ロミオの青い空
世界名作劇場 | ||
通番 | 題名 | 放映期間 |
第20作 | 七つの海のティコ | 1994年1月 - 1994年12月 |
第21作 | ロミオの青い空 | 1995年1月 - 1995年12月 |
第22作 | 名犬ラッシー | 1996年1月 - 1996年8月 |
『ロミオの青い空』(ロミオのあおいそら)は、1995年1月15日から12月17日まで、フジテレビ系列で毎週日曜19:30 - 20:00(JST)に全33話が放送された、日本アニメーション制作のテレビアニメ。『世界名作劇場』の第21作目に当たる。
ロミオの青い空 | |
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アニメ | |
原作 | リザ・テツナー(『黒い兄弟』より) |
監督 | 楠葉宏三 |
脚本 | 島田満 |
キャラクターデザイン | 佐藤好春 |
音楽 | 若草恵 |
製作 | フジテレビ・日本アニメーション |
放送局 | フジテレビ系列 |
発表期間 | 1995年1月15日 - 1995年12月17日 |
話数 | 全33話 |
その他 | 『世界名作劇場』としては初のステレオ放送作品 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
概要
原作はドイツの作家、リザ・テツナーの『黒い兄弟』(Die schwarzen Brüder)。1990年代の世界名作劇場作品の中では比較的マイナーな原作であり、邦訳(酒寄進一訳)は1988年に福武書店から刊行されている。原作は少年売買や労働の苛酷さを中心にストーリーが展開されるが、本作品では少年たちの生きる様と友情に描写の重点が置かれている。特にロミオの親友であるアルフレドは、物語後半において中心的な役割を担うなど、原作より遥かにクローズアップされている。
本作品が放送された1995年は、バレーボールワールドカップやプロ野球の中継などのために、数週にわたる放送休止が頻発しており、総話数は前年までよりもさらに少なくなっている。特に9月以降はその傾向が顕著に表れており、第28話と第29話、第30話と第31話の間にそれぞれ一月以上の休止期間が存在し、11月に至っては直前に放送されていた『キテレツ大百科』と共に一度も放送が無かった。また第31話、第32話は放送局側の都合で急遽挿入された単発エピソードであり、本来は全31話の予定であった。
第2話「運命のはじまり・炎の中の家族」は、阪神・淡路大震災が起こった翌週に放送されたが、ルイニの放火により山火事が起こり、ロミオの父が大怪我を負うという内容であったため、被災地域の心情に考慮し放送を中止しようという意見が出ていた。しかしこの話を中止すれば、物語のテーマや構成、登場人物の性格にまで影響を及ぼすことになり、テレビシリーズとして成立させることが困難になるとの判断から、あえて放送に踏み切っている。放送後には「不謹慎だ」という批判、叱咤の言葉が寄せられた一方で、阪神・淡路大震災の被災者並びに同年3月に発生した地下鉄サリン事件の被災者・被害者から「よかったよ、夢をありがとう」などといった感想も多く寄せられた。[1]また、主人公ロミオの健気な生き様を見て『勇気が出た』など、いじめなどに遇っていたり自殺を考えた視聴者から、演じた折笠愛宛てに感謝の手紙が寄せられたことがムック本[要文献特定詳細情報]で綴られている。
放送終了後の展開
2001年に福武書店版「黒い兄弟」の復刊を目指すリクエスト票集めが復刊ドットコムで開始され、2002年9月にあすなろ書房から新装版で出版された。この新装版は全国の公共図書館の多くに配架されている。これに続いて番組ムック本も2003年に復刊され、その後も脚本家公認の脚本集・10周年記念ブックなどが新たに出版されている。このように『世界名作劇場』作品の中では、関連書籍の出版が活発に行われた作品である。
2005年9月に、当時の制作関係者を交えた10周年記念イベント「10~dieci~」が開催され300人以上のファンが集まった。
2009年3月に、本作品の舞台版「ロミオの青い空〜もうひとつの空〜」が男性声優集団be-Viesにより公演された。
あらすじ
スイスのソノーニョ村で11歳の少年ロミオは家族と共に平和に暮らしていた。そんなロミオたち一家に人身売買人、死神ルイニの魔の手が伸びる。ロミオの父ロベルトは頑なにロミオを売り渡すことを拒み続けるが、遂に病に倒れてしまう。それを見たロミオは医者を呼んで父を救うため、自分の身を売ることを決意する。こうして、ロミオは煙突掃除夫としてミラノの街へ旅立つのであった。
旅の途中、ロミオは同じく煙突掃除夫になるためミラノに向かう少年アルフレドと出会う。ミラノに着いた後しばらくアルフレドとは別れ、煙突掃除夫としてつらい日々が続くが、アルフレドと再会を果たし、二人は親友となる。後に他の煙突掃除夫の仲間たちを集め、不良少年ジョバンニ率いる狼団に対抗するため、黒い兄弟という同盟を結成する。
登場人物
声の項はテレビシリーズでの声優で、演の項は男性声優集団be-Viesによる舞台版「もうひとつの空」での俳優。
- ナレーション - 池田昌子
黒い兄弟
煙突掃除夫の少年たちが結成した組織。初めて誓いを行った時は9名だった。2人仲間が増え、11名となる。アンジェレッタを仲間として受け入れようという声もあった。物語終盤ではビアンカが加わるも、アルフレドがのちに亡くなってしまう。
結成する以前は、狼団によるいやがらせを受けていた。
はじめて狼団と決闘を申し込んだ時には、あらかじめ罠を仕掛けておいたため、狼団(ジョバンニ不在)に勝利する。
次の決闘では、アルフレドを人質に取られるも、狼団(サソリ団含む)を相手に善戦する。決着がつかなかったため、ジョバンニの提案した一騎討ちでロミオがタキオーニを破り、アルフレドを取り戻した。
- ロミオ
- 声 - 折笠愛 / 演 - 吉村和紘
- 主人公。正義感が強く、快活で一本気な11歳の少年。スイスのソノーニョ村で家族と暮らしていたが、少年狩りでソノーニョ村へ訪れたルイニに目を付けられてしまう。ルイニが故意に起こした山火事により父ロベルトが目の病を患い、その治療費を捻出するため自らを売ることを決意。煙突掃除夫としてミラノに連れて行かれる。
- 幸運にも人当たりの好いマルチェロ親方の元で働くことになるが、女将のエッダや息子のアンゼルモからは散々に辛く当たられ、食事は十分に与えられない上、逃亡阻止用に施錠された牢屋のような倉庫部屋で暮らす日々が続く。
- 中盤でアンゼルモの謀略によりエッダから盗みの濡れ衣を着せられて警察に逮捕され、牢屋に投獄される憂き目に遭う。しかしそこで爆弾テロを察知し、署長やマルチェロを救ったことと、アンジェレッタの証言により潔白を勝ち取り、仕事の時間以外は自由の身となる。
- その後、再会したアルフレドらと煙突掃除夫の少年による互助同盟グループ「黒い兄弟」を結成。煙突掃除夫となった頃から密かに支えてくれていたアンジェレッタと別れ、狼団やマルティーニ家と対峙するアルフレドの活躍を支える。イタリア語を話すようだが、教育水準の関係で文字の読み書きがほとんどできず、アルフレドやカセラ教授を尊敬していた。
- 終盤、アルフレドを失ったショックから精神的に落ち込んでしまい煙突掃除夫の仲間たちからも反発されたが、ビアンカからアルフレドの遺言を伝えられたことをきっかけに気力を取り戻す。アルフレドの遺言通り黒い兄弟の2代目リーダーを拝命し、アルフレドの遺志を実現しようと決心する。(編成の都合で急遽制作された)第32話で、屋根から転倒し骨折。カセラ教授宅へ居候したことで、白鯨などの書物に読みふけり、勉強に励んで教師になることをカセラ教授やビアンカの前で宣言。翌春、煙突掃除夫の契約満了により帰郷する。
- 約10年後、故郷ソノーニョ村で教師となり、子供たちに文字の読み書きを教えている。ビアンカと結婚し、彼女との間に生まれた一子にはビアンカの兄でもある親友と同じ名、「アルフレド」と名づけている。
- 原作では「ジョルジョ・ベルナスコーニ」という名前である(ドイツ語版では、ロミオの名前は原作通り「ジョルジョ(Giorgio)」に変更されている)。また本作品では前述の通り、ミラノに来てから半年後に契約満了で帰郷しているが、原作ではロッシ家での冷遇に耐えかねて黒い兄弟の3人の仲間と共にミラノから脱出した後にルガーノのカセラ教授に身を寄せ、9年後に教師としてソノーニョ村へと帰郷する。
- アルフレド・マルティーニ
- 声 - 藤田淑子 / 演 - 木村英貴
- ロミオがミラノへ行く途中に出会った美しい少年。日頃から本を読んでいて、知性と教養があり勇敢。ロミオより1歳年上。
- 偶然ロカルノでリンゴ泥棒扱いされていたロミオを助けたことをきっかけに親友となる。ミラノで煙突掃除夫として親方に売られた後、聖バビラ教会でロミオと再会する。アルフレドのその豊富な知性と教養から、ロミオはアルフレドを目指して勉強を始めるようになる。皆に推され、「黒い兄弟」の初代リーダーとなる。煙突掃除夫として人身売買に遭っている自分たちやその他の子供たちの不幸を思い、「自由に学び、自由に生きられる時代」を目指してロミオとともに新しい時代を創っていこうと約束する。
- カセラ教授からも「神に特別に愛された少年」と評されるほど、非の打ち所の無い完璧な美少年として描かれている。リーダーとしての統率力があり、彼自身は争い事を好まず直接手を出すことは滅多にない。泳げないのが唯一の弱点。煙突掃除においてシトロン親方に散々こき使われ、それが原因で肺結核にかかってしまう。
- その素性は貴族マルティーニ子爵の遺児。叔父のマウリッツィオとその妻グラゼーラの策略により両親を失い、さらに妹のビアンカ共々放火殺人の犯人に仕立て上げられた過去を持つ。終盤では病を押しつつオオカミ団の協力を得ながら国王のいる晩餐会へ乗り込み、貴族の身でありつつ煙突掃除夫として仲間と分かち合える友情を説き、その誇りを国王に認められ叔父夫婦の悪事と自らの無実を証明した。聖バビラ教会で神にその行いを報告に向かった際、体の限界によりロミオに看取られつつ息を引き取る。夢を達せられないまま皮肉な結果となったが、親友であるロミオが近い将来に彼の求めた夢を実現することに成功する。
- 原作では「コシーニ」という姓である(ビアンカも同様)。また貴族出身ではなく金持ちという設定で、ミラノに来た経緯が異なるほか、キャラクターも本作品のような完全無欠な描写はない。
- ビアンカ・マルティーニ
- 声 - 岡村明美 / 演 - 山田敦史
- 12人目の「黒い兄弟」の仲間。アルフレドの妹。アルフレドのことが大好きで、いつもアルフレドが自分の方を見ていないと気が済まない。寂しがりやで優しいが、多少お転婆で気が強い。兄を尊敬していたが、次第に兄が最も信頼を置くロミオに興味を持つ。兄のアルフレドと共にマルティーニ子爵の遺児。叔父夫婦に両親殺害の濡れ衣を着せられ、兄と共に逃亡した際、追っ手の目を欺くために髪を切っている。煙突掃除夫としてアルフレドがミラノに旅立つ際、ある農夫に預けられたのだが、叔父夫婦に発見され、監視下に置かれていた。後にロミオや黒い兄弟たちの協力を得たアルフレドによって救出され、兄と共にイタリア国王に真実を証明した。
- ロミオが帰郷した後はカセラ教授の下で住み込み看護婦として働く。後に教師となったロミオと結婚し一子をもうけ、その子に兄と同じ名を付ける。
- 原作ではミラノに来ることはなく、スイスのロベレド村でアルフレドの帰りを待ちわびている。後にアルフレドの遺言に従って自身を訪ねて来たロミオ(ジョルジョ)と共にカセラ教授の家で暮らすようになる。
- ダンテ
- 声 - 柊美冬(現・石村知子) / 演 - 能登谷祐治
- ロミオと同じくルイニに買われた少年で、ミラノへ向かう途中のロカルノの町でロミオと出逢う。坊主頭で大きめの帽子を深々と被っている。一見たちが悪そうに見えるが心優しく、自らを「ダンテ様」と呼んで戯けたりするなど、ひょうきんな性格。少々見栄っぱりで、カセラ教授曰く無鉄砲なところがある。
- 夜のミラノで狼団に絡まれているロミオを救い、再会を果たす。アルフレドが他界した際には、無気力状態となっていたロミオに活を入れるべく決闘を挑んだ。ニキータのことが好きだった。
- 春にロミオ、ミカエル、アントニオと共に故郷へ帰る。誰かのセリフの後に「そういうこと」と付け足すことがある。
- ミカエル
- 声 - 石川寛美
- 黒い兄弟の中では最年少。気が弱く泣き虫。いつもオオカミ団に狙われているほか、よく敵役にも狙われる。ロミオから弟分として可愛がられる。
- 母の手伝いをしていたこともあり、裁縫が得意。ミラノへ来る時に母からもらった聖母マリアのペンダントをお守りとして身につけている。
- 春にロミオ、ダンテ、アントニオと共に故郷へ帰る。
- アントニオ
- 声 - 高乃麗 / 演 - 根来武志
- 漁師の息子(ドラマCDより)。先に弟がミラノで煙突掃除夫として働いていたが、飢えと寒さの為に亡くなっていることを認識している。自身は脱走しようと試みるが、結局ミラノに来て煙突掃除夫となる。
- 原作では喧嘩が非常に強く、本作品でもリナルドを転ばせたりしている。
- 春にロミオ、ダンテ、ミカエルと共に故郷へ帰る。
- アウグスト
- 声 - 岡野浩介
- メンバーで一番体格がよい。ロミオと同様、行動派で自分こそが勇敢だと思い込んでいた。終盤ではロミオにリーダーになることを委ねている。
- ベナリーボ
- 声 - 岩永哲哉
- ジルバ横丁に住む。寝相が悪いらしい。「黒い兄弟」の中でいちばん背が高いがやせている。
- バルトロ
- 声 - 田野恵
- ロミオより少し先に煙突掃除夫としてミラノに連れて来られたらしく、一足先に故郷へと帰っている。
- ジュリアーノ
- 声 - 大塚瑞恵(現・大塚みずえ)
- ロミオより少し先に煙突掃除夫としてミラノに連れて来られたらしく、一足先に故郷へと帰っている。
- エンリコ
- 声 - 丸尾知子(現・Chiko)
- あまり目立たない存在。ロミオにアウグストのことを教える。
- パウリーノ
- 声 - 田野恵
- ロミオより少し先に煙突掃除夫としてミラノに連れて来られたらしく、一足先に故郷へと帰っている。狼団との決戦時には組織を抜けだそうとしたが、ロミオの説得によって勇気づけられた。
狼団
ミラノで有名な不良少年グループ。秘密基地も存在し、上下関係もある。暴行、窃盗、脅迫など悪事を働く。煙突掃除の少年達をよそ者という理由で目の敵にしており、ターゲットにする。
- ジョバンニ
- 声 - 檜山修之 / 演 - 高坂龍史
- ミラノの町の不良グループ・オオカミ団のリーダー。原作の「あばた」に相当。ケンカもグループの中で一番強く、大人の用心棒を相手に倒したり、他の不良集団に単身で乗り込んで降伏させてしまうほど。頭の回転もよく駆け引きもでき、ミラノの不良たちのカリスマ的存在。父親をアルフレドと同じ病気で亡くしている。アルフレドを抜いた黒い兄弟に決闘を挑む等目的の為には手段を選ばないが、仲間の行う卑怯なこと(アルフレドを生け捕りにする、素手のみの戦いに刃物を用いる)に関しては厳しい。
- 殴られても降伏しないアルフレドにライバル心を抱き、倒すことに執着するようになる。暴力ではなく、優しさでみんなをひとつにするアルフレドやアルフレドを想うロミオの勇気に感服した。
- アルフレドが国王に謁見し叔父の陰謀を暴露する際には黒い兄弟と一時手を結び協力する。最終回ではロミオに「オオカミ団は今後も黒い兄弟と同盟を結ぶ」と約束する。
- ニキータ
- 声 - 石津彩
- 勝ち気で意地っ張りな少女。オオカミ団の紅一点。酒場の親父に使われている。ケンカも強い。弱い者いじめを不満に思ったりと心根が優しく、アルフレドに「本当は優しい子」と言われたこともある。アルフレドに惚れていたが、彼の生前は最後まで素直になれず憎まれ口をたたき続けた。アルフレドのいない黒い兄弟に決闘を挑むのを提案したのも彼女であり、決闘ではタキオーニを応援していたが、黒い兄弟が勝った時にはアルフレドの腕を縛っていた縄を解いて、彼に笑顔を見せて明るく去っている。
- 文字の読み書きができる。
- 男勝りで みすぼらしいがアルフレドから「髪に花を飾ったら似合う」と言われるほどの美少女で、最終回で髪に花をさして照れながらアルフレドの墓前に語りかけていた。ミラノを去るロミオに今後もアルフレドの墓を守ってほしいと頼まれ快諾した。初登場は第7話「天使の住む家」。
- リナルド
- 声 - 中原茂 / 演 - 保坂薫
- オオカミ団のナンバー2。サソリ団を倒した時にジョバンニから「将軍」に任命される。別名:赤毛のリナルド。あまり感情的にならない性格。顔半分が前髪で隠れている美少年。身のこなしが軽くケンカも冴えているが、ジョバンニ不在の戦いでは、頭脳戦に負けている(刃物で脅したサソリ団のマルコからリオを救えず後から来たジョバンニに任せている、聖サンバビラの戦いでは実力を発揮できず倒されるなど)。
- タキオーニ
- 声 - 太田真一郎 / 演 - 岩崎匡浩
- オオカミ団のメンバー。ジョバンニに「副将軍」にしてくれるように頼むが、彼には頭の悪さと卑劣さを見抜かれており却下されている。アンゼルモが騎士(ナイト)になるかもしれない時は驚きと怒りを隠せなかった。ロミオをライバル視しており、ロミオと一対一で決闘した相手。腕力に長けているが、道具(樽、縄、刃物)を使って相手を倒すことを得意とする。あだ名はブルだが作中で呼ばれている場面はない。ロミオとの決闘では「素手のみで戦う」というルールを破ってナイフを使い両者倒れることになる。それによってジョバンニの怒りを買い反則負けとなる。アルフレドが国王に謁見した際には、マウリッツォの用心棒を一撃で倒すなど、かなりの活躍を見せている。気が短く、すぐに簡単な罠に引っ掛かる。
- 終盤ではロミオと仲が良くなっている。
- リオ
- 声 - 丸尾知子(現・Chiko)/ 演 - 手塚慶之
- オオカミ団のメンバー。別名:ねずみのリオ。小柄でそばかす顔の少年。オオカミ団の偵察係で、すばしっこく要領が良いうえ、狡猾で意地も悪い。タキオーニと組んで行動することが多い。口癖は「さすが天下の○○さんだ」「ざまあカースケ」。サソリ団や黒い兄弟相手にひとりだけピンチになったこともある。
- ロミオがミラノを去る際には涙ぐんでいた。
- ファウスティーノ
- 声 - くじら
- オオカミ団のメンバー。かなりの巨漢。普段は愚鈍でおとなしいが、怒ると見境がつかなくなる。ニキータと共に、黒い兄弟の和解前からロミオには友好的で町で会えば普通に会話したり、サソリ団戦では相手に拳があたらず、転んだ拍子に運よく勝った程度で、根は穏健な性格である。
旧サソリ団
狼団と対立しているミラノの不良グループ。マルコやトニオが中心となって動いていて、クラウディオという怪物がいる。計6名。
ニキータを罠にかけるつもりが逆手をとられ喧嘩でも劣勢になる。刃物でリオを人質にするもジョバンニが現れ、敗退する。
リベンジで、クラウディオとジョバンニの一騎討ちでも完敗する。その後、全員で狼団の仲間に入り、黒い兄弟との決戦にも参戦する。
終盤では全く登場せず、狼団も6名で行動している。
ミラノの住人
- マルチェロ・ロッシ
- 声 - 安西正弘
- ミラノでロミオを85リラで買い取り雇った煙突掃除の親方。酒好きで恐妻家。奇縁からアンジェレッタの養父となる。人は好いが、女房エッダの尻に敷かれている。ロミオが泥棒の濡れ衣を着せられた時は息子アンゼルモの嘘を鵜呑みにしてしまうが、警察署爆破テロの際に自分を庇ったロミオを見て真実を悟り、以後は休日を与えるなどロミオに優しく接し、本人からも父親同然に想われるようになった。
- エッダ・ロッシ
- 声 - 羽鳥靖子
- マルチェロの妻。相当な肥満体型の中年女性(原作では体型が違う)。常に苛立っており、金に汚く口うるさい。いつもマルチェロを尻に敷いている。息子のアンゼルモを溺愛しているが、養女のアンジェレッタにも変わらぬ愛情を注いでいた。
- ロミオを散々にこき使いことあるごとに辛く当たったが、アルフレドが亡くなってからは少しだけロミオに優しくなる。ロミオがミラノを去る際には一見いつものようなきつい態度を取りながらも、物陰では涙を見せていた。
- アンゼルモ・ロッシ
- 声 - 柏倉つとむ(現・カシワクラツトム)
- マルチェロとエッダの実子。年齢はロミオと同じくらい。性格はエッダに似て非常に悪く、身勝手かつ陰険。嘘が得意で親の前では猫をかぶり、ことあるごとにロミオに嫌がらせを行う。ロシアの伯爵家の血筋であると嘘をつき狼団に出入りしていたが、アンジェレッタの日記によってそれがバレてしまい、さらに裏で仲間の陰口をたたいていたことまで明るみにされ(原作ではロミオに不意打ちを食らわせ)、制裁を受け追い出される。その逆恨みとロミオがアンジェレッタと仲良くしていることが気に入らないことからロミオに泥棒の濡れ衣を着せる。アンジェレッタの証言によって真犯人だとバレてしまうが、ロッシが場を収めたことで訴えられずに済んだ。以後は露骨な嫌がらせをすることはなくなった。最終回ではロミオに対抗意識が芽生えたらしく、突っぱねて最後まで和解しなかった。
- 卑劣な性格の持ち主ではあるものの、アンジェレッタには嘘偽りのない親愛の情を持ち接しており、彼女の前だけでは普段の狡猾な振る舞いはなりを潜め、悪事を指摘された時には羞恥・狼狽している。また、不満気ながらもアルフレドの葬式費用のカンパに協力し、葬儀にも参列していた。
- アンジェレッタ・モントバーニ
- 声 - 川村万梨阿
- ロッシ親方が祖母に当たるイザベラ・モントバーニ伯爵夫人より預かった10歳(作中で11歳の誕生日を迎える)の養女。アンゼルモの義理の妹。多くの人がアンジェレッタのことを天使と表現するほどの美少女。病弱で絵を描くのが好き。とても素直で優しい性格で、お腹を空かせていたロミオの為に食事を提供してくれた。ロミオに手紙を送り、やり取りをした後に対面し、内緒で会うようになる(ただし、一度手紙と間違って日記を渡してしまったことがあり、アンゼルモが狼団から追放される原因となった)。以来ロミオとは大の仲良しになり、後に愛情を告白している。
- 黒い兄弟の協力で祖母イザベラと対面した後に和解し、療養のために引き取られる。ストーリー中盤を支えた名ヒロインとも言える存在だったが、持病の治療のためイザベラと共にパリに渡り、終盤は全く登場しなかった。
- 原作では貴族の娘という設定ではなく、風貌もくしゃくしゃの青みがかかった髪となっており、物語終盤に息を引き取る。
- ミミ・ロッシ
- 声 - 麻生美代子
- マルチェロの母親。作中で久し振りに息子一家のもとを訪れる。豪快で威勢が良く、エッダやアンゼルモを散々に振り回した。マルチェロも未だに頭が上がらない。曲がったことが大嫌いで、実孫であるアンゼルモの狡猾な本性を鋭く見抜き、むしろ素直でマルチェロの少年時代に似ているロミオを気に入り可愛がる。
- マデーラ
- 声 - くればやしたくみ
- ロッシ家の向かいに住む気さくな夫人。いつもマルチェロをからかっている。夫婦ゲンカをするととても恐ろしく、指を鳴らして殴りかかろうとする。
- エミリオ
- 声 - 塩屋浩三
- ミラノの酒場のマスター。彼の経営する酒場で死神が買ってきた子供の取り引きが行われる。
- カセラ
- 声 - 有本欽隆
- ミラノに住む大学教授。ロミオとアルフレドの才能に気付く。とても親切な人物でロミオが煙突掃除に訪れた時に絵本をプレゼントしたり、アルフレドにも本を貸した。またアルフレドの素質を見抜いていた数少ない人物でもある。医師としての知識もありアルフレドの体調を気にかけた。後にビアンカを引き取る。
- ロミオが骨折した際には自宅で介護し、その間に数々の本や知識を授けた。
- 原作ではミラノではなく、スイスのルガーノに住んでいる。
- ピア
- 声 - 中村尚子
- カセラ教授の屋敷のメイド。主人に似てとても親切である。
- モレッティ
- 声 - 峰恵研
- ミラノ警察署の署長。爆破テロの際、ロッシ親方と一緒にいるところをロミオによって救われ九死に一生を得る。この一件でロミオの潔白を確信したロッシ親方の証言もあって、ロミオを無罪放免にした。
- マツェオ
- 声 - 西村知道
- ダンテの親方。ダンテ同様お調子者でお人好し。マルチェロからアンジェレッタの素性について口止めされていたが、ロミオたちにしゃべってしまう。
- シトロン
- 声 - 佐藤正治
- アルフレドを86リラで買い取った親方。アルフレドがカセラ教授から借りてきた本を暖炉に投げ込む等、底意地が悪い。親方と言っても、自身は酒を飲んでばかりで仕事もせず、アルフレドをひたすら酷使したことで彼を死に追いやる原因ともなった。アルフレドの葬式には出席していない模様。
- 原作では「シトロン」はあだ名で、本名は「ジュゼッペ」である。
- イボ
- 声 - 辻親八
- 強盗団の親分。警察に捕まり脱走を企てる。
- フランコ
- 声 - 塩屋浩三
- 警察に捕まった強盗団の親分を助ける為、警察署を爆破しようとした主犯。フランコのおかげでロミオまで殺されそうになってしまう。
- カミラ
- 声 - 弘中くみ子
- フランコの仲間の女強盗。
- テオ
- 声 - 丸山詠二
- ロッシ家の向かいに引っ越してきた人形使いの老人。とても優しく、アンジェレッタから慕われている。息子のレオンと絶縁しており、孫のナナには父親はすでに亡くなっていると嘘をついている。
- ナナ
- 声 - 鈴木砂織(現・杉本沙織)
- テオの孫娘。明るく無邪気な性格で、アンジェレッタにも懐いている。
- レオン
- 声 - 小野健一
- テオおじいさんの息子でナナの父親。病弱な娘のために医者を志し人形芝居を飛び出し、カセラ教授を頼って立派な医者となった。
- クリスチーナ
- 声 - さとうあい
- ロミオが20リラを稼ぐ為に離れの掃除と修理をすることにした家の御夫人。とても親切なおばさん。
- リド
- 声 - 星野充昭
- ミラノの町の露天商の主人。スペインで仕入れてきた高価な壷をミカエルに割られてしまい、代わりにミカエルが大切にしていた聖母マリアのペンダントを取り上げてしまう。
ソノーニョ村の住人
- ジェシカ
- 声 - 藤井佳代子
- ロミオの母。前の夫(ロミオの実父)を戦争で亡くし、ロミオが2歳のときにロベルトと再婚する。厳しくも優しい女性。
- 原作では「アンナ」という名前である。また父親ではなく彼女が足を骨折したことが原因で、ロミオ(ジョルジョ)は身売りされることとなる。
- ロベルト
- 声 - 大林龍之介(現・大林隆介)
- ロミオの義父。ソノーニョ村で農業を営んでいるが不作続きで貧しい生活を送っている。ロミオから尊敬されており、ロベルトもロミオを実子同様に愛し、ルイニの申し出を断固として拒絶した。ルイニが起こした山火事の際に負った傷が元で目に病を患ってしまう。
- 原作では実父ではないという設定はなく、ロミオ(ジョルジョ)の身売りもマリアに唆されて本人には黙ってルイニと契約している。
- カルロとピエトロ
- 声 - 嶋方淳子、南杏子
- ロミオの異父弟(双子)。ロベルトとジェシカの子。
- マリア
- 声 - 沼波輝枝
- ロミオの祖母。老いてなお矍鑠とした、元気で威勢のいい女性。
- 原作ではジェシカ(アンナ)が骨折し痛みに堪える様を見て、ロベルトにロミオ(ジョルジョ)を半年身売りするよう唆している。
- アニタ
- 声 - 丹下桜
- ロミオの幼馴染み。多少気が強い。ロミオにキスを求めるなど無邪気に将来を約束する。
- 本作品では出番は序盤のみで最終回にも登場しなかったが、原作では終盤にロミオ(ジョルジョ)との関係の結末が描かれている。
- リサ
- 声 - 遠藤晴
- アニタの祖母。ジーナがリサとロベルトについて立ち話していたことからロミオはロベルトが本当の父ではないことを知ってしまう。
- ジーナ
- 声 - くればやしたくみ
- アニタの母。
- チノ
- 声- 高戸靖広
- アニタの兄。
- マリオ
- 声 - 柳瀬洋美(現・やなせなつみ)
- アニタの弟。
- スカラ
- 声 - 西村知道
- ソノーニョ村の雑貨屋兼飲み屋を経営するおやじ。村人たちが支払いに困った時はツケで商品を売ってくれるが、取りたては厳しい。
- エンベリーノ
- 声 - くじら
- スカラの息子。ロミオより年上(原作では2歳年上)で体つきも大きい。乱暴者のいじめっ子。勇者の木登りに参加した。
- マルコ
- 声 - 岩永哲哉
- 勇者の木登りに参加した子供の一人。
- カニオ
- 声 - 丸尾知子
- 勇者の木登りに参加した子供の一人。
- 神父
- 声 - 名取幸政
- ソノーニョ村の教会の神父。村で唯一字の読み書きができる人間。名前は不明。
その他
- イザベラ・モントバーニ
- 声 - 山口奈々
- アンジェレッタの祖母で伯爵夫人。平民の女性と結ばれた息子のことを亡くなった後も許すことができず、屋敷に出入りしていたロッシ親方に孫であるアンジェレッタを預けていた。冷淡で厳しい性格から「氷の伯爵夫人」の異名を取る。ロミオたちの協力でようやくアンジェレッタはイザベラと会うことに成功し、イザベラも永いわだかまりを捨てて彼女を療養のために引き取ることにした。
- アルフレドがロミオらと国王に謁見しようとした際に再会し、彼らに協力した。
- アドルフォ・モントバーニ
- 声 - 森川智之
- イザベラの息子で、アンジェレッタの父。貴族でないジョバンナとの結婚をイザベラに猛反対され、駆け落ち同然でモントバーニ家を去るが、アンジェレッタが生まれた直後に若くして病死した。
- ジョバンナ
- 声 - 中山真奈美(現・中山さら)
- アンジェレッタの母。貴族の生まれではなく貧しい生い立ちだったため、アドルフォとの結婚をイザベラに反対されてしまう。アンジェレッタを生んだ直後に病死した。
- チェルビオ
- 声 - 沢木郁也
- モントバーニ伯爵家の執事を務める。
- サベリオ
- 声 - 新田三士郎(現・小林通孝)
- イザベラの親戚。モントバーニ家の財産を狙いイザベラに取り入ろうとしている。
- マッティーリオ
- 声 - 志賀克也
- イザベラの親戚。モントバーニ家の財産を狙いイザベラに取り入ろうとしている。オカマ口調。
- イタリア国王
- 声 - 宝亀克寿
- ミラノを訪問しての晩餐会で、叔父マウリッツィオの陰謀と自らの潔白を訴えたアルフレドの勲章をかつて父王が下賜した本物と見抜き、マウリッツィオを逮捕してアルフレドの名誉を回復させた。
- ピットリオ・マルティーニ
- 声 - 岸野一彦
- アルフレドとビアンカの父。イタリア国王の父君を戦地で助けたことから勲章を授かり、以来マルティーニ家の家宝とする。とても優しい父親だったが、弟のマウリッツォに殺されてしまう。
- パトリッツィア・マルティーニ
- 声 - 高木早苗
- アルフレドの母。優しいが病気がちだった模様。ピットリオと共にマウリッツォに殺されてしまう。
- マウリッツィオ・マルティーニ
- 声 - 中多和宏
- アルフレドやビアンカの叔父。マルティーニ家の富をピットリオが独占しているのを妬んでいた。風貌は立派だが内面は流されやすい小心者。妻グラゼーラに唆され、マルティーニ家の財産を独り占めしようとピエモンテの屋敷に放火してアルフレドの両親を殺害した。第29話で、黒い兄弟やオオカミ団の助けを得て国王の前で潔白を証明したアルフレドによって、勲章の偽造が露見し、卑劣な所業が明るみに出たため、妻と共に逮捕される。
- グラゼーラ・マルティーニ
- 声 - 沢海陽子
- アルフレドやビアンカの叔母で、マウリッツォの妻。一見知的な美人だが目的の為には手段を択ばない野心家であり、夫を尻に敷いている。マルティーニ家の財産を独り占めしようと夫を煽り立て、アルフレドの両親を殺害させた。ビアンカを人質にしてアルフレドから勲章を奪おうと画策していたが、黒い兄弟の活躍によってビアンカを奪還され、イタリア国王臨席の晩餐会にてアルフレドに陰謀を全て暴露され夫と共に逮捕された。
- ランベルト
- 声 - 山野井仁
- マウリッツォの雇った用心棒の1人。とても力が強そうに見えるが、ジョバンニに一発で倒されてしまった。
- アントニオ・ルイニ
- 声 - 小村哲生
- 貧しい家庭から子供を安い値段で買い取り、煙突掃除夫としてミラノへ連れて高く売り飛ばす悪人。連れていかれた少年の大半が二度と帰って来ないことから死神ルイニと呼ばれ、恐れられている。自身の眼鏡に適えばどんな手段を持ってしてもその少年を手に入れようとするあくどい性格で、ロベルトのトウモロコシ畑に放火し、大きな山火事まで引き起こした。この時代においても人身売買は合法ではなく、密航者のように潜みながら少年たちを馬車に乗せてミラノへ連れて行く。船で湖を渡る時に難破して溺れそうになったところをロミオに救われ、複雑な感慨を抱く。その後は暴力や盗みは行わなくなったが、結局改心はせず、最終回でも変わらず人身売買を続けている。しかし、ロミオは死神の心の中で何かがほんの少しだけ動いた、と感じ取った。
- 原作ではたびたび登場し、最終的には人身売買の罪で逮捕される。
- リゾ
- 声 - 稲葉実
- ロカルノの町でやまねこという名の酒場を経営している。しかしそれは仮の姿で、本当は人買いの仕事をする死神の仲間。
- ムゼッタ
- 声 - 阿部道子
- リゾと協力して人買いの仕事を手伝う女。
- バレージ
- 声 - 徳丸完
- ロカルノの町の名医と呼ばれる医者。腕は良い模様でロベルトの怪我も治したが、その分、診察費も高い。
- トニオ
- 声 - 山下啓介
- リンゴ園を経営している農夫。馬車に積んだリンゴがなくなった時、そばを通りかかったロミオをリンゴ泥棒だと勘違いしてしまった。
- マルチェロ
- 声 - 水原リン(現・真山亜子)
- トニオの息子。リンゴ泥棒の犯人。
- カニーロ
- 声 - 岸野一彦
- ロカルノ日報の新聞記者。ただし、新聞売りも兼ねている。
- ハンナ
- 声 - 冬馬由美
- カニーロの娘で新聞記者兼新聞売りを兼ねる。とても働き者らしく、父親の仕事を立派に継いでいる。
- レオ
- 声 - 佐藤浩之(現・佐藤佑暉)
- ロカルノ日報で働く新聞記者。ハンナとは恋人同士らしい。
動物たち
- ピッコロ
- ロミオの友達で、共にミラノに渡ったオコジョ。ロミオを虐める者には飛び掛って爪で引っ掻く。終盤は出番がほとんど無くなったが最終回では大人になったロミオと共にピッコロの子孫が登場している(ピッコロ自身という説もあるが、オコジョの寿命が最高でも7年なので、可能性は限り無く低い)。
- ミケランジェロ
- ロカルノの町で一番の曲芸師と呼ばれる熊。得意は樽乗りである。
- パルモ
- ロッシ親方の家で飼っている猫。アンゼルモが世話をしている模様。
- クレオパトラ
- マデーラの家で飼われている犬。おとなしい犬だが光る物を持っていく癖がある。
- バッカス
- イザベラの飼っている犬。犬種は茶色のドーベルマン。少々恐いところがあるが、イザベラには懐いている。
スタッフ
主題歌
オープニングテーマ
エンディングテーマ
- 「Si Si Ciao 〜ロマナの丘で〜」
- 作詞 - 佐藤ありす / 作曲 - 岩崎琢 / 編曲 - 若草恵 / 歌 - 笠原弘子
各話リスト
話数 | 放送日 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
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第1話 | 1995年 1月15日 |
アルプス! 小さな村の大事件 | 楠葉宏三 | 佐藤好春 | |
第2話 | 1月22日 | 運命のはじまり・炎の中の家族 | 宮下新平 | 大城勝 佐藤好春 | |
第3話 | 1月29日 | さよなら・ぼくの村 | 楠葉宏三 | 井上鋭 佐藤好春 | |
第4話 | 2月5日 | 似顔絵の少年 | 楠葉宏三 | 宮下新平 | 大城勝 佐藤好春 |
第5話 | 2月12日 | 酒場での一夜 | 岩本保雄 | アベ正己 | |
第6話 | 2月19日 | 舟が沈む!! 嵐の中の友情 | 楠葉宏三 | 宮下新平 | 井上鋭 佐藤好春 |
第7話 | 2月26日 | 天使の住む家 | 松川智充 | 大城勝 佐藤好春 | |
第8話 | 3月5日 | 天使からの贈り物 | 楠葉宏三 | 井上鋭 佐藤好春 | |
第9話 | 3月12日 | 月夜のラブレター | 佐々木和宏 | 宮下新平 | 大城勝 佐藤好春 |
第10話 | 3月19日 | 青空のスケッチブック | 有原誠治 | 岩本保雄 | 北崎正浩 |
第11話 | 4月23日 | 友だちになろう! | 松川智充 | 井上鋭 佐藤好春 | |
第12話 | 4月30日 | 霧の街に消える | 横田和善 | 宮下新平 | 大城勝 佐藤好春 |
第13話 | 5月7日 | 地下水道での再会 | 楠葉宏三 | 井上鋭 佐藤好春 | |
第14話 | 5月14日 | 逃げるんだ!! 早く | 横田和善 | 楠葉宏三 | 大城勝 佐藤好春 |
第15話 | 5月21日 | 火をともせ! 11人の誓い | 松川智充 | 井上鋭 佐藤好春 | |
第16話 | 5月28日 | ライバルはアルフレド! | 横田和善 | 宮下新平 | 大城勝 佐藤好春 |
第17話 | 6月4日 | 聖バビラ教会の決闘 | 楠葉宏三 | 井上鋭 佐藤好春 | |
第18話 | 6月11日 | 朝日にとどけ! 団結の歌 | 横田和善 | 宮下新平 | 大城勝 佐藤好春 |
第19話 | 6月18日 | おばあちゃんは魔法使い | 松川智充 | 楠葉宏三 | 井上鋭 佐藤好春 |
第20話 | 7月2日 | テオじいさんの人形劇 | 横田和善 | 宮下新平 | 大城勝 佐藤好春 |
第21話 | 7月9日 | アンジェレッタの秘密 | 楠葉宏三 | 楠葉宏三 | 井上鋭 佐藤好春 |
第22話 | 8月6日 | おばあさまに会えた! | 宮下新平 | 大城勝 佐藤好春 | |
第23話 | 8月13日 | さよなら…ぼくの天使 | 井上鋭 佐藤好春 | ||
第24話 | 8月20日 | ねらわれた兄妹 | 横田和善 | 大城勝 佐藤好春 | |
第25話 | 8月27日 | 再会! ビアンカとアルフレド | 楠葉宏三 | 井上鋭 佐藤好春 | |
第26話 | 9月3日 | 誇り高き魂 | 横田和善 | 宮下新平 | 大城勝 佐藤好春 |
第27話 | 9月10日 | 長い一日のはじまり | 楠葉宏三 | 井上鋭 佐藤好春 | |
第28話 | 9月17日 | 貴公子アルフレド | 横田和善 | 宮下新平 | 大城勝 佐藤好春 |
第29話 | 10月22日 | 永遠のアルフレド | 楠葉宏三 | 井上鋭 佐藤好春 | |
第30話 | 10月29日 | 最後の誓い | 横田和善 | 宮下新平 | 大城勝 佐藤好春 |
第31話 | 12月3日 | 本当の宝物 | 宮下新平 | 佐藤好春 | |
第32話 | 12月10日 | 素敵なクリスマスイブ | 横田和善 | 西田健一 | |
第33話 | 12月17日 | 空へ! 自由の翼にのって | 楠葉宏三 | 井上鋭 佐藤好春 |
放送局
※放送日時・系列は本番組終了時(1995年12月)のもの。
放送地域 | 放送局 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|
関東広域圏 | フジテレビ | 日曜 19:30 - 20:00 | フジテレビ系列 | 制作局 |
北海道 | 北海道文化放送 | |||
岩手県 | 岩手めんこいテレビ | |||
秋田県 | 秋田テレビ | |||
宮城県 | 仙台放送 | |||
福島県 | 福島テレビ | |||
新潟県 | 新潟総合テレビ | |||
長野県 | 長野放送 | |||
静岡県 | テレビ静岡 | |||
富山県 | 富山テレビ | |||
石川県 | 石川テレビ | |||
福井県 | 福井テレビ | |||
中京広域圏 | 東海テレビ | |||
近畿広域圏 | 関西テレビ | |||
島根県・鳥取県 | 山陰中央テレビ | |||
岡山県・香川県 | 岡山放送 | |||
広島県 | テレビ新広島 | |||
愛媛県 | 愛媛放送 | [2] | ||
福岡県 | テレビ西日本 | |||
佐賀県 | サガテレビ | |||
長崎県 | テレビ長崎 | |||
熊本県 | テレビ熊本 | |||
鹿児島県 | 鹿児島テレビ | |||
沖縄県 | 沖縄テレビ | |||
山梨県 | 山梨放送 | 水曜 16:30 - 17:00 | 日本テレビ系列 | |
高知県 | 高知放送 | 金曜 16:30 - 17:00 | [3] | |
大分県 | テレビ大分 | 水曜 16:00 - 16:30 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 |
[4] |
宮崎県 | テレビ宮崎 | 日曜 18:00 - 18:30 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
[4] |
海外での放送
前作までと同様に、ドイツでもテレビ放送が行われており、現時点では本作品が同国で放送された最後の作品となっている。また、同国では原題『Die Schwarzen Brüder』(和訳:黒い兄弟)のタイトルで放映され、主人公の名前が「ロミオ」から「ジョルジョ」に変更されているなど、登場人物の名称も原作に準じたものとなっている。
本作の舞台となったイタリアでは、『Spicchi di cielo tra baffi di fumo』というタイトルで放送された。そのほか、韓国、フィリピン、アラビア語圏などでも放送された。
デジタルリマスター版
前作までと同様に、本作品でもデジタルリマスターHD版が制作された。画面比が16:9に変更、本放送では見えなかった部分も現行の画質に合わせる形で引き伸ばされている。2014年5月4日よりキッズステーション(CS放送)の「キッズステーション 世界名作劇場」枠にて放送後、独立U局などでも放送された。
映像ソフト化
テレビシリーズのDVDは2001年8月25日 - 11月25日にかけて全8巻が発売、各月ごとに2巻ずつ同時発売という販売形態であった。
メディア
- ロミオの青い空 ドラマソングブック Vol.1
- ロミオの青い空 オリジナルサウンドトラック Vol.2
- ロミオの青い空 オリジナルサウンドトラック Vol.3
- ロミオの青い空 メモリアルソング・ピアノコレクション
- 世界名作劇場 メモリアル音楽館 ロミオの青い空
脚注
外部リンク
- 作品紹介 - 日本アニメーション
- ロミオの青い空 - TOKYO MX
- ロミオの青い空 - YouTubeプレイリスト
フジテレビ系列 日曜19:30 - 20:00(世界名作劇場) | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
七つの海のティコ
(1994年1月16日 - 12月18日) |
ロミオの青い空
(1995年1月15日 - 12月17日) |
名犬ラッシー
(1996年1月14日 - 8月18日) |