約束のネバーランド

約束のネバーランド』(やくそくのネバーランド)は、白井カイウ(原作)、出水ぽすか(作画)による日本漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社2016年35号より連載中。略称は約ネバネバラン

約束のネバーランド
ジャンル 少年漫画
ダーク・ファンタジー
サスペンス
漫画
原作・原案など 白井カイウ
作画 出水ぽすか
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル ジャンプ・コミックス
発表号 2016年35号 - 連載中
巻数 既刊6巻(2017年11月現在)
テンプレート - ノート

目次

ストーリー編集

GFハウス脱獄編(第1話 - 第37話)編集

孤児院・グレイス=フィールドハウスは、色々な孤児が集まるところ。孤児院のシスターである「ママ」と慕われるイザベラも、「きょうだいたち」にも血縁関係はないが、幸せに暮らしていた。そこでは、赤ん坊のころに預けられた子供を、特殊な勉強とテストにより育てあげ、6歳から12歳までの間に里親の元へと送り続けていた。

里親が見つかり、外の世界に出ることになったコニーが人形を置き忘れたため、主人公である身体能力に優れるエマと、知略に優れるノーマンはそれを届けることにした。しかし二人は、近づくことを禁じられていた「門」でコニーが食肉として出荷される瞬間を目撃する。そこから「鬼」の存在を知った二人は、リアリストで博識なレイのほか、ドンギルダを仲間に引き入れ、ハウスからの脱獄計画をスタートさせる。

その中でエマたちは、グレイス=フィールドハウスが監獄のような「人間飼育場」であることを確認した。そこで脱獄の準備を始めるものの、増員監視者として「シスター」が派遣され、更にレイがママ(イザベラ)のスパイであったことが発覚。様々な心理戦が繰り広げられる中、脱獄を試みる標的がいることを特定されるが、あくまで管理を維持したいイザベラの思惑を逆手にとり、ノーマン達は計画を進める。

「ママ」の座を狙いイザベラを蹴落とそうと企むシスターと、仮初めの協力関係を結ぶ子供達。しかしシスターは出荷され、イザベラにも脱獄の下見が見つかってしまう。計画を封じるためエマの足は折られ、さらにノーマンの出荷が告げられる。

レイとエマは、ノーマンの発信器を無効化し全員の脱獄敢行まで潜伏させる作戦をたてる。しかし、ノーマンは残される子供達の脱獄に支障が出ることを恐れ、発信機を生かしたまま下見を強行した後戻ってきてしまう。レイに残る乳児時の記憶と決死の下見により、ハウスの周囲は崖で本部と繋がる橋が唯一の出口ということが判明したが、ノーマンの出荷は確実となった。悲しみに暮れるエマ達を残し、ノーマンはハウスを後にする。そして、ついにレイが出荷される日。レイはハウスを火事にさせて、ハウスに警備を集中させて橋から逃げる作戦とした。そして、レイは出荷目前の高級品である自分も、ハウスともども燃えようとする。エマはそれを阻止し、ノーマンの伝言をもとに、脱獄することにした。

ミネルヴァ探訪編(第38話 - )編集

かつてから、逃げるなら本部前の橋と言われてきたが、対岸との距離が最も最短な地点から、ハンガーと紐を利用して移動することにした。その方法により無事脱獄を成功させ、ハウスを後にする。

しかし脱獄直後、エマ、レイ、トーマ以外のきょうだいたちが消えてしまった。実は人食いの木の誘い穴に落ちてしまったのだ。そして3人もその落とし穴に落ち、人食い木の動く根に追い回され、行き止まりまで来てしまい、絶体絶命の危機となったが、「PROMISE」とモールス信号で書かれた冒険本、「ウーゴ冒険記」の中の「アルヴァピネラの蛇」の話に解決の糸口があり、無事脱出に成功した。脱出後、鬼の下等種である者が食べようと追いかけまわしてきた。それをレイが対処するため本隊を外れ、下等種に追われていた。更に、下等種を倒して農園の運営者である追手がついにやってきた。

そんな中、本隊は謎の少女に誘われる。レイも謎の人物に助けられた。少女の名はムジカで、レイを助けた男はソンジュという名前だった。二人とも鬼だが、宗教上の理由から人間を食べない、社会の異端者であった。ソンジュから「鬼は昔から存在していて、鬼は人を狩り、人は鬼を殺し合っていたが、一人のフクロウを飼う人間によって世界の住み分けが提案された」ことを聞き、その約束が今も続いて、エマたちは鬼の世界に残された人の子孫と知った。更には、世界間の行き来はできないとされているが、鬼に農園用の製品を供給するために人が鬼の世界に渡っていたという事実も判明した。そして、ソンジュとムジカは、さらなる旅へ、エマたちは目的地へ進むため別れて進むことになった。ただ、ソンジュは自然に誕生した生命以外食べないと言う原初信仰を実は信じており、エマたちの子孫を食べる気でいた。

その後、エマたちは目標地点に到着したが、そこは更地で何もなかった。そこでペンを起動すると、マップが表示されて入り口が開いた。そこはミネルヴァの地下シェルターで、先客が一人いた。彼もまた、ペンによってここに導かれていたが、合理的な性格ゆえ、エマにピストルを向け、シェルターから出るように脅した。しかし、エマが反論を言うと、謎の言葉を発して気絶した。また、シェルターの壁には密猟者という字とHELPの文字が落書きしてあった。

世界観編集

物語は、主人公達が「鬼」と呼んでいる種族が運営する、人間を食用の家畜として飼育するグレイス=フィールドハウスという農園(表向きは孤児院)から始まる。

時代設定は、物語が開始した時点で2045年となっており、農園内で得られる情報から少なくとも2015年までは外の世界で人間によって本が出版されていたこと、また外の世界にも鬼に食われない人間たちがいることが情報として出てきている。ソンジュの話によると、かつての世界では農園は存在しておらず、鬼は人間を襲って食べる生活をしていたが、鬼に服する人間もいれば逆に鬼を憎み武装して食われた数以上の鬼を殺す人間達もいたとのこと。終わりのない殺し合いと果てのない恐怖に互いが嫌気を指していた時に人間側から「人間は鬼を狩らない、だから鬼も人間を狩らない。お互い世界を棲み分けよう」という提案がなされた。この『約束』こそが全ての始まりで、これによって世界は人間の世界と鬼の世界の2つに切り分けられ、2つの世界は断絶することになった。エマたちの先祖は、その時に鬼側の世界に置いて行かれた土産で、鬼は約束を守り農園で人間を管理、養殖を続けるようになった。約束からおよそ1000年もの間、世界は特に変化が無く、互いの世界を行き来するのも不可能とのこと。

前述の理由から、エマ達のいる鬼の世界には農園以外に人間がいる可能性は非常に低くなったものの、クローネが本部で見たという鬼と対等な人間は人間側の世界から来た人間である。また、ハウスに寄贈されている物の多くは人間の世界で作られた物で、ウィリアム・ミネルヴァこそが互いの世界を行き来している人物であることが作中で推測されている。

グレイス=フィールドハウスの所在地については詳細は不明だが、作中では北半球の中緯度地域であることが推測されている。また、作中に出てくる世界地図は現実の物と同じであるが、ヨーロッパを中心に描かれていることや、登場人物達が使用している言語が英語であるなど、ヨーロッパが舞台であることを窺わせる描写が多い。しかし、「PROMISE」をわざわざ日本語の約束に訳すなど、謎はまだ多い。また、作中では鬼の世界と人間の世界は断絶されているとのことだが、作中の舞台が地球であることと前述の暦が正しいことは判明している。

グレイス=フィールドハウス周辺には原生林が広がっているように見えるが、実際には吸血樹の群生地が広がっており、農園の鬼から野良の下等種と呼ばれている知性に乏しい野生の鬼もいるなど、本来の地球の生態系には存在しない動植物が多数生息している。ただし、全ての動植物がこのようなものではなく、普通の動植物も存在している。

ペンを頼りに辿りついたB06-32地点は荒野のど真ん中で目印すらないが、地下にシェルターが存在しておりペンを使って条件を満たせば入口が現れる。シェルターは高度な技術で作られており、電気や水などは普通に暮らしている分には不自由せず畑もあるので自給自足が可能な環境になっている。シェルター内にはウィリアム・ミネルヴァはいなかったものの手紙が残されており、安住の先を目指すのであればA08-63地点へ向かうように記載されている。シェルターには、13年前にグローリー=ベルという農園から仲間と逃げてきた男が1人で暮らしており、男は過去にA08-63地点に仲間と一緒に向かった事があるらしいが、詳細は不明だがその際に仲間が全滅している。男によると、A08-63地点へ辿りつくには鬼の生活圏を通る必要があるらしく、農園周囲の森やシェルター周辺の荒野とは比べ物にならないほどの危険地帯とのこと。道中には野良の鬼の群生地である森があり、木の幹が石のようであったりろうそくが溶けたような何かがあるなど、ハウスの森とはかなり異なる様子である。

登場キャラクター編集

主要人物編集

エマ
本作の主人公。グレイス=フィールドハウスに住む、孤児で最年長の一人。11歳の女の子。身長145cm。人想いでハウスとママが大好きだった。優秀なノーマンとレイに追い付きたいと考えている。認識番号は63194。髪の毛の色 オレンジ 瞳の色 エメラルドグリーン
毎日のテストではフルスコア(300点)。運動能力が高い。ノーマンやレイと比べるとかなり楽天的な性格。ハウスの子供たちと仲良く暮らしていたある日、コニーの忘れ物、リトルバーニーを届けに、行ってはいけないへ行くことになった。しかし、そこでコニーの「出荷」の瞬間を目にしたことで、孤児院とされていたハウスの真実を知ることになる。彼女は、ノーマン、レイ、そしてドン、ギルダを味方に加え、あくまで子供達全員での脱獄を目指す。
しかし、後に農園の全容を把握し、脱獄の難易度が以前の想定よりも遥かに高いことに加え、ノーマンもいなくなった上にギルダに他のプラントの子供達について聞かれたことで考えを改め、しばらくは出荷されないであろう4歳以下の子供を残し、5歳以上の子供だけで脱獄するという計画に切り替える。ただし、4歳以下の子供の脱獄を諦めたわけでは無く、2年以内に戻り全プラントの子供を救出すると誓う[1]。フィルにハウスの真実を告げ、後のことを任せる。
B06-32地点のシェルターで出会った「先輩」の男からは「触角」という渾名を付けられるほど特徴的な飛びはねた毛があり、番外編の4コマではママがその毛を切ろうとするが、毛がハサミを避けるので切れないほど。
ノーマン
孤児最年長の一人。11歳の男の子。身長はエマと同じく145cm。テストもフルスコアで、戦術派。脱獄に関する実質的なリーダーとなる。認識番号は22194。 髪の毛の色 クリームイエロー 瞳の色 アイスブルー
エマと一緒にリトルバーニーを届けにいったが、出荷の瞬間を見た。そして、エマ、レイと協力して脱獄を目指す。幼児を含むハウスの子供全員で脱獄をする難しさは理解しているが、好意を寄せるエマの望みを叶えるため、あえてそれを目指している。子供達の中では一番理性的で心理的な駆け引きにも優れているが、最大の味方であるはずのレイが全員脱走を否定してるため、彼とも駆け引きをしなくてはならず、心苦しく思っている。
突如、12歳の誕生日前に出荷されることが決まり、エマとレイから脱獄日まで園内で潜伏することを提案されるも、脱獄の下見をした後に再び姿を現し、外で得た情報を二人に残す。生きたいと言う気持ちは強かったが、誰一人死なさず、万が一にも負けないために、あえて出荷を受け入れる。
レイ
孤児最年長の一人。11歳の男の子。2034年1月15日生まれ。身長150cm。テストもフルスコアで博識な読書家。認識番号は81194。 髪の毛の色 黒 瞳の色 濃茶
後にノーマンから脱獄のことを伝えられるが、実は鬼のことを幼少時から知っており、ママと内通しつつ駆け引きを繰り広げていた。「協力者」としての取引きでは、「ごほうび」(通常では入手できない物資)と12歳での「円満出荷」を要求していたが、真の目的は、エマ、ノーマンを脱走させることにある。現実主義であり、幼児をあきらめ年長者のみの脱走を主張するが、エマが折れないため表面上は協力をしている。しかし内心では納得していない。
鬼のことは生まれたころから知っており、通常なら起こるはずの幼児期健忘がレイには起こらなかったために全容を知ることとなった。イザベラの実子で、胎児のころからの記憶があるため、イザベラのお腹の中にいたころに聞いたレスリーの歌を歌ったことでイザベラがレイを自分の子供だと知ることになる。
実は勉強も読書もさほど好きではないが、自分自身の価値を最大限まで高めるため、我慢して勉強と読書に励んでいた。オイルを被り、焼身自殺をして最高の御馳走となった自分を収穫直前で取り上げると言う、レイなりの復讐および兄弟達の脱獄のチャンスを作ろうとするも、事前にその計画を見破っていたノーマンが出荷される直前にレイの自殺の阻止およびそれを利用する計画をエマに伝えられる。エマ達によりレイが自殺したかに見せかけたハウスの放火が行われ、脱獄が決行される。
ノーマンの計画で、橋を通らずにロープで崖を渡るという方法で脱獄をする際、怖くて出来ないと言うジェミマを抱きかかえ一緒に崖を渡り終える。その時に、誰1人死なさず外で生き延びて見せると理想を追い求める考えを持つようになる。
ハウスを脱獄する際、エマとは異なり耳を切開して発信器を取りだしたようで、後に耳の怪我もガーゼ無しでも大丈夫な状態まで回復する。
B06-32地点のシェルターで出会った「先輩」の男からつけられた渾名は「片目寝不足」。前髪で片方の目が隠れがちなことや、本や資料を読むために寝不足気味である点を指した渾名である様子。

その他のグレイス=フィールドハウスの子供達編集

ドン
10歳の男の子。身長155cm。明るく負けず嫌いな性格。エマたち最年長3人組に次ぐ年長者。同年齢のギルダとは親しい。脱獄計画には、レイの後に途中から引き入れられた。手先が器用なのか、スリの特技がある。認識番号は16194。
ノーマン達に比べると、やや短絡的で状況判断能力に劣るところはあるが、兄弟たちを思う気持ちは強い。コニーのことも気にかけていたらしく、よく助けていた。当初、ノーマンから脱獄のことを「人身売買から逃げる」と伝えられていたが、後に鬼の事実を知った。
鬼の事実を知った後は、ギルダと共に脱獄チームのサブリーダーとしてエマたちを支える。表にはあまり出さないが、エマとレイの身に危険が迫った時には泣きそうなほど心配するなど、二人のことを気にかけている。
B06-32地点のシェルターで出会った「先輩」の男からつけられた渾名は「豆ノッポ」。脱獄チームの子供たちの中では一番背が高いことを指している様子。
ギルダ
10歳の女の子。眼鏡を掛けている。身長138cm。内気な性格だが、その内面には芯の強さがある。エマたち最年長3人組に次ぐ年長者。エマとは共に年少者の世話をする係で、仲がいい。ドンと同じく、脱獄計画にはレイの後に引き入れられた。認識番号は65194。
おしゃれに興味があり、脱獄計画に引き入れられる前は、ハウスから支給される衣類が白一張羅であることを嘆いていた。6話時点でテストの成績は最年長3人組に次ぐ唯一の200点台。ノーマンには及ばないものの、優れた洞察力と冷静な思考力を持つ才女。脱獄計画に引き入れられる以前から、ハウスを『旅立った』兄弟姉妹たちが音信不通になる事実やエマたちの言動の変化に気づいており、計画参加後もママの秘密の部屋(無線室)の存在とその場所を突き止めたりした。
鬼の事実を知った後は、ドンと共に脱獄チームのサブリーダーとしてエマたちを支える。エマとレイが不在の時(ムジカに出会った時、B06-32地点のシェルターから偵察に出る時など)にはリーダー代理となる。
B06-32地点のシェルターで出会った「先輩」の男からつけられた渾名は「カタブツ丸眼鏡」。特徴的な大きな丸い眼鏡と、生真面目な性格を指している様子。
アンナ
9歳の女の子。身長135cm。ギルダとたまに一緒にいる。長い三つ編みが特徴。面倒見がよく、優しい性格。脱獄の際、偽装工作のために三つ編みを提供した。認識番号は48194。
ナット
9歳の男の子。身長133cm。少し臆病で、ちょっぴりナルシスト。ピアノが弾ける。シェルターで出会った「先輩」の男からつけられた渾名は「鼻」で、他のメンバーが総じて不服そうな中で、まんざらでもない様子だった。認識番号は30294。
トーマ
7歳の男の子。身長123cm。足が速いが、戦力にはいまいち。鬼ごっこが好き。シェルターで出会った「先輩」の男からつけられた渾名は「ピザの具」。認識番号は55294。
ラニオン
7歳の男の子。身長125cm。トーマと仲良しで、いつも一緒。シェルターで出会った「先輩」の男からつけられた渾名は「カレーの具」。認識番号は54294。
フィル
4歳の男の子。身長100cm。とても賢くて、活発な性格。テストも成績優秀で、200点台になることも。キーワードのモールス符号をエマに教えた。エマが大好きで、遊ぶことが大好き。認識番号は34394。
エマ達からハウスの真実を告げられるが、鬼ごっこの際にクローネが言っていた「収穫」という言葉の意味やこれまでのエマ達の様子から、以前から何か恐ろしいことが起こっていることを感じていた。また、エマ達が全員での脱獄か4歳以下を残して脱獄するかで悩んでいることを告げられ、4歳以下は一番誕生日が早い子でも最低1年半は収穫を先延ばしにできることを説明されると、待てるから置いて行くように提案し、4歳以下の子供達の中で唯一ハウスの真実を知る者として後のことを引き受ける。
シェリー
4歳の女の子。フィルとよく一緒にいて、ノーマンと同じ部屋。フィルと共に、よくノーマン、エマを探している。ノーマンが大好きで、おしゃれが好き。認識番号は74394。
ノーマンの里親が決まったと言う報告を聞いた際は、ショックのあまり尋常でないほど動揺した。
コニー
6歳の女の子。身長115cm。夢は、素敵なお母さん。人形のリトルバーニーが好き。テストのスコアはいまひとつで、そのことにやや劣等感を持っていた。彼女が「出荷」されたことからエマ達は鬼の存在と、ハウスの真実を知った。認識番号は48294。
マルク
5歳の男の子。食べることが好き。ナイラと仲が良い。認識番号は79294。
ペンを頼りに辿りついたシェルターの中にいた男と出会った際、他の子供達はミネルヴァかもしれないその男の行儀の悪さや服の着こなし、割れたカップでお茶を飲むふりをしている等、らしくない所に注目する中、男が食べているクッキーに意識が集中していた。
ナイラ
4歳の女の子。マイペースな性格。マルクと仲が良い。マルクと遊んでいて迷子になってしまったが、イザベラが短時間でナイラを見つけてきたことで、体に発信器が埋められていることにエマ達は気付くこととなった。認識番号は53394。
キャロル
新入りの赤ちゃん。イザベラが脱獄計画を攪乱するため、時期をずらして「入荷」したが、これによりエマは拠点の存在と発信器の在り処を知った。エマになついている。

「鬼」の組織関係者編集

マム・イザベラ / ママ
31歳。身長170cm。子供にとても優しく振る舞っているが、裏では鬼の冷酷な手下として人間農園を管理する飼育監(ママ)。認識番号は73584。
「ママ」としては優秀だが農園の実態をエマ達に知られるというミスを犯す。レイを小さいころから見張りとして使っていた。 現状の管理体制を維持したまま出荷を続けることを望み、ノーマン達と心理戦を繰り広げる。作中では、少なくとも2015年までは外の世界で人間によって本が出版されていたことが確認されているが、クローネによると、それより前に生まれたイザベラですら農園で生まれ育っているとのこと。
「グランマ」の回想によると、子供のころに農園の秘密を知って脱獄しようと塀に登った描写が存在する。また、イザベラ自身の回想では、その時に農園の周囲が高い崖であることを目の当たりにし、脱獄を諦めたようである[2]
子供の頃に同じプラントにいたレスリーに好意を持っていた様子が窺え、ママを目指す事を選択した理由はレスリーが殺されていた事に対する悔しさと、何も変えられないのであれば、せめて食べられない人間として生き続けてやりたかったからとのこと。
レイの実の母親で、レスリーが作った歌を後に身籠った胎児に聴かせていたが、ある日レイがその歌を歌っていたことでレイが自分の子供であることを知った。
エマ達が脱獄に成功した事で自分の負けを認め、脱獄に使用したロープを回収し、脱獄したエマ達の行く先に光がある事を願った。
イザベラのその後については不明だが、現在のフィル達の様子を描いたと思われる1コマによると、フィル達は新しい宿舎に移りイザベラとは違う女性がフィル達を世話している様子が描かれている[3]
シスター・クローネ / シスター
イザベラからの監視強化の要請により、本部から派遣された補佐役。26歳。身長175cm。彼女もまた鬼の手下。エマ達のいる第3プラントとは別のプラント出身。認識番号は18684。
イザベラのミスを知ると、証拠を掴んでイザベラを「ママ」の座から失脚させ、その地位を奪おうと画策する。その過程で子供達と打算的な協力関係を築いたが、本心ではイザベラを失脚させた後に邪魔な子供達をまとめて出荷するつもりでいた。だが、彼女を用済みと判断したイザベラに先手を打たれ、権力争いに敗れる形で死亡・出荷されてしまった。
前述のように、子供達に対しては決して良い感情を持っているわけではなかったが、それ以上に自分を見下すイザベラに対して強い嫌悪感を抱いており、子供達に脱獄を成功させて「このクソみたいな世界をぶっ壊して欲しい」との思いを託し、不本意ながら出荷される前にイザベラに関する「致命的な情報の手がかり」を残した。
グランマ(大母様)
複数のプラントを統括する立場の人物で、イザベラたち飼育監の上司と思われる[4]。イザベラの手腕を高く評価しており、彼女が管理する第3プラントを頼りにしている。現時点で、鼻から上の容姿はぼかされており、年齢など詳細は不明。
イザベラが子供のころに農園で彼女の「ママ」をしていたようで、当時のイザベラに農園の秘密を知られて脱獄されかけた描写が存在するが、それも「グランマ」の手の内だったようである。「食用児たちに農園の秘密を知られたとしても、出荷まで制御できれば良し」というイザベラの方針は、かつて彼女の「ママ」だった「グランマ」と同じものであることが示唆されている。
配達係の鬼
コニーを配達した鬼。イザベラと繋がっている。
謎の鬼会議の出席者
重要なポストについていると思われる鬼が集まる会議に参加している。イザベラの農園のことを口にする。鬼のトップは尊いと考えている。
鬼のトップ(仮)
鬼達から神聖視されている存在。名前は鬼独自のものと思われる文字での表記があるが、読み方は不明。クローネが発音できていることから、人間が発音できないような名前ではないようである。
追手の鬼
農園から脱走したエマ達を連れ戻しに来た人型の鬼。名前は不明。野生の下等種である鬼を一撃で仕留め、大木を真っ二つにするなど、かなり高い戦闘能力を有していたが、部下である獣型の鬼達を含めソンジュに皆殺しにされた。
バイヨン卿
貴族の鬼で、ゴールディ・ポンドにある秘密の猟場の主。農園から食用児を特例で生きたまま入荷できる権限を有しているようで、農園には秘密の私設の庭で食用児を放し飼いにし、他の貴族に人間狩りを提供している。
レウウィス大公
貴族の鬼。肩に小さい猿のような鬼を乗せている。秘密の猟場の客で、殺す気でかかってくる強い人間が狙いだが、最近はそのような人間に出会えておらず退屈しており、怯える獲物には興味を示さない。1000年以上生きているらしく、かつての人間と鬼との命を懸けた狩り合いを懐かしんでおり、狩りは互いに命を懸けるから面白いという考えの持ち主。陰湿な狩りを楽しむ従者を連れた貴族の鬼に、斧一本で躊躇なく目を狙って攻撃したエマに興味を持ち、エマに狙いを定めた。かつてシェルターの男とその仲間を狩った事があるらしく、エマのような人間は彼ら以来とのこと。
従者を連れた鬼
貴族の鬼。現時点では名前は不明。秘密の猟場の客で、特に獲物に対する拘りはなく、楽しく狩れればそれでいいと雑魚を蹂躙したいと考えている。陰湿な性格で、食用児3人に対して1人差し出せば他の2人は逃げてもいいという提案を出すが、その際にエマに斧で目を狙われるもレウウィス大公に助けられ難を逃れる。

その他のキャラクター編集

ウィリアム・ミネルヴァ
グレイス=フィールドハウスに寄贈されている多くの本の持ち主。現時点では、どのような人物であるかは一切不明だが、本やペンを通してメッセージを残している。また、人間の世界と鬼の世界を行き来している人物であることが推測されている。
レスリー
イザベラが子供のころに同じプラントにいた少年。物静かな性格だが歌を作る才能があり、自身が作った歌をイザベラに頼まれて聴かせていた。後に出荷された[5]。認識番号は71584。
イザベラは彼のことが好きだったらしく、後にハウスの真実を知った後もレスリーの歌があったから強くいられたとのことだが、ある日レイがレスリーの歌を歌っていたことでイザベラはレイが自分の子供であることを知る。
ムジカ
エマ達を助けた鬼の少女。体格は人間の少女と同程度で、比較的人間に近い容姿をしている。
宗教上の理由から人間を食べず、食事をする前に手を組んでお祈りをするなど人間と似た習慣を持つ。ソンジュによると、ムジカは人間を食べたことも食べる必要もないらしいが、食べる必要が無い理由については現時点では不明。エマ達を助けた当初は、エマ達にそれほど興味をもっていたわけではなかったが、エマ達と接していくうちに情が移り、別れ際にエマに何かしらのアドバイスを伝えるなど、エマ達の幸せを本心で願っている。
ソンジュ
レイを助けた鬼の男性。鬼としては決して大きくは無いが、一般的な人間よりは大柄な体格を持つ。
ムジカと同じく宗教上の理由で人間は食べないが、それ以外であれば何でも食べるらしく、鬼の社会でも異端な存在とのこと。彼の発言によると、過去にも「鬼」と呼ばれたことがあるらしく、レイを助けたのは単純な興味で久々に人間と話をしたかったから。だが、エマ達を助けた本当の目的は、1000年前に交わされた約束をエマ達に壊してもらうことで、たとえ約束を壊せなかったとしてもエマ達が鬼の世界で子供を産み、外の世界で生きる人間を増やしてもらうのが狙い。ソンジュの信仰している原初信仰は、狩猟と言う形で神が作り出した命をいただくのであれば神への反逆には当たらないらしく、農園の外で生まれ育った天然物の人間であれば食べる気でおり、もう一度腹いっぱい人間を食べたいと考えている。
エマ達と別れた後、自身の夢を叶えるために邪魔者である追手の鬼達を皆殺しにした。
フクロウを飼う人間
鬼と人間の世界の住み分けを提案した。ウィリアム・ミネルヴァの本のマークにもフクロウがいることから、何らかの関係があると考えられる。
シェルターの男(仮)
エマ達がペンを頼りに辿りついたシェルターで出会った男。現時点では名前は不明。グローリー=ベルという農園出身の元食用児。脱走した食用児という意味では、エマたちの「先輩」にあたる。お腹のところに認識番号があるが、グレイス=フィールドとは異なり文字列が記載されている。
13年前に仲間と一緒にペンを頼りに農園から脱獄し、ミネルヴァに会う為にシェルターに辿りついたものの、いつになってもミネルヴァが現れる気配はなく嘘付きだと思ったとのことだが、水、食料、電気、居住スペースの全てが揃っており、世界についての情報や資料もある地下シェルターには感謝しているとのこと。しかし、仲間は全員死んでおり、13年の間に生き残る術として無駄を省くことを学んだと言い、仲間、希望、情けの全てが無駄という持論を持ち現在はミネルヴァ探しもやめている。エマ達がグレイス=フィールドハウス出身で7日前に逃げてきた15人という事を知っており、首筋の認識番号がグレイス=フィールド出身である事を示す仕草をするが、その他の詳細を知っている理由については現時点では不明。シェルターの資源には限りがあり、シェルターは先に来た自分の家だと主張し、エマを人質にとって銃を向け、ペンを置いて出ていくか、この場で死ぬかの2択を選択させる。
エマに金的を強打され、逃げられたため銃を発砲する。しかし、実際にエマ達を殺すつもりではないらしく、銃での発砲も威嚇程度で本当に当てる気で撃ってきてはいないなど、あくまで自発的に出ていかせようとしてる様子。エマ達の様子を見て過去の自分と仲間達を重ねるが、突然錯乱状態に陥り気絶してしまう。気絶している間に、子供達に布か何かでグルグル巻きにされて拘束されてしまう。また、当初食べていたクッキーの残りは子供達に食べられてしまった模様。
その後、エマ達が施した拘束を自力で解き、部屋から出てくる。エマ達によると、男は実際にはシェルター内の資源の限りについては気にしておらず、靴底がすり減っていたり腹も引き締まっているなど地上に頻繁に出ている様子が窺え、食糧庫には畑では作れない木の実が吊るしてあった。また、意図的にエマの皮一枚を傷つけて外すなど銃の腕前も相当なようで、木の実が採れる場所は森や水辺など鬼の巣があるかもしれない危険地帯であるなど、高い戦闘能力を有しているようである。現時点では詳細は不明だが、クッキーや登場当初に行っていたお茶を飲むフリは、エマが言うには『お茶会』に関係しているようである。男にとってシェルターは、ただの施設である以上に大切な場所らしく、エマ達から緊急破壊装置と引き換えにミネルヴァ探しの案内兼用心棒を要求され、あくまで先導で護衛もしないし命も懸けないという条件でエマ達の要求を受け入れる。
男はエマ達に名前を教えず、エマ達の事も適当につけた渾名で呼ぶなど極力関わらないでいる。男につけられた渾名のあまりの雑さにショックを受ける子供もいるが、「鼻」と呼ばれたナットだけは少し満足気の模様[6]。シェルター内にある物の多くも男にとっては大切な物らしく、アリシアが割れたティーカップを雑に持ちあげただけでも動揺するほど。男は過去に起こった出来事についてはほとんど話さないが、エマ達が良い家族であることは内心認めている。しかし、良い家族だからこそ目障りだと感じており、消えて欲しいとのこと。詳細は不明だが、過去にA08-63地点へ向かった経験があるらしく、一つの判断で全てが狂い、自分の理想や判断が仲間を死なせる結果になったとのこと。
A08-63地点への先導では、エマ達がついていくのが精一杯なほどの速度で荒野を駆け抜けた。男はエマ達の足が遅いとからかい、内心でも遅いという評価であることに変わりは無いが、ついてこれている事に対してはそれなりに評価しているようである。シェルターを取り戻す上でエマとレイの2人が特に面倒で、ギルダもそこそこ面倒だと感じており、ギルダが2人とも死なせたらシェルターを爆破すると発言している事から、エマとレイのどちらか1人に死んでもらおうと考えている。野良の鬼の群生地では、エマ達を上から襲ってきた鬼を銃で攻撃するが、わざと殺さずに再生させて仲間を呼ばせ、怒った野良の鬼の集団を集めさせる。男は、どちらか死んだら助けてやると言って離れた場所から見物するが、後方から襲ってきた鬼を難なく仕留めるなど高い実力を見せる。エマ達が自力で鬼の縄張りの外まで脱出したのを見て、少しだがエマ達の事を認めた様子が窺える。
男の夢による回想によると、過去にA08-63地点へ仲間全員で向かう事を発案したのは男自身で、その際に仲間が全滅した。男が着ている小さなベストは、かつて仲間の1人が着ていたもので、細かい経緯は不明だがシェルターまで逃げ帰る際にこのベストも持ち帰ったようである。男は仲間が全滅した原因は自分にあると自責の念に駆られており、エマ達の希望に満ちた目を見ると胸やけがする様子が窺える。男は後に単独でA08-63地点まで辿りついた事があるようで、地図に載ってない2つのルートを知っているのは行って帰ってきた事があるからのようである。
かつて男が仲間達が全滅した中で生き残れたのは、仲間達が男を逃がしてくれたからで、「仲間の想いを継ぐことはできる」とエマが必死の説得をした結果、心境に変化が出たようでA08-63地点の危険性をエマ達に伝え、すぐにでも引き返すよう促した。その直後、エマが知性鬼に捕縛され、A08-63地点に連れ去られる。男は、エマを追いかけようとするレイを止めてその場から逃げる。男と仲間は、過去に知性鬼にゴールディ・ポンドに連れ去られたらしく知性鬼の恐ろしさを知っており、ヤバすぎる相手とのことでレイにエマを諦めるように説得する。前述のように、男は考えを改め、エマ達に危害を加える気は無くなっており、エマも助けられるなら助けてやりたいとの事だが、それが不可能な相手のようである。
ニコラス
シェルターの男の仲間だった少年。帽子を被っていた。
ジョン
シェルターの男の仲間だった少年。男が着ているベストは、元々は彼が着ていた物のようである。
ダイナ
シェルターの男の仲間だった少女。カチューシャを着けていた。
ルーカス
シェルターの男の仲間だった少年。
ゴールディ・ポンドの少年(仮)
ゴールディ・ポンドにある秘密の猟場にいる少年。現時点では名前は不明。猟場の詳細を知っており、農園の事も知っているようである。エマをとある人物に会わせたいと思っている。
テオ
ゴールディ・ポンドにある秘密の猟場にいる少年。グレイス=フィールドとは別の農園出身で、彼のいた農園では飼育監を「先生」と呼んでいる。秘密の猟場に来た当初、前からいる少年に猟場の説明をされるがアホくさいと信じていなかった。
モニカ
ゴールディ・ポンドにある秘密の猟場にいる少女。テオと同じ農園出身のようだが現時点では詳細は不明。秘密の猟場に来た当初、テオと同じく猟場の説明をされるも欠伸をしていた事から信じていなかったと思われる。
ジェイク
ゴールディ・ポンドにある秘密の猟場にいる少年。テオと同じ農園出身のようだが現時点では詳細は不明。テオからは「兄ちゃん」と呼ばれているようである。

用語解説編集

人間を食料としている種族。「鬼」とはエマ達が外見から便宜上つけた呼称であって正式名称は不明であり、クローネは「連中」「奴ら」などと呼称している。また、シェルターの男は「人食い」と呼んでいる。
現時点で詳細は不明だが、鬼の中でも階級があるようで、エマ達のいる農園から出荷された子供は、下っ端の鬼は絶対食べられないほどの高級品とのこと。最上位の存在は神聖視されている模様。
容姿や体格は個体によって差異があるが、多くの鬼は目が縦に2個並んだ角のある仮面を被り、指が6本ある。詳細は不明だが、実際の鬼の顔は目らしきものが無数にあり、仮面の目の数とは異なる。また、顔の中心あたりの目(もしくは目そのもの)が弱点らしく、そこを守る為に仮面を被っているようである。体格は人間とそれほど差が無い者や大人の人間を片手で持てる者もいる。
鬼自体にも様々な種類がいるようで、人型の者や獣型の者もいる[7]。獣型には鼻の利く種類もおり、エマ達が農園の外に出たことと逃げた方角も把握していた。詳細は不明だが、獣型の者よりも人型の者の方が階級が高い様子が窺える。
鬼達の会話によると、猫を食べる者もいるようだが、鬼から見てもゲテモノ食い扱いされるようである。
人間に限らず獲物を屠る際は儀程を行い、儀程を終えた肉は食べても良いと言う決まりごとがある。
全人類を支配下においているわけでは無いらしく、鬼と対等に接している人間も存在し、外の世界にも人間の社会が存在していることが作中では情報として触れられている。ただし、ソンジュの発言によると、今日日生きた人間は農園の内側でしかお目にかかれないとのことで、鬼と対等な人間は人間の世界から来た人間であることが推測されている。
不気味な容姿をしているが人間の言葉を話すことができ、また人間を家畜として飼育したり人間と同等以上の技術力を有している描写があるなど、高度な社会を形成していることが窺える。外の世界には、農園の鬼から野良の下等種と呼ばれる鬼の社会に属していないと思われる鬼も存在しているが、農園の鬼とは異なり言葉を話さず知能も低いようである。宗教上の理由から人間を食べない鬼も存在するが、鬼の社会でも異端な存在で極少数とのこと。
戦闘能力はかなり高い様子が窺え、大型の鬼は身体能力が高いクローネを片手で捕まえて屠殺し、また脱走したエマ達の追手である鬼は下等種である野良鬼を難なく始末した。ただし、かつての人間と鬼との争いでは鬼側が優勢だったわけではないらしく、鬼が食った人間以上の数の鬼が人間によって殺されていたとのこと。
寿命については具体的な事は不明だが、ソンジュは過去に人間を食べた事があるらしいが1000年前に世界が断絶されている事から、それ以前に人間を食べた可能性がある。また、ソンジュの計画では、エマ達には1000年前の約束を壊す事ができなかった場合でも、鬼の世界で繁殖してもらい、農園の外で生まれ育った天然物の人間を食べる事を考えているが、それを実現するには数十年以上の時間が必要な為、人間よりもかなり長生きであることが窺える。レウウィス大公の回想によると、人間と命懸けで狩り合っていた時代を懐かしんでいる事から、1000年以上生きる事が可能な種族の様である。
現時点では理由は不明だが、シェルター周辺の荒野は鬼が嫌って近づかないため、ソンジュによると荒野を歩いている限りは鬼に出くわす事は無いとの事。
A08-63地点に向かう道中には野良の鬼の群生地である森が存在するが、基本的にどの種も気性が荒く、常に集団で動き近くには必ず仲間がいるとのこと。獲物を見つければ仲間を呼び、一斉に襲い掛かって獲物をシェアする習性がある。
再生能力があり、普通の生物なら致命傷になるような攻撃を受けても死なない。ただし、目を攻撃されると再生することなく絶命する。野良鬼は、普段は銃弾を浴びる事はなく、一発で仕留めてしまえば仲間の鬼が死骸を食べて銃痕を消してくれる事もあるようだが、再生痕だらけの群れは知性鬼から見たら明らかに異常で、シェルターの男と仲間はそれが理由で知性鬼に存在がバレて捕縛されA08-63地点のゴールディ・ポンドに連れ去られた事がある。
人語を話す知性鬼は、野良鬼とは比べ物にならないほど危険な存在らしく、野良鬼の集団をものともしないシェルターの男ですらヤバすぎるとしている。
儀程(グプナ)
鬼の伝統的な獲物の屠り方で、神への感謝を込めてヴィダという吸血植物を獲物の胸に生きている間に刺す。神に糧を捧げる意味合いがあり、花が開くと神が受け取ったということになり、その肉は食べてもいいことになる。また、この作業は血抜きも兼ねており、こうすることで肉が長持ちするとのこと。
儀祭(ティファリ)
現時点で詳細は不明だが、最上物と呼ばれるスコアの高い子供が鬼のトップへの御膳として捧げられるようである。グランマの発言によると、作中の年においてはイザベラのプラント以外に最上物の基準を満たしている子供はいないらしく、イザベラは最上物を無事に「出荷」することが期待されている。
グレイス=フィールドハウス
鬼が運営する最上級の人間農園。全部で5つのプラントがあり、エマ達がいるのはその中の第3プラントとなる。乳児を含むたくさんの子供が、孤児院であると信じて暮らしている。住居である屋敷の周囲は鬱蒼とした森であり、さらに外縁は子供では登れないほどの壁に囲まれている。外部と接触できるのは「門」と呼ばれる場所だけである。壁や門に近づくことは禁じられており、実際には子供達は閉じ込められている。物資の管理が徹底的になされており、特に刃物の扱いは厳しいという。ママの部屋には通信設備が隠されており、定時連絡など「本部」と通じている。子供達が脱獄した際は、通信機器を使って本部に報告され警報音が農園全体に響き渡る。
ソンジュによると、グレイス=フィールドハウスは数少ない高級農園で、高級農園は全部で4つしか存在しておらず大部分の農園は量産農園とのこと。そのため、農園から脱走した人間が外にいる可能性は非常に低いとのことだが、極稀に人間食いたさに農園を襲って人間を盗む鬼が存在するらしい。
エマ達グレイス=フィールドハウスの子供達は規則正しい生活を送ってきたからか、ペンを頼りに辿りついたシェルター内にいた男の行儀の悪さや服の着こなしのおかしさなど、さほど重要でない事も気になってしまう傾向があるようである。
食用児
表向きは孤児とされているが、実際は人間農園にて食用の家畜として飼育されている子供達。グレイス=フィールドの場合は首筋に数字の認識番号が記載されているが、認識番号のある位置や認識番号の法則は農園によって異なるらしく、グローリー=ベルではお腹に文字列が記載されている。認識番号の詳細については明記されていないが、グレイス=フィールドの場合は番号を逆にすると生まれた順になっている。ただし、個体を識別して管理しているのは高級農園のみとのこと。子供達は脳を鬼好みに発達させるため、表向きは愛情をもってのびのびと育てられる。また知能の高さも求められるが、日常の異常さに気付く恐れも高まるため、「ママ」の手腕が問われる。
あらゆる人種の子供がおり、本部内の施設で普通に出産されて生まれてくる。子供達の母親は飼育監候補の女性達であることが判明している。また、子供達は人工受精によって生まれる描写があるが、父親については現時点では不明。農園内での服装は白一張羅で、年長の女子には服装に不満を持つ者もいる。
出荷に関しては、表向きは里親を手配されて巣立つと言われており、事実を知らない子供はそう信じている。子供達が出荷される年齢はまちまちだが6歳以降からスコアの低い順に出荷され、12歳になると無条件で出荷される[8]。ただし、秘密を知ってしまった子供は即時出荷する規則がある。出荷のペースに関しては明記されてはいないが、基本的には一度出荷が行われると次の出荷は2カ月以上先になるようである。
子供達の肉の等級はテストのスコアと年齢によってランク付けされ、「並」、「上物」、「最上物」といったランクが存在し、年長者ほどランクが高い。「特上」と言った表現も出てきており、エマやレイが「特上」に該当する。「最上物」と「特上」はほぼ同じ意味と思われるが、細かい違いの有無については現時点では不明。また作中では、5歳は「下」、6歳から7歳は「並」、9歳は「佳」、10歳は「上」と呼ばれている。8歳の子供は既に全員出荷されたようで、ランク名は不明。
食用児達の先祖は、かつて人間の世界と鬼の世界が断絶された際に鬼の世界に置いて行かれた土産で、鬼達は土産である人間たちを管理・繁殖させる目的で農園を設立させた。
飼育監
人間農園にて、食用児達を管理する存在。通称「ママ」[9]。テストで一定以上の成績を残し、尚且つ飼育監からの推薦を受けた12歳の女子から選抜される。
上記の条件を満たした女子には、出荷時にこのまま死ぬか飼育監を目指すかの二択を迫られるが、飼育監を目指すことを選択した女子には農園から脱走できないように体にチップが埋め込まれ、外に出ると電気ショックで心臓が止まる仕組みとなっている。飼育監の席は少ないうえに空席も簡単には出ないため、実際に飼育監になれる者は一握りしかいない。クローネによると、飼育監を目指すことになった後も死を押し付け合う日々があっただけとのことで、大部分の者は途中で脱落して出荷されることとなる。
本部にて他の飼育監候補者達との競争で大人になるまで生き残り、子供を産んで能力が認められることで飼育監や補佐に任命される。
飼育監が女子しかなれない理由については明記されていないが、子供を産む役割がある事から、これが理由の1つになっている事が考えられる。「ママ」を統括する本部の人間は「グランマ」と呼ばれる。
補佐
人間農園にて、飼育監の補佐をする存在。通称「シスター」。飼育監と同様、本部にて他の飼育監候補者達との競争で大人になるまで生き残り、子供を産んで能力が認められることで任命される。
飼育監の次に位置する立場だが、飼育監とは異なりプラントには必ずしも補佐がいるわけではなく、その多くは本部にいるようである。
詳細は不明だが、本部にて生まれてきた赤ん坊の世話を補佐らしき女性達がしている描写がある。
発信機
作中のキーアイテムの一つ。商品としての人間を管理するための装置。エマの観察により、耳に埋め込まれていることが判明した。超小型であるため、成長するとほとんど違和感がなくなってしまう。発信する信号が「ママ」の持つ懐中時計型の受信機に位置情報として送信されている。個人の識別はできないが、壊すと異常を知らせることにもなってしまう。手術痕が残らないほど超小型のうえに埋め込まれてから10年以上動き続けるなど、2015年時点での人類の科学技術では実現不可能な代物で、鬼独自の技術の可能性もあるとのこと。後にレイが「ごほうび」の資材から信号を無効化する装置を作成。ノーマンに託すが、未使用のまま残された。
チップ
飼育監を目指すことを選択した女子の心臓に埋め込まれるチップ。農園の外に出ると電気が流され、心臓が止められてしまう。それ以外の要因で心臓が止まった場合は本部に通報する送信器にもなっている。
テスト
毎日ハウスで行われる知能テスト、最高300点。鬼は人の脳を好み、その発達のために行っている。4歳からテストを受け始める。
テストの難易度は高めで、作中の描写から半分正解できればかなり良い方であることが窺える。テストのスコアが高い子ほど、鬼にとって上等な食用人肉とされている。逆に、スコアの低い子供は早い段階で出荷される。
テストの結果は満点以外は公表されないが、コニーの台詞が出荷の法則のヒントとなった。満点以外の子供には、課題(宿題のようなもの)が出される。
リトルバーニー
コニーの持っていた、ウサギのぬいぐるみ。コニーが出荷された後はママの部屋にあったが、ハウスが燃やされた際に焼失した。
ペン
本部にて、鬼と対等な立場の男性が落としたペン。クローネが拾い、エマ達に託された。
一見するとただのペンだがW.Mのイニシャルが書かれており、分解すると中筒部分に【B06-32】といった文字列が書かれている。投影装置になっており、更にもう一段階引っ張ると空中にモールス信号付きの梟のホログラムと【B01-14】の文字列が浮かび上がる。
【B06-32】といった文字列は座標らしく、当初はここにウィリアム・ミネルヴァがいる事が推測されていた。エマによると、ハウスが起点になっているようでハウスの座標は【B00-00】になっている。前半二桁の数字は南北、後半二桁の数字は東西の座標を示していることが作中で推測されている。
梟のホログラムにはTOUCH ME(私に触れよ)というモールス信号が書かれており、触れると新たに【13-18-02】という暗号が浮かび上がる[10]。これはミネルヴァの本の13ページ18行2単語目を指しているらしく、そこに書かれているHUMAN(人間)という単語を入力するとミネルヴァからのメッセージが現れる。最後までいくとB06-32地点に辿りついた状態で正解を入力しないとエラーが発生するが、B06-32で正解を入力すると地図らしきものが表示され、地下シェルターへの入り口が出現する。
シェルター内にはミネルヴァはいなかったものの、A08-63地点にペンを持って向かうように指示した手紙が存在する。
本部
商品として人間の赤ちゃんを育てるための施設とされる。ハウスに送られてくる赤ん坊がある程度成長していること、すでに発信機が埋め込まれていることなどから、その存在が推測された。
レイの話によると、グレイス=フィールドハウスには、エマ達が暮らす第3プラントを含めて全部で5つのプラントがあり、それに加えて本部が存在する。本部には鬼や大人が大勢いるとのこと。
ノーマンが塀を登って確認した情報によると、本部を含めたプラント同士は隣接しており全体の形は六角形になっている、その周囲は飛び降りるのが不可能な高さの断崖絶壁になっている。本部は第3プラントの真向かいに位置しており、唯一橋と繋がっている。作中の描写によると、プラントにある宿舎と比べてかなり大きい建物であるが、プラントとは異なり周囲には森どころか木が生えている様子すらない。
ウーゴ冒険記
ミネルヴァが残した特別な2冊の本のうちの1冊。promise(約束)というモールスが記載されており、主人公のウーゴと相棒のキツネザルのマーヴィンが世界の秘境を旅する冒険物語となっている。
一見するとどこにでもあるような内容だが外の世界の手引書となっており、外の世界に存在する奇妙な動植物に関する対処法、活用法が記載されている。
ヴィダ
鬼の世界ではどこにでも自生している吸血植物で、獲物を屠る儀程に用いられる。獲物が生きている間に心臓に突き刺し、血を吸うことで花が開く。血抜きの役割もあり、こうすることで獲物の肉が長持ちするとのこと。
高級農園
高度な知能を持った人間を飼育している人間農園。全部で4つ存在しており、現時点ではグレイス=フィールドとグローリー=ベルの2つの名前が判明している。その中でもグレイス=フィールドは最上級に位置付けられている。認識番号で個体を識別して管理している。農園やプラントごとによる違いについては現時点で不明だが、基本的にはのびのびした環境で健やかに育てられており、知能を高めるためのテストが行われている。ソンジュによると、量産農園の食用児は高度な知能を有していないため、ミネルヴァからの手引きがあるのは高級農園だけだろうとのこと。高級農園では量よりも質が重要視されており、ここから出荷された食用児は全て金持ち向けの高級品とのことで一般の鬼には手が届かない代物のようである。中でも脳は重要視されており、エマ達が脱走した際は農園の鬼から部下に「特上」以外の食用児は殺しても構わないとしながらも頭部は傷つけないように指示が出された。
量産農園
安価量産型の人間農園で、人間を劣悪な環境でただ生かし太らせ出荷する。そこで飼育されている人間は言葉を解さず、名前も意志も無いとのこと。人間農園の大部分はこのような量産農園で、数百ほど存在する。高級農園の食用児とは異なり、量産農園では個体の識別は行っておらず、決まった位置に決まった紋章が刻印されている。
原初信仰
ソンジュとムジカが信仰している宗教。2人は宗教上の理由で人間を食べないと言っているが、詳細は不明だが正確には狩猟と言う形でないと神が作り出した命をいただいてはいけないらしく、エマ達のように農園などで養殖された家畜を食べるのは教義に反するようである。鬼の世界では外の世界で生まれ育った人間の存在が確認されていないため、事実上人間を食べられないことになっている。ソンジュがエマ達を助けたのは、教義に反しない形で人間を食べられる環境をエマ達に作ってもらうのが目的。
シェルター
ペンを頼りに辿りついたB06-32地点にあるシェルター。荒野の地下に存在する。中には水、食料、電気、居住スペースの全てが揃っており、世界についての情報や資料もある。13年前にグローリー=ベルという農園から仲間と逃げてきた男が1人で暮らしているが、その間に1度もミネルヴァが現れた事はないとのこと。彼の発言が正しければ、シェルター内の食料は少なくとも13年以上前からあるはずだが、それだけの期間品質を保ったまま保存できるのかなど疑問点も多い。また、彼がいた部屋には大量のモニターが設置されているなど、不自然な点が多々見受けられる。男はこれらのモニターから外の情報を得ているようだが、現時点では詳細は不明。
シェルター内には風呂やトイレ、炊事場があるだけではなく畑もある。水は地下水を引いて確保してあり、電気は地中熱を上手く回しながら有機廃棄物(排泄物や生ごみ等)を使って発電ができ不足分は別燃料を使って補助発電機で補えるとのこと。その為、水と電気は使いすぎなければ困る事もなく、廃棄物も発電に利用できるためゴミも極力でない環境となっている。食料の備蓄に関しては、先に住んでいた男が13年の間にかなり消費していたようで残り少ないらしいが、シェルターの外には鳥やヘビ、トカゲの生息が確認できており、畑も増やす事が可能らしく、エマ達ぐらいの人数であればずっと暮らせる環境のようである[11]。着替えもあるが、一番小さいサイズでも年少組には大きすぎるため、シェルターに辿りつける子供は出荷対象である6歳以上を想定している事が窺える。
シェルター内にある資料は、グレイス=フィールドハウスと同じく2015年以前のものしか置いておらず、『鬼』や『約束』に関する記述がある資料は古文書レベルとのこと。この古文書のような資料には、ミネルヴァからの手紙が挟まれており、安住の先を目指すならペンを持ってA08-63地点へ行くように書かれている。また、他の資料には農園や鬼の集落、人間世界に関する物や手書きの鬼の世界の植物図鑑もあるが、小説や絵本など普通の本もあるとのこと。
資料室の奥には緊急破壊装置があり、詳細は不明だが万が一鬼にシェルターの存在がバレた時を想定して設置された事が作中で推測されている。エマとレイが装置を発見した際には配線が切れていたようだが、元から切れていたのか男が切ったのかは不明。
ピアノもあり演奏もできるが、ピアノの内部にはスイッチがあり、傘などでスイッチを押す事でピアノが横に動き武器庫への入り口が現れる。武器庫には大量の重火器が存在しており、他にも刃物や盾、爆弾など様々な物がある。男が言うにはピアノの仕掛けに気付いたのは偶然で、男がシェルターに辿りついた時はピアノの音が極僅かだが狂っていたらしく、仲間がそれに気付いた事でこの部屋を発見することができたとのこと。ピアノはどの音でも鳴らせば元に戻る。
ゴールディ・ポンド
A08-63地点にある池。現時点では詳細は不明だが、周辺は鬼の集落だらけで農園からB06-32地点までの旅とは比べ物にならないほど危険な場所にある。シェルターの男によると、迂回して比較的安全なルートを進めば3週間くらいかかるようだが、そのルートを通るのは嫌らしく4日で到達できるルートを通ることになった。道中には野良の鬼の群生地がある。ゴールディ・ポンドにはバイヨン卿という貴族の私設の庭があり、食用児達が放し飼いにされており金持ちの鬼達が狩猟本能を満たす為に狩りを楽しんでいる。農園には秘密の猟場で、食用児の多くはバイヨン卿の特権で食べた分を農園から月1で生きたまま補充しているが、シェルターの男とその仲間のように攫われた食用児も存在するようである。絵本の世界のようなカラフルな村が存在し、畑や森などもある。大きな屋敷も存在するが、現時点では詳細は不明。気候は冬にも関わらず春のような暖かさで、存在する植物も野良鬼の群生地の森とは全く異なる。村にはスピーカーが設置されており、音楽が鳴ると鬼が食用児を狩りに来る。
猟場で狩りをする鬼は、お付きの者を除けば5名で、食用児は最大で50人程度存在している。狩りの頻度は3日に1回ほどで、音楽が鳴ると狩りは終了となる為、一度の狩りで食べられる食用児は多くは無いようである。

その他編集

書誌情報編集

脚注編集

[ヘルプ]
  1. ^ レイからは、「この農園をぶっ潰すって事か?」と内心で驚かれている
  2. ^ レスリーが出荷されたのよりも後に農園の秘密を知ったようだが、どのような経緯で知ったのかは不明。
  3. ^ 現時点では宿舎が新しく建てられた物なのか他のプラントの宿舎なのかは不明。また、この女性が飼育監か補佐かについても現時点では不明。
  4. ^ 現時点では、グランマが1人なのか複数人いるのかは不明
  5. ^ 詳細は不明だが、認識番号からイザベラよりも早く生まれている事が窺えるため、満期出荷と思われる。
  6. ^ ナットはややナルシストな性格とされており、自身の鼻筋が美しいと誇りに思っているようである
  7. ^ ムジカによると、1000年の間に鬼の姿は無秩序になってしまったとのこと
  8. ^ グレイス=フィールド以外の農園では12歳が満期かどうかは現時点では不明で、ゴールディ・ポンドにある秘密の猟場では14,5歳以上の食用児も存在するようである。
  9. ^ 現時点では詳細は不明だが、通称は農園によって違いがあるらしく、ゴールディ・ポンドに出荷された食用児の1人がいた農園では「先生」と言うようである。
  10. ^ ただし、暗号自体は毎回変わるとのこと
  11. ^ ただし、グレイス=フィールドハウスの子供を全員救出した場合、シェルターに全員を匿うのは不可能らしく、それまでに人間の世界へ行く方法を見つけるのは必須事項とのこと。
  12. ^ 第3回次にくるマンガ大賞_コミックス部門ノミネート作品一覧より。
  13. ^ 第3回次にくるマンガ大賞_コミックス部門結果発表より。

出典編集

外部リンク編集