戸塚区

日本の神奈川県にある横浜市の区
日本 > 関東地方 > 神奈川県 > 横浜市 > 戸塚区

戸塚区(とつかく)は、横浜市を構成する18行政区のうちの一つ。

とつかく
戸塚区
戸塚区の住宅地 区庁舎位置
戸塚区の住宅地
区庁舎位置
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 神奈川県
横浜市
市町村コード 14110-1
面積 35.79km2
総人口 281,078[編集]
推計人口、2020年5月1日)
人口密度 7,854人/km2
隣接自治体
隣接行政区
横浜市南区保土ケ谷区港南区
旭区栄区泉区
鎌倉市藤沢市
区の花
戸塚区役所
所在地 244-0003
神奈川県横浜市戸塚区戸塚町16-17
北緯35度23分47.3秒東経139度31分56.4秒座標: 北緯35度23分47.3秒 東経139度31分56.4秒
戸塚区役所新庁舎
外部リンク 横浜市戸塚区役所ホームページ
横浜市戸塚区位置図

戸塚区位置図

 表示 ウィキプロジェクト

「塚」は旧字体の「塚」が使われることもある[注釈 1]

概要編集

戸塚は、すでに鎌倉時代には鎌倉街道中ノ道が通る宿場町であった。江戸時代には東海道宿場町として江戸を早朝に発った旅人の一泊目に当たり、さらにはかまくら道の追分もあり大いに賑わった。明治時代になると東海道本線が開通し、戸塚駅が開業する。戸塚駅は現在でも当区主要駅となっている。

近代化に伴って日立製作所など多くの企業が進出し、高度経済成長以降は丘陵地の造成が進んだ。現在、東京横浜ベッドタウンとなっている。

都市整備は横浜市中心部に比べて大幅に遅れた。特に戸塚駅西口再開発事業は1962年の計画立案以来、住民の反対もあり計画が大幅に遅れた。

一帯の再開発が課題となっていたものの、2007年6月より本格的な事業着手や工事が開始された。2010年4月に商業施設トツカーナが完成した。2012年秋に第2交通広場、戸塚区役所新庁舎などが完成した。2013年同旧庁舎より新庁舎へ移転も完了し、翌年には旧庁舎が解体された。これにより、戦後闇市以来の歴史がある「旭町通商店街」は一部を除いて消滅し、さくらモールは完全に消滅した。

戸塚駅周辺の概況については、戸塚駅を参照されたい。

地理編集

横浜市戸塚区は、JR横浜駅とJR大船駅の丁度中間辺りに位置し、面積は横浜市18区内中で最大である。人口は同第4位。区域は北東から南西にかけて延びており、中央部を柏尾川・東海道線・国道1号が縦断している。谷戸の地形が多い。区内の交差点で渋滞の起こりやすい箇所がある。柏尾川流域は古くからの工場が多い。また、ほとんどの丘陵地が住宅地として開発されている。

歴史編集

年表編集

  • 1601年(慶長6年)、東海道成立。
  • 1604年(慶長9年)、戸塚宿成立。
  • 1720年(享保5年)頃、この頃益田家のモチノキが発芽(樹齢300年)。
  • 1856年(安政3年)、柏尾川に桜植樹。
  • 1859年(安政6年)6月2日、横浜港開港。
  • 1873年(明治6年)、富塚学舎(現戸塚小学校)開校(このほかに区内で20数校開校)。
  • 1878年(明治11年)、戸塚町に鎌倉郡役所が設置。
  • 1887年(明治20年)、東海道本線開通により戸塚駅設置。
  • 1933年(昭和8年)、戸塚競馬場竣工(吉田町、のちに汲沢町へ)。
  • 1937年(昭和12年)、戸塚駅東口開設。
  • 1939年(昭和14年)4月1日、鎌倉郡内の1町7か村(戸塚町、川上村、豊田村、中和田村、本郷村、瀬谷村、中川村、大正村)が横浜市に合併し、戸塚区が誕生(人口:約36,000人、世帯数:約6,000世帯)。戸塚町にあった鎌倉郡役所が鎌倉町に移転する。また、郡役所跡地に戸塚警察署が竣工(現在は移転)。
  • 1946年(昭和21年)10月、戸塚区初の老人福祉施設「聖母の園養老院」開院(現原宿四丁目)。
  • 1947年(昭和22年)4月、岡津・大正・戸塚・中和田・本郷の5中学校開校、戸塚・豊田・中和田・川上・本郷・大正・岡津の7国民学校が小学校となる。
  • 1952年(昭和27年)5月、柏尾川で桜植樹始まる(ソメイヨシノの苗木2,000本)。10月、西谷浄水場(保土ケ谷区)〜戸塚間の水道管敷設工事完了。区内5万人の家庭に給水開始。
  • 1955年(昭和30年)2月、ワンマン道路が開通(国道1号不動坂〜大坂上)。
  • 1957年(昭和32年)4月、第1回「戸塚桜まつり」開催(柏尾川堤)。
  • 1959年(昭和34年)10月、横浜新道が開通(保土ケ谷区〜上矢部町)。
  • 1962年(昭和37年)3月、戸塚電報電話局管内の電話が、交換手が接続を行う手動式から自動ダイヤル式となる。
  • 1964年(昭和39年)8月、横浜ドリームランド開園(俣野町)。
  • 1965年(昭和40年)5月、戸塚区総合庁舎が現在地(戸塚町)に完成。
  • 1969年(昭和44年)10月、戸塚区から瀬谷区が分区。
  • 1971年(昭和46年)11月、戸塚区が14区中最大の人口規模となる(254,620人で鶴見区を抜く)。※平成21年3月現在18区中3位。
  • 1975年(昭和50年)10月、戸塚区の人口が全国の政令指定都市行政区の中で最大となる(339,421人で福岡市西区を抜く)。
  • 1977年(昭和52年)11月、第1回「戸塚区民まつり」開催。
  • 1978年(昭和53年)10月、区内初、戸塚地区センター、戸塚公会堂開館(戸塚町)。11月、戸塚図書館開館(戸塚町)。11月、第1回「戸塚区民文化祭」開催。
  • 1980年(昭和55年)10月、横須賀線東戸塚駅が開業。東海道線戸塚駅に停車。
  • 1984年(昭和59年)4月、戸塚スポーツセンター開館(上倉田町)。
  • 1985年(昭和60年)3月、横浜市営地下鉄 上永谷駅〜舞岡駅開通。舞岡駅開業。4月、明治学院大学横浜校舎開校(上倉田町)。
  • 1986年(昭和61年)11月、戸塚駅東口再開発ビル「ラピス戸塚」オープン。11月、戸塚区から栄区泉区が分区。
  • 1987年(昭和62年)5月、横浜市営地下鉄 舞岡駅〜戸塚駅開通、地下鉄戸塚駅開業。
  • 1988年(昭和63年)9月、横浜女性フォーラム開館(上倉田町、現男女共同参画センター横浜)。
  • 1989年(平成元年)10月、区内初、東戸塚行政サービスコーナー開設、戸塚地域療育センター開館(川上町)。
  • 1993年(平成5年)5月、区内初、上矢部地域ケアプラザ開館(知的障害者通所施設「であい」併設、上矢部町)。
  • 1994年(平成6年)10月、戸塚駅西口再開発事業都市計画決定。
  • 1996年(平成8年)4月、舞岡公園全面開園(舞岡町)。
  • 1999年(平成11年)8月、横浜市営地下鉄戸塚駅〜湘南台駅開通。
  • 2002年(平成14年)2月、横浜ドリームランド閉園(俣野町)。
  • 2006年(平成18年)4月、横浜薬科大学開校(俣野町、ドリームランド跡地)。
  • 2007年(平成19年)3月、市営墓地メモリアルグリーン開園(俣野町、ドリームランド跡地)。10月、戸塚駅西口再開発起工式。
  • 2008年(平成20年)4月、俣野公園全面開園(俣野町、ドリームランド跡地)。
  • 2009年(平成21年)3月、「とつか区民活動センター」と戸塚区地域子育て支援拠点「とっとの芽」オープン(川上町)。4月1日、戸塚区制70周年。
  • 2010年(平成22年)、戸塚駅西口に「トツカーナ」オープン。戸塚バスセンター移設開業。原宿交差点の立体化工事完成。
  • 2011年(平成23年)、戸塚駅西口バス停新設。
  • 2013年(平成25年)、戸塚区新総合庁舎完成。戸塚駅西口再開発事業完了。
  • 2017年(平成29年)2月10日、益田家のモチノキ伐採事件発生。

地名の由来編集

伝説によると、「戸塚」の地名には「富塚(富塚古墳)」「十塚」「豊塚」という三つの由来がある。また、富塚八幡宮(戸塚町)の縁起には、平安時代の後期、戸塚修六郎友晴及びその子孫がこの地の開発に努力したので「戸塚」と呼ぶようになったと記述されている。

町名編集

戸塚区内では、一部の区域で住居表示に関する法律に基づく住居表示が実施されている。

住宅団地編集

  • 横浜市住宅供給公社ドリームハイツ(深谷町)
  • 神奈川県住宅供給公社ドリームハイツ(俣野町)
  • UR 下倉田団地(下倉田町、2C、賃貸374 1958年)
  • UR 上倉田団地(上倉田町、賃貸640 1959年)
  • UR 矢部団地(矢部、特殊設計 賃貸811 1960年)
  • UR 大正団地(原宿 (横浜市)
  • 原宿 (横浜市)県営団地
  • 県営柏尾団地(上柏尾町)
  • 県営サイドヒル矢部(矢部町)
  • 県営川上第一団地(川上町497外)
  • 県営汲沢団地(汲沢1丁目)
  • 県営平戸団地(平戸町)
  • 県営柏陽台団地(柏尾町)
  • 県営川上第二団地(川上町)
  • 県営チェリーヒルズ上倉田(上倉田町)
  • 県営原宿団地(原宿5丁目)

行政編集

区長

  • 地曳良夫( - 2004年3月31日)
  • 塚原良一(2004年4月1日 - 2007年3月31日)
  • 谷内徹(2007年4月1日 - 2010年3月31日) - 就任早々の2007年4月、大黒海釣り公園にて、釣り禁止時間帯に公園内に侵入し、書類送検された。
  • 葛西光春(2010年4月1日 - )

商業施設編集

戸塚駅周辺地区編集

東口エリア都市型商業施設編集

 
ラピス戸塚1(戸塚モディ)
ラピス戸塚1(戸塚モディ
ラピス戸塚2
ラピス戸塚3
アピタ戸塚店

西口エリア都市型商業施設編集

 
トツカーナ(東急プラザ戸塚及びトツカーナモール)
トツカーナ東急プラザ戸塚及びトツカーナモール)
  • トツカーナモール
戸塚パルソ (PALLSO)
サクラス戸塚トツカーナとは、ペデストリアンデッキにより結ばれている)

東戸塚駅周辺地区編集

東口エリア都市型商業施設編集

 
オーロラシティー(西武東戸塚店・オーロラモール・オーロラモールアネックス・イオン東戸塚店) - 西武館及びオーロラモール館の4階は、JR東戸塚駅東口と、同一平面上の歩道橋で結ばれている。
オーロラシティー(西武東戸塚店・オーロラモール・オーロラモールアネックス・イオン東戸塚店
  • オーロラモール
  • オーロラモールアネックス


西口エリア都市型商業施設編集

東戸塚西口プラザ

金融機関編集

証券会社編集

郵便局編集

都市銀行編集

地方銀行編集

信用金庫編集

戸塚区に本社を置く企業編集

 
紳士服のコナカ東戸塚総本店(本社)
 
グラフテック本社

工場編集

医療編集

 
独立行政法人国立病院機構横浜医療センター

総合病院・専門病院編集

教育編集

大学編集

短期大学編集

  • なし

湘南工業短期大学が存在したが1951年に廃止)

高等学校編集

公立
私立

中学校編集

公立
私立

小学校編集

公立

特別支援学校編集

  • 横浜市立東俣野特別支援学校

交通編集

鉄道編集

東日本旅客鉄道(JR東日本)
東海道本線湘南新宿ライン高崎線直通)・上野東京ライン宇都宮線・高崎線直通)
横須賀線・湘南新宿ライン(宇都宮線直通)

※湘南新宿ラインは列車ごとに停車駅が異なる

横浜市交通局
横浜市営地下鉄ブルーライン
  • - (踊場駅) - 戸塚駅 - 舞岡駅 -
    • 踊場駅は泉区に所在するが、戸塚区にも出口が置かれている。

路線バス編集

道路編集

その他のインフラ編集

  • 小雀浄水場 -1965年開場。相模川水流を寒川で取水している。市内各区と横須賀市に供給。
  • 戸塚変電所 -1922年開所。市内各区と横須賀に送電。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事編集

 
横浜FC LEOCトレーニングセンター
 
清水谷戸トンネル

戸塚区出身の有名人編集

政治・実業編集

芸術編集

芸能編集

スポーツ編集

戸塚区にゆかりのある有名人編集

居住者編集

囲碁・将棋・チェス編集

  • 谷結衣子 - 囲碁選手、戸塚区区民栄誉賞受賞者

スポーツ編集

  • 笹野由宇 - 空手選手、戸塚区区民栄誉賞受賞者
  • 諸岡奈央 - 元空手選手、戸塚区区民栄誉賞受賞者

元居住者・その他編集

経済編集

芸能編集

コミュニティ編集

FM放送編集

2009年4月29日開局したコミュニティFM。取締役に元NHKアナウンサー堀尾正明、元サッカー選手である奥寺康彦早野宏史などがいる。2009年11月27日商業施設サクラス戸塚2階にサテライトスタジオを設置した。

その他編集

マスコットキャラクター編集

  • とつか再開発くん - 2005年より登場した戸塚駅西口再開発事業キャラクター。体の各パーツは戸塚駅周辺の区域・道路・線路などを表現している。2008年頃からいわゆるゆるキャラとしてネット上で採り上げられており、横浜市のサイトではぬり絵も用意されている[5]。デザインを行ったのは再開発事務所勤務の男性職員である[要出典]
  • ウナシー - 区制70周年記念キャラクター
公募による最優秀作品を、横浜出身の芸術家ミヤケマイがデザイン化したもの[6]。カラフルな牛のようなキャラクター。

アニメキャラクター編集

ストリートライブ編集

音楽の街戸塚。バンドやシンガーソングライターの弾き語りが精力的に行われている。

脚注編集

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 新字体の「塚」と旧字体の「塚」の使い分けに、特に一貫性は見られない。区を設置、命名する条例[1]や横浜市組織図内の、戸塚区の頂点[2]では、新字体である。一方、旧字体も見られる。たとえば横浜市組織図の節の名前[3]であり、また町名一覧[4]でも一貫して旧字体である。

出典

  1. ^ 区の設置並びに区の事務所の位置、名称及び所管区域を定める条例” (2013年4月1日). 2013年6月16日閲覧。
  2. ^ 横浜市組織図(2013)、p 86。
  3. ^ 横浜市組織図(2013)、pp 86-91。
  4. ^ 横浜市戸塚区の町名一覧 (pdf)”. 横浜市の町名一覧 (2018年10月17日). 2019年3月27日閲覧。
  5. ^ 事業キャラクターとつか再開発くん” (2007年6月22日). 2018年8月9日閲覧。
  6. ^ 戸塚区のマスコット「ウナシー」トップ” (2017年6月1日). 2018年8月9日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集