大雪(たいせつ)は、二十四節気の第21。十一月節(旧暦10月後半から11月前半)。

現在広まっている定気法では太陽黄経が255のときで12月7日ごろ。ではそれが起こるだが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から23/24(約350.02日)後で12月7日ごろ。

期間としての意味もあり、この日から、次の節気の冬至前日までである。

季節

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が激しく降り始めるころ[1]。『暦便覧』では「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」と説明している。

などの冬の魚の漁が盛んになり、が冬眠に入り、南天の実が赤く色付くころ。

日付

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定気法による大雪の瞬間(世界時、UT)と、日本中国での大雪日の日付は表のとおり。日本における時刻はこの表の9時間後[2][3]、中国では8時間後となり、世界時15時台の2国の日付は異なる。

日時 (UT) 日本 中国
1966年 12月7日13:38 12月7日 12月7日
1967年 12月7日19:18 12月8日 12月8日
1968年 12月7日01:08 12月7日 12月7日
1969年 12月7日06:51 12月7日 12月7日
1970年 12月7日12:37 12月7日 12月7日
1971年 12月7日18:36 12月8日 12月8日
1972年 12月7日00:19 12月7日 12月7日
1973年 12月7日06:10 12月7日 12月7日
1974年 12月7日12:05 12月7日 12月7日
1975年 12月7日17:46 12月8日 12月8日
1976年 12月6日23:41 12月7日 12月7日
1977年 12月7日05:31 12月7日 12月7日
1978年 12月7日11:20 12月7日 12月7日
1979年 12月7日17:18 12月8日 12月8日
1980年 12月6日23:01 12月7日 12月7日
1981年 12月7日04:51 12月7日 12月7日
1982年 12月7日10:48 12月7日 12月7日
1983年 12月7日16:34 12月8日 12月8日
1984年 12月6日22:28 12月7日 12月7日
1985年 12月7日04:16 12月7日 12月7日
1986年 12月7日10:01 12月7日 12月7日
1987年 12月7日15:52 12月8日 12月7日
1988年 12月6日21:34 12月7日 12月7日
1989年 12月7日03:21 12月7日 12月7日
1990年 12月7日09:14 12月7日 12月7日
1991年 12月7日14:56 12月7日 12月7日
1992年 12月6日20:44 12月7日 12月7日
1993年 12月7日02:34 12月7日 12月7日
1994年 12月7日08:23 12月7日 12月7日
1995年 12月7日14:22 12月7日 12月7日
1996年 12月6日20:14 12月7日 12月7日
1997年 12月7日02:05 12月7日 12月7日
1998年 12月7日08:02 12月7日 12月7日
1999年 12月7日13:47 12月7日 12月7日
2000年 12月6日19:37 12月7日 12月7日
2001年 12月7日01:29 12月7日 12月7日
2002年 12月7日07:14 12月7日 12月7日
2003年 12月7日13:05 12月7日 12月7日
2004年 12月6日18:49 12月7日 12月7日
2005年 12月7日00:33 12月7日 12月7日
2006年 12月7日06:27 12月7日 12月7日
2007年 12月7日12:14 12月7日 12月7日
2008年 12月6日18:02 12月7日 12月7日
2009年 12月6日23:52 12月7日 12月7日
2010年 12月7日05:38 12月7日 12月7日
2011年 12月7日11:29 12月7日 12月7日
2012年 12月6日17:19 12月7日 12月7日
2013年 12月6日23:09 12月7日 12月7日
2014年 12月7日05:04 12月7日 12月7日
2015年 12月7日10:53 12月7日 12月7日
2016年 12月6日16:41 12月7日 12月7日
2017年 12月6日22:32 12月7日 12月7日
2018年 12月7日04:26 12月7日 12月7日
2019年 12月7日10:18 12月7日 12月7日
2020年 12月6日16:09 12月7日 12月7日
2021年 12月6日21:57 12月7日 12月7日
2022年 12月7日03:46 12月7日 12月7日
2023年 12月7日09:33 12月7日 12月7日
2024年 12月6日15:17 12月7日 12月6日
2025年 12月6日21:04 12月7日 12月7日
2026年 12月7日02:52 12月7日 12月7日
2027年 12月7日08:37 12月7日 12月7日
2028年 12月6日14:24 12月6日 12月6日
2029年 12月6日20:13 12月7日 12月7日
2030年 12月7日02:06 12月7日 12月7日
2031年 12月7日08:02 12月7日 12月7日
2032年 12月6日13:52 12月6日 12月6日
2033年 12月6日19:44 12月7日 12月7日
2034年 12月7日01:35 12月7日 12月7日
2035年 12月7日07:24 12月7日 12月7日
2036年 12月6日13:15 12月6日 12月6日
2037年 12月6日19:06 12月7日 12月7日
2038年 12月7日00:55 12月7日 12月7日
2039年 12月7日06:44 12月7日 12月7日
2040年 12月6日12:29 12月6日 12月6日
2041年 12月6日18:14 12月7日 12月7日
2042年 12月7日00:08 12月7日 12月7日
2043年 12月7日05:56 12月7日 12月7日
2044年 12月6日11:44 12月6日 12月6日
2045年 12月6日17:34 12月7日 12月7日
2046年 12月6日23:20 12月7日 12月7日
2047年 12月7日05:09 12月7日 12月7日
2048年 12月6日10:59 12月6日 12月6日
2049年 12月6日16:45 12月7日 12月7日
2050年 12月6日22:40 12月7日 12月7日
2051年 12月7日04:27 12月7日 12月7日
2052年 12月6日10:14 12月6日 12月6日
2053年 12月6日16:10 12月7日 12月7日
2054年 12月6日22:02 12月7日 12月7日
2055年 12月7日03:57 12月7日 12月7日
2056年 12月6日09:49 12月6日 12月6日
2057年 12月6日15:33 12月7日 12月6日
2058年 12月6日21:26 12月7日 12月7日
2059年 12月7日03:12 12月7日 12月7日
2060年 12月6日08:56 12月6日 12月6日

グレゴリオ暦

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グレゴリオ暦による17世紀から24世紀までの日本の大雪は表のとおり[4][5][6]

2024年の大雪は12月7日[更新]

365日からの超過分が毎年蓄積し、4年に一度閏年でリセットされる様子がわかる(大雪は閏日の挿入される2月末日より後のため、4で割り切れる年が先頭)。 1798年から1987年までは12月7日12月8日のいずれか、稀に12月6日1892年1896年)。

1988年から12月7日2027年まで続く。

2028年から2102年までは12月6日12月7日のいずれかとなる。

2103年から2127年までは4年毎に12月8日が現れるが、2127年は日の変わり目に近いため不確実。

年を4で割った余り 確定困難な(日を跨ぐ)年
0 1 2 3 真夜中の前後10分
1582年 - 1615年 7日 7日 7日 7日
1616年 - 1647年 6日 7日 7日 7日
1648年 - 1683年 6日 6日 7日 7日 1649(6 - 7日)
1684年 - 1699年 6日 6日 6日 7日
1700年 - 1715年 7日 7日 7日 8日
1716年 - 1751年 7日 7日 7日 7日
1752年 - 1787年 6日 7日 7日 7日 1752(6 - 7日)、1785(6 - 7日)
1788年 - 1799年 6日 6日 7日 7日
1800年 - 1819年 7日 7日 8日 8日
1820年 - 1855年 7日 7日 7日 8日 1855(7 - 8日)
1856年 - 1891年 7日 7日 7日 7日
1892年 - 1899年 6日 7日 7日 7日
1900年 - 1923年 7日 8日 8日 8日
1924年 - 1955年 7日 7日 8日 8日 1925(7 - 8日)
1956年 - 1987年 7日 7日 7日 8日
1988年 - 2027年 7日 7日 7日 7日 1991(7 - 8日)
2028年 - 2059年 6日 7日 7日 7日
2060年 - 2095年 6日 6日 7日 7日 2061(6 - 7日)、2094(6 - 7日)
2096年 - 2099年 6日 6日 6日 7日
2100年 - 2127年 7日 7日 7日 8日 2127(7 - 8日)
2128年 - 2163年 7日 7日 7日 7日 2160(6 - 7日)
2164年 - 2195年 6日 7日 7日 7日
2196年 - 2199年 6日 6日 7日 7日
2200年 - 2227年 7日 7日 8日 8日
2228年 - 2263年 7日 7日 7日 8日 2263(7 - 8日)
2264年 - 2299年 7日 7日 7日 7日
2300年 - 2331年 7日 8日 8日 8日
2332年 - 2363年 7日 7日 8日 8日
2364年 - 2395年 7日 7日 7日 8日
2396年 - 2399年 7日 7日 7日 7日

七十二候

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大雪の期間の七十二候は以下のとおり。

初候
閉塞成冬(そら さむく ふゆとなる) : 天地の気が塞がって冬となる(日本)
鶡鴠不鳴(かつたん なかず) : ミミキジが鳴かなくなる(中国)
次候
熊蟄穴(くま あなに こもる) : 冬眠のために穴に隠れる(日本)
虎始交(とら はじめて つるむ) : が交尾を始める(中国)
末候
鱖魚群(さけのうお むらがる) : が群がり川を上る(日本)
茘挺出(れいてい いずる) : ネジアヤメが芽を出し始める(中国)

前後の節気

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小雪大雪冬至

脚注

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  1. ^ 学ぼうBOSAI 地球の声を聞こう「大雪災害に備えよう!」より。
  2. ^ 国立天文台 暦要項 各年版より世界時換算(1984年 - 2016年)
  3. ^ 2009年版より理論が更新されているが、「分」の精度でほとんど違いはない。
  4. ^ 現代の天体力学による位置推算のため、過去の暦の記述とは必ずしも一致しない(代わりに分単位の精度がある)。 将来の見積もりについては(主に閏秒の不確かさから)日付が前後する恐れがある(10分の誤差を見込んだが、表の末尾では恐らく不足)。
  5. ^ JPL HORIZONS Web-Interface(2015年8月22日 Ver 3.9.8)取得後 TT→UT変換
  6. ^ NASAによるΔTの解説計算式