石川県立金沢泉丘高等学校
石川県金沢市にある公立高等学校
石川県立金沢泉丘高等学校(いしかわけんりつ かなざわいずみがおかこうとうがっこう、英: Ishikawa Prefectural Kanazawa Izumigaoka High School)は、石川県金沢市泉野出町にある公立の高等学校。
石川県立金沢泉丘高等学校 | |
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北緯36度32分19.3秒 東経136度38分56.7秒 / 北緯36.538694度 東経136.649083度座標: 北緯36度32分19.3秒 東経136度38分56.7秒 / 北緯36.538694度 東経136.649083度 | |
過去の名称 |
石川県尋常中学校 →石川県立金沢第一中学校 →石川県立金沢第一高等学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 石川県 |
校訓 | 心身一如 |
設立年月日 | 1893年 |
創立記念日 | 10月15日 |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | なし |
分校 | 七尾サテライト校(石川県立七尾城北高等学校内、通信制課程のみ) |
課程 |
全日制課程 通信制課程 |
単位制・学年制 |
学年制(全日制) 単位制(通信制) |
設置学科 |
普通科(全日制・通信制) 理数科(全日制) 衛生看護科(通信制) |
学期 |
3学期制(全日制) 2学期制(通信制) |
学校コード | D117220100023 |
高校コード | 17114A |
所在地 | 〒921-8517 |
石川県金沢市泉野出町3丁目10番10号 (七尾サテライト校:七尾市西藤橋町エ1-1) | |
外部リンク |
公式サイト(全日制) 公式サイト(通信制) |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
概要
編集石川県立の高等学校で唯一通信制課程を設置している。校舎は金沢市の中心部から程近い、閑静な高級住宅街の中にある。また、国際地学オリンピック、全国高校化学グランプリ、物理チャレンジ、生物学オリンピック等の理科系の大会での受賞者がいる。通称は「泉(いずみ)」、「泉丘(いずみがおか)」 。文部科学省によりスーパーサイエンスハイスクールに指定されている。
設置学科
編集- 全日制(修業年限 3年制)
- 通信制(修業年限 4年制)
- 普通科
- 衛生看護科(石川県立総合看護専門学校准看護学科入学者のみ出願可能)
沿革
編集全日制課程
編集- 1893年(明治26年)7月 - 金沢市新道に石川県尋常中学校として設立。
- 1897年(明治30年)12月 - 金沢市下本多町の新校舎に移転。
- 1898年(明治31年)- 石川県第一尋常中学校に改称[1]。
- 1907年(明治40年)3月 - 金沢第一中学校に改称。
- 1937年(昭和12年)7月 - 金沢市富樫町の新校舎に移転。
- 1944年(昭和19年)- 難関の陸軍士官学校に39名が合格、全国一の合格者数を誇り「天下の金沢一中」と称される。
- 1948年(昭和23年)4月 - 学制改革により金沢第一高等学校となる(男子校)。
- 1949年(昭和24年)4月 - 金沢泉丘高等学校に改称、男女共学となり現在に至る。
- 1951年(昭和26年)4月 - 家庭科募集停止。
- 1957年(昭和32年)4月 - 商業科募集停止。
- 1959年(昭和34年)4月 - 商業科が廃止され単独普通高校となる。創立70周年記念図書館完成。
- 1968年(昭和43年)4月 - 理数科を設置。
- 1975年(昭和50年)8月 - 第一体育館竣工。
- 1979年(昭和54年)7月 - 第二体育館・格技場竣工。
- 1980年(昭和55年)12月 - 部室棟竣工。
- 1981年(昭和56年)9月 - 特別教室棟竣工。
- 1982年(昭和57年)5月 - 普通教室棟竣工。
- 1983年(昭和58年)3月 - 管理棟竣工。
- 1984年(昭和59年)
- 5月 - 講堂棟竣工。
- 6月 - 新校舎落成式。
- 1992年(平成4年)6月 - プール完成。
- 1993年(平成5年)5月 - 図書館棟整備。
- 2001年(平成13年)3月 - 弓道場「如泉堂」竣工。
- 2002年(平成14年)3月 - 完全学校週5日制となる。土曜スクール(Extension School泉丘)を開校する。
- 2003年(平成15年)
- 2012年(平成24年)4月 - いしかわニュースーパーハイスクールに指定される。
- 2015年(平成27年)4月 - 文部科学省よりSGH(スーパーグローバルハイスクール)に指定される。3学期制を施行する。
通信制課程
編集- 1948年(昭和23年)
- 2月10日 - 本校前身の石川県立金沢第一中学校に通信教育高等学校部を付設。
- 4月1日 - 校名を石川県立金沢第一高等学校と改称。
- 5月15日 - 開校。但し当分の間準備期間をおくこととする。
- 1949年(昭和24年)
- 4月1日 - 校名を石川県立金沢泉丘高等学校と改称。
- 7月3日 - 面接指導開始。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 通信教育制度が制定され、通信教育のみにより卒業資格を付与される。
- 1956年(昭和31年)4月1日 - 大聖寺高校・小松高校・七尾高校・穴水高校・飯田高校の各高等学校を協力校に指定する。
- 1958年(昭和33年)3月10日 - 通信教育部第1回卒業式挙行。
- 1961年(昭和36年)10月31日 - 学校教育法の一部改正により通信制の課程として発足。
- 1962年(昭和37年)9月1日 - 通信教育課程の全面改正。
- 1963年(昭和38年)
- 1965年(昭和40年)10月1日 - 通信制振興会設立。
- 1966年(昭和41年)4月1日 - 加賀聖城高校・七尾城北高校を新たに協力校に指定し、大聖寺高校・七尾高校の指定を解く。
- 1977年(昭和52年)4月10日 - 託児施設開設。
- 1978年(昭和53年)4月1日 - 一部科目履修制度実施。
- 1980年(昭和55年)4月1日 - 石川県立看護学院(現・石川県立総合看護専門学校)との技能連携による衛生看護科設置。
- 1984年(昭和59年)6月21日 - 新校舎落成記念式典挙行。
- 1993年(平成5年)3月31日 - 大和紡績金沢工場閉鎖により、集団生制度廃止。
- 1995年(平成7年)4月1日 - 協力校制による併修制度を開始する。羽松高校・輪島高校併修のための協力校となる。一部科目履修制を廃し聴講生制度を開始する。
- 1998年(平成10年)
- 8月22日 - 通信制課程第1回保護者会開催。
- 10月10日 - 通信制課程創立50周年記念碑「心身一如」建立。
- 1999年(平成11年)4月1日 - 七尾サテライト校を七尾城北高校内に開設。
- 2000年(平成12年)4月1日 - 単位制・2学期制に移行。
- 2001年(平成13年)6月5日 - 通信制ホームページ開設。
- 2004年(平成16年)1月21日 - 学習支援ホームページ開設。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 学校敷地内完全禁煙。
- 2006年(平成18年)
- 4月2日 - 入学学力検査に面接と作文を導入。
- 4月3日 - 託児施設閉鎖。
部活動
編集運動部
編集- 野球 - 旧制金沢一中時代を含め4回甲子園出場。県大会では一定以上の試合では全校を挙げて(補習も中止にして)応援に駆けつける。
- 相撲 - 高等学校相撲金沢大会(石川県相撲連盟主催)に第1回から連続出場。部員がいないので柔道部・野球部などから募って参加していたが、2016年に初の正式部員が入部した。恒例として、新入生は全員、同大会の応援にかけつける。
- テニス - 2016年度インターハイ出場。
- 陸上競技 - インターハイ出場の実績がある。
- サッカー
- 水泳
- バレーボール
- バスケットボール
- ハンドボール - 2009年度インターハイ出場。
- ソフトテニス
- 卓球
- バドミントン
- 柔道
- 剣道
- 登山 - 男子は何度もインターハイに出場している。
- 弓道 - 2011年度に男子団体、2018年度には女子団体がインターハイ出場を果たした。
- スキー
文化部
編集- 囲碁・将棋 - 人数は少ないが、全国大会の常連である。
- 新聞 - 2008年度に全国高校新聞コンクールで文部科学大臣賞を受賞した。2018年度、2019年度には県内初となる全国高校新聞年間紙面審査賞の最優秀賞を受賞した。
- ESS (English Speaking Society) - 全国大会に何度も出場している。
- 吹奏楽
- 映画研究
- 文芸
- 物理
- 化学
- 生物
- 書道
- 美術
- 合唱
- 茶道
- 写真
- 放送
- かるた
- 応援
- アドバンスト数学
- コンピューター
- SSHロボット(スーパーサイエンス)
同好会
編集委員会
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2017年(平成29年)現在で7の委員会がある。
- 文化
- 体育
- 保健
- 公安
- 応援
- 図書
- 美化
校歌
編集作詞:大沢衛、作曲:安藤芳亮
所在地
編集本校
編集〒921-8517 石川県金沢市泉野出町3丁目10番10号
七尾サテライト校(通信制課程)
編集〒920-0817 石川県七尾市西藤橋町エ1-1(石川県立七尾城北高等学校内)
アクセス
編集- 北陸鉄道バス「泉丘高校前」停留所
著名な出身者
編集同窓会組織は金沢一中と連続していて「一泉同窓会」と称している。 また、当高校に在学し、全国規模で活躍した生徒・団体を対象に模範生徒等表彰事業を実施している。
- 永井柳太郎 - 元衆議院議員、元拓務大臣・逓信大臣・鉄道大臣(尋常中6期)
- 中村孝太郎 - 陸軍大将、陸軍大臣(林銑十郎内閣)(尋常中6期)
- 畠山一清 - 荏原製作所創業者(尋常中7期)
- 大橋八郎 - 法制局長官(岡田啓介内閣)、内閣書記官長(林銑十郎内閣)、日本放送協会会長、日本電信電話公社総裁、俳人(尋常中10期)
- 八田與一 - 台湾総督府内務局土木課技師(尋常中11期)
- 三浦敏事 - 陸軍中将(尋常中12期)
- 下村定 - 陸軍大将、陸軍大臣(東久邇宮稔彦王内閣、幣原喜重郎内閣)兼教育総監、戦後に参議院議員(尋常中12期)
- 菰田康一 - 陸軍中将
- 草鹿任一 - 海軍中将(尋常中13期・1905年卒)
- 越生虎之助 - 陸軍中将
- 中村正雄 - 陸軍中将
- 広瀬豊作 - 大蔵大臣(鈴木貫太郎内閣)(金沢一中18期)
- 岡田次作 - 海軍少将(金沢一中18期)
- 森島守人 - 衆議院議員、ニューヨーク総領事(1941年)(金沢一中20期・1913年卒)
- 寺垣忠雄- 陸軍中将
- 佐藤賢了 - 陸軍中将(金沢一中21期・1914年卒)
- 中川善之助 - 法学者、東北大学名誉教授、元金沢大学学長(金沢一中22期)
- 大石正幸 - 陸軍憲兵大佐(金沢一中22期)
- 加藤楸邨 - 俳人(金沢一中30期)
- 折口春洋 - 国文学者、折口信夫の養子(金沢一中32期)
- 二木秀雄 - 細菌学者、医師、実業家、宗教家(金沢一中34期・1927年卒)
- 浦茂 - 陸軍中佐、戦後は防衛庁航空幕僚長 、関東一泉会第4代会長(金沢一中34期・1927年卒)
- 杉森久英 - 小説家(金沢一中36期)
- 西出大三 - 截金作家、人間国宝(金沢一中39期)
- 隅谷正峯 - 日本刀匠、人間国宝(金沢一中45期)
- 坂本三十次 - 自民党、元衆議院議員、元労働大臣・内閣官房長官(金沢一中47期)
- 戸部新十郎 - 小説家(金沢一中51期)
- 和田静夫 - 日本社会党、元参議院議員、元衆議院議員(金沢一中51期)
- 中川和雄 - 第5代大阪府知事(金沢一中51期)
- 宮太郎 - 大和百貨店会長(金沢一中51期)
- 奥田敬和 - 自民党→民主党、元衆議院議員、元郵政大臣・運輸大臣(金沢一中52期)
- 石川弘 - 元農林水産省事務次官、元参議院議員(金沢一中53期)
- 沓掛哲男 - 自民党→民主党、元参議院議員、衆議院議員、元国家公安委員長、防災担当大臣(金沢一中54期)
- 岩城宏之 - 指揮者(金沢一中57期、2学期間のみ在学)
- 土肥孝治 - 元検事総長(金沢一中58期)
- 中田直人 - 元弁護士、茨城大学教授(金沢一中卒)
- 大崎剛彦 - 元競泳選手(金沢泉丘9期卒)1960年ローマオリンピック代表
- 杉原弘泰 - 元大阪高検検事長(金沢泉丘9期卒)
- 飛田秀一 - 北國新聞社会長・主筆(金沢泉丘12期卒)
- 青木桂生 - クスリのアオキホールディングス創業者、日本チェーンドラッグストア協会名誉会長(金沢泉丘13期卒)
- 進村武男 - 宇都宮大学第18代学長(金沢泉丘14期卒)
- 藪俊彦 - 能楽師(金沢泉丘15期卒)
- 桑原豊 - 民主党、元衆議院議員(金沢泉丘16期卒)
- 芳井研一 - 日本史学者、新潟大学名誉教授、元同大附置環東アジア研究センター長、元新潟史学会会長(金沢泉丘17期卒)
- 塩村宰 - ジャズミュージシャン、作曲家、編曲家(金沢泉丘21期卒)
- 寺西俊一 - 経済学者、一橋大学名誉教授、元環境経済・政策学会長(金沢泉丘21期卒)
- 尾山基 - アシックス社長、世界スポーツ用品工業連盟会長、日本スポーツ産業学会会長(金沢泉丘21期卒)
- 岡井直道 - 演出家(金沢泉丘22期卒)
- 太田賢二 - 弁護士、日本弁護士連合会副会長、元北海道弁護士会連合会理事長、元北海道大学特任教授
- 諸野普 - 寺崎電気産業顧問、経済産業省工業標準化事業表彰者、国土交通省交通政策審議会海事分科会委員、ISO/TC8/WGコンビーナ)(金沢泉丘22期卒)
- 今井亮一 - 交通ジャーナリスト(金沢泉丘25期卒)
- 杉森務 - ENEOSホールディングス会長、日本経団連副会長、石油連盟会長(金沢泉丘26期卒)
- 温井伸 - 北國新聞社社長(金沢泉丘26期卒)
- 奥田建 - 民主党、元衆議院議員(金沢泉丘29期卒)
- 西田直樹 - 元財務省北陸財務局長、元金融庁総務企画局審議官(金沢泉丘30期卒)
- 北川健太郎 - 元大阪地方検察庁検事正、元最高検察庁刑事部長(金沢泉丘30期卒)、性犯罪者
- 山野之義 - ソフトバンク戦略顧問、元金沢市長、元金沢市議会議員(金沢泉丘32期卒)
- 松野博明 - 東京医科大学客員准教授(金沢泉丘33期卒)
- 若松正志 - 歴史学者、京都産業大学教授(金沢泉丘34期卒)
- 角野達洋 - 北陸放送アナウンサー(金沢泉丘36期卒)
- 山本量一 - 工学者、京都大学教授(金沢泉丘36期卒)
- 西田谷洋 - 富山大学教授(金沢泉丘37期卒)
- 喜多昭夫 - 歌人、俳人、文芸評論家(金沢泉丘38期卒)
- 宮本周司 - 自由民主党、参議院議員、経済産業大臣政務官(金沢泉丘41期卒)
- 青木宏憲 - クスリのアオキホールディングス社長(金沢泉丘43期卒)
- 橘省吾 - 東京大学教授(金沢泉丘43期卒)
- 米林宏昌 - スタジオジブリ監督(金沢泉丘44期卒)
- 伊藤彰 - チェンジホールディングス創業者(金沢泉丘46期卒)
- 野崎真助 - ミュージシャン(ドラマー)(金沢泉丘46期卒)
- 南奈央 - 女優(金沢泉丘49期卒)
- 柳生好之 - スタディサプリ現代文講師(金沢泉丘49期卒)
- 二木あい - 水中表現家(金沢泉丘51期卒)
- 谷川恵一 - 北陸放送アナウンサー(金沢泉丘52期卒)
- 竹村優香 - フリーアナウンサー(金沢泉丘54期卒)
- 林俊伍 - 社会起業家。こみんぐる取締役。ゲンダイシュウラク代表取締役社長[2]。(金沢泉丘57期卒)
- 森重有里彩 - 北陸朝日放送アナウンサー(金沢泉丘64期卒)
- 松井昌雄 - 瑠璃教会代表(金沢泉丘通信科卒)
- 玉野和志 - 社会学者、放送大学教授
脚注
編集- ^ 『官報』第4582号、明治31年10月6日。
- ^ “【公式】現代集落|持続可能な豊かな暮らしを実験する限界集落への新たな提案”. 現代集落 -. 2021年10月6日閲覧。