020年12月 | 幻冬舎 |
エッセイ・評論編集
著書名 | 発行年月 | 出版元 | 備考 |
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至高の音楽 ―クラシック永遠の名曲― | 2013年12月 | PHP研究所 | |
大放言 | 2015年8月 | 新潮新書 | |
至高の音楽 ―クラシック「永遠の名曲」の愉しみ方― | 2015年12月 | PHP新書 | |
この名曲が凄すぎる ―クラシック劇的な旋律― | 2016年2月 | PHP研究所 | |
鋼のメンタル | 2016年8月 | 新潮新書 | |
雑談力 | 2016年10月 | PHP新書 | |
百田百言 百田尚樹の「人生に効く」100の言葉 | 2017年3月 | 幻冬舎 | |
今こそ、韓国に謝ろう | 2017年6月 | 飛鳥新社 | |
図解 雑談力 | 2017年8月 | PHP研究所 | |
戦争と平和 | 2017年8月 | 新潮新書 | |
逃げる力 | 2018年3月 | PHP新書 | |
日本国紀 | 2018年11月 | 幻冬舎 | |
今こそ、韓国に謝ろう ―そして、「さらば」と言おう― | 2019年3月 | 飛鳥新社 | 2017年の「今こそ、韓国に謝ろう」に大幅加筆した文庫版[63]。 |
偽善者たちへ | 2019年11月 | 新潮新書 | |
バカの国 | 2020年4月 | 新潮新書 | |
地上最強の男 ―世界ヘビー級チャンピオン列伝― | 2020年6月 | 新潮社 | ノンフィクション |
禁断の中国史 | 2022年7月 | 飛鳥新社 | |
橋下徹の研究 | 2022年12月 | 飛鳥新社 |
共著編集
著書名 | 共著者 | 発行年月 | 出版元 | 備考 |
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ゼロ戦と日本刀 ―美しさに潜む「失敗の本質」― | 渡部昇一 | 2013年12月 2015年2月 |
PHP研究所 PHP文庫 |
|
日本よ、世界の真ん中で咲き誇れ | 安倍晋三 | 2013年12月 2017年10月 |
ワック・マガジンズ WAC BUNKO |
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愛国論 | 田原総一朗 | 2014年12月 2017年2月 |
ベストセラーズ ワニ文庫 |
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「カエルの楽園」が地獄と化す日 | 石平 | 2016年11月 | 飛鳥新社 | |
大直言 | 青山繁晴 | 2017年1月 | 新潮社 | |
いい加減に目を覚まさんかい、日本人! | ケント・ギルバート | 2017年11月 2019年9月 |
祥伝社 | 新書 |
百田尚樹 永遠の一冊 | 花田紀凱 | 2017年12月 | 飛鳥新社 | |
「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史 | 有本香 | 2018年12月28日 | 産経新聞出版 |
解説編集
- 畠山健二 『観客のいない劇場で』笑説倶楽部、1985年5月。
- 浅田次郎 『沙高樓綺譚(さこうろうきたん)』文藝春秋〈文春文庫 あ39-10〉、2011年11月。ISBN 978-4-16-764609-7。
- 竹田恒泰 『現代語古事記 天皇の物語』学研パブリッシング〈学研M文庫〉、2013年12月。
- 巻末特別対談・百田尚樹vs竹田恒泰
- 勝谷誠彦 『ディアスポラ』文藝春秋〈文春文庫 か47-2〉、2014年2月。ISBN 978-4-16-790034-2。
番組出演編集
テレビ編集
- 真相深入り!虎ノ門ニュース(DHCテレビ、2015年7月3日 - 2022年11月15日) - レギュラーコメンテーター(火曜日)[64]
- ニュース女子(DHCテレビ) - 不定期出演
脚注編集
注釈編集
出典編集
- ^ a b “百田尚樹さんが「小説家引退」宣言 ツイッターに「悔いはない」”. 産経ニュース (2019年6月12日). 2019年12月1日閲覧。
- ^ a b c 『百田尚樹』 - コトバンク
- ^ a b c “DHCテレビ”. DHCテレビ. 2022年6月15日閲覧。
- ^ イブニング. “海賊とよばれた男”. イブニング公式サイト. 2022年6月20日閲覧。
- ^ “DHCテレビ”. DHCテレビ. 2022年9月11日閲覧。
- ^ “テリー伊藤対談「百田尚樹」(1)放送作家になったきっかけは…”. アサ芸プラス. アサヒ芸能 (2014年8月26日). 2016年3月29日閲覧。
- ^
構成陣を率いるのは、会議中、無駄口ばかり叩いている百田尚樹である。彼は昭和五十一年から四年間、私がディレクターをしていた『ラブアタック!』の”みじめアタッカー”として、全国に知られる学生のスーパースターだった。その当時から抜群のアイディアマンだったが、就職もしないままブラブラ遊んでいたのを、そんなことではいけないと番組を手伝ってもらっているうちに、いつの間にかこの世界に入ってしまったのである。
—松本修,太田出版『全国アホ・バカ分布考』1993年 ISBN 4-87233-116-8
- ^ “百田 尚樹 - ご意見バン! - 真相報道バンキシャ!”. 日本テレビ放送網. 2016年3月29日閲覧。
- ^ a b c “本屋大賞:百田尚樹さん作家7年目で文学賞を初受賞「直木賞以上の最高の賞」”. MANTANWEB. (2013年4月10日) 2013年6月10日閲覧。
- ^ “『永遠の0』、歴代13作目の文庫100万部超え”. オリコン (2012年10月11日). 2013年3月19日閲覧。
- ^ “本屋大賞:百田尚樹さんの「海賊とよばれた男」が受賞”. MANTANWEB. (2013年4月9日)
- ^ “情熱大陸:出す本全てが売れまくる…50歳でデビューした異色の作家、百田尚樹に密着”. 毎日jp. (2013年6月4日) 2013年6月10日閲覧。
- ^ “鈴木保奈美、ローラらに「メガネ ベストドレッサー賞」 武井咲「ずっと欲しかった」”. Billboard JAPAN (2012年10月9日). 2013年10月13日閲覧。
- ^ 「NHK経営委員:百田氏が退任へ」、毎日新聞、2015年1月31日
- ^ NHK経営委員会HP 経営委員紹介
- ^ 百田尚樹さんはTwitterを使っています 「昨日、私の自宅にて「著作2000万部突破記念パーティー」を開きました。お世話になった各出版社の編集者の皆さんが集まってくれました。 でも累計2000万部達成は、読者の皆様のお陰です! この場を持ちまして、皆様に御礼を申し上げます。 本当にありがとうございました。」 / Twitter
- ^ 安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会 発起人一覧
- ^ “百田尚樹氏が大統領選の結果を予言「不正票が無効となり、トランプの再選が決まる」/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online. 2021年5月3日閲覧。
- ^ 男の履歴書 百田尚樹編|インライフ
- ^ “百田氏「日教組は日本のがん」 講演会後の質疑応答で”. 共同通信社. 47NEWS. (2014年6月18日) 2014年6月19日閲覧。
- ^ 「宮崎駿、『風立ちぬ』と同じ百田尚樹の零戦映画を酷評「嘘八百」「神話捏造」」『Business Journal』、サイゾー、2013年9月25日、2014年1月15日閲覧。
- ^ “NHK経営委員 百田尚樹氏 東京都知事選応援で波紋 持論展開”. Sponichi Annex (スポーツニッポン). (2014年2月4日) 2014年2月5日閲覧。
- ^ a b “百田氏が選挙応援演説 NHK経営委員、持論展開”. 共同通信社. 47NEWS. (2014年2月5日) 2014年2月8日閲覧。アーカイブ
- ^ 米が百田氏発言を批判 共同通信 2014年2月8日
- ^ “米、百田尚樹氏発言「非常識」 東京裁判批判に反論”. 共同通信社. 47NEWS. (2014年2月8日) 2014年2月9日閲覧。
- ^ “米国務省「不合理」と反論 百田尚樹氏の都知事選演説”. 朝日新聞デジタル. (2014年2月8日) 2014年2月8日閲覧。
- ^ “NHK経営委員発言:騒動収まらず”. 毎日新聞デジタル. (2014年2月6日). オリジナルの2014年2月7日時点におけるアーカイブ。 2014年2月12日閲覧。
- ^ “NHK経営委員は「節度もって」 委員長、異例の見解”. 朝日新聞デジタル. (2014年2月12日) 2014年2月13日閲覧。
- ^ “人間のくず「言い過ぎた」 百田尚樹氏インタビュー”. 朝日新聞デジタル. (2014年2月20日) 2014年5月27日閲覧。
- ^ NHK経営委員の南京大虐殺否定発言を批判 中国外交部報道官 駐日中国大使館2014年2月5日
- ^ “米大使館、NHK取材に難色 百田氏の発言理由に”. 共同通信社. 47NEWS. (2014年2月14日) 2014年4月7日閲覧。
- ^ 百田氏「沖縄2紙を潰さねば」 「どこかの島が中国に取られれば、目を覚ますはず」とも - 産経新聞、2015年6月26日
- ^ “米軍普天間飛行場の形成過程と軍用地料の支払額別所有者数等に関する質問主意書”. www.shugiin.go.jp. 2020年12月5日閲覧。
- ^ 「『沖縄の地元紙、左翼に乗っ取られている』 自民勉強会」、朝日新聞、2015年6月26日
- ^ “ナウルなどを「くそ貧乏長屋」 百田氏、勉強会で発言:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2020年2月16日閲覧。
- ^ “百田尚樹氏「発言」の真意 報じられた言葉と報じられなかった言葉”. 産経デジタル. (2015年6月29日) 2015年10月2日閲覧。
- ^ “百田尚樹氏暴言で江渡前防衛相が謝罪 | 沖縄タイムス+プラス ニュース”. 沖縄タイムス+プラス. 2021年5月3日閲覧。
- ^ “[大弦小弦]作家の百田尚樹氏から「悪魔に魂を売った記者」という異名をいただいた・・・”. 沖縄タイムス (沖縄タイムス社). (2017年11月6日) 2018年3月30日閲覧。
- ^ 深笛義也 (2018-01-19). “百田尚樹「(沖縄・米軍ヘリ機材落下は)全部嘘」、記者に「娘さんは中国人の慰み者」”. ビジネスジャーナル (サイゾー) 2018年3月30日閲覧。.
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- ^ 今こそ、韓国に謝ろう 文庫版. 飛鳥新社. ISBN 9784864106825
- ^ “虎ノ門ニュース公式サイト(tora8.tv)”. tora8.tv. 2022年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月19日閲覧。
参考文献編集
- 家長知史 (著), 本庄豊 (著), 平井美津子 (著) 『『日本国紀』をファクトチェック~史実をどう歪めているか』日本機関紙出版センター、2019年8月5日。ISBN 978-4889009750。
- 「「海賊」作家百田尚樹 ベストセラー連発の秘密」(PDF)『週刊現代』2013年9月15日号、講談社、2013年9月15日。