佐々木るん
日本の女性声優 (1956-)
佐々木 るん(ささき るん、1956年[5]3月21日[2] - )は、日本の女性声優。
ささき るん 佐々木 るん | |
---|---|
| |
プロフィール | |
本名 | 佐々木 由美子(ささき ゆみこ)[1] |
出生地 |
![]() |
出身地 |
![]() |
生年月日 | 1956年3月21日(67歳) |
血液型 | B型 |
職業 | 声優 |
事務所 | Dreamcatchers(プロデューサー・ディレクター・脚本) |
著名な家族 | 星埜李奈(娘[3]) |
公称サイズ([4]時点) | |
身長 / 体重 | 156 cm / 48 kg |
活動 | |
活動期間 | 1979年 - |
デビュー作 | 『まんが猿飛佐助』(雪乃姫) |
本名・旧芸名は佐々木 由美子(ささき ゆみこ)[1]。
来歴・人物 編集
東京都杉並区荻窪に生まれ、3歳の時に父の故郷の福島県伊達郡梁川町(現:福島県伊達市)に育つ[2][6]。酒屋の娘である[2]。福島県立保原高等学校、法政大学英文科卒業[2]。映画の記録係を経て東京俳優生活協同組合付属養成所に通いながら小劇団で舞台活動をした[7]。1979年に第1回ニッポン放送アマチュア声優コンテスト1位を獲得して[8]、ラジオドラマに出演した。アニメでのデビュー作は『さるとび佐助』の雪乃姫役になる[7]。芸名の名付け親は、当時ニッポン放送のプロデューサーだったドン上野こと上野修で、手塚治虫の漫画のタイトル『るんは風の中』からとられた[9][7]。
ぷろだくしょんバオバブに所属し[8]、大沢事務所[10]へと移籍したが、のちにフリーランスで活動。
代役・後任 編集
アメリカ移住後は一部の持ち役を降板している。
後任 | キャラクター名 | 概要作品 | 代役・後任の初担当作品 |
---|---|---|---|
佐久間紅美 | ヴァネッサ・レイアード | 『超時空要塞マクロス』 | PS2版 |
ミムジィ・ラース | 『超時空世紀オーガス』 | 『スーパーロボット大戦Z』 |
出演作品 編集
太字はメインキャラクター。
テレビアニメ 編集
- 1979年
-
- まんが猿飛佐助(雪乃姫)
- 1980年
-
- キャプテン
- スーキャット(ミキ)
- ニルスのふしぎな旅(仔ウサギB、子供たち、灰色ガン、ツグミ、男の子)
- 鉄腕アトム(ロビエット)
- ドラえもん(テレビ朝日版第1期)(ミズエ、女神 他)
- 1981年
-
- あしたのジョー2(店員[要出典])
- 新・ど根性ガエル
- 太陽の使者 鉄人28号
- 六神合体ゴッドマーズ(1981年 - 1982年、ヘレン 他)
- 1982年
- 1983年
- 1984年
- 1985年
-
- 蒼き流星SPTレイズナー(エジール・カルラ)
- キャッツ♥アイ(みゆき)
- 小公女セーラ(ガートルード、カーマイケル夫人)
- 星銃士ビスマルク(リゼット)
- 超獣機神ダンクーガ(シーキャット)
- 1986年
-
- 愛少女ポリアンナ物語(ジェニー・ハリントン)
- 忍者戦士飛影(ユウ)
- ハイスクール!奇面組(河川惟子)
- 光の伝説(マリア)
- 1987年
- 1988年
-
- 美味しんぼ(北尾夏子)
- 1989年
- 1990年
-
- 八百八町表裏 化粧師(夜叉姫、太夫、珠代)
- YAWARA!(ベルッケンス、道代)
- 1991年
-
- OH!MYコンブ(常夏ゆり子)
- 機甲警察メタルジャック(桜井典子)
- 少年アシベ(かあちゃん)
- どろろんぱっ!(大福寺ちよ子)
- 21エモン(はるかの母)
- 1992年
-
- クッキングパパ(美津江)
- それいけ!アンパンマン(たまごちゃん)
- ママは小学4年生(母親)
- 1994年
-
- 機動武闘伝Gガンダム(マノン)
- ヤマトタケル(ヤマトカオル)
- レッドバロン(コンピュータシグマ)
- 1996年
- 1998年
-
- 銀河漂流バイファム13(マルロ・Jr・ボナー[14])
- ブレンパワード(カント・ケストナー[15])
- 1999年
-
- セラフィムコール(くるみの母親)
- 2000年
-
- 週刊ストーリーランド(久美の母、奥さん)
劇場アニメ 編集
- おはよう!スパンク(1982年、アンナ)
- 六神合体ゴッドマーズ(1982年)
- クラッシャージョウ(1983年、アルフィン)
- 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか(1984年、ヴァネッサ・レイアード)
- キキとララの青い鳥(1989年、女神)
- ファイブスター物語(1989年、アイシャ)
- ドラえもん のび太とアニマル惑星(1990年、チッポのママ)
- ヘヴィ(1990年、ヤンカースギャル)
- 2112年 ドラえもん誕生(1995年、奥さん)
OVA 編集
- 銀河漂流バイファム カチュアからの便り(1984年、マルロ・Jr・ボナー[16])
- 銀河漂流バイファム 集まった13人(1984年、マルロ・Jr・ボナー[16])
- 銀河漂流バイファム 消えた12人(1985年、マルロ・Jr・ボナー[16])
- 銀河漂流バイファム “ケイトの記憶” 涙の奪回作戦!!(1985年、マルロ・Jr・ボナー[16]、ネラ)
- 蒼き流星SPTレイズナー(1986年、エジール・カルラ)
- 寒月一凍悪霊斬り(1989年、染太郎)
- クラッシャージョウ(1989年、アルフィン) - 2シリーズ
- イケナイBOY(1990年)
- IZUMO(1991年、ヒミコ)
- ここはグリーン・ウッド(1991年、巳夜の母)
- あげまんと福ちん(1991年、豊丸)
- 夢枕獏 とわいらいと劇場 骨董屋(1991年、敬子)
- ドン 極道水滸伝(1992年、室戸よし子)
- ハローキティのやっぱりママが好き(1992年、キティのママ)
ゲーム 編集
- YAWARA!2(1994年)
- 新スーパーロボット大戦(1996年、カルラ・エジール)
- タクティクスオウガ(1996年、アロセール、セリエ)
- ラブリーポップ麻雀 雀々しましょ(1996年、本木奈々)
- クーロンズゲート(1997年、ゲームキッズ)
- スーパーロボット大戦シリーズ(1997年 - 2015年、エレ・ハンム) - 7作品[注 1]
- マリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士〜(1997年、キリー、ナタリエ)
- スーパーロボット大戦DD(2021年、エジール・カルラ)
吹き替え 編集
映画 編集
- 愛と青春の旅だち
- アインシュタイン(恋人)
- アニマル・ハウス ※テレビ朝日版
- ウィンター・ローズ
- ウーマン・イン・レッド(テディーの娘)
- ウォール街(ケイト・ゲッコー〈ショーン・ヤング〉)※機内上映版
- エクスカリバー(小悪魔〈バーバラ・ブライン〉)
- オープン・ユア・アイズ(ヌリア〈ナイワ・ニムリ〉)
- 風に向って走れ(リトル・スパロー〈ゾーチル〉)※フジテレビ版
- ゲッタウェイ(フラン〈サリー・ストルーザーズ 〉)※テレビ朝日版
- コーラスライン(シーラ〈ヴィッキー・フレドリック〉)
- 再開の時(クロエ〈メグ・ティリー〉)
- サイクロンZ(メイ〈ポーリン・ヤン〉)※フジテレビ版
- The Brotherhood of the Rose
- ザ・プレイヤー(ジャン〈アンジェラ・ホール〉)※テレビ朝日版
- 潮風のいたずら ※TBS版
- シティーハンター(銀子〈スイピン・オン〉)※フジテレビ版
- JAWS ジョーズ2 ※日本テレビ版(BD収録)
- ジョーズ3
- 処刑ライダー ※TBS版
- 酔拳2
- スーパーガール
- スター誕生
- スリーピング・モンキー/睡拳(シャウツェイ〈オヤン・リンラン〉)※テレビ東京版
- ダイナー(ベス〈エレン・バーキン〉)
- 超能力学園Z(ジェーン・ミッチェル〈ヘザー・トーマス〉)
- ツイン・ドラゴン(バーバラ〈マギー・チャン〉)※フジテレビ版
- 冷たい月を抱く女(クローディア〈ブレンダ・ストロング〉)※VHS版
- ナショナル・ランプーン/クリスマス・バケーション(キャサリン・ジョンソン〈ミリアム・フリン〉〉)
- ナチュラル(アイリス〈レイチェル・ホール〉)
- ハーレム・ナイト(ドミニック・ラル)
- 初体験/リッジモント・ハイ ※フジテレビ版
- ファミリー
- 普通の人々(ジェニン・プラット〈エリザベス・マクガヴァン〉)※テレビ朝日版
- フライデーキラー
- プロジェクト・イーグル(エイダ〈ドゥドゥ・チェン〉)※フジテレビ版
- プロジェクトA2 史上最大の標的(ソウリン〈カリーナ・ラウ〉)※フジテレビ版
- ポリス・ストーリー/香港国際警察(バーバラ〈マギー・チャン〉)
- Mr.レディ Mr.マダム(アンドレア・シャリエ〈ルイザ・マネリ〉)
- ミッドナイト・ラン(デニース・ウォルシュ〈ダニエル・デュクロス〉)※テレビ朝日版
- 面会時間(リサ〈レノア・ザン〉)※TBS版(BD収録)
- 燃えよドラゴン(メイ・リン〈ベティ・チュン〉)※TBS版(DVD・BD収録)
- ラッシュアワー(タニア・ジョンソン〈エリザベス・ペーニャ〉)※ソフト版
- ランナウェイ
- 霊幻道士2 キョンシーの息子たち!(チー〈ムーン・リー〉)
- レッド・ブロンクス
- レ・ミゼラブル(コゼット)
- やかまし村の子どもたち
- ワーキング・ガール(フィリス〈バーバラ・ガブリック〉)
ドラマ 編集
- 世にも不思議なアメージング・ストーリー(バーバラ〈アンドレア・マルコヴィッチ〉)
- 白バイ野郎パンチ&ボビー(キャシー・リナハン巡査〈ティナ・ゲイル〉)
- 超音速ヒーロー ザ・フラッシュ(ライラ)※日本テレビ版
- ラブボート(ジュリー・マッコイ)
アニメ 編集
- ザ・シンプソンズ(ローラ)
- トランスフォーマーシリーズ
- 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー(ムーンレーサー[17]、アストリア[17]、アラナ[17]、エリーゼ[17])
- 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010(ミッシェル[18])
- パパはグーフィー(赤ちゃんグーフィー)
人形劇 編集
- フラグルロック(コッターピン)
ラジオ 編集
- オールナイトニッポン 4時間ラジオドラマ
- キリンラジオ劇場
- 小杉十郎太のポップJAM
- サントリー るんの宇宙音楽旅行
- スラップスティック ラジオ劇場
- 小さな恋の物語
- ラジオマクロス みんなデ・カルチャー
- 夜のドラマハウス
- アニメステーション
カセットブック 編集
- 青の騎士ベルゼルガ物語 シリーズ(ロニー・シャトレ)
- カセット文庫 青の騎士ベルゼルガ物語1
- カセット文庫 青の騎士ベルゼルガ物語2
ドラマCD 編集
- 銀河漂流バイファム ドラマ編 ジェイナス愛の航海日誌…気分はもう主役(マルロ・Jr・ボナー)
人形劇 編集
- プリンプリン物語(1982年、カーダ姫)
ナレーション 編集
- 正月特別番組「日本の温泉めぐり」
- ビートたけしプレゼンツ 奇跡体験!アンビリバボー
- 世界新事情 NTV
テレビドラマ 編集
脚注 編集
脚注 編集
出典 編集
- ^ a b 『'85 芸能手帳タレント名簿録』連合通信社・音楽専科社、1985年、260頁。
- ^ a b c d e f 「声優ズームアップ」『ジ・アニメ』1980年8月号、近代映画社、1980年7月、135頁。
- ^ “植田益朗のアニメ!マスマスホガラカ 1月15日配信 (ゲスト:佐々木るん、星埜りな、ケネス-プルガーヴィダル)”. 文化放送 (2018年). 2019年3月5日閲覧。
- ^ 『日本タレント名鑑(1993年版)』VIPタイムズ社、1993年、502頁。
- ^ ニュータイプ ビデオでーた共同編集「声優インデックス」『アニメソフト完全カタログ 1992』角川書店〈カドカワムック〉、1992年6月15日、511頁。
- ^ 週刊TVガイド 1982年1月29日 90頁「出番です」コーナー
- ^ a b c 「声優インタビュー 佐々木るんさんの巻」『月刊OUT』1988年12月号、みのり書房。
- ^ a b 「'82年に大きくはばたくホープ3 まっ白なイメージが魅力 佐々木るん」『アニメージュ』1982年2月号、徳間書店。
- ^ 上野修 著『ミスター・ラジオが通る』実業之日本社、1986年6月20日、142頁。NDLJP:12276169/74。
- ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、414頁。ISBN 4-87376-160-3。
- ^ “超時空要塞マクロス”. メディア芸術データベース. 2016年8月7日閲覧。
- ^ “TV CAST”. 銀河漂流バイファム. 2023年5月3日閲覧。
- ^ “Character TV Series”. 聖戦士ダンバインWeb. サンライズ. 2022年11月3日閲覧。
- ^ “13 CAST”. 銀河漂流バイファム. 2023年5月3日閲覧。
- ^ “CHARACTER[ノヴィス・ノア]”. ブレンパワード アニメ公式サイト. サンライズ. 2023年3月26日閲覧。
- ^ a b c d “OVA CAST”. 銀河漂流バイファム. 2023年5月3日閲覧。
- ^ a b c d 『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー メガトロンセット解説書 PLANET OF CYBERTRON GUIDE 2』タカラ、1995年3月、36頁。
- ^ 『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010 LD解説書 PLANET OF CYBERTRON GUIDE 3』タカラ、1995年9月、36頁。
- ^ 基本的に声の出演だが、本人も原稿を読み上げるシーンで僅かに映っている(黄色いTシャツを着ている女性が佐々木)。
外部リンク 編集
- ブログ「声優の西遊修行 〜佐々木るんとRun Sasaki」
- SasakiRun (@SasakiRun) - Twitter