国道463号

日本の埼玉県を通る一般国道

国道463号(こくどう463ごう)は、埼玉県越谷市から入間市に至る埼玉県の東西を結ぶ一般国道である。埼玉県内のみで完結する国道としては唯一である。

一般国道
国道463号標識
国道463号
総延長 61.9 km
実延長 56.3 km
現道 36.7 km
制定年 1993年平成5年)
起点 埼玉県越谷市
神明町(北)交差点(北緯35度54分0.61秒 東経139度45分59.77秒 / 北緯35.9001694度 東経139.7666028度 / 35.9001694; 139.7666028 (神明町(北)交差点)
主な
経由都市
埼玉県さいたま市志木市富士見市
新座市所沢市
終点 埼玉県入間市
河原町交差点(北緯35度50分31.67秒 東経139度23分11.16秒 / 北緯35.8421306度 東経139.3864333度 / 35.8421306; 139.3864333 (河原町交差点)
接続する
主な道路
記法
国道122号標識 国道122号
国道17号標識 国道17号
国道254号標識 国道254号
国道16号標識 国道16号
国道299号標識 国道299号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML

概要 編集

埼玉県越谷市からさいたま市浦和区までの区間、および所沢市から入間市までの区間は、現道とバイパスが並行している。現道、バイパスともに終点の入間市から国道299号に直通するかたちとなっており、飯能市方面に連続している。

北浦和駅入口(埼玉県さいたま市浦和区)交差点 - 西新井町交差点(所沢市)間は、約17 kmにわたるケヤキ並木が続いており、読売新聞社選定の「新・日本街路樹100景」(1994年)のひとつに選定されている[1]。このケヤキ並木は、1973年に排気ガスの浄化を目的に植えられたもので、特に所沢市東新井町から西新井町にかけての3 km余りの区間は「緑のトンネル」となっている[2]。「日本一のけやき並木」と題した解説板が北浦和駅入口交差点付近、下大久保交差点(さいたま市桜区)付近、熊野神社東交差点(所沢市)付近にそれぞれ設置されている。

路線データ 編集

一般国道の路線を指定する政令[3][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。

歴史 編集

路線状況 編集

通称 編集

地元では中山道(国道17号と重複)は「17号」と呼ばれることが多く、旧中山道が「中山道」と呼ばれることがある[16]ので注意が必要である。

バイパス 編集

有料道路 編集

重複区間 編集

道路管理者 編集

地理 編集

通過する自治体 編集

交差する道路 編集

※越谷浦和バイパス、所沢入間バイパスはその項を参照のこと。

交差する道路 交差点名 所在地
埼玉県道405号北越谷停車場線
 国道4号 神明町 越谷市
埼玉県道324号蒲生岩槻線 五才川橋
(浦和東京線) 埼玉県道381号東大門安行西立野線 大門坂下 さいたま市 緑区
  埼玉県道105号さいたま鳩ヶ谷線(日光御成街道) 大門小学校入口
埼玉県道105号さいたま鳩ヶ谷線(日光御成街道) 大門(上)
 国道122号(岩槻街道) 大門
- (見沼台通り)
  (和田通り)
(大間木丸ヶ崎線) 埼玉県道235号大間木蕨線(東浦和駅前通り) 東浦和駅入口
  (南浦和東口大間木線)
  (尾間木支所通り)
(水深内谷線) -
埼玉県道1号さいたま川口線第二産業道路 緑区役所(北)
埼玉県道1号さいたま川口線支線 花月
埼玉県道35号川口上尾線(産業道路) 原山
越谷浦和バイパス   本太坂下 浦和区
- 高砂仲町線 浦和駅東口(北)
- (浦和駅西口仲町線)
埼玉県道65号さいたま幸手線 仲町
(市役所通り・越谷海道)
(浦和駅前線)
埼玉県道34号さいたま草加線   浦和駅西口
埼玉県道65号さいたま幸手線 埼玉県道213号曲本さいたま線
 国道17号(中山道) 県庁前
(県庁通り) 埼玉県道40号さいたま東村山線(志木街道)
(市役所通り) さいたま市役所前
新六間道路 埼玉県道57号さいたま鴻巣線(新六間道路) 六間通り
越谷浦和バイパス 埼玉県道57号さいたま鴻巣線バイパス 常盤七丁目
埼玉県道118号北浦和停車場線 浦和所沢バイパス(埼大通り) 北浦和駅入口
北浦和駅入口交差点 - 東新井町交差点は「浦和所沢バイパス」を参照。
埼玉県道6号川越所沢線 峰の坂 所沢市
  所沢入間バイパス(行政道路、都内所沢街道方面) 宮本町
埼玉県道8号川越入間線 藤沢 入間市
埼玉県道226号入間市停車場線  
 国道16号 河原町
 国道299号 国道407号(飯能方面)
  • さいたま市緑区の大門(上)交差点と大門交差点の間は、都市計画道路田島大牧線の一部である。
  • さいたま市緑区の見沼代用水西縁に架かる浅間橋と国際興業バス駒形バス停付近の間は、都市計画道路大門東西線の一部である。
  • さいたま市浦和区の本太坂下交差点と仲町交差点の間は、都市計画道路町谷本太線の一部である。
  • さいたま市浦和区の浦和駅西口交差点と県庁前交差点の間は、都市計画道路浦和駅西口停車場線の一部である。
  • ※五才川橋交差点は越谷市とさいたま市岩槻区の境界線上にある。

交差する鉄道・河川 編集

※越谷浦和バイパス、所沢入間バイパスはその項を参照のこと。

沿線 編集

さいたま市緑区
さいたま市浦和区
北浦和駅入口交差点から東新井町交差点までの間は「浦和所沢バイパス」を参照
所沢市
入間市

ギャラリー 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
  2. ^ 2005年4月1日にさいたま市に編入され、岩槻区となった。
  3. ^ a b 2001年5月1日に浦和市大宮市与野市が合併してさいたま市となった。
  4. ^ a b c d e f g 2022年3月31日現在
  5. ^ 一部川口市東川口五丁目をかすめる。

出典 編集

  1. ^ 浅井建爾『道と路がわかる辞典』(初版)日本実業出版社、2001年11月10日、127頁。ISBN 4-534-03315-X 
  2. ^ “日本一長いケヤキ並木 所沢に新緑のトンネル、初夏の訪れ告げる”. 埼玉新聞. (2016年5月15日). オリジナルの2016年11月30日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20161130111750/http://www.saitama-np.co.jp/news/2016/05/15/05.html 2016年11月30日閲覧。 
  3. ^ 一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2019年10月31日閲覧。
  4. ^ a b 埼玉県越谷県土整備事務所長告示第12号 一般国道463号の区域の変更」(PDF)『埼玉県報』第61号、埼玉県、2019年12月3日、2024年1月7日閲覧 
  5. ^ a b c d e f g 表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2023. 国土交通省道路局. 2024年4月20日閲覧。
  6. ^ 一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年10月26日閲覧。
  7. ^ 入間市50年のあゆみ” (PDF). 入間市. 2023年1月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月12日閲覧。
  8. ^ 写真で振り返る 所沢市のあゆみ” (PDF). 所沢市. 2023年1月12日閲覧。
  9. ^ 有料道路”. 埼玉県道路公社. 2024年1月7日閲覧。
  10. ^ ■道路の管理者が変わりました 広報こしがやお知らせ版 2019年4月4日掲載
  11. ^ なお越谷街道(旧道)や463バイパス、浦和駅東口に出る道もすべて大渋滞です。 谷中信人(さいたま市議会議員・公明党所属)公式Facebook2013年10月5日投稿
  12. ^ 市報さいたま2014年7月号7頁 (PDF) さいたま市
  13. ^ アクセス 埼玉会館
  14. ^ 行政道路 所沢市
  15. ^ 『入間市史 通史編』945頁(入間市 1994年)
  16. ^ 埼玉県道213号曲本さいたま線」、「埼玉県道65号さいたま幸手線」、「埼玉県道164号鴻巣桶川さいたま線」を参照。

関連項目 編集

外部リンク 編集