新・情報7DAYS ニュースキャスター
『情報7days ニュースキャスター』(じょうほうセブンデイズ ニュースキャスター)は、TBS系列で2008年10月4日から土曜日の22:00 - 23:24(JST)に生放送されている報道・情報番組[2]。通称は「ニュースキャスター[3]」で、略称は「Nキャス」(エヌキャス)、「NC」。モノステレオ放送(2015年10月10日より)を実施。
新・情報7DAYS ニュースキャスター | |
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ジャンル | ニュース・情報 |
監督 | 大矢慎吾(総合演出) |
出演者 |
ビートたけし 安住紳一郎(TBSアナウンサー) 三雲孝江 齋藤孝 新井恵理那 ほか |
ナレーター |
垂木勉 真地勇志 住友七絵 |
オープニング |
コーニッシュ「CLIFF」 (2014年4月5日 - ) |
エンディング | 同上 |
製作総指揮 | 遠藤千鶴子(制作) |
プロデューサー |
松本恵介(2019年2月16日 - )、上田淳 渡辺泰生(CP、2018年6月2日 - ) |
制作 | TBS |
放送 | |
音声形式 | モノステレオ放送[1](編成上の場合) |
放送国・地域 |
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公式サイト | |
情報7days ニュースキャスター(旧) | |
放送期間 | 2008年10月4日 - 2014年3月15日 |
放送時間 | 土曜日 22:00 - 23:24 |
放送分 | 84分 |
回数 | 251 |
新・情報7DAYS ニュースキャスター | |
放送期間 | 2014年4月5日 - |
放送時間 | 同上 |
特記事項: ・放送回数は2014年3月15日放送分まで 旧タイトル名:情報7days ニュースキャスター |
概要編集
1991年から17年半続いた『ブロードキャスター』(以下、ブロキャス)が2008年9月20日をもって終了し、それに替わるTBSの土曜夜の情報番組としてスタート。ビートたけしが「フリージャーナリスト」という立ち位置の設定[4]で出演している。番組のメインキャスターはTBSアナウンサーの安住紳一郎で、全体の進行を担当。たけしへのツッコミ役も務める。
『ブロキャス』が終了することが決まった当初は後継番組を本番組ではなく、バラエティ番組に衣替えすることも検討されていた[5]が、出演者を最小限に抑えつつ、結果は『ブロキャス』の情報路線を引き継ぐことになった。しかし内容自体は真面目なものの、主にたけしによるネタ的なトークや話題も随所に見られ、バラエティ的な要素の混じった情報番組となっている。なお、『ブロキャス』は単なる同時間帯の前番組ではなく、直接的な前身番組で本番組はそのリニューアル版であることが2019年4月27日放送の拡大版で明言されている。
『ブロキャス』同様、年末年始や春と秋に放送される『オールスター感謝祭』、2011年より7月頃に放送されている『音楽の日』[6]等、特別番組が放送される際は、番組を休止する。また、前の時間帯に日本シリーズなどのスポーツ中継が放送され延長となった場合、前時間帯の『日立 世界・ふしぎ発見!』共々放送時間が繰り下げになることがある。たけしは延長となった回の番組冒頭で延長に対し皮肉を言うことが多い(『ふしぎ発見』に対する皮肉も言うことがある[7])[8][9][10]。
出演者編集
※出演開始時期が記されていない者は、番組開始当初から出演。
- メインキャスター(MC)
- コメンテーター
上記以外にも、話題ごとに専門家が登場することがある。
- 男性ゲストコメンテーター(2013年4月 - )
齋藤が不在時にいずれも不定期出演
- ピーター・ランダース(ウォール・ストリート・ジャーナル東京支局長)
- 池谷裕二(東京大学薬学部教授・脳科学者、2014年9月 - )
- 西内啓(統計分析家、2018年7月 - )
ほか
- 女性ゲストコメンテーター(2014年4月5日 - )
三雲が不在時にいずれも不定期出演
- 元村有希子(毎日新聞東京本社デジタル報道センター編集委員→毎日新聞東京本社科学環境部長→毎日新聞東京本社編集委員)
- 湯山玲子(著述家・日本大学芸術学部講師)
- 山口真由(ニューヨーク州弁護士、2017年10月 - )
- 菊間千乃(弁護士・元フジテレビアナウンサー、2019年6月 - )
ほか
- お天気キャスター
- 新井恵理那(2014年4月5日 - )
- ナレーター
過去の出演者編集
期間 | メインキャスター | コメンテーター | レポーター | お天気キャスター | ||
---|---|---|---|---|---|---|
女性 | 男性 | |||||
2008.10.4 | 2009.3.28 | ビートたけし1 安住紳一郎2 |
渡辺えり | 齋藤孝 | (不在) | 松本あゆ美 |
2009.4.11 | 2012.6.30 | 三雲孝江3 渡辺えり | ||||
2012.7.7 | 2013.3.23 | 玉木碧 | ||||
2013.4.6 | 2014.3.15 | 三雲孝江 | 齋藤孝4 ゲスト5 |
法亢順5 | ||
2014.4.5 | 2016.4.2 | 週替わり | 矢野大亮5・6 | 新井恵理那 | ||
2016.4.16 | 現在 | (不在) | ||||
|
- ナレーター
- 永井一郎(2008年10月4日 - 2014年1月25日)[13]
- 渡辺美佐(2008年10月4日 - 2014年3月15日)
- 掛川裕彦(2008年10月4日 - 2014年3月15日)
- 平野義和(2008年10月4日 - 2014年3月15日)
- 男性ゲストコメンテーター
いずれも2013年4月 - 2014年3月の間に不定期出演していた。
下記は2014年4月 - 2017年3月頃の間に不定期出演していた。
下記は2017年10月 - 2018年9月頃の間に不定期出演していた。
- 女性ゲストコメンテーター
2014年4月 - 2017年3月頃の間に不定期出演していた。
現在の主なコーナー編集
- 『今週のNEWS 7days』(2014年3月15日) → 『7DAYS REPORTS』(2014年4月5日 - )[14]
- 本番組の核となるコーナー。放送日を含めた1週間の出来事やニュースを振り返るコーナー。JNN各局で取り上げた時間数を元に放送される。なお、永井一郎逝去後のこのコーナーのタイトルコールは、彼が生前に収録していたものをそのまま使用し、さらにコーナータイトルCGの右上には、日本タレント図鑑で掲載されている彼の写真を混ぜて使用されていた。
- 2014年4月5日よりコーナー名を変更。基本的な部分は『NEWS 7days』と同じ。当初は一部のニュースでは映像明けに安住のコメントが入っていたが、後にニュースを数項目流した後に途中でスタジオでたけし・安住・コメンテーターがコメントする方式に変更された。コメント後、安住が次のニュース項目を伝えてから再び映像に入る。
- 『ビートたけしの刮目NEWS』(2014年4月5日 - )
- 「7DAYS REPORTS」の内包コーナーとして放送。たけしが一番気になったニュースや話題から安住・コメンテーター陣とテーブルに設置されているモニターでトークを展開していく。
- 2017年9月9日は、たけしが当日裏番組となった長時間特番の総合司会担当[15]及びベネチア国際映画祭出席に伴う現地滞在などの理由で欠席したため、コメンテーターの池谷裕二が『池谷裕二の脳科学NEWS』を行った。
- 『Nキャス特集』
- 22時台に番組独自の特集が放送される。2014年3月までは22時台と23時台に1本ずつ分けて番組独自の特集が放送されていた。
- 『テレビを騒がせた!今週のニュースワード ランキング』(2014年4月5日 - )
- テレビ番組やインターネット検索ワード上で話題になったニュースやスポーツ・芸能ニュースなどの急上昇キーワードをランキング形式にして紹介するコーナー。『ブロキャス』の「お父さんのためのワイドショー講座」と似たようなスタイルである。
- 『JNN NEWS』
- コーナー開始までに入っている最新ニュースをストレートニュース形式で伝える。ニュース前に時刻の読み上げ(アナウンス)をする。ニューススタジオに待機しているアナウンサーではなく、安住がスタジオ内で直接読み上げる。後述の通りJNN加盟全局のみで同時放送を行っているため排他協定が適用されており、「JNN」を冠してのニュースコーナーとなっている。ただし画面右上のテロップは番組オリジナルのテロップで、それ以外は通常のJNN NEWSのテロップに準拠している。それ以前は各局のニューステロップを使用、2014年3月までは独自フォーマット。速報も安住が読み上げる。
- 『天気予報』
- 赤坂サカス前から中継形式で放送。時には各地にお天気キャスターが赴き、そこから中継することもある。天気画面は番組仕様[16]となっており、天気キャスターの隣には全国の大まかな予報をしたボードが備え付けられている。
- 2014年3月15日放送分までのコーナー終了間際、番組開始当初はたけしが松本に突っ込みを入れていたが、後に松本がたけしまたは安住に突っ込みを入れる形になった。玉木は突っ込みを仕掛けるが、たけしに「今とちっただろう」などと切り返されることが多い。玉木後期になってからはたけし・安住とのやりとりは廃止された。新井になってからはやりとりすることは基本的に無いが、稀にエンディングでやりとりすることがある。
過去の主なコーナー編集
- ビートたけしのオープニングトーク(2008年10月4日 - 2014年3月15日)
- 1週間の様々な出来事やニュースの中で、たけし自身が気になった出来事から安住とボードでトークを展開していた。また、その出来事をテーマにかつて日本テレビ系列『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』で行っていた「たけしメモ」(「こんな○○はイヤだ」のほか、「○○のここが素晴らしい」といったほめ殺し企画など)のような企画を行った。
- ビートたけし編集長 Presents「週間実は…!」(2008年10月4日 - 2014年3月15日)
- 『ブロキャス』の「お父さんのためのワイドショー講座」に当たる芸能ニュースコーナー。タイトルは『週刊実話』のパロディ。途中、事情通のトークと三面記事新聞を挟む。
- 今週の事情通(2008年10月4日 - 2014年3月15日)
- その日に放送する芸能ニュースの中から1本(まれに2本の場合もある)をピックアップして「事情通」を名乗る人物(扮装をしたたけし)が登場し、顔を隠した上で裏話を暴露する。その間は画面左上のワイプにたけしの顔は映されない。初期は「明らかにたけしが扮している事が窺えるものの、すりガラスで顔を完全に隠し、内容も本当にその事情に通じていた」が、現在は「あまり顔を隠さず、内容も芸能ニュースネタから脱線した話(事情通に関すること)」が展開される。2014年3月15日放送分にて「事情通を名乗る人物がたけし」であることが、VTR中たけし本人の口から明かされた[17]。
- たけしの三面記事新聞(2008年10月4日 - 2014年3月15日)
- 巨大ボードを使い、その週の芸能ニュースに関連した話題を肴に、たけしがトークを展開する。初期は実際に芸能ニュースに関連した話題だったが、現在ではニュースとは関係ない話題が多くなり、主にたけし自身・軍団員・先輩・著名人のエピソードトークや「○○を中国語表記してみたら(と称して中国語風に日本語の漢字を羅列する)」などが多かった。安住が回転ボードを回す際、糸で吊るされた何かが落下してきてたけしが頭をぶつけることが恒例になっていた(通称:落ちもの[18])。
- 2013年2月に『TBS情報7daysニュースキャスター ビートたけしの幸せ三面記事新聞』(ビートたけし著、ロッキング・オン、ISBN 978-4860521141)として書籍化された。
- たけし's シンクタンクの日本は元気!(2008年10月4日 - 2009年3月28日)
- 「不景気」と言われながらも、今活躍の場を広げている企業や個人を取り上げるコーナー。
- 一目でわかる! ビジュアル算(2008年10月4日 - 2009年3月28日)
- ニュースなどで使われる「数字」に注目し、この数字を視覚的にわかりやすく伝えるコーナー。コーナー自体はなくなったものの、「万里の長城の長さが誤っていた」というニュースで、同様のスタイルで説明が行われたことがある。
- NEWS勘定奉行がゆく!(2008年10月4日 - 2009年3月28日)
- ニュースで話題となった出来事を「金額」で斬るコーナー。
- プロフェッショナル・アイ -PROFESSIONAL EYE-(2008年10月18日 - 2009年9月)
- タイトルの通り、プロの目線・視点から見える光景・景色から、その仕事を紹介していく。
- 今週の一番(2009年3月14日 - 2011年3月5日)
- エンディングの企画。その週のニュースの主役や注目した内容を相撲の一番になぞらえて、たけしが面白い決まり手で締めるエンディングのコーナー。「一番」の代わりに「今週の一句」「今週の小噺」となったこともある。
- 今週の列島リレーニュース(2013年3月23日 - 2014年3月15日)
- JNN系列各局の女性アナウンサーや報道記者(カメラマンも含む)が、各局の放送エリアで行われた地域イベントや伝統行事などを取材し紹介する。
- Nキャスが聞く!(2013年3月23日 - 2014年3月15日)
- 「今週のNEWS 7days」又は「週間実は…!」で扱われる話題に因んだ複数選択肢(2〜4択)があるアンケートを視聴者に出題し、番組HP(PC・スマートフォン)や連動データ放送[19]から回答してもらう。
- お父さん世代に送る芸能袋とじ(時期不明 - 2014年3月)
- 不定期で放送されるコーナー。芸能ニュースの中から、若者世代に今注目されている人物やグループについて詳しく説明するコーナー。
主題歌編集
期間 | 番組テーマ曲・オープニング | エンディング |
---|---|---|
2008年10月4日 - 2010年3月20日 | コーニッシュ 「Look hard」 |
小田和正 「生まれ来る子供たちのために」 |
2010年4月10日 - 2012年6月30日 | (オープニングのピアノ調アレンジ版) | |
2012年7月7日 - 2014年3月15日 | 鈴木ヤスヨシ・山本清香 「キヲク。」 | |
2014年4月5日 - 現在 | コーニッシュ 「CLIFF」 |
ネット局と放送時間編集
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 放送時間(JST) | 備考・脚注 |
---|---|---|---|---|
関東広域圏 | TBSテレビ(TBS) | TBS系列 | 土曜 22時00分 - 23時24分 | 【制作局】 |
北海道 | 北海道放送(HBC) | - | ||
青森県 | 青森テレビ(ATV) | |||
岩手県 | IBC岩手放送(IBC) | |||
宮城県 | 東北放送(TBC) | |||
山形県 | テレビユー山形(TUY) | |||
福島県 | テレビユー福島(TUF) | |||
山梨県 | テレビ山梨(UTY) | |||
長野県 | 信越放送(SBC) | |||
新潟県 | 新潟放送(BSN) | |||
静岡県 | 静岡放送(SBS) | |||
富山県 | チューリップテレビ(TUT) | |||
石川県 | 北陸放送(MRO) | |||
中京広域圏 | CBCテレビ(CBC)[20] | |||
近畿広域圏 | 毎日放送(MBS) | |||
鳥取県・島根県 | 山陰放送(BSS) | |||
岡山県・香川県 | RSK山陽放送(RSK)[21] | |||
広島県 | 中国放送(RCC) | |||
山口県 | テレビ山口(tys) | |||
愛媛県 | あいテレビ(itv) | |||
高知県 | テレビ高知(KUTV) | |||
福岡県 | RKB毎日放送(RKB) | |||
長崎県 | 長崎放送(NBC) | |||
熊本県 | 熊本放送(RKK) | |||
大分県 | 大分放送(OBS) | |||
宮崎県 | 宮崎放送(MRT) | |||
鹿児島県 | 南日本放送(MBC) | |||
沖縄県 | 琉球放送(RBC) |
スタッフ編集
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- 構成:中村益雄、長谷川勉、菊池裕一、今村クニト、小林正和 / 北本かつら
- ブレーン:〆さばアタル、アル北郷(共に一時離脱→復帰)
- TM:山下直(以前は、TD担当)
- TD:饗庭慶子、横田研一
- VE:宮本民雄、長谷川雄祐、木野内洋
- カメラ:喜友名邦裕
- 音声:小澤義春、池田千廣、小岩英樹
- 照明:鈴木英敬
- 美術プロデューサー:中西忠司
- 美術デザイナー:中村嘉邦
- 美術制作:清水久
- 装置:藤満達郎
- 操作:多田亜希子
- 電飾:西田和正
- メカシステム:庄子泰広
- 装飾:篠原直樹
- 化粧:城所とも美、荒川留美
- ビジュアルクリエーター:薗部健
- CG:赤坂グラフィックスアート
- 編集・MA:TBSテックス
- 音響効果:阿部宰、西方裕弥
- 選曲:エヌ・エス・エル
- TK:飛田亜也
- 番組宣伝:小山陽介
- 編成:矢野大亮[22](以前はプロデューサー→一時離脱)、松岡洋太
- 制作協力:TBSスパークル(2019年1月5日 - )[23]
- マネージメント:疋田智
- コーナープロデューサー:壁谷政彦
- ディレクター:上原謙一、大崎貴史(大崎→以前はコーナーディレクター)、大西翼、大家幸子、小渕幸秀、木戸口雄汰、金珉貞、下田勝美、竹田有加里、田中未来、西野隼人、星野広翔、三浦匡統、矢野翔太郎、吉田久子、小瀧稜介、岡田豪、野間拓郎
- AP:長谷川三芳、長嶋聖[24] /原田康弘
- チーフディレクター:原田正幸、大嶋清広(大嶋→以前はディレクター)、北澤貴保
- 総合演出:大矢慎吾(以前はチーフディレクター)
- プロデューサー:松本恵介(2019年2月16日 -、以前はコーナーディレクター)、上田淳(以前はディレクター)
- 制作:遠藤千鶴子
- チーフプロデューサー:渡辺泰生(2018年6月2日 - 、以前はプロデューサー)
- 制作著作:TBS
過去のスタッフ編集
- 構成:張眞英、岩佐真吾、佐藤公彦、タムケン、相川真紀、竹田慎、谷口欽也
- 編成:山田康裕、福士洋通、宮尾毅、高橋務、上田学、杉本篤
- 制作協力:KIMMY'S AHEAD、LUCAS、Mylodon、マイ・プラン、Sp!ce Factory
- コーナーディレクター:市川大作、秋山健太、安部彰造、小栗涼、柿本翼、神戸謙太郎、坂田和隆、高橋麻樹、武本修、山口博之、間瀬雄亮、田邊裕之、西村政志、西村勇哉、村上正和、森田重雄、横伝輝信、渡辺尊光
- コーナープロデューサー:富澤正義、佐々木貴幸
- AP:鎌倉昭夫、斯波豊 /瀬川郷守
- ディレクター:イシイ圭、諏訪陽介、藤島浩司、堀だいすけ
- プロデューサー:樋江井彰敏、中鉢功、久保雄祐、倉本拓、山脇伸介、小林祥子、鴨下潔、大野真二郎
- 制作:足立信一郎、小笠原知宏
- チーフプロデューサー:須賀和晴→吉橋隆雄→荒牧克久
特別編成編集
2009年8月8日は、放送開始前に酒井法子が覚醒剤取締法違反容疑で逮捕され放送時間の大半をこの事件報道で占めたために、番組内容が変更され天気予報以外の全コーナーが休止になった。同じ時間帯に報道番組が組まれていなかったためこのニュースをほぼ独占で扱うこととなり、この回は番組開始以来最高の視聴率が30.4%、瞬間最高視聴率は38.8%という、異例の高視聴率(それ以前の平均視聴率は12%台)となった(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)[25][26]。事件後の2010年には、酒井は番組のインタビューにも応じている。なお、この日の放送の一部は2018年の10周年スペシャルでも放送されたが、酒井が十分な社会的制裁を受けたこと、既に執行猶予期間が終わり芸能界へ復帰している事を受けて実名は伏せたうえで取り上げた。
2008年から2010年・2012年は年末に特別番組が放送されていた。
2015年12月26日は当番組の放送は無かったが、『たけし&安住が贈る!伝説の芸能60年史』と題して、TBSが開局した1955年から2015年までの世間を騒がせた芸能ニュース60年分の歴史を振り返る特別番組が放送された(セットも当番組のものを使用)。
2016年12月からは毎年12月29日(曜日問わず)に、『新・情報7daysニュースキャスター 超豪華!芸能ニュースランキング201x決定版』と題して時間を拡大して放送。基本的な内容は『伝説の芸能60年史』と同じように世間を騒がせた一年の芸能ニュースを振り返るのもの。2018年はサブタイトルを『超豪華!ワイドショー2018年総ざらい決定版』と変更し、芸能以外のニュースも取り上げる形式に変更された。なお、2018年は土曜日での放送のため、「ニュースワードランキング」「JNNニュース」を割愛した以外は通常通り「7DAYS REPORTS」、「ビートたけしの刮目NEWS」「天気予報」も放送された。
2018年3月24日(土曜日)は21:00 - 23:18に拡大スペシャルが放送された。年末以外での拡大スペシャル放送は異例である。
2018年10月27日は10月13日に放送開始から10周年を迎えたことを記念して、21:00 - 23:18に10周年記念スペシャルを放送。21時台は、番組開始から取り上げてきたニュース(一部のニュースは現在の近況も紹介)や「ビートたけしの刮目NEWS」の特別版として番組で起こったハプニングが紹介された。22時からは通常の編成で放送された。
2019年1月5日は「炎の体育会TV 3時間SP」は22:00まで、21:54の番組が23:18に放送する為、放送時間を6分短縮し23:18までの放送となった。
元号が平成としては最後の放送となった2019年4月27日は21:00 - 23:18の拡大版として放送したのに加え、『ブロキャス』の人気コーナーだった「お父さんのためのワイドショー講座」を平成のニュースを総決算する形で復活した。
問題となった報道内容編集
- 2009年4月11日放送回で、大阪府南部を通る国道26号と大阪府道の清掃作業をめぐり、通常実施しない清掃作業を業者に依頼し、国と地方の「二重行政の現場」として報道していたことが、同月25日に判明した。内容は、府の委託で府道を清掃車で掃除していた業者が、国道との交差点の手前で車の回転ブラシを路面から上げて清掃を中断、交差点を渡るとブラシを下げて清掃を再開させるというもの。「国道に差しかかると掃除をやめなくてはならない」「国道が通る交差点は国が掃除することになっているという」とのナレーションも入ったが、実際には業者は通常、効率を考えて国道との交差点もブラシで清掃していた。業者によれば、番組スタッフから「交差点でブラシを止めてくれないと取材にならない」と依頼され、応じたものだという。国土交通省近畿地方整備局が「事実誤認と考えられる」と指摘し、TBSはこれを認め、「行きすぎた表現でした。誤解を与えかねない表現になったことをおわびします」と同番組で謝罪した。一方で広報部は「やらせとは言えないと思う」と説明している[27]。この問題に関連し、大阪府知事(当時)・橋下徹は「行き過ぎた表現と言っているが、事実ではないわけだから虚偽だろう。私的流用がなければ裏金じゃないといっている行政の弁明と同じ」と批判した[28]。また、6月5日付で総務省から厳重注意の行政指導を受けた[29]。
- 2017年12月29日放送の『超豪華!芸能ニュースランキング2017決定版』で、「細川茂樹(俳優)が所属事務所からパワハラを理由に契約解除を告げられた」と報道。しかし細川側が事務所を相手取った仮処分に対する裁判所の決定で自分の主張が認められたのに、放送では言及されず、名誉や信用を侵害されたとBPOに申し立てを行った。申し立てについてBPOの放送人権委員会は2019年3月に「仮処分の決定に言及しないことによって、パワハラ疑惑がより強調された結果となった。公平性や正確性を欠き、放送倫理上の問題がある。」などと指摘したうえで、「TBSも『言葉足らず』であったとして反省を示しているが、その背景には何があるか、検証が求められる」とした。この見解についてTBSは「見解を真摯に受け止め、今後の番組づくりに活かしてまいります」とするコメントを発表した[30][31]。また2019年3月16日放送回の番組内でも、安住が経緯の説明と謝罪を行った。
ハプニング編集
- 2015年11月7日放送の『天気予報』のコーナー終了間際、赤坂サカスにいた一般人の一人が突然コマネチを始めた。CM明け後、再び、赤坂サカスと中継を結び、スタジオのたけしもコマネチをし、赤坂サカスの一般人4人もコマネチをし、番組が終了した。
特別番組編集
情報7daysニュースキャスター B面編集
TBS系列26局(この時はローカルセールス枠のため、毎日放送と琉球放送は非ネットだった)で2011年6月26日0:30 - 1:30(JST、25日24:30 - 25:30)に通常の本編と同じく生放送された。
- 出演者
- ビートたけし
- ガダルカナル・タカ
- 水道橋博士(浅草キッド)
- 安住・三雲・渡辺・齋藤は直接出演はしなかったが、番組中は前日放送された本編の映像素材をそのまま使用したためワイプには映っていた。また、コメンテーター席には安住を除く3人に似せた人形が置かれた。
- 内容
- 番組の流れは本編の番組進行とほぼ同じであり、オープニング→ビートたけしのオープニングトーク→今週のニュース→たけしの三面記事新聞→芸能コーナー→天気予報といった流れであった。また、どのコーナーも通常版では言えないまたはありえない少し過激な内容となっていた。特に天気予報の場面では当日放送の本編での松本の映像を合成して水着姿にして映していた。
- 今週のニュースと芸能コーナーは前述の通り当日の本編の映像素材をそのまま使って画面左下に大きくワイプ表示して、その映像を見ながら3人がいろいろとトークする形であった。
- 備考
- 番組内では通常放送の本編のことを「A面」と呼んでいる。
- 番組ロゴは「A面」と同じものの右上に「B面」の赤いゴシック文字を入れたもの。
- 前番組である『S☆1』からはステブレなしでそのままスタートした。
- オープニングCGは通常放送のものを基調としつつ背景は深夜をイメージして満月や星を用いていた。また、右下に「side_B」と表示。草原に大きなカレンダー(表紙には「2011 NEWS Caster side_B」と書かれている)が登場し、(暦日上の)放送日6月26日の「26」の数字に「N」のロゴが突き刺さりタイトルが現れていた(A面では土曜日が右端にあるカレンダーが表示されるが、『B面』は日曜日放送のため日曜日が右端にあるカレンダーを用いていた)。また、オープニングCG最後の部分はA面ではカラーのままだが、『B面』ではカラーから白黒のモノトーンに変化する(「B面」の赤のロゴ部分を除く)。
脚注・出典編集
- ^ 2015年10月10日より実施。
- ^ TBSテレビの公式サイトでは生活・情報[1]と報道・ドキュメンタリー[2]に分類されている。番組公式サイトでは「情報エンターテインメント番組」[3]と紹介されている。
- ^ 新聞表記ではこちらが用いられている。
- ^ 番組紹介 - TBS「情報7days ニュースキャスター」
- ^ “「ブロードキャスター」9月末で打ち切り”. 日刊スポーツ (2008年6月28日). 2008年6月28日閲覧。
- ^ 2012年、2016年以降は除く。前者は『音楽の日』は21:54で終了。後者は『音楽の日』を中断した上で通常通り当番組の放送を行う。この時オープニングは通常とは異なり、たけし・安住を除く出演者による生演奏が行われている。
- ^ 『ふしぎ発見』を休止すれば1時間早く放送できるため。また、『ふしぎ発見』も年に数回、拡大放送をすることがある。
- ^ 直近の事例では、2016年10月22日放送分(この日は23時20分開始)など
- ^ “[新・情報7daysニュースキャスター (2016年10月22日放送回) の番組概要ページ - gooテレビ番組(関東版)]”. goo (2016年10月22日). 2017年10月1日閲覧。
- ^ “たけし、番組スタート80分遅れに禁断の“口撃””. スポーツ報知 (2016年10月23日). 2017年10月1日閲覧。(アーカイブ)
- ^ 2009年1月 - 3月までは不定期出演で、同年4月 - 2014年3月まではレギュラー。同年4月以降は再び不定期出演。前番組『ブロキャス』初代女性メインキャスター。
- ^ 2013年4月以降は不定期出演。2014年3月31日 - 2015年3月28日までは『あさチャン!』メインキャスターを担当。
- ^ 第1回から第247回の2014年1月25日放送分まで生ナレーション。放送2日後の2014年1月27日急逝。以降、2014年3月15日までは「今週のNEWS 7days」のタイトルコールのみアーカイブ出演。急逝後の2014年2月1日では永井本人を偲ぶ追悼特集が放送され、渡辺美佐も途中顔出しで出演しインタビューを受けた。
- ^ 2014年4月5日 - 19日の間のタイトルは『NEWS 7DAYS REPORTS』だった。
- ^ 裏番組同士となった時間帯はたけしが出演していない企画(事前収録)が放送された。
- ^ 以前は、日本地図形式だったが、2013年11月頃から、3時間ごとの天気となり、その際、盛岡と岡山が削除された。
- ^ 2014年3月15日放送 ビートたけし緊急会見!?事情通の真相 激白情報7DAYS ニュースキャスター公式サイト
- ^ “落ちもの - 情報7days ニュースキャスター”. TBSテレビ. 2013年4月27日閲覧。
- ^ インターネット接続されるテレビに限る、2013年9月から運用開始
- ^ 2014年3月15日(2013年度最終放送日)までは認定放送持株会社移行並びに分社化前のため、中部日本放送。
- ^ 2019年3月30日(2019年度最終放送日)までは、認定放送持株会社移行並びに分社化前のため、社名は山陽放送。
- ^ 2016年4月2日まで「Nキャス記者」としてVTRや中継にて出演することもあった。
- ^ 2018年12月29日までTBS VISIONという前身の社名を名義された。
- ^ 以前はディレクターを担当。
- ^ 酒井容疑者逮捕後の事務所会見、最高視聴率38.8% - YOMIURI ONLINE 2009年8月10日[リンク切れ]
- ^ 酒井容疑者逮捕劇で視聴率30%超 情報7days - SANSPO.COM 2009年8月10日
- ^ 「これが二重行政の現場」…実はTBS依頼でやっただけ - 朝日新聞 2009年4月26日
- ^ 橋下知事「虚偽報道で国責めるのアンフェア」TBS批判 - 朝日新聞 2009年4月27日
- ^ 鈴木秀美・山田健太・砂川浩慶 編『放送法を読みとく』p.90 2009年 商事法務
- ^ TBS情報番組に「放送倫理上の問題」 BPOが見解 NHK NEWS WEB 2019年3月11日配信
- ^ TBS「情報7days」にBPO「倫理上問題」細川茂樹巡る報道で SANSPO.COM 2019年3月11日配信・3月12日閲覧
外部リンク編集
- TBS『新・情報7DAYS ニュースキャスター』 - 番組公式サイト
TBS系列 土曜夜のJNN NEWS・夜の情報番組枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
ブロードキャスター
(1991年4月13日 - 2008年9月20日) |
情報7days ニュースキャスター
(2008年10月4日 - 2014年3月15日) ↓ 新・情報7DAYS ニュースキャスター (2014年4月5日 - ) |
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