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大村市

日本の長崎県の市

大村市(おおむらし)は、長崎県の中央に位置する。東は多良岳県立公園、西は大村湾を望む自然豊かな市である。また、長崎空港があることから、長崎県の玄関口としての面も併せ持つ。

おおむらし
大村市
大村公園の桜
大村公園の桜
Flag of Omura, Nagasaki.png
大村市旗
Omura Nagasaki chapter.JPG
大村市章
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 長崎県
団体コード 42205-3
法人番号 5000020422053
面積 126.64km2
総人口 94,192[編集]
推計人口、2018年7月1日)
人口密度 744人/km2
隣接自治体 諫早市東彼杵郡東彼杵町
佐賀県鹿島市嬉野市藤津郡太良町
市の木 イチイガシ
市の花 おおむらざくら
大村市役所
市長 園田裕史
所在地 856-8686
長崎県大村市玖島一丁目25番地
Omura City Office Nagasaki 2008.jpg
外部リンク 大村市

大村市位置図

― 市 / ― 町

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目次

概要編集

 
閑散とした商店街(大村中央商店街)

人口は9万人と中規模ではあるが着実に人口が増加している。県央地区に位置しており、長崎市佐世保市へのアクセスも良くベッドタウンとしての一面を持つ。現在もその傾向は強く、新興住宅地や大型マンションの開発が行われている。

交通の便はJR・バス・航空・船舶と非常に多い。交通の便の良さを生かして以前より企業・大学誘致に力を注いでいる。商業については郊外に大型店舗等の進出が多く、2013年(平成25年)には核店舗であった大村浜屋が閉店するなど[1]、中心部は苦戦を強いられている。土地が平坦なためか、自転車の利用も非常に多い。

財政は大村競艇場の収入も以前より減少している関係上、余裕は少ない。

他の市町村に比べ、火災・事故・犯罪事件などの発生は比較的少ない。しかし、自転車の盗難は非常に多い。[要出典]

地理編集

多良山系の西麓、大村湾の東岸に位置する。大村平野は長崎県内でも数少ない、まとまった面積を持つ平坦地でもある。

市西部の市街地は郡川・大上戸川の扇状地の上にある。平野部が比較的広く生活の不便が少ない。また、平野部から山間部にかけてはなだらかな起伏となっている。市の東部は標高1,076mの経ヶ岳を筆頭に多良山系の切り立った山地があり、各河川によって深い谷が刻まれる。

隣接する自治体編集

地区編集

  • 大村地区・西大村地区・竹松地区・福重地区・松原地区・萱瀬地区・鈴田地区・三浦地区
    詳しい町名については大村市の地名を参照。

歴史編集

大村藩編集

大村藩の起源は言い伝えによると藤原氏の遠縁にあたる藤原直純が900年代前後に東彼杵荘大村に入り、久原(大村市久原町)に屋敷を建てて定住したのが始まり。その後16代領主純伊の際、島原の有馬氏に敗北。所領を失った。

しかしその後は北九州地方の豪族の手を借り旧領を回復。豊臣秀吉以前の大村家は長崎外海地方(現在の出島の起源とも)を領有しており、南蛮貿易も盛んだった。18代領主大村純忠は日本初のキリシタン大名。当然領内のキリスト教信仰は盛んになるが、反面仏教を排斥するというキリシタンの暴徒化もあり、いくつかの寺が焼き討ちされた。

19代(初代藩主)大村喜前の代で関ヶ原の戦いが起きた。大村家は東軍に付き、所領を安堵される。2万7千石の城下町として栄えたが、彼の代よりキリシタン弾圧が始まり、1657年(明暦3年)の郡崩れ(こおりくずれ)では、608名が検挙され、最終的に411名が処刑された。

幕末明治新政府側につき、最終的に3万石となり、廃藩置県により大村県とされた後、長崎県に統合された。最後の藩主は大村純熈であった。

明治維新の際は明治政府側に立ったため所領を安堵され、明治以降も医学・政治などの分野で多くの偉人を輩出している。

近現代編集

 
1952年頃の大村市役所庁舎。1964年10月に現庁舎に改築された。

大村藩の領地であった彼杵郡は東西に分割され、1889年の町村制施行によりさらに細分化された。大村藩解体後もしばらくは西彼杵半島方面との繋がりも深かったものの、城下町としての地位を失った大村は衰退をみることとなる。

1897年に熊本の歩兵第46連隊日本陸軍)が放虎原(ほうこばる)に駐屯し、各種サービス業者が営業を開始したことにより状況は一変する。1923年には海軍航空隊が、1941年にはアジア最大ともいわれた第21海軍航空廠が開設され、大村は「軍都」として発展した。1941年の人口は3万3千人ほどであったが、1943年には6万7千人と倍増し、1942年2月11日に大村町、三浦村、萱瀬(かやぜ)村、福重(ふくしげ)村、鈴田村、松原村の1町5村が合併し市制施行した。

第21海軍航空廠は1944年10月25日の大空襲で壊滅し、その後も度々米軍の艦載機等の攻撃に晒されている。長崎市への原子爆弾投下の際には海軍や陸軍の病院があったため(前者は現在の国立病院機構長崎医療センター、後者は現在の市立大村市民病院)多くの被爆者が搬送されてきた。一時期、長崎師範学校(現: 長崎大学教育学部)や長崎医科大学基礎医学部などが大村市内に移転しており学園都市としての発展も期待されていたが、いずれも1949年から1953年にかけて長崎市に再移転している。

戦後は世界初の海上空港である長崎空港や高速道路などのアクセスの利便性を活かしたハイテク産業などの面でも発展を続けている。

行政区域の変遷編集

教育史編集

行政編集

市長編集

市議会編集

  • 大村市議会: 定数25

庁舎編集

  • 大村市役所
    • 本館 - パスポート窓口[5]
    • 別館
    • 第2別館
    • 第3別館
    • こどもセンター
    • 総合福祉センター
    • 高齢者・障害者センター
    • 環境センター
    • 水道局
    • 競艇企業局
    • 住民センター(出張所) - 三浦、鈴田、西大村、萱瀬、竹松、福重、松原の7か所。

県議会編集

衆議院選挙区編集

国の機関編集

  • 長崎空港があるため、空港関係の機関が多い。
法務省
財務省
厚生労働省
経済産業省
国土交通省
農林水産省
  • 長崎森林管理署大村森林事務所
  • 門司植物検疫所福岡支所長崎出張所空港分室
  • 動物検疫所門司支所長崎空港出張所
防衛省

長崎県の機関編集

  • 地理的にも長崎県の中央に位置し、離島とも空路で結ばれているため、県の機関も多い。
教育
警察
建設
  • 財団法人長崎県建設技術研究センター(NERC ナーク)
  • 長崎県工業技術センター
  • 長崎県住宅供給公社大村事務所
  • 長崎県新幹線用地事務所
農林
  • 長崎県環境保健研究センター
  • 長崎県農林技術開発センター
  • 長崎県畜犬管理所
  • 長崎県畜犬愛護指導協力会
保健所
その他
  • 県央振興局(諫早市)が担当

警察編集

消防編集

 
大村消防署

医療編集

経済編集

農業編集

漁業編集

産業編集

  • 大村ハイテクパーク・オフィスパーク大村
  • 伸和コントロールズ

大村市に本社を置く主な企業編集

金融機関編集

郵便局編集

  • 郵便局
    • 集配局1局 - 大村郵便局
    • 無集配局13局
      • 大村荒瀬局、大村池田局、大村駅前局、大村杭出津局(くいでつ)、大村玖島局、大村水田局、萱瀬局、鈴田局、竹松局、西大村局、福重局、松原局、三浦局
    • 簡易郵便局3局 - 大村久原簡易局、大村木場簡易局、富の原簡易局

姉妹都市・友好都市編集

姉妹都市編集

国内
国外

友好都市編集

地域編集

人口編集

 
大村市と全国の年齢別人口分布(2005年) 大村市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 大村市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
大村市(に相当する地域)の人口の推移
1970年 56,538人
1975年 60,919人
1980年 65,538人
1985年 69,472人
1990年 73,435人
1995年 79,279人
2000年 84,414人
2005年 88,040人
2010年 90,517人
2015年 92,757人
総務省統計局 国勢調査より

教育編集

大学編集

私立

高等学校編集

県立
私立

中学校編集

市立

小学校編集

市立

幼稚園編集

市立
  • 大村幼稚園
  • 西大村幼稚
  • 福重幼稚園
  • 松原幼稚園
私立
  • 大村聖母幼稚園
  • 向陽幼稚園
  • 長崎星美幼稚園

保育所編集

市立
  • 三城保育所
私立
  • 池田保育園
  • 植松保育園
  • おひさま保育園
  • かたまち保育園
  • 萱瀬保育園
  • 三浦保育園
  • 久原保育園
  • 桜馬場保育園
  • 新城保育園
  • 諏訪保育園
  • かしのき保育園
  • 松原保育園
  • ふるまち保育園
  • ときわ保育園
  • 妙宣寺保育園
  • ゆりかご保育園
  • わかば保育園

認定こども園編集

市立
  • 放虎原こども園(旧・放虎原幼稚園)
私立
  • かめりあこども園(旧・大村市立竹松幼稚園)
  • ひまわり認定こども園
  • 認定こども園たんぽぽ園
  • くじら認定こども園
  • 認定こども園昊天宮保育園
  • 認定こども園すずたこども園
  • フォルテこども園
  • 認定こども園わんぱくはうす

特別支援学校編集

県立

その他の学校編集

県立

施設編集

図書館編集

  • 大村市立図書館
    • 中地区公民館(コミュニティーセンター)図書室
    • 市の出張所にも図書室がある(三浦・鈴田・竹松・福重・松原・萱瀬)

博物館編集

  • 大村市こども科学館

ホール編集

  • 大村市民会館
  • シーハットおおむら(大村市体育文化センター)---ホール、体育館など。

スポーツ施設編集

  • シーハットおおむら
  • 大村市陸上競技場
    • テニスコート
    • 野球場
    • 補助グラウンド
  • 森園運動広場
  • 森園ファミリースポーツ広場
  • 小路口テニスコート
  • 浄水管理センターサッカー場
  • 大村市アーチェリー
  • 大村市武道館
  • 大村市弓道
  • 大村市児童体育館
  • 大村市北部運動広場
  • 大村市南部運動広場
  • 大村市鈴田運動広場
  • 大村市屋内プール
  • 大村市民プール
  • 黒木山小屋

交通編集

航空編集

鉄道編集

バス路線編集

一般路線バス編集

高速バス編集

道路編集

 
箕島大橋(長崎空港線)

編集

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事編集

  • 大村公園
    玖島城址二重馬場の桜トンネル、大手(大村神社)の桜を筆頭に、大村公園は日本のさくら名所100選に選出されている。4月中旬頃「オオムラザクラ」も見られる。花見の名所であり、特に3月から7月にかけては様々な催しが行われ、来客も多い。城堀跡に作られた菖蒲園もあり、シーズン期間中は花菖蒲の見所となっている。また、菖蒲園付近にある池にはボラが多数生息している。
  • 旧円融寺: 国の名勝に指定されている枯山水様式の庭園がある。
  • 大村競艇場: 競艇発祥の地。県内、県外の来客も多い。入場料は100円。観覧無料のお笑いライブも多い。日本最南端の競艇場。
  • 野岳湖: キャンプ遠足などに適した公園施設。道が広いためで行きやすい。ゴルフ場も近い。また、付近には鉢巻山展望所がある。
  • 裏見の滝: 野岳湖に近く有名な滝。滝の裏側に回ることができることに由来。裏見の滝自然花苑が併設されており、世界各地のしゃくなげ6,000本が植えられている。
  • 琴平スカイパーク
    ピクニックドライブ向けの施設。ソリすべり、パターゴルフ等あり。また、景色も良く大村市のほぼ全てを見渡すことができ、休日はハングライダーも多く見られる。なお、オフィスパーク方面へ繋がる999段の階段もあり。
  • おおむら夢ファーム「シュシュ」: アイスクリーム,シャーベットが有名。他にレストランマーケットもある。
  • レストラン「ハワイ」: 全国的にもパフェが有名。その種類は300種類以上。大村中央商店街沿い。
  • おおむら夏越まつり: 例年8月の始めに催される。初日は花火大会、2・3日目が本祭り。
  • 森園公園: 空港入口(箕島大橋)にある。景色も良く、海風も当たる。
  • サンスパおおむら: 空港入口の天然温泉。温泉以外にも、飲食店・コミックカフェ・ゲームセンターなど数多くの店舗がある。
  • 大村湾サーキット: 野岳湖の横に位置しているレーシングカートコース。一般向けにレンタルカート完備。県内、県外の来客も多い。
  • フルーツの里ふくしげ: 福重地区にある、果樹農家が密集している地区の総称・ブランド。シーズン中には、梨狩りやブドウ狩りを提供する農園もある。
  • スコーコーヒーパーク: 日本初のコーヒー温室栽培に成功。自家生産によるコーヒー専門店。店舗スタッフによる観光客向けのショーも行われている。国道34号寿古町沿い。

郷土芸能・名産品編集

 
大村寿司(ジャスコ大村店)
  • 黒丸踊り - 寿古踊り、沖田踊りと共に郡三踊りと呼ばれている。空港入り口交差点に黒丸踊りの像が建てられている。
  • 大村寿司 - 四角形の押し寿司で、上に錦糸卵を載せたもの。主要販売店などで購入可。全日空の機内食(長崎 - 東京)でも食べられる。
  • 塩ゆで落花生 - 落花生を塩ゆでしたもの。ゆでピーの愛称で親しまれている。大村市内の学校給食でも食べられている。
  • 松原鎌、包丁 - 郡地区・松原本町で生産される刃物の総称。
  • 黒田五寸人参 - 主に黒丸町で生産される特産品。
  • 寿古コーヒー - 寿古町で生産される国産コーヒー大村湾PAでも購入できる。

大村市出身の人物編集

スポーツ編集

その他編集

大村市ゆかりの人物編集

脚注編集

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  1. ^ 百貨店、29年の歴史に幕 浜屋大村店が閉店 長崎(朝日新聞デジタル)2013年8月2日閲覧。
  2. ^ 江戸期の久原分。行政区として玖島郷・久原郷・木場郷・徳泉川内郷・武部郷が存在。
  3. ^ 江戸期の池田分。行政区として諏訪郷・池田郷・乾馬場郷・並松郷・杭出津郷・松山郷・森園郷・箕島郷が存在。
  4. ^ “松本崇氏が死去 長崎県大村市長”. 日本経済新聞. (2015年9月25日). http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG25H41_V20C15A9CC1000/ 2017年7月7日閲覧。 
  5. ^ 2008年(平成20年)4月に、大村市民のパスポート業務が長崎県より大村市役所に移管された。そのため、県庁や振興局のパスポート窓口での申請はできない。

参考文献編集

  • 大村市史編纂委員会編著『大村市史(上・下)』大村市役所、1962年
  • 久田松和則『大村史 琴湖の日月』国書刊行会、1989年
  • 牧野一成 「城下町から高速交通の拠点都市へ - 大村市」『九州 地図で読む百年』平岡昭利編、古今書院、1997年、73-78頁、ISBN 4-7722-1665-0

外部リンク編集