アニうた KITAKYUSHU(アニうた きたきゅうしゅう)、は、2009年より北九州市(全公演)、RKB毎日放送(2011年まで)、アパマンショップ(2013年から)が開催している複数アーティストの出演によるアニメソングコンサート。会場は福岡県北九州市小倉北区北九州メディアドーム西日本総合展示場

アニうた KITAKYUSHU
ANI-UTA KITAKYUSHU
2009 - 11年・13年に会場として使用された 北九州メディアドーム (福岡県北九州市小倉北区)
2009 - 11年・13年に会場として使用された
北九州メディアドーム
(福岡県北九州市小倉北区)
イベントの種類 一般イベント
通称・略称 アニうた
初回開催 2009年2月21日
会場 北九州メディアドーム(2009 - 11年・13年)
西日本総合展示場新館(2012・14年)
主催 北九州市ほか
企画制作 アニうた北九州実行委員会
来場者数 4,000名超(2012年)
公式サイト
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フロンティアワークスが運営する「アニうた革命」とは関係ない。

2012年はあるあるCity LIVE PROJECT(あるあるシティライブプロジェクト)として開催された。

本記事では、2015年以降のあるあるCityが関わるポップカルチャーイベントについても記述する。

概要 編集

会場となっている北九州メディアドーム2008年度に開業10周年を迎え、その記念事業としてアニメソング界の有名アーティストが集結する大型コンサートを開催した。

同様の大型イベントは首都圏に一極集中する傾向にあるため、首都圏以外の大都市圏・都市圏で定期的に開催されるイベントとしては最大規模となる。その規模の大きさから入場者の3分の1[1]北海道から沖縄まで全国[2]からの福岡県外来場者が占めており、アジアヨーロッパアフリカなどといった海外[3][4]からの集客もある。

イベントの中心人物は影山ヒロノブで、北九州市長の北橋健治への面会に際してもアーティスト代表として表敬訪問しているほか最多4公演に出演し、各公演の公式サイトや市広報映像、今日感テレビなどでファンにメッセージを残している。福岡県出身の出演者が各公演に必ず一人以上は参加しており、[5]福岡県以外の九州出身者も多く出演している。自身の単独コンサートは三大都市圏のいずれかのみで、当イベントが九州初公演とするアーティストも多い。一方、2012年公演の時点で全公演に参加しているアーティストはいないのに加え、各公演の半数以上の出演者が初出演となっているため、出演者の入れ替わりが激しいイベントとも言える。

演奏する楽曲は基本的に出演者側に選曲させており、アニメだけに縛られずゲームタイアップのない曲なども披露される。また、福岡県内で放送しているアニメやMBSTBSテレビ東京製作の作品に限らず、自由に選曲されている。同様のイベントで見られるアーティスト同士のコラボレーションは行われていない。初回から2013年までバックバンドギターベースキーボードドラムマニピュレーターで編成されており、開催年によってはヴァイオリンが参加する。

開催日時点での未発売曲や未発表曲が披露されたり、次期アニメ主題歌や単独ツアーの発表なども行われることがある。

2009年公式掲示板「来年もみるッ隊!」(閉鎖)での熱意や、各終演後のファンによる主催・共催への継続開催の嘆願書により毎年開催されている。ファンの音響・物販・座席配置など運営方法の改善に対する意見や、転換時間短縮・映像化希望・前夜祭開催の意見などを数多く取り入れ続けている。映像化に際してはシークレットゲストを含む全出演者の映像が使用されており、レコード会社の垣根を越えた珍しい形となっている。アニメソングコンサートにおいて、地上波放送で楽曲を途中でカットすることなく、一時間以上ライブ特番を組むのは当イベントのみとなっており、同様に珍しい。

初回公演の2009年は約4時間、2014年は約6時間と開催を重ねるに合わせ長時間にわたる傾向があり、2010年から公演中盤に10分から15分程度の休憩時間が設けられている。入場券も同様の他イベントと比較して安価に設定されている。

開催地である北九州市では漫画文化の振興と賑わいづくりを目的として、2012年4月27日サブカルチャー商業施設あるあるCityが開業、次いで同年8月3日には北九州市漫画ミュージアムが開館した。それに伴い、2012年は「あるあるCityライブプロジェクト」として西日本総合展示場に会場を変更し、2014年も同会場で開催した。2014年は北九州ポップカルチャーフェスティバル内イベントとなっており、2015年は「KITAQ POP FES ARUARU STAGE」[6]が開催された。同イベントは毎年11月もしくは12月に開催されており、来場者数は二日間延べで約17万人[7][8]となっている。

2009年 編集

2010年 編集

2011年 編集

  • タイトル:『アニうた KITAKYUSHU 2011』
  • 日時:2011年2月12日
  • 開演/終演:15時00分/20時10分頃
  • 会場:北九州メディアドーム
  • 主催:北九州市
  • 共催:RKB毎日放送
  • 後援:アニメイト、キッズステーション、北九州商工会議所、北九州市観光協会
  • 企画制作:アニうた北九州2011実行委員会
  • 制作協力:ビックノオ
  • 特別協力:JTB九州、北九州モノレール、アジアンビート
  • 協賛:スターフライヤー、スペースワールドSANKYO

2012年 編集

2013年 編集

2014年 編集

  • タイトル:『アニうたKITAKYUSHU 2014』
  • 日時:2014年12月7日
  • 開演/終演:13時30分/19時25分頃
  • 会場:西日本総合展示場新館
  • 主催:アニうたKITAKYUSHU2014実行委員会

2015年 編集

  • タイトル:『KITAQ POP FES ARUARU STAGE』(「北九州ポップカルチャーフェスティバル2015withあるあるCITY」内のイベントとして開催)
  • 日時:2015年11月29日
  • 会場:西日本総合展示場新館C展示場

出演者 編集

2016年 編集

  • タイトル:『北九州ポップカルチャーフェスティバル2016withあるあるCITY』
  • 日時:2016年11月5日11月6日
  • 会場:西日本総合展示場新館、あるあるCity

出演者 編集

2017年 編集

  • タイトル:『北九州ポップカルチャーフェスティバル2017withあるあるCITY』
  • 日時:2017年11月4日11月5日
  • 会場:西日本総合展示場新館、あるあるCity 他

出演者 編集

2018年 編集

  • タイトル:『北九州ポップカルチャーフェスティバル2018withあるあるCITY』
  • 日時:2018年11月10日11月11日
  • 会場:西日本総合展示場新館、あるあるCity 他

出演者 編集

2019年 編集

  • タイトル:『北九州ポップカルチャーフェスティバル2019withあるあるCITY』
  • 日時:2019年11月30日12月1日
  • 会場:西日本総合展示場新館、あるあるCity 他

出演者 編集

2020年 編集

2021年 編集

2022年 編集

  • タイトル:『北九州ポップカルチャーフェスティバル2022withあるあるCITY』[19]
  • 日時:2022年11月26日11月27日
  • 会場:西日本総合展示場新館、あるあるCity 他
  • 主催:KPF実行委員会、北九州市
  • 共催:あるあるCity
  • 協力:CROSS FM、大洋装備株式会社
  • 協賛:いいちこ、オズ韓流ショップ、日本工学院
  • サポートカンパニー:菓匠 きくたろう、クラウン製パン株式会社、シロヤベーカリー、三日月屋

出演者 編集

脚注 編集

  1. ^ a b 決算特別委員会、議会基本条例の制定&議会報告会開催のお知らせ (PDF) (2011年11月1日号、北九州市議会だより)
  2. ^ 2011年1月26日掲載 毎日jp(毎日新聞)
  3. ^ 2011年4月4日掲載 asianbeat特集「アニソンのメッカ、北九州」
  4. ^ 2013年3月16日掲載 asianbeatデイリートピックス「アニうたKITAKYUSHU×A3 2013速報レポート」
  5. ^ 2014年公演までに石川智晶、田崎慎也(Rey)、中野愛子大滝若菜(Kalafina)、ハナエ、S!N、山形ユキオが出演している。
  6. ^ 出演者はi☆Risevery♥ing!elfin'田所あずさTRUE9nine南波志帆fhána他。
  7. ^ 都心集客アクションプラン・キックオフイベントについて (PDF) (2015年1月16日開催、経済港湾委員会)
  8. ^ 「北九州ポップカルチャーフェスティバル2015」開催における経済波及効果等について(報告) (PDF) (2016年2月9日発表、産業経済局MICE推進課)
  9. ^ 2010年3月20日掲載 朝日新聞夕刊(九州)
  10. ^ ステージ出演者は田中真弓遠藤正明きただにひろしLinQゆでたまご
  11. ^ a b あるあるCityパンフレットVol.2「あるあるCityはお宝イベント満載!(2頁)」
  12. ^ 開業ゲストは4月27日に吉木りさ、28日に松本梨香
  13. ^ 出演者は影山ヒロノブ、遠藤正明、きただにひろし、WHITE LIFE、工藤真由、Share lock homes、GM MICK。
  14. ^ 出演者は影山ヒロノブ、遠藤正明、Share lock homes。
  15. ^ 前夜祭出演者はGeroearthmind、ハナエ、春奈るなmanzo三澤紗千香YOFFY。公演当日出演者は南里侑香、翌日出演者はangela黒崎真音
  16. ^ ライブ出演者は内田真礼Dream5他。トーク出演者は桜咲千依神原大地佐々木未来森嶋秀太愛美たかはし智秋千菅春香馬場英雄代永翼佐藤拓也加隈亜衣久野美咲他。
  17. ^ KPF2020 開催中止のご案内”. 北九州ポップカルチャーフェスティバル(公式Twitter). 2021年11月8日閲覧。
  18. ^ KPF2021 開催中止のご案内”. 北九州ポップカルチャーフェスティバル(公式Twitter). 2021年11月8日閲覧。
  19. ^ KPF2022 開催決定のお知らせ”. 北九州ポップカルチャーフェスティバル(公式Twitter). 2022年7月15日閲覧。
ユニットメンバー

関連項目 編集

  • Animelo Summer Live - 2010年制作スタッフが関わるアニメソングイベント。
  • アニぱら音楽館 EXTREME LIVE - 2011年から2013年までの制作スタッフが関わるアニメソングイベント。同スタッフは六本木(東京)にて「アニうた Xmas Live 2014」を開催した。
  • ANIMAX MUSIX - アニうたの主催、共催が協賛として関わるアニメソングイベント。2012年4月27日から2013年9月末まで、あるあるCity内にて関連飲食店「ANIMAX MUSIX CAFE」を営業していた。2014年8月11日から、同施設にてカラオケ店「ANIMAX MUSIX×コロッケ倶楽部」ルームを営業中。
  • マチ★アソビ - アニうたの主催、共催がスポンサーとして関わるアニメイベント。2014年5月17日から、あるあるCity内にて関連飲食店「マチ★アソビCAFE」を営業中。同店キャストが2014年公演のオープニングアクトとして出演した。

外部リンク 編集