ユナイテッド・アーティスツ

アメリカの映像製作会社

ユナイテッド・アーティスツ・コーポレーション: United Artists Corporation略称UA)は、 現在、ユナイテッド・アーティスツ・デジタル・スタジオ(United Artists Digital Studios)として活動している、アメリカ合衆国の映像製作会社である。

ユナイテッド・アーティスツ・コーポレーション
United Artists Corporation
商号
ユナイテッド・アーティスツ・デジタル・スタジオ
United Artists Digital Studios
(2018年 - 2019年)
元の種類
ラベル
業種 映画
テレビ
その後 現在、名前のみで存在している
後継 ユナイテッド・アーティスツ・リリーシング
(2023年3月4日まで)[1]
メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
設立 1919年2月5日 (105年前) (1919-02-05)
創業者 チャールズ・チャップリン
メアリー・ピックフォード
ダグラス・フェアバンクス
D・W・グリフィス
解散 2019年12月31日 4年前 (2019-12-31)
本社 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カリフォルニア州ビバリーヒルズ
主要人物
ケヴィン・コンロイ
(MGMのデジタル&ニュープラットフォーム社長)[2]
製品 映画
テレビシリーズ
所有者 Amazon
親会社 メトロ・ゴールドウィン・メイヤー

概要 編集

1919年2月5日チャールズ・チャップリンメアリー・ピックフォードダグラス・フェアバンクスD・W・グリフィスによって設立されたこのスタジオは、俳優たちが商業スタジオに依存するのではなく、自分たちの利益をコントロールすることを前提としていた。1981年メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)が3億5000万ドル(現在の金額で10億ドル)でUAを買収した。

2014年9月22日、MGMはエンターテインメント企業であるワン・スリー・メディアとライトワーカーズ・メディアの支配権を取得した後、それらを合併してユナイテッド・アーティスツのテレビ制作部門をユナイテッド・アーティスツ・メディア・グループ(UAMG)として復活させた。しかし、翌2015年12月14日、MGMはUAMGを完全に買収し、MGMテレビジョンに折り込んだ[3]

ユナイテッド・アーティスツは、2018年にユナイテッド・アーティスツ・デジタル・スタジオとして再び復活した。MGMとアンナプルナ・ピクチャーズとの合弁である映画配給会社のミラー・リリーシングは、UAの創立100周年に合わせて、2019年2月5日ユナイテッド・アーティスツ・リリーシング(UAR)と改称された。

沿革 編集

 
UA創立メンバー(左から)フェアバンクス、ピックフォード、チャップリン、D・W・グリフィス

主な映画 編集

1920年代 編集

1930年代 編集

1940年代 編集

1950年代 編集

1960年代 編集

1970年代 編集

1980年代 編集

1990年代 編集

2000年代 編集

2010年代 編集

ユナイテッド・アーティスツ・リリーシング 編集

ユナイテッド・アーティスツ・リリーシング
United Artists Releasing, LLC
種類 有限責任会社
略称 UAR
本社所在地   アメリカ合衆国
カリフォルニア州ウェスト・ハリウッド
設立 2017年10月31日
(ミラー・リリーシング)
業種 事業部門
事業内容 映画配給
代表者 エリック・ロミス(社長
パム・クナス(COO
主要株主 メトロ・ゴールドウィン・メイヤー 50%
アンナプルナ・ピクチャーズ 50%
関係する人物 ゲイリー・バーバー(共同設立者)
エリック・ホール(同上)
ミーガン・エリソン(同上)
特記事項:2019年2月5日にユナイテッド・アーティスツ・リリーシングへ社名変更。
2023年3月4日に、配給業務をMGMならびにAmazonスタジオに移行する形で消滅した。
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ユナイテッド・アーティスツ・リリーシング: United Artists Releasing, LLC略称: UAR)は、メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)と、映画プロデューサーのミーガン・エリソンが代表を務めるアンナプルナ・ピクチャーズとの合弁による、かつてのアメリカ合衆国映画配給会社である。

2017年3月、MGMとアンナプルナが複数年に渡る共同製作・配給契約を締結し、同年10月31日、両社共同出資の新会社「ミラー・リリーシング」(Mirror Releasing, LLC)を設立。2018年、北米市場におけるMGMピクチャーズ作品(『デス・ウィッシュ』以降)とアンナプルナ作品(『ホワイト・ボイス』以降)の劇場配給業務はミラー社に委託された。

2019年2月5日、MGMとアンナプルナは、MGM傘下の映画スタジオであるユナイテッド・アーティスツ(UA)の創立100周年記念日当日に合わせ、ミラー社の社名を「ユナイテッド・アーティスツ・リリーシング」(UAR)に変更した。また、2012年公開の『レッド・ドーン』を最後に事実上休眠状態だったUAブランドロゴを、2019年2月公開のMGM作品『ファイティング・ファミリー』から、アップデートされた新たなものに代えて復活した。なお、同作品において配給名義が「ユナイテッド・アーティスツ」になるのは、「MGM/UA」発足前の1982年1月公開のMGM作品『誰かが見ている』(日本劇場未公開)以来、37年ぶりである。

UARはその後、オライオン・ピクチャーズ作品(『チャイルド・プレイ』以降)と、MGMが2020年に再興したインディペンデント映画部門のアメリカン・インターナショナル・ピクチャーズ(AIP)作品の劇場配給も担当していた。

2023年3月4日に、配給業務をMGMならびにAmazonスタジオに移行する形でUARは消滅した。翌3日に全米公開された『クリード 過去の逆襲』の配給はMGMが担当した。

UARの配給作品 編集

(○印はMGM作品、●印はアンナプルナ作品、☆印はオライオン作品、★印はオライオン・クラシックス作品、◇印はAIP作品、◆印はAmazonスタジオ共同配給作品)

2018年 - 2019年 編集

ミラー・リリーシング名義 編集

ユナイテッド・アーティスツ・リリーシング名義 編集

2020年 - 2022年 編集

音楽事業 編集

かつては音楽事業としてユナイテッド・アーティスツ・レコードを持ち、サウンドトラックの他ブルーノートリバティ・レコードといったレーベルを傘下に持っていた。後にEMIに売却した。ビートルズ初主演映画のサントラも発売した。

日本での活動 編集

アメリカ法人の支社として日本ユナイテッド・アーチスツ映画会社(通称:ユナイト映画)が1922年に設置された。その後第二次世界大戦の影響を受け、1941年に撤退されるも戦後の1951年に再建した。再建から数年の間は主に松竹洋画部と共同で配給を担っていたが、その後1959年に自社単独配給体制に変わった。さらに1985年まで日本国内における映画配給業務を行っていた。1960年代には後に映画評論家として有名になる水野晴郎が宣伝総支配人として在籍していた。

ユナイトがMGMに買収された為、日本国内の配給業務はMGM作品の日本での配給を担当していたユナイテッド・インターナショナル・ピクチャーズ(UIP)日本支社に業務委託され、日本ユナイテッド・アーチスツ映画会社は1985年に廃止された。

2000年にユナイト作品の配給業務は20世紀フォックス日本支社(現:ウォルト・ディズニー・ジャパン(20世紀スタジオ))に移行し、2020年6月30日に契約が解消された。この間、2005年 - 2015年は一部の作品でソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが配給を担当していた。なお2007年12月31日にはUIP日本支社が[5][6]、2020年9月1日には20世紀フォックス日本支社がそれぞれ解散となった[7]

2018年にMGM作品の北米地域の配給が現在のユナイテッド・アーティスツ・リリーシングに移行するに併せて、海外配給も20世紀フォックスからユニバーサル映画に移行。この為、現在日本国内でユニバーサル作品を担当する東宝東和パルコ(一部の作品のみ)がMGM作品の配給を行っている。

オープニングロゴ 編集

  • 暗闇からUAのロゴが浮かび上がる。音声はきわめて古い(1967年 - 1968年)。
  • 水色の線が左右から3本ずつ伸びて「T」の形(当時の親会社であるトランスアメリカ社の旧ロゴ)になるもの(1968年 - 1975年)。
  • 真っ暗な画面から左右のスポットライトが当てられ、「UNITED」「ARTISTS」の文字がそれぞれ現れるもの(1975年 - 1977年)
  • 「U」と「A」がつながったロゴが、真横からゆっくりと正面に向くもの(1982年 - 1987年)。
  • MGMのライオンのロゴの上にMGM/UA ENTERTAINMENT CO.と書かれたもの(1983年 - 1987年)。
  • 「MGM/UA」の字に枠が付いて、下に「MGM/UA COMMUNICATIONS CO.」とあるもの(1987年 - 1990年)。
  • つながった「UA」の文字に左から右へ線が走るもの(1987年 - 1994年)
  • 岩盤に「UNITED ARTISTS」、下に「PICTURES INC.」及び「AN MGM COMPANY」の文字が光とともに現れるもの(1994年 - 2000年)。
  • MGMと合併後である現在のロゴには、United Artistsの下にAn MGM Companyの文字が付いてくる(2000年 - 2001年/2001年 - )。
  • DVDには当時のものが採用されている場合とそうでない場合がある。そうでない場合は岩盤にロゴが現れるものであることが多い。

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 荒野の用心棒』と『夕陽のガンマン
  2. ^ トランスアメリカ社は1999年オランダの保険会社であるエイゴン社に買収され傘下となる。
  3. ^ オライオンは1997年にMGMに買収されて傘下となる。
  4. ^ 2023年5月に、Amazonスタジオ(同年10月3日にMGMの親会社で中間持株会社であるMGMホールディングスと合併してAmazon MGMスタジオに改称)が配給部門としてAmazon MGMスタジオ・ディストリビューションを新設。同年10月以後のMGM・オライオン製作映画の劇場配給およびAmazonオリジナル映画配信の業務を同部門が担当している。

出典 編集

  1. ^ McClintock, Pamela (2023年3月4日). “Box Office: 'Creed III' Wins Title with Series-Best $51M Opening”. The Hollywood Reporter. 2023年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月4日閲覧。 “Amazon protected its newfound theatrical apparatus by folding United Artists Releasing into MGM.”
  2. ^ Petski, Denise (2017年7月21日). “MGM Revives 'Stargate' Franchise With 'Stargate Origins' Digital Series & SVOD Platform – Watch The Teaser”. Deadline. https://deadline.com/2017/07/mgm-stargate-franchise-digital-series-stargate-origins-1202131483/ 2018年9月13日閲覧。 
  3. ^ McNary, Dave (2015年12月14日). “Mark Burnett Named President of MGM Television” (英語). Variety. 2021年9月28日閲覧。
  4. ^ MGM joins Prime Video and Amazon Studios” (英語). US About Amazon (2022年3月17日). 2022年3月18日閲覧。
  5. ^ 洋画配給UIP日本支社が年内で解散 - シネマニュース : nikkansports.com”. www.nikkansports.com. 2021年11月11日閲覧。
  6. ^ 労働関連ニュース 2007年12月26日から31日 http://www.arsvi.com/d/w0110071226.htm
  7. ^ https://otakuindustry.biz/archives/99817

動画 編集

  1. ^ United Artists 100 Year Anniversary Trailer|MGM - YouTube(Amazon MGMスタジオ公式チャンネル、2019年8月29日公開)(英語)2023年11月13日閲覧。

外部リンク 編集