名探偵コナン 天国へのカウントダウン
『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』(めいたんていコナン てんごくへのカウントダウン)は、2001年4月21日に公開された劇場版『名探偵コナン』シリーズの第5作目にあたる。上映時間は100分。興行収入は29億円[1][2][3][4][5][6][7]。劇場版『名探偵コナン』5周年記念作品。キャッチコピーは「脱出不可能!危険な罠の時間を止めろ!!」。
名探偵コナン 天国へのカウントダウン | |
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Detective Conan Countdown to Heaven | |
監督 | こだま兼嗣 |
脚本 | 古内一成 |
原作 | 青山剛昌 |
出演者 |
高山みなみ 山崎和佳奈 神谷明 山口勝平 林原めぐみ 茶風林 緒方賢一 岩居由希子 高木渉 大谷育江 |
音楽 | 大野克夫 |
主題歌 | 倉木麻衣 「always」 |
撮影 | 野村隆 |
編集 | 岡田輝満 |
制作会社 | トムス・エンタテインメント |
製作会社 |
小学館 よみうりテレビ 小学館プロダクション ユニバーサルミュージック 東宝 トムス・エンタテインメント |
配給 | 東宝 |
公開 |
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上映時間 | 100分 |
製作国 |
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言語 | 日本語 |
興行収入 | 29億円[1][2][3][4][5][6][7] |
前作 | 名探偵コナン 瞳の中の暗殺者 |
次作 | 名探偵コナン ベイカー街の亡霊 |
概要編集
映画5周年を迎えた本作。青山は景色をテーマに第1作・『時計じかけの摩天楼』で工藤新一が脚光を浴びた西多摩市を舞台に『タワーリング・インフェルノ』のようなパニックものを提案。そこで主人公・江戸川コナンの宿敵・黒の組織が映画シリーズに初登場し、第3作・『世紀末の魔術師』から登場していた組織の脱退者である灰原哀にスポットを当て、従来の作品に比べて新一と蘭のラブコメを少なめにし、全編に渡って少年探偵団のメンバーが本格的に事件に絡んで活躍するストーリーを作り上げる[8]。
TVシリーズのキャラクターからは、すでに第1作から毎回恒例となった冒頭の解説にて姿だけは描かれているジンとウォッカ、灰原哀(宮野志保)の姉である宮野明美(死亡済みもあって回想とレコーダーのみ)、トメさんが初登場している。
ツインタワーに設置されているアトラクションで、自分の未来の顔を予測して映し出す機械が登場している。この機械によってレギュラーキャラクターの未来の姿を見ることができる(蘭だけは描写されていない)が、コナンや灰原のような「この世にいない人間」の場合は映らない[9]。未来のキャラクターの姿が描かれるというアイディアは、10年後の未来の世界が舞台となったOVA『10年後の異邦人』でも活用されている。
本作以降、2000年5月10日に死去した塩沢兼人に代わり、井上和彦が白鳥任三郎を演じている[注 1]。
本作から劇場版独自のストーリー路線がほぼ定着することになり、原作やTVシリーズとはパラレルワールド的な設定で描写されることが、2013年に第17作『絶海の探偵』のプレストーリーをTVシリーズで放送されるまで続く。本作における一例として、原作やテレビシリーズでは組織に何もかも処分されているはずの宮野明美のマンションが、生前のまま残されている点などがある。その一方で、本作以降も映画で描かれた設定が後に原作やTVシリーズに取り入れられて描写されることもある。また、本作にオリジナルのゲストとして当所する風間英彦は、劇場版第1作『時計じかけの摩天楼』でコナンの敵であった森谷帝二の弟子であり、舞台も西多摩市であるなど、同じ劇場版として第1作の設定は受け継がれている。
本作からオープニングに英語版映画タイトルも登場した(前作までの英語版タイトルに関しても後年改めて制作されている)。本編の他、パンフレットにも同様の英語タイトルが掲載されている。
クライマックスで加速度運動など観客には分かりにくい数式が登場している。この数式の検算は青山の親族が行って確認をしてもらっていた。
2016年に開催された歴代映画19作品の人気投票で、今作は4位を獲得した[10]。
アメリカ合衆国ではファニメーションによる英語吹き替え版が制作された。英語名は「Case Closed: Countdown to Heaven」。
ゲストキャラクターの名前編集
本作では、如月峰水以外の容疑者の名前をレギュラー声優陣の名前から拝借している。
- 常盤美緒 - 緒方賢一から[11]。
- 大木岩松 - 大谷育江、高木渉、岩居由希子、松井菜桜子から[11]。
- 沢口ちなみ - 塩沢兼人、山口勝平、高山みなみから[11]。
- 原佳明 - 林原めぐみ、山崎和佳奈、神谷明から[11]。
- 風間英彦 - 茶風林と井上和彦から[11]。
テレビ放送編集
回 | 放送年月日 | 放送時間(JST) | 備考 |
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1 | 2002年4月1日 | 19:00 - 21:09 | 映画シリーズとしては初めて21時にまたがって放送。 |
2 | 2006年10月2日 | 18:45 - 20:54 | 劇場版リクエスト企画で第1位(総得票数15892票)に選ばれた記念として放送。 |
3 | 2012年12月14日 | 21:00 - 22:54 | 金曜ロードSHOW!枠でデジタルリマスター版を放送。 それ以前にもキッズステーションでは2010年3月から同年4月にかけて本作を含む歴代劇場版がデジタルリマスター版で放送された。 |
ストーリー編集
コナンは、阿笠博士や少年探偵団とキャンプのために西多摩市を訪れていた。その夜、トイレに行った元太は公衆電話を利用する灰原の姿を目撃する。キャンプの帰り、西多摩市に新しく完成したツインタワービルを訪れたコナン一行は、蘭たちと遭遇する。蘭たちは小五郎の後輩であるツインタワービルのオーナー・常盤美緒に招待されていた。コナンたちは常盤美緒の秘書・沢口ちなみと専務の原佳明にツインタワービルを案内され、広大な富士山が一望できる最上階のパーティー会場で出迎えてくれた美緒から、パーティーに出席する日本画の巨匠・如月峰水、市議会議員の大木岩松、ビルの設計者・風間英彦を紹介される。ビルの景色を楽しんでいる中、玄関前にジンの愛車ポルシェ356Aが停まっていたことを知ったコナンは黒の組織の動向を訝る。その夜、タワーにあるスイートルームの一室で大木が何者かに殺害され、遺体の横には割られた猪口が1つ置かれていた。
コナンと少年探偵団は大木殺害事件の調査を始めるが、マンションの一室で原の遺体を発見し、彼の横にも割れた猪口が置かれていた。そのため警察は連続殺人として捜査を進める。その一方で、灰原は夜中に怪しい行動を取るようになる。
事件を重く見た警察は美緒にオープンパーティーの延期を要請するが、結局は実施されることとなり、コナンたちも出席する。しかし、パーティーの最中に美緒が遺体で発見されたうえ、黒の組織によって仕掛けられた爆弾がタワーの地下4階と地上40階で爆発する。コナンと蘭は猛火に避難経路を絶たれ窮地に陥るが、消防用ホースを使ってなんとか脱出に成功する。しかし、少年探偵団の姿がないと知ったコナンは、スケボーを使った大ジャンプで再びタワーへ突入する。そこには少年探偵団だけでなく、連続殺人の真犯人もまだ残っていた。天国へのカウントダウンが迫る中、真犯人と対峙したコナンは推理を披露する。
真犯人を無力化し、少年探偵団と合流したコナンだったが、タワー内にはまだ時限爆弾が残っていた。先の爆破で連絡橋は大破している上、エレベーターは止まっており、時間内に脱出するのは無理かと思われた。しかしコナンはパーティー中に小五郎が景品として手に入れていたフォード・マスタングが放置されていたのを見て、これに乗ってタワーから飛び出し、近くにあったビルの屋上プールへ着水するという方法を思い付く。灰原は普通に飛び出したのでは速度が足りず届かないと計算するが、これを聞いたコナンは爆発と同時に飛び出して爆風を利用し距離を稼ぐという危険な方法を提案する。ただ全員が車に乗り込んだ状態では爆弾のタイマーが見えない。そのため自分だけ脱出せずに最後までカウントダウンを読み上げようとする灰原だったが、元太が無理やり車に乗せ、コナンは歩美のカウントを頼りにフォード・マスタングを発車させてタワーから飛び出す。
登場人物編集
メインキャラクター編集
江戸川コナンと周辺の人物編集
本作では、黒の組織の暗躍が絡み、コナンたちも様々な立場で事件に関わっていく。
- 江戸川 コナン(えどがわ コナン)
- 声 - 高山みなみ
- 本作の主人公。本来の姿は「東の高校生探偵」として名を馳せている工藤新一だが、黒の組織に飲まされた毒薬・APTX4869の副作用で小学生の姿になっている。
- ツインタワービルを訪れた黒の組織の動向に不審を抱く。父・優作から自動車の運転を教わっていたことが判明する。
- 毛利 蘭(もうり らん)
- 声 - 山崎和佳奈
- 本作のヒロイン。新一の幼馴染かつガールフレンドで、関東大会で優勝するほどの空手の達人。
- ツインタワービル設置のコンピューターマシーンで10年後の姿を予測計算してもらい、姿こそ映っていないものの、小五郎は「若い頃の英理にそっくり」だと評している。ツインタワービルA棟の爆破火災で45階の連絡橋の崩落でコナンと共に取り残されるも、腰に消火栓のホースを巻きつけ、コナンを抱きかかえながら決死のバンジージャンプを敢行して窮地を脱する。
- 毛利 小五郎(もうり こごろう)
- 声 - 神谷明
- 蘭の父親で「眠りの小五郎」の異名で有名な私立探偵。コナンの保護者。元警視庁捜査一課強行犯係の刑事。
- ツインタワービルのオープンパーティーのゲームで1位の懸賞品であるフォード・マスタング コンバーチブルを引き当てる。
- 工藤 新一(くどう しんいち)
- 声 - 山口勝平
- コナンの本来の姿で高校生探偵。
- 蘭がツインタワービル爆破火災で追い詰められて決死のダイブを敢行する際に、蘭がコナンに新一の面影を見て彼女の心の支えとなる。それ以外はコナンが変声機を使った蘭との電話の会話である。
- 灰原 哀(はいばら あい)
- 声 - 林原めぐみ
- 本作のキーパーソン。本名は宮野志保。元黒の組織の一員かつAPTX4869の開発者で、「シェリー(Sherry)」のコードネームを与えられていた科学者。姉の宮野明美を殺されたために自ら薬を飲み、小学生の姿になって脱走した。コナンの正体を新一と知る数少ない人物の1人。
- 孤独の悲しさから姉・宮野明美に電話をして紛らわしていたが、コナンと少年探偵団の支えで乗り切る。
- 目暮 十三(めぐれ じゅうぞう)
- 声 - 茶風林
- 警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査三係の警部。
- 一連の殺人事件の捜査を担当する。
- 阿笠 博士(あがさ ひろし)
- 声 - 緒方賢一
- コナンの正体を新一と知る数少ない人物の1人で、発明家。
- 犯人に目星をつけたコナンにある人物の尾行を頼まれるが、途中ではぐれてしまう。ツインタワービル設置のコンピューターマシーンで10年後の姿を予測計算したところ、現在と外見が全く変わっていない結果が出た。
- 吉田 歩美(よしだ あゆみ)、小嶋 元太(こじま げんた)、円谷 光彦(つぶらや みつひこ)
- 声 - 岩居由希子(歩美)、高木渉(元太)、大谷育江(光彦)
- 少年探偵団の3人。コナンや灰原と共にクライマックスにて重要な役割を担う。
- 元太は「米粒一つでも残すと罰が当たる」と母の教えを話す。歩美はコナンの事が好きだが、コナンが蘭の事を好きだと見抜いており、その旨を蘭に相談している。同じく光彦は歩美が好きだったが、最近は転校してきた灰原にも魅かれている自分を自覚し、その旨を蘭に相談している。
- 鈴木 園子(すずき そのこ)
- 声 - 松井菜桜子
- 蘭の同級生で親友。鈴木財閥の令嬢で、蘭や新一とは幼馴染でもある。
- ツインタワービル設置のコンピューターマシーンで予測計算された10年後の姿に不満を持ち、灰原の様に髪型をウェーブ気味にするが、これが原因でジンに「シェリー(灰原)」と誤認されて、危うく射殺されかけそうになる。
- 白鳥 任三郎(しらとり にんざぶろう)
- 声 - 井上和彦
- 警視庁捜査一課のキャリア組警部。
- 高木 渉(たかぎ わたる)
- 声 - 高木渉
- 警視庁捜査一課の刑事。
- 千葉刑事(ちばけいじ)
- 声 - 千葉一伸
- 警視庁捜査一課の刑事。
- トメさん
- 声 - 中嶋聡彦
- 警視庁鑑識課の鑑識官。「トメさん」と愛称で呼ばれているが、フルネームは作中では不詳。
黒の組織編集
新一に薬を飲ませて幼児化させた世界規模の犯罪組織。
- ジン (Gin)
- 声 - 堀之紀
- 組織の実行部隊のリーダーで射撃にも優れている。
- 宮野明美の留守電から、シェリーがツインタワービルに行く事を突き止め、別のビルからライフルで射殺しようとした。
- ウォッカ (Vodka)
- 声 - 立木文彦
- 組織の幹部でジンの腹心。
- ジンとは別の場所でツインタワービルにいる筈のシェリーを捜索する。
- 宮野 明美(みやの あけみ)
- 声 - 玉川紗己子
- 元黒の組織の一員で、故人。灰原の正体である宮野志保の姉で、死ぬ間際にコナンの正体を新一と知らされた。
- 本作では、電話に録音された声と回想シーンのみ登場。
オリジナルキャラクター編集
容疑者編集
- 常盤 美緒(ときわ みお)〈36〉
- 声 - 藤田淑子
- TOKIWA社長。ツインタワービルのオーナー。
- 常盤財閥令嬢で独身。小五郎が在籍していた米花大学のゼミの後輩で、ツインタワービル完成を前に特別招待した。現在はビルの最上階にあるVIPルームを自宅にしており、胸には自身で購入したという変わった形のブローチを着けている。日本画の師匠である如月峰水とは、如月の絵画を高値で売りさばいたことが発覚して以来、険悪な仲である。パーティーで、高級車のフォード・マスタングコンバーチブルをプレゼントする30秒当てゲームが企画され、小五郎が獲得した。
- 大木 岩松(おおき いわまつ)〈55〉
- 声 - 渡部猛
- 市議会議員。
- ツインタワー建設に大きく貢献した西多摩市の市議。実際には市長よりも権力があり、ツインタワービルを建設するために社長の美緒と専務の原から賄賂を渡され、建築に関する市の条例を強引に改正させた。小五郎のことを「眠りの小五郎」ではなく「居眠り小五郎」と呼び間違えている。市の条例を変更してくれたおかげで仕事がもらえたと風間から感謝され、美緒ですら頭が上がらない。最上階のスイートルームをオープン前に泊まらせるよう要求していた。
- 沢口 ちなみ(さわぐち ちなみ)〈29〉
- 声 - 久川綾
- TOKIWA社長秘書。
- コナン一行を出迎えてツインタワービルを案内した女性秘書。美人で落ち着いているが、原からは猪年生まれで猪突猛進な傾向があるとからかわれている。完成披露パーティーでは、如月が描いた日本画の操作を担当していた。犯行現場に残されていた猪口から、猪年で苗字に「口」が付き、さらに亡くなった父親が汚職事件を追及する記者だったことから、警察に容疑をかけられる。その後、ツインタワービル爆発事件が発生して一旦解放され、炎上するビルからコナンと女性陣の避難誘導に尽力する。
- 原 佳明(はら よしあき)〈32〉
- 声 - 橋本晃一
- TOKIWA専務取締役。プログラマー。
- 穏やかな風貌のプログラマーで、最新ゲームのプログラムを担当している。人前でも平然と摘んでしまうほどのチョコレート好きで、美緒に呆れられている。アトラクションを見学していたコナン一行に「自分の未来の顔を予測して映し出す機械」を披露するが、コナンと灰原の顔だけエラーになってしまい不思議がっていた。優秀な頭脳の持ち主だが、子供っぽく少年探偵団に懐かれている。そこで探偵団を自宅のマンションに誘い、ゲームの感想を聞かせてくれるよう頼んでいた。
- 風間 英彦(かざま ひでひこ)〈41〉
- 声 - 小杉十郎太
- ツインタワービルを設計した建築家。
- 劇場版第1作『時計じかけの摩天楼』に登場した森谷帝二の弟子。芸術家タイプの森谷とは違い技術家タイプでこだわりこそ見せないが、ツインタワービルのどの位置からでも富士山が一望できる設計を望むも、地盤の関係から頓挫してしまった経験がある。自宅にあるCADシステムの画面にはトロピカルランドの観覧車が映っている。妻子持ちで子供には慣れているが、コナンから「大木さん以外とは揉めたのか」と聞かれて動揺した表情を見せていた。
- 如月 峰水(きさらぎ ほうすい)〈60〉
- 声 - 永井一郎
- 日本画家。
- 富士山の絵で有名な日本画の巨匠。弟子の美緒との関係は悪く、自分の絵を高値で売りさばいていることに立腹している。3年前に富士山が一望できる、あさひ野の丘を丸ごと購入して家を建てた。そのアトリエを訪れた少年探偵団を「子供が警察の真似事なんかするんじゃない」と一喝したが、探偵団の似顔絵をプレゼントする優しい一面も見せている。杖を突いているが老人扱いされることを嫌い、エレベーターへの優先的な搭乗を断って男性陣と共に階段で移動している。
- キャラクター原案は原作者の青山剛昌が担当した。また、声優を担当した永井一郎も青山剛昌の推薦である。
ツインタワービル編集
- 塚本 元(つかもと はじめ)〈51〉
- 声 - 菅原淳一
- ツインタワービルの保安主任。
- ツインタワービルで爆発事件が発生したことから、風間英彦にパーティー客の避難をさせるよう呼びかけた。
- TOKIWA社員
- 声 - 小西克幸、井上隆之
- 常盤美緒にVIP専用エレベーターを無断で使用したことを咎められた二人組の男性社員。ジンの愛車であるポルシェ356Aを目撃したと語ってコナンを驚かせた。
- 母親
- 声 - 百々麻子
- パーティーに赤ん坊を抱いて参加していた女性。途中の階からエレベーターに乗るも定員オーバーで、後から来るコナン以外の少年探偵団が譲ってあげた。
警察関係者編集
- 検視官
- 声 - 一条和矢
- 原佳明殺害事件の検視を担当した老検視官。解剖してみないと正確には断定できないとしつつも、目暮警部に検視結果を報告していた。
消防隊編集
- 消防隊長
- 声 - 宇垣秀成
- ツインタワービルで発生した爆発事件の陣頭指揮を執る。ヘリポートが炎上して降下できないことから、鎮火させるための消火活動に尽力していた。
ドーナツショップ編集
- ドーナツ売り子
- 声 - 赤木美絵
- 蘭と歩美が相談していたドーナツショップの前で、売り子を担当している女性販売員。子供連れの客に笑顔で「いらっしゃいませ」と挨拶をしていた。
スタッフ編集
- 原作 - 青山剛昌
- 監督・絵コンテ - こだま兼嗣
- 脚本 - 古内一成
- 演出 - 原田奈奈
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 須藤昌朋
- デザインワークス - 宍戸久美子
- 作画監督 - 河村明夫、糸島雅彦
- アクション作画監督・レイアウトチェッカー - 清水義治
- メインタイトルCGアニメーション - 西山仁
- 特殊効果 - 林好美
- 美術監督 - 渋谷幸弘
- 色彩設計 - 西香代子
- 色指定 - 中尾聡子
- 撮影監督 - 野村隆
- 編集 - 岡田輝満
- 音響監督 - 小林克良
- 音響効果 - 横山正和
- 音響制作デスク - 加藤知美、山口さやか
- 音楽 - 大野克夫
- ストーリーエディター - 飯岡順一
- アシスタントプロデューサー - 斎藤朋之、西村政行
- プロデューサー - 諏訪道彦、吉岡昌仁
- アニメーション制作 - 東京ムービー
- 製作 - 「名探偵コナン」製作委員会(小学館、読売テレビ放送、、ユニバーサルポリドール 、小学館プロダクション、東宝、トムス・エンタテインメント)
- 配給 - 東宝
音楽編集
サウンドトラック編集
『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』 | ||||
---|---|---|---|---|
大野克夫 の サウンドトラック | ||||
リリース | ||||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | ポリドール | |||
プロデュース | 大野克夫バンド | |||
大野克夫 アルバム 年表 | ||||
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EANコード | ||||
EAN 4988005265630 |
収録曲編集
- 名探偵コナン メイン・テーマ (天国ヴァージョン)
- ドライブ気分
- 阿笠博士を囲んで
- 阿笠クイズ
- 哀が電話を…~ジンのテーマA
- ツインタワービルへ
- 10年後の歩美
- パーティー会場へ
- 雄大な富士山
- 哀のサスペンス~ジンのテーマB
- 蘭のお姉さんぶり
- 捜査会議
- 容疑者は?
- コナン登場~少年探偵団捜査へ
- 映画BGM
- 怪しげな部屋
- 哀のテーマA
- 第2の殺人事件
- 現場検証
- ジンのテーマC
- 逆探知
- 哀のテーマB (ピアノ・ヴァージョン)
- 黒装束の謎
- 30秒当てゲーム
- ゲームスタート~ピッタリ賞
- 日本画の紹介
- 第3の犠牲者
- 小五郎の推理
- 爆破計画スタート
- 出動開始
- コナン推理
- エレベーターからの脱出
- 煙が行く手を阻む~ジンのテーマD
- 蘭の決意~ホースに火が
- 危機迫る~コナン出動
- コナンの直感
- 男の心情
- 怒りのメッセージ
- コナンの決断
- 哀の予感~ジンのテーマE
- テーブルの下に爆弾~急げ
- コナンの賭け
- 作戦行動~いよいよ発進
- ジンのテーマF
- 哀のテーマC
- ほのぼの
- エンディング
- 作戦行動 (ロング・ヴァージョン) (Bonus Track)
主題歌編集
- 倉木麻衣「always」[12]
- 作詞 - 倉木麻衣 / 作曲 - 大野愛果 / 編曲 - Cybersound
- CD版とはエンディングのアレンジが異なっており、フェードアウトではなくなっている(テレビ版のEDにおいても同様)。
- 初めて、フルコーラスで流された劇場版主題歌である。
映像ソフト化編集
関連本編集
出典本編集
- 『名探偵コナン全映画パーフェクトガイド』 小学館、2001年5月10日。ISBN 978-4-09-101802-1。
- 『名探偵コナン 10years シネマガイド』 小学館、2006年3月24日。ISBN 978-4-09-101803-8。
- 『劇場版名探偵コナン全人物調書』 小学館、2007年4月18日。ISBN 978-4-09-120823-1。
- 『名探偵コナン キャラクタービジュアルブック』 小学館、2014年9月18日。ISBN 978-4-09-199036-5。
漫画編集
- 青山剛昌(案)、阿部ゆたか、丸伝次郎(画)『名探偵コナン 天国へのカウントダウン VOLUME1』 小学館、2016年6月17日。ISBN 978-4-09-127187-7。
- 青山剛昌(案)、阿部ゆたか、丸伝次郎(画)『名探偵コナン 天国へのカウントダウン VOLUME2』 小学館、2016年12月16日。ISBN 978-4-09-127431-1。
フィルムブック編集
- 『名探偵コナン 天国へのカウントダウン 上巻』 小学館、2001年11月17日。ISBN 978-4-09-124879-4。
- 『名探偵コナン 天国へのカウントダウン 下巻』 小学館、2001年12月18日。ISBN 978-4-09-124880-0。
- 『名探偵コナン 天国へのカウントダウン 完全版』 小学館、2006年3月17日。ISBN 978-4-09-120309-0。
小説編集
- 青山剛昌(案)、水稀しま(分)『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』 小学館〈小学館文庫〉、2015年2月25日。ISBN 978-4-09-230796-4。
絵本編集
- 『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』 小学館、2001年7月。ISBN 978-4-09-115381-4。
脚注編集
注釈編集
出典編集
- ^ a b “2001年(平成13年)興収10億円以上番組 (PDF)”. 日本映画製作者連盟. 2015年5月16日閲覧。
- ^ a b “名探偵コナン:劇場版新作が興収60億円突破 シリーズ最高記録を更新”. まんたんウェブ (毎日新聞社). (2016年6月6日) 2017年5月25日閲覧。
- ^ a b “劇場版『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』興行収入は、ついにシリーズ最高60億到達!?”. アニメイトタイムズ (アニメイト). (2016年6月6日) 2017年5月25日閲覧。
- ^ a b “劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』が、シリーズ歴代最高興収を記録! まもなく500万人動員、65億円突破へ”. アニメイトタイムズ (アニメイト). (2017年5月29日) 2017年7月6日閲覧。
- ^ a b “「劇場 名探偵コナン」シリーズ史上初 興収50億円突破で『純黒の悪夢(ナイトメア)』メガヒットに突入”. 映画/ドラマ (アニメ!アニメ!). (2016年5月9日) 2017年5月25日閲覧。
- ^ a b “劇場版「名探偵コナン 純黒の悪夢」興収60億円突破 シリーズ累計は600億円に”. アニメニュース (アニメ!アニメ!). (2016年6月6日) 2017年5月25日閲覧。
- ^ a b “【どこまで行く!?】『名探偵コナン から紅の恋歌』63.5億でシリーズ最高興行収入突破!”. T-SITE NEWS (TSUTAYA). (2017年5月29日) 2017年7月6日閲覧。
- ^ 名探偵コナン 10years シネマガイド 2006, p. 148 - 149.
- ^ ある意味、2人にとっては正体がバレなかったので好都合とも言える。
- ^ “名探偵コナン歴代映画人気投票”. 名探偵コナン公式アプリ. 名探偵コナン公式サイト. 2016年3月16日閲覧。
- ^ a b c d e “劇場第5弾〜今だから言える裏話&質問に答えるコーナー パート2”. 名探偵コナン公式サイト. トムス・エンタテインメント. 2015年5月16日閲覧。
- ^ 本作の主題歌はTVシリーズのEDとしても採用された。TVと映画の両シリーズで主題歌になったのは、2018年現在倉木麻衣の「always」「渡月橋 〜君 想ふ〜」と、B'z の「Don't Wanna Lie」「世界はあなたの色になる」だけである。
- ^ 名探偵コナン~天国へのカウントダウン~[DVD] - Amazon.co.jp。2018年12月21日閲覧。
- ^ 劇場版「名探偵コナン 天国へのカウントダウン」DVD - Musing、ビーイング。2018年12月21日閲覧。
- ^ Case Closed Movie 5: Countdown to Heaven - Amazon.com。2018年12月21日閲覧。
- ^ 名探偵コナン 天国へのカウントダウン[VHS] - Amazon.co.jp。2018年12月21日閲覧。
- ^ 劇場版「名探偵コナン 天国へのカウントダウン」ブルーレイディスク - Musing、ビーイング。2018年12月21日閲覧。
外部リンク編集
- 名探偵コナン 天国へのカウントダウン - トムス・エンタテインメント公式サイト
- 名探偵コナン 天国へのカウントダウン - 東宝WEB SITE
- 名探偵コナン 天国へのカウントダウン - allcinema
- 名探偵コナン 天国へのカウントダウン - KINENOTE
- 名探偵コナン 天国へのカウントダウン - 日本映画データベース
- 名探偵コナン 天国へのカウントダウン - 文化庁日本映画情報システム
- Detective Conan Countdown to Heaven - オールムービー(英語)
- Detective Conan Countdown to Heaven - インターネット・ムービー・データベース(英語)
- 名探偵コナン 天国へのカウントダウン - 映画.com
- 名探偵コナン 天国へのカウントダウン - Movie Walker
- SF MOVIE DataBank:名探偵コナン 天国へのカウントダウン