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江崎鐵磨

日本の政治家
江崎鉄磨から転送)
本来の表記は「江﨑鐵磨」です。この記事に付けられた題名は技術的な制限または記事名の制約により不正確なものとなっています。

江崎 鉄磨(えさき てつま、1943年9月17日 - )は、日本政治家自由民主党所属の衆議院議員(7期)。内閣府特命担当大臣沖縄及び北方対策担当消費者及び食品安全海洋政策)、領土問題担当大臣を歴任した。

江崎 鉄磨
えさき てつま
Visit of Minister of State for Okinawa and Northern Territories Affairs (35638036734).jpg
生年月日 (1943-09-17) 1943年9月17日(76歳)
出生地 愛知県一宮市
出身校 立教大学文学部教育学科
所属政党新生党→)
新進党→)
自由党→)
保守党→)
保守新党→)
自由民主党二階派
親族 父・江崎真澄
弟・江崎洋一郎
公式サイト 江崎鉄磨オフィシャルサイト

内閣 第3次安倍第3次改造内閣
第4次安倍内閣
在任期間 2017年8月3日 - 2018年2月27日

選挙区旧愛知3区→)
愛知10区
当選回数 7回
在任期間 1993年7月19日 - 2000年6月2日
2003年 - 2009年7月21日
2012年12月18日[1] - 現職
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江崎鉄磨(2006年
父・江崎真澄

父は元通商産業大臣江崎真澄[2]。異母弟は元衆議院議員の江崎洋一郎

来歴編集

愛知県一宮市に生まれる(現在は一宮市時之島に在住)[3][4]一宮市立向山小学校一宮市立南部中学校愛知県立一宮高等学校卒業。1967年3月、立教大学文学部教育学科卒業。同年4月、少林寺拳法の開祖である宗道臣の秘書となる[5]1971年1月から衆議院議員の父・江崎真澄の秘書を務める[6]。その傍ら、1986年から一宮サッカー連盟会長、1993年から学校法人一宮女学園(現:修文学院)理事を歴任した[要出典]

衆議院議員編集

1993年6月18日、野党が提出した内閣不信任決議案は自民党羽田孜派が賛成したことから可決し、衆議院が解散。当時、愛知県には羽田派に属する議員がいなかったため、父の江崎真澄旧岐阜1区松田岩夫を窓口に羽田派と接触を行っていた。真澄は引退表明時に「鉄磨は羽田派から出る」と言い切っており[7]、江崎は数日間悩んだ末、6月22日に羽田新党入りを決断した[8]。7月18日に行われた第40回衆議院議員総選挙新生党公認で旧愛知3区より立候補し、初当選を果たした。1994年新進党結成に参加[9]

小選挙区比例代表並立制が導入された1996年第41回衆議院議員総選挙では愛知10区から新進党公認で立候補し、再選される。新進党解党後の1998年には自由党の結党に参加し、財団法人日本武道館の評議員も務めた。

2000年第1次森内閣外務総括政務次官に就任する。自由党の分裂に伴い、保守党の結党に参加。直後の第42回衆議院議員総選挙に保守党公認で出馬するも、自民党公認で出馬した鈴木雅博[10]との間で票が分散し民主党の元職・佐藤観樹に敗れ比例復活もならず落選。

2003年第43回衆議院議員総選挙に保守党の後継政党である保守新党公認で立候補し僅差で佐藤を破り、国政に返り咲く。選挙後、保守新党の解党により自由民主党に入党。

2005年第44回衆議院議員総選挙で4期目の当選。第3次小泉内閣国土交通副大臣災害対策関係施策国土関係施策及び社会資本整備関係施策の総括[11])に就任する。

2009年第45回衆議院議員総選挙で民主党の杉本和巳に敗れ落選したが、2012年第46回衆議院議員総選挙で当選し[1]、3年ぶりに国政復帰を果たす。落選中に所属派閥の旧二階派志帥会(当時:伊吹派)に併合されたため、江崎の新たな所属先も二階俊博らと同じ志帥会となった。ほどなくして伊吹が衆議院議長に就任したため、二階が新しい志帥会の会長に就き、同派の通称は以前の所属派閥と同じく「二階派」となった。

2013年10月15日衆議院法務委員長に就任。

2014年第47回衆議院議員総選挙で6選を果たし、2016年1月4日衆議院消費者問題に関する特別委員長に就任した。

内閣府特命担当大臣編集

2017年8月3日第3次安倍第3次改造内閣内閣府特命担当大臣沖縄及び北方対策消費者及び食品安全海洋政策)、領土問題担当大臣に任命され初入閣した。

同年10月の第48回衆議院議員総選挙は自民党の比例定年制のため重複立候補せず愛知10区のみで立候補し、希望の党安井美沙子日本維新の会杉本和巳日本共産党の新人ら3人の候補者を破り、7選を果たした[12]

2018年2月19日、周囲から体調不良を指摘され夜になって自らの足で病院へ向かい、そのまま入院。翌20日に菅義偉官房長官が入院の事実と、軽度の脳梗塞の疑いがあることを明らかにした[13]。同日より公務も取りやめとなった。入院の結果、一過性脳虚血発作と診断され、24日にはいったん退院したが[14]、26日になって再入院[15]。翌27日に特命担当大臣を辞任した。後任には福井照が同日付で就任した[16]

大臣辞任後編集

2019年10月31日に発生した火災による首里城の消失をうけ、自民党の都市公園緑地対策特別委員長として早期復元着手など9項目で構成する「都市公園整備の促進に関する緊急決議」を行い、国土交通省と党に申し入れた。対応した赤羽一嘉国土交通大臣は「首里城は国営公園で、大切な文化財。国交省を先頭に政府を挙げてしっかり取り組む」と答え、首里城を再建する意向を示した[17]

閣僚として編集

  • 8月5日、国会での対応方針を問われると「北方領土問題に関しては素人」「しっかりお役所の原稿を読ませていただく。答弁書を朗読かな」と発言したほか、入閣そのものが「重荷だったの。はっきり言って」と心情を吐露した[18]
  • なお今回の入閣は本人にとって初であり、一度安倍首相から閣僚就任を打診されたが固辞した。それを知った所属派閥(二階派)の領袖である二階俊博自由民主党幹事長から「君は私より4年も若い」と激怒されての就任に至っている[19]
  • 同年8月8日米軍普天間飛行場の輸送機オスプレイの墜落事故を受け、「日米地位協定をもう少し見直さないと。直すところは直すという交渉に、といった気持ちを持っている」「私は門外漢だが、そういう(見直しの)気持ちを持っている」と発言した。本来沖縄の振興開発、生活基盤の整備などを所管する役職であり、外交・防衛案件である基地問題に言及することは異例であり、多方面に衝撃が走った。しかし、同日中に「安倍政権で2度、大きな見直しを実施している。今後とも米国に言うべきことはしっかり言い、目に見える改善を積み重ねていく中であるべき姿を追求していくべきではないか」と説明を補足し、あくまでも政府の方針に沿った考えであることを示した[20]
  • 2018年の成人の日に発生したはれのひ事件について閣議後の記者会見において消費者問題担当大臣として、「成人を迎えた方がどれだけ楽しみにしていたか。賠償をしても済まない」とはれのひを非難し[45]、今回の問題についても「想定外の問題だった。消費者庁として国民生活センターなどと連携して情報提供を行っていきたい」と述べ、消費者庁が「はれのひ」の経営状態や過去のトラブルについて情報収集を進め、被害の実態把握や被害者への情報提供に取り組む考えを表明した。そのうえで、消費生活センターに相談するよう呼びかけを行った[46]
  • 2018年2月7日の衆議院予算委員会で「北方領土の日」を「沖縄北方の日」と、8日には平成30年度予算案に計上された沖縄振興一括交付金の概算要求段階からの減額幅「65億円」を「650万円」と間違えた。さらに翌9日には19世紀後半に明治政府が琉球を併合した「琉球処分」を「沖縄処分」と発言し、訂正した。発言の訂正は3日連続だった。[21]このような言い間違えに批判の声が上がったが、間もなく江崎は脳梗塞を発症し、これ以降答弁に立つことはなかった。

人物、エピソード編集

  • 1993年の初当選以来、新進党自由民主党への入党など一貫して二階俊博と政治行動を共にした二階側近議員の最古参である[22]。保守新党出身者のうち、現在も二階と同じ派閥に属する衆議院議員は江崎ただ一人である[23]
  • 二階からは「てっちゃん」の愛称で呼ばれている[24]
  • NPO法人日中国会議員書画展実行委員会が運営する日中国会議員書画展へ書画を提供している[25]
  • 江崎自身としては2014年の衆議院解散をもって政界から引退することを表明していたが、地元からの強い要望により出馬し、6度目の当選を飾る[26]。「これで最後」と決めていたものの、2017年の内閣改造で国務大臣に就任した直後に衆院を解散されたため、再度出馬し結局7回当選している。
  • 父はかつての自民党の実力者のひとりだった江崎真澄、政治の師は現在の自民党の実力者の二階俊博ということもあり、いつ入閣してもおかしくはなかったが、「党にへつらって良いポストに就きたいとはさらさら思わない」と述べるなど入閣に対しては意欲的でなかった。[27]
  • 2017年の内閣改造で二階はベテランながら入閣していない山本拓平沢勝栄桜田義孝福井照の4人を推薦したといわれる。二階らは彼らの中から選ばれるものだと思っていたが、当初安倍が選んだのは伊吹文明だった。しかし、伊吹は入閣を固辞したため白羽の矢が立ったのが江崎だった。しかし、当の江崎は入閣には関心がなく、安倍からの電話に秘書が応じたときも「どちらのアベさんでしょうか?」という有様だったという。[28]
  • かつてはトヨタ・コロナマークⅡを、結婚してからの40年間は「ボルボ一筋」と豪語するほどの車好きだったが、視野が狭くなったと感じ2018年に免許を返納している。[29]
  • 2018年5月30日に長男を装った詐欺の電話があったが、妻が警察に通報したため難を逃れた。[30]

主張・政策編集

所属団体・議員連盟編集

役職歴編集

内閣編集

衆議院編集

政党編集

その他員編集

  • 愛知県なぎなた連盟会長
  • 一宮サッカー連盟会長

脚注編集

  1. ^ a b 平成24年(2012年)12月18日愛知県選挙管理委員会告示第111号(衆議院小選挙区選出議員選挙の当選者)
  2. ^ 江崎沖縄北方相、『失言』避けようとして失言「役所の答弁書を朗読」(2017年8月7日、サンケイスポーツ
  3. ^ 中日新聞(2017年10月11日、23面)
  4. ^ 平成29年10月22日執行衆議院小選挙区選出議員選挙候補者一覧表 (PDF)”. 愛知県選挙管理委員会 (2017年10月10日). 2017年11月30日閲覧。
  5. ^ プロフィール | 江崎鉄磨オフィシャルサイト
  6. ^ 国会議員情報:江崎 鉄磨時事通信
  7. ^ 『中日新聞』1993年6月22日付朝刊、27面、「“羽田印”に揺れる2人 江崎鉄磨氏と石田芳弘氏 愛知3区」。
  8. ^ 『中日新聞』1993年6月23日付朝刊、1面、「羽田新党 江崎氏公認の方針 衆院愛知3区 石田氏は出馬断念」。
  9. ^ 沖縄・北方 消費者 江崎鉄磨氏(2017年8月4日、日本経済新聞
  10. ^ 鈴木雅博は2013年10月に大口町長に初当選した。現在2期目。豊田市選出の鈴木雅博県議は同姓同名の異人。
  11. ^ 第163回国会 国土交通委員会 第1号
  12. ^ 愛知-開票速報-2017衆議院選挙(衆院選):朝日新聞デジタル
  13. ^ “江崎鉄磨沖縄北方担当相が入院 軽い脳梗塞の疑い 衆院予算委出席も取りやめ”. 産経新聞. (2018年2月20日). http://www.sankei.com/politics/news/180220/plt1802200020-n1.html 2018年2月27日閲覧。 
  14. ^ “江崎鉄磨沖北相が退院…公務復帰時期は未定 軽い脳梗塞の疑いで検査入院”. 産経新聞. (2018年2月24日). http://www.sankei.com/politics/news/180224/plt1802240011-n1.html 2018年2月27日閲覧。 
  15. ^ “江崎鉄磨沖北相が再入院 公務復帰めどたたず”. 産経新聞. (2018年2月26日). http://www.sankei.com/politics/news/180226/plt1802260014-n1.html 2018年2月27日閲覧。 
  16. ^ “江崎鉄磨沖北相が辞任へ 後任に福井照氏”. 産経新聞. (2018年2月27日). http://www.sankei.com/politics/news/180227/plt1802270025-n1.html 2018年2月27日閲覧。 
  17. ^ 首里城の早期復元を/自民都市公園緑地対策特別委・議連が緊急決議”. 建設通信新聞Digital (2019年10月31日). 2019年11月7日閲覧。
  18. ^ 江崎沖縄北方相 答弁「役所の原稿朗読」 地元・愛知で発言 入閣は「重荷」 (2017年8月6日、東京新聞
  19. ^ 【内閣改造】江崎鉄磨沖縄北方相、一度は入閣を固辞も…激怒した二階俊博幹事長が説得(2017年8月3日、産経新聞
  20. ^ a b 江崎沖縄相 地位協定見直し一転、修正 「政府方針通り」(2017年8月8日、毎日新聞
  21. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2018年2月9日). “江崎鉄磨沖縄北方相、琉球処分を「沖縄処分」3日連続で発言訂正” (日本語). 産経ニュース. 2019年7月16日閲覧。
  22. ^ 沖縄・北方 消費者 江崎鉄磨氏(2017年8月4日、日本経済新聞
  23. ^ 第45回衆議院議員総選挙時点で二階と同派閥であった保守新党出身者のうち、海部俊樹愛知和男は引退、井上喜一は落選中に逝去し、金子善次郎はこの選挙に出馬しなかった。
  24. ^ 沖縄・北方 消費者 江崎鉄磨氏” (日本語). 日本経済新聞 電子版. 2019年7月16日閲覧。
  25. ^ 日中国会議員書画展:江崎鉄磨 作品
  26. ^ <候補者の横顔> 10区:2014衆院愛知:中日新聞(CHUNICHI Web)”. www.chunichi.co.jp. 2019年7月16日閲覧。
  27. ^ <候補者の横顔> 10区:2014衆院愛知:中日新聞(CHUNICHI Web)”. www.chunichi.co.jp. 2019年7月16日閲覧。
  28. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2017年8月12日). “【3×3安倍内閣】「もしもし、アベですが…」「どちらのアベさんですか?」 入閣待機組の悲哀続く…” (日本語). 産経ニュース. 2019年7月16日閲覧。
  29. ^ 麻生&森元首相…高齢政治家36人に「免許、返した?」総直撃 | Smart FLASH[光文社週刊誌]” (日本語). Smart FLASH[光文社週刊誌]スマフラ/スマートフラッシュ (2019年6月30日). 2019年7月16日閲覧。
  30. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2018年5月30日). “江崎議員宅に詐欺電話、妻がだまされたふり 長男名乗り「ビットコインで儲けたがトラブルに」愛知・一宮” (日本語). 産経ニュース. 2019年7月16日閲覧。
  31. ^ a b c d e f 2014衆院選 愛知10区 江崎鉄磨(毎日新聞)
  32. ^ 2014年衆院選 朝日新聞・東大谷口研究室共同調査(2014年、朝日新聞
  33. ^ 2014衆院選 立候補者アンケート(2014年、中日新聞
  34. ^ IR実施法案:カジノの客、観光する? 政府は誘導丸投げ 専門家から批判” (日本語). 毎日新聞. 2019年7月16日閲覧。

外部リンク編集


公職
先代:
鶴保庸介
  特命担当大臣沖縄及び北方対策
第25・26代:2017年 - 2018年
次代:
福井照
先代:
松本純
 特命担当大臣消費者及び食品安全
第14・15代:2017年 - 2018年
次代:
福井照
先代:
松本純
 特命担当大臣海洋政策
第2・3代:2017年 - 2018年
次代:
福井照
先代:
蓮実進
岩井國臣
  国土交通副大臣
岩井國臣松村龍二と共同
2005年 - 2006年
次代:
望月義夫
渡辺具能
議会
先代:
石田真敏
  衆議院法務委員長
2013年 - 2014年
次代:
奥野信亮