メインメニューを開く

F-35 (戦闘機)

アメリカの戦闘機

F-35 ライトニング II

F-35 ライトニング II: F-35 Lightning II)は、アメリカ合衆国航空機メーカー、ロッキード・マーティンが中心となって開発している単発単座の多用途性を備えたステルス戦闘機である。

開発計画時の名称である統合打撃戦闘機(: Joint Strike Fighter)の略称JSFで呼ばれる事も多い。

コンピュータによる情報統合を推し進めており、ヘルメットディスプレイによる360°視界まで実現している。電子装備の充実度はF-22を超える。

目次

概要編集

統合打撃戦闘機計画(JSF)に基づいて開発された、第5世代ジェット戦闘機に分類されるステルス機である。ロッキード・マーティン社はF-35を輸出可能な最初の第5世代ジェット戦闘機と位置付けている(過去にはF-22の輸出も検討されたが、許可が下りなかった)。

概念実証機のX-352000年に初飛行を行い、競作機となったX-32との比較の結果、X-35がJSFに選定される。量産機のF-35は2006年に初飛行し、2018年現在もなお、開発は継続中である。アメリカ空軍への本機の納入は2011年5月から開始され、初期作戦能力英語版 (IOC:Initial operational capability)獲得は2015年7月31日のアメリカ海兵隊のF-35Bが初となった。2015年内には一年間で45機としていた量産目標を初めて達成した。2018年4月13日には、SDD(システム開発実証)飛行試験が全て完了したと発表された[3][4]

JSFの名の通り、ほぼ同一の機体構造を用いながら、基本型の通常離着陸(CTOL)機であるF-35A、短距離離陸・垂直着陸(STOVL)機のF-35B艦載機(CV)型のF-35Cという3つの派生型を製造する野心的なプロジェクトである。戦闘機マルチロール機化は、現代の戦闘機開発の主流となっているが、1960年代には空軍の戦闘爆撃機と海軍の艦隊防空戦闘機を兼務するF-111の開発において、機体が大型化したため、期待した任務の全てを果たせず失敗している。対してF-35は、比較的小型の機体で多任務とステルス能力の付加、さらには基本設計が同一の機体でCTOLとVTOLを派生させるという前例の無い多任務能力を達成し、採用予定国も複数に上る。また、F-35Bは世界初の実用超音速VTOL戦闘機となる。

アメリカ空軍・海軍・海兵隊、イギリス空軍海軍トルコ空軍航空自衛隊ノルウェー空軍などが採用を決定している。アメリカ軍はF-35を2,443機配備することを予定しており、さらに現在F-16などの旧世代戦闘機を使用している国でも採用される可能性が高いため、最終的な製造数は5,000機以上にのぼることも予測されている。しかし、開発の遅延や当初予定より大幅なコスト高などの課題も抱え、2014年3月時点で開発総額は3,912億ドル(約40兆円)に達すると判明している[5]。一方で今後半世紀程は世界中の空軍や海軍で各仕様が運用されることが決まっており、オーストラリア空軍などは既にF-35Aを受領している。2016年1月にはイギリス海軍に、アメリカ以外では初のF-35Bが引き渡され、今後もA型を中心に順次各国へ引き渡される。

運用期間については、2070年までの使用が計画されている[6]

なお、F-104同様に「最後の有人戦闘機」と呼ばれることがあるが、こちらはF-104と違い地対空ミサイルの発達によるものではなく、無人戦闘機の開発によるものである。

開発の経緯編集

 
SDD(システム開発実証)機であるAA-1
約100回の飛行後に退役し、その役目を終えた[7]

アメリカF-16A-10F/A-18AV-8B、およびイギリスシーハリアーハリアー GR.7/GR.9カナダCF-18などを含む、多種類な戦術航空機を同じ原型の機体により代替する新型機の開発を目的とした「統合打撃戦闘機計画」に基づき、ボーイング社のX-32ロッキード・マーティン社のX-35の2種の概念実証(CDP)機が開発された。

開発競争の結果、全体としての完成度が高く、目標性能に合致またはそれを超えた性能を持ち、計画の次の段階に入るための基準と技術的熟成を達成しており、STOVL型でリフトファンを採用した、X-35がシステム開発実証(SDD)の段階へ進む機体として2001年10月26日に選定された。その後、X-35にはF-35制式名称が与えられた。SDDの段階では飛行試験機を製作し、最初に完成した機体は、さまざまな基本的要素を試験・検証するCTOL仕様のAA-1となった。それ以降は実用機に近い形で製作し、CTOL型のF-35AのSDD機であるAF-1〜4の4機、STOVL型のF-35BのSDD機であるBF-1〜5の5機、CV型のF-35CのSDD機であるCF-1〜3・5(CF-4はキャンセル)の4機の合計して14機が試験された。また、飛行試験を行わないSDD機を8機製作しており、その中には、レーダー断面積やレーダー波反射特性を調べる「シグネチャー・ポール」機が1機含まれている。

開発パートナー編集

 
SDD(システム開発実証)段階でのプログラム参加国
  主開発国:アメリカ合衆国
  レベル1:イギリス
  レベル2:オランダ イタリア
  保全協力パートナー(SCP):イスラエル シンガポール

F-35の主契約社は開発元のロッキード・マーティンであるが、ノースロップ・グラマンとイギリスのBAEシステムズが主要製造パートナーとして計画に参加しており、製造においてロッキード・マーティンと共に機体・操縦システム・アビオニクスなどで作業を分担している[8]。航空システムの実証・システム統合・機体の最終組み立て・軍への引き渡しは、ロッキード・マーティンが行っている。

また、SDD段階でのプログラムでは国際パートナーの参画も可能としており、アメリカ以外の8カ国(イギリス・イタリア・オランダ・トルコ・カナダ・デンマーク・ノルウェー・オーストラリア)が加わり、レベル1からレベル3までの3段階で区分されている。その後、イスラエル・シンガポールが保全協力パートナー(SCP)としてSDDのプログラムに参加している。

量産計画編集

量産型の生産計画についてアメリカ軍では、2006会計年度に第1期低率初期生産(LRIP(Low Rate Initial Production)1)の長期先付け(LL)品の購入が認められ、また、2007会計年度には完全な予算が承認されたことで、2機のF-35Aの製造が開始された。2010会計年度のLRIP5からは対外有償軍事援助(FMS)機の製造を組み込むことも可能とされた。このLRIPは2013会計年度のLRIP7まで続けられる予定で、その後の2014会計年度より多年度調達(MYP)計画に移行するとされていた[9]。しかし開発の遅れに伴い現在もLRIPは続いており、2016会計年度のLRIP10以降も続けられる見込み。第1期全規模生産(FRP1)は2026会計年度を予定している[10]

生産・維持体制編集

海外での生産・整備施設編集

大量の製造が見込まれるため、米本国のテキサス州フォートワース工場以外ではイタリアのカーメリと日本の名古屋近郊にFACO(最終組立・検査:Final Assembly & Check Out)施設が設置されており、さらにトルコにも設置が検討されている。また、ステルスを始めとした各種性能の維持やブラックボックス等のロッキード・マーティンしか触ることのできない部分のメンテナンス・修理、オーバーホール、今後のアップグレード作業を目的とした国際整備拠点MRO&U(Maintenance Repair Overhaul and Upgrade)の設置が予定されており、米本国、欧州ではイタリアとトルコ、アジア圏では北半球に日本、南半球にオーストラリアが検討されている。運用機数の多い欧州では、これらのMRO&U拠点で十分な運用体制が確立できない場合、追加でイギリス、オランダ、ノルウェーにもMRO&U拠点を設置することになっている。一方でF-35を導入予定の韓国では日本での整備を拒否しており、ロッキード・マーティン社から重整備を国内のみでできるとの説明を受けたとしていたが[11]、2014年に韓国向けの整備をオーストラリアで行うことが報じられた[12]

2013年7月17日にはイタリアのカーメリ工場のFACOが米本国に次いで稼働。このFACOは、イタリア国防省が保有しており、アレーニア・アエルマッキとロッキード・マーティンが運営する。今後イタリア空軍及び海軍が運用するすべてのF-35A/Bをノックダウン生産(契約条件で順次ライセンス生産に移行する場合もある)する能力を持ち、オランダ軍向けの機体等の海外へ販売される機体の製造も行う。また、アメリカ国防総省から欧州地域におけるMRO&U拠点にも指定されている。他にも、翼の生産も行っており、完成品はロッキード・マーティンのフォートワース工場に納品されている。

2015年12月15日には日本の三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所小牧南工場(愛知県西春日井郡豊山町)のFACOが稼働。ノースロップ・グラマン製の中央部胴体、ロッキード・マーティン製の前部胴体・コックピット・主翼、BAEシステムズ製の後部胴体、IHIのノックダウン生産したエンジンを組み上げ、エレクトリック・メイト&アッセンブリー・ステーション(EMAS)での工程を経て機体をロールアウトする。また、2014年にアメリカ国防総省からアジア地域の北半球を担当するMRO&U拠点をここに設置することが発表された。2017年時点で生産されているのはA型のみで、初期に後部胴体を含む4割近いライセンス生産も検討されたが、三菱重工業側が採算性の問題から断っており、国内生産は部分的なパーツに留まっている[13]

搭載されるF135ターボファンエンジンは、米本国のコネチカット州ミドルタウン工場とフロリダ州ウエスト・パームビーチ工場で製造されているが、日本のFACOでの使用分はプラット・アンド・ホイットニーからIHIが請け負っており、2017年3月28日にF135専用施設が瑞穂工場(東京都瑞穂町)内で稼働。この施設では組立と試運転が可能で、防衛省はF-35を年に6機程度導入する計画のため、これに合わせて年間6基前後の生産能力を持っており、一部部品は相馬工場(福島県相馬市)と呉第二工場(広島県呉市)等で生産される。これらの工場は将来MRO&U拠点が設置される際のエンジンの担当も期待されている。エンジン組み立て工場は他にもMRO&U拠点が設置予定のイタリアとトルコにも建設が検討されている。

部品供給編集

機体の維持については、ALGS(: Autonomic Logistics Global Sustainment)と呼ばれる国際的な後方支援システムが導入される。これはアメリカ政府の管理の下、全ての運用国が共通の在庫プールを通じて交換部品の融通を行うもので、各国は保有する部品の在庫を最小限に抑制できる。ただし部品はF-35運用国以外への移転が厳しく制限され、また移転は国連憲章の目的と原則に従うF-35運用国に対するもののみに限定される[14]

特徴編集

外形編集

F-35はF-22と同様に機体形状と縁の角度の統一が図られており、ステルス性に優れた主翼の菱形翼水平尾翼は、前縁に33度の後退角と後縁に14度の前進角を有しており、主翼には操縦翼面として、前縁に前縁フラップ、後縁にフラッペロンが装備されているほか、F-35Cでは後縁外側に補助翼が装備されている。水平尾翼はF-22と同じく全遊動式であり、2枚の垂直尾翼は42度の前縁後退角を有しており、機体中心線から外側へ25度傾けられている。

主翼付け根前縁から機首先端まで続くチャインは機体の上面と下面を明確に分けており、エアインテーク(エアインレット)はチャインの下、コックピット後方の左右にある。従来の超音速ジェット機にあったような境界層分離板[15]が無く、胴体側面の出っ張りによって境界層を押しやる仕組みになっており、ダイバータレス超音速インレット(DSI)と呼ばれるこの構造はステルス性の向上に一役買っている。

空中給油受油装置として、A型は背部に空軍式(フライング・ブーム方式)のリセプタクル、B/C型は機首右側に海軍式(プローブ・アンド・ドローグ方式)のプローブを装備する。

コックピットには前方ヒンジ方式の一体型キャノピーを採用した。これによりアクチュエーターの小型化と重量の軽減が可能となり、合わせて整備の際のアクセスも容易となった。電気システムのユニットや整備アクセス関連のユニットを、それぞれ胴体側面に配置したことにより、今までと比べて少ないアクセスパネルで対応できるようになっている[16]

垂直着陸するF-35Bの映像(ワスプへの着艦)
F-35C、航空機の着陸

一つの基本設計を基に、通常離着陸(CTOL)型、短距離離陸・垂直着陸(STOVL)型、艦載機(CV)型と3タイプの開発・製造を目指すものの、設計の共通性は高い。各タイプの設計に占める独自設計部分はA型が19.8%、B型が32.6%、C型が43.1%と、艦載機用の追加パーツが多く最も共通性の低いC型においてすら50%以上の完全な共通設計、もしくは同類設計が用いられている[17]。複座の練習機型は存在せずフライトシミュレーターを使って行われる(後述)。

ステルス性については詳細が公表されていないものの、機体表面のほとんどに用いられるカーボン複合材には、カーボン素材の段階からレーダー波吸収材(RAM)が混合されているという新しい手法が用いられており、その上で要求されたステルス性を満たすべくRAM塗料による塗装を行っている[18]。これには、従来のステルス機より維持や管理が低コストで済むという利点がある[19]。機体の製造においては、外部シールドライン制御と呼ばれる工法を使用しており、機体各部の繋ぎ目をほとんど無くして、そこにRAMでシールすることにより、繋ぎ目での段差や溝を無くすことでレーダー反射を防いでいる。機内には大容量の燃料タンクが搭載されており、F-22と同様にアンテナセンサー類の張り出しを極力設けない設計を採用して、内蔵アンテナとセンサーを一体化させ、それを機体フレーム内に埋め込むことで、その効果を高めている。F-35は単発機であり、機体サイズ自体がF-22と比べて小型化したことで、目視での発見をより困難としている(低視認性)[20]

なお、機体形状についてX-35から変更された点は以下の通り。

  • 電子機器の搭載スペース確保のため前部胴体を12.7cm延長
  • 胴体延長に伴う安定性と操縦性の維持のため水平安定板を5.1cm後方へ移動
  • 機内燃料搭載量増加のため胴体背部を2.5cm上昇
  • 胴体内兵器庫のスペース確保のため主脚の取り付け位置を胴体から主翼付け根へ変更

エンジン編集

 
リフトファン使用時には機体上下のドアが開いて空気が下方へ噴射される
機体後部のエンジン排気もノズルによって下方へ曲げられる
エンジンの圧縮機で作られた高圧空気の一部が抽出された後、ダクトを介して主翼の左右に導かれてロールポストで調整され下方へ噴射される
 
P&W F135ジェットエンジン(V/STOL用)のYak-141でも使用されていた3ベアリング回転ノズルの偏向動作モデル
上図:水平飛行時 下図:V/STOL飛行時
回転面がずれた3つの筒部を互い違いに回転させることで、真後ろ方向から垂直下方までジェット排気の推力を偏向させる

F-35は単発機であるが、その開発に際し各軍からの要求の多くを実現しようとしたため、現代の戦闘機としては小型ながら重量級の機体となった。それに合わせてエンジンも、F-22向けのP&W F119の派生形にあたる強力なP&W F135を搭載している。その推力はドライ出力でも125kNアフターバーナー使用時には191kNにも達し、第4.5世代双発戦闘機の合計推力に匹敵もしくはそれを凌駕するものとなった。

以下に比較例を挙げる。

  • F/A-18C/DF404、ドライ出力:48.9kN×2=97.8kN、A/B出力:78.7kN×2=157.4kN)
  • ラファールM88、ドライ出力:50.04kN×2=100.08kN、A/B出力:75.62kN×2=151.24kN)
  • ユーロファイターEJ200、ドライ出力:60kN×2=120kN、A/B出力:89kN×2=178kN)
  • F/A-18E/FF414、ドライ出力:62.3kN×2=124.6kN、A/B出力:97.9kN×2=195.8kN)

この強大なエンジンパワーにより、F-35は形式を問わずスーパークルーズ能力を有している[21]

プラット・アンド・ホイットニーはエンジンの性能向上と改良に取り組み、2017年5月に推力が増加し燃費も改善した改良型を明らかにしたと同社の関係者が語っている。F135 Growth Option 1.0と呼ばれているこのアップグレードは、2020年代初めに既存の生産ラインに入る可能性があるという。PW社は燃料の燃焼低減デモンストレータエンジンと呼ばれるこのシステムの初期バージョンの性能テストを完了し、これにより、推力が最大10%向上し、燃料消費量を最大6%削減できることが証明されたとしている。その後、先進的なプログラムおよび技術担当チーフエンジニアであるSteve Burd氏は、同社が海軍の燃料削減努力と空軍のコンポーネント/エンジン構造評価研究プログラムの2つの技術開発プログラムの能力をGrowth Option 1.0構成に振り向けたと説明し、アップグレードにはパワーモジュール(システム冷却の変更を含むより効率的な圧縮機と改良されたタービン、燃焼器)のみを交換するだけでよいと述べた。この改良モデルは資金供給が行われていないが、JPOが承認した場合ブロック4近代化に組み込まれる可能性がある。実現すれば推力と熱管理能力の大幅な向上が期待される[22][23][24]

エンジンはプラット・アンド・ホイットニー以外からの供給も考慮され、GEアビエーションおよびロールス・ロイスそれぞれがF136を開発していたが[25]2011年12月2日に開発は中止された[26]。代替エンジン自体は、1996年11月より検討作業が行われていた[25]

STOVL機であるF-35BではV/STOL能力のために軸駆動式リフトファン方式とジェット推力を下方に偏向させる特殊な排気ノズル"3BSM"を併用している[27]。この"3BSM"は真下方向を越えて中心軸方向に対して最大95度まで2.5秒で角度変換できるが、この機構の作動中はアフターバーナーは使用できない[27]。V/STOL時に発揮されるすべての推力を合計した最大垂直推力は180.8kNであり、その内訳は、ノズルを90度下方に偏向させた場合のエンジン推力最大値である83.1kN、リフトファンの最大83.1kN、左右それぞれのロールポストからの最大14.6kN(2基計)、である[28]。 ちなみに、V/STOL時の姿勢制御は、機体のローリング制御をロールポストからの吹き出し量により、また、ヨーイング制御をエンジン排気ノズルの角度調節により、それぞれ行う[29]。軸駆動式リフトファンはロールスロイスが開発したものであり、リフトファンは二重反転型となっている。リフトファンはエンジンの低圧タービン・クラッチ・減速機を介して接続されたドライブシャフト[30][31]で駆動される。ドライブシャフトの出力は最大29,000馬力である[32][33][34]。リフトファンの吸気口と排気口に加えて左右のロールポストにも蓋[35]が備わっており、リフトシステムの不使用時にはステルス性を保つために閉じられる[27]

騒音編集

この大型・高推力エンジンと固定エアインテークの取り合わせにより、騒音が大きくなってしまった[36]とされるが、アメリカ国防総省が2014年に公開した調査報告書によると
・F-35Aの騒音は離陸時は111デジベルと、F100-PW-229装備のF-16の110デジベルとほぼ同等の騒音レベルで、低高度での3種類の飛行状態のうち2つで最低10デジベル下回るが、F100-PW-220エンジン装備のF-16と比較するとすべての条件で大きくなる。

  • F-35Bの騒音はアプローチ時のAV-8Bに匹敵し、離陸時には5デジベル大きくなる。 F-35Bは、すべてのアプローチ時にF/A-18C/Dよりも静かであるが、離陸時はF/A-18C/Dよりわずかに2デジベル大きい。
  • F-35C(試験ではF-35Aを代わりに使用した)は離陸時のF/A-18C/Dよりもわずかに大きく3デジベルであるが、アプローチ時の騒音レベルは低い。離陸時はF/A-18E/Fよりもわずかに静か(2デジベル)で、3つの接近プロファイルすべてでより静か(10デジベル)であった。

としている[37]。またオランダが実施した試験ではF-35がF-16を約3デジベル上回る程度の小さな違いしか示されていないと述べられている[38]。一方で海軍ではF/A-18E/Fに匹敵する騒音レベルを出したことなどから飛行甲板要員の聴力損失のリスクを引き起こす可能性がありノイズレベルを30デシベル以上低減できるヘッドセットへ更新をするという[39]


アビオニクス編集

操縦系統にはパワー・バイ・ワイヤを導入している。これは従来のフライ・バイ・ワイヤで使われていた油圧アクチュエータを極力廃止し電気系統に置き換えることで軽量化・整備性の向上を図ったもので、F-35では冗長化のため電気と油圧のどちらでも駆動するEHA(: Electro Hydrostatic Actuator:電気油圧アクチュエータ)を採用している。これにより従来の油圧系統が使用されているのは、降着装置、ウェポンベイ扉、A型の固定機関砲駆動システム、B型のロールポスト、C型の主翼折り畳み機構のみとなった[40]

全型ともコックピットの基本設計は共通であり、コックピットの正面は幅50.8cm、高さ20.3cm、上部高さ2.5cmのタッチパネル式大型液晶カラーディスプレイ、その下に無線機の操作パネルや独立した液晶の姿勢指示器が配置されたシンプルな設計である。主表示装置となる大型ディスプレイは、画面を2分割・4分割・8分割の3つの大きさのウィンドウで区切って分割して各種の情報が表示されるようになっている。画面分割数やウィンドウのサイズ、表示する情報などはパイロットが変更できるため、ミッションに重要な情報は大きく、重要度が低い情報は小さく、不必要な情報は表示しないことも可能である。従来のグラスコックピットは、多数の小型操作スイッチが画面の周囲に並び画面レイアウトも固定されていたため、パイロットは飛行中に小さなスイッチで画面切り替えを繰り返して必要な表示を探すなど負担が大きかったが、ロッキード・マーティンの主任テストパイロットは従来型に比べパイロットの負担は大幅に減っていると語っている[41]

操縦桿は大型ディスプレイを妨げないジョイスティック方式[42]のサイド・スティック(座席右側)が採用された。左側のスロットル・レバーは従来の棒型ではなく多数のスイッチが押しやすいように人間工学的に最適化された新規設計となっている。B/C型は「HOOK/STOVL」スイッチを押すことで固有の機能を使用でき、F-35Bでは操縦系統がSTOVLモードになり、F-35Cではアレスティング・フックが下がる。F-35BにはハリアーにあったV/STOL操作用のノズル偏向レバーがないが、これはSTOVLモード時のノズル操作などがスロットル操作や飛行状態によって自動的に行われるようになったためで、操作性が向上している[43]

ヘッドアップディスプレイ(HUD)に代わってヘッドマウントディスプレイシステム(HMDS)が採用された。これは、ストライク・アイと呼ばれるHMDで、JHMCSを更に発展させたものであり、ヘルメットに情報を投射するLEDやコンデンサー・レンズで構成されたイルミネーター(画像生成装置)とバイザーに特殊なコーティングを施した画像投影装置で構成されたシステムによるディスプレイ装置が組込まれており、HUDの情報のみならず飛行情報の基本ディスプレイや、コックピットMFDにしか表示できなかったFLIRの画像などの戦術データもバイザーに投影できるようにしたものであり、バイザーに投影される情報は、操縦桿やスロットル・レバーに装備されているHOTASにより選択が可能である。また、EOTSやEO-DASによって捕らえられた画像を視界に重なる形でバイザーへ投影でき、全周360度をカバーできる。これにより、従来コックピットの前方に装備されていたHUDは、本機では無くなっている。ディスプレイの重量はバイザーに情報を投影するイルミネーターが2基あるにもかかわらず、全体が炭素繊維でできているため、従来の汎用ヘルメットよりも軽量である。開発メーカーはイスラエルのビジョン・システム・インターナショナル社(VSI)で、VSIはJHMCSの開発も行なっている[44]。当初このHMDは"Gen 2"と呼ばれるタイプが運用されていたが、強度の衝撃を伴う運用の際に電気信号の変調が発生するという問題や搭載するISIE[45]-10暗視カメラの能力不足などが指摘され、"Gen 3"が開発された。"Gen 3"は改良型のISIE-11暗視カメラ、制御ソフトウェアを搭載し完全な能力を備えるもので2014年1月28日に飛行試験が行われ[46]、同年7月21日に納入された[47]。このHMDは、LRIP7の生産機体から提供されている。なお、"Gen 3"の開発に遅れが生じる可能性もあるため、BAEシステムズによって民生暗視ゴーグルを使用した代替簡易版が並行開発されていた[48]が、2013年10月に製造企業のVSI社から、開発についての目星が付きかつ12%のコスト削減保証が得られたため、この簡易型HMDの開発は中止された[49]

F-35の電子機器の基幹となるのが『ICP(Integrated Core Processor:統合型コアプロセッサー)』でレーダーや各種センサーの情報を統合・処理する。ICPは民生品であるモトローラ社のPowerPC G4マイクロプロセッサをベースとして開発することでコストダウンを図っている[50]。このICPは1秒間に1兆回以上の演算処理が可能な性能を有しているとされる[51]。2018年9月27日には次世代のICPを供給する企業としてハリス・コーポレーション英語版が選定されたと発表された。ハリス・コーポレーション英語版が生産した次世代ICPは、単価の75%削減、処理能力の25倍への増強、ソフトウェアの安定性の向上、信頼性の向上、診断の向上による維持費の削減、将来の機能の追加、アップグレード、更新の柔軟性を可能にするオープンシステムアーキテクチャなどの改善が行われ、2023年から納入が開始される予定[52]

内部システムネットワークには低レイテンシーが評価されIEEE1394bが採用されている[53]

フライトシミュレータ編集

複座型を開発しなかったため、パイロットの教育はフルミッション・シミュレータ(FMS)で行われる。FMSは実機と同じ操縦席を動揺装置に乗せており、360度のドーム型スクリーンを備えたフル・フライトシミュレータ(FFS)である。飛行だけでなくミッションソフトウェアも実機と同等であるため、作戦行動の訓練も可能である。FMSは制御ソフトの設定により、A/B/Cの3タイプいずれにも対応している。

操縦訓練用の他、整備士の教育用として兵装搭載トレーナー(WLT)、射出システム整備トレーナー(ESMT)と呼ばれる実物大モックアップが用意されており、前者は胴体と主翼を再現した兵器類の搭載訓練用、後者は機首とコックピットを再現した射出座席・キャノピー投棄システム整備訓練用となっている。これらもパーツの組み換えなどで3タイプ全てに対応可能である[54]

動揺装置を廃し、ドーム型スクリーンをパネル型ディスプレイに変更することでコストを抑えたフライトトレーニングデバイス(FTD)も用意されており、イスラエルなどが導入している。

センサー編集

AN/APG-81 レーダー
 
AN/APG-81
機首には、米ノースロップ・グラマン社製のAN/APG-81 AESAレーダーが搭載される。
AN/APG-81 レーダーはアクティブ電子走査アレイ(AESA)によるアクティブ・フェーズド・アレイ・レーダーであり、F-22Aに搭載されているAN/APG-77の技術を元に開発されたもので、基本的な機能はほぼ同じである。これには、さまざまな空対地・空対空モードを持つとともに、電子戦能力も付与されている[55]
また、F-35の機首に合わせるため、AN/APG-77と比べて送受信モジュールの削減と小型・軽量化が図られており、最大探知距離は2/3の166.7kmとなっている。

AN/AAQ-40 EOTS
ロッキード・マーティン社とBAEシステムズ社共同開発の電子・光学式照準システムEOTS(: Electro-Optical Targeting System:電子式光学照準システム)は、赤外線とレーザーを使用した目標捕捉・照準装置で、カヌー型のハウジングに収容されて機首下面に設置されている。この装置はAN/AAQ-33 スナイパーXRをベースに、いくつかの部品を共用としたものであり、ほぼ同等の性能・機能を備えており、長距離の空対空目標または空対地目標の探知やレーザーによる測距と目標指示を行えるものであり、GPSレーザー誘導兵器の運用が可能である。
また、IRSTのような赤外線による目標探知機能を持ち、運用法の一つとして、地上目標に対する戦術偵察任務などの付与が検討されている[56]

AN/AAQ-37 EO-DAS
防御用のセンサーには、ノースロップ・グラマン社製の画像配信システムEO-DAS(: Electro-Optical Distrubuted Aperture System:電子式光学画像配信システム)が採用されている。
DASはパッシブ式の赤外線画像センサーであり、機体各部の6ヶ所にEO-DASのセンサーが埋め込まれており、機体全周の警戒探知を可能としている。パイロットはビジュアル・モードによりHMDで機体全周の高画質の赤外線画像が得られることで状況認識能力が高められ、完全オフボアサイトによるミサイルへの目標指示も可能になっている[29]。そのためF-35ではパイロットに暗視ゴーグルを装着する必要がなくなっている。
AN/ASQ-239 バラクーダ
防御用の電子戦装置には、BAEシステムズ社が開発したAN/ASQ-239 バラクーダ(: Barracuda)統合型防御電子戦装置が採用されている。これは、F-22に搭載されているAN/ALR-94に改良・能力向上を施したとされるデジタル式赤外線/無線周波(レーダー)受信システムであり、詳細は不明だが従来型や同世代型の数倍の感度を持ち、脅威電波発信源のより正確な位置特定が可能とされる。また、AGM-88 HARM/AARGMへの目標指示も可能になっている[57]。ロッキード・マーティンの資料によると、この能力によってF-35はEA-6BRC-135V/Wの任務も遂行可能としている[58]
センサー・フュージョン
日本語で「センサー融合」とも呼ばれる能力。
これまでは別々に表示されていたレーダーや電子光学装置などの各種センサーの情報を一体化し、統合化された情報としてコックピットに表示することで、パイロットの状況認識能力を高めている。また統合できる情報には、自機のセンサーだけでなく味方のF-35や早期警戒管制機、地上のレーダーサイトや防空指揮システム、艦艇からのものも含まれており、これらの情報をデータリンクで共有することで、戦場内の情報ネットワークの一環となって戦闘を行う「ネットワーク型戦闘」という戦力構築が可能となる。このため、F-35ではネットワーク接続性も機体システムの設計段階から考慮されている[59]

武装編集

 
ウェポンベイ

本機の高ステルス性能を維持するためには、ミサイル爆弾類の機外搭載は避けて胴体内兵器倉(ウェポンベイ)の中に隠し持つようにして搭載する必要がある。隠密性より兵器の搭載能力が優先される場合には、機外に7ヶ所あるハードポイントパイロンを装着し、合計で約8tの重さの兵器が搭載できる[60]

ウェポンベイは内部天井と内側扉裏側に1ヶ所ずつ、左右合わせて4ヶ所のハードポイントを備え、空対空ミッションでは左右で最大4発のミサイルを、空対地ミッションでは2,000lb JDAM 2発と中距離空対空ミサイル2発を搭載可能である[61]。空対艦ミッションでは、ウェポンベイには搭載できないハープーンなどの対艦ミサイルを主翼下に搭載して運用するが、これではステルス性を損ねるため、代わりにF-35に搭載するためにノルウェーのコングスヴェルグ社がロッキード・マーティンと共同開発している、JSM(Joint Strike Missile)と呼ばれるステルス性のある形状の空対艦ミサイルをウェポンベイに搭載することとなる[62]。また、F-35Bではホバリング時に内側扉を開き揚力増強装置としても使用する[63]

ロッキード・マーティンは、ウェポンベイ内部のハードポイントを現状より増やす研究を行っており、ブロック3以降の機体からそれが可能になるとしている。ステーション数は、内部天井ステーションは1つもしくは2つを交換式で選択できるようにし、外側扉の内側に2ヶ所増設することで、最大5ヶ所、左右合わせて10ヶ所となる。また、内側扉内部ステーションにAIM-9を搭載する際には専用の2連装ランチャーを用いるとしており、この場合だとAIM-9を2発搭載しつつ4ヶ所のステーションが使用可能となる[64]

なお、F-35は日本次期戦闘機に選定されたが、日本が独自に運用するAAM-4(中距離対空ミサイル)は、AIM-120に比べ太く、兵器システムの大部分を担任しAIM-120のメーカーでもあるレイセオンによれば、F-35のウェポンベイへの装着は極めて困難で、機体側の改修は可能だろうが、加えて兵器システム用ソフトウェアの書き換えなどの手間と費用を考慮すれば、実績のあるAIM-120をF-35と共に導入することが合理的との見解を示している[65]。それに対して、ロッキード・マーティンのスティーブ・オブライアン副社長は、長さがほぼ同じであればスペース的な問題は生じず、太さ1インチ(=2.54cm)の差というのは大した差ではなく、装着用アタッチメントを変更するだけで済むので、このことが大きな問題になることはないとの見解を示している[66](ただし、指令誘導装置J/ARG-1の搭載が必要であるという点や大型の制御翼については触れていない)。これに関してはMBDAミーティアを共同で改良の上搭載するという案が挙がっている[67][68]

主翼にある翼下パイロンは左右に3ヶ所ずつあり(一番外側は空対空ミサイル専用)各種ミサイル・爆弾が搭載可能である[61]。胴体の下にも1ヶ所あり、ステルス性を犠牲にする代わりに機関砲ポッドまたはドロップタンクが搭載可能である。

固有武装は、F-35A型のみが GAU-22/A 25mm機関砲を機内に固定装備しており、B型とC型では機外搭載オプションの1つとしてステルス性を備えた機関砲ポッドが用意される[69][70]

SDB
小直径爆弾と呼ばれる「SDB」[71]は、開発段階から第五世代戦闘機のウェポンベイに合わせて小径に設計された爆弾である。戦闘機としての空戦能力と高いステルス性能を維持したまま、A-10の後継機として爆撃任務にも対応する必要から、ウェポンベイ内に制限された狭い爆弾槽をより有効に活用する要請に応えて開発されている。

ミッションソフトウェア編集

本機のミッションソフトウェアは800万行を超える膨大なソースコードを有するため、SDD作業において3つのブロックに区分して製造され、完成度を段階的に高めていくことが計画されている。またSDD作業以降の発展版も計画されている。

ブロック0
初期のSDD機には、基本的な機体管理ソフトウェアしか搭載されておらず、ブロック0とも呼ばれるが正式なバージョンとして存在するものではない[72]
ブロック1
ブロック1A
限定的ながらセンサーの動作が可能[73]。基本的な戦闘能力を持ち、兵装はAIM-120 AMRAAM・JDAM GPS誘導爆弾の搭載能力を持つ。専らボーイング737を改造したアビオニクスのテストベッド機「CATバード英語版」にて使用され、F-35ではオランダ向けの初号機「AN-1」のみが搭載[74]
ブロック1B
EOTSのサポート機能[74]や兵装シミュレーション機能の導入、レーダーモードの追加により、空対空・空対地戦闘訓練が可能なようにされた[73]
ブロック2
ブロック2A
初期的なデータリンクシステムが導入され、EOTSやEO-DASの操作が可能となった。LRIP4の生産機体から搭載[74]
ブロック2B
阻止攻撃能力・限定的な空対空能力・近接航空支援能力・敵防空網制圧能力を持ち、JDAM以外の空対地攻撃兵器の搭載も可能となる。F-35Bはこのバージョンで初期作戦能力を獲得した。
ブロック3
ブロック3I
ブロック3の初期版。ハードウェアの更新[75]に伴い、ブロック2Bの演算能力を強化[76]。LRIP6~8の生産機体がこのバージョンにアップグレードされるが、ハードウェアが旧型のLRIP2~5の生産機体については、代わりに同等の機能を持つ新バージョンのブロック2Bが搭載される[77]。F-35Aはこのバージョンで初期作戦能力を獲得した。
ブロック3F
ブロック3の完全版にしてSDD作業での最終仕様。完全な戦闘能力を持ち、あらゆるミッションをこなすJSFとなり、計画されているあらゆる兵装の搭載を可能としている。また、ネットワークを利用した情報共有などを行う、ネットワーク・セントリック・オペレーション(NCO)構想に完全に適合する機能を有する予定である。F-35Cはこのバージョンで初期作戦能力を獲得する予定。
ブロック4
ブロック3の機能強化版。JSMやB61核爆弾の運用能力付加、データリンクシステムの強化が行われる予定[74]
ブロック5
AN/APG-81レーダーへの海洋モードの追加、電子戦システムのアップグレード、AIM-120の6発同時携行能力の付加などを予定[78]
ブロック6
推進システムの管理機能、電子攻撃機能、友軍の追跡能力、全方位での脅威のパッシブ探知/反応機能を強化する予定[79]
ブロック7
生物/化学戦環境下での防護機能強化などを予定[79]

愛称編集

本機につけられている愛称である「ライトニング II(: Lightning II)」は、かつてロッキード社によって開発され、第二次世界大戦で活躍したP-38 ライトニングに因んだものである。また、共同開発の最大のパートナーであるイギリスが、自国で開発した唯一の超音速戦闘機イングリッシュ・エレクトリック ライトニングに因む愛称でもある[80]。なお、YF-22F-15の後継機の座をYF-23と争った際、この愛称を名乗っていた時期もあった[81]

派生型編集

以下に各タイプの概要を挙げる。なお、F-35は現在開発中の機体であり、細かいスペックなどは発表されていない。 当初より多数の国に配備されることもあり、型式番号やシリアルナンバーとは別に販売先ごとの固有のナンバーが設定されており、派生型アルファベット+販売先アルファベット+生産順番で表されている(例:アメリカ空軍向けF-35A初号機ならば「AF-1」)。下記が判明している。

  • AA:F-35開発実証機
  • AG:F-35A地上試験機
  • BG:F-35B地上試験機
  • CG:F-35C地上試験機・落下試験機
  • AJ:F-35A耐久試験機
  • BH:F-35B耐久試験機
  • CJ:F-35C耐久試験機
  • AF:アメリカ空軍向けF-35A(AF-1〜4はSDD機)
  • BF:アメリカ海兵隊向けF-35B(BF-1〜5はSDD機)
  • CF:アメリカ海軍向けF-35C(CF-1〜3・5はSDD機 CF-4はキャンセル)
  • BK:イギリス空軍・海軍向けF-35B
  • AN:オランダ空軍向けF-35A
  • AU:オーストラリア空軍向けF-35A
  • AM:ノルウェー空軍向けF-35A
  • AS:イスラエル空軍仕様F-35I
  • AL:イタリア空軍向けF-35A
  • BL:イタリア海軍向けF-35B
  • AX:航空自衛隊向けF-35A
  • AW:大韓民国空軍向けF-35A
  • AT:トルコ空軍向けF-35A

X-35編集

 
X-35A

JSF計画に基づいてX-32と競合開発されたF-35のステルス概念実証機。あくまで実証機であるため、F-35と異なる点もある。2機3タイプが製造された。

X-35A
CTOL型
X-35B
X-35Aを改造したSTOVL型
X-35C
CATOBAR型

F-35A編集

 
F-35A

F-35Aは、F-35シリーズの基本型であり、アメリカ空軍での使用が考慮されたオーソドックスなCTOL[82]タイプ(通常離着陸)である。2006年12月15日初飛行。2011年5月9日ロッキード・マーティン社からアメリカ空軍へ本機の納入がされた事が発表された[83]初期作戦能力英語版2016年8月2日に獲得[84]。当初の予定では2016年12月までに獲得するとされていた。

3タイプの中では最も簡素で軽量な構造であるが、機体の大きさは、全長15.40m、全幅10.67mで、F-16の全長15.03m、全幅9.45mと比べて主翼が大きく、主翼面積は47.74m2で、F-16の27.87m2と比べて1.5倍となっている。上述の通り単発機としては大型であるため、ユーロファイターF/A-18などといった双発機と同等以上の空虚重量を有しており、機内の燃料搭載重量は8,278kgとし、単発機のF-16の3,985kgと比べて2.5倍、双発機のF-22の9.979kgに匹敵する燃料を搭載できる。また、A型は唯一、外付けのガンポッドに頼らない固定武装として機関砲GAU-12 イコライザーの軽量発展型のGAU-22/Aを搭載している。また、胴体後部下面に収納式のアレスティングフックを装備している。

LRIPによるアメリカ機以外の海外機生産も進んでいる。完成した機体の殆どは今の所、アメリカのアリゾナ州ルーク空軍基地にてパイロットの訓練プログラムに使用されている。2012年4月1日には、オランダ空軍向けのF-35A「AN-1」がロールアウト。7月24日にはオーストラリア空軍の2機のF-35A「AU-1」「AU-2」がロールアウト。2015年9月22日には、ノルウェー空軍向けF-35A「AM-1」、続く10月6日には「AM-2」がロールアウト。2016年6月22日には、イスラエル空軍向けのF-35I「AS-1」がロールアウト。イスラエル向けの機体は独自のアビオニクスを搭載するため、ハードウェアとソフトウェアが他国向けの機体と若干異なり、F-35I アディール(Adir)という独自の型番が与えられている。9月23日には、日本航空自衛隊向けF-35A初号機「AX-1」がロールアウトし、式典はインターネットで生中継された。2018年3月28日には大韓民国空軍向けのF-35A「AW-1」[85]、6月21日にはトルコ空軍向けのF-35A「AT-1」[86]がロールアウトしている。

海外での生産は、2015年3月12日にカーメリのFACOでイタリア空軍用F-35A「AL-1」がロールアウト、本国以外での最初製造機となり、以降年間2機前後のペースで生産が進んでいる。また、2018年6月15日からはオランダ空軍向けのF-35A「AN-9」の生産も開始した[87]2017年6月5日には三菱のFACOで航空自衛隊向け5号機「AX-5」、同年9月に6号機「AX-6」が相次いでロールアウト、以降は生産数を伸ばして年間6機前後の生産を目指している。

F-35B編集

 
垂直着陸中のF-35B

F-35Bは、アメリカ海兵隊ハリアー IIの後継機として使用するためのSTOVL[88]タイプ(短距離離陸・垂直着陸)。2008年7月11日初飛行。2015年7月31日に初期作戦能力を獲得した[89]。2015年12月とされていた期限を前倒しで達成している。

エンジン後方にある排気ノズルを折り曲げて下方に向けることができ、その際には排気ノズル付近の機体後方下部に装備された二枚扉を開けてから行う。エンジンから伸びるシャフトはクラッチを介して前方のリフトファンを駆動する。機体前方下部にあるリフトファンの排気ダクト扉は二枚扉だが、機体前方上部にある吸気ダクト扉はX-35Bでの二枚扉から変更され後方ヒンジによる一枚扉となっている。コックピットのキャノピーの形状はA/Cと違い、その直後の胴体背部がリフトファンを装備している関係で盛り上がっているため、完全な水滴型(バブルキャノピー)にはなっていない。リフトファンの吸気ダクト扉後部には二枚扉のエンジンの補助インテークがあり、低速になるSTOVL飛行時でもエンジンへの充分な吸気を行えるようになっている。また、主翼内翼部中央下面には、エンジンの圧縮機からの抽出空気を利用して垂直離着陸時やホバリング時の姿勢安定に使用するロールポストが装備されている。リフトファンから噴出される空気は熱せられていないため、エンジンの後部排気口から発生する高温・酸素不足の空気流が前方に流れるのをせき止めて、エアインテークからエンジンに入り込むことを防いでおり、ホバリング時も高いエンジン運転効率を維持している。降着装置はA型と共通であるため、ハリアーシリーズにはできなかった通常滑走路でのCTOL運用も可能である。

F-35Bの複雑な構造は整備性を悪化させており、またF-35Bの航続距離はF-35A/Cに比べて約2/3〜3/4と、かなり短くなっている。これは、リフトファンとシャフトが垂直離着陸時や短距離離着陸時にのみ使用されるため、水平飛行の際には単なるデッドウェイトとなること、およびそれらを機体内部に収容する空間を燃料搭載量を削減して確保したことによる。また同様の理由で兵装搭載量も20%ほど低下している。

アメリカ空軍は、攻撃機A-10の後継機にA型ではなく短距離離着陸型のB型を充当することを検討していたが、結局はA型に一本化された。

イギリス海軍イギリス空軍クイーン・エリザベス級STOVL空母の就役を前提に、シーハリアーハリアー GR.5/7の後継機としてB型の配備を計画していたが、2010年10月25日のストラテジック・ディフェンス・アンド・セキュリティー・レビュー[90]に伴い、これをC型(CTOL艦載機向け仕様)に変更すると発表。しかし、2012年にはC型の開発の遅れや、空母に装備するカタパルトアレスティング・ワイヤーの高価格などを理由に、再びB型に変更した。

2012年1月11日にF-35Bの完成機2機が、パイロット養成用として初めてアメリカ海兵隊に納入された[91]。同年8月8日には、F-35Bの試験機である「BF-3」が大西洋のテストレンジで、高度4,200フィート、速度400ノットで飛行しながら1,000ポンドのGBU-32(JDAM)を胴体内兵器倉から初の投下試験に成功した[92]2013年5月10日には、メリーランド州パタクセント・リバー海軍航空基地で垂直離陸試験に成功した[93]

2011年11月22日にはイギリス向けのF-35B「BK-1」がロールアウト、翌年4月16日に初飛行し、最初に完成した海外向けの機体となった。2017年5月5日には上述したイタリア国内のカーメリFACOでイタリア海軍向けF-35B「BL-1」がロールアウト、海外生産初のF-35Bとなり、8月頃の初飛行が予定されている。

2018年9月27日、アメリカ海軍に所属するF-35Bが初の実戦となる空爆作戦を実施。強襲揚陸艦エセックスから発艦、アフガニスタンで反政府武装勢力タリバンを攻撃した[94]

2018年9月28日、F-35Bがサウスカロライナ州ビューフォート郡で大破。幸いにもパイロットは無事、緊急脱出に成功。なお、F-35Bの事故はこれが初めてのケースとなった[95][96]

2018年10月25日、エンジンの燃料管不良で飛行停止となったF-35Bは飛行を再開したが、燃料管の交換を要する機体が多数発見され、20機を超える機体が飛行停止となった[97]

ノーマン・ポーマーの主張
海軍評論で知られ、権威と影響力を持つ著述家ノーマン・ポーマーの主張によれば、F-35BとF-35Cは戦力的には同等であり、高価な原子力空母1隻を建造するよりも、同価格で6隻建造できる強襲揚陸艦を建造し、それぞれにF-35B20機とヘリ12機を運用した方が良い、つまり、本機を主力艦載機とすべきであるという[98]
ピア・スプレイの主張
F-16 ファイティング・ファルコンの設計に携わった航空宇宙技術者のピア・スプレイの主張によれば、「優秀な航空機は空気抵抗を減らそうとするため美しいが、F-35の全体的な形状は七面鳥のようだ」と述べ、「現在のIRSTはステルス機に対する探知範囲を拡充した。IRSTを使用すれば最新鋭の中距離空対空ミサイルの発射も識別でき、赤外線ステルス性の低い航空機に対しては92km以上の遠距離にて捕捉できる」と自身の見解を語っている[99]

F-35C編集

 
ニミッツ」に着艦したF-35C

F-35Cは、アメリカ海軍での使用を主とした通常離着陸型のCV[100]タイプ(艦載型)。2010年6月8日初飛行。2019年2月までに初期作戦能力獲得予定。

F/A-18A-Dの後継機であり、艦載機に要求される低速時での揚力の増加と安定性の強化のため、主翼・垂直尾翼水平尾翼が大型化されており[101]、主翼後縁の操縦翼面は、A/Bではフラッペロンのみであったが、空母格納庫スペース節減のため、主翼の外翼部に折り畳み機構が追加され、そこを境に内翼部はフラッペロン、外翼部は補助翼が装備されている。それにより、主翼前縁の前縁フラップはそこを境に分割されている。また、ニミッツ級/ジェラルド・R・フォード級原子力空母での発着艦時の運用のために、機体構造や降着装置の強化、前脚の二重車輪(ダブルタイヤ)化とカタパルト発進バーの装着、胴体後部下面に強度が増したA型と同様の収納式のアレスティングフックを装備している。

これらにより、機体重量はB型と同程度にまで増大しているが、主翼と尾翼の大型化および固定武装のオミットによって機体内部の余剰容積も拡張された。これにより、結果的に燃料タンクが増設された形になるため、最大で8,959kgの燃料を搭載できるように計画する予定であり、むしろ航続距離はA型よりも13〜14%ほど延伸されている。また、新機軸の着艦システムとして、オートスラスト機能が装備されている。着艦アプローチの際、現用のF/A-18E/Fのパイロットはフラップやエンジンパワーの制御も行う必要があるが、F-35Cではコントロール・スティックを操作するだけで着艦を行うことが可能になる。

当初、アレスティングフックが主脚に近すぎることやフックの設計上の問題で、適切なタイミングでアレスティング・ワイヤーを掛けることができない等の不具合が発生しており[102]、導入予定であったイギリスが抗議するという事態になった[103]。この不具合は、フックの位置を含め改善する再設計が施されて解消している。

2010年10月25日イギリスはストラテジック・ディフェンス・アンド・セキュリティー・レビューにより、調達機をB型ではなくC型に切り替えると発表されたが、2012年に再度B型に変更しており、C型の使用が確定しているのはアメリカ軍のみとなった。

2012年に試験飛行を開始[104][105]2014年11月14日空母ニミッツ」で実施していたF-35C初めての艦上開発試験フェーズ1(DT-I)を無事終了した[106][107]。続く試験フェーズ2(DT-II)は、2015年10月2日より、空母「ドワイト・D・アイゼンハワー」で実施。試験フェーズ3(DT-III)は、2016年8月3日より、空母「ジョージ・ワシントン」で実施されており、デルタ・フライト・パスや高精度自動着陸技術を用いた統合精密アプローチ・着艦システム(JPALS)などの試験を様々な環境下で実施する。

UAV化計画編集

2006年8月16日ワシントン・ポストは、ロッキード・マーティンが同機の無人化バージョンを提案したと報じた [108]

問題編集

技術面編集

2011年1月6日海兵隊型のF-35Bについてロバート・ゲーツ国防長官は、システム開発実証(SDD)が2016年まで遅れ、初期作戦能力獲得は2017年になる見込みと、2年以内に改修ができないあるいは計画通りに進展がない場合は、開発が中止になるだろうと発表した。アシュトン・カーター国防次官は、現在のアメリカの財政状況を鑑みて「高額になりすぎて負担しきれない」として、計画の見直しが必要だと指摘した[5]。実際には上述したように、F-35Bは2015年に初期作戦能力を獲得した。

2011年12月16日、産経新聞はアメリカ国防総省内部資料を出所とした「ステルス性能に疑問」という記事を報じ、また、具体的問題点として、攻撃能力、被弾や事故時の生存可能性、旋回や上昇など飛行性能、空対空ミサイルの発射、電子戦能力がテストパイロットなどより運用上深刻な、または特別な懸念として挙がっている、としている。それによると、報告者は国防総省のアハーン次官補代理ら計5人で、報告書では「今後の生産を中止するような根本的なリスクは認められなかった」としながらも、上述の問題点より「設計の安定性で信頼に欠ける」と結論し、「調達・生産計画の真剣な再考」が求められている、としている[109]

2013年1月14日には、飛行領域の拡張作業で深刻な問題が発生したため、全型で維持旋回荷重[110]を引き下げ(A型5.3Gから4.6G、B型5.0Gから4.5G、C型5.1Gから5.0G)、マッハ0.8から1.2への加速時間も延長(A型8秒延長、B型16秒延長、C型43秒延長)することが報道された[111]。5.0G以下の維持旋回荷重は第3世代ジェット戦闘機であるF-4F-5並の数値であり、地対空ミサイルなどに対しての脆弱性が危惧されている。C型の43秒もの加速時間延長は、燃料消費量の増大を招き、作戦遂行に支障をきたす場合も出てくると指摘されている。アメリカ国防総省は、これらの問題点については戦術や訓練を慎重に計画することで補える部分もあるとしている[72]

整備用の情報システムとして開発が進められているALIS(: Autonomic Logistics Information System:自動兵站情報システム)は、端末を機体に接続することで故障個所やその対処方法を診断し、さらに交換部品の在庫状況も把握することで維持・補修の効率を向上させるシステムであるが、2015年には機体に問題ありと警報を発したケースの8割が誤警報だったという報告があり[112]2016年3月には国防総省検査局から最新版のアップデートについて、十分な試験なしの適用は危険との意見が出ている[113]

2016年2月1日に公表された報告書では、精密技術試験の結果、依然として問題が複数残っていることが明らかになった。特に深刻なのが射出座席で、パイロットの体重が62kg未満だと射出時に座席が後方へ回転し、パイロットの首をのけぞらせて死に至らしめる可能性があるという[114]

価格編集

ロッキード・マーティン社では当初、F-35はF-16F/A-18と同等の価格で諸外国に提供でき、維持・整備費などの費用はより安価になるとしていた[9]。しかし度重なる開発の遅延により、フライアウェイ・ユニットコスト(FUC、純粋な機体1機あたり製造コスト)、ウェポンシステム・ユニットコスト(交換部品や兵装込みの調達コスト)、プログラム・ユニットコスト(開発総額も含めた金額を1機あたりで割ったコスト)、複雑化したソフトウェアの開発やアップデートなどの各種コストは当初の予定から大幅に上昇を続けている。また実機と同じソフトウェアを搭載したフライトシミュレータなど周辺機材の価格も減少しないため、導入を決定した国でも開発状況や価格を理由に調達数の削減や延期が表明され、販売数の減少や時期の先送りで量産効果が出にくくなる悪循環に陥っている。

2002年時点のフライアウェイ・ユニットコストは5,000万ドル2007年時点では1.5倍の7,500万ドルであったが、2010年3月11日に米国会計検査院(GAO)が上院軍事委員会(SASC)に報告したところによれば、F-35のフライアウェイ・ユニットコストは当初予定の約2倍の8,000-9,500万ドルとされている[115][116]

アメリカ空軍によると、2011年度予算におけるF-35Aのフライアウェイ・ユニットコストが1億2,200万ドル、ウェポンシステム・ユニットコストが1億8,400万ドルである[117]

2012年3月30日、アメリカ国防総省が議会に提出した報告書によると、開発、生産費が当初の見積もりより4.3%増加して総額約3,957億ドル(約32兆円)となり、本格生産に入る時期も2017年から2年遅れの2019年になるとしている。国防総省の報道官は、アメリカ軍が同機を約2,440機調達する計画に変更はないとしているが、配備後の運用・維持コストの総額は1兆1,000億ドル(約91兆円)となり、昨年の見積もりより1,000億ドル上昇するとしている[118]

2013年4月14日、アメリカ国防総省が発表した2014年度に出した国防予算案で、1機当たりウェポンシステム・ユニットコストを1億9,000万ドルとすることを明らかにした[119]。引用元の記事では「航空自衛隊が調達を決めた最新鋭ステルス戦闘機F-35Aの価格が、1機当たり約1.9億ドル(約189億円)であることが明らかになった」と書かれているが、これは誤報であると考えられる[120]

2011年末にA型の導入を決定した日本防衛省は、1機あたりの調達価格を本体のみ約89億円(スペア部品などを含めた場合約99億円)としていた[121]。翌2012年6月29日に正式契約が交わされた際には、2016年度に導入する4機については1機当たりの価格が約96億円(交換部品を含め約102億円)と上昇[122]。毎日新聞は2012年9月4日の記事において、製造に習熟していない作業員が製造に関わっているためコストが上昇し、一機当たりの価格が当初の1.5倍の150億円に達する見通しとなったと報じている[123]

上記課題について2013年5月23日に発表されたアメリカ国防総省の報告書によると、昨年のF-35計画は全体のコストが45億ドル下がっており、上昇傾向にあったコストが減少に転じた[124]。また、2013年5月31日には、2017年になる見込みだった空軍の初期作戦能力獲得も2016年へ前倒しされることが発表された[125]

その後2014年10月30日、アメリカ国防総省は外国向けにF-35の複数年契約を提示し、米軍向けより価格を引き下げる予定であることを発表した[126]

アメリカ大統領のドナルド・トランプは大統領選挙中から、当初の予想を上回る予算が投じられているにも関わらず、後述する性能評価と計画そのものの遅延から、F-35開発計画を見直すことを公約に掲げていた[127]2016年12月22日には、F-35について「莫大なコストで、費用が行き過ぎている」と批判し、より安価なF/A-18E/Fの調達を示唆した[128]。 大統領就任後は、ロッキード・マーティンのマリリン・ヒューソンCEOに直接価格交渉を行い、次の生産分からコスト削減に取り組むことを約束させた[129]。これにより価格は1機あたり9460万ドルとなった[130]。この価格は海外向けの機体にも適用される[130]

米ドルと導入国の通貨との為替レートの影響も受けている。2017年9月13日に日本の会計検査院が発表した「次期戦闘機(F-35A)の調達等の実施状況についての報告書[131]」では、2012年以降に航空自衛隊に納入されたF-35Aが為替レートの円安に伴い、日本円当たりの価格が増加傾向にあると指摘している。航空自衛隊のF-35Aについては、2013年度に日本国内の防衛産業の技術基盤を維持のため日本企業が製造に加わったことでさらに価格が上昇し、価格上昇の原因を定量的に把握できていないと指摘されている[132]

2018年6月、アメリカ政府監査院は解決されていない966件の技術的問題を修正しなければ導入後の維持コストが高騰するとして、本格量産前に問題を修正するよう国防総省に対処を要求した[133][134]

情報流出と中国製部品の使用編集

F-35は、中国クラッカーにより2009年アメリカ国防総省から[135]2012年BAEシステムズから[136]、設計情報や性能、電気系統、レーダーなどのデータなどが盗まれており、将来的に中国のJ-20などに対して制空能力の優位性が損なわれることが危惧されている。また、中国が開発中のJ-31は双発であることを除けば外見の形状がF-35に類似しており、盗まれたデータが開発に生かされた可能性がある。

2014年6月28日には、カナダ在住の中国人実業家ス・ビンがF-35、C-17、F-22の秘密情報を合衆国内の国防産業のコンピュータから盗もうとし逮捕された[137][138]

同年12月7日にはプラット・アンド・ホイットニーで働いていた中国人技師であるユー・ロンがF135エンジンの素材として使用されているチタン合金に関する情報を持ち出そうとした疑いで逮捕された[139][140][141]

2015年1月19日付の豪紙シドニー・モーニング・ヘラルド紙は、中央情報局(CIA)元職員のエドワード・スノーデン容疑者が、デア・シュピーゲルに提供した資料からF-35のレーダーやエンジンの図式、噴出ガスの冷却方法、リーディングとトレイルエッジ処理、AFTデッキヒーティングコンツアーマップといったステルス技術の基幹部分に及ぶ情報に加え、B-2原子力潜水艦、F-22の軍事情報が2007年に中国からのハッキングにより盗まれていたことを報じた[142][143]

米国では軍需産業が中国などの外国の資材を使用することを規制しているが、2014年にF-35に中国製部品が使われていたことが発覚した際は大きな問題となった[144]。その後のアメリカ国防総省の調査でボーイングの爆撃機B-1やロッキード・マーティンの戦闘機F-16、レイセオンと日本が共同開発したスタンダードミサイルなどにも中国産材料の使用が判明した[144]。なお、F-35には中国が生産をほぼ独占するレアアースの多くが電波吸収材料に使われていることで知られる[145]。アメリカ国防総省は軍需産業は中国製品に過度に依存かつ中国からのハッキングに脆弱だと問題視している[146][147]

性能評価編集

2015年1月に行われた模擬空中戦演習ではF-35AがF-16に敗北し、テストパイロットは「F-35はF-16とエンゲージ(交戦)を行った際に、全ての状況下でパワー面で明らかに不利な条件に置かれた」と報告書にて述べた。これに対し開発責任者ジェフリー・ハリジャンは、この模擬空中戦演習に参加したF-35AはSDD機の「AF-2」で、空中戦用のソフトウェアやステルスコーティングが不完全であったため、この報告書をもってF-35が失敗機だと決めつけるのは時期尚早と反論している[148]。またアメリカ空軍も「完全な能力を発揮した場合のシミュレーションを何度も実施したが、F-16に対しては全て勝利している」と反論している[149]。実際に、2016年8月に実施した「ノーザン・ライトニング」演習では、F-35Aが1回の作戦で一度も発見されることなくF-16 27機の撃墜を記録している[150]

事故編集

2018年9月28日、米サウスカロライナ州で米海兵隊所属のF-35Bが基地の近くで墜落(死亡者なし)。米国防総省は米軍が保有する計245機すべての運用を一時的に停止すると発表。調査によるとエンジン燃料管の不具合がある可能性があることが判明したため、国内外のすべての機体を検査することとなった[151]

配備編集

採用国 レベル 軍隊 型式 購入機数 IOC 備考
  アメリカ合衆国
[152]
主開発国 アメリカ空軍 F-35A 1,763 2016年
アメリカ海軍 F-35C 260 2018年
アメリカ海兵隊 F-35B/C 353/67 2015年
  イギリス レベル1 イギリス空軍 F-35B 138 未定 B型からC型に変更するも再度変更[153]
イギリス海軍
  イタリア レベル2 イタリア空軍 F-35A/B 60〜69/15〜40 政府による計90機への削減案に対し、議会は当初計画通り131機へ戻すことを要求。
イタリア海軍 F-35B 15〜22
  オランダ オランダ空軍 F-35A 37
  ノルウェー レベル3 ノルウェー空軍 56
  デンマーク デンマーク空軍 27
  オーストラリア オーストラリア空軍 72 LRIP6にて2機調達、以降はLRIP-10より調達再開
  トルコ トルコ空軍 100
  カナダ カナダ空軍 65→0→不明 2012年12月14日導入を白紙撤回されるものの、2014年再検討。
  イスラエル 優先顧客 イスラエル空軍 50 2017年 75機までの増加を予定
  日本 SDD未参加国 航空自衛隊 F-35A/B 105/42(計147) 未定 LRIP8から調達開始の見込み[154]
既に導入が決定しているA型42機に加えて、計105機(A型63機、B型42機)を追加導入する予定[155]
  韓国 大韓民国空軍 F-35A 40
  ベルギー ベルギー空軍 34

運用国編集

  アメリカ合衆国
アメリカ空軍
 
F-35A
F-15F-16とのハイローミックス運用をF-22とF-35に更新する予定。同時にA-10の任務をF-35で置き換えるために約2,400機以上の配備を計画したものの、後にA型1,763機導入へと削減された。A-10後継としてB型の導入も検討されていたが、現在ではA型に一本化されている[156]
フロリダ州エグリン空軍基地第33戦闘航空団が、F-35Aを最初に装備する部隊となった。2011年夏には訓練用機の引き渡しが行われ、パイロット育成が開始された[156]。他の配備予定の基地はユタ州ヒル空軍基地、サウスカロライナ州ショウ空軍基地とマッキンタイヤ空軍州兵基地、沖縄県嘉手納基地が発表されている[157]


アメリカ海軍
 
F-35CとF/A-18F
F/A-18A-Dの後継としてF-35Cを約430機導入する計画であった。この計画通りに配備が完了すれば、空母航空団はF-35C 2個飛行隊、F/A-18E/F各1個飛行隊という構成になる[157]予定であった。現在では260機に削減されており、海兵隊のF-35Cを空母航空団に受け入れる計画となっている。
最初にF-35Cが配備されるのは第101戦闘飛行隊(VF-101)で、アメリカ3軍のF-35訓練基地を1か所に統合するため、エグリン空軍基地を拠点とする[157]


アメリカ海兵隊
 
F-35B
F/A-18とハリアーIIの後継機として、F-35B 353機に加えて、F-35Cを67機導入し海軍の空母航空団に派遣する計画となっている[158]
アメリカ海兵隊でF-35Bを最初に装備を予定しているのは、第501戦闘攻撃訓練飛行隊(VMFAT-501)である。この部隊もエグリン空軍基地を拠点とする[157]
また、アメリカ国防総省は、2012年12月に最新鋭のF-35を海外の基地としては初めて山口県岩国基地に配備することを決定[159]、2017年1月18日に最初の2機が到着した[160]


  イギリス
 
イギリス空軍向けのF-35B
イギリス空軍ハリアーGR.5/7/9イギリス海軍シーハリアーFA2の後継機としてJSFを導入する事を計画し、垂直離着陸機であるB型の採用を計画した。当初の計画では空軍が90機、海軍が60機の計150機を2014年後半より実戦配備の開始を予定していた。2006年にシーハリアーFA2の退役、2010年の新しい国防計画に基づくハリアーGR.7/9の早期退役と飛行隊の解散によりハリアー・ファミリーは退役を迎えたが、B型の導入計画はそのまま維持された[161]
その後、イギリス海軍のCATOBAR空母導入計画を受けて、導入をB型からC型へ切り替えるとし、空軍も共通性の確保からC型の導入を決める。この時の装備計画機数は138機と発表された。しかし、C型の開発が遅れていることと、B型の開発作業が計画通りに進んでいることから、2012年5月に再度B型の導入に変更している。LRIP機に対する発注を行っており、LRIP3で2機、LRIP4で1機がイギリス向けに製造されており、いずれもB型である[161]戦略防衛・安全保障見直し2015英語版では138機の調達の方針が維持された。最初にF-35Bを配備する部隊は、イギリス空軍ではロジーマス基地の第617飛行隊が指定されている。イギリス海軍では第809飛行隊が指定されているが、機材と人員は第617飛行隊と共有する予定である。
  イスラエル
 
ネバティム空軍基地に到着し、式典でダビデの星を貼り付けられたF-35I Adir 902号機。2016年12月。
 
第140飛行隊のF-35I Adir 913号機、インテーク横に飛行隊エンブレムの鷲が描かれている。2017年12月。
F-35のSDD作業に保全協力参加国として参加していたイスラエルは、イスラエル空軍のF-16A/Bの後継機としてA型をベースにしてイスラエル製の電子機器や兵装を搭載できるよう改修したF-35Iの購入を2010年8月に決定し、2010年10月に当初予定の20機を19機に削減した27億5000万ドルで調印した。
価格高騰を受けてレーダーなどを国内開発することも検討したが、逆に開発費がかかり過ぎる事が判明し、発注済みの19機についてはアメリカ空軍向けの機体と基本的に同じものになるという[162]
ヒズボラハマスの長射程ロケット弾や、イラン地対地ミサイルへの対策としてF-35Bを導入すべきであるという報道がなされることもあるが[163][164]2015年2月には追加の14機が、2016年11月には17機が契約されており、F-35Aの調達は合計で50機となった[165]
2016年12月12日に最初の2機 "901号機" "902号機"がイスラエル南部ネバティム空軍基地に到着し[166]、16時間後には早くも初ソーティが行われた。
イスラエル空軍は2021年までに50機のF-35Aでネバティム空軍基地でF-16Aを運用している第140飛行隊第116飛行隊の2個飛行隊を更新予定で[167]、2017年12月には作戦能力を獲得した[168][169]
また、オプションを行使することで75機の購入が可能であることから、最終的には3個飛行隊75機のF-35Aで現在運用しているF-16A/B(現在88機/16機運用)を更新することになると見られている[162]
更に将来必要となるF-16C/D(現在75機/54機運用)の後継として、可能であればF-35Aで代替をイスラエルは希望している。これが実現すれば、F-35保有数は200機近くに達すると見られている[162]


  イタリア
イタリアはイギリス、 オランダと並んで積極的にF-35計画に参加し、イタリア空軍のカーメリ空軍基地内に欧州向けの機体製造・整備を行うFACO(最終組立・検査工場)がアレニア社によって建設されている。
配備についてはイタリア空軍がA型とB型、イタリア海軍がB型の導入を計画している。空軍はトーネード IDSAMXの後継機として、軽空母を有する海軍はハリアーIIの後継機としての配備を予定している[161]。装備機数は空軍がA型69機とB型40機、海軍がB型62機の合計131機を調達する計画であったが、政府は経済悪化を理由に空軍A型60機・B型15機、海軍B型15機の合計90機に変更したが、議会は削減案に反対している[170]
2015年12月、カーメリ空軍基地でFACOが行われたA型1機が空軍に配備、試験運用が開始された[171]。2020年までに30機以上の調達を決定しており[172]、またA型・B型合計60機の導入が計画されている[173]
配備に先立って2名のイタリア空軍パイロットが渡米し、アリゾナ州にあるアメリカ空軍のルーク空軍基地でF-35の操縦訓練を修了している[171]
  オーストラリア
 
オーストラリア向けのF-35A
1995年にオーストラリアは、F-111とF/A-18A/Bの後継機の検討を開始し、「プロジェクト・エア6000」の名で調査を行った。その結果、JSFが最も高い評価を受けるが、F-111の退役には間に合わない事からF-111の後継にはF/A-18E/Fを充てることとなった。よって、F-35はF/A-18A/Bの後継としてのみの導入となり、予定数は100機となった[174]
当初は広大な国土をカバーするために航続距離の長いC型の導入を検討したが、A型でも十分であるとしてA型の導入を決定した。2009年にオーストラリア政府は、14機分の第一次調達分の経費約32億オーストラリア・ドル(約2,590億円)の支出を承認している[174]
計画では2012年に52機分の購入規約を交わし、先の14機を含めた66機で3個飛行隊、および1個訓練飛行隊を編成する計画である。残りの34機は追加編成もしくは予備機にするとされる[174]
2014年4月23日、オーストラリアは追加調達分を58機と決定した。先に購入が決定していた14機と合わせて合計72機となる[175]
  オランダ
オランダ空軍が運用している、F-16AM/BMの後継としてA型を85機導入する計画であった。早期導入を必要としていることから、イギリスと同様にLRIP機での発注を行っている[161]
LRIP3とLRIP4(オプション)でそれぞれ1機が製造されることになっているが、SDD作業の遅れで大幅に遅れることになった[161]
予定では第一陣の2011年受領、第二陣の2012年の受領だった。また、2012年に量産機の調達についての方針が決められる予定だった[161]。実際には2013年に2機の試験機に加え35機の購入を決定した[176]。85機は当時のF-16保有機を1対1で更新する数であったが、実際には計37機まで縮小された。
  ノルウェー
F-16AM/BMの後継機として将来戦闘航空機計画を立案、2008年1月に拘束情報要求を各メーカーに発出した。これについてサーブ社、ユーロファイター社、ロッキード・マーティン社が提案を行い、ロッキード・マーティン社の提案したF-35についてより確実な情報を取得するため、2002年6月にSDD作業レベル3で参加することとなった[162]
選定の結果、2008年11月にF-35Aを後継機として決定する。ノルウェー政府は「運用要求を完全に満たす事が出来たのはF-35だけだった」とし、機体価格についても候補の一つだったサーブ 39 グリペンの約2倍であるものの、30年間使用し続けた全運用期間中のライフサイクルコストはF-35のほうが30億ドルほど安くなるとしている。2011年6月にはノルウェー議会が訓練使用機4機の購入経費の支出を承認している[162]
当初は48機の導入を予定していたが、現在は56機に増加している。導入決定時の配備予定は2016年-2020年にかけてとされていたが、開発の遅延などを受けて現時点では明確な時期は示されていない[162]
2015年11月、ノルウェー空軍はF-35Aの1、2号機(AM-01、AM-02)を転換訓練のためアリゾナ州ルーク空軍基地へフェリーした[177]

調達予定国編集

  トルコ
トルコ空軍F-4E約40機、および改修機である54機のF-4E 2020の後継機としてA型の導入を計画している。100機の導入を予定しているが、2014年-2023年にかけての引き渡し予定は遅れている[162]。2013年1月12日に2012年に決定していた最初の2機の調達の延期を表明したが、全体で100機の調達に変更はないという[178]。2014年2月27日、トルコはF-35の調達を2015年に開始すると発表した[179]
機体納入に先駆けて、2008年より国内のトルコ航空宇宙産業(TAI)のアンカラ工場にてF-35の中央胴体を含む部品製造を始めており、完成品はロッキード・マーチンのフォートワース工場やイタリアのFACOに400機分納品する予定である。2017年7月12日にはトルコ機となる中央胴体をフォートワース工場へ出荷した[180]
2018年06月18日、ロシア製対空ミサイルシステムS-400など理由に、アメリカ上院はF-35製造におけるトルコの参加中止を規定した2019年国防予算案を承認した[181]。しかし、6月21日にはトルコ空軍の1号機のロールアウト式典が行われており、今後は米国アリゾナ州ルーク空軍基地での訓練を開始するとしていた。トルコのメンテナーは既にフロリダのエグリン空軍基地で訓練を開始しているという[182][183]
7月13日、マティス国防長官はトルコへの参画中止は国際的なサプライチェーンの混乱を引き起こし遅れと1億ドルのコスト増を招くと主張し反対を表明した[184]
8月13日にはトランプ大統領は、ペンタゴンが90日間でトルコ・アメリカ関係に関する報告を出すまで、F-35のトルコへの販売を禁止する内容を含んだ2019会計年度の国防権限法(NDAA)案に署名した。この報告にはトルコのF-35プログラムへの参加の評価、ロシアのS-400ミサイル防衛システムの購入によるリスクが含まれていると予想される[185]。他トルコが2016年10月からスパイ容疑で拘束されているアメリカ人のアンドリュー・ブランソン牧師のことも影響しているとされている[186]
  デンマーク
デンマーク空軍F-16AM/BMの後継機としてJSFの検討を行い、SDD作業にレベル3で参加している。F-35の開発の遅延と機体価格の上昇により、F-35以外にサーブ 39 グリペンF/A-18E/Fを加えた3機種による評価作業を行った[174]
導入機種の決定は、当初は2009年6月を予定していたが2010年3月に延長され、F-16AM/BMの延命が可能である事が判明したことで、決定は更に2014年に延長となった[174]
F-16AM/BM後継機の導入機数は48機とされたが、2010年には24-36機と発表された[174]。2016年5月11日にはF-16後継としてF-35A 27機の調達を決定した[187]
  韓国
F-4E後継機の第3次FXの60機において、F-15SEユーロファイターと並んでF-35AがRFPに応じた[188]
2013年8月16日、韓国の防衛事業庁が示した入札基準予算(8兆3000億ウォン)に、ロッキード・マーティンは予算を超過する金額を示し、F-35は選定から事実上脱落したと報道された[189]。しかし、9月24日に防衛事業庁はF-15SE採用を否決し、入札を白紙からやり直す事を発表。韓国国防省は、新たな入札に1年程度の時間を要するとした[190]。続く11月23日、入札条件にステルス機能電子戦能力を追加することを決定、購入機を60機から40機に減らしてF-35Aのみを検討対象とすることを事実上決定した[191]。残り20機分に関しては、2023年以降の調達として再検討を経て確保する予定である。
一方で、第3次FXで購入する機体は韓国国産戦闘機として計画されるKFXの基礎技術として採用することが検討されており、日本と異なり韓国はライセンス生産が認められていないことから、技術移転の面で白紙撤回すべきとの国内意見もある[192]
2018年3月28日テキサス州フォート・ワースのロッキード・マーティン社の工場で1号機のロールアウト式典が行われた。式典には韓国の徐柱錫国防部次官、李成竜空軍参謀次長らが出席、米国からはエレン・ロード英語版国防総省次官、ロ社のマリリン・ヒューソン英語版会長らが出席した[193]。年内生産分の6機は、米国アリゾナ州ルーク空軍基地で韓国空軍パイロットの機種転換及び整備士の訓練に使用後、2019年頃に訓練を終えて韓国の清洲(チョンジュ)基地に到着する予定である。
  ベルギー
ベルギー空軍が2018年10月25日にF-35の採用を決定しており、2023年から34機を調達する予定である[194]

採用検討国編集

  カナダ
カナダ空軍CF-18A/Bの後継機として、2008年5月にA型の購入を制式決定した。予定では受領開始を2016年からとし、初期作戦能力達成を2018年としていた。購入数は65機で、CF-188を直接置き換える計画であった。配備はバゴビットビル基地の第3航空団とコールドレイク基地第4航空団の計3個飛行隊を予定していた[174]
2012年4月、カナダ会計検査院(OAG)は、F-35調達計画に予算上の不備があったことを指摘しており、同国のメディアでは「スキャンダル」あるいは「失敗」として報じられるようになっている[195][196][197]5月9日には、中華人民共和国国務院系のニュースサイトである中国網が調達の中止を報じた[198]が、5月24日にロッキード・マーティン社の副社長は、「カナダが依然としてF-35の導入方針を堅持している」と発表している[199]。だが、同年12月14日に調達の白紙撤回を正式決定している[200]
2014年6月12日、F-35の再選定を検討中であることが報じられた[201]
  シンガポール
イスラエル同様、保全協力参加国であり、アジアで最初に参加。
対外有償軍事援助によるシンガポール空軍への導入を予定していたが、開発遅延やF-15SGの導入により一旦撤回となる。しかし、その後も導入に意欲的であり、3タイプ全ての情報収集を行っているとのこと。
  中華民国
中華民国空軍では、有事の際に中国の先制攻撃によって空軍基地が開戦数時間以内に無力化される可能性があるとして、一部高速道路を代替滑走路に指定し、定期的に訓練を実施しており、以前から内陸から滑走路なしでも航空戦力を展開できるV/STOL機の導入が望まれていた。このため、早い段階から統合打撃戦闘機計画のV/STOL能力を持つ最新の高性能ステルス機F-35Bに関心を示しており、導入に意欲的である。
しかし、アメリカ政府は中国との軍事バランスを考慮して、F-16C/Dの販売やF-16A/Bの改修ですら躊躇しており、F-35の販売は実現困難である。代案としてアメリカ海兵隊でF-35Bへの機種転換により余剰となった中古のAV-8B ハリアーIIを販売する案が出ているが、中国がJ-20J-31等の第5世代ジェット戦闘機や独自のV/STOL機を開発している現状で、空対空戦能力に劣り、機体寿命・改修コスト・部品調達に不安のあるAV-8Bに中華民国側は否定的である[202]

この他にも、フィンランドスペインがF-35に興味を示しているという[203]

日本における運用編集

 
航空自衛隊のF-35A

選定編集

2011年12月航空自衛隊F-4EJ改後継としてA型を選定する[204]。導入予定機数は42機とされる。F-4だけでなく、F-15Jの初期型(Pre-MSIP)分の100機も代替する案もあり、購入数は42機以上となる可能性もある[205][206]防衛省は2011年度の概算要求で最大10億円をFMS契約による「米政府への情報開示請求費用」として計上[207]。また、武器輸出三原則の緩和によって、日本企業が他国の企業が行うF-35の部品製造へ参加が可能となる見通しが出ている[208]

選定後編集

 
2018年10月8日の中央観閲式の総合予行で展示飛行を披露する航空自衛隊のF-35A

当初は、2016年度期限内に1号機の納入をアメリカが確約した旨が伝えられた。だが、その直後に機体強度に関する不具合が確認されたため、アメリカ政府高官や軍関係者からは2年程度の配備の遅れを容認する声が上がり始めた。これを受けて、2016年度中の取得は難しくなる見方が強まっていた[204]。2014年10月27日、アメリカ国防総省とロッキード・マーティン社は43機分のF-35の契約を結んだと発表。この内の4機が2017年3月までに航空自衛隊へ引き渡される予定である[209]

防衛省は、F-35Aの調達価格は2012年度予算ベースで1機あたり本体のみ約89億円、補用部品などを含めた場合約99億円としていた。翌2012年6月29日に正式契約が交わされた際には、2016年度に導入する4機については1機当たりの価格が約96億円(交換部品を含め約102億円)と上昇、2012年度予算案においては、有償援助(FMS)調達による4機分が395億円(1機あたり98.75億円)、訓練シミュレーター整備費として205億円が計上された[210]

2012年5月3日にはアメリカ国防総省が、日本が導入を予定している42機の売却額が計100億ドル(約8千億円)との見通しを発表したが、これには補用部品および15年のサポートが含まれており、機体のみの価格は不明である[211]。同年6月29日に日本政府は、米国防総省と2016年度に導入する4機について、正式契約を交わした。1機当たりの価格は約96億円(補用部品を含め約102億円)である。補用部品の購入を減らすなどしたものの、2012年度予算に計上した89億円(同99億円)と比較して、約7億円(同約3億円)の上昇となった[210]。ただし、上記の通り、価格は今後下がる可能性が出ている。

2013年度からの調達では、国内企業参画を前提にIHIがエンジン、三菱電機がレーダーなどを製造して、三菱重工が国内FACOで機体組立を行うこととなり、3社でのこれらの製造作業に必要な設備投資費などは防衛省側が全額負担しており、13-16年度で計約1716億円を負担している[212]

2014年12月18日、日米両政府は、F-35の国際整備拠点の一つを日本に置くと正式に発表した[213]

2016年4月25日にIHS Jane's 360は、航空自衛隊向け初号機が2016年9月26日にロールアウト予定であると報じた[214][215]

2016年8月24日、フォートワース工場で生産された航空自衛隊向け初号機「AX-1」が初飛行したことが発表され[216]、また自衛隊機としては初めて、機体の日の丸国籍マーク)がロービジ(低視認性)迷彩仕様を採用することも、併せて発表された。この初号機は2016年9月23日にロールアウトした[217]

2012年度予算発注されて完成した4号機「AX-4」までの4機は、ルーク空軍基地にて空自パイロットの訓練プログラムに使用されており、2017年5月18日には2名のパイロットが空自で初めてF-35の訓練課程を修了した。

2017年6月5日、三菱重工の国内FACOで航空自衛隊向け5号機「AX-5」をロールアウト。年内には6号機「AX-6」も完成し、平成29年度中に2機が防衛省に引き渡される予定である。

2017年11月6日ウィスコンシン州空軍州兵第115戦闘航空団所属のF-16戦闘機2機の護衛を受けた「AX-5」が初めて太平洋の上空を飛行し、メリーランド州パタクセント・リバー海軍航空基地に到着した。本機は今後アメリカ国防総省国防契約管理局の最終検査を経てアリゾナ州ルーク空軍基地に移動し、同基地にある『F-35 Academic Training Center』において空自パイロット養成の訓練プログラムに投入される見込みである[218][219]。2017年9月13日に会計検査院が発表した「次期戦闘機(F-35A)の調達等の実施状況についての報告書[131]」では、FMS調達のため円安に連動して日本円当たりの価格が増加傾向にあり、日本企業が製造に加わったことでさらに価格が上昇し、価格上昇の原因を定量的に把握できていないと指摘されている。また、開発の遅れから調達予定の品目が搭載されなかったり、予定品目と異なるソフトウェアが搭載されていたと指摘。さらに、日本製部品が搭載されているはずの機体の内、平成25年度に発注された機体には日本製部品が供給されていなかったと報告し、防衛相が米政府や国内企業との交渉・調整を適切に行うべきと結んでいる[132]

2018年1月21日、防衛省が2017年8月31日に公表した『平成30年度概算要求の概要』に基づき、航空自衛隊百里基地に配属されている第7航空団第302飛行隊に予定されているF-35への機種改編と航空自衛隊三沢基地移駐に先立ち、F-35が早ければ1月26日にも三沢基地に配備されることが報じられた。2017年(平成29年)度に1機、2018年(平成30年)度に9機、2019年度~2022年度にかけて6機ずつを三沢基地に配備し、第302飛行隊が改編される見込みである[220][221]。なお、第302飛行隊の三沢基地移駐に伴い、2019年度には三沢基地に配備されている第3航空団第3飛行隊が百里基地に移駐する。また、2020年度には第7航空団第301飛行隊もF-35への機種改編と三沢基地への移駐が行われ、第301飛行隊が改編される予定である[222]

2018年1月26日、当初の予定通りF-35 1機(AX-6)が午前11時頃、三菱重工業の名古屋航空宇宙システム製作所小牧南工場がある小牧基地から三沢基地に到着、航空自衛隊三沢基地に第3航空団飛行群臨時飛行隊付として配備された。同基地の隊員らが整列して出迎え、パイロットに花束が手渡された。本機体に搭載されているミッションソフトウェアでは機関砲赤外線ホーミング誘導方式短距離空対空ミサイルが運用できないため、今後ミッションソフトウェアのアップデートが行われる[223][224]

2018年5月15日、三沢基地にF-35Aが1機が追加配備、5月28日ルーク空軍基地で使用されていた5機がハワイ経由で三沢基地に到着して計7機態勢となった[225]。2018年度中にはもう3機が追加配備され、計10機体制になる[226][227]

2018年10月8日の中央観閲式の総合予行と同年10月14日の中央観閲式で、三沢基地配備のF-35Aが国内で初の展示飛行を披露している[228]

2018年11月27日、政府が追加でさらに100機購入することを検討していると報じられた[229]。その後の2018年12月13日、F-35を105機購入する方針を固めた。そのうちの42機はB型となる[155]

2030年代に退役が始まるF-2の後継機としてロッキード・マーティンではF-22にF-35のアビオニクスを搭載した機体を提案している[230]

F-35A調達数等
予算額
予算計上年度 調達数 本体 関連
平成23年度(2011年) 7億円
平成24年度(2012年) 4機 395億円 205億円
平成25年度(2013年) 2機 299億円 1,041億円
平成26年度(2014年) 4機 693億円 934億円
平成27年度(2015年) 6機 1,032億円 358億円
平成28年度(2016年) 6機 1,084億円 307億円
平成29年度(2017年) 6機 880億円 309億円
平成30年度(2018年) 6機 785億円 293億円
合計 34機 5,234億円 3,454億円

関連予算には平成24年度のシミュレータ2基分と、25年度以後のFACO及びアジア太平洋整備工場立ち上げ用初度費1,567億円を含む。

F-35Bの検討編集

2013年7月14日、「F-35B」の導入を検討していることが、日米防衛当局への取材で新たにわかったと報じられた[231]。しかし同月16日の会見においてこれは否定された[232]

2017年12月25日、防衛省がアメリカ海兵隊のF-35Bが、いずも型護衛艦に着艦できる様に「いずも」を改造する事を検討していると報じられた。離島防衛用の補給拠点など防御目的で活用し、有事の際などにF-35Bを発着させ、戦闘に発進する際の給油などの支援も行う。日米連携を強化することで北朝鮮中国の脅威に備える狙いがあるという。航空自衛隊も独自にF-35Bを購入する計画があり、F-35A計42機の内一部をB型に変更する案、別に追加購入する案を検討している。導入後は海上自衛隊と統合的に運用することも検討しており、来年後半に見直す「防衛計画の大綱」に盛り込むことも想定している[233][234][235][236][237]。しかし翌日26日の記者会見において、小野寺五典防衛相は「防衛力のあり方は不断にさまざまな検討をしているが、F-35Bの導入や、いずも型の改修に向けた具体的な検討は現在、行っていない」と述べ、これを否定したものの「防衛力のあり方は不断にさまざまな検討をしている」として将来的な可能性については否定しなかった[238][239]

2018年2月12日、読売新聞はF-35Bの導入を検討し2026年度頃の運用開始を目指すと報じた。年末にまとめる次期中期防衛力整備計画(中期防)に調達する機数を盛り込み、早ければ2019年度予算案に関連経費を計上し、2024年度頃からの納入を想定しているという。同報道によると、F-15の未改修機の一部の後継としてF-35Bを導入するという[240]

2018年3月2日、小野寺防衛大臣は自衛隊の護衛艦「いずも」の拡張性を確認するために行っている離着陸できる航空機の調査対象に、F-35Bなどが含まれていることを明らかにした[241]

2018年11月28日、政府がF-35Bを約20機程導入することを検討していると報じられた[242]

実戦投入編集

2018年5月22日 - イスラエル空軍幹部が、F-35A'(イスラエル空軍呼称F-35I)がこれまでに2カ所の異なる前線で2度攻撃していることを明らかにした[243][244]

2018年9月27日 - アメリカ軍のアフガニスタンのターリバーン勢力への攻撃においてエセックス (強襲揚陸艦)から発艦した複数のF-35Bが参加。初の実戦投入となった[245]

仕様編集

F-35A 通常離着陸型
F-35B 短距離離陸・垂直着陸型
F-35C 艦載型
F-35 Lightning II[246]
F-35A F-35B F-35C
乗員 1名
全長 51.4ft (15.67m) 51.2ft (15.61m) 51.5ft (15.70m)
全幅 35ft (10.67m) 43ft (13.11m)
全高 14.4ft (4.39m) 14.3ft (4.36m) 14.7ft (4.48m)
翼面積 460ft² (42.74m²) 668ft² (62.06m²)
空虚重量 29,300lbs (13,290kg) 32,300lbs (14,651kg) 34,800lbs (15,785kg)
機内燃料重量 18,250lbs (8,278kg) 13,500lbs (6,123kg) 19,750lbs (8,958kg)
兵装搭載量 18,000lbs (8,165kg) 15,000lbs (6,804kg) 18,000lbs (8,165kg)
最大離陸重量 約70,000lbs (31,751kg) 約60,000lbs (27,216kg) 約70,000lbs (31,751kg)
エンジン[247] F135-PW-100 F135-PW-600 F135-PW-100
推力[248]
F135-PW-100:124.55kN ⇒ 191.27kN
F135-PW-600:120.10kN ⇒ 182.38kN
最大速度[249] M1.6、~1,200mph (~1,931km/h)
航続距離[250] >1,200n.mile (2,222km) >900n.mile (1,667km) >1,200n.mile (2,222km)
戦闘行動半径[250] >590n.mile (1,093km) >490n.mile (833km) >600n.mile (1,111km)
荷重制限 +9.0G +7.0G +7.5G
最大推力重量比 0.87 0.90 0.75


兵装編集

F-35の兵装位置
F-35A,Cの搭載兵器総覧
固定武装
空対空ミサイル
空対地ミサイル
空対艦ミサイル
巡航ミサイル
爆弾
その他

登場作品編集

脚注編集

  1. ^ a b c Producing, Operating and Supporting a 5th Generation Fighter
  2. ^ a b c F-35 Deal Targets Unit Cost Below $100 Million
  3. ^ F-35、SDD飛行試験の全プログラムを完了
  4. ^ “【軍事ワールド】F35、開発試験終了 最新鋭機が極東に集中する可能性も”. 産経新聞WEST. (2018年4月24日). https://www.sankei.com/west/print/180424/wst1804240005-c.html 2018年6月1日閲覧。 
  5. ^ a b “なぜ米国はF35戦闘機に巨額を費やすのか?”. AFPBB News. (2014年3月15日). http://www.afpbb.com/articles/-/3009733 2015年9月26日閲覧。 
  6. ^ Lockheed F-35 service life extended to 2070
  7. ^ 「世界の名機シリーズF-35ライトニングII」p67
  8. ^ ロッキード・マーティンでは、前部胴体、主翼、各翼の前後縁、操縦システム、ミッションシステム、AN/AAQ-40電子光学目標システム(EOTS)、機体システム、自動システム制御ロジスティック、訓練システム。ノースロップ・グラマンでは、中央胴体、兵器倉扉駆動装置、アレスティング・フック、艦載型機操縦装置、ミッション・システム・ソフトウェア、低被視認性支援システム、AN/APG-81レーダー、AN/AAQ-37電子光学支援防御支援サブシステム(EO-DAS)、通信・航法・識別装置。BAEシステムズでは、後部胴体、尾翼の水平・垂直安定板、艦載型機の主翼折り畳み機構、燃料システム、スロットルとサイド・スティック操縦桿、パイロットの脱出システム、電子戦システム、保命装具、STOVL型機操縦系統、飛行操縦コンピューター。
  9. ^ a b 月刊『JWings』2007年5月号 p13
  10. ^ 「世界の名機シリーズF-35ライトニングII 最新版」p77
  11. ^ 次期戦闘機:「F35A、日本で整備することはない」
  12. ^ Australia to service South Korean F-35 strike fighters in Pentagon deal
  13. ^ INC., SANKEI DIGITAL (2017年6月5日). “F35国内生産初号機公開、技術基盤の向上が課題” (日本語). 産経ニュース. https://www.sankei.com/politics/news/170605/plt1706050042-n1.html 2018年5月10日閲覧。 
  14. ^ 4 F-35A生産への国内企業参画
  15. ^ : boundary layer diverter
  16. ^ 月刊『JWings』2007年5月号 p12
  17. ^ 「世界の名機シリーズF-35ライトニングII」p23
  18. ^ 月刊『JWings』2012年1月号 p45
  19. ^ “【防衛最前線】(10)F35戦闘機 毀誉褒貶を背負う「最新鋭ステルス機」への期待”. 産経ニュース. (2015年1月2日). http://www.sankei.com/premium/news/150102/prm1501020008-n1.html 2016年4月18日閲覧。 
  20. ^ 「世界の名機シリーズF-35ライトニングII」p31
  21. ^ “[www.airforcemag.com/MagazineArchive/Documents/2012/November%202012/1112fighter.pdf#page=4 The F-35’s Race Against Time By John A. Tirpak, Executive Editor]”. John A. Tirpak. 5月12日閲覧。...
  22. ^ Pratt & Whitney pitches souped up version of the F-35 engine
  23. ^ Engine improvements demonstrated under DoD technology maturation programs could benefit global fleet of F-35s
  24. ^ P&W Outlines New Plan for F-35 Engine Upgrades
  25. ^ a b 「世界の名機シリーズF-35ライトニングII」p58
  26. ^ F136, Rest In Peace; GE, Rolls Formally Declare It’s Over
  27. ^ a b c 井上孝司、『F-35B実動部隊、岩国に到着!』、軍事研究 2017年4月号、(株)ジャパン・ミリタリー・レビュー、61-71頁
  28. ^ Power for F-35B Short Take Off and Vertical Landing (STOVL)
  29. ^ a b 青木謙知著、『空母型護衛艦のステルス戦闘攻撃機F-35B』、「海上自衛隊の空母型護衛艦」、軍事研究2010年1月号別冊、(株)ジャパン・ミリタリー・レビュー
  30. ^ Graham Warwick (2011年12月9日). “F-35B - Clutch”. Aviation Week & Space Technology. 2014年4月13日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2014年4月10日閲覧。
  31. ^ Graham Warwick (2011年12月9日). “F-35B - Driveshaft”. Aviation Week & Space Technology. 2014年4月13日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2014年4月10日閲覧。
  32. ^ Graham Warwick (2011年12月9日). “F-35B - The STOVL Challenges”. Aviation Week & Space Technology. 2014年4月13日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2014年4月10日閲覧。
  33. ^ Graham Warwick (2011年12月9日). “F-35B - Lift Fan”. Aviation Week & Space Technology. 2014年4月13日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2014年4月10日閲覧。
  34. ^ Lockheed Propulsion System”. VTOL.org. 2010年6月20日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2010年9月19日閲覧。
  35. ^ リフトファンの吸気口の蓋は後ろヒンジの上開き。排気口の蓋は左右2枚構成の両開き。
  36. ^ 航空ファン』2009年 2月号
  37. ^ F-35 Noise Measurement Executive Summary
  38. ^ Netherlands Aerospace Centre releases F-35 noise level test results
  39. ^ Flight Deck Headset Compensates for F-35 Engine Noise
  40. ^ 「世界の名機シリーズF-35ライトニングII 最新版」p71-72
  41. ^ “【特集】日の丸ステルス F35、5ページ”. 時事通信. (2011年11月13日). http://www.jiji.com/jc/v4?id=20111113jasdf_fx_f-35_lightning0001 
  42. ^ スティックが自由に動く方式。
  43. ^ 「世界の名機シリーズF-35ライトニングII 最新版」p54
  44. ^ 月刊『航空ファン』2008年3月号、12月号、2009年2月号
  45. ^ インテバク・シリコン画像エンジンの略
  46. ^ F-35、第3世代HMDSの飛行試験を開始
  47. ^ ロックウェル・コリンズ、F-35向けGen III HMDSを納入
  48. ^ 月刊軍事研究2012年8月号、2011年9月号
  49. ^ F-35 Program Selects Helmet Design - Defencenews
  50. ^ JSF: Integrated Avionics Par Excellence - Avionics
  51. ^ F-35 Electronic Warfare Suite: More Than Self-Protection
  52. ^ “Lockheed Martin Selects Harris Corporation to Deliver F-35’s Next Generation Computer Processor Harris” (英語). https://www.harris.com/press-releases/2018/09/lockheed-martin-selects-harris-corporation-to-deliver-f-35s-next-generation 2018年9月27日閲覧。 
  53. ^ “IEEE 1394b Playing Pivotal Role in F-35 Lightning II Joint Strike Fighter” (英語). https://www.businesswire.com/news/home/20070904006087/en/IEEE-1394b-Playing-Pivotal-Role-F-35-Lightning 2018年5月10日閲覧。 
  54. ^ 月刊『JWings』2012年8月号 p47-49
  55. ^ Ultimate Fighter: Lockheed Martin F-35 Joint Strike Fighter P.132 著者Bill Sweetman
  56. ^ Newest U.S. Stealth Fighter ‘10 Years Behind’ Older Jets
  57. ^ 「世界の名機シリーズF-35ライトニングII 最新版」p37
  58. ^ 月刊『JWings』2012年3月号 p17
  59. ^ 月刊『JWings』2012年3月号 p14、p22
  60. ^ 青木謙知「F-35がF-Xに選ばれた理由」 『軍事研究2012年​​3月号』 ジャパン・ミリタリー・レビュー、2012年3月1日
  61. ^ a b F-35 Program Brief, USAF, 26 September 2006.
  62. ^ "Important cooperative agreement with Lockheed Martin." Kongsberg Defence & Aerospace, 9 June 2009. Quote: "The missile has a range in excess of 150 nautical miles."
  63. ^ 「世界の名機シリーズF-35ライトニングII 最新版」p28
  64. ^ 「世界の名機シリーズF-35ライトニングII」p51
  65. ^ 月刊「航空ファン」 2011年 5月号
  66. ^ 月刊「航空ファン」 2011年 10月号
  67. ^ 久保信博 (2014年7月17日). “日本の武器輸出が本格化、英とミサイル研究・米にセンサー”. トムソン・ロイター. http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0FM1K820140717 2014年7月17日閲覧。 
  68. ^ “日英でミサイル技術を共同研究 政府、NSCで決定へ”. 日本経済新聞. (2014年7月17日). http://www.nikkei.com/article/DGXNZO74365920X10C14A7PP8000/ 2014年7月17日閲覧。 
  69. ^ F-35 Joint Strike Fighter Media Kit Statistics(ZIP圧縮ファイル、98.2kB)
  70. ^ F-35 specificationsGlobalSecurity.org
  71. ^ : small diameter bomb
  72. ^ a b 「世界の名機シリーズF-35ライトニングII 最新版」p74
  73. ^ a b 月刊『JWings』2016年7月号 p48
  74. ^ a b c d 「世界の名機シリーズF-35ライトニングII 最新版」p75
  75. ^ F-35 Software Development
  76. ^ 「世界の名機シリーズF-35ライトニングII 最新版」p85
  77. ^ Development of F-35 3i Software For USAF IOC Complete
  78. ^ 「世界の名機シリーズF-35ライトニングII 最新版」p75-76
  79. ^ a b 「世界の名機シリーズF-35ライトニングII 最新版」p76
  80. ^ LOCKHEED MARTIN JOINT STRIKE FIGHTER OFFICIALLY NAMED "LIGHTNING II"
  81. ^ David C. Aronstein; Michael J. Hirschberg; Albert C. Piccirillo (1998). Advanced Tactical Fighter to F-22 Raptor: Origins of the 21st Century Air Dominance Fighter. AIAA. p. 136. ISBN 9781563472824. 
  82. ^ : conventional take-off and landing
  83. ^ Lockheed Martin Delivers First USAF Production F-35 Lightning II
  84. ^ af-declares-the-f-35a-combat-readyアメリカ空軍公式サイトニュース2016年8月2日
  85. ^ [1]おたくま経済新聞 2018年3月20日
  86. ^ [2]Defense New 2018年6月22日
  87. ^ [3]Ministerie van Defensie 2018年6月15日
  88. ^ : short take-off and vertical landing
  89. ^ U.S. MARINES CORPS DECLARES THE F-35B OPERATIONAL海兵隊公式サイトNews Display2015年7月31日
  90. ^ Strategic Defence and Security Review、「戦略的防衛及び(国家)安全の検討」の意味
  91. ^ “海兵隊向けF35を初納入 米ロッキード”. 産経新聞 (MSN産経ニュース). (2012年1月12日). オリジナル2012年1月12日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120112081608/http://sankei.jp.msn.com/world/news/120112/amr12011214460005-n1.htm 2012年1月12日閲覧。 
  92. ^ "F-35 completes first airborne weapons separation." Marine Corps, 9 August 2012.
  93. ^ "F-35B Completes First Vertical Takeoff" Lockheed Martin, 20 May 2013.
  94. ^ F-35’s First Combat Strike Won’t End Debate « Breaking Defense - Defense industry news, analysis and commentary breakingdefense.com | September 27, 2018
  95. ^ F-35 stealth fighter crashes in coastal South Carolina worlddnewss.com | Friday,September 28,2018
  96. ^ F-35B Lightning II fighter jet crashes, pilot ejects in South Carolina stripes.com | September 28,2018
  97. ^ Some F-35s grounded again for new round of inspections marinecorpstimes.com | 2018-10-25
  98. ^ 軍事研究2017年4月号「F-35Bは大型空母の存在意義を奪う」文谷数重
  99. ^ Pierre Sprey's Anti-F-35 Diatribe Is Half Brilliant And Half Bullshit foxtrotalpha.jalopnik.com | June 20,2014
  100. ^ : carrier (based) variant
  101. ^ 垂直尾翼はA型のものを10cm縦に延長した。
  102. ^ JSF’s Trouble Stopping on the Boat - Defencesetech
  103. ^ 統合攻撃戦闘機F35C、空母に着艦できずに英国が抗議 - サーチナ
  104. ^ F-35 programme starts to turn the corner - Flightglobal
  105. ^ 米軍のF35型機、空母への「着艦」成功 - CNN
  106. ^ F-35C艦上試験、3日短縮して完了【画像】 - FlyTeam(フライチーム)
  107. ^ F-35C Completes Initial Sea Trials aboard Aircraft Carrier - アメリカ海軍
  108. ^ Renae Merlen (2006年8月16日). “Lockheed Says F-35 Could Fly Pilotless”. The Washington Post (www.washingtonpost.com). http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/08/15/AR2006081501288.html 2012年10月23日閲覧。 
  109. ^ “F35 空対空ミサイルとステルス性能に疑問 米国防総省内部資料”. 産経新聞. (2011年12月15日). オリジナル2011年12月20日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20111220140033/http://sankei.jp.msn.com/world/news/111215/amr11121520070013-n1.htm 2011年12月25日閲覧。 
  110. ^ 維持旋回とは高度も速度も低下させずに行う水平旋回のことで、これが行える最大の荷重を維持旋回荷重と呼ぶ。通常の加重制限では高度や速度の低下が考慮されないため区別される。
  111. ^ “Pentagon lowers F-35 performance bar”. Flightglobal. (2013年1月14日). https://www.flightglobal.com/news/articles/pentagon-lowers-f-35-performance-bar-381031/ 2016年4月10日閲覧。 
  112. ^ “Problems plaguing F-35's next-gen maintenance system”. Defense News. (2015年4月15日). http://archive.is/yyyuJ 2016年4月17日閲覧。 
  113. ^ “国防総省検査局、F-35/ALIS 2.0.2のアップデート適用で待った”. businessnewsline. (2016年3月8日). オリジナル2016年4月17日時点によるアーカイブ。. https://archive.today/20160417103102/http://business.newsln.jp/news/201603082233450000.html 2016年4月17日閲覧。 
  114. ^ “F35戦闘機にまだ多数の「欠陥」 運用予定に影響も 米軍報告”. AFPBB News. (2016年2月4日). http://www.afpbb.com/articles/-/3075703 2016年3月14日閲覧。 
  115. ^ Cost of F-35 Has Risen 60% to 90%, Military Says
  116. ^ F35の価格倍増と米政府 日本の機種選定見直しも
  117. ^ "FY 2012 Budget Estimates" Archived 2011年7月24日, at the Wayback Machine., p. 01–1. U.S. Air Force, February 2011.
  118. ^ “米F-35の生産は2年遅れに 米国防総省発表”. 朝雲新聞社. (2012年4月5日). オリジナル2004年1月14日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20040114051249/http://www.asagumo-news.com/f_column.html 2012年4月12日閲覧。 
  119. ^ “F35、1機189億円 米国防予算案で判明 日本は財源難題”. 産経ニュース. (2013年4月14日). オリジナル2013年4月14日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130414032316/http://sankei.jp.msn.com/world/news/130414/amr13041401000000-n1.htm 2013年4月14日閲覧。 
  120. ^ "FY 2014 Program Acquisition Costs by Weapon System" Archived 2013年9月3日, at the Wayback Machine.
  121. ^ “中ロへの抑止力意識=1機約99億円−次期戦闘機”. 時事通信. (2011年12月20日). http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011122000051 2011年12月25日閲覧。 
  122. ^ “F35、本体96億円=7億円上昇―政府が正式契約”. 時事通信. (2012年6月29日). オリジナル2012年7月2日時点によるアーカイブ。. https://archive.today/20120702095513/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120629-00000064-jij-pol 2012年6月29日閲覧。 
  123. ^ “F35:1機当たりの価格150億円に 防衛省概算要求”. 毎日jp. (2012年9月4日). オリジナル2012年9月8日時点によるアーカイブ。. https://archive.today/20120908041641/http://mainichi.jp/select/news/20120904k0000e010209000c.html 2012年9月4日閲覧。 
  124. ^ “Pentagon: F-35 Program Costs Fell $4.5 Billion Last Year”. Defense News. (2013年5月23日). オリジナル2013年6月25日時点によるアーカイブ。. https://archive.today/20130625035657/http://www.defensenews.com/apps/pbcs.dll/article?AID=2013305230020 2013年6月15日閲覧。 
  125. ^ “US Air Force: F-35 To Be Deployable in '16”. Defense News. (2013年5月31日). オリジナル2013年6月25日時点によるアーカイブ。. https://archive.today/20130625035626/http://www.defensenews.com/apps/pbcs.dll/article?AID=2013305310018 2013年6月15日閲覧。 
  126. ^ “米F-35戦闘機、外国には値引き提示へ=国防総省”. ウォール・ストリート・ジャーナル. (2014年10月31日). オリジナル2015年7月2日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150702082519/http://jp.wsj.com/news/articles/SB11875414796426453974304580247701880715226 2014年11月1日閲覧。 
  127. ^ “F-35開発計画、ドナルド・トランプ氏が当選した場合には計画キャンセルの恐れ”. businessnewsline. (2016年3月2日). http://archive.is/T12qN 2016年11月15日閲覧。 
  128. ^ “トランプ氏また批判、F35「費用が行き過ぎ」”. 読売新聞. (2016年12月24日). http://archive.is/uUJwn 2016年12月24日閲覧。 
  129. ^ “F35コスト大幅削減へ…トランプ氏の要求応じ”. 読売新聞. (2016年12月24日). http://archive.is/oRAU1 2016年12月24日閲覧。 
  130. ^ a b 【軍事ワールド】F-35 トランプ氏発案の値下げはどうなった? 将来は? 日本生産分1号機も〝完成〟(2/5ページ) - 産経WEST - 産経新聞
  131. ^ a b 会計検査院法第30条の2に基づく国会及び内閣への随時報告「次期戦闘機(F-35A)の調達等の実施状況について」
  132. ^ a b 「航空最新ニュース・防衛省・自衛隊 会計検査院、空自F-35Aに日本製部品が未使用と指摘」『航空ファン』通巻780号(2017年12月号)文林堂 P.130
  133. ^ 米、F35戦闘機に「966件技術的問題」 日本調達計画 維持費高騰の恐れ:国際(TOKYO Web) - 東京新聞
  134. ^ 【電子版】ステルス機F35の欠陥、フル生産前に改善必要 米政府監査院が国防総省に勧告 - 日刊工業新聞電子版
  135. ^ 米国防総省にハッカー、次世代戦闘機F35の設計情報など流出か
  136. ^ “中国ハッカーがF35のデータ盗む 英日曜紙報道”. 産経新聞. (2012年3月11日). オリジナル2012年7月16日時点によるアーカイブ。. http://archive.is/3F1q 2014年11月16日閲覧。 
  137. ^ Chinese man charged with hacking into US fighter jet plans
  138. ^ Feds: Chinese businessman hacked U.S. military info // DOCUMENT
  139. ^ 米連邦地検、中国人技師を逮捕、起訴 ステルス機の機密窃取
  140. ^ F35の技術持ち出し図る=中国人を逮捕-米当局
  141. ^ 米国、F35戦闘機機密窃取として中国人技師を再び拘束 Archived 2014年12月13日, at the Wayback Machine.
  142. ^ 中国、サイバースパイでF35設計窃取か 日本は42機を購入予定 Archived 2015年1月30日, at the Wayback Machine.
  143. ^ サイバー攻撃で中国がF-35の機密情報を取得、NSAの内部資料で明らかに Archived 2015年9月23日, at the Wayback Machine.
  144. ^ a b “ボーイングのB─1爆撃機などに中国産資材、米国防総省調査で判明”. ロイター. (2014年3月11日). http://jp.reuters.com/article/l3n0m81dm-boeing-b1-china-pentagon-idJPTYEA2A03S20140311 2017年10月8日閲覧。 
  145. ^ “米軍が「F-35」戦闘機を飛ばせるのは・・・中国のレアアースのおかげだ!=中国メディア”. サーチナ. (2015年8月15日). http://news.searchina.net/id/1585339 2017年12月17日閲覧。 
  146. ^ “米、軍需品調達で過度の中国依存 報告書、リスク増大と警告”. 東京新聞. (2018年10月5日). http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018100601001455.html 2018年10月16日閲覧。 
  147. ^ “米防衛産業は中国のハッキングに対し脆弱すぎる-トランプ政権が警告”. ブルームバーグ. (2018年10月5日). https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-10-05/PG3XQC6K50XX01 2018年10月16日閲覧。 
  148. ^ “F-35はなぜ機動性では旧型機にも劣るのか、波紋を呼ぶUSAFによる模擬空中戦演習の結果”. businessnewsline. (2015年7月3日). http://archive.is/yqLqU 2016年4月10日閲覧。 [リンク切れ]
  149. ^ 旧式より弱い新鋭戦闘機F-35? 99年間くり返される無意味な比較
  150. ^ 専守防衛の自衛隊にステルス機は不要? 空自のF-35導入、そこにある意味とは
  151. ^ “米国防総省、F35戦闘機を一時飛行停止に 9月の墜落事故受け”. 産経ニュース. (2018年10月2日). https://www.sankei.com/world/news/181012/wor1810120008-n1.html 2018年10月12日閲覧。 
  152. ^ Three Variants for Three Services
  153. ^ 英国:F-35戦闘機の機種変更 開発3年遅れで Archived 2012年7月12日, at Archive.is 毎日新聞 2012年05月12日
  154. ^ Pentagon Aims To Finalize Lockheed F-35 Contract Within Days Archived 2013年9月28日, at the Wayback Machine.
  155. ^ a b “F35戦闘機、105機購入へ うち42機は「空母」向けのF35B”. 毎日新聞. (2018年12月13日). https://mainichi.jp/articles/20181213/k00/00m/010/063000c.amp 2018年12月13日閲覧。 
  156. ^ a b 「世界の名機シリーズF-35ライトニングII」p65
  157. ^ a b c d 「世界の名機シリーズF-35ライトニングII」p66
  158. ^ Plan Improves Navy, Marine Corps Air Capabilities
  159. ^ ステルス戦闘機F35を2017年に岩国配備へ 米国防長官 中国を牽制
  160. ^ 最新戦闘機「F-35B ライトニングII」、2機が岩国基地に到着
  161. ^ a b c d e f 「世界の名機シリーズF-35ライトニングII」p67
  162. ^ a b c d e f g 「世界の名機シリーズF-35ライトニングII」p69
  163. ^ ISRAEL, US EXAMINING F-35B SALE The Jerusalem Post 2015年12月15日
  164. ^ Despite Costs and Concerns Haaretz Newspaper 2016年11月29日
  165. ^ Israel to buy an additional 17 F-35 fighter planesThe Times of Israel 2016年11月29日
  166. ^ “イスラエル空軍、F-35Iアディール2機がネバティム空軍基地に到着”. FlyTeam. (2016年12月13日). http://flyteam.jp/news/article/72902 2016年12月18日閲覧。 
  167. ^ AirForces Monthly. Stamford, Lincolnshire, England: Key Publishing Ltd. (March 2016). pp. 23. 
  168. ^ “イスラエル空軍、F-35Iアディールの到着16時間後に初ソーティ”. FlyTeam. (2016年12月16日). http://flyteam.jp/news/article/73088 2016年12月18日閲覧。 
  169. ^ Israel’s F-35 stealth fighters declared operational, a year after their arrival”. timesofisrael.com. 2018年10月27日閲覧。
  170. ^ イカロスMOOK p66
  171. ^ a b Italy Takes Delivery of First F-35, defensenews.com. Retrieved 03 February 2015.
  172. ^ Italy Plans First F-35 Flight in October, defensenews.com. Retrieved 7 April 2016.
  173. ^ Italy claims first F-35 transatlantic crossing, Flightglobal. Retrieved 7 April 2016.
  174. ^ a b c d e f g 「世界の名機シリーズF-35ライトニングII」p68
  175. ^ “F35新たに58機調達 豪、計72機に”. 産経新聞. (2014年4月23日). オリジナル2014年6月30日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140630030703/http://sankei.jp.msn.com/world/news/140423/asi14042312020001-n1.htm 2014年6月26日閲覧。 
  176. ^ Kabinet besluit definitief tot aanschaf 37 JSF-straaljagers - volkskrant
  177. ^ 文林堂 航空ファン2016年2月号p.125
  178. ^ 軍事研究2013年7月号ミリタリー・ニュース
  179. ^ “トルコ、最新鋭ステルス戦闘機F35を発注へ”. ニューズウィーク. ロイター. (2014年2月28日). オリジナル2014年3月4日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140304084340/http://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2014/02/121065.php 2014年3月8日閲覧。 
  180. ^ TAI Delivers First Turkish JSF/F-35 Center Fuselage
  181. ^ Turkey rounds on US Senate move to block sale of F-35 jets
  182. ^ Turkey gets first F-35, but faces halt on future deliveries if Congress gets its way
  183. ^ Lockheed presents F-35 to Turkey amid US lawmaker opposition
  184. ^ Jim Mattis warns Congress not to block Turkey from F-35 program
  185. ^ Trump approves defense budget delaying delivery of F-35 warplanes to NATO ally Turkey - Daily Sabah
  186. ^ 米 トルコへのF35売却を凍結 米国人牧師拘束に圧力 - NHK
  187. ^ Regeringen indstiller F35 som Danmarks næste kampfly(Dr.dk 2016年5月11日)
  188. ^ 「J-WING」 2012年09月号 イカロス出版
  189. ^ “韓国軍:次期戦闘機候補、F35ほぼ脱落”. 朝鮮日報. (2013年8月17日). オリジナル2013年8月17日時点によるアーカイブ。. https://archive.today/20130817191743/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/08/17/2013081700515.html 2013年8月18日閲覧。 
  190. ^ 『韓国次期戦闘機選定、ボーイング「F-15SE」の採用否決』(ロイター 2013年9月24日)
  191. ^ 次期戦闘機:F35、予算の制約で40機のみ購入(朝鮮日報 2013年11月23日)
  192. ^ 【社説】F35A導入、技術移転できなければ白紙化せよ(朝鮮日報 2013年11月23日)
  193. ^ “F35A引き渡し、韓国もステルス戦闘機保有国に”. 朝鮮日報. (2018年3月29日). オリジナル2018年3月29日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180329104550/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/03/29/2018032900715.html 2018年3月29日閲覧。 
  194. ^ “ベルギー、F35戦闘機を導入へ 欧州の自律的防衛体制構築に打撃との批判も”. AFPBB News. フランス通信社. (2018年10月26日). http://www.afpbb.com/articles/-/3194776 2018年10月26日閲覧。 
  195. ^ The Canadian Press (2012年4月4日). “Video: MPs hold Mackay to account in F-35 scandal”. Globe and Mail. http://www.theglobeandmail.com/news/video/video-mps-hold-mackay-to-account-in-f-35-scandal/article2392358/ 2012年4月5日閲覧。 
  196. ^ Coyne, Andrew (2012年4月4日). “Andrew Coyne: Peeling back the layers of misconduct in the F-35 fiasco”. National Post. オリジナル2013年1月4日時点によるアーカイブ。. https://archive.is/20130104003959/http://fullcomment.nationalpost.com/2012/04/04/andrew-coyne-the-f-35-affair-is-a-fiasco-from-top-to-bottom/ 2012年4月5日閲覧。 
  197. ^ CBC News (2012年4月5日). “The F-35 Fiasco”. Canadian Broadcasting Corporation. http://www.cbc.ca/thenational/indepthanalysis/atissue/story/2012/04/05/thenational-atissue-040512.html 2012年4月6日閲覧。 
  198. ^ “F35の開発参加国が相次ぎ導入削減、カナダが導入中止”. 中国網. (2012年5月8日). http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2012-05/08/content_25330368.htm 2012年9月23日閲覧。 
  199. ^ LEE BERTHIAUME (2012年5月24日). “F-35 debate: Canadian firms will lose out if government ditches jets: Lockheed Martin” (英語). 2012年5月27日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2012年6月17日閲覧。
  200. ^ “F35戦闘機、カナダは白紙撤回 日本は導入強行”. 産経新聞. (2012年12月14日) 
  201. ^ Canadian review will recommend buying Lockheed F-35 fighter jet - sources - F-35.com
  202. ^ Despite Pressures From China, Taiwan Might Procure Harriers
  203. ^ 月刊『JWings』2012年1月号 p41
  204. ^ a b 「MC☆あくしず」2012 SPRING p10
  205. ^ “防衛省、主力戦闘機F-15の代替としてF-35の導入を検討”. NHK. (2013年12月18日). オリジナル2013年12月23日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20131223223330/http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131218/k10013915281000.html 2013年12月18日閲覧。 
  206. ^ “F35戦闘機の購入拡大へ 防衛省、F15の一部代替”. 日本経済新聞. (2014年1月12日). http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1100P_R10C14A1PE8000/ 2014年1月12日閲覧。 
  207. ^ 平成23年度歳出概算要求書
  208. ^ “F35ステルス戦闘機、日本が共同製造参入へ”. 読売新聞. (2012年11月8日). http://archive.is/XnLqk 2012年11月16日閲覧。 
  209. ^ “空自の最新鋭ステルス「F35」、本格生産へ”. 読売新聞. (2014年10月28日). オリジナル2014年11月1日時点によるアーカイブ。. https://archive.today/20141101105030/http://www.yomiuri.co.jp/national/20141028-OYT1T50109.html 2014年11月1日閲覧。 
  210. ^ a b 航空自衛隊の次期戦闘機F-35Aに係る引合受諾書署名について
  211. ^ “価格上昇のF35、日本への売却総額8000億円 米国防総省見直し”. 産経新聞. (2012年5月3日). オリジナル2012年5月7日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120507073345/http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120503/plc12050321280027-n2.htm 2012年5月3日閲覧。 
  212. ^ “F35A:国産部品搭載進まず 米からの移転が難航”. 毎日新聞. (2017年9月13日). オリジナル2017年9月13日時点によるアーカイブ。. https://archive.today/20170913104241/https://mainichi.jp/articles/20170914/k00/00m/040/049000c 2017年9月13日閲覧。 
  213. ^ “「F35」整備拠点、愛知・東京に…正式発表”. 読売新聞. (2017年9月13日). オリジナル2014年12月18日時点によるアーカイブ。. https://archive.today/20141218160143/http://www.yomiuri.co.jp/politics/20141218-OYT1T50104.html 2014年12月19日閲覧。 
  214. ^ “空自向けF-35A初号機「AX-1」、9月26日にロールアウトか”. FlyTeam. (2016年4月25日). http://flyteam.jp/news/article/62796 2016年4月26日閲覧。 
  215. ^ “Lockheed Martin readies Japan's first F-35A for September roll-out, advances international programmes”. Jane's 360. (2016年4月25日). オリジナル2016年4月26日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160426131216/http://www.janes.com/article/59759/lockheed-martin-readies-japan-s-first-f-35a-for-september-roll-out-advances-international-programmes 2016年4月26日閲覧。 
  216. ^ 航空自衛隊F-35Aについて
  217. ^ ロッキード・マーティン、空自向けF-35AライトニングIIをロールアウト
  218. ^ First Japanese-built F-35A lands at Misawa AB在日米空軍三沢基地公式ホームページ(2017年12月10日)
  219. ^ “ステルス機F35A、国産初号機が米国で機体最終確認”. 日刊工業新聞 電子版 自動車・輸送機 ニュース. (2018年1月11日). https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00457495?twinews=20180111 2011年1月16日閲覧。 
  220. ^ F-35A、1月26日にも1機目が三沢基地に配備へ2018年1月24日 17時41分配信 宇宙へのポータルサイト
  221. ^ 三沢基地 今月末からF35配備 2018年1月20日12時42分 NHK NEWS WEB
  222. ^ 三沢基地、F35配備で2月に式典 F2は2019年度、百里基地に移転1年前倒し2018年1月24日 13時5分配信 東奥日報社
  223. ^ 空自F35、三沢に初配備=主力戦闘機、北朝鮮監視も―巡航ミサイル搭載計画・青森2018年1月26日 11時10分配信
  224. ^ F4後継機のF35A、空自三沢基地に初の配備
  225. ^ “F35A最新鋭ステルス戦闘機5機を追加配備 青森・三沢に米から到着”. 産経ニュース. (2018年5月28日). https://www.sankei.com/politics/news/180528/plt1805280023-n1.html 2018年5月30日閲覧。 
  226. ^ 三沢基地にF35追加配備 2機目飛来、25日さらに5機 - デーリー東北
  227. ^ 新たにF35を三沢に配備 防衛省が明らかに 月内に7機態勢へ
  228. ^ 自衛隊記念日観閲式、空自F-35Aが国内で初めて展示飛行を披露 - FlyTeamニュース
  229. ^ “F35戦闘機 最大100機追加取得へ 1兆円、政府検討”. 日本経済新聞. (2018年11月27日). https://r.nikkei.com/article/DGXMZO38215250X21C18A1MM0000?s=2 2018年11月27日閲覧。 
  230. ^ F2戦闘機後継「高すぎる」国際共同開発に暗雲 : 政治 - 読売新聞
  231. ^ 日本政府、艦載機として新たに「F-35B」導入を検討
  232. ^ 防衛省・自衛隊:大臣会見概要 平成25年7月16日(11時02分~11時08分)
  233. ^ 護衛艦「いずも」空母化…離島防衛の拠点に
  234. ^ 海自「いずも」空母改修案 米戦闘機発着、給油も
  235. ^ “「空母」運用機を本格検討”. 共同通信. (2017年12月25日). オリジナル2018年1月25日時点によるアーカイブ。. https://www.webcitation.org/6wjkPWbFt?url=https://this.kiji.is/317708664863835233?c=51548125355900932 2018年1月22日閲覧。 
  236. ^ F35Bとは? 防衛省が導入検討と報道 護衛艦「いずも」で運用可能と言われるステルス戦闘機(ハフポスト 2017年12月25日)
  237. ^ 「いずも」型護衛艦の空母化を検討、F35Bを運用=関係者
  238. ^ 海自艦いずも「空母」へ改修 防衛省検討 最新鋭F35B搭載可能に - 産経ニュース(2017年12月26日、2017年12月27日閲覧)
  239. ^ いずも型ヘリ護衛艦、空母化とF-35B導入伝えられるも大臣は否定 | FlyTeam ニュース
  240. ^ ステルス「F35B」導入へ、空母での運用視野
  241. ^ 護衛艦「いずも」装備の拡張調査 最新鋭のF35Bも対象 | NHKニュース
  242. ^ “F35B、20機新規導入検討”. 共同通信. (2018年11月29日). https://this.kiji.is/440558213122049121?c=39550187727945729 2018年11月29日閲覧。 
  243. ^ イスラエル、F35戦闘機を実戦初投入 「2度攻撃」「中東全域で飛行」イラン牽制”. 産経新聞社 (2018年5月23日). 2018年10月12日閲覧。
  244. ^ 米海兵隊F-35B、地味に初実戦をこなす 明暗分かれる歴代名/迷戦闘機のデビュー模様(竹内修) - 乗りものニュース(2018.10.24)2018年10月24日閲覧
  245. ^ 米F35戦闘機、初の実戦投入 アフガンの対タリバン任務で”. AFP (2018年9月28日). 2018年10月7日閲覧。
  246. ^ Lockheed Martin
    F-35 Lightning II
    F-35 LIGHTNING II PROGRAM STATUS AND FAST FACTS November 2, 2018
    F-35 LIGHTNING II PROGRAM STATUS AND FAST FACTS June 13, 2018
  247. ^ F135 ENGINE Pratt & Whitney
  248. ^ F135 ENGINE CTOL/STOVL/CV
    F135-PW-100
    ・Intermediate thrust:28,000lbf (124.55kN)、Maximum thrust:43,000lbf (191.27kN)
    F135-PW-600
    ・Intermediate thrust:27,000lbf (120.10kN)、Maximum thrust:41,000lbf (182.38kN)
    ・Short takeoff thrust:40,740lbf (181.22kN)、Hover thrust:40,650lbf (180.82kN)
  249. ^ 携行兵器を全てウェポンベイに収めた場合の速度性能。
    F-35A:25mm GAU-22/A×1 + AIM-120C/D×2 + GBU-31×2
    F-35B:AIM-120C/D×2 + GBU-32×2
    F-35C:AIM-120C/D×2 + GBU-31×2
  250. ^ a b 機内燃料のみ
  251. ^ PICTURE: MBDA reveals clipped-fin Meteor for F-35
  252. ^ IRIS-T set to be added to JSF's European arsenal
  253. ^ Israel Will Be First Non-U.S. Customer To Fly F-35
  254. ^ ATK Awarded $55 Million Advanced Anti-Radiation Guided Missile Low Rate Initial Production Archived 2013年6月23日, at the Wayback Machine.
  255. ^ MBDA Launches SPEAR High Precision Surface Attack Weapon During Farnborough 2012
  256. ^ "The Navy’s advanced weapons shopping list
  257. ^ PHOTO SHOWS F-35 SOM-J AIR-LAUNCHED CRUISE MISSILE SEPARATION TESTS IN WIND TUNNEL
  258. ^ F-35、トルコ製巡航ミサイル「SOM-J」を採用
  259. ^ Headquarters Air Combat Command JSF Range & Airspace Requirements Archived 2008年12月19日, at the Wayback Machine.
  260. ^ Israeli F-35s to use Spice bomb kits
  261. ^ Israel’s F-35s will Carry the Spice 1000 Guided Weapons
  262. ^ Nuclear Posture Review Report.
  263. ^ F-35 MULTI MISSION POD ON DISPLAY
  264. ^ トーマ英語版社が開発したポッドで炭素繊維で構成されており各種センサー、逆合成開口レーダー、次世代ジャマーを内蔵する。既に低率量産に入っている。

参考文献編集

  • 『戦闘機年鑑 2013-2014』イカロス出版ISBN 978-4-86320-703-5
  • 月刊『JWings』2007年5月号 イカロス出版
  • 『世界の名機シリーズ F-35ライトニングII』2011年9月30日発行 イカロス出版
  • 月刊『航空ファン』2008年3月号 文林堂
  • 月刊『航空ファン』2008年12月号 文林堂
  • 月刊『航空ファン』2009年2月号 文林堂
  • 『世界の名機シリーズ F-35ライトニングII 最新版』2014年 イカロス出版

関連項目編集

外部リンク編集