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日本を代表する花、桜

国花(こっか、: Floral emblem)とは、その国民に最も愛好され、その国の象徴とされる花である。

目次

各国の事例編集

国の象徴とされるFloral emblemは、必ずしもとは限らず、農作物樹木隠花植物が指定されることもある。ただし国によっては国樹や国果としてそれらを制定し、国花はまた別、あるいは指定しないといった対処をしているところもある。一般にヨーロッパでは花卉が多いが、ヨーロッパ以外では花卉が指定されることは少ない。またその国の原産であったりその国に広く見られるものとも限らない(むしろ外来種が指定されることが多い)。指定範囲も単一種を指定する場合もあれば、複数種を指定することもある。園芸植物の場合は細かく花の色まで特定したり、それとは逆に大まかに属科レベルで指定する場合もある。中にはアイルランドのシャムロックのように、特定種ではなく表象的な外見の形状(三分岐の掌状複葉、いわゆる三つ葉のクローバー型の葉を有する)で指定する場合もある。

国花の選定方法は各国により異なり、法律や議会の議決、勅令や政令で定められたり国民投票で決定したもの、故事や伝説にちなんだもの、長年の慣習によるもの、王室の象徴として用いられていたものなどがある。最後のケースではイギリスバラ(テューダー・ローズ)、フランスアイリス(フルール・ド・リス)と云った、王室がエンブレムとして選定していたものが有名である。現在ある国花の多くは公的な手続き、裏付けを欠く慣習上のものであり、成文法に基づき国花を指定制定する例は実際には少数派である。日本にも法定の国花はなく、国民に広く親しまれているや皇室の家紋のモチーフであるが事実上の国花として扱われている。国花はコインや紙幣、旅券切手などの意匠としてしばしば使用されるため、濫用を避ける意味で一部国の国花は世界知的所有権機関に届け出られ、管理下に置かれている。

各国の国花編集

表を見るにあたっての注記について記載する。

国樹 は、公式、慣習上を問わず国樹、国木としての意味が強いものを示す。

歴史 は、現在は当該国の官民ともに国花としての意識はないのだが、歴史的経緯から対外的に国花として扱われることが多いものを示す。

アジア編集

  アゼルバイジャン ない。 ヒマワリ、またはブドウとする資料もある[要出典]
  アフガニスタン 赤いチューリップ Red tulip
  アラブ首長国連邦 ない。 マリーゴールド、ヒャクニチソウ、現在選考中とする資料などがある[要出典]
  アルメニア ない。 コーヒー、アネモネとする資料もある[要出典]
  イエメン アラビカコーヒーノキ Coffea arabica
  イスラエル 国樹 オリーブ Olea europaea
シクラメン Cyclamen persicum イスラエルは園芸種シクラメンの原産地。
  イラク 赤いバラ Red rose
  イラン 黄色いつる性のバラ[1] Yellow rose 画像は原種バラの1種 Rosa persica
チューリップ Tulip 国章はこの花卉を外形を表している。Tulipa sylvestris に絞るとする資料[1]もあるが、イランは多数の原種チューリップ自生地なので T. sylvestris のみが国花とは考え難い。
  インド Nelumbo nucifera
国樹 印度菩提樹 Ficus religiosa
  インドネシア メラティ(マツリカ) Jasminum sambac ジャスミンの1種。国民の花。1990-6-5に制定されたがそれ以前から慣習的に国花とされていた。1993年に大統領令[2]にて追認。ケソケイ Jasminum multiflorum とする資料[3]もあるが、大統領令には記載がない。
コチョウラン Phalaenopsis amabilis 魅惑の花。1990-6-5に制定され1993年に追認。
ラフレシア Rafflesia arnoldii 珍奇の花。1990-6-5に制定され1993年に追認。
スマトラオオコンニャク Amorphophallus titanum 上記3種の追認以降に珍奇の花に追加された。
  ウズベキスタン ない。 チューリップとする資料などがある
  オマーン 赤いバラ Red rose
  カザフスタン チューリップ Tulip
  カタール ナツメヤシ Phoenix dactylifera
  韓国 ムクゲ Hibiscus Syriacus 国章はこの花を基にデザインされている。国歌にもこの花の名が登場する。
  カンボジア ラムドゥアンMitrella mesnyi   バンレイシ科の1種。勅令[4]により制定。
Oryza sativa
  北朝鮮[注 1] Prunus salicina
木蘭(オオヤマレンゲ) Magnolia sieboldii ssp. sieboldii
  キルギス ワタ Gossypium arboreum
バラ Rose
チューリップ Tulip 最近はヒヤシンスも国花とする資料がある
  クウェート アル・アルファジ Rhanterium epapposum キク科の1種。
  ジョージア ヨーロッパブドウ Vitis vinifera グルジアに限らず、中央アジア諸国は古くからのワインの銘醸地が多い。最近ではユリとする資料もある。
  サウジアラビア バラ Rose 画像の品種名はアラビア。
  シリア ダマスクローズ Rosa damascena 全く異なる名[注 2]を挙げている資料もあるが、明白な理由付けがある(ダマスクはシリアの首都ダマスカスの意)のはこれだけ。
  シンガポール バンダ・ミスジョアキム Vanda hookeriana × V. teres ラン科バンダ属の交配種。この花がシンガポール国内で初めて作出された蘭の園芸品種であることによる。
  スリランカ ニル・マーネル Nympheae stelleta syn. N. nouchali 青いネッタイスイレン
  タイ ナンバンサイカチ Cassia fistula
スイレン[5] Nymphaea 画像はアカバナスイレン N. rubra
  タジキスタン ない。 あるとする資料はカルミア Kalmia latifoliaヘリコニア、シクラメン、ワタなどを挙げているが、どれ1つとして植物名が一致していない。
  中華民国 Prunus mume
  中国   中華人民共和国 ない。 現在国花選定中。候補は牡丹のほか梅も挙げられているが、過去に何度か国民投票を実施した際には牡丹と梅が常に1位、2位を占めていた。近年では、牡丹・梅・菊・蓮・蘭の五つの花を全て中国の国花になろうとの意見もあり、その原因は国旗の五つ星を象徴できること。[6]
  香港 バウヒニア Bauhinia blakeana マメ科の1種。英名 Hong Kong orchid tree から誤ってランの1種などと記されることがある。
  マカオ Nelumbo nucifera アラゲノボタンとする資料がある
  トルクメニスタン ない。 アスター(エゾギク)とする資料がある[注 3][注 4]
  トルコ チューリップ Tulipa gesneriana 園芸種T. gesneriana でなく原種の1つ T. sylvestris だとする資料[7]もある。なおトルコは園芸種チューリップ発祥の地である。
  日本[8][注 5] Cerasus 一般に国を象徴する花として語られコイン切手意匠として採用されてきたが法定のものではない。
Chrysanthemum × morifolium 菊は国より皇室の象徴としての意味が強い。
  ネパール ラリグラス Rhododendron arboreum シャクナゲの1種
  パキスタン ソケイ Jasminum officinale ジャスミンの1種
  パレスチナ 国樹 オリーブ Olea europaea
  バーレーン ない。
  バングラデシュ シャープラ (ネッタイスイレン)Nymphaea pubescens 憲法[9]条文中で宣言。
  東ティモール ない。
  フィリピン サンパギータ(マツリカ) Jasminum sambac
  ブータン メコノプシス・ホリデュラ Meconopsis horridula 青いケシの1種。
  ブルネイ カンボクビワモドキ Dillenia suffruticosa
  ベトナム 紅い蓮 Red lotus
国樹 Bomboo
  マレーシア ブンガラヤ(ブッソウゲ) Hibiskus rosa-sinensis
  ミャンマー サラノキ Shorea robusta
カリン (マメ科) Pterocarpus indicus
アカバナサンタンカ[10]Ixora coccinea アカネ科の1種。
  モンゴル セイヨウマツムシソウ Scabiosa atropurpurea
  ヨルダン ブラックアイリス Iris nigricans
  ラオス インドソケイ Plumeria rubra 単にプルメリアと云った場合、通例はこの種を指す。
  レバノン 国樹レバノンスギ Cedrus libani

アフリカ編集

  アルジェリア バラ Rose
  エチオピア カラー(オランダカイウ) Zantedeschia aethiopica
  エジプト ロータス(ヨザキスイレン) Nymphaea lotus
  ガーナ ナツメヤシ Phoenix dactylifera
  ガボン カエンボク Spathodea campanulata
  コートジボワール ヤシ Palm
  コンゴ民主共和国 [注 6] ニオイマホガニー Khaya センダン科の1属。画像は7種あるうちの1種 Khaya senegalensis
  シエラレオネ ギネアアブラヤシ Elaeis guineensis
  ジンバブエ グロリオサ・ロスチャイルディアナ Gloriosa rothschildiana
  スーダン ブッソウゲ Hibiskus rosa-sinensis
  赤道ギニア カポック(パンヤ) Ceiba pentandra
  セネガル 国樹 バオバブ Adansonia sp.
  チュニジア ミモザ Mimosa     正式に制定された国花。種としてはフサアカシア Acacia dealbataギンヨウアカシア Acacia baileyana など。
オオバナソケイ Jasminum grandiflorum ジャスミンの1種。公認の国花ではないが国民に人気があり、2010-11年の革命もこの花の名を冠して呼ばれる。
  ナイジェリア コスタス・スペクタビリス Costus spectabilis ショウガ目オオホザキアヤメ科の1種。東南アジア原産の外来種。
  ナミビア ウェルウィッチア(奇想天外、砂漠万年青)Welwitschia mirabilis
  ボツワナ モロコシ Sorghum bicolor
  マダガスカル ポインセチア Euphorbia pulcherrima
国樹タビビトノキ Ravenala madagascariensis
  南アフリカ共和国 キングプロテア Protea cynaroide
  モーリシャス トロチェティア Trochetia boutoniana   アオイ科の1種。マスカレン諸島固有種。
  モロッコ バラ Rose
  リビア ザクロ Punica granatum
  リベリア コショウ Piper nigrum

ヨーロッパ編集

  アイスランド チョウノスケソウ Dryas octopetala
  アイルランド シャムロック Shamrock    形状からの指定で特に種を定めない。具体例はカタバミ(左)、シロツメクサ(右)等。
  アルバニア 赤と黒のケシRed and black poppy 赤と黒は国旗の配色に基づく。
国樹 ヨーロッパナラ Quercus robur
  アンドラ エーデルワイス Leontopodium alpinum
  イギリス   イングランド テューダー・ローズ Tudor rose    元はテューダー朝の紋章で紅白のバラを統合した架空の花(現在は右画像のような品種もある)。赤は Rosa gallica(左)、白は Rosa×alba (右)で学者の意見は一致。
  ウェールズ ラッパスイセン Narcissus pseudonarcissus
リーキ Allium ampeloprasum var. porrum 国の象徴に扱われるのは茎と葉のみで、花は対象となっていない。
  北アイルランド シャムロック Shamrock アイルランドに同じ。 アイルランドに同じ。
  スコットランド アザミ Thistle どの種が紋章のモデルになったかは諸説あり定まっていない。画像は候補の一つ Cirsium vulgare
  連合王国 バラ Rose 画像の品種はクィーン・エリザベスII
  イタリア 歴史 デージー [注 7]Bellis perennis イタリア王国国王ウンベルト1世の后の名マルゲリータ[注 8]にちなむ。王政終焉(1946)まで慣習上の国花に扱われた。
  ウクライナ セイヨウカンボク Viburnum opulus 最近ではヒマワリも国花とする資料がある
スミミザクラ Prunus cerasus
  エストニア ヤグルマギク Centaurea cyanus
  オーストリア エーデルワイス Leontopodium alpinum
  オランダ チューリップ Tulipa gesneriana
  キプロス キプロスシクラメン Cyclamen cyprium
国樹 オリーブ Olea europaea
  ギリシャ アカンサス(葉アザミ) Acanthus mollis
ニオイスミレ[11] Viola odorata
国樹 オリーブ[11] Olea europaea
  クロアチア ペルニカ Iris croatica アイリスの1種
デゲニア・ヴェルビティカ Degenia velebitica アブラナ科の1種。
  サンマリノ アキザキシクラメン Cyclamen neapolylanum[12] 学名は Cyclamen hederifolium のシノニム。
  スイス エーデルワイス Leontopodium alpinum
アルペンローゼ Rhododendron ferrugineum
アルペンエンツィアン Gentiana alpina リンドウの1種。
  スウェーデン 国樹 セイヨウトネリコ Fraxinus excelsior  
ドイツスズラン Convallaria majalis var. majalis
  スペイン カーネーション Dianthus caryophyllus
ザクロ[13] Punica granatum  
オレンジ[13] Citrus sinensis
  スロバキア ジャガイモ Solanum tuberosum
  スロベニア コムギ Triticum
  セルビア セイヨウスモモ Prunus domestica 旧ユーゴスラビア[14]から引き継いでいる。
  チェコ 国樹 菩提樹 Tilia × europaea
  デンマーク[15] ムラサキツメクサ Trifolium pratense 1936年アルゼンチンからの問い合わせに対する当局の回答による。国内各所に自生し、農業上重要な牧草である点を考慮されたようだが、これ以外に公的裏付けはなく国民もほとんど知らない。
マーガレットArgyranthemum frutescens 現女王マルグレーテ2世の名にちなむ。国民投票による国花選出で1位に輝いたが、カナリア諸島原産の外来種なので公式の制定は見送られた。
  ドイツ 歴史 ヤグルマギク Centaurea cyanus ヴィルヘルム1世ドイツ皇帝に即位した際帝室の象徴に採用[注 9]され、帝政終焉(1918)まで慣習上の国花に扱われた。
国樹 オウシュウナラ Quercus robur
  ノルウェー ギョリュウモドキCalluna Vulgaris 1976年、ラジオ番組 Nitimen にてリスナーの投票により決定。英名 Purple heather の誤訳から、しばしばヒースと紹介される。
サキフラガ・コティレドン Saxifraga cotyledon ユキノシタ属の1種。1935年、アムステルダムの植物学会において決定。
  バチカン マドンナリリー(ニワシロユリ)Lilium candidum
  ハンガリー ゼラニウムPelargonium
チューリップ Tulipa gesneriana
  フィンランド スズランConvallaria majalis
  フランス アイリス Iris[16] いずれもフランス王室の紋章フルール・ド・リス に由来。[注 10]
ユリ Lilium
  ブルガリア バラ Rose カザンラシュカと云う香料向けドッグローズの1品種が盛んに栽培されているが、それ以外のバラも含め国花として扱われている。
  ベラルーシ アマ Linum usitatissimum   セントポーリアも国花とする資料がある
  ベルギー チューリップ Tulipa gesneriana いずれも外国人による誤解に基づくため画像略 かつてオランダの1地方だったところから、国花もオランダと同じと誤解されている。
赤いヒナゲシ Papaver rohaes ベルギーは第一次大戦の西部戦線で、その戦死者を悼んだフランダースの野にと云う詩に頻出する赤いヒナゲシが英語圏でベルギー国花と勘違いされることがある。現実には同地のケシは現地の農民から嫌われ畑の雑草として駆除される。
  ボスニア・ヘルツェゴビナ ボスニアゴールデンリリー Lilium bosniacum
  ポーランド パンジー Viola × wittrockiana
赤いヒナゲシ Papaver rohaes
  ポルトガル ラベンダー Lavandula ただし政府が公式に認めているわけではない
カーネーション Dianthus caryophyllus 1974年4月25日の「カーネーション革命」にちなむ
国樹 コルクガシQuercus suber
  北マケドニア ケシPapaver
  マルタ マルタヤグルマギク Cheirolophus crassifolius
  モナコ カーネーションDianthus caryophyllus
  モルドバ なし クロッカスとする資料がある
  モンテネグロ ミモザ Mimosa     種としてはフサアカシア Acacia dealbataギンヨウアカシア Acacia baileyana など
  ラトビア フランスギクLeucanthemum vulgare マーガレットとする資料もある
  リトアニア ヘンルーダRuta graveolens ヤグルマギクとする資料もある
  リヒテンシュタイン オレンジリリーLilium bulbiferum
  ルクセンブルク バラ Rose
  ルーマニア ドッグローズRosa canina ブルガリアに同じく香料向けドッグローズの栽培が盛んであるが、ブルガリアと異なりこちらはドッグローズを指定。
  ロシア ヒマワリHelianthus annuus ロシア帝国ソビエト連邦[14]から引き継いでいる。
カミツレMatricaria recutita

北アメリカ編集

  アメリカ合衆国 バラ Rose 1985年、アメリカ合衆国上院は大統領に対しバラを国花とする決議を可決し1986年11月20日にロナルド・レーガン大統領がホワイトハウスのローズガーデンでその法律に署名し公布された[17]。画像の品種はプレジデント・ハーバート・フーバー
セイヨウオダマキ Aquilegia vulgarii アメリカでは各州の州花が重視されるためほとんど知られていない。
  アメリカ領ヴァージン諸島 キンレイジュ Tecoma stans ノウゼンカズラ科の1種。
  アンティグア・バーブーダ アグレイヴ・カラット Agave karatto リュウゼツランの1種。
  エルサルバドル メキシコチモラン Yucca gigantea ユッカの1種。
アラビカコーヒーノキ[18]Coffea arabica
  カナダ サトウカエデ Acer saccharum
  キューバ ホワイトジンジャーHedychium coronarium 新大陸諸国の国花は当該国の固有種から選ばれることが多いのだが、これはインド原産の外来種。標準和名はハナシュクシャ。
  グアテマラ モンハ・ブランカ Lycaste skinneri var alba Monja Blancaスペイン語で白いシスターの意で、白変種のみそう呼ぶ。ランの1種で園芸名はシロバナミツビシラン。
  グリーンランド ニヴィアルシアク Chamerion latifolium Niviarsiaq現地イヌイットの言葉で女児を意味する。
  グレナダ ブーゲンビリア Bougainvillea
  ケイマン諸島 ワイルドバナナオーキッド Myrmecophilia thomsoniana Wild banana orchidカトレヤの近縁種の1つ。ケイマン諸島固有種。
  コスタリカ グアリアンセ・スキネリ Guarianthe skinneri カトレヤの1種だが現在ではグアリアンセ属に分類される。
  セントクリストファー・ネイビス ホウオウボク Delonix regia
オオゴチョウCaesalpinia pulcherrima マメ科の1種。
  セントビンセント・グレナディーン[19] スーフリツリー Spachea perforatais Soufriere treeキンノトラノオ科の1種。学名はSpachea elegansのシノニム[20]
  セントルシア[21] バラ Rose
マルグリット Gomphrena globosa Marguerite園芸名はセンニチコウヒユ科の春撒き一年草。
  ジャマイカ 国樹 ユソウボクGuaiacum officinale ハマビシ科の1種。
  ドミニカ国 カリブウッドPoitea carinalis マメ科の1種。真っ赤な花を咲かす。
  ドミニカ共和国 国樹 マホガニー Swietenia mahagoni
国花 バヤイベ・ローズBayahibe Rose 東部バヤイベ地方原産の、ダーク・ピンクの花弁。
  トリニダード・トバゴ ヘリコニア(チャコニア)Warszewiczia coccinea アカネ科の1種。
  ニカラグア サクアンホーチェPlumeria alba Sacuanjoche現地のナワトル語できれいなオレンジ色の花の意。プルメリアの1種。
  ハイチ 国樹 ダイオウヤシRoystonea regia カリブ海の島々と沿岸域に広く分布するヤシの1種。
  パナマ ペリステリア・エラタ Peristeria elata ラン科セッコク亜科の1種。標準和名はハトラン。
  バハマ キンレイジュ Tecoma stans
  バミューダ諸島 シシリンチウム・バミューディアナ Sisyrinchium bermudiana ニワゼキショウの1種。
  バルバドス オオゴチョウ Caesalpinia pulcherrima
  プエルトリコ セスペシア・グランディフローラ Thespesia grandiflora フヨウ科の1種。
  ベリーズ プロステケア・コクレアタ Prosthechea cochleata Encyclia cochleata, Anacheilium cochleatum, Epidendrum cochleatumシノニム。中国名は章魚蘭(タコラン)。
  ホンジュラス リンコレリア・ディグビアナ Rhyncholaelia digbyana かつてブラッサボラ属に分類されていたので、現在もブラッサボラ・ディグビアナの方が通りが良い。1969年11月25日の政令第95号でそれまで国花だったバラに取って変わった。
  メキシコ ダリア Dahlia

南アメリカ編集

  アルゼンチン セイボErythrina crista-galli ceibo標準和名はアメリカデイゴ。
  ウルグアイ
  エクアドル バラ Rose
チュキラグア Chuquiraga jussieui キク科の1種。
リカステ・スキンネリ Lycaste skinneri
国樹 アカキナノキ Cinchona pubescens マラリヤの特効薬キニーネの原料。
  ガイアナ オオオニバス Victoria amazonica
  コロンビア カトレヤ・トリアナエ Cattleya trianae カトレヤの1種。
アラビカコーヒーノキ[22]Coffea arabica
  スリナム ファヤロビIxora macrothyrsa Faja lobi現地の言葉で激しい愛を意味する。アカネ科サンタンカ属の1種。
  チリ コピウエ(ラパゲリア[23]) Lapageria rosea 標準和名ツバキカズラユリ目ツバキカズラ科。
セイボ(アメリカデイゴ[23])Erythrina crista-galli
  パラグアイ バンマツリ[24]Brunfelsia hopeana ナス科の1種。
タベブイア・アルゲンテア[24]Tabebuia argentea
トケイソウ Passiflora 果実はパッションフルーツの名で取引されている。
  ブラジル 国樹ブラジルボクCaesalpinia echinata ブラジルと云う国名の由来となった染料、蘇芳(ブラジリン)を産する木。1978年12月7日成立した第6607号法により国樹に制定された。
歴史イペー・アマレーロYellow ipe Ipe-amarelo ポルトガル語で黄色いイペーの意。ノウゼンカズラ科タベブイア属中で黄色の花を咲かせる7種ほどを指す。これらを国花とする法案が1950年代に国会に提出されたが結局成立しなかった。画像は Tabebuia chrysotricha
イペー(Ipê[22][25]) Handroanthus impetiginosus 桃色の花を咲かすことから、近縁種と区別してIpê-rozo、Ipê-rosa(モモイロイペー)とも[25]タヒボの名で薬用植物としても知られる。
カトレヤ Cattleya, Laelia purpurata など ブラジル産のカトレヤ属とその近縁種で、種小名まで定めない。画像は Laelia purpurata
  フランス領ギアナ セイヨウスイレン Nymphaea alba 盾章の下部に3花が描かれている。
  ベネズエラ タベブイア・クリサンタ[22]Tabebuia chrysantha
タベブイア・パリダ[22]Tabebuia palida
フロール・デ・マヨCattleya mossiae Flor de Mayo スペイン語で5月の花(メイフラワー)の意。カトレヤの1種。
カタセツム・ピレアヌムCatasetum pileatum
  ペルー ヒマワリ[24]Helianthus annuus
カンツータCantua buxifolia ハナシノブ科の1種。現地では「魔法の花」「インカの聖なる花」などと呼ばれる。
  ボリビア

オセアニア編集

  オーストラリア[26] ゴールデン・ワトル [注 11] Acacia pycnantha アカシアの1種。
  キリバス ない。
  クック諸島 タヒチアン・ガーデニア Gardenia taitensis
  サモア レッドジンジャー Alpinia purpurata
  ソロモン諸島 ない。
  ツバル ない。 ただし国章はバナナの葉で囲われている。
  トンガ ヘイララ Garcinia sessilis Heilala オトギリソウ科フクギ属の1種。マンゴスチンの仲間。トンガでは国王の誕生日にあわせヘイララ・フェスティバルが開催される。
  ナウル ない。 インドソケイ Purumeria frangipani だとする資料もあるが根拠が示されていない。
  ニュージーランド コーファイ Sophora microphylla kowhaiマオリ語で黄色を意味する。マメ科の1種で標準和名はハナミエンジュ
国樹 シルバー・ファーン Cyathea dealbata 英名 Silver Fern Tree, マオリ語名 Ponga(ポンガ)。
レプトスペルマム 和名はギョリュウバイ(御柳梅/魚柳梅)。
コル koru 未だ展開しきらない渦巻状のシダの新芽を指すマオリの言葉。種指定をしない、外見形状からの指定。
  バヌアツ ない。
  パプアニューギニア ラン Orchidaceae ファレノプシス、デンドロビューム、バンダ、パフィオペディラム、など多くのランはパプアニューギニアが原産。画像はファノレプシスのタイプ種 Phalaenopsis amabilis
スイレン Nymphaea 画像はニューギニア原産の N. gigantea
ハイビスカスHibiskus rosa-sinensis
  パラオ ルー Bikkia palauensis Rueアカネ科の1種。左は近縁の Bikkia philippinensis
  フィジー タンギモウジア Medinilla waterhousei tahng-ee-mow-theea ノボタン科の1種。フィジー国内でもタベウニ島の山中標高800〜1,000m辺りにしか産しない稀少固有種。
カトレア Cattleya 画像はカトレヤのタイプ種 Cattleya labiata
  フランス領ポリネシア ティアレ Gardenia Taitensis Tiareクック諸島のそれと同じ。
  マーシャル諸島 ハテルマギリ Guettarda speciosa アカネ科の1種。日本でも八重山諸島に自生。
  ミクロネシア連邦 国花に関する定めはない [27]

関連項目編集

参考文献編集

  • 妻鹿加年雄『カラーブックス 791) 世界の国花』保育社、1990年(平成 2年)。ISBN 4-586-50791-8

注釈編集

  1. ^ 北朝鮮には国花以上の政治的な意味を持つ花として指導者の名を冠した金日成花金正日花と云う花卉がある。
  2. ^ プルーンアンズアーモンドジャスミンなど。
  3. ^ 8月の第2日曜日は「メロンの日」と定められているが、メロンは国花とはみなされていない模様。
  4. ^ トルクメニスタンの国旗にはオリーブの枝が記されているが、これは同国が国連から「永世中立国」に認定されたのを記念する形で設けられたものであり、同国の国花には定められていない。
  5. ^ これらの他に日本国政府を表す意味で花とを図案化した桐花紋を用いる政府機関があるが、の花そのものを国花として扱うことはない。
  6. ^ 1997年  ザイールから現国名に変更。
  7. ^ その他バラ Rose、アザレア Rhododendron simsii cv、シクラメン Cyclamen persicumなども国花とされるがどれもデージーのような根拠がない。
  8. ^ イタリア語のMargherita(マルゲリータ)はマーガレットも指すが、むしろヨーロッパに自生し古くから馴染みのあるデージーを指す。余談だがイタリア国旗と同じ配色を特徴とするピッツァ、マルゲリータも彼女に因む。
  9. ^ 巷説によると、即位の直前ヴィルヘルムはナポレオン3世を戦いで破っており、その際幼少の頃若くして亡くなった母后ルイーゼとの思い出(ナポレオン軍にベルリンを追われ、そこからの逃亡の途上ルイーゼがヴィルヘルムの頭にこの花で編んだ冠を被せ、この花が咲き乱れる畑に静かに隠れるように諭したことがあったとされる)を追憶したので選ばれたこととされている。しかし公的には、花色が当時のプロシア軍服と同じ色だったから、と、なっている。また当時の作家テオドール・フォンターネは、単にヴィルヘルムの個人的嗜好によるものとしている。
  10. ^ 他にも妻鹿(1990) p.70、によればスズラン、それとは別にマーガレット、ヤグルマギクが挙げられているが、どれもフランスとの関連がはっきりしない。
  11. ^ 妻鹿(1990) p.146 ではフサアカシア Acacia dealbata としているが誤記のようである。同資料では他にユーカリ Eucalyptus、プロテア・スペキオパ Protea speciopaも国花としているが、それらをオーストラリア国花とする資料は他に見当たらない。

脚注編集

  1. ^ a b 妻鹿(1990) p.34
  2. ^ Keputusan Presiden No. 4 Tahun 1993 Tentang:Satwa Dan Bunga Nasional”. 2012年4月2日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2013年1月7日閲覧。
  3. ^ 妻鹿(1990) p.18
  4. ^ ROYAL DECREE on Designation of Animals and Plants as National Symbols of the Kingdom of Cambodia”. Forestry Administration of Cambodia. 2012年12月19日閲覧。
  5. ^ 妻鹿(1990) p.23
  6. ^ 中國的國花是牡丹?告訴你這是一個錯誤的認識”. 2012年12月11日閲覧。[リンク切れ]
  7. ^ 妻鹿(1990) p.36
  8. ^ 小学館デジタル大辞泉「国花」”. 2012年12月22日閲覧。
  9. ^ Constitution of Bangladesh – Chapter I”. 2008年3月30日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2012年12月19日閲覧。
  10. ^ 妻鹿(1990) p.26
  11. ^ a b 妻鹿(1990) p.70
  12. ^ 妻鹿(1990) p.74
  13. ^ a b 妻鹿(1990) p.79
  14. ^ a b 妻鹿(1990) p.81
  15. ^ Danish Nature Agency Archived 2012年9月12日, at Archive.is (デンマーク語)
  16. ^ 妻鹿(1990) p.70では当該種を Iris florentiana に絞っている。
  17. ^ National Rose Garden (英語)
  18. ^ 妻鹿(1990) p.110
  19. ^ National Flower
  20. ^ Facts about the Soufriere Tree
  21. ^ the national flowers
  22. ^ a b c d 妻鹿(1990) p.115
  23. ^ a b 妻鹿(1990) p.117
  24. ^ a b c 妻鹿(1990) p.116
  25. ^ a b 坂崎信之著『トロピカル・ガーデニング・マニュアル 日本で育つ熱帯花木植栽事典』アボック社、1998年5月10日、987-988頁、ISBN 4-900358-44-4
  26. ^ Australia's Floral Emblem”. Australian National Botanic Gardens. 2012年12月19日閲覧。
  27. ^ 在日本ミクロネシア連邦大使館 ミクロネシア連邦概況 3ページから。