アカネ科

リンドウ目に属する被子植物の科

アカネ科 (学名:Rubiaceae) はリンドウ目に属する被子植物の一つ。アカネなどを含む。クロンキスト体系ではアカネ目に分類されていた。

アカネ科
アカネ
アカネRubia argyi
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : キク上群 superasterids
階級なし : キク類 asterids
階級なし : asterids I
: リンドウ目 Gentianales
: アカネ科 Rubiaceae
学名
Rubiaceae
Juss. (1789)
下位分類(属)
  • 本文参照

形態編集

草本または低木で、熱帯に特に多いが温帯にも草本がある。約60010,000以上を含む大きな分類群である。は単葉で対生か(見かけ上)輪生[1]托葉があり[1]アカネ属ヤエムグラ属では葉と同じ形になるため輪生に見える。ギョクシンカ属Tarenna)のように葉にバクテリアが共生し、窒素固定を行うものも見られる[2]合弁花(ただしディアリペタラントゥス・フスケスケンス Dialypetalanthus fuscescens離弁花[3])で5裂するもののほか4裂するものも多い。ほとんどの場合子房下位であり、それと関連して早くから合弁花が形成されるのがほかのリンドウ目と異なる点である[4]虫媒花で虫を誘引するさまざまな機構が見られ、美しい花冠をつけるもの、小さい花が多数集合するもの、強い芳香を出すもの、蜜を分泌する花盤が発達したものが多く[2]、基本的には両性花であるが、中にはコプロスマ属Galopina属・ヤマトグサ属のように花が縮小し同科としては異例の風媒花を発達させた属も存在する[5]。また、開花前に受粉を終え自家受粉する種もまれに存在する[2]。花序は円錐花序集散花序、あるいは密な頭状花序である[1]

生態編集

人間との関係編集

食用編集

本科で世界的にもっとも有名な食用種はコーヒー豆をとるコーヒーノキ属(学名:Coffea)である。コーヒー豆はコーヒーノキ属の種子である。コーヒーノキの果実から果肉を落として種子を取り出し、焙煎のち粉砕し湯や水で抽出したものがコーヒーとして飲まれている。コーヒーノキ属には数十~120種程度が知られるが、商業的に利用されているのはわずか3種であり、それぞれアラビカコーヒーノキCoffea arabica)、ロブスタコーヒーノキC. canephora)、リベリカコーヒーノキC. liberica)と呼ばれる。コーヒーは樹の種類や産地、焙煎時間や程度、抽出温度や方法など様々な条件によって味が変化し、楽しみ方も含めて世界各地で様々なコーヒー文化がある。

所属する種の多さのわりにコーヒーを除いて広く食用とされるものは少ない。日本で見かけるのは健康食品などとしてヤエヤマアオキMorinda citrifolia、ノニという呼び名が有名)の果実くらいである。アフリカに分布するVangueria属(和名未定)などは救荒食物として利用されることもあるという。クチナシの果実は古くから食品用着色料として用いられている。

香料編集

Leptactina senegambica Hook.f. の花から、カロ・カロンデアブソリュートを得る。[6]

薬用編集

木材編集

分類編集

アカネ科には大きく3つの系統群が認められ、これらのまとまりは亜科として認められてきたが、基部における系統群の分岐関係については精度が不十分で、ニオイザクラ属(Luculia)やヒョウタンカズラ属(Coptosapelta)のように系統的な位置付けが未確定の属も少数見られる[7]

subfamily Cinchonoideae (キナノキ亜科)編集

キナノキ亜科Cinchonoideae[8]。次の10連、約100属1700種を含む。

tribe Chiococceae編集

Chiococceae。和名未定の連。27属230種程度が知られる。

和名未定の属。フィリピンからパプアニューギニアにかけて3種が知られる。
フィリピンから太平洋西部に10種が知られる。幹の火付きがよく蠟燭や松明として使われるという。
アメリカ合衆国南部のフロリダキーズからカリブ海地域にかけて18種程度が知られる。茎に鋭いとげを持つ灌木。
キューバ西部にのみ見られる Ceratopyxis verbenacea (Griseb.) Hook.f. 1種のみが知られる。
熱帯アメリカおよび亜熱帯アメリカに 25種程度が知られる。
3種が知られる。
4種が知られる。
2種が知られる。
6種が知られるが、その全てがジャマイカに自生する。
17種が知られるが、その全てがキューバ東部にのみ見られる。

tribe Cinchoneae (キナノキ連)編集

キナノキ連Cinchoneae[8]

コスタリカから南アメリカ西部にかけて24種が自生。

tribe Guettardeae (ハテルマギリ連)編集

ハテルマギリ連Guettardeae[8]。14属750種程度を含む

157種程度。
中国南東部から海南省、タイから太平洋南西部にかけて12種が分布。
182種程度。分布域はセイシェル、熱帯アジア、亜熱帯アジアから太平洋にかけて。金平 (1933:381) では「かいのき属」とされているが、ウルシ科Pistacia属もカイノキ属と呼ばれることがある[注 3]

tribe Hamelieae編集

6属170種程度を含む

メキシコ南部からベリーズにかけて分布する Cosmocalyx spectabilis Standl. 1種のみからなる属。
メキシコから中央アメリカにかけて、ブラジルからアルゼンチン北東部にかけて39種が分布する。
熱帯および亜熱帯アメリカに16種が分布する。
115種程度。分布はメキシコから熱帯アメリカにかけて。
3種。

tribe Hillieae編集

Hillieae。3属30種程度を含む。

メキシコ中央部からエルサルバドルにかけて自生する Balmea stormiae Martínez 1種のみからなる属で、この種はアカネ科植物としては唯一ワシントン条約の附属書に掲載されている種(附属書I)[25]
4種。
熱帯アメリカに分布する25種からなる属。

tribe Hymenodictyeae (キナモドキ連)編集

キナモドキ連Hymenodictyeae[7]。高木、穂状花序から総状花序[26]。2属25種程度を含む。

熱帯および南部アフリカ、マダガスカル、中国南部から熱帯アジアにかけて25種が分布する。

tribe Isertieae編集

Isertieae。2属15種程度を含む。

tribe Naucleeae (タニワタリノキ連)編集

タニワタリノキ連Naucleeae[8]。基本的に木本だが曲がった腋生の刺を持つつる植物もあり、頭状花序を特徴とする[26]。2014年5月に17属がここに属すとされた[27]。詳細は左記リンク先を参照。

tribe Rondeletieae (ベニマツリ連)編集

ベニマツリ連Rondeletieae[7]。山崎 (1989) ではアカミズキ属Wendlandia)がここに置かれており「アカミズキ連」の和名が与えられているが、Stevens (2001-) はアカミズキ属を Augusteae という連に置いている。8属180種程度を含む。

158種程度が知られる。分布域はメキシコ南部からペルー、カリブ海地域から南アメリカ北部にかけて。

tribe Strumpfieae編集

ヒースのような総状花序の低木[26]。次の1属だけを含む単型の連である。

アメリカ合衆国フロリダ州南部からベネズエラ北部にかけて分布する Strumpfia maritima Jacq. 1種だけからなる単型の属である。

連階級なし編集

メキシコからペルー、カリブ海地域にかけて分布する Chione venosa (Sw.) Urb. 1種のみからなる属。
セイシェル(Mahé, Silhouette)にのみ見られる Glionnetia sericea (Baker) Tirveng. 1種のみからなる属。
ネパールから中国(雲南省)およびインドシナにかけて分布する Hyptianthera stricta (Roxb. ex Sm.) Wight & Arn. 1種のみの属。
アンダマン諸島およびニコバル諸島に自生する Pubostylus andamanensis Thoth. 1種のみからなる属。

subfamily Ixoroideae (サンタンカ亜科)編集

サンタンカ亜科Ixoroideae; シノニム: Dialypetalanthoideae)[7]。27連4000種を含む。

Rydin, Wikström & Bremer (2017)ミトコンドリア遺伝子の解析によれば、キナノキ亜科の Isertieae やキナノキ連(Cinchoneae)がサンタンカ亜科の系統に含まれる[7]

tribe Airospermeae編集

単系統群 'Coffeae alliance' の一つ[7]

tribe Alberteae (テイオウサンダンカ連)編集

テイオウサンダンカ連Alberteae[7]。単系統群 'Coffeae alliance' の一つ[7]。3属からなる。

南アフリカ共和国のクワズール・ナタール州にのみ自生する Alberta magna E.Mey. アルベルタ・マグナ[29](別名: テイオウサンダンカアルベルタ[14])1種のみからなる。
  • Nematostylis Hook.f.
マダガスカルに自生する Nematostylis anthophylla (A.Rich. ex DC.) Baill. 1種のみからなる属。
5種が知られるが、その全てがマダガスカルにのみ自生する。

tribe Aleisanthieae編集

単系統群 'Vanguerieae alliance' の一つ[7]

tribe Augusteae (アカミズキ連)編集

アカミズキ連Augusteae[7]。単系統群 'Coffeae alliance' の一つ[7]

熱帯アフリカ北東部、熱帯アジアおよび亜熱帯アジアから豪州クイーンズランド州にかけて分布。

tribe Bertiereae編集

tribe Coffeeae (コーヒーノキ連)編集

コーヒーノキ連Coffeeae[7]。葉にバクテリアを含むこぶが見られる場合がある[26]。単系統群 'Coffeae alliance' の一つ[7]

2種。
熱帯および亜熱帯アジアに23種が分布。
熱帯アフリカおよび南部アフリカ、インド洋地域西部に分布。

tribe Cordiereae編集

Cordiereae

4種。

tribe Cremasporeae編集

Cremasporeae は1属のみの連。

2種。

tribe Crossopterygeae編集

Crossopterygeae は1属のみの連。単系統群 'Vanguerieae alliance' の一つ[7]

熱帯アフリカおよび南部アフリカに分布する Crossopteryx febrifuga (Afzel. ex G.Don) Benth. 1種のみからなる属。

tribe Dialypetalantheae編集

Dialypetalantheae Reveal(シノニム: CalycophylleaeCondamineeae)。米倉 (2019:201) では「クチナシモドキ連」の名が与えられているが、同書で「クチナシモドキ属」とされたBikkia属は Chiococceae の下に置かれている。

メキシコから熱帯アメリカにかけて11種が分布する。
ペルーからボリビアおよびブラジルにかけて分布する Dialypetalanthus fuscescens Kuhlm. ディアリペタラントゥス・フスケスケンス[3] 1種のみからなる属。
中国中央部および南部からベトナムにかけて分布する Emmenopterys henryi Oliv. 1種のみの属。
熱帯アメリカに24種が分布する。
モルッカ諸島北部からフィジーにかけて7種が分布する。
メキシコから熱帯アメリカ南部にかけて分布。
熱帯アメリカに8種が分布。

tribe Gardenieae (クチナシ連)編集

クチナシ連Gardenieae[8]。単系統群 'Coffeae alliance' の一つ[7]

熱帯アフリカ、熱帯および亜熱帯アジアから太平洋地域西部にかけて56種が分布。
アンダマン諸島、タイからマレー群島区系西部にかけて分布する Aidiopsis orophila (Miq.) Ridsdale(Wikispecies) 1種のみの属。
2種。
フィリピンから太平洋地域にかけて29種が自生。
熱帯および亜熱帯アジアに19種が分布。
アッサムから中国南中央部およびマレー半島にかけて8種が分布。
熱帯および南部アフリカ、熱帯および亜熱帯アフリカに14種が分布。
中国海南省から熱帯アジアにかけて11種が分布する。
中国南部からインドシナにかけて分布する Duperrea pavettifolia (Kurz) Pit. 1種のみからなる属。
2種。
詳細は上記リンクを参照。
3種。
南スーダンからジンバブエにかけて分布する Heinsenia diervilleoides K.Schum. 1種のみの属。
2種。
3種。
熱帯アジアに12種が分布。
タイの半島部からマレー群島区系西部および中央部にかけて22種が分布。
1753年の Randia aculeata L.(シノニム: R. mitis L.; フロリダ州南部からカリブ海地域、メキシコから南アメリカ北部にかけて分布)の記載以来この属として世界の様々な地域から続々と新種が記載、あるいは別属として記載されていた種をこの属に組み替える動きが見られたが、1958年に Ronald William John Keay が当時 Randia spinosa (Thunb.) Poir. と分類されていたハリザクロCatunaregam spinosa (Thunb.) Tirveng.)を花粉の特徴や花冠胎座・果実の形態の差異から別属とすることを主張した[40]のを契機にアフリカやアジア産のものが別属とされ始め[41]、現在は熱帯および亜熱帯アメリカ産の種のみがここに属す形となっている。
2016年にクチナシ連内のRandia属の近縁属として新たに設けられたもので[42]、中国(雲南省)からインドシナおよびニューギニアにかけて30種が自生。
熱帯アメリカに4種が分布。
熱帯および南部アフリカ、セイシェルに22種が分布。
3種。
2016年にクチナシ連内のRandia属の近縁属として新たに設けられたもので[42]、タイの半島部からスマトラにかけて分布する Singaporandia macrophylla(Wikispecies) (Hook.f.) K.M.Wong(シノニム: Randia macrophylla Hook.f.Rothmannia macrophylla (Hook.f.) Bremek.ラッパミサオ[11]1種のみからなる属。
  • Tamilnadia Tirveng.
インド亜大陸からインドシナにかけて分布する Tamilnadia uliginosa (Retz.) Tirveng. & Sastre(シノニム: Randia uliginosa (Retz.) Poir.インドハリザクロ[14]1種のみからなる。
2種。

tribe Greeneeae編集

Greeneeae。単系統群 'Vanguerieae alliance' の一つ[7]

インドシナからスマトラにかけて分布する9種からなる属。

tribe Henriquezieae編集

tribe Ixoreae (サンタンカ連)編集

サンタンカ連Ixoreae[8]。単系統群 'Vanguerieae alliance' の一つ[7]

熱帯および亜熱帯に573種が分布。

tribe Jackieae編集

Jackieae は1属のみの連。単系統群 'Vanguerieae alliance' の一つ[7]

マレー群島区系西部に分布する Jackiopsis ornata (Wall.) Ridsdale(シノニム: Jackia odorata Wall.スルマルマレー語: selumar[14]1種のみからなる属。

tribe Mussaendeae (コンロンカ連)編集

コンロンカ連Mussaendeae[8]

インド洋地域西部に18種が自生する。
5種。
マダガスカル北西部にのみ見られる Landiopsis capuronii Bosser 1種のみの属。
熱帯アフリカ、インド洋地域西部、熱帯および亜熱帯から太平洋にかけて分布。
熱帯アフリカ産の5種からなる属。
中国(雲南省、旧広西省)からインドシナ北部にかけて分布する Schizomussaenda henryi (Hutch.) X.F.Deng & D.X.Zhang(シノニム: S. dehiscens (Craib) H.L.Li)1種のみの属。

tribe Octotropideae編集

Octotropideae。単系統群 'Coffeae alliance' の一つ[7]

5種。
3種。
2種。
バングラデシュからマレー群島区系西部および中央部にかけて28種が分布。
4種。
ソマリア南部からタンザニアにかけて分布する Lamprothamnus zanguebaricus Hiern 1種のみの属。
インド(ケーララ州タミル・ナードゥ州)にのみ見られる Octotropis travancorica Bedd. 1種のみからなる属。
熱帯アフリカ、マダガスカルに24種が分布。
2種。

tribe Pavetteae (ギョクシンカ連)編集

ギョクシンカ連Pavetteae[7]。葉にバクテリアを含むこぶが見られる場合がある[26]。単系統群 'Coffeae alliance' の一つ[7]

熱帯アフリカおよび南部アフリカに27種が分布。
旧世界の熱帯および亜熱帯地域から太平洋地域南部にかけて分布。
熱帯アフリカに21種が分布。
  • Rutidea fuscescens Hiern - ケニアからジンバブエ東部にかけて分布。
    • Rutidea fuscescens subsp. bracteata Bridson - コンゴ民主共和国東部からケニア南西部にかけて分布する亜種。
    • Rutidea fuscescens subsp. fuscescens - ケニアからジンバブエ東部にかけて分布する基本亜種。
  • Rutidea orientalis Bridson - ケニアから熱帯アフリカ南部にかけて分布。
  • Rutidea smithii Hiern - 熱帯アフリカに分布する。
    • Rutidea smithii subsp. smithii - 熱帯アフリカに分布する亜種。
旧世界の熱帯および亜熱帯地域から太平洋地域にかけて分布。

tribe Posoquerieae編集

tribe Retiniphylleae編集

tribe Sabiceeae編集

tribe Scyphiphoreae (ミツバヒルギ連)編集

ミツバヒルギ連(Scyphiphoreae)[7]。単系統群 'Vanguerieae alliance' の一つ[7]

マダガスカル、熱帯アジアから太平洋西部にかけて自生する Scyphiphora hydrophylacea C.F.Gaertn. ミズバヒルギ[9][注 12](別名: ウミマサキ[11])1種のみからなる属。

tribe Sherbournieae編集

Sherbournieae。単系統群 'Coffeae alliance' の一つ[7]。以下の4属がここに含まれる。

2種。
5種。
熱帯アフリカおよび南部アフリカに38種が分布する。
熱帯アフリカに13種が分布する。

tribe Sipaneeae編集

Sipaneeae

ギアナ高地に2種が自生。

tribe Steenisieae編集

tribe Trailliaedoxeae編集

Trailliaedoxeae。単系統群 'Vanguerieae alliance' の一つ[7]。次の1属のみからなる連。

中国(四川省南部、雲南省)にのみ見られる Trailliaedoxa gracilis W.W.Sm. & Forrest 1種のみの属。

tribe Vanguerieae (コーヒーダマシ連)編集

コーヒーダマシ連Vanguerieae[7]。単系統群 'Vanguerieae alliance' の一つ[7]

エチオピアから南部アフリカにかけて17種が分布。
  • Afrocanthium keniense (Bullock) Lantz(シノニム: Canthium keniense Bullock)- ケニアに見られる。
  • Afrocanthium kilifiense (Bridson) Lantz(シノニム: Canthium kilifiense Bridson)- ケニアに見られる。
  • Afrocanthium lactescens (Hiern) Lantz(シノニム: Canthium lactescens Hiern)- エチオピアから熱帯アフリカ南部にかけて分布。
  • Afrocanthium pseudoverticillatum (S.Moore) Lantz(シノニム: Canthium pseudoverticillatum S.Moore)- ソマリアからモザンビークにかけて分布。
  • Bullockia (Bridson) Razafim., Lantz & B.Bremer
エチオピアから南部アフリカにかけて6種が分布。
  • Bullockia dyscritos (Bullock) Razafim., Lantz & B.Bremer(シノニム: Canthium dyscriton Bullock)- ケニアからタンザニアにかけて自生。
  • Bullockia fadenii (Bridson) Razafim., Lantz & B.Bremer(シノニム: Canthium fadenii Bridson)- ケニアにのみ見られる。
  • Bullockia impressinerva (Bridson) Razafim., Lantz & B.Bremer - タンザニアでのみ確認されている。
  • Bullockia mombazensis (Baill.) Razafim., Lantz & B.Bremer(シノニム: Canthium mombazense Baill.)- ソマリア南部からモザンビークにかけて分布。
  • Bullockia pseudosetiflora (Bridson) Razafim., Lantz & B.Bremer(シノニム: Canthium pseudosetiflorum Bridson)- エチオピアから熱帯アフリカ東部にかけて分布。
  • Bullockia setiflora (Hiern) Razafim., Lantz & B.Bremer(シノニム: Canthium setiflorum subsp. telidosma (K.Schum.) Bridson)- ケニアから南部アフリカにかけて分布。
熱帯アフリカおよび南部アフリカ、熱帯アジアおよび亜熱帯アジアから太平洋地域西部にかけて79種が分布。
熱帯アフリカおよび南部アフリカに39種が分布。
  • Keetia gueinzii (Sond.) Bridson - カメルーンからエチオピアおよび南部アフリカにかけて分布。
  • Keetia venosa (Oliv.) Bridson - 熱帯アフリカに分布。
  • Keetia zanzibarica (Klotzsch) Bridson - 熱帯アフリカに分布。
    • Keetia zanzibarica subsp. zanzibarica - ケニア東部からモザンビーク南東部にかけて分布する基本変種。
熱帯アフリカ北東部および東部、コモロ、熱帯アジアに9種が分布。
  • Meyna spinosa Roxb. ex Link(シノニム: Vangueria spinosa (Roxb. ex Link) Roxb.アルー(インド名: alu)[14] - インド亜大陸からインドシナにかけて分布。
  • Meyna tetraphylla (Schweinf. ex Hiern) Robyns - エチオピアからタンザニア、コモロに分布。
    • Meyna tetraphylla subsp. comorensis (Robyns) Verdc. - ソマリアからタンザニア、コモロに分布する亜種。
    • Meyna tetraphylla subsp. tetraphylla - 南スーダン、エチオピア南部、ウガンダ、ケニアに分布する基本亜種。
熱帯および亜熱帯の旧世界から太平洋地域にかけて分布。
熱帯アフリカおよび南部アフリカ、インド洋地域西部、アラビア半島に68種が分布。
熱帯アフリカおよび南部アフリカ、マダガスカルに82種が分布。
熱帯アフリカおよび南部アフリカ、マダガスカルに分布。
  • Vangueria gillettii (Tennant) Lantz(シノニム: Pachystigma gillettii (Tennant) Verdc.)- ソマリア南部からケニア北部にかけて分布。
  • Vangueria induta (Bullock) Lantz(シノニム: Rytigynia induta (Bullock) Verdc. & Bridson)- ケニアからタンザニア北部にかけて分布。
  • Vangueria loranthifolium K.Schum.(シノニム: Pachystigma loranthifolium (K.Schum.) Verdc.)- ケニアからタンザニア北東部にかけて自生。
  • Vangueria madagascariensis J.F.Gmel. ボアバンガ: voa-vanga of Madagascar[14] - 熱帯アフリカおよび南部アフリカ、コモロ、マダガスカルに分布。
  • Vangueria pallidiflora (Bullock) Lantz(シノニム: Lagynias pallidiflora Bullock)- ケニア南東部からタンザニア(ペンパ島を含む)にかけて自生。

subfamily Rubioideae (アカネ亜科)編集

アカネ亜科[8]。27連7600種を含む。このうち Craterispermeae、Gaertnereae、Mitchelleae(アリドオシ連)、Morindeae(ヤエヤマアオキ連)、Palicoureeae、Prismatomerideae、Psychotrieae(ボチョウジ連)、Schizocoleeae、Schradereae の9連は単系統群 'Psychotrieae alliance' と総称され、しばしば全体で1連と括られる[7]

tribe Anthospermeae (コケサンゴ連)編集

コケサンゴ連Anthospermeae[7]。山崎 (1981) ではツルアリドオシ属Mitchella)がここに置かれており「ツルアリドオシ連」の和名が与えられていたが、Stevens (2001-) はツルアリドオシ属を Mitchelleae という連に置いている。 風媒花を咲かせ、雌雄異株の種もある[26]。単系統群 'Spermacoceae alliance' の一つ[7]

熱帯アフリカ、南部アフリカ、マダガスカル、アラビア半島南西部に自生する39種からなる。
旧ケープ州に7種が自生。
アカネ科としては珍しく雌雄異株かつ風媒花を持つ種が多く見られる。詳細は上記リンクを参照。
オーストラリアのクイーンズランド州南東部からニューサウスウェールズ州北東部にかけて自生する Durringtonia paludosa R.J.F.Hend. & Guymer 1種のみの属。
オーストラリア西部(Eyre、Roe)にのみ見られる Eleuthranthes liberiflora (F.Muell.) ined.(シノニム: Opercularia liberiflora F.Muell.)1種のみの属。
風媒花。4種。
オーストラリア南東部、ニュージーランド、アンデスに7種が分布。
南部アフリカに10種が自生。
マダガスカル、熱帯アジア、亜熱帯アジアから太平洋、カリブ海、メキシコから南アメリカ南部、亜南極諸島にかけて10種が知られる。
ニューカレドニアにのみ見られる Normandia caledonica Hook.f. 1種のみの属。
オーストラリアに17種が自生。
2種。
オーストラリアのみに見られる Pomax umbellata Sol. ex A.Rich. 1種のみの属。

tribe Argostemmateae (イリオモテソウ連)編集

イリオモテソウ連Argostemmateae[7]。単系統群 'Spermacoceae alliance' の一つ[7]

熱帯アフリカ西部および西中央部、熱帯および亜熱帯アジアに分布。
インドのアッサム地域から中国南部およびインドシナにかけて分布する8種からなる。
4種。
中国南部から熱帯アジアおよび太平洋地域北西部にかけて分布する54種からなる。
3種。

tribe Colletoecemateae編集

tribe Coussareeae編集

Coussareeae

メキシコから熱帯アメリカにかけて分布。
  • Faramea jasminoides (Kunth) DC.(シノニム: F. killipii Standl. ファラメア・キリピイ[52])- パナマからベネズエラ西部およびペルーにかけて自生。

tribe Craterispermeae編集

単系統群 'Psychotrieae alliance' の一つ。

熱帯アフリカ、セーシェル、マダガスカルに30種が分布。

tribe Cyanoneuroneae編集

Cyanoneuroneae。次の1属のみからなる連。

5種。

tribe Danaideae編集

単系統群 'Spermacoceae alliance' の一つ[7]

tribe Dunnieae編集

Dunnieae。単系統群 'Spermacoceae alliance' の一つ[7]。次の1属のみからなる連。

tribe Foonchewieae編集

Foonchewieae。次の1属のみからなる連。

  • Foonchewia R.J.Wang
  • 中国南東部(広東省東部、福建省南部)にのみ見られる Foonchewia coriacea (Dunn) Z.Q.Song(シノニム: F. guangdongensis R.J.Wang & H.Z.WenMycetia coriacea (Dunn) Merr.; : 革叶腺萼木)1種のみからなる属。

tribe Gaertnereae編集

単系統群 'Psychotrieae alliance' の一つ。

tribe Knoxieae (シソノミグサ連)編集

シソノミグサ連Knoxieae[54][7]。単系統群 'Spermacoceae alliance' の一つ[7]

5種。
熱帯アフリカ西部および西中央部、西インド洋地域、熱帯アジアおよび亜熱帯アジアからオーストラリア北部にかけて13種が分布。
熱帯アフリカおよび南部アフリカ、コモロ、マダガスカル、アラビア半島に16種が分布。
2種。

tribe Lasiantheae (ルリミノキ連)編集

ルリミノキ連Lasiantheae[7]

詳細は上記リンク先を参照。

tribe Mitchelleae (アリドオシ連)編集

アリドオシ連Mitchelleae[7]。刺を持つ低木から匍匐性草本で、胚珠は湾生[26]。単系統群 'Psychotrieae alliance' の一つ。

インドのアッサム州から温帯東アジアにかけて分布する12種が含まれる。
  • Damnacanthus indicus C.F.Gaertn. アリドオシ - アッサムから温帯東アジアにかけて分布。
2種。詳細は上記リンク先を参照。

tribe Morindeae (ヤエヤマアオキ連)編集

ヤエヤマアオキ連Morindeae[8]。単系統群 'Psychotrieae alliance' の一つ。

中国南部からインドシナおよび太平洋地域西部にかけて11種が知られる。
マダガスカル、熱帯アジアおよび亜熱帯アジアから太平洋地域にかけて98種が分布する。
熱帯および亜熱帯に44種が分布する。

tribe Ophiorrhizeae (サツマイナモリ連)編集

サツマイナモリ連Ophiorrhizeae[7]

中国南部からマレー群島区系西部にかけて分布する10種からなる。
熱帯および亜熱帯アジアから太平洋にかけて分布する。
熱帯アジアおよび亜熱帯アジアから太平洋地域南西部にかけて分布する32種からなる。

tribe Paederieae (ヤイトバナ連)編集

ヤイトバナ連[8](別名: ヘクソカズラ連[7]; Paederieae)。単系統群 'Spermacoceae alliance' の一つ[7]

2種。
アフガニスタンから南日本およびインドシナにかけて47種が分布。
熱帯および亜熱帯に33種が分布。
3種。
中国南部から熱帯アジアにかけて44種が分布。
Serissa japonica (Thunb.) Thunb. ハクチョウゲ 1種のみの属。
インド亜大陸原産の Spermadictyon suaveolens Roxb. 1種のみの属。

tribe Palicoureeae編集

Palicoureeae。単系統群 'Psychotrieae alliance' の一つ。

熱帯アメリカ中央部および南部原産の24種が知られる。
  • Carapichea ipecacuanha (Brot.) L.Andersson(シノニム: Cephaelis ipecacuanha など) トコン - ニカラグア南東部からブラジルにかけてが原産。
熱帯アフリカから熱帯アジアおよび亜熱帯アジアにかけて108種が分布。
熱帯および亜熱帯に29種が知られる。
メキシコから熱帯アメリカにかけて692種が分布。

tribe Perameae編集

tribe Prismatomerideae編集

Prismatomerideae。単系統群 'Psychotrieae alliance' の一つ。

中国南部から熱帯アジアにかけて分布。
  • Prismatomeris khoonmengiana Y.W.Low マライコーヒー[11] - マレー半島西部および南部のみに自生。従来 Coffea malayana Ridl. として知られていたが、Low (2015:135) でこの学名が提唱され、Govaerts (2021) もこれを認めている。
  • Prismatomeris tetrandra (Roxb.) K.Schum. - インド亜大陸から中国南部およびフィリピンにかけて分布。
    • P. tetrandra subsp. malayana (Ridl.) J.T.Johanss.(シノニム: P. malayana Ridl.プリスマトメリス[11] - インド南西部、スリランカ、インドシナ南部からマレー半島、ボルネオ(Kep. Anambas)にかけて分布。

tribe Psychotrieae (ボチョウジ連)編集

ボチョウジ連Psychotrieae[8]。葉にバクテリアを含むこぶが見られる場合がある[26]。単系統群 'Psychotrieae alliance' の一つ。

熱帯および亜熱帯に分布。
  • Eumachia abrupta (Hiern) J.H.Kirkbr.(シノニム: Chazaliella abrupta (Hiern) E.M.A.Petit & Verdc.)- エチオピアから熱帯アフリカ南部にかけて自生。
インドシナから太平洋地域西部にかけて分布。
ベトナムからオーストラリア北部にかけて分布。
熱帯および亜熱帯に分布。詳細は上記リンクを参照。

tribe Putorieae編集

Putorieae。単系統群 'Spermacoceae alliance' の一つ[7]

カナリー諸島からインド北西部にかけて37種が分布。

tribe Rubieae (アカネ連)編集

アカネ連Rubieae[54]。15属200種程度を含む。単系統群 'Spermacoceae alliance' の一つ[7]

  • Asperula
  • Callipeltis
  • Crucianella (31 sp)
  • Cruciata (8 sp)
  • Didymaea Hook.f. (8 sp)
  • Galiasperula Ronniger (1 sp)
  • Galium L. (631 sp)
  • Mericarpaea Boiss. (1 sp)
  • Microphysa Schrenk.
中央アジアから新疆にかけて分布する Microphysa elongata (Schrenk.) Pobed. 1種のみの属である。
  • Phuopsis フオプシス属[29]
Phuopsis stylosa (Trin.) フオプシス・スティロサ[29] 1種のみの属である。
83種程度が知られる。
Sherardia arvensis ハナヤエムグラ1種のみの属。
  • Valantia L. (7 sp)

tribe Schizocoleeae編集

単系統群 'Psychotrieae alliance' の一つ。

tribe Schradereae編集

Schradereae。頭状花序のものも存在し、胚珠は湾生[26]。単系統群 'Psychotrieae alliance' の一つ。

3種。
スリランカ中央部および西部にのみ見られる Leucocodon reticulatum 1種のみの属。
熱帯アメリカ、タイの半島部からニューギニアにかけて58種が分布。

tribe Spermacoceae (ハリフタバ連)編集

Spermacoceae ハリフタバ連[54]

アメリカ合衆国南部から中央アメリカにかけて分布。
熱帯および亜熱帯アジアから太平洋西部にかけて8種が分布。
インド亜大陸から中華人民共和国南部およびマレー群島区系西部および中央部に8種が分布する。
アメリカ合衆国中央部および東部から熱帯アメリカ、熱帯アフリカにかけて18種が分布。
熱帯および亜熱帯アジアから太平洋西部にかけて22種が分布。
  • Exallage auricularia (L.) Bremek.(シノニム: Hedyotis auricularia L.ヤエヤマハシカグサ[9] - 熱帯および亜熱帯アジアからカロリン諸島にかけて分布。
  • Exallage chrysotricha (Palib.) Neupane & N.Wikstr.(シノニム: Hedyotis chrysotricha (Palib.) Merr.コバンムグラ[54] - 中華人民共和国南部から海南省、韓国全羅南道霊岩郡、日本(九州西部)にかけて自生。
  • Exallage cristata (Willd.) Nandikar & K.C.Kishor(シノニム: E. costata (Roxb.) Bremek.Hedyotis costata (Roxb.) Kurz, nom. illeg.アラゲニオイグサ[11] - ヒマラヤからマレー群島区系西部および中央部にかけて分布。
  • Exallage insularis (Spreng.) Neupane & N.Wikstr.(シノニム: Hedyotis glabra R.Br. ex Wall., nom. superfl.ホソバニオイグサ[11] - インドのアッサム州からマレー半島にかけて自生。
熱帯および亜熱帯アジアから太平洋北西部にかけて分布。
  • Hexasepalum Bartl. ex DC.
アメリカ合衆国から熱帯アメリカ、熱帯アフリカにかけて15種が分布。
北アメリカに24種が自生。
これまでに太平洋地域で30種が記載・受容されている。
メキシコから熱帯アメリカにかけて分布。
メキシコから熱帯アメリカにかけて分布。
熱帯および亜熱帯アジアに34種が分布。
  • Neanotis hirsuta (L.f.) W.H.Lewis(シノニム: Hedyotis lindleyana var. hirsutaハシカグサ - 熱帯および亜熱帯アジア(日本を含む)に分布。

tribe Theligoneae (ヤマトグサ連)編集

ヤマトグサ連(Theligoneae[7]は草本のみで雌雄同株、風媒花を咲かせ、胚珠湾生[26]。単系統群 'Spermacoceae alliance' の一つ[7]。次の1属のみからなる。

マカロネシアから地中海地方、中国から温帯東アジアにかけて4種が分布。詳細は上記リンク先を参照。

tribe Urophylleae編集

Urophylleae

熱帯アフリカ、マダガスカルに51種が分布。
  • Pauridiantha paucinervis (Hiern) Bremek.(シノニム: P. paucinervis subsp. holstii (K.Schum.) Verdc.)- ナイジェリアからケニアおよび熱帯アフリカ南部、マダガスカルにかけて分布。
マレー群島区系のボルネオ、フィリピン、スラウェシに50種が自生する。
中華人民共和国南部から熱帯アジアにかけて分布。

独立連?編集

Clarkella Hook.f.

インドのウッタラーカンド州、中国南部からタイ南部にかけて分布する Clarkella nana (Edgew.) Hook.f. 1種のみからなる属。

亜科階級なし編集

tribe Coptosapelteae (ヒョウタンカズラ連)編集

Coptosapelteae ヒョウタンカズラ連[7]は2属からなる。

インドから中華人民共和国南中央部およびマレー群島区系中央部にかけて42種が分布する。
熱帯および亜熱帯アジアに16種が分布する。

tribe Luculieae (ニオイザクラ連)編集

Luculieae ニオイザクラ連[7]

4種。

主な種編集

 
コケサンゴ(アカネ亜科、Anthospermeae)
 
コプロスマ・カーキー 'ヴァリエガータ'(アカネ亜科、Anthospermeae)
 
クルマバソウ(アカネ亜科アカネ連
 
バーチェリア・ブバリナ(キナノキ亜科クチナシ連?)

代表的な種には次のようなものがある。

主な分類群編集

 
コプロスマ・レペンスの雌花(アカネ亜科、Anthospermeae)
 
プトリア・カラブリカ(アカネ亜科、Putorieae)
 
ヤマトグサ(アカネ亜科、Theligoneae)
 
ホソバアカクダタマ(アカネ亜科、Palicoureeae)
 
マリアナクチナシモドキ(キナノキ亜科、Chiococceae)
 
ハメリア・パテンス(キナノキ亜科、Hamelieae)
 
ベニマツリ(キナノキ亜科、Rondeletieae)
 
カダム(キナノキ亜科タニワタリノキ連
 
キナモドキ(キナノキ亜科、Hymenodictyeae)
 
Calycophyllum candidissimum(通称: レモンウッド; キナノキ亜科、Dialypetalantheae)
 
マグイレオタムヌス・スペキオスス(キナノキ亜科Sipaneeae)
 
アカキナノキ(キナノキ亜科キナノキ連
 
スルマル(キナノキ亜科、Jackieae)
 
コバミサオノキ(キナノキ亜科、Vanguerieae)
 
ミズバヒルギ(キナノキ亜科、Scyphiphoreae)
 
ベニデマリ(キナノキ亜科サンタンカ連
 
アルベルタ・マグナ(キナノキ亜科、Alberteae)
 
アカミズキ(キナノキ亜科、Augusteae)
 
ハリザクロ(キナノキ亜科クチナシ連
 
アラビカコーヒーノキ(キナノキ亜科、Coffeeae)
 
カフェマロン(キナノキ亜科、Octotropideae)
 
コブハテマリ(キナノキ亜科、Pavetteae)
 
Oxyanthus sp.(O. speciosusO. tubiflorus; キナノキ亜科、Sherbournieae)

新エングラー体系で独立の科とされていたヘンリクェジア科Henriqueziaceae)はクロンキスト体系以降でアカネ科とされている。またAPG植物分類体系ではディアリペタラントゥス科Dialypetalanthaceae)とヤマトグサ科もアカネ科に含められている。以下に主な亜科・属を示す。分類は Stevens (2001-)、シノニムに関しては Govaerts et al. (2021) による。





脚注編集

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注釈編集

  1. ^ 金平 (1933:353) では「ぎよくしんくわもどき」と表記されている。
  2. ^ 金平 (1933:355) では「まりやなくちなしもどき」と表記されている。
  3. ^ なお、米倉 (2019:159) はPistacia属にランシンボク属の和名をあてている。
  4. ^ 山崎 (1989) ではシロミミズTricalysia dubia としてここに置かれており、「シロミミズ属」の和名が与えられていた。しかし Govaerts et al. (2021)Diplospora dubia を正名としている。
  5. ^ 熱帯植物研究会 編 (1996:418) では日本語名として「ガヨボ」が与えられ、パナマコロンビアでの呼称が Guayobo とされている。しかし Grandtner (2005:143) ではパナマとコロンビア(およびコスタリカベネズエラ)でのスペイン語名は guayabo とされており、これをカナ転写するとグアジャボあるいはグアヤボとなる。
  6. ^ かつてはヒジハリノキBenkara sinensis)が Oxyceros sinensis と分類されていたこともあり、山崎 (1989:196) では「ヒジハリノキ属」という和名が与えられている。
  7. ^ この和名の初出は金平 (1933:360) の「なんやうさんたんくわ」である。
  8. ^ Fosberg, F. R.; Sachet, H.-H. (1989). “Three Cultivate Ixoras”. Baileya 23 (2): 84. https://www.google.co.jp/books/edition/Baileya/Tl4mAQAAMAAJ?hl=ja&gbpv=1&bsq=361&dq=361&printsec=frontcover.  は "Ixora casei var. lanceolata Kaneh., Fl. Micr. 361. 1933." としてあたかも金平が命名者であるかのように扱っているが、実際に金平がつけた学名は Ixora pulcherrima var. lanceolata であるため、フォスバーグとサシェによる金平の学名の組み替え((Keneh.) Fosberg & Sachet)となるか、仮にこれが認められない場合は Fosberg, F. Raymond; Sachet, Marie-Hélène; Oliver, Royce L. (1993). “Flora of Micronesia, 5: Bignoniaceae–Rubiaceae”. Smithsonian Contributions to Botany 81: 85. https://www.biodiversitylibrary.org/page/52228466.  でのフォスバーグ、サシェ、オリヴァーの3名による金平の学名の組み替え((Kaneh.) Fosberg, Sachet & R.L.Oliv.)ということになる。
  9. ^ この和名の初出は金平 (1933:369) の「もるつかこんろんくわ」である。
  10. ^ この和名の初出は 金平 (1933:380f) の「なんやうぎよくしんくわ」である。
  11. ^ この和名の初出は 金平 (1933:379) の「まりやなぎよくしんくわ」である。
  12. ^ この和名の初出は金平 (1933:378) の「みづばひるぎ」である。
  13. ^ この和名の初出は金平 (1933:357) の「こばみさをのき」である。
  14. ^ この和名の初出は金平 (1933:368) の「おほつるはながさ」で、米倉・梶田 (2003-) が現代仮名遣いに修正したものである。金平は学名をフィリピン産の Morinda volubilis (Blanco) Merr. [≡ Coelospermum volubile (Blanco) J.T.Johass.] としているが、これは誤同定である。詳細はspecies:Coelospermum salomonienseを参照。
  15. ^ この和名の初出は金平 (1933:359) の「くろばかづら」である。
  16. ^ この和名の初出は金平 (1933:365) の「まりやなはながさかづら」である。
  17. ^ a b c Stevens (2001-) はボチョウジ属Psychotria)のシノニム扱いとしている。
  18. ^ Stevens (2001-) はこの属をフタバムグラ属Hedyotis)のシノニム扱いとしている。
  19. ^ 邑田・米倉 (2012) ではソナレムグラHedyotis strigulosa var. coreana とされており、この属には「ソナレムグラ属」という和名があてられていた。
  20. ^ 邑田・米倉 (2012:256) はこれに「フタバムグラ属」の和名をあてている。
  21. ^ 山崎 (1981) ではクルマバソウAsperula odorata としてここに置かれており、「クルマバソウ属」の和名が与えられていた。しかし Govaerts et al. (2019)ガリウム・オドラツムGalium odoratum)を正名としている。
  22. ^ 牧野 (1940:109) はこれを「やへむぐら」の学名としているが、Govaerts et al. (2021)Galium aparineG. spurium の間にシノニムの関係性を認めていない。

出典編集

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参考文献編集

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フランス語:

英語・日本語:

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関連文献編集

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関連項目編集