音更町

日本の北海道の町

音更町(おとふけちょう)は、北海道十勝総合振興局にある。北海道内の町村の中で最も人口が多い。

おとふけちょう
音更町
Flag of Otofuke, Hokkaido.svg Symbol of Otofuke, Hokkaido.svg
音更町旗 音更町章
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道 十勝総合振興局
河東郡
団体コード 01631-4
法人番号 1000020016314
面積 466.02 km²
総人口 45,137
住民基本台帳人口、2017年3月31日)
人口密度 96.9人/km²
隣接自治体 帯広市
河東郡士幌町鹿追町
河西郡芽室町
中川郡池田町幕別町
町の木 シラカバ
町の花 スズラン
音更町役場
町長 寺山憲二
所在地 080-0198
北海道河東郡音更町元町2番地
Otofuke City Hall.jpg
外部リンク 北海道十勝・音更町の公式ホームページ

日本地域区画地図補助 01630.svg

音更町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

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目次

概要編集

町名の由来は、アイヌ語の「オトプケ」(毛髪が生ずる)が転訛したもの[1]音更川然別川の支流がたくさん流れているところからついたと言われている[1]農業を基幹産業としており、小麦小豆の作付面積・収穫量が日本一となっているほか(平成26年産)[2]ニンジンの作付面積・出荷量が北海道一となっている(平成25年産)[2]。家畜改良センター十勝牧場は4,092ヘクタールの広さがあり、日本国内に12ヶ所ある家畜改良センターの中で最大規模になっている[2]

地理編集

十勝平野のほぼ中央部に位置し、南は十勝川を隔てて帯広市幕別町に、北は士幌町、西は鹿追町芽室町、東は池田町に接している。町内東部の南北に長流枝内丘陵があるほかはほぼ平坦な地形であり、音更川を中央に士幌川然別川が北から南に流れており、いずれも十勝川に注いでいる。

気候編集

音更町(駒場)
雨温図説明
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
 
 
33
 
-3
-15
 
 
18
 
-2
-15
 
 
34
 
2
-8
 
 
56
 
10
-1
 
 
76
 
16
4
 
 
77
 
19
9
 
 
101
 
22
14
 
 
153
 
24
15
 
 
137
 
20
11
 
 
73
 
14
3
 
 
52
 
7
-3
 
 
34
 
0
-10
気温(°C
総降水量(mm)
出典:[1]

夏期に気温が30℃を越える真夏日がある一方、冬期にはマイナス20℃を下回るので、寒暖の差が大きく四季の変化に富んだ大陸性気候になっている[3]。2009年(平成21年)から2013年(平成25年)の間では、年平均気温6.4℃、降水量年間総量950 mm、平均日照時間1,923時間となっている[1]。2000年(平成12年)1月27日には最低気温マイナス32.1℃を記録し、2014年(平成26年)6月3日には音更町駒場で帯広に並ぶ北海道内観測史上最高気温となる37.8℃を記録した。例年の初雪は11月下旬頃であり、4月中旬頃までに積雪が終わる[4]。北海道内では降雪量が比較的少ない地域であるが、太平洋の湿った空気による低気圧の影響により大雪となることがある[3]。風況は3月から5月にかけて強風が吹く[4]。これは、日高山脈などの山地の残雪や冷気が日中の日差しの影響により十勝平野で対流不安定となることで西風が強くなる[4]。そのため、十勝地域には「耕地防風林」が多くあり、地域の代表的な農村風景となっている[4]。ただ、年間を通じた風速は北海道内の沿岸部の都市ほど強くはない[4]

人口編集

音更町は、昭和40年代後半からモータリゼーションの進展に伴い帯広市のベッドタウンとして市街地団地の拡大などにより人口増加が進んでいった[5]。2005年(平成17年)から2010年(平成22年)までの5年間の人口増減をみると、北海道内で比較的高い増加率で人口が増えている[6]

 
音更町と全国の年齢別人口分布(2005年) 音更町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 音更町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
音更町(に相当する地域)の人口の推移
1970年 24,118人
1975年 26,933人
1980年 31,134人
1985年 33,970人
1990年 33,977人
1995年 37,528人
2000年 39,201人
2005年 42,452人
2010年 45,104人
2015年 44,807人
総務省統計局 国勢調査より

町内の地名の変遷編集

  • 1925年(大正14年) - 村内の5大字を行政字に再編。
    • 音更村 → 下音更、中音更、下士幌、中士幌
    • 然別村 → 然別
    • 東士狩村 → 上然別、下然別
    • 凋寒村 → オサルシナイ
    • 蝶多村 → アネップ、オサルシナイ、中士幌、下士幌
  • 1976年(昭和51年)
    • 下音更の一部 → 大通北1丁目、大通1〜15丁目、新通北1〜2丁目、新通1〜15丁目、北明台、柏寿台、北陽台、桜が丘、桜が丘西、元町、雄飛が丘、希望が丘、住吉台、東通10〜15丁目
  • 1977年(昭和52年)
    • 下音更の一部 → 大通16〜20丁目、新通16〜20丁目、南住吉台、東通16〜20丁目、柳町北区、柳町仲区、柳町南区、木野大通東1〜19丁目、木野大通西1〜19丁目、木野東通1〜5丁目、木野西通4〜19丁目、緑陽台北区、緑陽台仲区、緑陽台南区、共栄台東10〜13丁目、共栄台西11〜13丁目、木野新町、北鈴蘭北2〜5丁目、北鈴蘭南1〜5丁目、中鈴蘭元町、中鈴蘭北5〜6丁目、中鈴蘭南1〜6丁目、南鈴蘭北1〜6丁目、南鈴蘭南1〜6丁目、鈴蘭公園、木野公園下町
    • 下士幌の一部 → 木野大通東1〜19丁目、木野東通1〜5丁目、柳町南区
  • 1978年(昭和53年)
    • 中音更の一部 → 駒場、南中音更、西中音更、東士狩、十勝種畜牧場、駒場本通1〜5丁目、駒場北1条通~2条通、駒場南1条通〜4条通、駒場北町、駒場西町、駒場南町、駒場平和台
    • 然別の一部 → 万年、高倉、上然別
    • 上然別の一部 → 万年、高倉、上然別
    • 下然別の一部 → 万年
  • 1979年(昭和54年)
    • 下音更の一部 → 宝来北5〜6条、宝来南1条
    • 中音更の一部 → 駒場東
    • 下士幌の一部 → 宝来本通1〜8丁目、宝来南1〜2条、宝来北1〜6条、十勝川温泉南1〜20丁目、十勝川温泉北1〜20丁目、東和、東和基線、東和東1〜8線、東和西1〜5線
    • アネップの一部 → 東和
  • 1980年(昭和55年)
    • 下士幌の一部 → 長流枝
    • 中士幌 → 東音更幹線、東音更基線、東音更幹線東1〜2線、東音更幹線西1線、東音更西1〜3線、東音更東1〜9線、東音更、豊田基線、豊田、豊田東1〜10線、豊田西1〜2線
    • オサルシナイ → 長流枝、長流枝幹線、下士幌、下士幌幹線
    • アネップ(残部)→ 長流枝

歴史編集

「音更町統計書」参照[7]

姉妹都市・提携都市編集

行政編集

役場

  • 音更町役場
    • 木野支所

歴代首長

平成26年4月1日現在[13]
戸長
歴代 氏名 就任年月日
初代 大塚伊三郎 1901年(明治34年)9月
2代 大谷信夫 1904年(明治37年)6月
村長
初代 和知金次郎 1906年(明治39年)4月
2代 水越儀一 1907年(明治40年)4月
3代 石原重方 1913年(大正2年)5月
4代 武智和平 1917年(大正6年)4月
5代 竹内令之助 1920年(大正9年)4月
6代 中田宮五郎 1921年(大正10年)6月
7代 伊福部利三 1923年(大正12年)7月
8代 渡辺辰衛 1935年(昭和10年)8月
9代 小池清治 1943年(昭和18年)12月
10代 神田柳助 1947年(昭和22年)4月
町長
初代 神田柳助 1953年(昭和28年)7月
2代 本家三郎 1963年(昭和38年)2月
3代 平正巳 1977年(昭和52年)4月
4代 金子尚一 1981年(昭和56年)4月
5代 山口武敏 1997年(平成9年)4月
6代 寺山憲二 2009年(平成21年)4月

議会

  • 議員定数:20人
  • 本会議
    • 定例会:年4回(3月、6月、9月、12月)
    • 臨時会
  • 常任委員会
    • 総務文教常任委員会
    • 経済建設常任委員会
    • 民生常任委員会
  • 特別委員会
  • 議会運営委員会

官公署編集

道の機関

独立行政法人

公共施設編集

  • 音更町文化センター
  • 音更町図書館
  • 音更町総合体育館「サンドームおとふけ」・音更町武道館
  • 音更町温水プール「アクリナちゃっぽ」
  • 音更町生涯学習センター
  • 音更町ふれあい交流館
  • 音更町総合福祉センター
  • 音更町集団研修施設
  • 音更町火葬場
  • 音更霊園

公的機関編集

警察

消防

病院

教育機関編集

短期大学

高等学校

中学校

小学校

  • 音更町立音更小学校[16]
  • 音更町立下音更小学校[16]
  • 音更町立駒場小学校[16]
  • 音更町立下士幌小学校[16]
  • 音更町立西中音更小学校[16]
  • 音更町立東士狩小学校[16]
  • 音更町立東士幌小学校[16]
  • 音更町立昭和小学校[16]
  • 音更町立南中音更小学校[16]
  • 音更町立木野東小学校[16]
  • 音更町立柳町小学校[16]
  • 音更町立緑陽台小学校[16]
  • 音更町立鈴蘭小学校[16]

認定こども園

  • 音更認定こども園[17]
  • 認定こども園緑陽台保育園[17]

保育園

  • 木野北保育園[17]
  • 駒場保育園[17]
  • 柳町保育園[17]
  • 木野南保育園[17]
  • 宝来保育園[17]
  • 鈴蘭保育園[17]

小規模保育事業所

  • 家庭保育園ひまわり[17]
  • りとる・ちっぷす音更[17]

幼稚園

  • 音更共栄台幼稚園
  • 音更大谷幼稚園

経済・産業編集

 
柳月スイートピアガーデン(2009年10月)

音更町の基幹産業は農業[1]。恵まれた水利による肥沃な土壌や日照時間が長いことなどにより農業経営を行う上での地形的・気候的条件に恵まれている[2]。主要作物は小麦、ビート(テンサイ)、馬鈴薯(ジャガイモ)、豆類そ菜などで、酪農も盛んである[1]。十勝川沿いには世界的にも珍しいモール温泉として知られている十勝川温泉があり[18]、2004年(平成16年)に「モール温泉」として「北海道遺産」に選定[19]。2008年(平成20年)には地域団体商標制度を受けて出願していた「十勝川温泉」の商標登録が「地域団体商標」になった[20]

立地企業編集

開進工業団地

音更町IC工業団地

組合編集

  • 音更町農業協同組合(JAおとふけ)[21]
  • 木野農業協同組合(JA木野)[22]
  • 十勝大雪森林組合
  • 十勝農業共済組合(十勝NOSAI)北西部事業所[23]
  • ホクレン十勝地区家畜市場

商業施設編集

スーパーマーケット

金融機関編集

郵便編集

  • 音更郵便局(集配局)
  • 音更大通郵便局
  • 音更緑陽台郵便局
  • 木野郵便局
  • 駒場郵便局
  • 鈴蘭郵便局
  • 十勝川温泉郵便局

宅配便編集

交通編集

バス編集

路線バス

コミュニティバス

  • 十勝バス
    • 「しらかば号」(本町コース・木野コース)[24]
  • 北海道拓殖バス
    • 「すずらん号」(本町コース・木野コース)[24]

都市間バス

タクシー編集

距離制による小型車の初乗り上限運賃は550円。中型車の初乗り上限運賃は570円[25]

  • 音更タクシー

道路編集

 
音更帯広IC(2016年7月)

町内を通る幹線道路は、シーニックバイウェイの「トカプチ雄大空間」になっている[26]

高速道路

一般国道

都道府県道

道の駅

文化財・観光地・祭事・催事編集

文化財編集

  • 町指定[27]
    • 十勝駒踊 - 十勝駒踊保存会
    • 東士狩獅子舞 - 東士狩獅子舞保存会
    • 矢部獅子舞 - 矢部獅子舞保存会
    • 十勝坊主

観光地編集

祭事・催事編集

  • 十勝川白鳥まつり「彩凛華(さいりんか)」(1月下旬〜2月下旬)
  • 十勝川温泉フットパスウォーキング(6月)
  • 花風景「ハナックと花ロード」(6月下旬〜7月下旬)
  • 勝毎花火大会(8月)[29]
  • ラリー北海道(9月)
  • オータムフェスタin十勝川(10月上旬〜11月上旬)

人物編集

50音順

出身人物編集

ゆかりのある人物編集

脚注編集

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  1. ^ a b c d e 音更町の沿革と概要”. 音更町. 2015年10月13日閲覧。
  2. ^ a b c d 音更町農業の日本一・北海道一”. 音更町. 2015年10月13日閲覧。
  3. ^ a b 音更町地域新エネルギービジョン 2006, p. 21.
  4. ^ a b c d e 音更町地域新エネルギービジョン 2006, p. 22.
  5. ^ 水道事業のあゆみ”. 音更町. 2015年10月13日閲覧。
  6. ^ 北海道データブック2014 人口・生活”. 北海道. 2015年10月13日閲覧。
  7. ^ 第15章 主要年表 (PDF)”. 平成26年版音更町統計書. 音更町 (2014年). 2015年10月13日閲覧。
  8. ^ 帯広の歴史年表 (PDF)”. 帯広市商店街振興組合連合会. 2015年4月24日閲覧。
  9. ^ 地方拠点都市地域 構成市町村一覧”. 国土交通省. 2015年10月13日閲覧。
  10. ^ “バイオマス産業都市の第一次選定結果及び認定証授与式の開催について” (プレスリリース), 農林水産省, (2013年6月12日), http://www.maff.go.jp/j/press/shokusan/bioi/130612_1.html 2015年5月3日閲覧。 
  11. ^ 平成28年4月1日から十勝の広域消防がスタートします! (PDF)”. とかち広域消防事務組合. 2016年4月19日閲覧。
  12. ^ 音更町の姉妹町”. 音更町. 2015年10月13日閲覧。
  13. ^ 第14章 議会・行政・選挙 (PDF)”. 平成26年版音更町統計書. 音更町 (2014年). 2015年10月14日閲覧。
  14. ^ 北部耕地出張所のトップページ”. 十勝総合振興局. 北海道. 2015年10月14日閲覧。
  15. ^ 家畜改良センター 十勝牧場”. 2016年11月13日閲覧。
  16. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 音更町の小・中学校の一覧”. 音更町. 2017年6月19日閲覧。
  17. ^ a b c d e f g h i j 各保育園などの位置・連絡先・各種保育サービス一覧”. 音更町. 2017年6月19日閲覧。
  18. ^ 世界でも珍しいモール温泉”. 北海道ファンマガジン (2008年3月13日). 2015年10月14日閲覧。
  19. ^ モール温泉”. 北海道遺産協議会. 2015年6月15日閲覧。
  20. ^ 北海道内の地域団体商標活用事例 〜十勝川温泉〜 (PDF)”. 北海道. 2015年6月15日閲覧。
  21. ^ JAおとふけ”. 2015年10月14日閲覧。
  22. ^ JA木野 木野農業協同組合”. 2015年10月14日閲覧。
  23. ^ 十勝NOSAI(十勝農業共済組合)”. 2015年10月14日閲覧。
  24. ^ a b コミバス”. 音更町. 2015年10月14日閲覧。
  25. ^ 北海道ハイヤー協会”. 2014年9月4日閲覧。
  26. ^ トカプチ雄大空間”. シーニックバイウェイ北海道. 2015年5月18日閲覧。
  27. ^ 町指定文化財”. 音更町. 2015年10月13日閲覧。
  28. ^ 充実の鉄道コレクションは必見! 音更の体験型鉄道博物館・十勝晴駅”. 北海道ファンマガジン (2014年7月18日). 2015年10月14日閲覧。
  29. ^ 勝毎花火大会”. 十勝毎日新聞社. 2015年5月20日閲覧。

参考資料編集

関連項目編集

外部リンク編集