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株式会社Mizkanは、調味料納豆を主力製品とする株式会社Mizkan Holdings(ミツカンホールディングス・非上場)傘下の大手食品メーカー(事業子会社)である。資産管理部門の株式会社中埜酢店などと「ミツカングループ」を形成している。愛知県半田市本社を置く。

株式会社Mizkan Holdings
Mizkan Holdings Co., Ltd.
Mizkan.JPG
ミツカンビル(愛知県半田市)
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 ミツカン
本社所在地 日本の旗 日本
475-8585
愛知県半田市中村町二丁目6番地
北緯34度53分34.7秒 東経136度56分4.2秒 / 北緯34.892972度 東経136.934500度 / 34.892972; 136.934500座標: 北緯34度53分34.7秒 東経136度56分4.2秒 / 北緯34.892972度 東経136.934500度 / 34.892972; 136.934500
設立 2014年3月
(創業1804年
業種 食料品
事業内容 ミツカングループ全体の経営統括、戦略策定、
新規事業創出に向けた研究開発
代表者 中埜和英(代表取締役会長)
長谷川研治(代表取締役社長)
資本金 1000万円(2018年2月28日現在)[1]
売上高 2432億円(2017年度、ミツカングループとして)
従業員数 約3700名(ミツカングループとして)
決算期 2月末日
主要子会社 株式会社Mizkan
株式会社中埜酢店 他
関係する人物 初代 中野又左衛門
外部リンク http://www.mizkan.co.jp/index.html
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目次

概要編集

 
半田運河沿いに残る倉庫群

江戸時代中期の1804年文化元年)、中野又左衛門により尾張国知多郡半田村(現在の愛知県半田市)で酒造業として創業。以後、代々社長は「中野又左衛門」(四代目以降「中埜」)を名乗り、戸籍上の名前も変更している。1923年大正12年)、株式会社化。

この地域でさかんな日本酒の製造後に残る酒粕を用いて酢を作り、を用いた酢より安価であったため江戸庶民に寿司が普及する要因となった。1887年明治20年)、三本線に丸をつけたロゴを商標登録。なおロゴの三本線≡は、中埜家の家紋が由来であるが、酢の命でもある「味」「利き」「香り」の意味も持っており、下の丸○は「天下一円」を意味している。[2]

昭和40年頃からは、ロゴを冠したミツカン酢の琺瑯看板が全国各地で取り付けられ、現在でも地方では残存している。1986年(昭和61年)には、日本唯一の酢の総合博物館として博物館「酢の里」を開館した。生産している酢は他社に比べ、より酸味が強い[要出典]のが特徴。日本における醸造酢のシェアは高い。

第二次大戦後、加工・チルド食品に参入し、1964年昭和39年)に瓶詰めの味付けポン酢の元祖となる「ミツカン味ぽん」[3]、1982年に混ぜ込みふりかけの「おむすび山」、1988年にめんつゆ(後年「追いがつおつゆ」へ改称)を発売。

1997年に朝日食品を買収して酢の発酵技術を使用した「金のつぶ」シリーズは、首位のタカノフーズ(おかめ納豆)に次ぐシェアを占めた。2009年には経営破綻したくめ・クオリティ・プロダクツの主力商品である「くめ納豆」の商品販売権等を買収し、ミツカンを通じて販売される。2011年には旭松食品株式会社(長野県)から、「なっとういち」ブランドの納豆事業を引き継いだ。納豆菌の保有数も日本一である[4]

清酒「国盛」を展開している中埜酒造はかつてはミツカングループであった。直接の資本関係はないものの、若干の人事交流や一部業務については協力している。なお、中埜家は同郷の盛田家とかつて人的関係があり、一時期ソニーの大株主に名を連ねていた。

家庭用の寿司はミツカンブランドが世界的に非常に有名で、どこの国のスーパーでも入手することができる[5]また海外売上比率は50%を超え、これは数ある食品企業の中でもかなり多い方である[要出典]

グループ再編編集

1998年平成10年)にそれまで「株式会社中埜酢店」を中心として構成されていたミツカングループを、戦略策定・海外事業統括を行う「株式会社ミツカングループ本社」とその傘下にぶら下がる事業カンパニー・機能カンパニー群に再編し、中埜酢店はグループ本社傘下の資産管理会社となっている。

創業200年を迎えた2004年平成16年)6月、CI(コーポレートアイデンティティ)およびグループビジョンを導入し、英文社名がMItsukanからmizkanへ、標準的なロゴタイプが「(≡マーク)ミツカン」から「(≡マーク)mizkan」に変更され、広告などでは“やがて、いのちに変わるもの。”というコーポレート・メッセージが併記されている。ロゴデザインは細川デザイン事務所によるものである。

連結売上高は1千億円を超えるが、今なお中埜家の同族経営が維持されており、株式非上場である。 敷島製パン創業にも参画した。

2014年3月1日、グループ統括会社の株式会社ミツカングループ本社が商号を英字表記の「株式会社Mizkan Holdings」(ミツカンホールディングス)に変更した。Mizkan Holdingsは商標の管理も行っているため、テレビCMの最後には「○○は、(株)Mizkan Holdingsの登録商標です」の文言が入っている[6]

2017年3月1日、株式会社Mizkan Sanmi、株式会社Mizkan、株式会社Mizkan Sanmi-pro、株式会社ミツカンフレシアの4社を統合。存続法人となる株式会社Mizkan Sanmiの社名を株式会社Mizkanに変更[7]

主な商品編集

  • ミツカン酢
    • 穀物酢
    • 米酢
    • すし酢
  • 味ぽん(味付けポン酢
    • 味ぽんMILD
  • ゆずぽん(同上)
  • かおりの蔵(同上)
  • 冷やし中華のつゆ
発売以来同商品部門における国内シェア1位
  • ミツカンちらし (ちらし寿司の素)
  • 追いがつおつゆ
  • おむすび山
  • ごろごまふりかけ
  • su・no・mo
  • 純玄米黒酢
  • みりん酒類
  • ほんてり(みりん風調味料)
  • 料理酒(食品扱い)
  • 金のごまだれ
  • 金のつぶ納豆
1997年(平成9年)に納豆事業に参入するため、朝日食品(後に朝日フレシア→フレシアと2度の社名変更を経て、2002年に吸収合併される)を買収。納豆が苦手な人も食べられるよう匂いのしない製造法を開発し、売り上げを伸ばした。
  • くめ納豆(納豆)
2009年(平成21年)に経営破綻したくめ・クオリティ・プロダクツから商標権を買収。同社元従業員によるEBOで設立された事実上の後身会社金砂郷食品に製造を委託、主に関東地方で販売されている。
  • なっとういち(納豆)
2011年(平成23年)に旭松食品から納豆事業を譲り受け、販売を引き継いだ。

会社概要編集

株式会社Mizkan Holdings(コーポレート)
  • 商号: 株式会社Mizkan Holdings(ミツカンホールディングス)
  • 本社所在地: 〒470-8599 愛知県半田市中村町二丁目6番地
  • 創業: 1804年文化元年)
  • 設立: 1977年昭和52年)7月1日設立、2014年(平成26年)3月1日現商号に変更
  • 事業内容: ミツカングループ全体の経営統括、戦略策定、海外事業推進、新規事業創出に向けた研究開発
  • 代表者: 代表取締役会長 中埜和英
  • 資本金: 1000万円[1]
株式会社Mizkan(事業カンパニー)
  • 商号: 株式会社Mizkan(: Mizkan Corporation.
  • 本社所在地: 愛知県半田市中村町二丁目6番地
  • 事業内容: 調味加工食品、納豆[8]及び各種チルド食品の企画開発、販売
  • 代表者: 代表取締役 吉永智征[9]
  • 資本金: 3億3000万円[9]
株式会社中埜酢店(資産・資金カンパニー)
  • 商号: 株式会社中埜酢店(なかのすみせ、: Nakanosumise Co.,Ltd.
  • 本社所在地: 愛知県半田市中村町二丁目6番地
  • 設立: 1923年(大正12年)
  • 事業内容: 不動産を中心としたミツカングループ全体の資産統括
  • 代表者: 代表取締役 中埜和英[10]
  • 資本金: 3000万円[10]
そのほか関連会社
  • 資金管理(日本及びアジア地域): 株式会社Mizkan J plus Holdings
  • 内務カンパニー: 株式会社Mizkan Partners
  • 物流カンパニー: 株式会社Mizkan Logitec
  • 資産・資金カンパニー: 株式会社Mizkan Asset
  • 株式会社なかのフォレスト

買収編集

2011年、チリソースメーカーのアメリカのボーダーフーズ、2012年、イギリスの食酢ブランド「サーソンズ」と「デュフレ」、ピクルスブランドの「ヘイワーズ」、2014年、ユニリーバからパスタソース事業を買収した [11]

工場編集

テレビCM編集

現在の出演者編集

過去の出演者編集

主なスポンサー番組編集

脚注編集

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  1. ^ a b 第18期決算公告、2018年(平成30年)6月14日付「官報」(号外第128号)126頁。
  2. ^ 海軍の袖章とデザインは似ているが、形状以外の関連性は全くない。日本でも展開しているスニーカーブランドアドミラルフットウェアのロゴタイプはミツカンと似ていると言われるが、こちらは海軍総督の袖章である。また、ストライプの本数も向きも異なる。
  3. ^ 【ミツカン 味ぽん】鍋専用調味料として生まれた味ぽん誕生の秘密(男の浪漫伝説 Vol.69) ドリームメール
  4. ^ 愛知県半田市の日本一・ミツカン
  5. ^ 福江誠 『日本人が知らない世界のすし』 日本経済新聞出版社 2010年
  6. ^ 2014年2月以前は、テレビCMの最後には「○○は、(株)ミツカングループ本社の登録商標です」の文言が入っていた。
  7. ^ 日本+アジア事業の法人統合に関するご案内 (PDF)”. 株式会社Mizkan Holdings (2017年1月13日). 2018年6月19日閲覧。
  8. ^ 1997年に朝日食品工業(朝日納豆)を買収し、朝日フレシア、フレシアと社名変更。2002年に吸収合併する。
  9. ^ a b 第29期決算公告、2018年(平成30年)6月14日付「官報」(号外第128号)120頁。
  10. ^ a b 第127期決算公告、2018年(平成30年)6月14日付「官報」(号外第128号)120頁。
  11. ^ “ミツカン、巨額海外買収で狙うグローバル企業への脱皮、その成算は?非上場企業の底力”. (2014年7月10日). http://biz-journal.jp/2014/07/post_5360.html 2014年12月3日閲覧。 

関連文献編集

外部リンク編集