戸塚区

神奈川県横浜市を構成する18の行政区の一つ

戸塚区(とつかく)は、横浜市を構成する18行政区のうちの一つである。「塚」は旧字体の「塚」が使われることもある[注釈 1]

とつかく
戸塚区
Maioka kominka t01.JPG
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 神奈川県
横浜市
団体コード 14110-1
面積 35.79km²
総人口 276,926
推計人口、2017年10月1日)
人口密度 7,740人/km²
隣接自治体
隣接行政区
横浜市南区保土ケ谷区港南区
旭区栄区泉区
鎌倉市藤沢市
区の花
戸塚区役所
所在地 244-0003
神奈川県横浜市戸塚区戸塚町16-17
北緯35度23分47.3秒東経139度31分56.4秒座標: 北緯35度23分47.3秒 東経139度31分56.4秒
戸塚区役所新庁舎
外部リンク 横浜市戸塚区役所ホームページ
横浜市戸塚区位置図

戸塚区位置図

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目次

概要編集

戸塚は、江戸時代東海道宿場町として栄えた。明治時代になると東海道本線が開通し、戸塚駅が開業する。戸塚駅は現在でも当区主要駅となっている。

近代化に伴って日立製作所など多くの企業が進出し、高度経済成長以降は丘陵地の造成が進んだ。現在、東京横浜ベッドタウンとなっている。

都市整備は横浜市中心部に比べて大幅に遅れた。特に戸塚駅西口再開発事業は1962年の計画立案以来、住民の反対もあり計画が大幅に遅れた。

一帯の再開発が課題となっていたものの、2007年6月より本格的な事業着手や工事が開始された。2010年4月に商業施設トツカーナが完成した。2012年秋に第2交通広場、戸塚区役所新庁舎などが完成した。2013年同旧庁舎より新庁舎へ移転も完了し、翌年には旧庁舎が解体された。これにより、戦後闇市以来の歴史がある「旭町通商店街」や「さくらモール」は消滅した。

戸塚駅周辺の概況については、戸塚駅を参照されたい。

地理編集

横浜市戸塚区は、JR横浜駅とJR大船駅の丁度中間辺りに位置し、面積は横浜市18区内中で最大である。人口は同第4位。区域は北東から南西にかけて延びており、中央部を柏尾川・東海道線・国道1号が縦断している。谷戸の地形が多い。区内の交差点で渋滞の起こりやすい箇所がある。柏尾川流域は古くからの工場が多い。また、ほとんどの丘陵地が住宅地として開発されている。

歴史編集

年表編集

  • 1601年(慶長6年)、東海道成立。
  • 1604年慶長9年)、戸塚宿成立。
  • 1856年(安政3年)、柏尾川に桜植樹。
  • 1859年(安政6年)6月2日、横浜港開港。
  • 1873年明治6年)、富塚学舎(現戸塚小学校)開校(このほかに区内で20数校開校)。
  • 1887年明治20年)、東海道線開通により戸塚駅設置。
  • 1933年昭和8年)、戸塚競馬場しゅん工(吉田町、のちに汲沢町へ)。
  • 1937年昭和12年)、戸塚駅東口開設。
  • 1939年昭和14年)4月1日、鎌倉郡内の1町7か村(戸塚町、川上村、豊田村、中和田村、本郷村、瀬谷村、中川村、大正村)が横浜市に合併し、戸塚区が誕生(人口:約36,000人、世帯数:約6,000世帯)。
  • 1946年昭和21年)10月、戸塚区初の老人福祉施設「聖母の園養老院」開院(現原宿四丁目)。
  • 1947年昭和22年)4月、岡津・大正・戸塚・中和田・本郷の5中学校開校、戸塚・豊田・中和田・川上・本郷・大正・岡津の7国民学校が小学校となる。
  • 1952年昭和27年)5月、柏尾川で桜植樹始まる(ソメイヨシノの苗木2,000本)。10月、西谷浄水場(保土ケ谷区)〜戸塚間の水道管敷設工事完了。区内5万人の家庭に給水開始。
  • 1955年昭和30年)2月、ワンマン道路が開通(国道1号不動坂〜大坂上)。
  • 1957年昭和32年)4月、第1回「戸塚桜まつり」開催(柏尾川堤)。
  • 1959年昭和34年)10月、横浜新道が開通(保土ケ谷区〜上矢部町)。
  • 1962年昭和37年)3月、戸塚電報電話局管内の電話が、交換手が接続を行う手動式から自動ダイヤル式となる。
  • 1964年昭和39年)8月、横浜ドリームランド開園(俣野町)。
  • 1965年昭和40年)5月、戸塚区総合庁舎が現在地(戸塚町)に完成。
  • 1969年昭和44年)10月、戸塚区から瀬谷区が分区。
  • 1971年昭和46年)11月、戸塚区が14区中最大の人口規模となる(254,620人で鶴見区を抜く)。※平成21年3月現在18区中3位。
  • 1975年昭和50年)10月、戸塚区の人口が全国の政令指定都市行政区の中で最大となる(339,421人で福岡市西区を抜く)。
  • 1977年昭和52年)11月、第1回「戸塚区民まつり」開催。
  • 1978年昭和53年)10月、区内初、戸塚地区センター、戸塚公会堂開館(戸塚町)。11月、戸塚図書館開館(戸塚町)。11月、第1回「戸塚区民文化祭」開催。
  • 1980年昭和55年)10月、横須賀線東戸塚駅が開業。東海道線戸塚駅に停車。
  • 1984年昭和59年)4月、戸塚スポーツセンター開館(上倉田町)。
  • 1985年昭和60年)3月、横浜市営地下鉄 上永谷駅〜舞岡駅開通。舞岡駅開業。4月、明治学院大学横浜校舎開校(上倉田町)。
  • 1986年昭和61年)11月、戸塚駅東口再開発ビル「ラピス戸塚」オープン。11月、戸塚区から栄区泉区が分区。
  • 1987年昭和62年)5月、横浜市営地下鉄 舞岡駅〜戸塚駅開通、地下鉄戸塚駅開業。
  • 1988年昭和63年)9月、横浜女性フォーラム開館(上倉田町、現男女共同参画センター横浜)。
  • 1989年平成元年)10月、区内初、東戸塚行政サービスコーナー開設、戸塚地域療育センター開館(川上町)。
  • 1993年平成5年)5月、区内初、上矢部地域ケアプラザ開館(知的障害者通所施設「であい」併設、上矢部町)。
  • 1994年平成6年)10月、戸塚駅西口再開発事業都市計画決定。
  • 1996年平成8年)4月、舞岡公園全面開園(舞岡町)。
  • 1999年平成11年)8月、横浜市営地下鉄戸塚駅〜湘南台駅開通。
  • 2002年平成14年)2月、横浜ドリームランド閉園(俣野町)。
  • 2006年平成18年)4月、横浜薬科大学開校(俣野町、ドリームランド跡地)。
  • 2007年平成19年)3月、市営墓地メモリアルグリーン開園(俣野町、ドリームランド跡地)。10月、戸塚駅西口再開発起工式。
  • 2008年平成20年)4月、俣野公園全面開園(俣野町、ドリームランド跡地)。
  • 2009年平成21年)3月、「とつか区民活動センター」と戸塚区地域子育て支援拠点「とっとの芽」オープン(川上町)。4月1日、戸塚区制70周年。
  • 2010年平成22年)、戸塚駅西口に「トツカーナ」オープン。戸塚バスセンター移設開業。原宿交差点の立体化工事完成。
  • 2011年平成23年)、戸塚駅西口バス停新設。
  • 2013年平成25年)、戸塚区新総合庁舎完成。戸塚駅西口再開発事業完了。

地名の由来編集

伝説によると、「戸塚」の地名には「富塚」「十塚」「豊塚」という三つの由来がある。また、富塚八幡(戸塚町)の縁起には、平安時代の後期、戸塚修六郎友晴及びその子孫がこの地の開発に努力したので「戸塚」と呼ぶようになったと記述されている。

地域編集

現行行政町名編集

戸塚区内では、一部の区域で住居表示に関する法律に基づく住居表示が実施されている。

町名 町名の読み 設置年月日 住居表示実施年月日 住居表示実施直前の町名 備考
下倉田町 しもくらたちょう 1939年4月1日 未実施
上倉田町 かみくらたちょう 1939年4月1日 未実施
吉田町 よしだちょう 1939年4月1日 未実施
矢部町 やべちょう 1939年4月1日 未実施
鳥が丘 とりがおか 1978年8月27日 未実施 町名地番整理実施区域
戸塚町 とつかちょう 1939年4月1日 未実施
汲沢町 ぐみざわちょう 1939年4月1日 未実施
汲沢一〜八丁目 ぐみざわ 1983年7月18日(一〜四) 1983年7月18日 汲沢町、戸塚町の各一部
1985年7月22日(五〜八) 1985年7月22日 汲沢町の一部
深谷町 ふかやちょう 1939年4月1日 未実施
原宿一〜五丁目 はらじゅく 1999年10月25日 1999年10月25日 原宿町の全部及び小雀町、深谷町の各一部
俣野町 またのちょう 1939年4月1日 未実施
東俣野町 ひがしまたのちょう 1939年4月1日 未実施
影取町 かげとりちょう 1939年4月1日 未実施
小雀町 こすずめちょう 1939年4月1日 未実施
舞岡町 まいおかちょう 1939年4月1日 未実施
南舞岡一〜四丁目 みなみまいおか 1980年11月10日 1980年11月10日 舞岡町、港南区上永谷町の各一部
柏尾町 かしおちょう 1939年4月1日 未実施
上柏尾町 かみかしおちょう 1939年4月1日 未実施
平戸町 ひらどちょう 1939年4月1日 未実施
平戸一〜五丁目 ひらど 1982年7月19日 1982年7月19日 平戸町の一部
品濃町 しなのちょう 1939年4月1日 未実施
川上町 かわかみちょう 1939年4月1日 未実施
前田町 まえだちょう 1939年4月1日 未実施
秋葉町 あきばちょう 1939年4月1日 未実施
名瀬町 なせちょう 1939年4月1日 未実施
上矢部町 かみやべちょう 1939年4月1日 未実施
上品濃 かみしなの 1996年10月21日 1996年10月21日 川上町、品濃町の各一部

住宅団地編集

  • 横浜市住宅供給公社ドリームハイツ(俣野町)
  • 神奈川県住宅供給公社ドリームハイツ(俣野町)
  • UR 下倉田団地(下倉田町、2C、賃貸374 1958年)
  • UR 上倉田団地(上倉田町、賃貸640 1959年)
  • UR 矢部団地(矢部、特殊設計 賃貸811 1960年)
  • UR 大正団地(原宿 (横浜市)
  • 原宿 (横浜市)県営団地
  • 県営柏尾団地(上柏尾町)
  • 県営サイドヒル矢部(矢部町)
  • 県営川上第一団地(川上町497外)
  • 県営汲沢団地(汲沢1丁目)
  • 県営平戸団地(平戸町)
  • 県営柏陽台団地(柏尾町)
  • 県営川上第二団地(川上町)
  • 県営チェリーヒルズ上倉田(上倉田町)
  • 県営原宿団地(原宿5丁目)

行政編集

区長

  • 地曳良夫( - 2004年3月31日)
  • 塚原良一(2004年4月1日 - 2007年3月31日)
  • 谷内徹(2007年4月1日 - 2010年3月31日) - 就任早々の2007年4月、大黒海釣り公園にて、釣り禁止時間帯に公園内に侵入し、書類送検された。
  • 葛西光春(2010年4月1日 - )

商業施設編集

戸塚駅周辺地区編集

東口エリア都市型商業施設編集

 
ラピス戸塚1(戸塚モディ)
ラピス戸塚1(戸塚モディ
ラピス戸塚2
  • 白木屋戸塚東口駅前店
  • 坂本写真スタジオ
  • 有隣堂戸塚カルチャーセンター・戸塚ミュージックサロン、その他多数のテナント有り。
ラピス戸塚3
アピタ戸塚店
その他

東口エリア郊外型商業施設編集

西口エリア都市型商業施設編集

 
トツカーナ(東急プラザ戸塚及びトツカーナモール)
トツカーナ東急プラザ戸塚及びトツカーナモール)
戸塚区総合庁舎
  • 102Cafe(ワン・オー・ツー・カフェ)
  • 戸塚区地産地消直売コーナー
戸塚パルソ (PALLSO)
  • 仲通り5〜6ブロック
    • イタリアン・トマト・カフェジュニア戸塚駅西口店
    • カフェ&フラワーショップたねや
    • きくち体操戸塚教室
    • 城南コベッツ戸塚教室
    • パソルーム戸塚教室
    • 美容室レジスタンスウェスト
    • HAIR MAKE Ash 戸塚店
    • 森塾戸塚校
  • 東通り7〜10ブロック
  • 交通広場下店舗11ブロック
    • かわい染物店
    • くるくる
    • なかむら経師表装店
    • モリフルーツ
サクラス戸塚トツカーナとは、ペデストリアンデッキにより結ばれている)
その他

西口エリア郊外型商業施設編集

東戸塚駅周辺地区編集

東口エリア都市型商業施設編集

 
オーロラシティー(西武東戸塚店・オーロラモール・オーロラモールアネックス・イオン東戸塚店) - 西武館及びオーロラモール館の4階は、JR東戸塚駅東口と、同一平面上の歩道橋で結ばれている。
オーロラシティー(西武東戸塚店・オーロラモール・オーロラモールアネックス・イオン東戸塚店
その他

東口エリア郊外型商業施設編集

西口エリア都市型商業施設編集

東戸塚西口プラザ

その他
 
Olympicおりーぶ東戸塚店

西口エリア郊外型商業施設編集

金融機関編集

証券会社編集

郵便局編集

都市銀行編集

地方銀行編集

信用金庫編集

戸塚区に本社を置く企業編集

 
紳士服のコナカ東戸塚総本店(本社)
 
グラフテック本社

工場編集

医療編集

 
独立行政法人国立病院機構横浜医療センター

総合病院・専門病院編集

教育編集

大学編集

短期大学編集

  • なし

湘南工業短期大学が存在したが1951年に廃止)

高等学校編集

公立
私立

中学校編集

公立
私立

小学校編集

公立

特別支援学校編集

  • 横浜市立東俣野特別支援学校

交通編集

鉄道編集

東日本旅客鉄道(JR東日本)
東海道本線湘南新宿ライン高崎線直通)・上野東京ライン宇都宮線・高崎線直通)
横須賀線・湘南新宿ライン(宇都宮線直通)

※湘南新宿ラインは列車ごとに停車駅が異なる

横浜市交通局
横浜市営地下鉄ブルーライン
  • - (踊場駅) - 戸塚駅 - 舞岡駅 -
    • 踊場駅は泉区に所在するが、戸塚区にも出口が置かれている。

路線バス編集

道路編集

その他のインフラ編集

  • 小雀浄水場 -1965年開場。相模川水流を寒川で取水している。市内各区と横須賀市に供給。
  • 戸塚変電所 -1922年開所。市内各区と横須賀に送電。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事編集

 
横浜FC LEOCトレーニングセンター
 
清水谷戸トンネル

戸塚区出身の有名人編集

政治・実業編集

芸術編集

  • 照井裕 - 作家/戸塚区出生・出身・居住者
  • 坂本貴光 - 写真家/戸塚区、MVVO ART選出者
  • イケダハヤト - プロブロガー・ライター

芸能編集

スポーツ編集

戸塚区にゆかりのある有名人編集

居住者編集

囲碁・将棋・チェス編集

  • 谷結衣子 - 囲碁選手、戸塚区区民栄誉賞受賞者

スポーツ編集

元居住者・その他編集

芸能編集

コミュニティ編集

FM放送編集

2009年4月29日開局したコミュニティFM。取締役に元NHKアナウンサー堀尾正明、元サッカー選手である奥寺康彦早野宏史などがいる。2009年11月27日商業施設サクラス戸塚2階にサテライトスタジオを設置した。

その他編集

マスコットキャラクター編集

  • とつか再開発くん - 2005年より登場した戸塚駅西口再開発事業キャラクター。体の各パーツは戸塚駅周辺の区域・道路・線路などを表現している。2008年頃からいわゆるゆるキャラとしてネット上で採り上げられており、横浜市のサイトではぬり絵も用意されている。デザインを行ったのは再開発事務所勤務の男性職員である[要出典]
  • ウナシー - 区制70周年記念キャラクター
公募による最優秀作品をミヤケマイがデザイン化したもの。

アニメキャラクター編集

脚注編集

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注釈

  1. ^ 新字体の「塚」と旧字体の「塚」の使い分けに、特に一貫性は見られない。区を設置、命名する条例[1]や横浜市組織図内の、戸塚区の頂点[2]では、新字体である。一方、旧字体も見られる。たとえば横浜市組織図の節の名前[3]であり、また町名一覧[4]でも一貫して旧字体である。

出典

  1. ^ 区の設置並びに区の事務所の位置、名称及び所管区域を定める条例” (2013年4月1日). 2013年6月16日閲覧。
  2. ^ 横浜市組織図(2013)、p 86。
  3. ^ 横浜市組織図(2013)、pp 86-91。
  4. ^ 横浜市戸塚区の町名一覧 (pdf)”. 横浜市の町名一覧 (2012年10月22日). 2013年6月16日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集