サッカーオランダ代表

オランダの男子サッカーナショナルチーム

サッカーオランダ代表(サッカーオランダだいひょう、: Nederlands voetbalelftal)は、オランダサッカー協会(KNVB)によって編成されるオランダサッカーナショナルチーム

サッカーオランダ代表
国または地域 オランダの旗 オランダ
協会 オランダサッカー協会
FIFAコード NED
愛称 Oranje (オランイェ)
オレンジ軍団
監督 オランダの旗 ロナルド・クーマン
最多出場選手 ヴェスレイ・スナイデル(134試合)
最多得点選手 ロビン・ファン・ペルシ(50得点)
ホームカラー
アウェイカラー
初の国際試合
ベルギーの旗 ベルギー 1-4 オランダの旗 オランダ
(アントウェルペン, ベルギー, 1905年4月30日)
最大差勝利試合
オランダの旗 オランダ 11-0 サンマリノの旗 サンマリノ
(アイントホーフェン, オランダ, 2011年9月2日)
最大差敗戦試合
イングランドの旗 イングランド 12-2 オランダの旗 オランダ
(ダーリントン, イングランド, 1907年12月21日)
FIFAワールドカップ
出場回数 11回(初出場は1934
最高成績 準優勝 (1974, 1978, 2010)
UEFA欧州選手権
出場回数 10回
最高成績 優勝 (1988)

歴史 編集

1930年代 - 1990年代 編集

FIFAランキングで1位になった経験を持つ8ヶ国の一つである。しかし、FIFAワールドカップでは未だ優勝経験が無い。ワールドカップでは初出場の1934年大会と、続く1938年大会で両方とも初戦の16強で敗退した。3回目の出場となった1974 FIFAワールドカップでは準優勝を果たし、リヌス・ミケルス監督の下、ヨハン・クライフを中心にトータルフットボールと呼ばれる戦術でサッカー界に革命を起こした。1978 FIFAワールドカップでもクライフを欠きながら決勝まで駒を進めるも、地元アルゼンチンに敗れ準優勝となった。

UEFA欧州選手権1988では後にACミラン黄金時代の中核を担うこととなるオランダトリオファン・バステンルート・フリットフランク・ライカールト)を擁したチームで臨み、準決勝で西ドイツに2-1で、決勝でソ連に2-0で勝利し初優勝を果たした。決勝戦でファン・バステンが決めた難易度の高いボレーシュートは大きな印象を残した。1998 FIFAワールドカップではベルカンプ、パトリック・クライファートクラレンス・セードルフフランク・デ・ブールら攻守にスター選手を擁して優勝候補の一角に挙げられていた。高い前評判に応える内容で勝ち上がり、準々決勝でアルゼンチンに2-1で勝利して準決勝まで進むもブラジルにPK戦の末敗れ、さらに3位決定戦で初出場のクロアチアにも敗れて4位に終わった。

2000年代 - 2010年代 編集

地元開催となったEURO 2000では、準決勝でイタリアにPK戦で敗れベスト4、2002 FIFAワールドカップは予選敗退、EURO 2004では準決勝で開催国ポルトガルに敗れてベスト4、2006 FIFAワールドカップではラウンドオブ16でポルトガルに敗れベスト16、EURO 2008では準々決勝でロシアに敗れベスト8に終わるなど、高い前評判に応えきれない成績で終わる大会が続いてきた。

2010 FIFAワールドカップでは準々決勝で1974年大会を最後に7試合で勝利が無かったブラジルに2-1で勝ち、準決勝でもウルグアイに3-2で競り勝つなど、欧州予選から準決勝まで14試合全勝で32年ぶりの決勝進出を果たすも、決勝で同じく初優勝を狙うスペインに延長戦までもつれた末に0-1で敗れ、またしても準優勝という結果となった。UEFA EURO 2012ではデンマークドイツ、ポルトガルと同じ死の組に入るが全敗を喫した。FIFAワールドカップUEFA欧州選手権を合わせて本大会に出場すればグループステージは11連続で突破していたが、UEFA欧州選手権1980以来の敗退となった。

2014 FIFAワールドカップではグループリーグ初戦で前回優勝国で決勝にて敗れたスペインを5-1で破り、3連勝でグループリーグを首位で通過した。ラウンドオブ16でメキシコに勝利し、準々決勝ではコスタリカに対して延長引き分けPK戦の末、2大会連続でベスト4に進出した。しかし、準決勝のアルゼンチン戦では延長引き分けのPK戦の末、決勝進出を逃した。3位決定戦ではブラジルに勝利し大会無敗(5勝2分)で3位となった。欧州予選は9勝1分0敗で突破しており、地区予選から無敗での3位は1978 FIFAワールドカップのブラジル以来2チーム目となった。2014年9月、UEFA EURO 2016の予選からフース・ヒディンクが監督として指揮を執ったが、成績不振で2015年6月契約が解除となった。同年7月よりダニー・ブリントが監督に就任したが、予選グループA4位で1984年大会以来8大会ぶりに予選敗退となった。

2018 FIFAワールドカップヨーロッパ予選グループAフランススウェーデンブルガリアなどと本大会出場を争ったが2017年3月25日、敵地でブルガリアに0-2で敗れるとブリント監督は解任された。その後はディック・アドフォカート監督がUEFA EURO 2004以来に再就任するも、グループA3位で4大会ぶりに予選敗退となった。

2020年代 編集

予選敗退後はロナルド・クーマンが監督に就任し、代表内の世代交代を図ってフレンキー・デ・ヨングマタイス・デ・リフトを主力に定着させた。2020年の夏、クーマンをFCバルセロナに引き抜かれると、後任にフランク・デ・ブールが招聘され[1]UEFA EURO 2020予選は危なげなく突破し、本大会出場を決めた。その本大会では、グループステージでオーストリアウクライナ北マケドニアと同居。3戦全勝で決勝トーナメントに進出すると、ベスト16でチェコ代表と顔を合わせた[2]。試合の52分、スペースへ飛び出したパトリック・シックに並走していたデ・リフトが足を滑らせ、咄嗟に左手でボールを弾いた。VAR判定の結果、レッドカードがデ・リフトに掲示され、数的不利になったオランダは68分、80分と立て続けに被弾し、0-2で大会を後にした[3]。大会敗退が決定した2日後、デ・ブール監督の退任が発表された[4]

2022 FIFAワールドカップは2大会ぶりの出場。グループリーグは開催国カタールも含むグループAに入り、初戦でセネガルと対戦。立ち上がりからセネガルにボールを持たれ続ける劣勢の中でも試合終盤まで相手に得点を与えず、スコアレスのまま終了かと思われた84分にコーディ・ガクポがヘディングシュートを決めて先制点を挙げる。さらには試合終了間際にも追加点を奪い取り2-0で初戦勝利を飾る[5]。勝てば決勝トーナメント進出が決まる第2戦のエクアドル戦では前半6分にガクポの2試合連続ゴールで先制点を挙げる。しかし、49分にエネル・バレンシアに同点ゴールを決められて勝ち越しゴールは奪えないまま1-1の引き分けに終わる[6]。第3戦のカタール戦では26分にガクポの3試合連続ゴールで先制すると49分にはフレンキー・デ・ヨングのゴールで追加点を奪う。その後は最後まで開催国カタールに最後までチャンスを作らせないまま2-0で勝利し勝点7のグループA1位で決勝トーナメント進出を決めた[7]。2大会ぶりに進出した決勝トーナメント1回戦ではアメリカと対戦。前半10分にメンフィス・デパイ、前半AT1分にデイリー・ブリントの2つのゴールで前半を2点リード。だが、後半は決定機こそ作りながらも再三の決定機をマット・ターナーの好セーブの前に決めきれず、76分にはハジ・ライトに1点を返されてしまう。それでも81分にデンゼル・ダンフリースのゴールでトドメを刺し3-1で勝利し2大会ぶりの準々決勝進出を決める[8]。その準々決勝はリオネル・メッシ擁するアルゼンチンと対戦。オランダは立ち上がりからリオネル・メッシの巧みなパスワークを止められずに主導権を握られ、前半35分にはナウエル・モリーナに先制ゴールを奪われ、今大会初めて先制を許す展開に。1点ビハインドで試合を折り返した後半もアルゼンチンにペースを握られ、73分にはリオネル・メッシにPKを決められて準々決勝で敗退が決まるかと思われた。だが、78分にメンフィス・デパイと交代したボウト・ベグホルストが交代から5分後に1点を返すと、後半AT11分にはそのベグホルストがセットプレーから同点ゴールを決めて辛うじて90分での敗北を免れ、試合は延長戦へ。その延長戦でもスコアは2-2のまま変わらずPK戦にもつれ込む。オランダは1人目のフィルジル・ファン・ダイク、2人目のステフェン・ベルハイスが連続でGKエミリアーノ・マルティネスにセーブされ、続くトゥーン・コープマイネルス、2点ビハインドから2つのゴールで同点に追いつきチームを一時敗戦の危機から救ったボウト・ベグホルスト、ルーク・デ・ヨングはPKを成功させたが、最後はアルゼンチンの5人目ラウタロ・マルティネスに決められたところで試合終了。ベスト8で大会を去り、2大会振りの4強入りとはならなかった[9]

スタジアム 編集

オランダ代表のホームスタジアムは3つある。

ユニフォーム 編集

 
かつてのネーデルラントの旗。オレンジ色が使用されている。

旧国旗の色とオランダ王家(オラニエ=ナッサウ家、かつてオランジュの領主だった)にちなんでユニフォームの色をオレンジとしており、世界的に「オレンジ軍団」という愛称で知られている。また、1974年のW杯では正確無比なトータルフットボールを展開したことから「時計じかけのオレンジ」というあだ名で呼ばれたことがある。

オレンジという現在の国旗にない色をチームカラーとする世界でもまれなナショナルチームであり、ほかの例としては日本イタリアの青、ドイツの白[10]がある。なおロゴに描かれた「王冠をかぶったライオン」も、オランダ王家の紋章が由来である。

成績 編集

FIFAワールドカップ 編集

開催国 / 年 成績
  1930 不参加
  1934 1回戦敗退 1 0 0 1 2 3
  1938 1 0 0 1 0 3
  1950 不参加
  1954
  1958 予選敗退
  1962
  1966
  1970
  1974 準優勝 7 5 1 1 15 3
  1978 7 3 2 2 15 10
  1982 予選敗退
  1986
  1990 ベスト16 4 0 3 1 3 4
  1994 ベスト8 5 3 0 2 8 6
  1998 4位 7 3 3 1 13 7
   2002 予選敗退
  2006 ベスト16 4 2 1 1 3 2
  2010 準優勝 7 6 0 1 12 6
  2014 3位 7 5 2 0 15 4
  2018 予選敗退
  2022 ベスト8 5 3 2 0 10 4
合計 出場11回 55 30 14 11 96 52

UEFA欧州選手権 編集

開催国 / 年 成績
  1960 不参加
  1964 予選敗退
  1968
  1972
  1976 3位 2 1 0 1 4 5
  1980 グループリーグ敗退 3 1 1 1 4 4
  1984 予選敗退
  1988 優勝 5 4 0 1 8 3
  1992 ベスト4 4 2 2 0 6 3
  1996 ベスト8 4 1 2 1 3 4
   2000 ベスト4 5 4 1 0 13 3
  2004 ベスト4 5 1 2 2 7 6
   2008 ベスト8 4 3 0 1 10 4
   2012 グループリーグ敗退 3 0 0 3 2 5
  2016 予選敗退
  2021 ベスト16 4 3 0 1 8 4
合計 出場10回/優勝1回 39 20 8 11 65 41

歴代監督 編集

オランダ代表監督一覧[11]
期間 氏名 試合 備考
1905-1908   セース・ファン・ハッセルトオランダ語版 11 6 0 5
1908-1913   エドガー・チャドウィック英語版 27 16 2 9
1914   ビリー・ハンター英語版 4 2 1 1
1919   ジャック・レイノルズ英語版 1 1 0 0
1919-1923   フレッド・ウォーバートン英語版 21 7 7 7
1923   ボブ・グレンデニング英語版 1 1 0 0
1924   ウィリアム・タウンリー英語版 8 2 3 3
1924   ジョン・ボリントン英語版 1 1 0 0
1925-1940   ボブ・グレンデニング英語版 86 35 15 36 1934 FIFAワールドカップ1938 FIFAワールドカップ出場
1946   カレル・カウフマン英語版 4 2 1 1
1947-1948   ジェッセ・カーヴァー英語版 10 6 2 2
1948   トム・スネッドン英語版 1 0 1 0
1949   カレル・カウフマン英語版 2 1 1 0
1949-1954   ヤープ・ファン・デル・レック英語版 29 5 3 21
1954-1955   カレル・カウフマン英語版 1 0 0 1
1955   フリードリヒ・ドネンフェルト英語版 1 0 1 0
1955-1956   マックス・メルケル 10 7 1 2
1956   ハインリヒ・ミュラー英語版 1 1 0 0
1956-1957   フリードリヒ・ドネンフェルト英語版 2 1 1 0
1957   ジョージ・ハードウィック英語版 5 1 1 3
1957-1964   エレク・シュヴァルツ英語版 49 19 12 18
1964-1966   デニス・ネヴィル英語版 8 2 3 3
1966-1970   ゲオルク・ケスラー英語版 28 10 6 12
1970-1974   フランティシェク・ファドロンツ英語版 20 13 4 3
1974   リヌス・ミケルス 10 6 3 1 1974 FIFAワールドカップ出場
1974-1976   ヘオルヘ・クノベル英語版 15 9 1 5 UEFA EURO 1976出場
1976-1977   ヤン・ズワルトクラウス英語版 4 3 1 0
1977-1978   エルンスト・ハッペル 14 9 3 2 1978 FIFAワールドカップ出場
1978-1981   ヤン・ズワルトクラウス英語版 22 8 6 8 UEFA EURO 1980出場
1981   ロプ・バーン英語版 1 1 0 0 暫定監督
1981-1984   ケース・ライフェルス英語版 22 11 3 8
1984-1985   リヌス・ミケルス 2 1 0 1
1985-1986   レオ・ベーンハッカー 6 5 0 1
1986-1988   リヌス・ミケルス 23 14 4 5 UEFA EURO 1988出場
1988-1990   テイス・リブレフツ英語版 11 6 3 2
1990   ノル・デ・ロイテル英語版 2 0 1 1 暫定監督
1990   レオ・ベーンハッカー 6 1 3 2 1990 FIFAワールドカップ出場
1990-1992   リヌス・ミケルス 19 11 5 3 UEFA EURO 1992出場
1992-1994   ディック・アドフォカート 26 15 6 5 1994 FIFAワールドカップ出場
1995-1998   フース・ヒディンク 39 23 8 8 UEFA EURO 19961998 FIFAワールドカップ出場
1998-2000   フランク・ライカールト 22 8 12 2 UEFA EURO 2000出場
2000-2002   ルイ・ファン・ハール 14 8 4 2
2002-2004   ディック・アドフォカート 29 16 7 6 UEFA EURO 2004出場
2004-2008   マルコ・ファン・バステン 52 35 11 6 2006 FIFAワールドカップUEFA EURO 2008出場
2008-2012   ベルト・ファン・マルワイク 52 34 10 8 2010 FIFAワールドカップUEFA EURO 2012出場
2012-2014   ルイ・ファン・ハール 29 18 9 2 2014 FIFAワールドカップ出場
2014-2015   フース・ヒディンク 10 4 1 5
2015-2017   ダニー・ブリント 17 7 3 7
2017   フレット・フリム 1 0 0 1 暫定監督
2017   ディック・アドフォカート 9 8 0 1
2018-2020   ロナルド・クーマン 20 11 5 4
2020   ドワイト・ローデヴェーヘス 2 1 0 1 暫定監督
2020-2021   フランク・デ・ブール 15 8 4 3 UEFA EURO 2020出場
2021-

2022

  ルイ・ファン・ハール 20 14 6 0 2022 FIFAワールドカップ出場
2023-   ロナルド・クーマン

現招集メンバー 編集

2022年11月11日、2022 FIFAワールドカップに向けて発表されたメンバー[12]

No. Pos. 選手名 原語表記 生年月日(年齢) 出場数 在籍クラブ
1 GK レンコ・パスフィール Remko Pasveer (1983-11-08)1983年11月8日(39歳) 2   アヤックス
2 DF ユリエン・ティンバー Jurriën Timber (2001-06-17)2001年6月17日(21歳) 10   アヤックス
3 DF マタイス・デ・リフト Matthijs de Ligt (1999-08-12)1999年8月12日(23歳) 38   バイエルン・ミュンヘン
4 DF フィルジル・ファン・ダイク   Virgil van Dijk (1991-07-08)1991年7月8日(31歳) 49   リヴァプール
5 DF ナタン・アケ Nathan Aké (1995-02-18)1995年2月18日(27歳) 29   マンチェスター・シティ
6 DF ステファン・デ・フライ Stefan de Vrij (1992-02-05)1992年2月5日(30歳) 59   インテル
7 FW ステーフェン・ベルフワイン Steven Bergwijn (1997-10-08)1997年10月8日(25歳) 24   アヤックス
8 FW コーディ・ガクポ Cody Gakpo (1999-05-07)1999年5月7日(23歳) 9   PSV
9 FW ルーク・デ・ヨング Luuk de Jong (1990-08-27)1990年8月27日(32歳) 38   PSV
10 FW メンフィス・デパイ Memphis Depay (1994-02-13)1994年2月13日(28歳) 81   バルセロナ
11 MF ステフェン・ベルハイス Steven Berghuis (1991-12-19)1991年12月19日(30歳) 39   アヤックス
12 FW ノア・ラング Noa Lang (1999-06-17)1999年6月17日(23歳) 5   クラブ・ブルッヘ
13 GK ジュスティン・バイロー Justin Bijlow (1998-01-22)1998年1月22日(24歳) 6   フェイエノールト
14 MF デイヴィ・クラーセン Davy Klaassen (1993-02-21)1993年2月21日(29歳) 35   アヤックス
15 MF マルテン・デ・ローン Marten de Roon (1991-03-29)1991年3月29日(31歳) 30   アタランタ
16 DF タイレル・マラシア Tyrell Malacia (1999-08-17)1999年8月17日(23歳) 6   マンチェスター・ユナイテッド
17 DF デイリー・ブリント Daley Blind (1990-03-09)1990年3月9日(32歳) 94   アヤックス
18 FW フィンチェント・ヤンセン Vincent Janssen (1994-06-15)1994年6月15日(28歳) 20   ロイヤル・アントワープ
19 FW ボウト・ベグホルスト Wout Weghorst (1992-08-07)1992年8月7日(30歳) 15   ベシクタシュ
20 MF トゥーン・コープマイネルス Teun Koopmeiners (1998-02-28)1998年2月28日(24歳) 10   アタランタ
21 MF フレンキー・デ・ヨング Frenkie de Jong (1997-05-12)1997年5月12日(25歳) 45   バルセロナ
22 DF デンゼル・ダンフリース Denzel Dumfries (1996-04-18)1996年4月18日(26歳) 37   インテル
23 GK アンドリース・ノペルト Andries Noppert (1994-04-07)1994年4月7日(28歳) 0   ヘーレンフェーン
24 MF ケネト・テイラー Kenneth Taylor (2002-05-16)2002年5月16日(20歳) 2   アヤックス
25 MF シャビ・シモンズ Xavi Simons (2003-04-21)2003年4月21日(19歳) 0   PSV
26 DF ジェレミー・フリンポン Jeremie Frimpong (2000-12-10)2000年12月10日(21歳) 0   バイエル・レバークーゼン

歴代選手 編集

主要大会のメンバー 編集

主な代表選手 編集

歴代記録 編集

出場数ランキング 編集

 
最多出場者であるヴェスレイ・スナイデル

2023年9月11日時点[13]

  水色は現役代表選手
順位 名前 出場 得点 期間
1 ヴェスレイ・スナイデル 134 31 2003-2018
2 エトヴィン・ファン・デル・サール 130 0 1995-2008
3 フランク・デ・ブール 112 13 1990-2004
4 ラファエル・ファン・デル・ファールト 109 25 2001-2013
5 ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト 106 6 1996-2010
6 ディルク・カイト 104 24 2004-2014
7 ダレイ・ブリント 103 3 2013-
8 ロビン・ファン・ペルシ 102 50 2005-2017
9 フィリップ・コクー 101 10 1996-2006
10 アリエン・ロッベン 96 37 2003-2017

得点数ランキング 編集

 
最多得点者であるロビン・ファン・ペルシ

2023年9月11日時点[14]

  水色は現役代表選手
順位 名前 得点 出場 期間 得点率
1 ロビン・ファン・ペルシ 50 102 2005-2017 0.49
2 メンフィス・デパイ 44 88 2013- 0.50
3 クラース・ヤン・フンテラール 42 76 2006-2015 0.55
4 パトリック・クライファート 40 79 1994-2004 0.51
5 デニス・ベルカンプ 37 79 1990-2000 0.47
アリエン・ロッベン 96 2003-2017 0.39
7 ファース・ヴィルケス 35 38 1946-1961 0.92
ルート・ファン・ニステルローイ 70 1998-2011 0.50
9 アーベ・レンストラ英語版 33 47 1940-1959 0.70
ヨハン・クライフ 48 1966-1977 0.69

エピソード 編集

「6月25日」呪われたジンクス 編集

1978 FIFAワールドカップ決勝でアルゼンチンに延長戦の末に敗れて以後、オランダはワールドカップにおいて6月25日に開催された試合で『3敗1分』と1度も勝利しておらず、特に2006 FIFAワールドカップのポルトガル戦はイエローカード16枚、レッドカード4枚と非常に荒れた試合となった。なお、2010 FIFAワールドカップではこの日の前日となる6月24日にグループリーグでカメルーンと対戦し、2-1で勝利している。

「死の組」との関係 編集

ワールドカップや欧州選手権でオランダ代表は、優勝候補と目されるチームや直近の大会で好成績を収めたチームとグループリーグで同組となることが度々あり、1990 FIFAワールドカップ2006 FIFAワールドカップ2014 FIFAワールドカップ死の組に入りながらグループリーグを突破している。

UEFA EURO 2000ではフランス(1998 FIFAワールドカップ優勝国)、チェコUEFA EURO '96準優勝国)、デンマークUEFA EURO '92優勝国)と同組となった事をはじめ、UEFA EURO 2008では2006 FIFAワールドカップ決勝進出国(イタリア、フランス)と同組に、UEFA EURO 2012ではドイツ、ポルトガル、デンマークと、大会前の最新FIFAランキングTOP10以内のチームと同組になった。

このような死の組でオランダは好成績を収めることが多く、欧州選手権では2000年大会と2008年大会でいずれも3戦全勝でグループリーグを突破し、特に2008年大会はワールドカップ優勝のイタリアに3-0、準優勝のフランスに4-1で圧勝して大会を席巻した。しかし、2012年大会は逆に3戦全敗でグループリーグ敗退となっている。

脚注 編集

  1. ^ オランダ代表監督にフランク・デブール氏が就任”. 日刊スポーツ. 2020年9月24日閲覧。
  2. ^ オランダ、3連勝で決勝Tへ弾み! 北マケドニアのパンデフは代表引退”. サッカーキング. 2021年6月22日閲覧。
  3. ^ オランダはデ・リフト痛恨の退場…チェコが2発快勝で2大会ぶりの準々決勝進出!”. サッカーキング. 2021年6月28日閲覧。
  4. ^ Frank de Boer stapt per direct op als bondscoach van het Nederlands elftal”. nos.nl (2021年6月29日). 2021年6月30日閲覧。
  5. ^ 大胆采配的中のオランダ、セネガルに2-0快勝で白星発進! 代表デビューの203cm守護神が好守連発”. Goal.com. 2023年4月29日閲覧。
  6. ^ 勝てば決勝T進出決定のオランダ、ガクポ弾で先制もエクアドルに追いつかれドロー”. Goal.com. 2023年4月29日閲覧。
  7. ^ グループAは首位オランダと2位セネガルが16強入り! 最終節での逆転通過セネガルは20年ぶりの決勝Tへ”. Goal.com. 2023年4月29日閲覧。
  8. ^ オランダがベスト8一番乗り!ドゥンフリース1G2Aでアメリカを下し、2大会ぶりの8強進出”. Goal.com. 2023年4月29日閲覧。
  9. ^ PK戦でW杯敗退のオランダ。ファン・ダイク「たくさん練習したが…」守護神「ただのくじ引き」”. Goal.com. 2023年4月29日閲覧。
  10. ^ ドイツ代表の白と黒は現在のドイツの前身の一つであるプロイセン王国の国旗の色を踏襲したものであり、オランダ代表のオレンジ色と由来が同一である。
  11. ^ Netherlands national football team managers” (英語). eu-football.info. 2019年8月20日閲覧。
  12. ^ Van Gaal maakt 26-koppige WK-selectie bekend” (オランダ語). オランダサッカー協会 (2022年11月11日). 2022年11月11日閲覧。
  13. ^ Netherlands international footballers” (英語). eu-football.info. 2019年8月20日閲覧。
  14. ^ Netherlands national football team goal scorers” (英語). eu-football.info. 2019年8月20日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集