インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(インディ・ジョーンズ/さいごのせいせん、原題:Indiana Jones and the Last Crusade)は、1989年のアメリカのアクションアドベンチャー映画。製作総指揮のジョージ・ルーカスの原案を基に、スティーヴン・スピルバーグが監督を務めた。「インディ・ジョーンズ」シリーズの第3作目であり、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981年)の続編である。ハリソン・フォード、ショーン・コネリー、アリソン・ドゥーディ、デンホルム・エリオット、ジュリアン・グローヴァー、リヴァー・フェニックスらが出演する。
インディ・ジョーンズ/最後の聖戦 | |
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Indiana Jones and the Last Crusade | |
![]() 映画に登場する手帳と聖杯(ハリウッド・ミュージアム展示) | |
監督 | スティーヴン・スピルバーグ |
脚本 | ジェフリー・ボーム |
製作 | ロバート・ワッツ |
製作総指揮 |
ジョージ・ルーカス フランク・マーシャル |
出演者 |
ハリソン・フォード ショーン・コネリー |
音楽 | ジョン・ウィリアムズ |
撮影 | ダグラス・スローカム |
編集 | マイケル・カーン |
製作会社 | ルーカスフィルム |
配給 |
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公開 |
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上映時間 | 127分 |
製作国 |
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言語 | 英語 |
製作費 | $48,000,000[1] |
興行収入 |
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配給収入 |
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前作 | インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説 |
次作 | インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 |
1989年5月24日にパラマウント・ピクチャーズから北米で公開され、全世界で4億7,430万ドルの興行収入を記録し、批評的にも経済的にも成功を収めた。第62回アカデミー賞では、音響編集賞を受賞した。2008年には続編の『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』が公開された。
ストーリー編集
舞台は1938年。冒険家として、また考古学教授として多忙な日々を過ごすインディ・ジョーンズに、大富豪ドノバンから相談が持ちかけられる。イエス・キリストの聖杯の所在を示す重大な遺物を手に入れたが、調査隊の隊長が行方不明になり、それを探して欲しいというのだ。
最初は渋っていたインディだったが、その行方不明になった隊長というのが自分の父、ヘンリー・ジョーンズであると聞き、仕方なく依頼を承諾。父が最後に消息を絶ったヴェネツィアに向かった。
そこで父の同僚エルザ・シュナイダーと合流、教会の中で聖杯捜しの鍵となる石板を発見するが謎の男たちに襲われる。彼らは聖杯を守護する十字剣兄弟団で、父がブルンワルド城に閉じこめられていることを聞かされたインディはシュナイダーと共に救出に向かう。城はナチ親衛隊の拠点と化していた。幽閉された父との再会も束の間、シュナイダーの裏切りによりインディは親子共々捕まり、手帳も奪われてしまう。
登場人物編集
- インディアナ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)
- 「インディ・ジョーンズ」シリーズの主人公。アメリカ人で有名な考古学者にして、無類の冒険家。知識と行動力はあるが、その一方青臭く人を見る目がない。
- 父親とは確執があるが情は持っており、聖杯探索中に行方不明になった父親を探すべく冒険に立ち上がる。父親の凄さを理解していないところがあり、父が行動力に満ちていることはわかっていなかった模様。
- 父親に「ジュニア(ヘンリー・ジョーンズJr.)」と呼ばれており、これを嫌がっている。
- インディアナ・ジョーンズ(少年時代)(リヴァー・フェニックス)
- 12歳の頃のインディ。この頃から正義感が強く、行動力に富んでおり、そして強運を持っていた。ボーイスカウトの活動の最中、コロナドの十字架の盗掘を目撃。十字架を博物館に収めるべく、盗掘団と争うが出し抜かれる形で敗北。しかし相手にはガッツを認められた。
- ヘンリー・ジョーンズ(ショーン・コネリー)
- インディの父親で同じく考古学教授。聖杯探索の第一人者。インディとは対照的で書斎派の学者であるが、インドア派というわけではなく、むしろ息子に勝るとも劣らない行動力を持っている。平和主義な考えを持ち、戦いで相手を殺すことがあるインディとは違い、当初は殺人を忌避するが次第に非常に徹し、相手が死ぬのがわかる戦略を用いるようになる。人を見る目に優れた慧眼を持つ。息子のような道具を用いた応用力や奇策を編み出す柔軟性はなかったが、これも修羅場をくぐり、身につけるようになり、インディも舌を巻くほどとなる。聖杯研究に没頭して家庭に無関心であったため、妻が重病であることに気づかず死なせてしまった過去があり、その事でインディとは確執を持っていた。
- 大学では中世文学の教授であったが、インディが言うには偏屈で堅物な性格ゆえ学生受けが悪く、誰も履修したがらなかった。
- これまでの聖杯研究はすべて自身の手帳に記録しており、その手帳を狙うナチスに捕らわれる。
- サラー(ジョン・リス=デイヴィス)
- インディの友人で、エジプトの発掘王。シリーズ第1作に引き続き、インディらに協力する。兄(フジテレビ版の吹き替えでは義理の弟)から車を借りていたが、途中でナチスに破壊されてしまう。
- マーカス・ブロディ(デンホルム・エリオット)
- 大学の副学部長で、インディの上司。ヘンリーと格言で話し合い、楽しむなど陽気だが職務には真摯で大事な任務の話し中に私語を挟んでいたインディとシュナイダーに注意していた。博物館の館長でもあるが、自分の博物館で迷うほどの方向音痴。ヘンリーとは学生時代からの旧友でインディのことも気にかけている。ナチスに捕まってしまうがジョーンズ父子に助けられる。
- エルザ・シュナイダー(アリソン・ドゥーディ)
- 今作のヒロイン。オーストリア人の考古学者で、ヘンリーの助手を務めていた。スーツ姿の似合う知的な美女だが、平常心に欠ける一面があり、聖杯についても、学術的な興味以上に物欲的な方が優っている。そのことが後述の惨劇を招き、そして自分の末路へも繋がってしまった。聖杯を手にいれるためにナチスと手を結んでおり、ヒロインであると同時に、1作目のルネ・ベロックのような役回りでもある。しかし、ナチズムにはあまり共感せず、ナチスの焚書を目のあたりにして悲嘆の涙を流す場面もあった。発掘場にある遺骨などは見ても平気だがネズミを見ると嫌がる。
- 終盤、十字剣の兄弟のリーダーのカジムの戦死や、ドノバンがヘンリーに発砲したことで彼を見限ることを決意。多数の偽の聖杯からドノバンが気に入りそうな1つを選び彼に呪いをかけることに成功するが、生命力を急激に失う彼の変貌ぶりに恐怖に駆られ、インディに助け出される。インディが本物の聖杯を選び出しヘンリーの命を救った後は、聖杯を外に出させないトラップがあることを忘れてしまい、あまりの歓喜に聖杯を持ったまま、宮殿の外へ出ようとしてしまう。作動したトラップによる宮殿の崩落に巻き込まれ、床に開いた割れ目に落とした聖杯を、インディの制止を聞き入れず無理に手を伸ばし取ろうとしたため、手袋が外れて割れ目の奈落の底へと落ちていった。
- ウォルター・ドノバン(ジュリアン・グローヴァー)
- アメリカの大富豪で、マーカスの博物館のスポンサー。妻がいる。ヘンリーやインディにキリストの聖杯捜索を依頼した。その正体はナチス党員であり、聖杯を手に入れ「永遠の生命」を得ようと画策していた。ツボのために母を売るとまで言われる冷酷な男。エルザが(彼女の未必の故意とはいえ)誤って選んだ偽の聖杯で水を汲んで試飲したところ、呪いによって体調の急変に気付いたところでエルザが自分を見限ったことを悟り、急速に体が老化して骸骨となりながらも彼女に詰め寄るが、最期はインディによって突き飛ばされ、壁に打ち付けられた事で粉々になり死亡した。
- エルンスト・フォーゲル(マイケル・バーン)
- 親衛隊大佐で、聖杯捜索隊指揮官。エルザやドノバンと組んで、インディ親子を捕縛し虫けら同然に扱う。最期はインディとの戦車上での一騎討ちの末、戦車もろとも崖から転落死した。
- フェドーラ(ガース)(リチャード・ヤング)
- 盗掘団のリーダー。コロナドの十字架を掠め取った若きインディのガッツを褒め、後に彼のトレードマークとなった帽子をプレゼントする。現在のインディと同じような格好をしており、若き日のインディが彼の影響を大きく受けたことが分かる。
- アドルフ・ヒトラー(マイケル・シェアード)
- ナチス総統。キリストの聖杯で永遠の生命と不死の軍団を手に入れ、世界を征服すること目論む。ドイツ陸軍将校に変装したインディが群衆に押されるうちに偶然遭遇。ヒトラーは、エルザから取り戻した手帳を手にしたまま立ちすくんだインディを見て信奉者の一人だと思い、手帳を取り上げてサインをして戻した。
- ハーマン(J・J・ハーディ)
- 少年時代のインディの友人。
- ロスコー(ブラッドリー・グレッグ)
- 盗賊団の一人。
- カジム(ケヴォルク・マリキャン)
- 十字剣兄弟団の一員。
キャスト編集
役名 | 俳優 | 日本語吹き替え | ||||
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ソフト版 | フジテレビ版 | 日本テレビ版 | テレビ朝日版 | WOWOW版 | ||
インディアナ・ジョーンズ | ハリソン・フォード | 村井国夫 | 玄田哲章 | 村井国夫 | 磯部勉 | 内田直哉 |
ヘンリー・ジョーンズ | ショーン・コネリー | 宮川洋一 | 若山弦蔵 | 坂口芳貞 | 銀河万丈 | |
インディ(青年時代) | リヴァー・フェニックス | 山口健 | 草尾毅 | 鳥海勝美 | 岩永哲哉 | 加藤木賢志 |
エルザ・シュナイダー | アリソン・ドゥーディ | 幸田直子 | 小山茉美 | 塩田朋子 | 小山茉美 | 田村聖子 |
ウォルター・ドノバン | ジュリアン・グローヴァー | 大木民夫 | 前田昌明 | 小林勝彦 | 小林修 | 佐々木梅治 |
マーカス・ブロディ | デンホルム・エリオット | 村越伊知郎 | 富山敬 | 内田稔 | 石森達幸 | 有本欽隆 |
サラー | ジョン・リス=デイヴィス | 笹岡繁蔵 | 緒方賢一 | 飯塚昭三 | 島香裕 | 遠藤純一 |
エルンスト・フォーゲル大佐 | マイケル・バーン | 寺島幹夫 | 阪脩 | 青野武 | 仁内建之 | 金尾哲夫 |
カジム | ケヴォルク・マリキャン | 小島敏彦 | 麦人 | 千田光男 | 仲野裕 | 新垣樽助 |
フェドラ | リチャード・ヤング | 津田英三 | 中村秀利 | 大塚明夫 | 田原アルノ | |
老騎士 | ロバート・エディソン | 北村弘一 | 納谷悟朗 | 大木民夫 | 佐々木敏 | |
パナマ・ハット | ポール・マクスウェル | 加藤正之 | 塚田正昭 | 小山武宏 | 水野龍司 | |
ハーマン | J・J・ハーディ | 桜井敏治 | 露崎照久 | 桜井敏治 | ||
ロスコー | ブラッドリー・グレッグ | 荒川太郎 | 堀内賢雄 | 石野竜三 | 古田信幸 | |
ハーフ・ブリード | ジェフ・オハコ | 笹岡繋蔵 | 梁田清之 | 星野充昭 | ||
サルタン | アレクセイ・セイル | 加藤正之 | 石森達幸 | 青森伸 | 石森達幸 | |
保安官 | マーク・マイルズ | 小島敏彦 | 麦人 | 秋元羊介 | 稲葉実 | |
アイリーン | ジュリー・エクルズ | 亀井芳子 | 堀越真己 | |||
執事 | ヴァーノン・ドブチェフ | 北村弘一 | 塚田正昭 | 中庸助 | ||
ドノバン夫人 | イズラ・ブレア | 滝沢久美子 | 磯辺万沙子 | |||
女子学生 | ? | 横田みはる | ||||
役不明又はその他 | N/A | 石田彰 増山可穂 本多郁子 山川敦子 好村俊子 田口昂 速見圭 |
宝亀克寿 滝沢ロコ 星野充昭 大川透 |
中村浩太郎 佐々木睦 松井範雄 滝知史 田内裕一 木下尚紀 酒巻光宏 鈴木賢 木下紗華 小幡あけみ 藤堂真衣 安西英美 | ||
日本語版制作スタッフ | ||||||
演出 | 中野寛次 | 山田悦司 | 佐藤敏夫 | 伊達康将 | 福永莞爾 | |
翻訳 | 戸田奈津子(字幕) | 島伸三 | 木原たけし | 岩本令 | 島伸三 | |
調整 | 小野敦志 | 熊倉亨 | 高久孝雄 | 東北新社スタジオ | ||
録音 | 東北新社スタジオ | |||||
リライト | 山門珠美 | |||||
制作進行 | 岩渕昇 | 梅原潤一 植田剛司 | ||||
プロデューサー | 垂水保貴 門屋大輔 |
圓井一夫 | ||||
解説 | 高島忠夫 | 水野晴郎 | 淀川長治 | |||
制作 | 東北新社 | |||||
初回放送 | 1993年4月3日 『ゴールデン洋画劇場』 (21:03-23:35) |
1994年4月1日 『金曜ロードショー』 (21:03-23:34) 本編ノーカット |
1998年1月4日 『日曜洋画劇場』 (21:02-23:09) |
2009年7月20日 WOWOW191ch (12:30-14:37) |
- ビデオリリース時に吹き替え版が製作されたのはシリーズ中初めてで、日本テレビ製作でない吹き替え版でハリソン・フォードを村井国夫が吹き替える初めての例でもある。後年前2作も初出時に無く日本テレビ版以外作られていなかった吹き替え版が、ハリソン=村井の配役を踏まえ新規製作されている。
- 日本テレビ版吹替は一時、初回放送時のノーカット版マスターテープが権利元から行方不明[注 1]になっていたものの[注 2]、2017年に制作会社の倉庫から発見され、同年12月21日にシネフィルWOWOWにて、久々のノーカット放送が実現した。また、2021年の金曜ロードショーにおいても、その音源にてノーカット放送された。
- 吹き替えを内田直哉で統一するために、BDにはソフト版のほかにWOWOW版吹き替えも収録された。
スタッフ編集
- 監督:スティーヴン・スピルバーグ
- 製作:ロバート・ワッツ
- 製作総指揮:ジョージ・ルーカス、フランク・マーシャル
- 原案:ジョージ・ルーカス、メノ・メイエス
- 脚本:ジェフリー・ボーム
- 撮影:ダグラス・スローカム
- 特撮:ILM
- 編集:マイケル・カーン
- 音楽:ジョン・ウィリアムズ
- 美術・プロダクションデザイン:エリオット・スコット
- 衣装デザイン:アンソニー・パウエル
製作編集
配役編集
インディ役のハリソン・フォードは実際にあごに傷がある。この特徴を活かし、リヴァー・フェニックスが演じる少年時代のインディが、ムチを使いあごを自傷することで、のちのインディ(ハリソン)と同じようにしている。DVDに収録しているインタビューによると、この傷は、実際に20代の頃に自動車事故で負ったものとのこと。また同じように特徴を活かし終盤で、インディが本物の聖杯を探し当て「イエスは大工だった!」とも言っている。実はハリソンも、下積みの頃に大工をしている。
『インディ・ジョーンズ』シリーズはもともと、スピルバーグが007シリーズを作りたいとルーカスに提案したのが始まり。シリーズの(いったんの)最終章として、インディの父親ヘンリー・ジョーンズ役は007の初代俳優であるショーン・コネリーに依頼した。ちなみに第二候補となっていたのはグレゴリー・ペック[4]。また、コネリーは引退後、ヘンリー・ジョーンズ役が生涯で一番好きな役だと語っている。[5]父子を演じたフォードとコネリーだが、2人の実際の年齢差は12歳である。
リヴァー・フェニックスが演じた青年時代のシークエンスで、インディがなぜあの服装(特に帽子)になったのか、蛇が嫌いなのかなどが明かされた。
シリーズ常連とも言うべきイギリスの俳優パット・ローチがゲシュタポ役で姿を見せている。シリーズ第一作冒頭のペルーの荷役夫役のテッド・グロスマンが保安官役で登場、同作終盤で無残な死に方をしたトート少佐役のロナルド・レイシーがハインリヒ・ヒムラー役でクレジット無しで出演しておりパレードのシーンで確認できる。またドノバンの妻役イスラ・ブレアはジュリアン・グローヴァーの実の妻である。さらにジェームズ・ボンドを演じたコネリー、『ユア・アイズ・オンリー』のグローバー、『美しき獲物たち』のアリソン・ドゥーディ、『リビング・デイライツ』のジョン・リス=デイヴィスと、007シリーズを意識した顔ぶれも楽しめる。『ナバロンの嵐』でハリソン・フォードと共演したフォーゲル大佐役のマイケル・バーンは本作から8年後に『トゥモロー・ネバー・ダイ』に出演した。また、撮影を担当したダグラス・スローカムは、『サンダーボール作戦』のリメイク作品『ネバーセイ・ネバーアゲイン』の撮影も担当している。
特撮編集
ドノバンの最期は特殊メイク、アニマトロニクスとモーフィングを組み合わせて描写された。CGI使用はシリーズ初となる。
日本公開に合わせNHKスペシャルでスカイウォーカーランチ(ルーカスの製作拠点)を取材した「スピルバーグとルーカス 映像帝国の革命児たち」が放送された。スカイウォーカー・サウンドのスタジオで膨大な数のオープンリールテープからシンクラヴィアまで用いた音響効果編集作業をベン・バートが実演するほか、ILMにおける作業にも触れており、モーション・コントロール・カメラの入力作業と当時現役だったフィルムの光学プリンターが映り、飛行機で逃げるジョーンズ父子の空中戦はブルースクリーンを背景にビスタビジョンカメラで撮影。当時マットペインティング・アーティストとしてILMに入って間もなく本作、および同年公開の『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』、『ゴーストバスターズ2』にも関わった上杉裕世もインタビューを受け、製作中の断崖のマット画(シリーズ恒例となった)に手を入れる様子を見せている。
カタコンベが炎に包まれるシーンはネズミの大群が炎から逃げるため必死で泳ぐ姿が念頭に置かれており、模型飛行機のようなゴム動力のスクリューを付けたネズミの模型が沢山作られた。しかし実際のシーンは炎が大きい上に模型のネズミも泳ぐ勢いに欠け、意図されたような効果が上がっていない。ちなみにネズミの鳴き声はニワトリの鳴き声にピッチを上げるなどの加工を施して作られたものである。
テレビ放送編集
回数 | 放送日 | 放送時間 | 放送分数 | 放送局 | 番組枠 | 吹替 | 視聴率 |
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1 | 1993年4月3日 | 21:03-23:35 | 152分 | フジテレビ | ゴールデン洋画劇場 | フジテレビ版 | - |
2 | 1994年4月1日 | 21:03-23:34 [注 3] | 151分 | 日本テレビ | 金曜ロードショー | 日本テレビ版 | - |
3 | 1996年3月29日 | 21:03-23:14 | 131分 | 日本テレビ | 金曜ロードショー | 日本テレビ版 | 18.4% |
4 | 1998年1月4日 | 21:02-23:09 | 127分 | テレビ朝日 | 日曜洋画劇場 | テレビ朝日版 | 18.6% |
5 | 2000年4月14日 | 21:03-23:14 | 131分 | 日本テレビ | 金曜ロードショー | 日本テレビ版 | 18.4% |
6 | 2001年5月26日 | 21:00-23:24 | 144分 | フジテレビ | ゴールデン洋画劇場 | フジテレビ版 | 15.9% |
7 | 2002年11月10日 | 21:00-22:54 | 114分 | テレビ朝日 | 日曜洋画劇場 | テレビ朝日版 | 15.9% |
8 | 2004年8月1日 | 21:30-23:24 | 15.3% | ||||
9 | 2008年6月15日 | 21:00-22:54 | 日本テレビ版 | - | |||
10 | 2011年1月15日 | 21:00-23:10 | 130分 | フジテレビ | 土曜プレミアム | フジテレビ版 | - |
11 | 2014年12月29日 | 25:40-27:35 | 115分 | テレビ朝日 | 朝まで洋画劇場 [注 4] | 日本テレビ版 | - |
12 | 2017年11月11日 | 21:00-23:10 | 130分 | フジテレビ | 土曜プレミアム | WOWOW版 | 9.8% |
13 | 2021年10月1日 | 21:00-23:29[注 3] | 149分 | 日本テレビ | 金曜ロードショー | 日本テレビ版 | 9.2% |
続編編集
この作品を最後にハリソン・フォード主演のインディ・ジョーンズシリーズは休止していたが、19年後の2008年に続編として『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』が製作された(ルーカスフィルムとパラマウントはシリーズ開始時に全5作の映画化契約を交わしている)。
脚注編集
注釈編集
出典編集
- ^ a b c “Indiana Jones and the Last Crusade (1989)” (英語). Box Office Mojo. 2010年4月10日閲覧。
- ^ “日本映画産業統計 過去配給収入上位作品 (配給収入10億円以上番組) 1989年(1月~12月)”. 社団法人日本映画製作者連盟. 2010年4月10日閲覧。
- ^ “吹き替え担当者よりご報告”. ザ・シネマ. 2018年10月14日閲覧。
- ^ キネマ旬報2008年6月号 「インディ・ジョーンズ」特集
- ^ http://jp.ibtimes.com/article/biznews/100826/59637.html