牟田刑事官事件ファイル

テレビ朝日系列「土曜ワイド劇場」枠の刑事ドラマシリーズ (1983-2007)

牟田刑事官事件ファイル』(むたけいじかんじけんファイル)は、1983年から2007年までテレビ朝日系「土曜ワイド劇場」で放送された刑事ドラマシリーズ。全33回。石沢英太郎の小説『牟田刑事官』シリーズが原作。主演は小林桂樹

牟田刑事官事件ファイル
ジャンル 刑事ドラマ
原作 石沢英太郎
脚本 柴英三郎
下飯坂菊馬
岡本克己
長野洋
藤井邦夫
寺田敏雄
監督 降旗康男
齊藤武市
永野靖忠
長谷和夫
貞永方久
野村孝
小谷承靖
吉川一義
山本迪夫
出目昌伸
岡本弘
松島稔
出演者 小林桂樹
津島恵子
丸山秀美
東幹久
増田由紀夫
清水幹生
小沢象
オープニング 歴代オープニングを参照
エンディング 歴代エンディングテーマを参照
製作
プロデューサー テレビ朝日
宇都宮恭三
塙淳一
浅香真哉
佐藤凉一
今木清志
大井素宏
高戸晨一
松本健
C.A.L
下飯坂一政
笠谷智之
制作 テレビ朝日
C.A.L
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1983年10月15日 - 2007年6月23日
放送時間放送時間の変遷を参照
回数33
土曜ワイド劇場
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概要

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1983年より放送開始。

主人公の牟田一郎刑事官は小林桂樹、妻・明子は津島恵子が一貫して演じていた。

原作では牟田刑事官は福岡県警察本部の所属であるが、本作では神奈川県警察本部に所属して横浜市内の警察署に勤務する設定に変更されている[注 1]

長期にわたって制作されたシリーズだが、原作の牟田は初期の短編集で定年退職した設定になっている他、警察学校の教務部長となって登場するエピソードや(『牟田刑事官殺人簿』所収「自首調書」)、再就職して警備会社の重役となって活躍する「退職刑事官」など、刑事官ではない牟田を登場させた作品も存在する(これらを著した後にも刑事官時代の牟田を登場させた作品も発表しているが、それらを併せても多くはなく、本作は多くがオリジナル脚本である)。

2000年代以降は『終着駅シリーズ』の片岡鶴太郎演じる牛尾正直刑事や、『事件記者冴子の殺人スクープ』の水野真紀演じる川村冴子記者との共演作品(『牟田刑事官VS終着駅の牛尾刑事』、『牟田刑事官VS終着駅の牛尾刑事そして事件記者冴子』)というコラボ企画も行われ、好評を博した。

主演の小林の体調面から2007年放送分(撮影は2005年8月[要出典])を最後に新作は製作されず、2010年9月16日に小林が逝去したため、シリーズは完全終了した(2012年には妻役の津島恵子も逝去した)。

キャスト

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神奈川県横浜山下警察署

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牟田一郎
演 - 小林桂樹
刑事官。階級はおそらく警視[注 2]。九州出身。事件の進展如何により、横浜を飛び出して全国を回ることもあり、警視庁新宿西警察署の牛尾刑事とは共同で捜査を行うこともある。
妻・明子との二人暮らし。子どもは娘・君恵がいて、孫もいる。苦手なものはアスパラガス。
岩城政則
演 - 東幹久(第29作 - 第33作)
刑事課刑事。階級は警部補。横浜緑山警察署から転属してきた(第29作)。牟田と共に事件を追う。
梶原武郎
演 - 峰岸徹(第1作)、菅野菜保之(第2作)、小沢象(第3作 - 第18作・第20作 - 第25作・第27作・第28作・第30作 - 第32作)、平泉成(第19作)
刑事課長。
久野
演 - 織本順吉(第1作・第2作)
刑事。
佐野
演 - 清水幹生(旧・清水幹雄[注 3])(第3作 - 第7作・第9作・第10作・第13作 - 第17作・第24作 - 第28作・第30作 - 第33作)、丸岡奨詞(第8作)、勝部演之(第12作)
刑事課刑事。第17作で一旦退場したが、第24作より再登場。
演 - 佐藤政道(第6作 - 第30作)
刑事課刑事。
悦子
演 - 可愛かずみ(第7作 - 第11作)
刑事課女性警察官。交通課から転属してきた。
桜井
演 - 広井純(旧・廣井純[注 4])(第12作 - 第30作)
刑事課刑事。
北川博子
演 - 杏由美子(旧・筒井由美子[注 5])(第13作・第14作・第16作 - 第26作)
刑事課女性警察官。第26作で青木哲夫と沖縄で結婚式を挙げる。
工藤
演 - 岸本一汰(旧・岸本俊[注 6])(第15作 - 第30作)
刑事課刑事。
中山
演 - 増田由紀夫(第19作 - 第32作)
刑事課刑事。
村松
演 - 黒沢裕美[注 7](第27作・第28作)
新人の女性警察官。
田代
演 - 寺田千穂(第29作・第30作)、山田玲奈[1](第31作・第32作)、近藤志津香(第33作)
刑事課女性警察官。

牟田の親族

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牟田明子
演 - 津島恵子(第1作 - 第30作)
牟田の妻。君恵の結婚後は牟田との二人暮らし。牟田の旅行に同行することがあるが、旅行先でも呼びつけられるために「家にいるみたい」と述べている。牟田を残して家を空けるのが心配で、あれこれ小言を言ってしまう。
時々娘のいるブラジルのサンパウロに行っており、第31作からは長期滞在している[注 8]
第28作では交通整理のボランティアを行っていた。
父を沖縄県で亡くしている(従軍した際の太平洋戦争における沖縄戦で部下や住民を死なせて生き延びた自分を責めての自殺である。第26作で言及)。
牟田君恵 → 吉村君恵
演 - 山咲千里(第1作)、丸山秀美[2](旧・丸山ひでみ[注 9])(第2作 - 第29作)
牟田の娘。旅行会社「サンズトラベルサービス」の社員(第2作)。
第15作で吉村と結婚。
第29作にてブラジルへ旅立つ。
吉村史朗
演 - 加門良(第16作)
君恵の夫。
吉村太郎
演 - 工藤雅哉(第22作)
君恵の息子。

その他

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ヒトミ
演 - 松岡由美(第7作・第8作)
ヨウコのルームメイト(第7作)。コニシスポーツクラブのインストラクター見習い(第8作)。
山本亜矢
演 - 大沢逸美(第10作 - 第14作・第16作・第18作)
神奈川日報の記者。牟田に情報を提供する情報屋。
君塚尚
演 - 久保田篤(第24作 - 第33作)
フリーライター。牟田に情報を提供する情報屋。

ゲスト

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第1作「事件の眼 信濃路にいた女」(1983年)
第2作「女たちの殺人パーティー」(1985年)
第3作「見合い旅行殺人事件」(1985年)
第4作「財布を拾った女」(1985年)
第5作「露天風呂撮影会ツアー殺人事件」(1986年)
第6作「奥鬼怒川湯けむり渓谷の殺意」(1987年)
第7作「奥浜名湖女たちの危険なプレイ」(1987年)
  • 竜崎昭二 - 西岡徳馬
  • 石田江見子(牟田明子のカルチャースクール仲間) - 新藤恵美
  • 小山綾子(女子大生) - 酒井彰子
  • 石田宏(江見子の夫・仙台に単身赴任中) - 河原崎建三
  • 園田康光(ユリコの夫) - 中山仁
  • 園田ユリコ(江見子の大学時代の友人) - 梶芽衣子
  • 大林隆介、茂野幸子、藤枝亜弥、細井正美、阪上和子、茂木幹雄、小池栄、掛田誠、井上智之、青木和彦、佐藤太三夫、薗田久美子、長谷川和美、横山洋子、小松玲子、石川明美、鴨美鈴
第8作「湯けむり伊豆半島、女たちの殺人スポーツツアー」(1988年)
  • 北原真弓(しおりの妹) - 南條玲子
  • 横山(静岡県警 刑事) - 竹中直人
  • ヒロコ(コニシスポーツクラブのインストラクター) - 沢田和美
  • 大野シュンヤ(コニシスポーツクラブの会員) - 柄沢次郎
  • 水野節子(しおりの親友・神経科カウンセラー) - 立石凉子
  • 小西(小西の妻・フランス料理講師) - 朝比奈順子
  • 赤塚(コニシスポーツクラブの会員) - 草薙良一
  • 刑事 - 大林隆介
  • 船山 - 草見潤平
  • 小西行夫(コニシスポーツクラブのオーナー) - 宮内洋
  • 是枝しおり(コニシスポーツクラブの会員・華族) - 中島ゆたか
  • 是枝公彦(しおりの夫・外交官) - 荻島真一
  • 千葉裕子、城源寺くるみ
第9作「岸辺に立つ女」(1988年)
第10作「伊豆半島復讐に燃える女たち!」(1989年)
第11作「別府温泉-みちのく松島 湯けむり殺意の旅」(1989年)
第12作「横浜ベイブリッジの女」(1990年)
第13作「横浜〜八王子〜伊良湖、殺人ラインの女たち」(1990年)
  • 山根智子(サザンスティール 社員・あけみの同僚) - 大西結花
  • 三塚(八王子東警察署 警部補) - 我王銀次
  • 本間圭介(サザンスティール 企画室長・専務・裕一の叔父) - 小坂一也
  • 藤田徹(サザンスティール秘書課) - 加藤善博
  • 本間裕一(サザンスティール 社長) - 荒谷公之
  • 五十嵐美鈴(サザンスティール 企画室社員) - 栗田陽子
  • 丸山あけみ(サザンスティール 社員) - 高都幸子
  • 梅崎(監察医) - 山野史人
  • 磯村(サザンスティール 企画室社員) - 掛田誠
  • 山根真司(智子の父・前科者) - 高橋悦史
第14作「九州〜耶馬溪―四国八幡浜、人妻ひとり旅のなぞ?」(1991年)
第15作「神戸横浜 港町連続殺人」(1991年)
第16作「ヨコハマ偽装心中」(1992年)
第17作「能登-ヨコハマ四重殺人」(1992年)
第18作「横浜〜九州唐津殺意の縦断ルート!」(1993年)
第19作「悪い夢」(1994年)
第20作「狙われた婚約者」(1995年)
第21作「切れた絆」(1995年)
第22作「関門海峡〜横浜 連続殺人にナゾの女!」(1996年)
  • 速水好美[注 10](スーパーの店員・元モデル) - 中山忍[8]
  • 相馬広士(内山の運転手) - 田中実
  • 竹村のぶえ(井上の元妻) - 斉藤林子
  • 内山ゴロウ(内山プロダクション 社長) - 草見潤平
  • 木本(福岡県警 警部) - 大木聡
  • 好美の叔母 - 泉晶子
  • 喫茶店のマスター - 和泉史郎
  • 「ホテルグランドサン横浜」フロント係 - 出雲崎良
  • 勝田学(ローンズひまわり 社員) - 渡祐志[9]
  • 竹村なおき(井上とのぶえの息子) - 大場俊輔
  • 内山プロダクション 社員 - 杜澤泰文
  • ローンズひまわり 社員 - 浅見小四郎
  • 井上茂(勝田学殺害の重要参考人) - 遠藤憲一
  • 河野(小倉中央警察署 刑事) - 黒沢年男
第23作「牟田がアリバイを証言した女」(1997年)
  • 木原杏子(アプリコット 経営者・黒沼の愛人) - 川上麻衣子
  • 石元久美(黒沼日本語学院 事務員) - 岡本舞
  • 小杉(伊東北警察署 警部補) - 六平直政
  • リリー(アプリコット 店員) - ジュリー・パスカル
  • 柳瀬(黒沼の運転手) - 佐藤輝
  • 山崎(伊東北警察署 刑事・小杉の部下) - 津久井啓太
  • 坂口フミ子(アプリコット 元雇われママ) - 水木薫
  • ホテルの若女将 - 日向明子
  • 黒沼久(黒沼日本語学院 社長) - 峰岸徹
  • 石元直也(旅行代理店社長) - 野口五郎
第24作「阿波鳴門うず潮の殺意」(1998年)
第25作「洞爺湖温泉に泊まった女」(1998年)
  • 今野静香(アンティークショップ「フォーククラフト」経営者) - 渡辺梓
  • 三宅進(三宅弁護士事務所 弁護士) - 速水亮
  • 岸川ユリ(パブ店員) - 川嶋朋子
  • 厩舎の従業員 - 三上剛仙
  • 吉井みどり(静香の友人・2年前自殺) - 日柳慶子
  • 三宅弁護士事務所 事務員 - 夏川さつき
  • 植松明宏(北海道警察本部捜査一課 警部) - 野依康夫
  • 佐藤(伊達警察署 刑事) - 松井範雄
  • 甲田雅也(甲田商事 社長) - 篠塚勝
  • 今野和雄(静香の弟) - 坂上忍
  • 片山良二(南港貿易 社員・みどりの元婚約者) - 三波豊和
第26作「沖縄仲人旅行連続殺人」(1999年)
  • 高瀬舞衣(高瀬モデル事務所 社長) - 鮎ゆうき
  • 杉野豊(宮下観光開発 専務) - 潮哲也
  • 柳下恭子(高瀬モデル事務所 所属モデル) - 浜中千歳
  • 宮下いずみ(宮下と幸代の娘・カメラマン助手) - 望月沙耶
  • 島袋(恩納村警察署 刑事) - 伊藤高
  • 青木哲夫(沖縄県警 刑事) - 冨家規政
  • 宮下徹(宮下観光開発 社長) - 中原丈雄
  • 宮下幸代(宮下の妻・花屋店員) - 酒井和歌子
第27作「横浜〜米子連続殺人!」(1999年)
  • 西谷由美子(横浜成南大学文学部事務局 職員) - 越智静香
  • 黒田(米子警察署 刑事) - 中本賢
  • 青木博司(消費者金融「青木リース」社長) - 鶴岡修
  • 「倫敦」ママ - 斉藤林子
  • 大杉ミキ(保の妹) - つぐみ
  • 大杉保(横浜成南大学法学部 学生) - 高橋伸顕[10]
  • 篠原真理(米子市在住) - 大西結花
  • 湯浅(弁護士・西谷の友人) - 寺杣昌紀
  • 西谷純一(横浜成南大学法学部 助教授・由美子の兄) - 西村和彦
  • 立石涼子
第28作「横浜〜南紀勝浦連続殺人!」(2000年)
  • 高梨淳(クラブ「りとるまあめいど」バーテン) - 岸本祐二
  • 木本(新宮西警察署 警部補) - 遠藤憲一
  • 永井ユキ子(永井の妻) - 竹井みどり
  • 永井隆弘(円の馴染み客) - 加藤純平
  • 幼稚園園長 - 池田道枝
  • 鈴木美紀(円の娘) - 仲根紗央莉[11]
  • 初老のホームレス - 藤木悠
  • 藤本強(クラブ「りとるまあめいど」マネージャー) - 藤堂新二
  • 鈴木円(クラブ「りとるまあめいど」ホステス) - かとうれいこ
  • 木村みどり(幼稚園教員) - 大河内奈々子
第29作「横浜〜釧路湿原 マリモが知る三重殺人の謎…」(2001年)
  • 内山春子(横溝の内縁の妻) - 姿晴香
  • 横溝日出子(横溝の娘・「ニュー阿寒ホテル」内の土産物屋店員) - 小林恵
  • 伊藤まり子(マンションのオーナー) - 葉山レイコ
  • まり子と同じマンションに住む主婦 - 坂本万里子
  • 川竹(ホストクラブ「ノアール」マネージャー) - 浅見小四郎
  • 「大平ローン」の取立て屋 - 手塚秀彰
  • 高橋進(「ニュー阿寒ホテル」内の土産物屋店員・日出子の恋人) - 工藤龍生
  • 阿部英一(ホストクラブ「ノアール」ホスト・1年前死亡) - 横田大明[12]
  • 森本吾郎(ホストクラブ「ノアール」ホスト・岩城政則が緑山署時代から追っている男) - 海部剛史
  • 横溝博之(横浜成南病院 入院患者) - 峰岸徹
第30作「横浜〜沖縄 二度殺された不思議な死体」(2001年)
第31作「宮崎発東京行き最終便の女!」(2004年)
  • 水木奈津(マルチタレント・久美子の中学時代の親友) - 喜多嶋舞
  • 藤井竹夫(奈津の事務所スタッフ) - 増沢望
  • 沢辺久美子(出版社の編集者) - 西尾まり
  • 菅原優二(フリーの風俗ライター) - 能見達也
  • タクシードライバー - 井川哲也
  • 久美子と真理子の母 - 森実昭子
  • 畑田直道(消費者金融「ランサム」社員) - 草見潤平
  • 川俣透(畑田の部下・1年前死亡) - 深見亮介
  • 黒木誠二(宮崎県警宮崎西警察署 刑事・日高の部下) - 井上康
  • 沢辺真理子(久美子の妹・奈津の事務所スタッフ) - 木内晶子[15]
  • 日高美津江(宮崎県警宮崎西警察署 警部補) - 剣幸
第32作「横浜〜琵琶湖畔、二人の父が捧げる殺人」(2005年)
  • 奥村洋輔(レストラン「ウィンドミル」オーナー・前科者・佐智子の実父) - 若林豪
  • 高宮さやか(奥村の知り合い) - 井上晴美
  • 辻(大津警察署 刑事) - 浅見小四郎
  • 伊藤(大津警察署 刑事) - 国崎誠
  • 須永郁夫(違法カジノバー経営者・緑山署時代の岩城政則に2度検挙された男) - 関貴昭
  • 吉岡紘一(須永の共同経営者) - 大橋てつじ[16]
  • 北川周太郎(洋食屋「キッチン北川」主人・佐智子の義父) - 有馬光貴
  • 北川佐智子(レストラン「ウィンドミル」店員・北川の義娘・奥村の実娘) - 大和田美帆
第33作「横浜〜函館大沼 崖の上の女、下の女!」(2007年)

「刑事官」という役職

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本作の主人公・牟田一郎の役職である「刑事官」は一般には耳慣れない名称だが、警視庁以外の大規模警察署の刑事警察を統括する役職で、昇任直後の警視が就く場合が多い。警視庁の大規模警察署では刑事課長など課長ポストに警視が就くため、このような役職は置かれない。

刑事第一課・刑事第二課・組織犯罪対策課などを統括する。その地位は署長警視正または警視)、副署長(警視)に次いで高い。呼称は様々で、「刑事官」の職名を使用しない道府県もあり、原作の舞台である福岡県警察では本来は「刑事管理官」、ドラマの舞台である神奈川県警察では実際には「刑事担当次長」と称す。同様に会計担当に「会計官」、地域部門に「地域官」、交通部門に「交通官」、警備部門に「警備官」、刑事官が刑事部門と生活安全部門を合わせて担当したり「刑事生活安全官」の名称で配置する警察組織もある。

スタッフ

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放送日程

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話数 放送日 サブタイトル 原作 脚本 監督 視聴率
1 1983年10月15日 事件の眼 信濃路にいた女 『牟田刑事官事件簿』 柴英三郎 降旗康男 14.6%
2 1985年05月11日 女たちの殺人パーティー 下飯坂菊馬 22.2%
3 1985年06月08日 見合い旅行殺人事件 齋藤武市 21.0%
4 1985年12月14日 財布を拾った女 『犯罪調書』 永野靖忠 19.6%
5 1986年08月02日 露天風呂撮影会ツアー殺人事件 『空間密室』 長谷和夫 22.8%
6 1987年01月17日 奥鬼怒川湯けむり渓谷の殺意 『背後からの眼』 降旗康男 20.4%
7 1987年11月07日 奥浜名湖女たちの危険なプレイ 『テレクラ殺人事件』 貞永方久 24.3%
8 1988年04月30日 湯けむり伊豆半島、女たちの殺人スポーツツアー 『事件の背景』 野村孝 20.8%
9 1988年10月29日 岸辺に立つ女 『博多・中洲・クラブ殺人事件』 小谷承靖 20.1%
10 1989年04月22日 伊豆半島復讐に燃える女たち! - 19.7%
11 1989年07月29日 別府温泉-みちのく松島 湯けむり殺意の旅 『牟田刑事官事件簿』 22.2%
12 1990年02月03日 横浜ベイブリッジの女 野村孝 21.2%
13 1990年06月30日 横浜〜八王子〜伊良湖、殺人ラインの女たち 小谷承靖 22.1%
14 1991年04月06日 九州〜耶馬溪―四国八幡浜、人妻ひとり旅のなぞ? 17.2%
15 1991年09月28日 神戸横浜 港町連続殺人 吉川一義 21.4%
16 1992年03月28日 ヨコハマ偽装心中 山本迪夫 20.5%
17 1992年10月10日 能登-ヨコハマ四重殺人 齋藤武市 10.4%
18 1993年04月03日 横浜〜九州唐津殺意の縦断ルート! 岡本克己 吉川一義 15.1%
19 1994年04月02日 悪い夢 長野洋 出目昌伸 14.5%
20 1995年01月28日 狙われた婚約者 岡本克己 吉川一義 22.4%
21 1995年09月09日 切れた絆 出目昌伸 12.2%
22 1996年11月09日 関門海峡〜横浜 連続殺人にナゾの女! 岡本弘 18.8%
23 1997年04月19日 牟田がアリバイを証言した女 出目昌伸 16.0%
24 1998年01月24日 阿波鳴門うず潮の殺意 松島稔 17.2%
25 1998年08月08日 洞爺湖温泉に泊まった女 岡本弘 15.6%
26 1999年05月01日 沖縄仲人旅行連続殺人 17.1%
27 1999年10月09日 横浜〜米子連続殺人! 松島稔 14.1%
28 2000年04月22日 横浜〜南紀勝浦連続殺人! 18.3%
29 2001年02月24日 横浜〜釧路湿原 マリモが知る三重殺人の謎… 小谷承靖 14.1%
30 2001年09月01日 横浜〜沖縄 二度殺された不思議な死体 岡本弘 14.8%
31 2004年04月10日 宮崎発東京行き最終便の女! 寺田敏雄 松島稔 16.0%
32 2005年04月30日 横浜〜琵琶湖畔、二人の父が捧げる殺人 岡本弘 13.1%
33 2007年06月23日 横浜〜函館大沼 崖の上の女、下の女! 吉川一義 15.4%

脚注

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注釈

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  1. ^ 出身は福岡と設定して福岡との繋がりは残した。
  2. ^ 実際に刑事官を務めるのは警視であるが階級を明言した描写が確認できないため。原作では警視であることが明言されている。
  3. ^ 第3作から第17作。
  4. ^ 第19作と第20作。
  5. ^ 第13作から第23作。
  6. ^ 第15作から第20作。
  7. ^ 黒沢レイラ(元女優、黒沢年雄の娘)の旧名。
  8. ^ 演じる津島の体調を考慮した設定と思われる。
  9. ^ 第19作から第22作。
  10. ^ 読み方「はやみず よしみ」。

出典

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  1. ^ プロフィール - プロマージュ(アーカイブ)
  2. ^ 牟田刑事官・・ - 丸山ひでみ ブログ 2012年8月5日
  3. ^ a b c d e f 牟田刑事官事件ファイル 見合い旅行殺人事件 愛人は西伊豆で二度殺される! - テレ朝チャンネル(アーカイブ)
  4. ^ a b c d e f 牟田刑事官事件ファイル 財布を拾った女 裏磐梯殺人逃避行… - テレ朝チャンネル(アーカイブ)
  5. ^ プロフィール - オフィスPSC(アーカイブ)
  6. ^ プロフィール - リクエンターテイメント(アーカイブ)
  7. ^ data1995-1999 - 真実一路ホームページ(アーカイブ)
  8. ^ TV - 中山忍 オフィシャルサイト
  9. ^ プロフィール - ビッグアップル(アーカイブ)
  10. ^ プロフィール - 宝井プロジェクト(アーカイブ)
  11. ^ プロフィール - 劇団東俳(アーカイブ)
  12. ^ プロフィール - 役者横田大明のオフィシャルHP(アーカイブ)
  13. ^ プロフィール - スタッフ・アップ
  14. ^ プロフィール - アール・クルー
  15. ^ TV - Akiko Kinouchi Official Web Site(アーカイブ)
  16. ^ プロフィール - 大橋てつじ OFFICIAL WEBSITE(アーカイブ)
  17. ^ プロフィール - スターダス・21(アーカイブ)

外部リンク

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