第30期王将戦

1980年度の王将戦

第30期王将戦(だい30きおうしょうせん)は、1980年度(1980年4月8日 - 1981年3月3日)の王将戦である。 王将戦七番勝負は、大山康晴王将が米長邦雄棋聖に4勝1敗で制した。大山はタイトルを防衛し、2期連続19期目の王将位獲得となった[1]。これまで1950年代・1960年代・1970年代でも王将位を獲得しており、同じタイトルを4つの十年紀で獲得した史上初のケース[2][3]となった。

第30期 王将戦
開催期間 1980年4月8日 - 1981年3月3日
前王将 大山康晴(18期目)
第30期王将 大山康晴(19期目)
リーグ
リーグ
0 残留
小林健二 / 大内延介 / 米長邦雄 / 加藤一二三
リーグ
0 陥落
板谷進 / 勝浦修 / 佐藤義則 / 中原誠
王将戦
第29期第31期 >
テンプレートを表示

第30期王将戦七番勝負

編集
対局者 第1局 第2局 第3局 第4局 第5局
1981年
1月12日・13日
1981年
1月22日・23日
1981年
2月6日・7日
1981年
2月17日・18日
1981年
3月2日・3日
大山康晴王将 王将位防衛
米長邦雄棋聖

挑戦者決定リーグ

編集

挑戦1名・陥落4名

順位 棋士 備考 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 7回戦
米長邦雄棋聖 6 1 挑戦 ○小林 ●大内 ○加藤 ○佐藤 ○勝浦 ○中原 ○板谷
加藤一二三十段 4 3 ●勝浦 ○佐藤 ●米長 ○中原 ○板谷 ○小林 ●大内
大内延介八段 4 3 ○佐藤 ○米長 ○中原 ●板谷 ●小林 ●勝浦 ○加藤
小林健二五段 4 3 ●米長 ○中原 ●板谷 ○勝浦 ○大内 ●加藤 ○佐藤
板谷進八段 3 4 陥落 ●中原 ○勝浦 ○小林 ○大内 ●加藤 ●佐藤 ●米長
勝浦修八段 3 4 陥落 ○加藤 ●板谷 ●佐藤 ●小林 ●米長 ○大内 ○中原
中原誠名人 2 5 陥落 ○板谷 ●小林 ●大内 ●加藤 ○佐藤 ●米長 ●勝浦
佐藤義則六段 2 5 陥落 ●大内 ●加藤 ○勝浦 ●米長 ●中原 ○板谷 ●小林

二次予選

編集
1回戦 決勝
有吉道夫九段
有吉道夫九段
桐山清澄八段
石田和雄八段
小林健二五段 リーグ入り
B 小林健二五段
木村義徳八段
芹沢博文八段
E 芹沢博文八段
A 谷川浩司六段
勝浦修八段 リーグ入り
勝浦修八段
F 佐藤義則六段
佐藤義則六段 リーグ入り
内藤國雄九段
C 田丸昇六段
田丸昇六段
森安秀光八段
D 森雞二八段
森雞二八段
二上達也九段
板谷進八段
板谷進八段 リーグ入り
G 長谷部久雄七段

一次予選

編集
1回戦 2回戦 3回戦 決勝
脇謙二四段
福崎文吾五段
青木
青木清四段
青木
山中和正七段 青木清四段
児玉孝一四段
木下
木下晃五段 高島
高島弘光七段
南口繁一八段
星田
星田啓三七段
谷川
谷川浩司六段
谷川
森信雄四段
谷川浩司六段 A
若松政和五段
酒井
酒井順吉四段
酒井
橋本三治六段
本間
本間爽悦八段
1回戦 2回戦 3回戦 決勝
森安正幸五段
小林
小林健二五段
小林
北村文男五段
東和男五段 小林健二五段 B
伊達康夫六段
伊達
小阪昇四段 田中
田中魁秀七段
中田章道四段
中田
灘蓮照九段 淡路
淡路仁茂六段
淡路仁茂六段
大原英二七段
角田
角田三男七段
坪内
北村秀治郎八段
坪内
坪内利幸五段
1回戦 2回戦 3回戦 決勝
田丸昇六段
田丸
小堀清一八段
野本
野本虎次六段 田丸昇六段 C
木村嘉孝五段
木村
桐谷広人四段 佐藤
佐藤大五郎八段
青野照市七段
青野
滝誠一郎五段
武者野
武者野勝巳四段 山口英夫六段
松田茂役八段
山口
山口英夫六段
1回戦 2回戦 3回戦 決勝
剱持松二七段
剱持
安恵照剛六段
関根茂八段
松浦隆一四段
河口
河口俊彦五段 関根
関根茂八段
土佐浩司四段
瀬戸
瀬戸博晴四段
森雞二八段
森雞二八段 D
坂口允彦九段
佐瀬
佐瀬勇次八段 加藤
加藤博二八段
1回戦 2回戦 3回戦 決勝
宮田利男五段
池田
池田修一五段 芹沢
芹沢博文八段
芹沢博文八段 E
鈴木輝彦四段
鈴木
松下力八段 花村
花村元司九段
吉田利勝七段
吉田
沼春雄四段
山口千嶺六段 吉田利勝七段
宮坂幸雄七段
宮坂
永作芳也四段
永作
下平幸男七段
1回戦 2回戦 3回戦 決勝
原田泰夫八段
前田
前田祐司六段
前田祐司六段
佐伯昌優七段
佐伯
有野芳人四段
有野
五十嵐豊一八段
丸田祐三九段
丸田
大島映二四段
大島
田中寅彦四段 佐藤義則六段 F
飯野健二四段
飯野
菊地常夫五段 佐藤
佐藤義則六段
1回戦 2回戦 3回戦 決勝
富沢幹雄八段
田辺
田辺一郎五段 西村
西村一義七段 長谷部久雄七段 G
長谷部久雄七段
長谷
伊藤果四段
廣津
廣津久雄八段
関屋喜代作六段
関屋
椎橋金司四段 真部
真部一男七段
小野修一四段
桜井昇六段
小野
小野修一四段 小野
北村昌男八段

脚注

編集
  1. ^ ALSOK杯王将戦 過去の結果”. 日本将棋連盟. 2021年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月2日閲覧。
  2. ^ 番勝負が実施された年を基準にすると既に前期に達成している。
  3. ^ のちに羽生善治竜王位を1980年代〜2010年代に獲得して、2例目となっている。

外部リンク

編集