刑事・鬼貫八郎

刑事・鬼貫八郎』(けいじ おにつらはちろう)は、日本テレビ系の2時間ドラマ火曜サスペンス劇場」(火曜 21:02 - 22:54)で1993年から2005年まで放送された刑事ドラマシリーズ。全18回。主演は大地康雄

刑事・鬼貫八郎
ジャンル 刑事ドラマ
放送時間 火曜 21:02 - 22:54(112分)
放送期間 1993年3月9日 - 2005年9月20日(18回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 日本テレビ
監督 田中登
金澤克次
山田大樹
吉本潤
原作 鮎川哲也
脚本 佐伯俊道
坂上かつえ
プロデューサー 田中芳樹(日本テレビ)
大塚恭司(日本テレビ)
服部比佐夫(日本テレビ)
大野哲哉(日本テレビ)
平松弘至(国際放映)
出演者 大地康雄
左時枝
エンディング火曜サスペンス劇場」と同じ
外部リンク 火曜サスペンス劇場
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「火曜サスペンス劇場」の終了に合わせて終了した[1]

目次

物語編集

このシリーズには、物語の大まかな流れが決まっており以下に大体を記載する。

オープニング

→妻や娘と自宅で一悶着(基本糖尿病関連)、その途中で電話があり、刑事から事件の発生を知らされる。

→事件現場に駆けつけ、刑事から事件の概要を説明される。

→ここから捜査が始まるのだが、このシリーズでは特に「アリバイ」の有無を中心に捜査が進んでいく。 基本的に、刑事課の中で犯人の目星がついているところに、鬼貫だけ別の人物に目を付け、その人物の「アリバイ」や動機などを執念深く探っていく場合が多い。

→自宅の書斎で事件の表を作り「アリバイ」などを考えているところ、妻が飲み物(水割り)を持ってきて「一杯だけよ」といい書斎を出ていく。その飲み物を飲んでいる時、書斎の外で娘と妻が他愛もない会話する。話を背中で聞いているうち、事件のトリックが閃き、事件の全貌を明らかにする。

→犯人を呼び出す、或いは出向いて、証拠、「アリバイ」を崩したことを突きつけ、自供させる。

→事件が終わる。

→自宅でオープニングと同様にひと騒動起こり(同じく主に糖尿病関連)、エンドロール。

→エンドロール中の描写では土手を妻、娘と一緒に運動している事が多く、ここでもまたひと騒動。

→終わり

キャスト編集

警視庁東中野警察署編集

鬼貫 八郎
演 - 大地康雄[2]
本作の主人公で警視庁東中野警察署刑事。階級は巡査部長[3]
クラシック音楽と太極拳、畑仕事[4] を趣味としているが、それ以上に大の甘党でもあり[注 1]、糖尿病の持病を持っている。故に甘い物等を食べる時は妻である良子の目を盗んで食べている。第6話より借家[5] ではあるが庭付き一戸建てに住み、家の前にある畑の作業をするようになる。
丹那 孫六
演 - 川野太郎(第1作 - 第3作)
刑事課刑事。
清水 幣吉
演 - 宍戸開(第4作 - 第6作)
刑事課刑事。
松村
演 - 米山善吉(第7作・第8作)
刑事課刑事。
碓氷 道夫
演 - 羽場裕一(第9作 - 第18作)
刑事課刑事。
上記4名は鬼貫と組み共に捜査を担当。第2作から妻・良子の意向により、鬼貫への食べ物見張り番をし始めるようになる[6]。(松村刑事を除く)
島田
演 - 十貫寺梅軒(第6作 - 第18作)
刑事課刑事。
田代
演 - 森本浩[7](第10作 - 第15作・第17作 - 第18作)
刑事課刑事。
黒川 利夫
演 - 天田俊明
刑事課長。

鬼貫家編集

鬼貫 良子
演 - 左時枝
八郎の妻。八郎の健康を考えて低カロリーの料理を出す。第2作以降、良子の目が届かない八郎の仕事中は、八郎に同行する後輩刑事(松村を除く)に八郎が口にする食べ物の見張りと制限をさせている[6]。しかし、八郎が事件のことで家で悩んでいると、普段は制限している酒を「一杯だけ」と差し出す優しい一面もある[8]
鬼貫 真奈美
演 - 間下このみ(第1作 - 第9作)、安田芽衣子(第10作 - 第16作)、須藤温子[9](第17作・第18作)
八郎の娘。父・八郎への節制に余念がない母・良子の肩を持つだけでなく、八郎への同情心も持っている。

ゲスト編集

第1作「死びとの座」(1993年)
第2作「擬装心中」(1993年)
第3作「完全犯罪」(1994年)
第4作「ゆすり」(1994年)
第5作「妬み」(1995年)
第6作「十六年目の殺人」(1996年)
  • 柏木常雄(医師、16年前殺された岩坂善次郎の事件で容疑者であった柏木雅常の息子) - 京本政樹(友情出演)
  • 野上恭子(女性評論家) - 高畑淳子
  • 服部香織(野上恭子の親友で16年前殺された岩坂善次郎の娘) - 金久美子
  • エミコ(久道肇のバーテンのママ) - 水木薫
  • 探偵事務所の探偵 - 藤井びん
  • 鈴木(痴漢の被疑者にされたバス乗客・塾講師) - 酒井敏也
  • 松崎幸一郎(恭子の元夫) - 菅原大吉
  • 沢村一間、越村公一山路和弘工藤啓子加藤満
第7作「憎悪の化石」(1997年)
第8作「青の殺意」(1998年)
第9作「沈黙の函」(1999年)
第10作「風の証言」(1999年)
第11作「積木の塔」(2000年)
第12作「まだらの犬」(2001年)
  • 大町英一郎(元商社マン) - 前田吟
  • 若槻俊二(元菊田建設新規事業開発部担当役員) - 草薙良一
  • 寺島扶美子(未亡人) - 涼風真世
  • 斎藤逸子(バーの経営者) - 石井苗子
  • 村山(タクシードライバー) - 田口主将
  • 寺島繁雄(若槻の部下・開発部経理担当部長) - 山上賢治
第13作「誰の屍体か」(2001年)
第14作「表と裏」(2002年)
第15作「愛の軌跡」(2003年)
第16作「死のある風景」(2004年)
第17作「炎の記憶」(2004年)
第18作「真夜中の乗客」(2005年)

スタッフ編集

放送日程編集

話数 放送日 サブタイトル 原作 脚本 監督 視聴率
1 1993年03月09日 死びとの座 『死びとの座』(光文社文庫) 佐伯俊道 田中登 18.6%
2 11月30日 擬装心中 『人それを情死と呼ぶ』(光文社文庫) 22.5%
3 1994年07月26日 完全犯罪 『戌神はなにを見たか』(光文社文庫) 19.6%
4 11月08日 ゆすり 『王を探せ』(光文社文庫) 20.3%
5 1995年09月12日 嫉み 『鍵孔のない扉』(光文社文庫) 佐伯俊道
坂上かつえ
金澤克次 18.1%
6 1996年08月13日 十六年目の殺人 『準急ながら』(光文社文庫) 坂上かつえ 山田大樹 20.7%
7 1997年12月02日 憎悪の化石 『憎悪の化石』(創元推理文庫・光文社文庫) 16.9%
8 1998年09月22日 青の殺意 『砂の城』(青樹社文庫) 16.3%
9 1999年04月27日 沈黙の函 『沈黙の函』(光文社文庫) 田中登 14.9%
10 10月12日 風の証言 『風の証言』(創元推理文庫) 山田大樹 17.2%
11 2000年04月04日 積木の塔 『積木の塔』(青樹社文庫・光文社文庫) 15.3%
12 2001年04月03日 まだらの犬 短編「まだらの犬」
『わるい風』(光文社文庫)所収
17.7%
13 8月28日 誰の屍体か 短編「誰の屍体か」
『白昼の悪魔』(光文社文庫)
『誰の屍体か』(春陽文庫)
『下り〝はつかり〟』(創元推理文庫)各所収
田中登 18.7%
14 2002年07月23日 表と裏 『偽りの墳墓』(光文社文庫) 15.9%
15 2003年06月17日 愛の軌跡 『宛先不明』(光文社文庫) 山田大樹 17.3%
16 2004年03月16日 死のある風景 『死のある風景』(創元推理文庫) 田中登 17.0%
17 11月30日 炎の記憶 『準急ながら』(第6作と同じ[10] 吉本潤 15.5%
18 2005年09月20日 真夜中の乗客 山田大樹

参考文献編集

  • 古崎, 康成 『テレビドラマ原作事典』 日外アソシエーツ、2010年1月ISBN 9784816922305

脚注編集

注釈編集

  1. ^ 特にプリンと砂糖を大量に入れるコーヒーが好き。目安として、角砂糖なら5個入れる描写が多々ある。

出典編集

  1. ^ 最終話のエンドロール後に鬼貫による感謝文のカットが用意された。
  2. ^ a b c 絵本で町おこしの北海道剣淵町 大地康雄が映画「じんじん」で伝える親子の絆”. 映画.com (2013年7月12日). 2015年11月7日閲覧。
  3. ^ 第5作の名刺より
  4. ^ 第7作目より
  5. ^ 第9作の冒頭、妻・良子の愚痴より
  6. ^ a b 特に、碓氷の2回目の登場時(第10作)からは妻・良子からの依頼により制限が露骨になり以後、砂糖大量投入、隠れて買い食い、碓氷による制限、碓氷が度々鬼貫家に招待されたり立ち寄った際の良子への報告、の各シーンはこのシリーズの見どころの一部となる。
  7. ^ プロフィール - 出海企画
  8. ^ 第1作のみ八郎自身が人差し指で「1杯だけ」と所望した。
  9. ^ プロフィール - オスカー電子カタログ
  10. ^ (古崎 2010, p. 257)

関連項目編集

外部リンク編集