マジンガーZ

永井豪による日本の漫画、メディアミックス作品、その主人公たる架空のロボット

マジンガーZ』(マジンガーゼット)は、永井豪漫画、原作者を共にする東映動画制作のテレビアニメ桜多吾作によるコミカライズ作品の題名、またこれら3作品で描かれる主役の巨大ロボットの名称。本項では原作者の漫画とテレビアニメーション、および後世影響等について述べる。桜多吾作によるコミカライズ版については作者の項を参照。

マジンガーZ
ジャンル ロボットアクション
漫画
作者 永井豪
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
発表号 1972年10月2日号 - 1973年8月13日
アニメ
原作 永井豪とダイナミックプロ
キャラクターデザイン 羽根章悦森下圭介
音楽 渡辺宙明
アニメーション制作 東映動画
製作 東映動画、旭通信社
放送局 フジテレビ
放送期間 1972年12月3日 - 1974年9月1日
話数 全92話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

概要

巨大な人型ロボットに主人公が乗り込み操縦するという、「巨大ロボットアニメ」と呼ばれる分野に分類される初めての作品[注釈 1]である。

平均視聴率22.1%(最高視聴率は、第68話の30.4%。ビデオリサーチ関東地区調べ)[1][2]の大ヒット番組となり、続編の『グレートマジンガー』『UFOロボ グレンダイザー』と合わせると4年を越える長期シリーズとなった。なお本来はシリーズ3作目となる予定だった完結編のタイトル『ゴッドマジンガー(ゴッド・マジンガー)』は、永井やダイナミックプロが『マジンガーZ』の次回作(=『グレートマジンガー』)の時点で使用したかったが見送られたものである[注釈 2](1984年に製作されたテレビアニメにも『ゴッドマジンガー』のタイトルが使われているが、マジンガーを名乗ってはいるものの本来のマジンガーシリーズとは無関係の作品である)。

その後日本以外でも放映され、70年代の韓国・台湾・香港・タイなどのアジアに次ぎスペインでの放映では大人気となり(スペインにはマジンガーZの像北緯41度22分59秒 東経1度19分45秒 / 北緯41.3829349度 東経1.3292865度 / 41.3829349; 1.3292865 (マジンガーZの像)がある)、その流れでスペイン語圏の中南米(メキシコベネズエラアルゼンチンチリなど)で大ブームとなる。そしてスペイン以外のヨーロッパでも『UFOロボ グレンダイザー』が先に爆発的人気を得ていたイタリアフランスなど[注釈 3]で後追いで放映されるなど世界各国で人気を博し、21世紀に入った現在でも現地で高い知名度を誇る。[5]

作品誕生までの経緯

『マジンガーZ』は、同じ永井豪原作の東映動画作品である『デビルマン』についての打ち合わせの席上で、新たな提案をきっかけに企画が始まった作品であり、原作者による連載漫画と東映動画によるTVアニメが同時進行に近い形で世に送り出された。[6]

永井豪は、渋滞に巻き込まれた自動車を見ていた時に、「自動車から脚が延びて前の車を(またいで)乗り越えていけたらいいのに」と感じたことが“乗り込んで操縦するロボット”の着想の根源になったと方々で語っている[6][7][注釈 4]。永井は、子供の頃夢中になって読んだ『鉄腕アトム』や『鉄人28号』といった「ロボットもの」の、それらとは全く違う設定の作品を描いて見たいという願望があった[9]というが、着想としては「ロボットもの」の分野に新しい設定を持ち込んだというよりは、乗り物の解釈を拡大してロボットに行き着いた……というものになっている。これは、作品が『エネルガーZ』または『アイアンZ』と呼ばれていたまだ初期の頃の構想で、「主人公が乗ったバイクがロボットの頭部に登り、合体し操縦する」という設定であった点からも読み取れる[10][11]。ただし、この設定は当時人気の絶頂期にあった『仮面ライダー』に類似するという、東映テレビ部長の渡邊亮徳の指摘[12]によって却下され、飛行メカのホバーパイルダーによる結合方式に改変された[13]。バイクがコクピットになるという案は、後にダイアナンAのドッキング・操縦方法として流用された。

後続作品への影響

本作は、ロボットに数々の超兵器を内蔵させること、パートナーとなる女性型ロボットアフロダイAダイアナンAの登場、三枚目のお笑い担当ロボットボスボロットの登場、飛行用パーツ・ジェットスクランダーの登場、新兵器の追加や弱点の克服といったパワーアップ描写、主役機体の交代(最終回におけるグレートマジンガーの登場)など、後続のロボットアニメ作品で多用されることになる要素を、数多く生み出した。

デザイン面においても後続作品に大きな影響を残し、瞳の無い白眼[注釈 5]をはじめとする本作のロボットのデザインラインが、後続の巨大ロボットの多くに色濃く影響を残している。また、「上腕と腹と大腿部が白」の配色は、マジンガーシリーズとは直接関係の無いコン・バトラーVアーマードトルーパー、実写特撮のダイデンジンにまで踏襲され、それ以降の1970年代の作品における巨大ロボットの基本配色となった。その後も、この配色の影響下にあるロボットデザインは多い。

アニメのエンディングに設計図・透視図(宮武一貴による)が使われたり、雑誌でさまざまな裏設定が公開されるなど、作品の細部を作品外から補完する試みも行われた[15]。こうした手法は後年のSF作品でも多く見られるが、そういった点も本作が先陣を切った。

1996年から1997年にかけて放送されたスーパー戦隊シリーズ第20作『激走戦隊カーレンジャー』では、マジンガーZそっくりの敵ロボット・バリンガーZを登場させようとした[16] が、打ち上げパーティーで大竹宏の挨拶からそのことを知った東映上層部がダイナミックプロに配慮して出した自粛命令により、アフレコまで完了していたものがお蔵入りになるという事態になった[17]

商業面での影響

この作品の大ヒットによって「超合金」や「ジャンボマシンダー」などの関連玩具が爆発的に売れた。雑誌での記事展開なども含めた商業的な面でのシステムを確立したという点でもマジンガーZは画期的であり、日本アニメ及びそのキャラクタービジネスにとって重要なターニングポイントになったとされる。[18]

本作放映以前はテレビアニメの制作本数は減少傾向にあり[19]辻真先によると「テレビアニメはそのまま死滅の道を辿ったかもしれない[20]」という時期であった。永井豪によると本作の企画時、巨大ロボットは売れないと判断されたためスポンサーのポピー(現:バンダイ)は乗り気ではなかったが、本作の高視聴率が判明すると商品化に動いた[21]。ジャンボマシンダーは全長約60cmの大きさが子供に受け、50万個のヒットになり、巨大ロボットアニメの商業性を示した。本作以降、玩具メーカーがアニメのスポンサーになることが増え、これまで菓子メーカー主導だったアニメは玩具メーカー主導になり[22]、テレビアニメの制作本数が増加する。辻真先は玩具メーカーがテレビアニメを救ったように述べている[20]

また当時、東映動画は東映の実写キャラクターの版権も取り扱っており、同社の版権収入は実写9、アニメ1の割合だった。それが本作のヒットによりアニメの方が版権収入が上になった。このように本作は実写優位だった当時の市場環境を覆し、アニメの価値を示した作品である[23]

本作の玩具を開発した村上克司は、「マジンガーがなければ、この超合金もなく、その後の私もどうなっていたものか。マジンガーには心から感謝しています」と述べている[24]。また同じく当時のポピー取締役で本作の玩具開発に関わった杉浦幸昌も、今に繋がるバンダイのキャラクタービジネスの土台を作った作品として、(石ノ森章太郎と並んで)永井豪に足を向けて寝られない、と感謝の念を述べている[25]

水木一郎の歌う主題歌レコードも、日本で70万枚を超える大ヒットになった[26]。このレコードにはオープニング、エンディング以外に挿入歌「Zのテーマ」も収録されている。この曲はもともと主題歌として製作されたが、「曲調が弱い」との理由で没になったものの、出来が良かったのでほぼ毎回マジンガー出撃シーンのBGMとして使用された[27]。この時間帯のアニメ主題歌では『アタックNo.1』と並ぶ売上枚数。

漫画

アニメ主導のタイトルということもあり、『マジンガーZ』の漫画版は紆余曲折を辿ることになる。永井は『ハレンチ学園』の次作品として『週刊少年ジャンプ』に売り込みをかけたが、編集部は連載に難色を示した。『ハレンチ』の後釜として同じようなアダルトギャグ漫画を求めていた編集部の要求と合わなかったのが理由とされる。テレビ局主導での漫画制作に不満を示していたデスクの西村繁男は連載に強硬に反対したが、編集長の長野規が永井のマネージャーの強い説得に折れ、連載を許可することになった。

その後、永井はアニメ番組スポンサーの強い要望で講談社『テレビマガジン』にも連載を開始することになる。『テレマガ』は元々『仮面ライダー』中心の子供向けテレビ雑誌としてスタートしたが、後番組として『仮面ライダーV3』が出た時点で、近い将来のライダーブームの落ち込みを予測しており、『ライダー』に代わる目玉キャラクターを探していた編集部にとって「まさに渡りに船」であった。だが、『テレマガ』の連載を受けたことから長野の態度が一変、人気は高かったにもかかわらずジャンプ版の連載は打ち切りとなる。当時、専属契約制度を導入しつつあった『週刊少年ジャンプ』にとって、ライバル出版社の雑誌に同タイトルの連載を併載することは到底許容しがたいことであった。

このころダイナミックプロという会社組織となり(兄弟が社長)、マネージャーが本人の知りえないところで原稿料の吊り上げを行っていたことがのちに判明。これがジャンプへの掲載が疎遠になった理由ではないか、との証言も残っている[28]

連載雑誌と単行本

  • 週刊少年ジャンプ』(集英社)の1972年10月2日号(No.42) - 1973年8月13日号(No.35) 。
    • 掲載順に大雑把な内容区分をするならば、I.「マジンガー誕生編」・II.「ドグラ・マグラ編」・III.「にせマジンガー編」・IV.「機械獣大作戦編」・V.「ローレライの歌編」・VI.「ブロッケンの妖怪編」・VII.「鉄十字とグロゴス編」・VIII.「マジンガー軍団編」の全8章となる。
    • 連載は二大軍団を倒されたドクター地獄(ヘル)がバードス島を動かし、自ら打倒マジンガーZに乗り出すところで「つづきはテレビで見てね!」と作者が呼びかける、変わったスタイルで終了した。最初の単行本であるジャンプ・コミックス全4巻[29][30][31][32]も、対グロゴス戦の戦闘開始まで(週刊少年ジャンプ’73年7月9日号掲載分まで)を収録して[注釈 6]未完となる。続刊予定で他作品の単行本巻末で5巻の発売が告知されたものの、結局発売されないまま全巻が絶版になった。
  • 月刊『テレビマガジン』(講談社)の1973年10月号 - 1974年9月号。
    • 各話20P前後の読み切り形式。物語や設定が仕切り直しとなったため、少年ジャンプ連載版との継続性は考慮されておらず、マジンガーZやアフロダイAのデザインもTVアニメに準拠したものへと変更された。全13回。実質的最終回(1974年10月号)は『偉大な勇者グレート★マジンガー』のタイトルで掲載された[注釈 7]
  • この連載中、テレビマガジン連載分に少年ジャンプ連載分を混載したサンコミックス[34][35][36][37][38]が発売された[注釈 8]。その収録順はシャッフルされているため必ずしも時系列に沿っておらず[注釈 9]、ストーリーや内容に矛盾が生まれている。またテレビマガジン・少年ジャンプ連載分ともに収録漏れが多数あり、「鉄十字とグロゴス編」全編が初収録されたものの「マジンガー軍団編」はまたも未収録となっている。
  • KCコミックス版[40][41][42][43][44]は、「マジンガー軍団編」を収録したKCコミックス『グレート・マジンガー』[45][46][注釈 10]より後に発行された。内容は少年ジャンプ掲載分とテレビマガジン掲載分との混載だが、順序がややランダムに再構成されており、時系列やストーリーが微妙に前後したり入り組んでいる。また完全収録ではなく「マジンガー軍団編」[注釈 11]や「ゴーゴン大公登場(テレビマガジン1974年5月号掲載)」が未収録になっている。
    • これ以降、各社から出版される単行本は、長らくKCコミックス版を底本とすることがもっぱらとなり、多くの未収録回がそのまま放置された状態が続いた。
  • 1999年発売の講談社漫画文庫版[48][49][50]で、初めて少年ジャンプ版とテレビマガジン版の両方が、初出連載時に忠実な順序・形態で収録された。
  • 2013年から2014年にかけて、新たに加筆を施した『改訂版 マジンガーZ』(全4巻)が講談社から刊行された。


作画は、桜多吾作。永井豪の週刊少年ジャンプからの移籍に伴い、連載終了[注釈 12]。ほかに少年ジャンプ増刊1973年4月10日号、1973年8月10日号にも執筆している。
  • 冒険王』(秋田書店)の1973年10月号 - 1974年9月号、1974年お正月大増刊号、1974年夏休み大増刊号。
作画は、桜多吾作。別冊少年ジャンプからの連載を引き継ぎ、完結まで連載される。
  • 『別冊冒険王映画テレビマガジン』(秋田書店)の1973年9月号 - 1974年2月号。
作画は、桜多吾作。1973年9月号は新連載予告漫画。


  • 『おともだち』(講談社)の1973年1月号 - 1974年10月号。
作画は、桜多吾作。1974年10月号の3ページ目から『グレート★マジンガー』に改題。
  • 『ディズニーランド』(講談社)の1973年1月号 - 1974年9月号。
作画は、桜多吾作。毎回2ページで、第6回以降は機械獣が登場しない教育絵本的な内容となる。
作画は、氷魚章(1973年9月 - 11月号)、宮本コジロー(1973年12月号 - 1974年1月号)、天保革(1974年2月号 - 8月号)[52]
  • ほかに『週刊漫画ゴラク』にて連載された『激マン!』の中で、連載当時を振り返る形で『マジンガーZ』が作中劇として新規にリメイク版で描かれている。

ストーリー

ここではTVアニメ版と違う点のみ表記。

兜十蔵博士は、地震で瓦礫の下敷きになって死亡する[注釈 13]直前、息子夫妻を実験中の事故で死なせたことへの償いから、孫の甲児に、光子力を動力にする超合金Z製のロボット「マジンガーZ」を与えた。十蔵のビジュアルや言動はアニメ版より遥かにマッドサイエンティスト風に描かれている。

偶然、時同じくしてドクター地獄(ヘル)の巨大ロボット群(機械獣)を使った日本侵攻が始まり、甲児はマジンガーZを操って、ヘルの野望を打ち砕くために戦い始める。

  • 甲児が最初にZを起動させた際、アニメ版は誤ってシローを踏みつけそうになる程度だが、漫画版では甲児の本意ではないにせよ市街地で大暴れしている。
  • アフロダイAはマジンガーZと同じく兜十蔵博士の設計[54](TVアニメ版では弓教授が開発したとされる[55])。
  • ドクター地獄(ヘル)の部下は、ミケーネの貴族夫婦のミイラを一体化した[要出典]あしゅら男爵、ナチの鬼将軍のサイボーグであるブロッケン伯爵[注釈 14]。週刊『少年ジャンプ』連載時には登場しなかったピグマン子爵は、後に『テレビマガジン』連載時に登場。
  • ヘル一味の主力兵器が巨大ロボット「機械獣[注釈 15]」なのは同じだが、ジャンプ連載版だけでもドグラS1・マグラF2、バマラスY1、マリオN7、グロゴスG5など、アニメ本編未登場の機械獣が多く存在し、テレビマガジン連載版に至っては連載第8回登場のスゲルトンO7(正確にはTVアニメ版ではスルトンO7)を除いて、全て漫画版オリジナルでアニメ未登場。
  • 漫画版とアニメ版の双方に登場した機械獣でも、バジンB9→エルキネスK2、ゴーストファイアーV9[60][注釈 16]→グレン・ゴーストC3、バルガス→ベルガスV5といった具合に漫画とは名前が変更されたり、キングダンX10やグロッサムX2のように能力・武装が変更された例も多い。
  • 『週刊少年ジャンプ』連載版にボスは登場するが、アニメ版の放映中に連載が終了したためボスボロットは登場しない。ボスはアニメ版よりも甲児の恋敵・悪友的な要素が強調されている。
  • ヒロインの弓さやかは勇敢な少女ではあるが、アニメ版よりはおしとやかな性格になっており、甲児に対しても素直に好意を示している。愛機アフロダイAは海底要塞サルード自爆と運命を共にして喪失。後継機はビューナスAとなる(ジャンプ連載時は、後に『グレートマジンガー』に登場する炎ジュンのものとほぼ同じデザインであったが、単行本[45]収録に際して異なったデザインに変更・修正された[注釈 17])。一方、テレビマガジン版ではアニメ版準拠のデザインとなったアフロダイAが登場し、連載第7回にて全壊した後、第9回からは後継機としてアニメ版同様にダイアナンAが登場した[50]
  • 「ローレライの歌」篇に登場するシュトロハイム・ハインリッヒ[65]博士が造ったロボットの名が、原作ではドナウα(アルファー)1であり、アニメ版第61話のラインX1とデザインも若干異なる。さらにドナウα1のボディの色が登場当初は黒く、ローレライ・ハインリッヒ[65] が合体することで青くなるという作中の台詞[65] があり、(モノクロの漫画版では黒いままで、変化しているのか視覚的には分からないものの)これは『美しき青きドナウ』に因んだ設定と思われる(OVA『CBキャラ 永井豪ワールド』第3話「これが最後だバイオレンスジャック!」にて1カット出演をしているが、この時のカラーは青であった)。ドナウα1とマジンガーZとの激闘は、ジャンプ掲載時にはわずか数ページで決着がついてしまったため、ジャンプコミックスおよびサンコミックスへの収録時の2度に渡り(それぞれ11ページ、26ページ分)加筆されている[66]。ちなみにローレライの像があるのはライン川であり、ドナウ川ではない。なお原作ではリバーF9にあしゅら男爵が乗り込み操縦していた。
  • 暗黒寺闇太郎警部は「やくざの息子が警察官になった」と自称[67]し、悪役的な言動を見せながらも甲児達に協力してドクター地獄の組織を追う敏腕警部という役どころであったが、アニメ版には登場していない。
  • TVアニメ版と異なり根拠地をバードス島から移転するエピソードはなく、地獄城は『テレビマガジン』連載第8回で唐突に登場する[68]。また、週刊『少年ジャンプ』連載時にはそもそもまだ地獄城は登場していなかったが、『グレート・マジンガー』第1巻への「マジンガー軍団編」収録の際の加筆修正では、バードス島が地獄城に描き直されている[69]

登場キャラクター

ここではTVアニメ版と違う点のみ表記する。

兜 甲児(かぶと こうじ)
前作『ハレンチ学園』に登場した“山岸くん”こと山岸八十八(やまぎしやそはち)の発展形として設定した、と作者がインタビューで後に語っている[70][注釈 18]。アニメ版では、兜邸にルミというお手伝いさんがいたが漫画版にはおらず、甲児が料理を担当している描写から家事全般をこなしているのではないかと思われる[72]
弓 さやか(ゆみ さやか)
本作にもツーカットのみ登場する[73]、前作『ハレンチ学園』のキャラクター“十兵衛”こと柳生みつ子(やぎゅうみつこ)を強く意識した、と作者がインタビューで後に語っている[要出典][注釈 18]。またアニメ版では高校に通っていないが、本作では甲児やボスと高校のクラスメートである点も大きな違い[74]。なお、ジャンプ連載時とジャンプコミックス収録まではさやかのロングヘアーに茶髪のようなトーンが貼られていたが、朝日ソノラマのサンコミックス収録に際して、コマ単位で全面的に黒くベタ塗りされた[39]。1999年に講談社漫画文庫から出版された完全復刻のオリジナル版(全3巻)[48][49][50]では、ジャンプ連載時のまま収録されているためオリジナルの画稿が再現されている。
ボス
固有名が設定されておらず、ブロッケン伯爵相手に「本名は俺も作者も知らない」云々と苦笑いしながら自己紹介している[75]。アニメ版のような半袖Tシャツではなく、もっぱら学ラン姿。1998年に連載された永井によるリメイク『Zマジンガー』中では、「棒田進(ぼうだすすむ)」と呼ばれていた。
ヌケ
初登場時にムチャから「ボケ」と呼ばれる場面あり[76]。学ラン姿。
ムチャ
アニメ版より長身であり、ボスやヌケ同様もっぱら学ラン姿であった。
兜 シロー(かぶと シロー)
“志郎”との表記あり[77]。アニメ版よりも悪童ぶりが目立ち、言葉遣いも荒っぽい。パイルダーを操縦して殺人アンドロイド・ガミアQのうち一体(Q1)[注釈 19]を撃破する活躍も見せた。
兜 十蔵博士
やや狂気じみた科学者。数多くの特許を持ち、その莫大な収入でマジンガーZを建造。突然の大地震で命を落とす[注釈 13]が、死の直前に甲児にマジンガーZを与え「お前は神にも悪魔にもなれる」と言い放つ。永井豪の漫画版では顔に大きな傷のある隻眼の老人で、孫のシローに「おっかないから、いきなり顔を見せないでくれ」と悪態をつかれる[注釈 20]程怖い顔だが、TVアニメ版では対照的に温和な顔立ちになっており、命を落とした原因が鉄仮面軍団の襲撃によるものに変更されている。甲児、シローと三人で暮らしていた。二人には優しく、甲児は「素晴らしくかっこいいおじいちゃんだぜ!俺は大好きさ!」と言っている。[82][83]
マジンガーZを完成させた頃に光子力研究所所長を引退したTVアニメ版(第1話)と違い、もう何年も前に完全に引退して(マジンガーZの建造に没頭して)いた[54]。マジンガーZ建造の目的もDr.ヘルの野望を挫くためではない(そもそもドクター地獄〈ヘル〉とは面識が無い)[注釈 13]。兜十蔵は息子夫婦を実験中の事故で死亡させてしまい、孫から両親を奪ってしまったことへの贖罪の気持ちから(孫への贈り物として)マジンガーZを造っている。[82][83]
弓 弦之助教授
十蔵の弟子で光子力研究所の所長。アニメ版より若干アクティブかつアグレッシブに描かれていた。ジャンプ連載時は弓 弥之助(ゆみ やのすけ)[67]という名前で髪型やヒゲがアニメ版とかなり違っていたが、朝日ソノラマのサンコミックス収録に際して、作者によりアニメに準拠した風貌へコマ単位で全面的に描き直された[39]。その後、講談社漫画文庫から発行された完全復刻のオリジナル版[48][49][50]では、オリジナル通りに戻されている。
三博士(のっそり・もりもり・せわし)[注釈 21]
もりもりが短躯でメガネを着用、のっそりがメガネや口ヒゲなしで極太の眉毛、といった具合に、三人とも初登場時はアニメ版と顔や頭身が微妙に異なっていた[84]が、再登場時にはアニメ版に準拠したデザインとなっていた[85]。出番はほんの僅か。
暗黒寺 闇太郎
永井豪の漫画版のみに登場。代々やくざ(暴力団)の家柄なのになぜか警察官になってしまったと自称する[67]。顔つきも口調もやくざ風だが、刑事としての判断力は高く、甲児たちにとっては頼もしい味方。ニセマジンガー編を最後に何の説明もなく登場しなくなる。
ドクター・地獄ヘル/ドクター地獄ヘル[注釈 22]
アニメ版に垣間見られた、あしゅら男爵やブロッケン伯爵とのコミカルなやりとりは無く、ひたすらマッドサイエンティスト。バードス島の巨人伝説を巨人ロボットと信じて発掘し、機械獣軍団を発見して世界征服をたくらむ[注釈 23]。「「マジンガー軍団編」での台詞によれば「五軍団」を組織している[89][90]とのことであるが、あしゅら(鉄仮面)軍団と鉄十字軍団以外は姿を現わさず実態は不明である。
あしゅら男爵、ブロッケン伯爵
どちらもアニメ版に比べて若く精悍なイメージにデザインされており、死に様も少年ジャンプ版(「マジンガー軍団編」)ではZに操縦系を破壊されたグールが制御不能のままブード目掛けて突っ込んだことで、両者とも死亡という形になっている[91]。その一方、テレビマガジン版ではあしゅら男爵はいつの間にか死んでいることになってしまっている[92]が、ブロッケン伯爵はアニメ版と同様にドクター=ヘルとともに飛行要塞グールで地獄城を脱出したところを、マジンガーZに撃破されて死亡している[93][94](この最期は単行本収録の際に、通常「マジンガー軍団編」と差し替えられる)。
なおブロッケン伯爵はジャンプ連載時(ジャンプコミックス版)と、朝日ソノラマのサンコミックス版以降では顔や服装のデザインが修正されて異なっている[39](その後、講談社漫画文庫から発行された完全復刻のオリジナル版では、オリジナル通りに戻されている[49][50])。
鉄十字軍団
目の部分が永井豪の漫画版では目全体が黒くベタ塗りされ、瞳が白抜きとなっている。

漫画のみの主なメカ

ガミアQ
あしゅら男爵が兜甲児抹殺のために送り込んだ、女性型殺人アンドロイド[95]・ガミアQ1、Q2、Q3の三体。三体をまとめてガミアQとも呼ぶ。外見は全く同じで区別がつかないため同一モデルと思われ、ツインテールの金髪ならぬ金属髪を振り回し、あらゆるものを切り裂いてしまう。
なお兜甲児がサルードで相対したとき、最後の一体がQ1ではなくQ3だと一目で断定できた[81]理由は不明。
ビューナスA[注釈 17]
弓さやかが搭乗する、アフロダイAの後継機。マジンガー軍団の一角を担っており、武装として、両腕から飛び出す超合金Z製のブーメラン「Zカッター」、頭部の二本のアンテナから発射する光子力ビームを持つ[注釈 24]。さやかの体型をデザインベースとしており、このためのヌード写真撮影を巡ってさやかと三博士らが甲児も巻き込んで大騒ぎを繰り広げるというエピソードがある[47][85]
当初は『グレートマジンガー』にて炎ジュンが搭乗するものとほぼ同じデザインであった(背中にかかったロングヘアー状のパーツからのロケット噴射によって、飛行能力を有している点は大きな違い)が、後にKCコミックス『グレート・マジンガー』第1巻[45]に「マジンガー軍団編」が収録される際に、目元や鼻筋や肩・鼠径部周りなどと併せて、頭部が帽子のツバのように左右に(炎ジュンのヘルメット風に)湾曲して広がった形状へと、大きく修正された。またその加筆ページ(ゴードンとの決戦)において、炎ジュンのビューナスAのクインスターと同様に、小型飛行艇が頭部コクピットとしてドッキングしていたことが描かれている[98]。なお後年、OVA『マジンカイザー』やTVアニメ『真マジンガー 衝撃! Z編』に登場したさやかが操縦するビューナスAは、この修正バージョンに準拠したものだが、カラーリングや細部はやや異なる。
ミリオンα
ドクター地獄との最終決戦に備えて生産された「マジンガー軍団」の一機。頭部に電磁砲を備えており、顔面をスライドさせて発射する。マニピュレーターはスパイク状。胸がコクピットになっている。上半身のみの女性型でありパイロットは元レーサーで双子のローリィとロール。健闘空しくコクピットである両胸を背後から機械獣に鷲掴みされ、そのまま握りつぶされた。
なお、長谷川裕一の漫画『スーパーロボット大戦α THE STORY 竜が滅ぶ日』に登場した下半身は長谷川のオリジナル。後年のOVA『マジンカイザー 死闘! 暗黒大将軍』やTVアニメ『真マジンガー 衝撃! Z編』にも登場する。
バイオンβ
「マジンガー軍団」の一機。胸部にルストハリケーンを備えており、首がコクピットになっている。ほっそりしたシルエットで、パイロットは東しゅん。機械獣の数を恃んだ力押しにより剣でバッサリ胴体を両断されてしまう。
後年のOVA『マジンカイザー 死闘! 暗黒大将軍』やTVアニメ『真マジンガー 衝撃! Z編』にも登場する。
ダイオンγ
同じく「マジンガー軍団」の一機。胸の開閉式装甲板からブレストファイヤーを放つ。ずんぐりとしたデザインで喉元にコクピットがある。パイロットは元自衛官の大出政雄。脚部がブースターになっており歩行能力は低い。機械獣軍団の集中砲火を一身に浴びて爆発四散した。
長谷川裕一の『スーパーロボット大戦α THE STORY 竜が滅ぶ日』に登場した脚部と装甲板は長谷川のアレンジ。後年のOVA『マジンカイザー 死闘! 暗黒大将軍』やTVアニメ『真マジンガー 衝撃! Z編』にも登場する。
ゴードン
地獄城の頂上部の人面がそのまま頭部を構成している、三面四本腕の巨大機械獣で、崩れ落ちた島を割って姿を現した[注釈 25]ドクターヘルの切り札。操縦はドクターヘル自身が行っており、巨大な剣から雷を放ち、腹部の髑髏の口から吐くゴードンファイアー、合わせた両手の指先から放つ電撃のフィンガーショック[注釈 26]、全身を回転させることで巨大竜巻を発生させるゴードンサイクロン、さらにそれに炎を加えたゴードンサイクロンファイアーといった攻撃でマジンガーZを苦しめた。[99]
ゴードンが登場する一連のマジンガーZとドクターヘルの決戦は本来の漫画連載時には無く、講談社の『グレート・マジンガー』第1巻[45]の発行に際し、新規に描きおろされた(それまで単行本未収録で未完のままであった「マジンガー軍団編」の決着を描き足した)ものであった。そのため以後発行された単行本では、これにならって『グレート・マジンガー』の冒頭に長いプロローグとして収録されるか、あるいはクライマックスとして『マジンガーZ』の最終巻に収録されるか、まとめ方がその度に異なる。
なお近年はたいてい“地獄王”という冠が付くが、これは後の中央公論社『愛蔵版 マジンガーZ』での改訂[100]を経て、派生作(OVA『マジンカイザー[101][注釈 27]、TVアニメ『真マジンガー 衝撃! Z編[102][注釈 28]など)で称されるようになり定着したもので、もともとの漫画版[45]にはない。

テレビアニメ

 
大泉アニメゲートに設置されている「ねりまアニメ年表」の一コマ。

放送期間など

最高視聴率は、1974年3月17日放送(第68話「地獄の用心棒 ゴーゴン大公」)の30.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

最終回はそのまま『グレートマジンガー』に続く。

テレビアニメ版ストーリー

先史時代の人種・ミケーネ人の古代遺跡の調査チームの代表だったDr.ヘルは、バードス島の巨人伝説の元となった巨大ロボット群を発見。これを使った世界征服を企み、ロボットの発掘後他の調査員達を殺害するが、メンバーの一人だった兜十蔵博士には逃げられてしまう。

十蔵はDr.ヘルの野望を阻止するため、光子力で動く超合金Z製のロボット「マジンガーZ」を秘密裏に建造するが、あしゅら男爵達の襲撃を受けて十蔵は死亡。今際の際にDr.ヘルの野望を伝えマジンガーZを孫の甲児に託した。甲児は亡き祖父の遺志を継ぎ、マジンガーZの力でDr.ヘルの野望を打ち砕くために戦い始める。

Dr.ヘルの部下は、ミケーネの貴族夫婦のミイラを一体化したあしゅら男爵、ナチスの鬼将軍のサイボーグであるブロッケン伯爵、頭部の代わりにピグミー族の上半身をマサイ族の肉体に合成したピグマン子爵。兵器はミケーネ人の遺産である巨大ロボットを改造した機械獣。虎の腰から人間の上半身が生えたミケーネ帝国の使者・ゴーゴン大公とも手を組み、ミケーネの技術で製造された強力な「妖機械獣」を貸与される。

激闘の末、Dr.ヘルの野望を打ち砕いた甲児。しかし、地上制圧を目論むミケーネ帝国がその隙を突き、本格的に地上侵攻を開始。その先兵として突如姿を現した戦闘獣たちの前に、ヘルとの激闘で深い傷を負っていたマジンガーZは太刀打ちできず敗北を喫する。あわやこれまでと思われた時、グレートマジンガーと名乗るマジンガーZによく似たスーパーロボットが姿を現し、甲児とマジンガーZの危機を救う。グレートマジンガーの正体とは、甲児の父・兜剣造がミケーネ帝国の侵攻に備えて密かに開発していた、マジンガーZを超える超ロボットであった。その操縦者・剣鉄也に戦いの使命を譲り、科学者である父と祖父の血を引く者として科学の研鑽を積むべく、甲児がさやかと共にアメリカ留学へ旅立つところで物語は幕を閉じる。

さやかは甲児とは「ケンカするほど仲がいい」関係。ボスはボロットの登場でコメディ・リリーフの地位を確立する。漫画版では脇役だった三博士もレギュラー化して、Zの新兵器開発などに活躍する。この他、家政婦を経て光子力研究所の正式な所員となる“みさと”や、後に甲児が留学・師事することになるアメリカの研究者ワトソン博士など、アニメオリジナルキャラクターも登場した。

登場キャラクター

光子力研究所

ロケーションは、富士山麓・青木ヶ原近辺にある設定。

兜 甲児(かぶと こうじ)
- 石丸博也
本作の主人公。祖父の十蔵が残したスーパーロボット・マジンガーZの操縦者。東城学園(第4、24話ほか)の高校生で年齢16歳[103][注釈 29]。抜群の運動神経を持ち、鍛え抜かれたオートバイテクニックを応用してZの性能を余すところなく引き出した。
東京に在住していたが、祖父の死をきっかけに弓教授が用意した光子力研究所近郊の木造住宅に移り住み(第3話)、出動要請が出るとパイルダー号を発進させる。しかしその自宅も鉄十字軍の襲撃によって大破し(第58話)、その後は研究所に移り住んだ(第59話)。
シローの宿題に苦戦する(第25話)など、ふだんの勉強はあまり得意でないが[注釈 30]、戦闘における一瞬の判断力には鋭いものがある。性格はやや直情径行気味でおっちょこちょいな面もあるが、祖父の影響もあり正義を愛し決して悪を許さない江戸っ子気質の熱血漢。弓さやかとは互いに少なからず戦闘でのパートナー以上の好意を抱いているものの、双方とも気が強いため、つい喧嘩になることが多々あった。弟シローに対しては唯一の肉親ということもあり、面倒見の良い兄貴ぶりを見せている。社交的な性格であり目上には礼儀正しく所員からも信望は厚い。私服は白いタートルネックの長袖シャツに紺色の長ズボンであることがほとんど。
初期話数ではZの武装を知らなかったため無言で技を繰り出していたが、第5話以降は技名を叫びながら繰り出すスタイルへと徐々に移行した。第3話ラストで戦闘の衝撃に耐えられるようヘルメットと戦闘服を弓教授と三博士より贈られ、第4話以降着用して出撃するようになる。
第91話でDr.ヘル一味を壊滅させたが、第92話で新たな敵ミケーネの戦闘獣によってZは戦闘不能となり、甲児も重傷を負う。回復後、さやかと共に日本を発ちワトソン博士の下でロボット工学を学ぶべく[要出典]ワトソン研究所へ留学する[104]
弓 さやか(ゆみ さやか)
声 - 松島トモ子(第1話 - 第13話)→松島みのり(第14話 - 第39話・スーパーロボット大戦シリーズ)→江川菜子(第40話 - 第92話[注釈 31]
本作のヒロイン。弓弦之助教授の一人娘で、アフロダイA・ダイアナンAの操縦者。兜甲児やボスとクラスメイトである永井豪の漫画[105]とは異なり、高校には通わず研究所で教育を受けており、学生生活に少なからず憧れている(第4話)。お転婆で勝気な性格。甲児に好意を寄せるが、素直になれず喧嘩することが多い。物凄く嫉妬心が強く、みさとはおろかミネルバXにさえもヤキモチを焼いたほど。映画『マジンガーZ対デビルマン』においては「ジェットスクランダーに比べたらガールフレンドなんて…」という甲児のセリフにも過敏に反応した。
しかし、それも真実に甲児を愛するが故の嫉妬であり、死線をさまよう甲児に対して想いを独白したことも度々あった(第52話ほか)。
一方、女性を前線で戦わせることをよしとしない甲児と対立することもあり、アフロダイAを戦闘用に改造することに反対した甲児を恩知らず呼ばわりして平手打ちを見舞う(第8話)など、高慢ちきな鼻っ柱の強さも顕著である。また運動神経も抜群であるうえ、柔道二段の腕前だという(第32話)。
ヘアバンドを常に着用、色はピンク以外にもいくつかのバリエーションがある。第38話まで黄色いツナギ風の戦闘服に茶色のブーツ姿だったが、第39話以降ピンクと白のヘルメット及びミニスカートタイプの戦闘服、白いロングブーツ姿に変更された。弱点はくすぐり[要出典]
ボスボロット登場後はボスとコンビを組むことも多くなり、コミカルな言動も目立ってくる。戦力的にはZに劣り甲児から足手纏い扱いされることもあったが、精神的なパートナーとして甲児をフォローすることも多かった。最終回で甲児と共に渡米。
ボス
声 - 大竹宏
第3話より登場した東城学園の番長的存在で甲児のケンカ友達。17歳であるが甲児とは学年が同じ一年生[106]で留年している模様。短気で腕っ節が強いのだけが取り柄。ボスボロット登場以前は、ヌケやムチャと常日頃バイクを乗り回していた。季節を問わず常にオレンジ色の半袖シャツを一張羅のように着用している。ごく初期には、ヌケ、ムチャ以外に名称不明の子分がもう2人いた(第3話)。さやかに好意を寄せていることもあって、当初は甲児に反感を見せていたが、やがて良き友人となりZの戦いを側面から支援していく[注釈 32]。“かなづち”であり、泳げない様子が度々描かれている(第27、36、75、80話など)ほか、スキーも苦手(第56話)。甲児への対抗意識から、第48話で三博士を脅迫してボスボロットを造らせ、直接戦闘へと参加するようになる。
「〜だわさ」「〜わよ」といったオネエ言葉の語尾が特徴だが、これは大竹の方針から出たアドリブであり、脚本には書かれていなかった[17]
ヌケ / ムチャ
声 - 富田耕生(ヌケ)、田の中勇(ムチャ) [注釈 33]
ボスの子分でいつも一緒に行動している。ともに東城学園の一年生で16歳[106]。えび茶の長袖シャツにピンクのズボンで、いつも鼻水をたらし、何かと言うと「ボシュー(ボス〜)」と頼るのんびり屋がヌケ。緑の長袖シャツに薄茶のズボンで、首に黄色のマフラーを巻いた甲高い声のややせっかちな背の低い方がムチャ。どちらも第3話より登場。ボスボロットにもボスと一緒に乗り込み苦楽を共にした。二人とも意外と運動神経が良くスキーも上手い(第56話)が、ボスと同じく“かなづち”らしい(第27話)。
兜 シロー(かぶと シロー)
声 - 沢田和子
甲児の弟。やんちゃだが兄思い。年中ライトグリーンの半袖シャツに半ズボン姿である。名前は競走馬カブトシロー号にちなんで付けられた[107](漫画版でもその名前を暗黒寺警部に「競馬の馬」と言われている[108])。漫画版に比べると、かなりおとなしい性格になった。
親類が兄・甲児しか居ないこともあり、父と接触した『グレートマジンガー』よりは描写も控え目で研究所で弓教授と戦闘を見守ることがほとんどであった。
兜 十蔵(かぶと じゅうぞう)博士
声 - 島宇志夫(第1話・第2話)→大竹宏(第38話)→加藤修(第91話)
甲児・シローの祖父。
自らが発明した光子力の平和利用を考えていたが、Dr.ヘルの野望に対抗するべく、富士山麓の青木原[注釈 34]にある別荘の地下で密かにマジンガーZを建造し、光子力研究所所長の座から引退する[注釈 35]。第1話で鉄仮面軍団によって別荘を襲撃・爆破され瓦礫の下敷きとなって死亡するが、死に際に孫の甲児(とシロー)へZを託す。享年69歳[109]。死後も甲児の夢や回想シーンなどで何度か登場している。
弓 弦之助(ゆみ げんのすけ)教授
声 - 八奈見乗児
光子力研究所の最高責任者。さやかの父で年齢は46歳[109]。元々は兜十蔵博士の一番弟子で助手を務めていた。常に冷静沈着で、悪には屈しない強い心を持っている。アフロダイA・ダイアナンAを開発し、ジェットスクランダーやジェットパイルダーなどマジンガーZに数々のパワーアップを施し、世界平和に多大な貢献を果たす。
兜兄弟を実子と変わらず扱い、甲児とさやかの諍いも兄弟喧嘩程度にしか思っておらず、優しくたしなめる。
兜兄弟からは「先生」と呼ばれており絶大な尊敬を集めている。
甲児とさやかの留学後はシローを引取ることになるが、シロー本人の希望で科学要塞研究所に預ける。所長の兜剣造の素性を理解していたが、剣造の希望もありシローの実父であることは告げなかった。
三博士
第3話より登場した弓教授の助手。多くの場合、3人一緒に登場する。それぞれの名前は通称と思われる[110]ものが、第9話にて明らかにされた(ただし本名は最後まで不明のまま)。3人とも兜十蔵博士の弟子であった[111]。第9話ではボウリングにハマっている様子が描かれていたが、揃って非常に下手だった。
のっそり博士
声 - 北川国彦(第1話)→増岡弘(第3話)→緒方賢一(第9話)→田の中勇(第65話以降)
システム工学の分野では世界一の専門家[111]
もりもり博士
声 - 矢田耕司(ナレーションも兼任)
エネルギー工学の大博士[111]。アイアンカッター設計・開発者としての活躍が目立っていたが、第79話にて鉄十字軍の罠にかかり地雷で爆死。その第79話にて、彼は甲児を幼い時から知り、共に遊び、時には叱咤もするなど親交が深かったことが判明する。享年52歳[111]
せわし博士
声 - 大竹宏
機械工学の専門家にしてロボットのオーソリティー[111]。三博士のリーダー格[112][113]で、研究所の実質的ナンバー2らしく、弓教授の留守中には研究所の指揮を執ることもある(第85話)。
みさと
声 - 山口奈々
第64話から登場したボスの遠縁。ボス曰く「父親の祖父の祖母のおじのいとこ[注釈 36]」。気立ての良い美人で、光子力研究所に家政婦として雇われる[117][注釈 37]。家事全般が得意で料理の腕も抜群だが、鉄十字軍団を向こうに回して機関銃で応戦したり、ヘリコプター[注釈 38]を操縦してアクロバティックな飛行で脱走犯3人組をノックアウトするほどの女丈夫でもある。(以上第64話)その高い能力を買われ、弓教授から正式な光子力研究所の一員として招聘される。電子工学の知識もある(第66話)。甲児と彼女との仲にさやかが激しく嫉妬する、というのがZ後半のストーリー展開において一種の定番パターンにもなっていた。

光子力研究所の協力者

ゴードン博士
声 - 宮内幸平
マジンガーZが水中で活動するための“光子力ロケット[注釈 39]”の開発に協力したアメリカの科学者。兜十蔵の古くからの友人でロケット工学の世界的権威でもある(宇宙にロケットを打ち上げるオズモ計画[注釈 40]の最高責任者者として有名[118])。弓教授の招きで来日するが、別便で妻子が乗っていた船が機械獣グロッサムX2に襲われ、妻・メアリーを亡くしてしまう。救助された娘のリサ(声 - 杉山佳寿子)も電子工学の博士であり、光子力ロケット[注釈 39]噴射装置の完成に貢献した。(第18話)
スミス博士
声 - 北村弘一
アメリカはニューヨーク在住の科学者で、ロケット工学の世界的権威。ジェットスクランダーの開発に際し、弓教授が設計図を持参して渡米しアドバイスを受けたことから、生みの親の一人とされている。その際、Dr.ヘルを倒すために戦う弓教授にどんな協力も惜しまない、と語った。(第33話)
後に彼に化けた偽物(鉄仮面アメリカ支部F823号)が、ジェットスクランダー破壊工作のために光子力研究所に潜入し、射殺されている(第37話)。『マジンガーZ大百科号』では、“ドクター=ヘルに改造手術をされ、スクランダーを爆破しようとして失敗し死亡”と解説されている[118]が、偽物が潜入したこの事件を誤って認識したものと思われ、『スーパーロボット大図鑑1 ~鉄の城編~』における同様の記述もその孫引きによるものと思われる[119]。実際の本編中ではスミス博士が死亡したと考えられる描写はない。
助手のリコ(声 - 田中亮一)はあしゅら男爵のスパイだった(第33話)。スミス博士の遣いとしてジェットスクランダー開発中の光子力研究所に来訪し、情報収集と妨害工作を働く。はっきりした最期は描かれていないが、ジェノサイダーF9の爆撃に巻き込まれて死亡した模様。(第34話)
『マジンガーZ大百科号』では、“スミス博士とともに来日し、スクランダーを爆破しようとして失敗し爆死”と解説されている[120]が、前述のとおり映像本編とは多くの点で異なり、事実誤認がある。
ワトソン博士
声 - 加藤修
マジンガーZの新兵器開発のためにアメリカから招聘された電子工学[121][注釈 41]の世界的権威(第86話)。結果的に成果を上げられぬまま帰国することになるが、置土産として密かに甲児のオートバイにバリヤー突破光線[110][115][122]を付けていたことが、ピグマンに占拠された光子力研究所奪還に繋がる(第87話)[118]。後にミケーネ帝国との戦いを科学要塞研究所とグレートマジンガーに託した甲児とさやかは、彼の研究所に留学することとなる[123](第92話)。

科学要塞研究所

兜 剣造(かぶと けんぞう)博士
声 - 柴田秀勝、大竹宏(第91話)
甲児とシローの父。第91話・第92話(第91話では気絶した甲児の回想中に母〈声 - 山口奈々〉と共に)に登場。甲児が幼い頃、実験中の事故で死亡したとされていたが、これは表向きのことで、父である兜十蔵博士に依るサイボーグ手術を受けて一命を取り留め、事情により姿を隠していた。新たな敵・ミケーネ帝国の戦闘獣に苦戦するZを助けるべく、自らが建造したグレートマジンガーを派遣する。甲児達を動揺させないため、父であることは伏せている。
剣 鉄也(つるぎ てつや)
声 - 野田圭一
第92話に登場。甲児の父・剣造の下でミケーネ帝国の戦闘獣に備えて訓練されていたグレートマジンガーのパイロット。マジンガーZ最大の危機を救い、そのまま日本の防衛を受け継ぐ。「俺は少々手荒いぜ!グズグズしてるのは苦手なんだ!!」「今までのマジンガーZとはちょいと出来が違うぜ」など強気の発言が多い。重症の兜甲児を気遣いシローに見舞うことを遠慮させる配慮も見せており、グレートマジンガーとマジンガーZの対比も説いて納得させた。

地下帝国

Dr.ヘル
声 - 富田耕生
悪の天才科学者にして地下帝国の首領。身長は2メートルはあろうかという大男で[124]、顔色が紫だが改造などされていない、れっきとした人間である。エーゲ海のバードス島で古代ミケーネの遺跡を発見[注釈 42]、そこに残されていたロボットを復元して作り上げた機械獣軍団[注釈 23]を率いて世界征服を狙う(第2話)。冷酷非情だが部下には情けをかけることもある。第91話で乗っていた飛行要塞グールをマジンガーZに撃破され、ブロッケン伯爵と共に死亡した。
しかし、後に続編『グレートマジンガー』において、ミケーネ帝国によって戦闘獣へ改造され地獄大元帥として復活することになる[注釈 43]
あしゅら男爵
声 - 柴田秀勝(男、終盤を除くタイトルコールも兼任) / 北浜晴子(女)
Dr.ヘルが落石で粉々になっていた古代ミケーネ人の夫婦のミイラ[注釈 44]を、組み合わせてサイボーグ化した幹部[130]。本人から見て右半身が女、左半身が男。ヘルの腰のバックルが輝くと頭部と首が締め付けられる仕掛けがあり、決して逆らえない(第3話)。胸に記憶用小型コンピューターが組み込まれているため、記憶力は抜群[129]。武器は手に持つ「バードスの杖」から発するレーザー光線[注釈 45]。また、女性に変身して撹乱させる作戦を得意としており、その際は声も女性側のものに統一していた(第7、36、63話ほか)。海底要塞サルードやブードを指揮し、鉄仮面軍団(あしゅら軍団)を率いる。
ヘルへの忠誠心は厚いが、油断や慢心や功名心からマジンガーZに敗れ続け、作戦に失敗しては「申し訳ございません…Dr.ヘル」とヘルに土下座することもしばしば。最後はブロッケンとの反目の末にヘルの元を飛び出し、ゴーゴン大公の支援を受けて単身マジンガーZに挑み、ブードで特攻して壮絶な戦死を遂げた。ヘルはその死に涙し死後、地獄城にあしゅらの銅像を建てるほどであった。(第78話)
デザイン原案は石川賢。原案ラフ画では不気味な男二体の合成だったが、後に永井豪が右半身を女性に変更した。[131][132]
ブロッケン伯爵
声 - 滝口順平
第39話から登場した、元ナチスの鬼将校[133]。爆風で吹き飛ばされた首を自ら拾い上げて走った、という武勇伝を持つ[要出典]。ナチスに招かれていたDr.ヘルの手でサイボーグとして甦り、戦後は彼の部下となる[133]。首が胴体から離れており、大抵の場合はその首を脇に抱えているが、反重力装置の働きで首だけで浮遊し飛び回ることも可能。胴体は脳波感応器で操られるが、ある程度は自律して行動をしている姿が見られる。武器は腰のサーベルと拳銃。あしゅら男爵とは仲が悪く、協同作戦であっても互いの足を引っ張り合う事もしばしばであった。[134]
飛行要塞グールを指揮し、鉄十字軍団を率いる。ゴーゴン大公に意見しては首をムチではたかれる場面が再三見られる(第72、84話ほか)。第82話では奪ったマジンガーZを操縦したが、まともに動かせない内に甲児に奪回されてしまった。最後は飛行要塞グールで地獄城を脱出したものの、Zの猛攻によってグールを撃破されヘルと共に死亡した(第91話)。
デザイン原案は永井豪。あしゅら男爵が縦割りだったので、ブロッケンは横割りになったとのこと。[135]
ピグマン子爵
声 - 矢田耕司
第83話より登場した新幹部。別名・「妖怪参謀」[136][137]。屈強な大男(マサイ族)の体の首から上の部分に、超頭脳を持った小男(ピグミー族)の上半身が生えている(この二つの体はそれぞれ分離して行動することも可能[注釈 46][137]。自身の戦闘力が極めて高いため、特に配下や移動要塞を持たず専ら単独で行動する。「ケーケケケケケケ」と不気味な声で笑い、全身に火炎を纏って攻撃(第83話)・口から数千度の火を吹く(第83、85、87話)・目から催眠光線を放つ[注釈 47]、手に持つ電撃ヤリ(第83、87話ほか)・盾を回転させての突風(第83話)・分身・テレポート・妖術・幻術(第85話)など、人間離れした多彩な能力を駆使して甲児らを大いに翻弄した[137][138]。盾は防御のみならず投擲して攻撃にも使う(第85話)ほか、飛行能力があるため上に乗って空を飛ぶこともできる(第86話)。自ら投げた槍に飛びついてそのまま飛んで行ったこともある(第83話)。第87話に至っては、何の補助も無く自在に空中を飛び回って見せた。槍は一本と限らず何本でも取り出せるらしい(第87話)。笑う時と術を使う時は小男の声、それ以外の普通の会話は大男の声と、二つの声色を持つ[要出典]
野性が強く、ヘルに対する忠誠心が薄い。第87話で光子力研究所の単身乗っ取りに成功するもヘルを裏切り、最後はZのマジンパワー光子力ビームを浴びて爆死した。その頭部は爆発後に五重塔の先端へ刺さり“晒し首”となった。
永井豪による漫画版では『テレビマガジン』連載第11回に登場するが、出番はそれっきりで、ドクター=ヘル亡き後の消息は描かれていない。[139]
鉄仮面軍団
声 - 矢田耕司、山田俊司、緒方賢一、井上和彦
あしゅら男爵率いる、サイボーグ戦闘員[注釈 48]古代ローマの兵士をモチーフにしている。パワーは人間の5倍もあり、ライフル弾の直撃にも耐え得る[140]。頭から被っている“鉄仮面”は頭蓋骨代わりとなっており、外すとその下は脳髄が剥き出しになっている(第30、34、37話ほか)[141][140][142]
鉄十字軍団
声 - 矢田耕司、山田俊司、緒方賢一 他
ブロッケン伯爵率いる、サイボーグ戦闘員。ナチスの兵士をモチーフにしている。意外にも元からブロッケンの配下だったわけではなく、第40話にて飛行要塞グールとともにDr.ヘルから初めて引き渡されている。軍団は常時3,000名で構成されており、その中でも500名のエリートが落下傘部隊に属する。一部の人員は鉄仮面を改造したらしい[注釈 49][145]

ミケーネ帝国

ゴーゴン大公
声 - 加藤修
第68話から登場したミケーネ帝国の先遣隊。虎の背中から人間の上半身が生えている怪人で、空を駆けることもできる(第89、92話ほか)。武器は手に持つムチと下半身の虎が有する鋭い牙と爪。杖の先から発する電撃は、ダイアナンAやボスボロットを行動不能に追い込むほど強力(第88話)。バードス島に遺されていた機械獣を回収に訪れた際に、兜十蔵を取り逃がした直後のDr.ヘルと邂逅し、世界征服で協力し合う盟約を結ぶ(第72話)。鳴門海峡の大渦の下に居を構えてヘルに協力し、機械獣よりも強力な妖機械獣を貸し与えた。しかし最終的にヘルからの援軍要請を黙殺、見殺しにする(第91話)。その後は引き続きミケーネの地上侵略の先陣を務める。
マジンガーZが容易ならぬ敵であることを帝国に伝えたが、彼はさらなる強敵であるグレートマジンガーの存在を知らなかった。戦闘獣を率いてZを完膚なきまで撃破することに成功したものの、グレートマジンガーの参戦でミケーネは大きな蹉跌を余儀なくされる。ミケーネ帝国の地上侵略に重大な障害となる、新たなマジンガーの存在が明らかになったことで、彼の任務はグレートマジンガーの調査へ切り替えられることになる。
Dr.ヘル配下の幹部同士の確執には局外者としてのスタンスを保つも、第78話ではあしゅら男爵の臨終を看取るなど情に厚いところも見せている。
暗黒大将軍
声 - 富田耕生
第92話に登場(第91話にもシルエットのみが出ている)。ゴーゴン大公の報告を受け、Dr.ヘルとの戦いを終えたZを倒すべくグラトニオスとビラニアスを出動させた。

登場メカ

光子力研究所

元々は無公害エネルギーである光子力開発目的で設営されていた。初代所長は兜十蔵博士であるが、マジンガーZの完成を機に(Dr.ヘルの襲撃に備えてか)弟子である弓弦之助教授にその座を譲った[注釈 35]。弓教授は兜博士の意志を継ぎ光子力の平和利用の研究に没頭するが、ヘルの野望に気付き恩師・兜博士の孫である兜甲児と大いなる遺産マジンガーZに協力して戦うことを決心する。マジンガーZは汚水処理場地下に格納されており、アフロダイAやダイアナンAも研究所側面の格納庫から発進する。光子力バリヤーで外敵から防御出来るが武装自体は少ない。しかし戦いが激化していくに伴って次第に武装も強めて行くことになる。
マジンガーZ
『鉄(くろがね)の城』と謳われる搭乗型のスーパーロボット。1972年10月10日完成。全長18m、重量20t。[146][147][148]
兜十蔵博士の手によって、Dr.ヘルの野望を阻むべく別荘の地下で秘密裡に造り上げられていた。装甲は超合金Z[注釈 50]光子力エネルギーによる光子力エンジンで動く。
マジンガーZの出力は通常、多くの文献で65万馬力とされている[146][147][148][注釈 51]。また劇中では第32話と第71話の2度「出力をアップした」との発言があるが、具体的数値は語られておらず、最終的な出力は不明[注釈 52]。『グレートマジンガー』終盤ではさらに強化され[注釈 53]ボディを超合金ニューZ化[要出典]したとする説が一般的である[注釈 54]が、TVアニメ版で装甲の換装やパワーアップについて言及されたことは無い[注釈 55](なお続編の位置付けである『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』におけるマジンガーZの装甲は超合金ニューZになっている[157][158][注釈 56])。戦闘能力はアメリカ海軍第7艦隊に匹敵する[146]
マジンゴー」のコールによって光子力研究所敷地内の汚水処理場の水を割ってリフトアップされ[注釈 57](第3話から)、兜甲児の乗るホバーパイルダー、もしくはジェットパイルダーが頭部に合体(パイルダー・オン)することでコントロール可能となる。
アニメーション上の演出として、Zの有する様々な武器をパイロットの甲児が手探りで模索しながら駆使し、折々にパワーアップ改造を施しつつ徐々に強化されていく手法が取られている。その最たるものが第34話より装備されたジェットスクランダーの存在である。当初Zは単独では空を飛べず、空飛ぶ機械獣に翻弄されるケースが多々見られたが、ジェットスクランダーとの合体(スクランダー・クロス[注釈 58])により飛行能力を得て弱点を克服した(詳細は“ジェットスクランダー”の項で後述)。
アニメ放送開始直後の数話は「手首から先が白く彩色されている(第2話)」「胸の放熱板の形状が丸みを帯びている[注釈 59]」「足の形状が角張っている(第4、8話)」「光子力ビームの色(第2、6、9、13話ほか)やブレストファイヤーの放射エフェクトがまちまち(第8、9、15、20話ほか)」といった作画の不統一があった[161][162]。甲児も当初は技名を叫ばず、無言で武器を繰り出しており、第5話で「ブレストファイヤー」と叫んだのが初めて。また、顎の部分の設定が無く作画監督の判断で作画されていた。
実際の放映時期の季節や行事とシンクロしていることから、オンエア期間がそのままリアルな戦闘期間と思われ、実に2年間という長期を戦い抜いた。そのためにオーバーホール(綿密なメンテナンス修理)が行われるエピソードも存在する(第54、58、59話)。ついにはDr.ヘルの攻撃を退けたものの、最終回にて甲児のコンディション不良や修理不足も相まって、ミケーネ帝国の戦闘獣の前に歯が立たずに完敗を喫し、大破する(第92話)。その後、ミケーネとの戦いをグレートマジンガーに託すが、終盤になって戦線に復帰し(『グレートマジンガー』第53話)勝利に多大な貢献をすることとなる。
団龍彦の小説作品『スーパーロボット大戦』では闇の帝王達の策略により、遠い未来で本物と全く同じ性能を持つレプリカのマジンガーZを未来に飛ばされた甲児が手に入れるように仕向けられた。その事実が示唆されるまで、甲児達はこのマジンガーZがレプリカであることに全く気付かなかった。現代に残されたオリジナルのマジンガーZはゴッドマジンガーに改造されることとなる。
武装
ロケットパンチ
マジンガーZの代名詞とも言うべき超合金Zの空飛ぶ鉄拳。
前腕部が分離し、遠隔操作で自在に飛び回って敵を攻撃する。光子力ロケットによる飛行速度はマッハ2、有効射程は2km[163]。発射後は指からの逆噴射で再度腕に戻る(初期オープニング映像、第2話ほか)。中盤以降は、後部のロケットを噴射したままバックで腕に戻ることが多くなったが、機能が失われたわけではないらしく、第30話や73話で指先からジェット噴射しているシーンがある。第8話ではグレートマジンガーのアトミックパンチのように、回転しながら飛んで行く様子が描かれている。第19話では、空飛ぶ機械獣を引きずり降ろすためにチェーン付きで発射された。
強化ロケットパンチ[164]
第54話で1度のみ使用された。
超合金Zの耐用期限が迫ったことで、光子力エネルギーの残量がわずかとなったマジンガーZのパワーを補うために、急遽開発されたロケットパンチの強化版。両腕の製作が間に合わず、右腕のみの一発勝負で機械獣ジェイサーJ1を撃破した。[165]
外観は拳が白く、手首にリング状のパーツが付属している。
アイアンカッター
第59話から登場したロケットパンチの強化版。考案者はもりもり博士
前腕部から左右に飛び出す厚さ20cmの斧状の刃(超合金カッター)で敵を切り裂く[166]。刃は腕を付けた状態のままでも使用可能。
第75話では「ロケットパンチ」の掛け声でアイアンカッターを発射している。
大車輪ロケットパンチ
第72話から登場したロケットパンチの強化版。終盤以降はブレストファイヤーと並ぶ決め技として多用された。
マジンガーZの全動力を停止してエネルギーを腕部に集中させ、腕を風車のように回転させて発射する[167]。回転による遠心力に加え、光子力ロケットが強化された新設計の腕となったこともあって、その速度はマッハ3に達し、威力はロケットパンチの3倍となった。[166]
ジェットスクランダー装着時は横向きに腕を回転させていたが(第76話)、スクランダーの翼を後方に折りたたんで干渉しないようにすること(第78話)もあれば、(作画の嘘で)まったく問題なく回転させて発射することもある(第88、91話ほか)。また、第87話ではグレートマジンガーのアトミックパンチのように、腕が回転しながら飛んで行く様子が描かれている。
光子力ビーム
両目から放つ破壊光線。決め技としてはブレストファイヤーに次ぐ。
有効射程は500mであり、その威力はTNT火薬10トン分に相当する[163]。水中では光が屈折するためビームが拡散してしまい、まともに効果を発揮できない欠点があったため、水中でも使えるようにレンズの改造を図ったが失敗している[注釈 60](第22話)[注釈 61]。その後も水中で使えるようになったという明確なエピソードや説明は見当たらない(第84話では「海の中では陸上ほど効果が上がらない」と言いつつ光子力ビームを放っている)が、第85、86話では普通に水中で使用しており、威力が落ちてしまうのを承知の上でのことか、あるいは改良がいつの間にか済んでいたとも考えられる。Z本体の2回目の出力増強後は発射の際、一瞬目の色が赤っぽく変わる。[要出典]
第87話ではマジンパワーでエネルギーを集中・強化した光子力ビームで、ピグマン子爵を倒している。
ブレストファイヤー
胸の放熱板から放つ3万度の熱線で敵を溶かす。有効射程距離は1km。強力なだけにエネルギーの消耗が激しく、長時間の使用はマジンガーZのオーバーヒートを招く。[163]
決め技としては最多を誇る。水中では使えない武器であり[注釈 61]、使えるように改良されたという明確なエピソードや説明は見当たらない。第86話でも発射はしたものの効果が無く「海の中じゃ全然ダメだ」と甲児が嘆いている(その一方で後期オープニングでは海中で派手に発射して、水中の機械獣部隊を一掃する演出が為されているため、視聴者の誤解を招いている)。
第3話では放熱板からブレストファイヤーを応用したバリアを展開し(映像を見る限り、バリア自体は全身から発しているように描かれている)、グロマゼンR9のイオン光線を跳ね返したが、以降は使用されなかった[164]
ブレストファイヤーの発熱板はZのなかで最も硬いパーツとのこと。(第52話、せわし博士のセリフより)
ルストハリケーン
正面の口のスリットから金属を腐食させる強力な酸を混合させた強風を出し、敵を瞬時に錆び朽ちさせる[163]。左右のスリットは吸い込み口にあたるが、初期にはすべてのスリットから噴射する描写も見られる(第2、13、16、35話など)[注釈 62]
水中では使えない武器であり[注釈 61]、使えるように改良されたという明確なエピソードや説明は見当たらず、第86話でもブレストファイヤーに続けて発射はしたものの、ともに効果が無く「海の中じゃ全然ダメだ」と甲児が嘆いている。
消火液
第7話のみ使用。口のスリットから放出する。
ミサイルパンチ
腹部から発射するミサイル。10秒間に40連発が可能で、TNT火薬100トン分の威力を有する。[163][173]
マジンガーZの体内で製造しており[164]、材料が尽きるまで連続発射が可能(無尽蔵な訳ではなく、第39話ではあしゅら男爵に「ミサイルを撃ち尽くした」と指摘されている)。使用時は「ミサイル発射!」と呼称することがほとんどだが、初期の頃ほど「ミサイルパンチ!」と叫ぶこと(第12、14、21、25、37話ほか)も多い。
ジェットスクランダー装着時でも菱形の結合部を左右に開くことで発射可能(第76話)。第92話では菱形の結合部自体が左右にスライドして開いて、第37話では菱形の結合部が中央からそのまま菱形状にスライドして開いて発射するという、珍しいギミックを見せた。
ドリルミサイル
第60話から登場、三博士が極秘でセットした[注釈 63]追加装備。
両腕の肘関節を90度開いて折り曲げて断面を露出させ、片腕につき6門(計12門)備わった発射口から、ドリル状の小型ミサイルを連射する。1発1発の威力こそ弱いものの、毎秒2万回という高速で回転しマッハ3の速度で撃ち出される[166][173]ミサイルは、敵の装甲を突き破る貫通力に優れるため、斉射・連射することで絶大な効果を発揮する。
冷凍光線 / 冷凍ビーム[166] [174]
耳の突起(レーダーアンテナ部)から放つ零下180℃の光線[166][注釈 64]。第71話から使用された追加装備。アニメ本編での掛け声は一貫して「冷凍光線 (発射)!」だった。永井豪による漫画版では使用されておらず、装備されているかどうか不明。
マジンパワー
一瞬にパワーを集中させて本体、武装共に驚異的な力を発揮する一時的な出力増幅機能で、マジンガーシリーズ共通の機能。第29話で初披露。その後、第72、78、87話などでも使用されている。なお、甲児は発動時に「マジンパワー!」と叫んでいる。また、永井豪による漫画版でも使用されている[175]
『スーパーロボット大戦』シリーズでは、武装ではなく気力が一定以上で発動する特殊能力であり、与えるダメージが増える。
フィンガーミサイル[176]
第10話でのみ使用。両手すべての指先の、先端から第一関節までを小型ミサイルとして発射可能[注釈 65]。右手から放ったミサイルは機械獣ダイアンN4の“空飛ぶ鉄腕”にすべて迎撃されてしまうが、アフロダイAがミサイルを発射してダイアンの目を逸らした所を、続けて発射した左手のミサイルの1本がダイアンの口中に飛び込んで爆発四散させた。
高圧電流
第46話でのみ使用。機体に取りついたブラザスS1・S2に対し、全身に高圧電流を流すことで撃退した。マジンガーだけでなくアフロダイAでも使用可能[要出典]
アームミサイル
ドリルミサイル装備以前に上腕部に内蔵されていたとされる、核爆弾並みの威力を持つ小型ミサイル[注釈 66]。アニメ劇中では一度も使用されたことはないが、前期エンディング映像や第6、15、18話などでのマジンガーZの内部構造には描かれていた。
なお永井豪による漫画版では、ゴードンとの戦いにおいて“アームミサイル二段うち”と称して[178]、また桜多吾作によるコミカライズでも何度か使用されている[179]
ジェットスクランダー装備時
スクランダーカッター[161][119][180][173] / スクランダーカット[159][181][182]
ジェットスクランダーの鋭利な翼で敵を両断する技。劇中の掛け声では「スクランダーカット!」と叫ばれている。とどめを刺す前の突破口として使用されることが多い。
なお後の『マジンガーZ / INFINITY』では、スクランダーカットとスクランダーカッターを別の技として区別している[注釈 67]
サザンクロスナイフ
第73話から登場した追加装備(永井豪による漫画版では使用されておらず、装備されているかどうか不明)。
ジェットスクランダーが改良された際、同時に付け加えられたもので、直径2mの超合金Z製の十字手裏剣を、両翼の前縁部の発射口計6門から連射する。[119]
マジンガーブーメラン[注釈 68]
胸の放熱板を外し、敵に投げつける技。『UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー』の回想シーンにのみ登場するが、同シーンにおける一連の描写はDr.ヘルの最期などを含め、TVアニメ『マジンガーZ』本編とは一致しない[注釈 69]
光子力ロケット(光子力ロケット噴射装置)
第18話で水中戦闘に対応するために、ゴードン博士・リサ博士親子により足の裏に追加された装備(永井豪による漫画版では、最初から足の裏にロケット噴射口がそなわっており改造せずとも泳げる[185])。これにより水中を20ノットで進むことができる[146]。初装備当初は足裏のシャッターが開いて1つの噴射ノズルが露出する形だったが、第22話では足裏にある3つのノズルからロケット噴射する様子が確認できる(第27話ではまた噴射口が一つに戻っており、描写が徹底されておらず、回によってマチマチな模様)。また、空中でもジャンプの補助用として活用できるため、スクランダークロスの際にもたびたび使用され、そのジャンプ力は500メートルにもなる。なお、光子力ロケットの追加と同時期にZ本体の1回目の出力を増強する改良が施されている。[要出典]
マジンキック / マジンガーキック
飛び蹴り。マジンキック(第58、83話ほか) とマジンガーキック(第35、42話ほか)、両者の違いは不明。
アンチウェーブバリヤー
対レイヤスD5戦用にせわし博士が開発した超音波防御装置で、マジンガーZの全身をバリヤーで包んで超音波攻撃を遮断・無効化する[186]。第85話のみ使用。
電磁波
両手の指先から発射する電磁波。第77話で光子力研究所の真下に潜った機械獣ブラスターA7に対して、地上の大穴から地下へ向けて放射し地上に追い出すことに使用した[187]
ジェットスクランダー
世界的なロケット工学の権威であるスミス博士のアドバイスの元(第33話)、弓教授が開発したマジンガーZの飛行用オプションユニット。重さ1トン、左右合わせた翼の長さは18メートル。ジャパニューム(出典原文ママ)エネルギー=タンク、光子力ロケットエンジン、光子炉を内蔵し、光子力エネルギーで動く。[188]
ジェットスクランダー使用時のマジンガーZの最高飛行速度はマッハ3[注釈 70](マッハ2.3を超えると空気抵抗を少なくするために翼が後退する)、限界高度は2万m[161][119][180](第41話)。ジェットと名が付いてはいるが実際にはジェット推進ではなく、光子力ロケットエンジンを推進器とする[188][119]ため、海中でも問題なく運用可能(第78、84、86、91話ほか)。追加装備ゆえに空での機動性は後継機のグレートマジンガーには一歩劣る[要出典][注釈 72]。パイルダーのダッシュボードのボックス内に誘導装置[注釈 73]が収納されており、通常はこれを通じて「ジェットスクランダー!」のコールでマジンガーZの元に呼び寄せられていると思しき描写から、音声認識の機能を持つ可能性がある(第62話)[注釈 74]。この誘導装置がOFFになっているときは、光子力研究所から遠隔操作することもできる(第62話ほか)。合体前のスクランダーとZとで連携することも可能で、第87話では遠隔操作でサザンクロスナイフを放ち地上のZを援護をした。また第77話ではマジンガーZとは離れた場所において、スクランダー単独でグールを迎撃し、サザンクロスナイフを発射したり空中戦を展開したりしているが、これが自立的な行動なのか遠隔操作によるものなのか劇中の描写からははっきりしない。
ホバーパイルダー
兜十蔵博士が開発した、マジンガーZの操縦席となるエアクラフト機[190][191](小型戦闘機[192])。垂直離着陸機でもあり、ホバーファンのついた両翼を上方に折りたたみ(「ホバー・セット」[193][194][注釈 75])、「パイルダー・オン」の掛け声と共にZの頭部に合体してコクピットとなる。パイルダー・オンやオフの時のために、機体下部には小型ロケットエンジンが二基搭載されている。武装はパイルダーミサイル[注釈 76]とパイルダーレーザー(小型レーザーガン[注釈 77])。[注釈 78]
第69話で妖機械獣グシオスβIIIの溶解光線によって大きなダメージを被り、再起不能になってしまった。
ジェットパイルダー
弓教授らによりホバーパイルダーの後継機として急遽開発された垂直離着陸機。第71話から登場し、操縦席やキャノピー周りの基本的なスタイリングは変わらないが、パイルダーオンの際などには引き込まれる伸縮式の可変翼が装備され[200][192]、機体左右に搭載された光子力ジェットエンジン(燃料は液体状態の光子力エネルギー。あるいはガソリンともいわれる[要出典]。通常飛行時は後方に噴射、垂直離着陸時には90度回転し下方への噴射を行う)と、緊急時に使用する巨大な後部主噴射孔[192]によって、飛行速度はマッハ3までアップした(第71話)。垂直尾翼にはZにドッキング時も使用可能な後方視認用の眺望鏡がセットされ、操縦機としての性能もホバーパイルダーより向上している。パイルダーオン(合体)・パイルダーオフ(離脱)の際には、パイルダー本体の底部にあるファン(ホバーパイルダー両翼のものより一回り大きい[要出典])で上昇下降が行われる。武装はパイルダーミサイル、パイルダービーム、パイルダー機銃。パイルダーミサイルは回転式ジェットエンジンの先端部に1門ずつ装備されており、ホバーパイルダーのものより大型で、マジンガーZのミサイル=パンチと同じ威力がある[200]。パイルダービームはZの光子力ビームの小型版で、ヘッドライトの両側の発射口から放つ。パイルダー機銃は操縦席の頭上に備え付けられた20ミリ機銃で、同じ発射口からビームを放つこともできる。[201]
ジェットパイルダー自体の戦闘力がホバーパイルダーに比べてかなり高いため、初登場の第71話ではスクランダーが改造中で空を飛べないZからいったん分離し、妖機械獣ユニコーンΣ2の翼をパイルダービームで壊して飛行不能にした上で、Zに再ドッキングする戦法を見せている。
「ジェットパイルダー(ゴー)!」との呼びかけに応じて兜甲児の元に無人で飛来していることから、音声認識によるある程度の遠隔操作機能を有していると思われる(第73、87話)。
永井豪による漫画版でも、ホバーパイルダーが使用不能となる描写こそないものの、パイルダーはジェットパイルダーに交代となる[202]。ただし作画面においてはほとんどのコマにおいて、Zの頭部にはホバーパイルダーが描きこまれており、正しくジェットパイルダーが作画されていることは稀である[203][204]
なお、ジェットパイルダーの登場とともにZ本体も耐久力と出力の増強が施され、大幅に強化された(第71話)。
カブト号
名称は玩具のもので、劇中では使用されていない(設定での呼称は「甲児のオートバイ」)。
甲児が愛用するオートバイで『UFOロボ グレンダイザー』にも登場(第47話ほか)。ピグマン子爵に光子力研究所が乗っ取られた際に、来日していたワトソン博士が密かにカブト号に取り付けたバリヤー突破光線[110][115][122]により、光子力バリヤーを破って研究所を奪還したエピソードがある(第87話)。放映当時はヘルメットの着用が義務付けられておらず、甲児はもっぱらノーヘルで運転していた。[注釈 78]
アフロダイA
弓教授がジャパニウム採掘のために建造した(第2話)[注釈 79]女性型の非戦闘用ロボット[205]。全高16m、重量18t[55][206][注釈 80]。弓教授の娘弓さやかが操縦。コクピットは分離せず専用格納庫で後頭部のハッチから乗り込む。採掘用にしては細身で5本指のマニピュレーターを持つ。
永井豪によれば、漫画版における頭部のデザインは中世の帽子を被った貴婦人をモチーフにしており、そのため頭部が異様に大きかったのだが、アニメ化に際しては作画監督羽根章悦によってリファインされた[209][210]。コクピット部はガラス部が多く視界良好な反面、攻撃を受けたさやかが負傷する場面が何度かあった(第6、16、29話ほか)。
Dr.ヘルによる侵攻が始まってから急遽武装された(第4話)ためか、胸のミサイルは規格が一定していなかった。さやかは完全な戦闘用への改造を望むが、甲児や弓教授らに却下されている(第8話)。非戦闘用機のためZのサポートメカとして、機械獣の武装や戦法などを身を持って実証する小手調べの役割を担う[注釈 81]ことがほとんどであるため、攻撃を受けて破壊される頻度が高く、腕や脚を失ったり胴体を真っ二つにされたこと(第44話ほか)さえある。
光子力で駆動し、最高出力は12万馬力[211][要出典]。装甲は超合金Z(諸説あり[注釈 82]、他には第29話ではジャパニウム合金とも言われている[213][注釈 83])で覆われている[205](第41話)。
第74話でZをかばって妖機械獣ハルピアπ7の羽根ミサイル攻撃を全身に受け大破、残骸はZのルストハリケーンで葬送された。
非力ながらも健闘しており、ミネルバX(第38話)・ガンビーナM5(第49話)・ユーバリンT9(第56話)をいずれも光子力ミサイルで倒している。なお、シナリオではダイアンN4やホルゾンV3もアフロダイが倒す予定だった。
第70話で指先からバーナーを出して、ダメージを受けたボロットの傷を溶接する描写がある。
武装
光子力ミサイル(アフロダイミサイル[55][206]
地質調査用のミサイルを転用した武装(第4話より)。両胸から発射するため俗称「オッパイミサイル」ともされる[205]が、TVアニメ劇中でその呼称が使われたことはない[214]。一発あたりの威力はZのミサイルパンチより強力と言う設定[要出典]ではあるが、敵に対して効果がないことも多い。当初は左右各1発のみだったが、後に第60話で連射可能に改良される。発射の際の掛け声は「ミサイル発射!」。第32話ではミサイルではなく気象観測用の宇宙ロケットを改良したものを装填し、マジンガーZはその発射されたロケットを両手に1基ずつ掴んで飛行したことがある[164][注釈 84]。永井豪の漫画版においては、週刊少年ジャンプ連載時は胸の左右でカバーが観音開きになり、内部から小型のミサイルが飛び出すという描写がされていたのに対し、テレビマガジン連載時には胸がそのまま弾頭となって発射されるという、TVアニメ版に準拠したものに変更されている。
ダイアナンA
弓教授が建造した女性型戦闘サポート用ロボットであり、第76話から登場するアフロダイAの後継機で、同じくさやかが搭乗する。全高16m、重量18t[215][216][159][注釈 85]
全体的にアフロダイよりも、ミネルバXを意識したかのように[219][220]マジンガーZに近いデザインとなり、武装も増強された。
スカーレットモビルというバイクがコクピットになる[注釈 86]。出撃の際は、さやかの「ダイアナンA・ゴー!!」の声で光子力研究所の格納庫より姿を現し、「オーロラ光線・発射!!」の声で後頭部より虹状の七色の光線がスカーレットモビルの手前に向け発射され、その上を橋を渡るように登って頭部まで走行してドッキングする[注釈 87]。オーロラ光線は眉間のホクロ状の部分からも発射でき、スカーレットモビルが降りる際に使用される[219][214](第81話)ほか、前方から登ってドッキングをすることにも使用可能(第77、79話ほか)。その場合、スカーレットモビルは頭頂部にたどり着いたら180度回転して前方を向く。
光子力で駆動し、超合金Z製のボディーを持つ。最高出力は(アフロダイAと同じく)12万馬力[224][要出典]。出番が終盤近くということもあってか、戦闘用の割に戦果はアフロダイを下回り、勝利したのは第89話のギラニアβ5だけであった。マジンガーZと共に『グレートマジンガー』終盤に出てきた時には超合金ニューZに換装されていたと思われる。[要出典]
なお映画『マジンガーZ対暗黒大将軍』ではボディのカラーリングが一部異なっている[225]
小説版『スーパーロボット大戦』では専用のスクランダーが開発されたが、コクピットが改造されたという描写はないため開放型のコクピットのまま空を飛ぶことになる[要出典]。また、スーパーロボット大戦シリーズではバイクがコクピットになったまま、宇宙に出ていたりする。『スーパーロボット大戦α』ではさやかがボスボロットが宇宙に出ることにツッコミを入れた際、「さやかには言われたくない」とボスに逆にツッコミ返された。
武装
スカーレットビーム
スカーレットモビルのカウル中央部分から発射する破壊光線。渦巻状のビームであることが多いが、第89話でギラニアβ5にとどめを刺した際や第91話では直線的な光線であった。劇中、妖機械獣のボディの一部を破壊するシーンもあるが、サイズや出力の関係から牽制用程度の威力と思われる。スカーレットモビルのみの状態でも使用可能(第80話)。
光子力ミサイル(ダイアナンミサイル[215][159]
連発可能でアフロダイのものと基本的には同じ。三博士によれば威力はアップしている[要出典]らしいが、終盤の敵には全く通用しなかった。
ボスボロット
本来はボスロボットであり、ボスボロットは愛称である[注釈 88]。全高12m、重量95t、出力12万馬力[注釈 89]、走行速度120km/h[106]ボスが専用ロボット欲しさにもりもり・のっそり・せわしの三博士を恐喝し、拉致監禁して建造させたロボット(第48話)。材料が自動車等のスクラップだったということもあり、たった一日という驚異的なスピードで完成。大型ダンプカーのようにハンドルを回して操縦する。頭部の口に相当するスリット部分が乗降口になっているが、贅沢だという理由で扉もガラスも装備されておらず、操縦席は吹きさらしである。内部に座席などはなく、半畳の畳1枚を敷いた縁台が操縦席になっている。室内はかなり広く作られており、ボス達3人が乗っても空間には大きな余裕がある。またインテリアとして後部壁面に柱時計があり、座席脇のレーダースクリーンのケーシングは和式便器、その隣には中古のテレビを流用した無線通信のモニター、レバー部分の土台としてガスコンロが置かれ、配電盤の蓋は冷蔵庫のドア、天井から伸びる伝声管は掃除機の吸い口とホースを流用するなど内部にもリサイクルの精神が行き届いている。基本材料がスクラップなせいで、総合的なスペックはマジンガーZはおろか、アフロダイAにさえ劣る。しかし三博士の腕は確かで、スクラップで出来ているにもかかわらず出力は12万馬力と強力であり、もりもり博士は「――だが力だけは強いぞ、マジンガーZに勝るとも劣らん」とも述べている[注釈 90]。事実その攻撃力で妖機械獣サーペンターI6(第75話)と機械獣ブラッキーF7(第80話)を結果的に撃破している(映画『マジンガーZ対暗黒大将軍』でも戦闘獣ダンテを不意討ちで倒している)。当初は単なるギャグメーカーで、敵の罠にかかりZの足を引っ張ることもあったが、次第にZのサポート役としての地位を確立し、勝利に貢献していく。またコメディリリーフとして表情豊かな頭部がポロッと外れるというギャグも再三にわたって披露。Zに張り合おうと空を飛ぶことへ執拗に挑戦しては失敗を繰り返していた(この芸風は次作『グレートマジンガー』へも受け継がれ、遂に『グレート』第43話で悲願達成となる)。
武装は主にその怪力のみ(『スーパーロボット大戦』シリーズには「ボロットパンチ」という武装があるが、単に殴っているだけである)。完成当初、ボスはマジンガーZと同じような武器がボロットに取り付けられていると思っていたが、三博士から「ロケットパンチを撃つと反動でバラバラになる」「ブレストファイヤーを使えば熱に耐えきれず溶けてしまう」「ルストハリケーンを使うと錆びて腐食してしまう」等、強度の問題で武器は一切取り付けられないと言われてしまう。それでも日々、新兵器の開発に余念がないボスによって、第81話では腹部からロケット弾を発射したほか、第84話では頭が下に折れて首の付け根から、第85話ではミサイルパンチのように腹部が開いて[注釈 91]、第86話では両足の裏から、それぞれタイプの違う魚雷を発射する機能を見せた。
通常はガソリン(ハイオク)を燃料にしているが、「どんな燃料でも動くように設計されている」(ムチャのセリフより)という特徴を持つ。実際にヌケとムチャがパイルダーから光子力エネルギーを盗んでボロットに注入してしまい、甲児がパイルダーオフして補給に戻った隙にマジンガーが強奪される、というエピソードがある。(以上、第73話より)
第75話ではボスらと共に、新たな機体が未完成で出撃できないさやかが同乗している。
次作『グレートマジンガー』へも全話にレギュラー出演し、さらに『UFOロボ グレンダイザー』にも2回ゲスト出演したことにより、東映マジンガーシリーズ3作全てに出演し本編中で活躍した唯一の機体となった。
児童層への人気も確かな物があり、真樹村正によるコミカライズで『ジャンジャジャ〜ン ボスボロットだい』『おなり〜っ ボロッ殿だい』など、ボスボロットを主役に据えたスピンオフ漫画が『テレビマガジン』に連載された。
永井豪による漫画版では誕生の経緯やお披露目エピソードの類は無く、テレビマガジン連載第4回より何の説明もなく初登場する[注釈 92]
「スーパーロボット大戦」シリーズでは性能が軒並み低く設定されている。特に旧作品では射程1でしか攻撃できないという致命的な弱点があった。しかし、使われている材料がスクラップのおかげで撃墜された時の修理費が作品で一番と言えるほどの安さを持ち、PS2以降の作品では性能が見直され、旧作品よりはずっと戦える性能にはなっている。また、『スーパーロボット大戦EX』ではシュテドニアス軍に「他に使い道がないから」と補給装置が搭載され、以降の作品で世界観等を共有してなくてもボスボロットに補給装置(作品によっては修理装置も)が搭載されている[注釈 93]
ゲーム『新スーパーロボット大戦』にはボスボロットを改造し気密性を上げるために空気ボンベらしきものに繋がったガラス鉢のようなものを頭部に被せ、ミサイルを腕に抱えている「スーパーボスボロット」が登場している。
: ボスボロットの基本デザインは、当時の講談社、月刊『テレビマガジン』誌上で、一般公募された[注釈 94]物を基にしているとされていたが、漫画『激マン!Z&グレート編』第5話にて明かされた裏話によると、実際には「募集が集まるのを待っていてはアニメ製作 間に合いませんので」という理由でボスボロットは最初から永井豪のデザインで決定しており、公募は作品を盛り上げるためのイベントでしかなく、デザイン案としては反映されていなかったことが語られている。永井豪はこの件に関し、漫画誌面上で「これに応募した憶えのある人 ゴメンね…? 君がはずれたのはデザインが悪かったせいではないので…自信を持ってネ」と詫びている。
重戦車Z
劇中では“特殊戦車”と呼ばれている(第70話)。元々は玩具「ジャンボマシンダー」の台座オプションとして発売された商品[228](名称には“ミサイル要塞”の冠が付いていた)に過ぎなかったが、スポンサーの要望により作品中でも活躍する運びとなった(第62話)と言われる[229]。玩具では一人乗りだったが、第70話では2人乗りであった(なお後の『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』に登場した重戦車Z改は4人乗りとなっている)。武装は車体上部や前面の各種ミサイル。車体底部には削岩機、上部には二本のマニュピレーターを格納しており、第70話ではこれを使って(みさとによる操縦で)ミサイル地雷の敷設に従事した。同じく第70話では新パイルダーの開発中で出撃できないZに代わって甲児が操縦し、妖機械獣ミノスΜ7を地雷原に誘い込んで爆破するという殊勲を挙げている。
さやかのVTOL機[230](正式名称不明)
主にさやかが連絡や移動に使用する小型の垂直離着陸機(第22、39、41、64話ほかに登場)。みさとが操縦した第64話や第70話では、ヘリコプターと呼ばれている。2人乗りタイプ(第22、39、70話)と4人乗り(第41、64話)のタイプがあるようで[注釈 95]、推進には後方の翼のジェットを用いる。第70話では兜甲児が操縦して、機械獣ミノスM7を攪乱・誘導する働きを見せるが、あえなく撃墜される。
なお後の『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』にも、4人乗りタイプが登場している。

Dr.ヘルの地下帝国

バードス島
第59話までのDr.ヘルの本拠地。エーゲ海上に有る孤島で、古代ミケーネ帝国の遺跡が存在する。かつてヘルはここでミケーネの巨人ロボットを発見、そしてこの島を基地に改造した。内部には「司令室」(ブロッケン伯爵加入後は一新される』[231])「機械獣製造工場」「機械獣格納庫」「幹部や戦闘員の居室」などが存在する。島の沿岸はサルードやブードの発着所、そして頂上は機械獣の能力テスト場になっている。また第40話からは「グールの格納庫」が新たに設けられ、島の一部が開いてグールが発進する。
Dr.ヘルの本拠地が地獄城となってからは放棄されていたと思われるが、第80話においてゴーゴン大公のバードス島作戦(マジンガーZ捕獲作戦)の舞台として再度利用される。[232]
モデルはエーゲ海にある実在の島「ロードス島」で、企画段階は元より、設定画や初期の脚本でも「ロードス島」となっていたが、土壇場になってこの名称に変更された。[注釈 42]
地獄城
第60話以降のヘルの本拠地。伊豆諸島の「魔の三角地域」と呼ばれる一帯(第88話)にある孤島「地獄島」を、建設用機械獣ジャイアンF3とタイターンG9を使って前線基地に改造した。全長3.5km、全高1.5km[233][注釈 96]の要塞化された島で、正面にはヘルの顔が刻まれている(永井豪の漫画版では前・左右の三面ともヘルの顔と思われる[68][69]が、TVアニメ版では正面だけ)[235][236]。設備はバードス島と同じ[要出典]だが、グールの発着所が島の頂上に変更され、基地内に海底ドックを持ち、島下部の髑髏の口の部分からブードが出撃する[233][234]。またミサイル発射台が島の両端に[233]多数装備されている[237][注釈 97]。最後は機械獣ハリビューンV6とサイガO3を倒され追い詰められたDr.ヘル自らの手によって、マジンガーZを巻き添えにするべく島ごと自爆させられた(第91話)。
なお永井豪による漫画版[45]では、地獄城の中から巨大機械獣ゴードン(前述)という正体が現れた[99]が、TVアニメ版にそのような設定やシーンは無い。
海底要塞サルード
あしゅら男爵が指揮する母艦。全長100m、全高450m。上半分は人工島に擬装されており、飛行ドックなどの上陸用設備を備え、機械獣の発着場ともなっている。迷彩色に塗装された水面下の本体部分はブロック構造になっており、ダメージを受けた箇所はパージして航行を続けることが可能(第22話)。人工島と本体をつなぐ潜望塔は伸縮自在で、潜航時には縮めて海中を移動する。[238]
機械獣や潜水艦を多数搭載し、人工島基部の巨大プロペラを回転させ海面に大渦を巻き起こすことも出来る(第1話)。第39話にて捕えていたマジンガーZの逆襲により、内部から破壊され轟沈。デザインは美術の辻忠直[239]
海底要塞ブード
第43話(ラストシーン)から登場。サルードについで、あしゅら男爵が新たに与えられた超大型潜水艦といった趣の母艦。全長350m、全高120m[240]。艦体前方寄り上面に起倒式の巨大な顔があり、口の部分が機械獣発進口となっている。またその発進口から大渦を起こしたり、目から敵を拘束するリング状の光線を発射することも可能(第44話)。艦首両側にある二つの穴は潜水艦の出入口になっているほか、ミサイルや魚雷などで武装している。第78話にてあしゅらの捨て身の特攻でマジンガーZにダメージを与えるが自らも大破、喪失。
飛行要塞グール
ブロッケン伯爵が指揮する大型輸送機兼爆撃機といった趣の母艦。鳥もしくは翼竜をモチーフにしたデザインで、機械獣を多数搭載しており、口の部分のカタパルトから発進させる。全長200m、全高100m、飛行速度マッハ1[241]。Dr.ヘル曰く、ひとたび飛び立てば一ヶ月は無補給で地球の隅々まで飛び回れる(第40話)。レーダーに映らなくなる煙幕を張り、人工雲にカムフラージュして敵の目を欺くことも出来る(第40、43話ほか)。主な武装は翼から発射するミサイル(第87話では口からもミサイルを撃っている)、磁力光線やショックビーム、爆撃、機体底部の格納庫から露出する多連装ミサイルランチャー(第75話)[242]など。第77話にて重傷のブロッケンに代り指揮を執ったあしゅら男爵のミスで、地獄城の正面に激突して大破、それが第78話であしゅらを単身自棄的な攻撃へ向かわせることとなる。第91話でマジンガーZと空中戦の末に、Dr.ヘルやブロッケン伯爵もろとも撃墜された。
ヘルカー
主に鉄仮面軍団が移動や侵攻作戦で使用する、オープンカースタイルの二人乗りの三輪車両[140][243](ただし4輪に作画されてしまうこともある)。ヘッドライト部分からミサイルや火炎放射で攻撃する。が、アフロダイやボロット相手ですら分が悪く、一方的に返り討ちにされることが多い。(第4、6、16、57、82話ほか)[244]
Dr.ヘル専用の一人乗り小型円盤も“ヘルカー”と呼ばれる[244][注釈 98]。飛行速度はマッハ3[193]、形こそ円盤であるがジェット推進であり[245]、レーザー・ミサイル・バリヤー・万能探知機・レーダーを装備している[246]。(第57話ほか)
なお『魔神全書』[244]や『マジンガーZ大全集』[245]では「第44話に登場した」と書かれているが、そのような事実はない。
機械獣[注釈 15]
バードス島の古代ミケーネ帝国の遺跡に遺されていた(古代の超技術によって製造されていた)巨大ロボットをDr.ヘルが復元・改造し、バードスの杖で制御可能にしたものが機械獣である[59][247][注釈 23]。外装はスーパー鋼鉄合金製[59]で、その形状や能力は様々だが、ほとんどは多少なりとも人間に近い姿である。基本的に自律行動が可能で、バードスの杖から発する光線によって起動・制御されるが、中にはスパルタンK5やジェノバM9のように命令を拒否し独自の行動を取る例もあった。名称には一部の例外(第6話など)を除いてアルファベット1文字の記号と1 - 10の番号が付けられている。初期の設定では、記号はマジンガーZ攻撃部隊(M、D)、ジャパニウム鉱石強奪部隊(J)、日本征服部隊(N、R)など所属別に分ける案もあったが、本編中では特に意味を持たされていない[248]。なお、機械獣の名前につくアルファベットに「Z」が使われていないのは(アルファベットが「Z」より前なのは)、「Z」には究極の意味が込められているため、マジンガーZ以外には付けなかったからだという[249]
妖機械獣
ゴーゴン大公からヘルに貸与された機械獣。ミケーネのオリジナルの技術が使用され、ヘルの機械獣より強力。ただしホバーパイルダーやアフロダイAの完全破壊(第69話、第74話)などの殊勲を上げた一方で、マジンガーなしで撃破されたものもある(第70、75話など)。主に神話などをモチーフにしていること、名前の記号がギリシア文字であることが特徴。番号はローマ数字アラビア数字が混用されている。劇中ではヘルのそれと区別なく単に機械獣と呼ばれ、妖機械獣という呼称は一度も使われていない。
ミネルバX
第38話に登場した、マジンガーZを女性化したような機械獣。元々は兜十蔵博士がマジンガーZのパートナーロボットとして設計していたもの。あしゅら男爵が兜十蔵の別荘を襲撃した際に奪った設計図を元にして、Dr.ヘルが建造した。ブレストファイヤー、光子力ビーム、ロケットパンチ、ルストハリケーンなどマジンガーと同様の武器を装備しているが、装甲は超合金ZではなくDr.ヘル製のスーパー鋼鉄、動力も光子力ではなく原子力で代用されている。機械獣として現れたが、マジンガーと接近すると、腹部の「パートナー回路」が作動してヘルの制御を受け付けなくなり、マジンガーに友好的になった。しかし、機械獣アーチェリアンJ5の弓矢でパートナー回路を破壊されて暴走。原子力発電所へブレストファイヤーを発射する寸前に、アフロダイAのミサイルで倒される。機能を停止した後はZの手で海に沈められた。
初めてZに出会った際やパートナー回路を壊された時、さらに倒されてZに抱き抱えられた時には涙を流している(これは内部回路がオーバーヒートしたことで冷却オイルが目の隙間から流れ出したもので、それがあたかも涙のように見えている)。
ラインX1
声 - 吉田理保子 / 吉田美保(スーパーロボット大戦シリーズ)
第61話に登場したロボット。元々は死亡したシュトロハイム・ハインリッヒ博士(声 - 神弘無)をサイボーグ手術で蘇らせたヘルが、博士に命令して製作させた機械獣だった。だが、その電子頭脳パーツとなるべきアンドロイド[注釈 99]の少女ローレライをまるで実の娘のように思い始めたことからヘルを裏切り逃亡し、ローレライと共に親子として暮らしていたが、行方を捜していたあしゅらに隠れ家を発見されて博士は殺されてしまう。シローと知り合い仲良くなっていたローレライは博士の死の間際に、自分がアンドロイドであり、シュトロハイムの娘ではないこと、ラインX1と合体することで機械獣を遥かに超える高性能のスーパーロボットとなる[注釈 100]という衝撃の事実を告げられ、ライバル兜十蔵博士のマジンガーZを打倒し、ラインX1が史上最高のロボットであると証明することを最後の願いとして託される。自分を生み育ててくれた父の遺志を叶えようと、シローの制止を振り切って合体システムの起動スイッチである頭のリボンを外し、ローレライはラインX1との合体を果たしZに挑戦する。しかし、善戦も空しくZに敗北し、頭部のムチでメインコンピューターとなる胸部のローレライの顔を破壊して自決した。
第61話は漫画版の「ローレライの歌」篇をラストを除きほぼ忠実に映像化した一編だが、原作での名称は「ドナウα1」で、頭部の表情やボディラインが男性的なデザインになっており、最後はマジンガーZとの激戦の末、もぎ取られた自分の頭部を胸部の顔面に叩きつけられて破壊されている[250]

スタッフ

  • 原作 - 永井豪とダイナミックプロ
  • 機械獣デザイン原案 - 永井豪、石川賢五十子勝桜多吾作蛭田充、風進、村祭まこと
  • 企画 - 春日東(旭通信社)、別所孝治フジテレビ)、有賀健、横山賢二(東映動画
  • 音楽 - 渡辺宙明
  • キャラクターデザイン - 羽根章悦(前期)、森下圭介(後期)
  • 製作担当 - 江藤昌治、大野清→菅原吉郎
  • 背景 - スタジオコスモス、サンアートスタジオ、アトリエ・ローク、マスコット、ムツゴロウ
  • 録音ディレクター - 春日正伸福永莞爾
  • 撮影 - 高橋宏固、山田秀二、菅谷正昭、吉村次郎、相磯嘉雄、菅谷英夫、寺尾美千代、佐藤隆郎、武井利晴、森口洋輔、吉村次郎、山田順弘、高梨洋一、島敏文、清水政夫、菅谷信行
  • 編集 - 花房三郎、本山収、鳥羽亮一
  • 録音 - 神原広巳、池上信照
  • 効果 - 伊藤道広
  • 選曲 - 賀川晴雄
  • 製作進行 - 城与志、佐野禎史、広川和之、桑山幸雄、吉岡修、桑岡吉広、桑山邦雄、大橋千加子、吉原彰雄、的場節代、森下公子、吉沢孝男、今村春美、宮島憲陽、石川義明、西村哲一、山口秀憲、山田美裕、野崎絹代、山吉康夫、川田武範、山口博史、桜井利行、館浩二、明山正武、黒石陽子
  • 制作 - 東映動画、旭通信社

音楽

音楽担当は渡辺宙明 。
ほかに映画『わんぱく王子の大蛇退治』(音楽:伊福部昭)や劇場版『サイボーグ009』『サイボーグ009 怪獣戦争』(音楽:小杉太一郎)、『空飛ぶゆうれい船』(音楽:小野崎孝輔)、『ちびっ子レミと名犬カピ』(作曲:木下忠治)などから音楽が適宜、流用されていた。とりわけ『サイボーグ009』『サイボーグ009 怪獣戦争』の曲は、後期ほど毎回のように頻繁に使用されている。

主題歌

オープニングテーマ「マジンガーZ」
作詞 - 小池一雄、東文彦/ 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - 水木一郎
オープニング映像は第40話から変更された(歌は変更なし)。前期バージョンでは機械獣が5体登場するが、ブレストファイヤーで倒された3体は正式名称が無く、本編にも登場しない。また光子力ビームが黄色の直線ビームではなくリング状になっている。一方の後期バージョンではジェットスクランダー・グール・鉄十字兵士が初登場、ブードも本編より早く登場している。なお登場機械獣はすべて本編登場したもの。
第2、6、11話では挿入歌として使用された。
1973年に日本コロムビアの「コロムビア・ゴールデン・ディスク賞 ゴールデン・ヒット賞」を受賞した[251]
子門真人によるカバー版が存在する(ビクターの混載盤に収録、コーラスはヤング・フレッシュ)。
水木は本曲を「名刺代わり」だと公言しており、何度もリメイクしている。
元々は「Zのテーマ」が主題歌として制作されていたが、当時の東映テレビ部長の渡邊亮徳から「パンチが弱い」と指摘され、新たにこちらが制作された[27][252][253]。作曲は1日で行われた[252]
エンディングテーマ「ぼくらのマジンガーZ」
作詞 - 小池一雄 / 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - 水木一郎、コロムビアゆりかご会
エンディング映像は第75話から変更。後期バージョンではボスボロットが初登場し、ダイアナンAは本編より1話早く登場している。
第7、48話では挿入歌として使用された。

挿入歌・イメージソング

シングルが初出。

「Zのテーマ」(第1、3 - 5、7 - 10、12 - 14、16 - 25、27 -35、44、46 - 48、51、63、65、69、71 - 72、75、77 - 79、81、84、88 - 91話)
作詞 - 小池一雄 / 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - 水木一郎
出撃シーンのテーマ曲。主題歌からは外れたが、東映のスタッフからは好評であったため挿入歌として採用された[27][252][253]。曲に合わせてシーンの長さが修正された[252]
シングル収録曲ながら日本コロムビアの「テレビまんが主題歌のあゆみ」にも「B面コレクション」にも収録されていないのはA面の2曲目だったため。

以下の9曲は番組放送中の主題歌・挿入歌LPが初出。

「マジンガーわがマシン」
作詞 - 江口隆彦 / 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - 水木一郎
劇場版『マジンガーZ対デビルマン』のクライマックス戦闘シーンに使用される。
「戦う兜甲児」
作詞 - 永井豪 / 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - 水木一郎
「空飛ぶマジンガーZ」(第34 - 37、40 - 41、49 - 51、53 - 57、59 - 60、62 - 65、69、73 、77 - 78、86、88、92話)
作詞 - 高久進 / 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - 水木一郎、コロムビアゆりかご会
テレビ版のジェットスクランダー出撃シーンで使われた他、劇場版では『マジンガーZ対デビルマン』のエンディング、『マジンガーZ対暗黒大将軍』のオープニングや劇中などに使われた。
「マジンガー応援歌」
作詞 - 中村しのぶ / 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - 水木一郎、ザ・スウィンガーズ
「ドクターヘルのテーマ」
作詞 - 春日東 / 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - ザ・スウィンガーズ
「マジンガー親衛隊」
作詞 - 浦川しのぶ / 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - 水木一郎、ザ・スウィンガーズ
「ジングジングマーチ」
作詞 - 中村しのぶ / 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - コロムビアゆりかご会
「さやかのテーマ」(第74話)
作詞 - 浦川しのぶ / 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - 小野木久美子
「わが友マジンガーZ 」(第92話)
作詞 - 土井信 / 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - 水木一郎
劇場版『マジンガーZ対暗黒大将軍』でも使用。

以下の3曲は1977年発売の英語版シングルが初出。原曲のカラオケ音源をそのまま使用。これが翌年の『ささきいさお 英語盤/アニメヒットを歌う』というLP企画に繋がった。

「MAZINGER Z」
作詞 - 東文彦 / 訳詞 - William Saylor / 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - ささきいさお
「マジンガーZ」の英語版。
「Z THEME」
作詞 - 小池一雄 / 訳詞 - William Saylor / 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - ささきいさお
「Zのテーマ」の英語版。
「OUR MAZINGER Z」
作詞 - 小池一雄 / 訳詞 - William Saylor / 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - ささきいさお
「ぼくらのマジンガーZ」の英語版。

以下の2曲は1978年発売のドラマ編LPが初出(その後、シングルカット)。

「二人になれば」
作詞 - 浦川しのぶ / 作曲 - 水木一郎 / 編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - 水木一郎、ザ・チャープス
「ミネルバXに捧げる歌」
作詞 - 浦川しのぶ / 作曲 - 水木一郎 / 編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - 水木一郎

以下の1曲は1998年発売のアルバム『マジンガー伝説』が初出。こちらの英語訳詞は前述の「MAZINGER Z」とは異なる日本語原詞に近いものになっている。

「マジンガーZ ENGLISH バージョン」
作詞 - 東文彦 / 訳詞 - Matthew Twigg / 作曲 - 渡辺宙明 / 編曲 - 佐々木史郎・中路英明 / 歌 - 水木一郎
「マジンガーZ」の英語版。

次作『グレートマジンガー』より

「勇者はマジンガー」(第92話)
作詞 - 小池一雄 / 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - 水木一郎、コロムビアゆりかご会


各話リスト

話数 放送日 サブタイトル 脚本 演出 作画監督 美術 登場機械獣ほか[注釈 101]
第1話 1972年
12月3日
驚異のロボット誕生 高久進 芹川有吾 羽根章悦 辻忠直 機械獣 ガラダK7
機械獣 ダブラスM2
第2話 12月10日 ストップ ザ あしゅら軍団 勝田稔男 落合正宗 内川文広
第3話 12月17日 マジンガーZ 消滅作戦 藤川桂介 勝間田具治 中村一夫 辻忠直 機械獣 グロマゼンR9
第4話 12月24日 マジンガーZ 絶体絶命!! 大貫信夫 上村栄司 山崎誠 機械獣 ガイアQ5
第5話 12月31日 ゴーストマジンガー出現 高久進 白根徳重 若林哲弘 辻忠直 機械獣 キングダンX10
ゴーストマジンガー[注釈 102] 
第6話 1973年
1月7日
ドクター・ヘルの二大機械獣 藤川桂介 勝田稔男 落合正宗 山崎誠 機械獣 ザイラ[注釈 103]
機械獣 ダンチェル[注釈 104]
第7話 1月14日 あしゅら男爵の大謀略 山吉康夫 羽根章悦 辻忠直 機械獣 オゾネスB3
第8話 1月21日 大魔神 アブドラの正体!! 生頼昭憲 永樹凡人 機械獣 アブドラU6
第9話 1月28日 デイモスF3は悪魔の落し子 高久進 勝間田具治 中村一夫 山崎誠 機械獣 デイモスF3
第10話 2月4日 空飛ぶ鉄腕ダイアン 藤川桂介 高見義雄 森下圭介 機械獣 ダイアンN4
第11話 2月11日 幻の巨砲ガレンを爆破せよ!! 高久進 白根徳重 羽根章悦 辻忠直 機械獣 ブライトンJ2
第12話 2月18日 裏切者!巨大化ロボット・バイコング 大貫信夫 上村栄司 山崎誠 機械獣 バイコング09(ゼロナイン)[注釈 105]
第13話 2月25日 悪魔の大回転攻撃!! 藤川桂介 勝田稔男 落合正宗 辻忠直 機械獣 ゴロンゴS2[注釈 106] 
第14話 3月4日 怒れ!眠れる巨人スパルタン 高久進 大貫信夫 上村栄司 山崎誠 機械獣 スパルタンK5
機械獣 モウザイルス[注釈 107]
第15話 3月11日 機械獣 大津波作戦 藤川桂介 勝間田具治 香西隆男 機械獣 チグルE7
機械獣 ゴリアスW3
第16話 3月18日 兜甲児 暗殺指令!! 勝田稔男 落合正宗 辻忠直 機械獣 バルカンP5
第17話 3月25日 地底機械獣 ホルゾンV3 西沢信孝 中村一夫 穂積勝義 機械獣 ホルゾンV3
第18話 4月1日 海のギャング 海賊グロッサム! 高久進 白根徳重 森下圭介 辻忠直 機械獣 グロッサムX2
第19話 4月8日 飛行魔獣 デビラーX!! 藤川桂介 山吉康夫 羽根章悦 山崎誠 機械獣 デビラーX1
第20話 4月15日 嵐を呼ぶ機械獣ストロンガー 高久進 笠井由勝 角田紘一 辻忠直 機械獣 ストロンガーT4
第21話 4月22日 ゴースト・タウンの決闘 藤川桂介 大貫信夫 上村栄司 穂積勝義 機械獣 ワインダーA2
第22話 4月29日 追撃!!海底要塞サルード 久岡敬史 菊池貞雄 辻忠直 機械獣 バランガM1[注釈 108]
機械獣 バランガM2
第23話 5月6日 機械獣ダムダム 大車輪作戦 白根徳重 朝倉隆 福本智雄 機械獣 ダムダムL2
第24話 5月13日 マッハ機械獣 ジンライ 西沢信孝 中村一夫 辻忠直 機械獣 ジンライS1
第25話 5月20日 エアロス三兄弟 大噴火作戦 藤川桂介
高円寺博
大貫信夫 上村栄司 機械獣 エアロスB1
機械獣 エアロスB2
機械獣 エアロスB3
第26話 5月27日 激突!サムライ甲児対あしゅら機械獣 高久進 山吉康夫 若林哲弘 福本智雄 機械獣 ダイマーU5
第27話 6月3日 アフロダイA 生捕り作戦 笠井由勝 森下圭介 機械獣 ベルガスV5
第28話 6月10日 黒い指令 超合金略奪作戦 布勢博一 久岡敬史 白土武 辻忠直 機械獣 ホーガスD5
第29話 6月17日 大逆転 マジンパワー!! 藤川桂介 西沢信孝 中村一夫 福本智雄 機械獣 グレン・ゴーストC3
第30話 6月24日 危うしシロー マジンガーZ出動せよ!! 高久進 白根徳重 朝倉隆 辻忠直 機械獣 ブルタスM3
第31話 7月1日 人質機械獣 電磁波作戦 藤川桂介 笠井由勝 森下圭介 福本智雄 機械獣 メガロンP1
機械獣 メガロンP2
機械獣 メガロンP3
第32話 7月8日 恐怖の三つ首機械獣 山浦弘靖 芹川有吾 若林哲弘 辻忠直 機械獣 ゲルベロスJ3
第33話 7月15日 大空襲!バラスKは空の無法者 高久進 大貫信夫 上村栄司 福本智雄 機械獣 バラスK9
第34話 7月22日 紅い稲妻 空とぶマジンガー 久岡敬史 白土武 辻忠直 機械獣 ジェノサイダーF9
第35話 7月29日 死神機械獣 デスマの猛襲 藤川桂介 西沢信孝 中村一夫 福本智雄 機械獣 デスマA1
第36話 8月5日 五大湖にすむ変身機械獣 高久進 白根徳重 朝倉隆 辻忠直 機械獣 グラナダE3
第37話 8月12日 闇からの使者 スクランダー必殺 高円寺博 大貫信夫 上村栄司 福本智雄 機械獣 ロクロンQ9
第38話 8月19日 謎のロボット ミネルバX 藤川桂介 芹川有吾 若林哲弘 辻忠直 機械獣 アーチェリアンJ5
ミネルバX
第39話 8月26日 捨身の挑戦!真紅の海のサルード 高久進 笠井由勝 森下圭介 福本智雄 機械獣 ザリガンG8
第40話 9月2日 悪魔の支配者 ブロッケン伯爵 白土武 辻忠直 機械獣 グレイダーF3
第41話 9月9日 折れた翼 大空の死闘 芹川有吾 中村一夫 福本智雄 機械獣 カーマK5
第42話 9月16日 魔の指令!!空陸集中攻撃 藤川桂介 山吉康夫 森利夫 辻忠直 機械獣 デルダンV8
第43話 9月23日 突撃!!パラシュート奇襲部隊 高久進 白根徳重 朝倉隆 福本智雄 機械獣 ジャイローンJ1
第44話 9月30日 大進撃!!新海底要塞ブード 藤川桂介 大貫信夫 上村栄司 辻忠直 機械獣 ロッドR2
第45話 10月7日 悪魔の標的 光子力研究所!! 笠井由勝 森下圭介 福本智雄 機械獣 バジルF7
第46話 10月14日 忍法ふたご機械獣登場 高久進 西沢信孝 白土武 辻忠直 機械獣 ブラザスS1
機械獣 ブラザスS2
第47話 10月21日 壮絶!地獄のW作戦 山浦弘靖 落合正宗 伊賀章二 伊藤岩光 機械獣 マンドラM3
機械獣 バズラーQ5
第48話 10月28日 ボスロボット 戦闘開始!! 藤川桂介 芹川有吾 中村一夫 福本智雄 機械獣 カジモフT7
第49話 11月4日 発狂ロボット 大奮戦 高久進 山吉康夫 森利夫 機械獣 ガンビーナM5
第50話 11月11日 撃墜!!ジェット・スクランダー 藤川桂介 白根徳重 森下圭介 秦秀信 機械獣 ブリーバーA3
第51話 11月18日 地獄の暗殺者 ドクロ軍団! 高久進 大貫信夫 上村栄司 福本智雄 機械獣 ダガンG3
第52話 11月25日 甲児ピンチ!さやかマジンガー出動! 山浦弘靖 芹川有吾 若林哲弘 秦秀信 機械獣 バズソンM1
第53話 12月2日 二段変身!!目くらまし機械獣 藤川桂介 西沢信孝 中村一夫 機械獣 ダブルフェイザーV1[注釈 109]
機械獣 ダブルフェイザーV1スモール[273][注釈 110]
第54話 12月9日 炸裂!!強力ロケットパンチ!! 白根徳重 森下圭介 勝又激 機械獣 ジェイサーJ1
第55話 12月16日 富士山 大直滑降作戦 高久進 山田勝久 細谷秋夫 秦秀信 機械獣 ブローグンG3
第56話 12月23日 強奪された超合金Z! 西沢信孝 森下圭介 機械獣 ユーバリンT9[注釈 111]
機械獣 サタングロースP10[注釈 112]
第57話 12月30日 Dr.ヘル 日本占領!! 藤川桂介 芹川有吾 若林哲弘 勝又激 機械獣 バルモスQ7
第58話 1974年
1月6日
前戦基地 地獄城!! 大谷恒清 中村一夫 秦秀信 機械獣 ジャイアンF3[注釈 113]
機械獣 タイターンG9
第59話 1月13日 地獄城 悪魔の戦闘宣言!! しらとたけし 森利夫 機械獣 タイターンG9
第60話 1月20日 マジンガーZ 秘密兵器発射!! 佐々木皓一 細谷秋夫 下川忠海 機械獣 デスクロスV9
第61話 1月27日 宿命のロボット ラインXの歌 高久進 西沢信孝 森下圭介 秦秀信 機械獣 リバーF9
ラインX1
第62話 2月3日 意外?!ボスロボット空中飛行 山浦弘靖 芹川有吾 若林哲弘 山口俊和 機械獣 ナイターン03(ゼロスリー)[注釈 114]
第63話 2月10日 爆弾を抱えた美少女 藤川桂介 しらとたけし 森利夫 秦秀信 機械獣 ファンガスB7[注釈 115]
第64話 2月17日 女007対ブロッケン殺人鬼 高久進 山田勝久 木場田実 機械獣 デビルチーフA7
第65話 2月24日 風が運んだ風船爆弾!! 藤川桂介 佐々木皓一 細谷秋夫 機械獣 マリオンP3
第66話 3月3日 姿なき殺し屋 ジェノバM9 高久進 大谷恒清 森下圭介 下川忠海 機械獣 ジェノバM9
第67話 3月10日 泣くな甲児!十字架にかけた命 山浦弘靖 芹川有吾 若林哲弘 秦秀信 機械獣 モントスQ3
エスピオナージR1(エリカ)
第68話 3月17日 地獄の用心棒 ゴーゴン大公 藤川桂介 しらとたけし 森利夫 機械獣 スケルトンO7(オーセブン)
妖機械獣 グシオスβIII(ベータースリー)
第69話 3月24日 空中溶解!ホバーパイルダー 高久進 西沢信孝 奥山玲子 妖機械獣 グシオスβIII(ベータースリー)
第70話 3月31日 不死身の指揮官 兜甲児!! 藤川桂介 山田勝久 佐藤進 下川忠海 妖機械獣 ミノスΜ7(ミューセブン)
第71話 4月7日 危機突破!!新パイルダーGO!! 佐々木皓一 窪秀己 秦秀信 妖機械獣 ユニコーンΣ2
第72話 4月14日 必殺!!大車輪ロケットパンチ 大谷恒清 森下圭介 福本智雄 妖機械獣 アポロンΑ1(アルファワン)
第73話 4月21日 誘拐されたマジンガーZ 高久進 山吉康夫 森利夫 秦秀信 妖機械獣 ケントールγ7
第74話 4月28日 壮烈!!アフロダイAの最後!! 藤川桂介 明比正行 白土武 山崎誠 妖機械獣 ハルピアπ7[277][278][注釈 116]
第75話 5月5日 決死の攻撃!ゴーゴン機械獣 笠井由勝 角田紘一 浦田又治 妖機械獣 サーペンターΙ6(イオタシックス)
第76話 5月12日 世紀の恋人 ダイアナンA! 高久進 山田勝久 窪秀己 秦秀信 妖機械獣 ドラゴ℧1
(℧は「ガメオ[注釈 117]」と読む)
第77話 5月19日 瀕死の参謀 ブロッケン伯爵 藤川桂介 西沢信孝 森下圭介 鶴岡孝夫 機械獣 ブラスターA7
第78話 5月26日 あしゅら男爵 太平洋に散る!! 佐々木皓一 佐藤進 浦田又治 妖機械獣 エレファンスγ3(ガンマスリー)[注釈 118]
第79話 6月2日 マジンガー 爆発1秒前!! 山浦弘靖 白土武 山崎誠 機械獣 ジェットファイアーP1
妖機械獣 グリークスψII(プシーツー)
第80話 6月9日 バードス島の罠にかゝれ!! 藤川桂介 山吉康夫 窪秀己 鶴岡孝夫 機械獣 ブラッキーF2
第81話 6月16日 地獄で眠れ!!兜甲児!! 明比正行 落合正宗 山崎誠 機械獣 トリプルL5
第82話 6月23日 悪魔の手に渡ったマジンガーZ 山田勝久 若林哲弘 秦秀信 妖機械獣 ボルクΥ2(イプシロンツー)[284][注釈 119]
第83話 6月30日 初見参!!妖怪参謀ピグマン子爵!! 大谷恒清 森下圭介 浦田又治 機械獣 キケロスN9
第84話 7月7日 深海はマジンガーZの墓場だ!! 佐々木皓一 窪秀己 秦秀信 妖機械獣 ポセスΟII(オミクロンツー)
ロボット魚[注釈 120]
第85話 7月14日 怪奇!!黒い影の襲撃!! 山吉康夫 森利夫 浦田又治 機械獣 レイヤスD5
第86話 7月24日 総攻撃!死のトリプル大作戦 山浦弘靖 田宮武 落合正宗 秦秀信 機械獣 ボーネストS9
妖機械獣 パーラスΔV(デルタファイブ)
巨大深海魚[注釈 121]
第87話 7月28日 爆死!!恐怖のピグマン子爵!! 藤川桂介 山田勝久 窪秀己 鶴岡孝夫 機械獣 グローリーR2
第88話 8月4日 生か死か?!地獄島必死の攻防戦!! 明比正行 森下圭介 山崎誠 機械獣 ハーケンシュミットX9
第89話 8月11日 待ったなし!!驚異の地底4,000M!! 大谷恒清 窪秀己 浦田又治 妖機械獣 ギラニアβ5
第90話 8月18日 怒れシロー!!母の面影を撃て!! 田宮武 落合正宗 秦秀信 機械獣 クラバスP9
第91話 8月25日 ラスト・チャンス!!Dr・ヘル死の決戦!! 笠井由勝 森利夫 鶴岡孝夫 機械獣 ハリビューンV6
機械獣 サイガO3(オースリー)
第92話 9月1日 デスマッチ!!甦れ我等のマジンガーZ!! 明比正行 森下圭介 山崎誠 人間型戦闘獣 グラトニオス
魚類型戦闘獣 ビラニアス

放送局

参照:『鉄の城 マジンガーZ解体新書』1998年2月7日、講談社、226頁。※印は同書に記載なし。

放送局 放送時間 備考
フジテレビ 日曜 19:00 - 19:30 キー局
北海道文化放送
秋田テレビ
山形テレビ
仙台放送
長野放送
テレビ静岡
東海テレビ
富山テレビ
石川テレビ
福井テレビ
関西テレビ
山陰中央テレビ
愛媛放送
テレビ西日本
サガテレビ
沖縄テレビ
青森放送 土曜 17:55 - 18:25 [288]
テレビ岩手 月曜 18:00 - 18:30 [289]
福島テレビ 日曜 18:30 - 19:00(1972年12月3日 - 1973年3月25日)→
土曜 19:00 - 19:30(1973年4月7日から)[注釈 122]
新潟放送 水曜 18:00 - 18:30 →
木曜 17:30 - 18:00 [291]
広島テレビ 火曜 18:00 - 18:30
西日本放送 火曜 19:00 - 19:30
岡山放送
山口放送 土曜18:00-18:30
鹿児島テレビ 木曜 18:00 - 18:30[292]

映像ソフト化

  • 1980年代に傑作選の形でVHS/βビデオが発売。
  • 1994年にロケットパンチBOX(第1話 - 第32話)、ブレストファイアーBOX(第33話 - 第64話)、ジェットスクランダーBOX(第65話 - 第92話)の全3巻でLD-BOXが発売。
  • 2002年11月21日に第1巻、2003年2月21日に第2巻のDVD-BOXがそれぞれ発売。
  • 2004年7月21日 - 2005年2月21日にかけて単品のDVD(ディスク2枚組)が発売。全8巻で、第1巻・第2巻・第5巻・第6巻には11話ずつ、第3巻・第4巻・第7巻・第8巻には12話ずつ収録されている。

アニメ映画

ここではテレビアニメ本放送時にアニメ映画化、『東映まんがまつり』で上映した一連の映画作品について記載する。

マジンガーZ
1973年3月17日公開。テレビ版第5話を35mmブローアップ版にして上映。
マジンガーZ対デビルマン
1973年7月18日公開。登場した機械獣についてはマジンガーZ対デビルマン#機械獣を参照。
マジンガーZ対ドクターヘル
1974年3月16日公開。テレビ版第57話を35mmブローアップ版にして上映。改題されているものの、オープニングは後期バージョンをそのまま使用しており、タイトルは放送時のサブタイトルクレジット部を差し替えて上映した。
マジンガーZ対暗黒大将軍
1974年7月25日公開。登場した戦闘獣についてはマジンガーZ対暗黒大将軍#登場した戦闘獣を参照。

マジンガーZの流れを汲む作品

テレビアニメ作品

この他にもシリーズ完結編として、上記の『ゴッドマジンガー』とは異なる『ゴッド・マジンガー』が企画されていたが、実現には至らなかった。

OVA作品

OVA企画『大魔神我』

1986年頃に『大魔神我』というタイトルで、当時の若手・中堅アニメーターが中心となって本作をリメイクするOVA作品が企画されたことがある。この作品は同年夏の段階で脚本が決定稿まで完成していたが、その後に諸事情から制作中止となっており[293]、一部のアニメ雑誌などの新作情報の記事でイメージイラストなどごく断片的な情報が掲載されたのみに終わった[294]。ちなみに、これらのイラストに登場しているメカニックのデザインは、すべてダミーであったことが後年に明かされている[295]

予定されていたメインスタッフは、監督に平野俊弘、メカニックデザインに大張正己、制作会社はAICというものであった[296]

なお、『大魔神我』の企画頓挫にともない、その穴埋めとしてマジンガーシリーズとは無関係のロボットアニメが企画・制作され、『破邪大星ダンガイオー』『大魔獣激闘 鋼の鬼』として結実した2作品が、1987年に発売されている。両作には『大魔神我』でメインスタッフとして予定されていた面々が参加している。企画自体は全面的に作り直されてマジンガーシリーズとはまったく無関係の作品になったが、『大魔神我』で構想されていた主要モチーフは、派手で荒唐無稽なメカアクションなど1970年代のスーパーロボット作品へのオマージュ的要素が『ダンガイオー』に、志向していたハードで重厚なドラマが『鋼の鬼』にそれぞれ流用されている[297][298]

Webアニメ

マジンガーZ×ハローキティ×超合金 オリジナルショートアニメ
2016年1月5日配信。超合金発売のショートアニメ。ハローキティカラーのマジンガーZが登場する。
ロボットガールズNEO
2018年8月18日-9月1日配信。ロボットガールズZのリブートアニメ。

漫画作品

永井豪作品

MAZINGER
通称USAマジンガー。1988年12月にアメリカのFirst Publishing社から発行されたアメリカ向けオリジナルの漫画。近未来の地球からマジンガーと共に転移されてきたキャプテン・カブトが異世界で戦うといったファンタジー風の物語。日本では講談社から『MAZINGER U.S.A.Version』、トレヴィル社から『MAZINGER』が発行されている。
マジン・サーガ
作者本人によるリメイク作品。
Zマジンガー
作者本人によるリメイク作品。
バイオレンスジャック第八部 鉄の城編(『週刊漫画ゴラク』連載)
機械道流空手道場の跡取り候補の少年・兜甲児が、Zのカラーリング風ジャージを着た盲目の黒人空手家ジム・マジンガ(機械道流空手の最高位「機械神」「Z」の称号を持つ)に肩車されてジムのナビゲートを果たすことによって「パイルダー・オン」を表現。アフロダイ(アフロディア)はアフロヘアー、ダイアナン(ダイアナ)はブロンドの髪の黒人女性空手家、対する敵は機械道流2代目の候補者である悪の空手家「独田地獄斎」とその部下である「阿修羅」や、地獄斎に雇われた「伯爵」と呼ばれる殺し屋と、その正体である「ピグミィ」。そして裏社会の顔役である「金剛」などが登場するセルフ・パロディ。また、鉄の城編での兜一家は空手家となっているほか(十蔵は機械道流空手の創始者で地獄斎に暗殺され、十蔵の息子で甲児の父親である剣造も地獄斎によって暗殺されかかるが、一命を取り留め復讐の為、地獄斎の前に現れ闘う)、門弟の中には『グレートマジンガー』の主人公・剣鉄也の姿もあるが、登場して直後に地獄斎の放った刺客によって殺害されている。
一部のキャラが『真マジンガー 衝撃! Z編』にオマージュとして登場している。
思い出のK君
少年ワールド』1979年12月号に掲載された永井自身の回想録という設定のパロディで、永井はこの時の出来事を基に『マジンガーZ』を創作したという話である。Zの頭部を象ったハンドルつきの自動車のような形状のマシンの怪物・マジンガーZが登場する。『ぱふ』1980年6月号に再録。
マジンカイザー 新魔神伝説
作者本人によるマジンカイザーコミカライズ版。冒頭、大破したマジンガーZが登場する。
真マジンガー 衝撃! H編(真マジンガー 衝撃! super H編)
番外編漫画。
マジンガーZ ミケーネの伝説の巻
DX超合金魂マジンガーZ初回特典の描き下ろし。前日譚的内容。この作品ではミケーネの遺跡から兜十蔵が機械魔獣マジンZ1機械魔獣グレートG1を作り出してドクター地獄の元から脱出し、後のマジンガーZ(とグレートマジンガー)を建造したことが語られる。
激マン! マジンガーZ編
マジンガーZの作品誕生の経緯が描かれている。また、作中劇として当時掲載されたストーリーを、現在の絵柄でリメイクされた形で掲載されている。
激マン! Z&グレート編
マジンガーZ 2022
2022年12月27日に日本文芸社より全2巻発売。『激マン!マジンガーZ編』の劇中劇に、数十枚に及ぶ描き下ろしページと再編集が加えられたもの。

永井豪以外の作品

ジャンジャジャ〜ン ボスボロットだい / おなり〜っ ボロッ殿だい
漫画 - 真樹村正とダイナミックプロ
ボスボロット(ボロッ殿)を主役としたスピンオフ漫画。
スーパーロボットコミック マジンガーZ編
アンソロジー短編集。石川賢による「ミケーネ恐怖の遺産」は、上記の『真マジンガー 衝撃! Z編』の一部としてアニメ化された。
マジンガーエンジェル / マジンガーエンジェル ツヴァイ
作画 - 新名昭彦 / 企画協力 - フレックス
スピンオフ企画の玩具および漫画作品。
ダイナミックヒーローズ
漫画 - 越智一裕とダイナミックプロ
クロスオーバー作品。
真マジンガーZERO
脚本 - 田畑由秋 / 作画 - 余湖裕輝
月刊チャンピオンRED』連載。『真マジンガー 衝撃! Z編』のサポート連載。
マジンガー乙女 / マジンガー乙女大戦
作画 - 立花未来王とダイナミックプロ
2009年10月8日より『フラッパーモバイル』でケータイコミック配信。女性型アンドロイド・魔神瀬戸をはじめとするダイナミックプロ登場ロボットを女性化したキャラが登場するコメディ。2010年2月にはメディアファクトリーより単行本が発売。
デビルマン対闇の帝王 -DEVILMAN vs HADES-
漫画 - TEAM MOON
月刊ヤングマガジン』2013年12月号より連載。『デビルマン』とのコラボレーションで、『グレートマジンガー』最終回後が描かれる。
マジンバトル
漫画 - 足立たかふみ
『デンゲキバズーカ!!』2015年9月号より連載。
マジンガーZ インターバルピース
漫画 - 小沢高広(うめ)、長田馨
『月刊ヤングマガジン』2017年No.6より連載。単行本全1巻。『INFINITY』の前日譚。激闘から数年後、大人になった戦士達それぞれの「つかの間の平和」を描く。兜シローは登場しない。
マジンガーZ アルターイグニッション
漫画 - 衣谷遊
ダイナミック企画公式サイト配信。旧作のTVアニメ版では曖昧だった兜十蔵とDr.ヘルの因縁を明確化し、物語の発端を再話した作品。単行本全1巻。
マジンガーZ 対 トランスフォーマー
プロット - 石川裕人、シノプシス - 津島直人、アーティスト - 衣谷遊坂本ハヤト吉岡英嗣星和弥藤沢真行・津島直人
ヴィレッジブックスウィーヴ社 刊)から2019年3月28日にフルカラー描き下ろし単行本(全1巻)として刊行。
トランスフォーマー」(日本版『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』をベースにしており、両陣営は「サイバトロン」と「デストロン」表記)たちがマジンガー世界に転移することで、三つ巴の戦いが繰り広げられるという展開。
アメリカンコミックではポピュラーな「1つのストーリーを複数のアーティストが連作形式で描く」という趣向になっており、6名の日本漫画家たちが競作する。

小説作品

スーパーロボット大戦
全3巻。講談社刊。作者はダイナミックプロ出身で、『Z』や『グレート』のアニメ化に際して企画・設定の中心人物となった後、作家に転向した団龍彦。表紙イラストおよび挿絵、後述の小説オリジナルメカのデザインを石川賢が担当している。
かつての『東映まんがまつり』における劇場版クロスオーバー作品の系譜を踏襲する内容であり、『マジンガーZ』『グレートマジンガー』『UFOロボ グレンダイザー』『ゲッターロボ』『ゲッターロボG』の後日談を舞台としている。

ゲーム作品

スーパーロボット大戦シリーズ
バンダイナムコエンターテインメントから発売されているゲームソフトシリーズ。
CBキャラウォーズ 失われたギャ〜グ
1992年8月28日にバンプレストから発売されたスーパーファミコン用ソフト。横スクロールタイプのアクションゲームで、マジンガーZを2Pキャラクターとして使用可能。
バトルコマンダー(バンプレスト)SFC
マジンガーZ
1993年6月25日にバンダイから発売されたスーパーファミコン用ソフト。横スクロールタイプのアクションゲーム。
マジンガーZ
1994年にバンプレストから発売されたアーケードゲーム。マジンガーZ、グレートマジンガー、グレンダイザーの中から1体を選択してプレイする縦スクロールシューティングゲームで、通常ショットまたは溜め撃ちショット用のボタン、敵弾を消去できるパンチ攻撃用のボタン、回避ボムとなる必殺攻撃用のボタンの3つを駆使する。溜め撃ちショットや回避ボムの使用時には、搭乗パイロットそれぞれの担当声優が必殺技名を叫んで攻撃する。なお、この作品は富山敬の存命時に発売されたため、デューク・フリードの声優はアニメと同じく富山になっている。2023年にPlayStation 4Nintendo Switchにてハムスターアーケードアーカイブスの一作として配信予定[299]
クリックまんが ダイナミックロボット大戦 / クリックまんが ダイナミックロボット大戦2 恐怖!悪魔族復活
1999年9月30日と同年12月16日に徳間書店インターメディアカンパニーから発売されたPlayStation用ソフト。ゲーム機を利用したデジタルコミックシリーズであるが、未完のままシリーズ終了。
パイロットストーリー空想科学プロジェクト ホバーパイルダー
2012年にテクノブレインから発売されたMicrosoft Windows XPVista7 (日本語版)用ソフト。ホバーパイルダーのフライトシミュレーションゲーム。
機動戦隊アイアンサーガ
スマホアプリゲーム。本作とのコラボでマジンガーZ・SAGAというオリジナルロボが登場。

遊技機

パチスロマジンガーZ 新たな魔神の力
2017年2月にニューギンよりリリース。オリジナルロボとして「ゼウスマジンガー」が登場する。
スクランダーロケットパンチ
オリジナル装備。右腕にスクランダーを装着し、ロケットパンチを放つ。
デストロイマジンガー
魔神デヴァイスの力でマジンガーZが変貌した漆黒の魔神。6対の翼を持つ。
ゼウスマジンガー
魔神デヴァイスの力でマジンガーZが変貌した白銀の魔神。胸から出現する剣で戦う。

舞台

立て!マジンガーZ!!』のタイトルで、「劇団ヘロヘロQカムパニー」により上演。こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロにて、2022年11月25日から12月4日まで公演が行われた[300]。当初は2020年3月に公演予定であったが、新型コロナウイルス感染症の影響により、2022年に延期された[301]

舞台オリジナルストーリーで、マジンガーZが製作される過程を描いている[301]

兜甲児役は山本翔太が演じ、それに過去の『マジンガーZ』関連作品で演じてきたキャストが日替わりで声を当てている[302][303]。森久保祥太郎は11月25日と12月1日公演は声の出演のみ、12月4日は特別出演として、山本に変わり兜甲児役で出演する[303]

キャスト[300]
日替わりゲスト[300]
声の出演(兜甲児 役[303]
スタッフ[300][303]

マジンガーZ / INFINITY

劇場版 マジンガーZ / INFINITY[注釈 123][308]
監督 志水淳児
脚本 小沢高広(うめ)
原作 永井豪
『マジンガーZ』
出演者 森久保祥太郎
茅野愛衣
上坂すみれ
石塚運昇
森田順平
音楽 渡辺俊幸
主題歌 「マジンガーZ INFINITY ver.」
水木一郎
制作会社 東映アニメーション
製作会社 MZ製作委員会
配給 東映
公開   2018年1月13日
  2017年10月31日
  2017年11月22日
製作国   日本
言語 日本語
配給収入 3.1億円[309]
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劇場アニメ作品。世界同時期展開を予定しており、2017年秋から冬にかけてイタリアとフランスで公開された[310][311] 後、日本で2018年1月13日[312] に劇場公開。

作品概要(INFINITY)

世界観はテレビシリーズを引き継いでおり、同シリーズ最終話から10年後の世界で再び人類の未来を託されたマジンガーZの激闘が描かれる[312]。なお、『グレートマジンガー』の後日談に相当する『UFOロボ グレンダイザー』については、作中で語られていないが世界観は繋がっており、無かった歴史にはなっていないという[注釈 124]

マジンガーZや機械獣などのメカはすべて3DCGで描かれている。メカニックデザインの柳瀬敬之は当初、劇場の大画面を意識して描線の多いハイディテール版を描いてみたが後でアクションが多いことを知り、それに合わせてディテールを調整した版が本編では活躍する[314]

『グレートマジンガー』からは剣鉄也が乗機のグレートマジンガーと共に登場するほか、炎ジュンも彼の子を宿した状態で登場する。また、キャストは一新されているが、テレビアニメ版で兜甲児を演じた石丸博也と、同じく弓さやかを演じた1人である松島みのり[315]、『マジンガーZ対暗黒大将軍』で鉄也を演じた田中亮一もゲスト出演している[316]

プロデューサーの金丸裕によれば、企画は2008年から始まったという[317]

制作略歴(INFINITY)

2017年1月26日にプロジェクトの始動が[318]、同年3月26日にはAnimeJapan 2017でのステージイベントで世界先行公開決定、後述するスタッフや日本語版のキャストなどが[319]、同年8月19日には追加キャストが[320]、同年8月31日には正式タイトル『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』と水木一郎による新録オープニングテーマ入り予告編が[321]、同年9月14日にはポスタービジュアルが[322]、同年9月26日には物語の舞台である富士宮市とのコラボレーション決定が[323]、同年11月30日にはオープニングテーマ「マジンガーZ INFINITY ver.」のPV[324]、それぞれ発表された。

イベント(INFINITY)

2017年11月5日には西日本総合展示場新館にて「北九州ポップカルチャーフェスティバル2017」が開催され、山口勝平伊藤美来、金丸が登壇したほか、水木が「マジンガーZ INFINITY ver.」を世界初披露した[317]。同年11月12日には中野セントラルパークにて「中野×杉並アニメフェス2017」が開催され、「スーパーロボットまんがまつり」に田名部生来五十嵐浩司、勝田稔男、友永和秀、越智一裕、松島が登壇したほか、本作の予告が上映された[325]。同年11月16日には六本木ヒルズ内のYouTube Space Tokyoにて「YouTube Music Night with水木一郎 feat. 『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』」が開催され、水木、うみくん有村昆が登壇した[326]。同年11月29日には東京都内にてアニマックスキッズステーションによる本作の共同特番『これを観れば10倍楽しめるZ!』の収録が行なわれ、田名部、水木、関根勤が登壇した[327]。同年12月3日には新宿バルト9にてジャパンプレミアが開催され、主要声優陣やゲスト声優の宮迫博之雨上がり決死隊)、ゆいP、オカリナ(共におかずクラブ)が登壇した[328]

2018年4月24日には、当時劇場公開中の映画『パシフィック・リム: アップライジング』とのコラボアートが公開された。映画を通して世界中の人に夢とロマンを届けたいという同作品の制作チームに対し、同作品の成功を祈願するダイナミック企画の永井一巨が描き下ろしたこのコラボアートには、同作品に登場する主役ロボットのジプシー・アベンジャーと並び立つマジンガーZのほか、ダイナミック企画側の「助っ人」としてグレンダイザーやゲッターロボなども背景に登場している[329]

登場キャラクター(INFINITY)

兜甲児
声 - 森久保祥太郎
10年前にマジンガーZで世界を救った英雄。現在では父や祖父の後を継ぎ研究者となっているが、その正義感と闘志はいまだ健在であり、復活したDr.ヘルの脅威に対抗するために前線に復帰する。
弓さやか
声 - 茅野愛衣
かつては甲児と共に、パイロットとして戦っていた。その後、甲児とともに一時アメリカへ留学する。現在では、父の弦之助の意思を継ぎ新光子力研究所の所長を務めている。
リサ
声 - 上坂すみれ
謎の巨大遺跡インフィニティの頭部から出現した人型アンドロイドの少女。最初に起動させた兜甲児をマスター(管理者)と設定したため、彼を「ご主人様」と呼ぶ。実はインフィニティのコントロールユニットであり、名前は(小説版では、のっそり博士とせわし博士によって[330])「Large Intelligence System Agents」の頭文字から取って名付けられた[331]。アンドロイドではあるが全身の91%が生体パーツでできており[332]、食事も可能で感情豊か、涙を流して泣くこともできる。「自分は少女らしい心を持っている」および「そういうプログラムが私にはある」と自覚しており、感情表現も激しいが、出てくる言葉は理路整然としている。
格闘性能も高く、ブロッケン伯爵には「ガミアQのコピーか」と言われたことに対しては、オリジナルだと返している。なお、ガミアQは永井豪による漫画版のキャラクターであり、TVアニメ版には登場しない[333]ので、このセリフは楽屋オチとなっている。
マジンガーZのフジプラント突入に際し、コ・パイロット兼ミッション・スペシャリストとしてパイルダーに同乗、ゴラーゴンの発動時には本来のコントロールユニットの能力を駆使してヘルに対抗する。
剣鉄也
声 - 関俊彦[315]
かつて甲児と共に戦い、人類を救ったグレートマジンガーのパイロット。現在でも新国連統合軍に所属し、グレートマジンガーで地球の平和を守っている[注釈 125]。物語の冒頭、テキサスプラントの防衛任務中にグレートマジンガーごと消息不明となる。
炎ジュン
声 - 小清水亜美[315]
鉄也と共に育った元孤児。10年前の戦いではビューナスAのパイロットとして戦った。後に鉄也と結ばれ、彼との子を妊娠している。現在でも鉄也とともに新国連統合軍に所属して戦っており、劇中での描写によると新国連統合軍における階級は中尉[335]である。
兜シロー
声 - 花江夏樹
甲児の弟。10年前の戦いではまた子供だったが、現在ではイチナナ式のパイロットとなり、新国連統合軍三(参)番隊の小隊長を務める。
ボス
声 - 高木渉
甲児の旧友にして元ボスボロットメインパイロット。現在は古びた建物でラーメン屋「ぼすらーめん」を営む。本作でもボスボロットとともに活躍する。
ムチャ、ヌケ
声 - 山口勝平(ムチャ)、菊池正美(ヌケ)
ボスとの関係は今も変わらず。ふたりとも「ぼすらーめん」で働いている。陽動作戦においては往時と変わることなくボスボロットに搭乗して、ボスとともに奮戦する。
弓弦之助
声- 森田順平
元・光子力研究所所長で弓さやかの実父。本作では出馬要請もあり[336]、政治の世界で戦うため[337]第百代日本国 内閣総理大臣(日本国首相)を務める[338][339]
のっそり博士、せわし博士
声 - 島田敏(のっそり)、塩屋浩三(せわし)
光子力3Dプリンターを搭載した多脚砲台(重戦車Z改)を開発し、自らが乗り込んで陽動作戦に出動、ボスボロットともに奮闘する。
マジンガールズ
声 - 田所あずさ(オレンジ)、伊藤美来(グリーン)[315]ゆいP(ピンク)、オカリナ(ブルー)
統合軍所属のアイドル4人組(ブルー、グリーン、オレンジ、ピンク[340])グループ。その美貌で兜甲児のみならずボスたちや日本国中をメロメロにする比類なき魅力の持ち主。しかし見た目とはウラハラに愛機である色違いの4機のビューナスAを乗りこなす名パイロットチーム。
Dr.ヘル
声 - 石塚運昇 / 谷昌樹スーパーロボット大戦シリーズ
悪の天才科学者。『グレートマジンガー』最終決戦時に無敵要塞デモニカと共に爆死したはずだが、謎の復活を遂げて甲児達の前に現れた。
あしゅら男爵
声 - 宮迫博之 / 竹内良太スーパーロボット大戦30)(男)、朴璐美(女)
Dr.ヘル一派の幹部。テレビシリーズでマジンガーZに敗れ死亡したはずだが、Dr.ヘル、ブロッケン伯爵共々復活を遂げる。
ブロッケン伯爵
声 - 藤原啓治[315]
Dr.ヘル一派の幹部。元ドイツ軍将校のサイボーグ。
みさと
声 - 植田佳奈
テレビシリーズで登場したボスの遠縁。かつては、家政婦を経て光子力研究所の正式な所員として採用されていた女性だが、現在は娘(声 - 本渡楓)と2人暮らし。
山岸、袋小路
声 - 田中亮一尾形雅宏
容姿はアレンジされているが、『ハレンチ学園』から客演した山岸八十八とイキドマリ(袋小路)。[341][342]
列車内アナウンス
声 - 松島みのり[315]
統合軍司令
声 - 石丸博也[328]
Dr.ヘルの侵攻に際して統合軍の艦隊を率いる司令官。旗艦である超大型航空母艦ピースキーパー[343]に座乗して指揮を執る。実直な人物で、人類を救った英雄である甲児を尊敬している。小説版では“アキラ・キャンベル”大将という名が与えられている[344]

登場メカ(INFINITY)

マジンガーZ
かつてDr.ヘル率いる機械獣軍団や、ミケーネ帝国と戦ったマジンガー。
戦いが終わってミケーネ平和記念博物館(通称:マジンガーミュージアム)にビューナスAやイチナナ式とともに展示されていた。インフィニティの放ったブレストファイヤーで建物ごと消し飛び失われてしまうが、実はそれはレプリカであり、オリジナルは旧光子力研究所に密かに保管(封印)されていた[注釈 126]。旧作『マジンガーZ』の頃より強化されており、全高は25m[157]、装甲は超合金ニューZ製になっている[157][158][注釈 56]。Dr.ヘルの復活とインフィニティの脅威に対し、最後の戦いに赴く。
マジンガーZ#登場メカも参照のこと。
グレートマジンガー
かつてミケーネ帝国と戦ったマジンガー。
現在は剣鉄也[注釈 125]の愛機として新国連統合軍所属となっている。
冒頭、テキサスプラントでの戦闘であしゅら男爵の率いる機械獣軍団と戦闘。その後、捕らわれ、インフィニティの起動キーにされてしまう。
グレートマジンガー#登場メカも参照のこと。
イチナナ式[注釈 127]
グレートマジンガーをベースとした[要出典]量産型マジンガー。新国連統合軍が運用し、動力には光子力エンジンが使われている[350]。最大出力は35万馬力[要出典][注釈 128]。装甲は合金Zを超合金Zで覆った「超合金Zメッキ」[要出典][注釈 130]。胸の装甲版が赤く塗装されているが、胸部に武器は装備されていない[350]。外部兵装である(人間の使用する携帯火器を巨大ロボットのサイズまで大型化した)専用ライフルを用いた戦闘がメイン[注釈 131]。左右1基ずつ合計2基の光子力ジェットエンジンでの超音速飛行が可能[要出典]グレートマジンガー1機分のコストで複数体を製造できる低コストの[要出典]量産モデル。操作系統もマジンガーZおよびグレートマジンガーと共通仕様であり、兜甲児が何の支障もなく搭乗・出撃して戦闘可能。ベテランのエースパイロットなら、イチナナ式単機で機械獣を撃破することも可能である。
作業用イチナナ式
フジプラントの建設現場で使用されている、戦闘用では無い作業用機体[注釈 132]。作業用のため装甲は施されておらず、肩にライト、股間にウィンチを備える。運用思想はアフロダイAの係累に属する。[356]
ボスボロット
かつてマジンガーZやグレートマジンガーとともに、Dr.ヘル率いる機械獣軍団やミケーネ帝国と戦ったロボット。
一帯が停電中の“ぼすらーめん”の店の電力を賄うために、地下の多目的坑を通してケーブルを引き、そのエンジンが発電に使われていた[注釈 133]
マジンガーZのフジプラント突入を援護するため、重戦車Z改とともに機械獣軍団の陽動に奮戦した。
UFOロボ グレンダイザー』に客演した時と同様、“ロボット科学博物館”に収蔵されたはず[注釈 134]のボロットが、ボスの元に残されていた事情は不明。
マジンガーZ#登場メカも参照。
ホバーパイルダー
マジンガーZの頭部にドッキングすることでコクピットの働きをするエアークラフト機。オリジナルはTVシリーズ第69話で全損して失われているため、これは再製作された2号機にあたる[359][注釈 135]
なおジェットパイルダーは整備中で、格納庫の傍らで装甲の一部が外された状態で置かれているのが映像でも確認できる。[361]
多脚砲台 / 重戦車Z改
光子力研究所が開発した光子力エンジン搭載戦車。もともとは装輪式だが、作業用イチナナ式の脚を流用し[362]接続することで歩行式戦闘車両となった。武装は車体上部の大型ミサイル二基。光子力を応用した巨大な超高性能3Dプリンター“超合金光積層造型機”を搭載し、あらゆるものを瞬時に製造できる[363](マジンガーZのミサイルパンチも同様の超高速3Dプリンターで、体内で瞬時に製造・発射されている[364])。
マジンガーZのフジプラント突入を援護するため、ボスボロットとともに機械獣軍団の陽動に奮戦した。操縦はせわし・のっそり両博士ほか2名[363]。車体には機番“XX-11”がペイントされている[注釈 136]
なお劇中序盤ではフジプラントに進攻する機械獣軍団に対し、ミサイル掃射で迎撃を試みる(このとき、前面四つの発射口からもミサイルを撃ちまくっている)重戦車Z[注釈 137]の部隊の姿が見られる。
ビューナスA
新国連統合軍所属アイドル・マジンガールズの愛機として、4機のチームとして登場。機体ごとに一部の色が違っている。かつてのグレートマジンガーのパートナーロボット・ビューナスAとの性能の差異は不明。陽動作戦中に機械獣軍団に包囲され、窮地に陥ったボスボロットと重戦車Z改の救援に駆け付け、「オッパイミサイル」を乱れ撃ちして活躍する。過去のビューナスAと異なり、胸のミサイルはカバーを開いて発射する。
なお、マジンガーZやイチナナ式とともにマジンガーミュージアムに展示されていたオリジナルの機体は、インフィニティの放ったブレストファイヤーで建物ごと消し飛び喪失してしまった模様。
インフィニティ / マジンガーインフィニティ[注釈 138]
富士山の裾野の地中深くに埋まっていた全長600メートルもの巨体を誇る第3の魔神。ミケーネ超文明の遺産と目されており、基礎構造を解析するだけで現在の科学力を100年分進展させるほどのテクノロジーが詰め込まれているという。[367]
腕部から無数のミサイルを発射するほか、マジンガーZと同様に胸部放熱板からブレストファイヤーを放つ。劇中では自らとフジプラント周辺に巨大な台風(竜巻)を発生させ、ミサイルによる迎撃網でイチナナ式の部隊をことごとく撃ち落とし、破格の射程と規模を持つブレストファイヤーで、富士の裾野の新光子力研究所周囲の街(新富士市研究都市)を広範囲に薙ぎ払っている。
実は世界を作り替えるという量子干渉装置「ゴラーゴン」を起動するキーとなる機体であり、隣接次元から転移してきた[368]。その力を利用せんと目論むDr.ヘルに奪取され、人類の敵として相対することになる。当初は鉄也ごと捕縛したグレートマジンガーを生体ユニットとして利用することで稼働させられていたが、グレートマジンガーを奪い返された後は、地獄大元帥に乗り込んだヘルが自ら生体ユニットとして一体化し、強大なパワーを発揮する。
最終的にゴラーゴンを発動させるも、ゴラーゴンの制御を試みたリサのハッキングと、世界中の人々の想いを乗せた光子力を受け巨大化したマジンガーZとの死闘の末、超光子力ロケットパンチ[要出典]で宇宙空間まで吹き飛ばされ消滅した。
地獄大元帥
Dr.ヘルの操る戦闘機械獣[369]。名前とフォルムはかつてのミケーネの地獄大元帥を踏襲している。頭頂部はDr.ヘルの姿を映すモニターとなっており、両目から発射する地獄ビーム、右腕の鈎爪(アイアンクロー)から放つビームブーメラン、頭部の角から放射するヘル・サンダー、ベルトのバックルから噴き出す大竜巻の地獄ハリケーン、耳から発射して超合金ニューZすら溶かす溶解弾など、多彩かつ強力な攻撃でマジンガーZを圧倒し半壊に追い込む。グレートマジンガーがインフィニティから強制パージされてしまった後は、自らが起動キーとなってゴラーゴンを発動させる。[370]
アシュラーP1
あしゅら男爵が操縦する専用の超機械獣[371][372]。再生機械獣ではなくオリジナルの機体だが、モデルになっているのは永井豪の漫画版(テレビマガジン連載第4回)に登場する“機械獣あしゅら男爵”(TVアニメ版第79話に登場する、やはりあしゅら男爵を模していた機械獣ジェットファイアーP1からは、「P1」の名称のみが引き継がれている)[373]
あしゅら男爵がモチーフのため左右非対称の姿をしており、右手は複数の鞭を束ねた形状で、左手には“バードスの杖”を模した杖を持ち、マント状のパーツを羽織っている。
武装も“機械獣あしゅら男爵”を下敷きにしており、右乳房から発射するビーム「バストテードル」[注釈 139]、左胸から発射する「ロケット連射砲」、左右に分割した体で敵を挟んで串刺しにする「あしゅらプレス」など、いずれも漫画版準拠となっている。[372][373]
超機械獣は操縦式のためか、再生機械獣に共通で搭載されている強化心臓を持っていない。[372]
ブロッケーンT9
ブロッケン伯爵が操縦する専用の超機械獣[371]
ブロッケン伯爵がモチーフとなっているため、首と胴体が独立して活動する(ただし胴体は首によって制御されているらしく、首がパイルダーの攻撃を受けた際には胴体のコントロールが乱れている)。
ランス状の剣を持ち、首の左目からはビーム、口からは「鉄十字ガス」を発射する。胴体の首元からはミサイルを連射するが、その首元に剣を固定して、体を回転させながら特攻する「鉄十字ドリル」という技を持つ。[372]
アシュラーP1と同様に、超機械獣であるため、再生機械獣に共通で搭載されている強化心臓を持っていない。[372]
アシュラーP1とともに、フジプラントに突入してきたマジンガーZを襲撃するが返り討ちになる。
再生機械獣軍団
Dr.ヘルなどとともに蘇ったとされる。超機械獣を除くこれらの機械獣には、共通パーツとして強化心臓が搭載されている[372](ガラダK7の左胸や、ダブラスM2の両肩に見られるようなボタンのような回路のこと[374])。テレビシリーズと概ね同じデザインの再生機械獣がほとんどだが、アシュラーP1やブロッケーンT9などと同様、本作オリジナルの機体のいくつかが量産されて複数機登場している。
なおゴーゴン大公の妖機械獣や、厳密には機械獣ではないバイコング09、ラインX1、ミネルバXなどは登場しない[374]

スタッフ(INFINITY)

主題歌(INFINITY)

オープニングテーマ「マジンガーZ」(INFINITY version)
作詞 - 東文彦 / 作曲 - 渡辺宙明 / 編曲 - 渡辺俊幸 / 歌 - 水木一郎
本作のために新規録音されたバージョン。編曲は本作の音楽も担当している、原作曲者・渡辺宙明の実子・渡辺俊幸。
エンディングテーマ「The Last Letter」
歌 - 吉川晃司ワーナーミュージック・ジャパン
本作のために書き下ろされたバラードソング。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ ここでの「巨大ロボットアニメ」は「人間が搭乗して操縦するロボット」という意味である。「外部から遠隔操作」を含めれば月刊『少年』1956年7月号別冊付録に掲載された『鉄人28号』が最初。本作よりも少し早く1972年(昭和47年)10月4日から人間が巨大ロボットと融合して闘うアニメ『アストロガンガー』が放送されている。ただし主役のヒーローとなるロボットでなく、悪役の「怪ロボット」には有人操縦のものが過去にも存在する(1952年に映画祭で公開、1953年に一般公開されたフランス映画『やぶにらみの暴君』の灯台様ロボット、昭和33年(1958年)の東真一郎の貸本漫画『怪獣ラバン』に登場するラバン17号、および『怪獣ラバン』を焼き直して昭和41年(1966年)5月22日号から7月3日号まで週刊少年マガジンに連載された『墓場の鬼太郎』の『大海獣』に登場した鉄の大海獣や紙芝居『黄金バット』の『怪タンク』等。永井が愛読したという「鉄腕アトム」の「火星探検」(1954年)にも、目測4mほどの人が乗り込む戦闘ロボット兵器が登場する)。
  2. ^ 『ゴッドマジンガー』が『グレートマジンガー』にタイトルが変更になったのは、同じ時期すでに放送中だった特撮ヒーロー番組『仮面ライダーX』の敵組織GOD(ゴッド)と、ネーミングがバッティングしてしまったため[3][4]
  3. ^ UFOロボ グレンダイザー#日本以外での放送参照。
  4. ^ 『僕たちの好きなマジンガーZ』[8]の永井豪スペシャルインタビューでは「自身が乗っていた自動車が渋滞に巻き込まれたとき」と語っており、やや記憶は曖昧な模様。
  5. ^ 旭通信社の春日東は印象を和らげるため目玉を描き入れるよう提案したが、即却下されたという。[14]
  6. ^ 第4巻「ローレライの歌の巻」は11ページ分の加筆がされている。
  7. ^ 『グレート・マジンガー』の全13回の連載のうち、9回が『偉大な勇者グレート★マジンガー』のタイトルであった。[33]
  8. ^ この際、少年ジャンプ連載分のさやかの髪がトーンから黒ベタに、弓教授の顔がアニメ準拠に、さらにブロッケン伯爵の顔にも修正が施された。[39]
  9. ^ テレビマガジン連載第1回が第1巻冒頭に、少年ジャンプ連載第1話が第2巻に収録という変則的な構成をしており、第1巻「ローレライの涙の巻」はさらに26ページ分の加筆がされた。
  10. ^ KCコミックス『グレート・マジンガー』第1巻においては、「マジンガー軍団編」(ビューナスA開発関係のエピソードは除く)に大量加筆修正を施したうえで、テレビマガジン連載分『マジンガーZ』最終回('74年9月号)の冒頭と差し替えて収録された。この際、ビューナスAの頭部や肩などの形状の変更・差し替えが施されたほか、連載時には無かったゴードンとの決戦(ドクターヘルとの決着)がオール描きおろしで補填された。
  11. ^ 「マジンガー軍団編」はKCコミックス『マジンガーZ』の発行時点で、すでにKCコミックス『グレート・マジンガー』第1巻に収録済みだったため。ただし結局「ビューナスA開発関係のエピソード(少年ジャンプ1973年7月16日号、7月23日号掲載)はどちらにも未収録となり、講談社刊『鉄の城 マジンガーZ解体新書』での再録[47]を除けば、25年後の講談社漫画文庫オリジナル版[48][49][50]発売まで、長らく連載時の少年ジャンプ誌でしか読めない状態が続くことになってしまう。
  12. ^ 後の「桜多吾作インタビュー」によれば、“永井豪の週刊少年ジャンプの連載が終わることになって、俺だけ続ける訳にはいかなくなったところ、ちょうど秋田書店の月刊『冒険王』から引き合いが来ていたのでいくことになった”と語っている[51]
  13. ^ a b c にもかかわらずKCコミックス『グレート・マジンガー』における描き足し部分[53]では、甲児が「おじいちゃんをころし 多くの人びとを苦しめ 日本の平和をふみにじってきたドクター・ヘル」と、TVアニメの設定と混同したと思われる発言しており、矛盾を生じさせてしまっている。
  14. ^ 当時の講談社『テレビマガジン』誌上に、複数読者から選ばれた優秀案を、プロの絵かきによるカラー見開き頁で掲載され、同時にダイナミックプロに公式採用された[要出典]
  15. ^ a b 機械獣というネーミングは永井豪による漫画版では、機械獣の動きがロボットというよりも獣じみていた様子から弓教授が名づけたことになっている[56]が、あしゅら男爵[57]やヘル自身[58]もすでにこの名称を用いている。その一方、アニメ版における“機械獣”という呼称はDr.ヘルによるものとされる[59](第2話)。
  16. ^ ほかにゴーストファイアー[61][62]、あるいはファイアゴースト[63]とも呼ばれている。
  17. ^ a b 菊地忠昭(団龍彦)インタビューによれば、マジンガー軍団のビューナスAが『グレートマジンガー』に登場するビューナスAと同じになってしまったのは、予想以上に人気が高騰した『マジンガーZ』のあおりで企画がストップしていた続編『ゴッドマジンガー(後の『グレートマジンガー』)』の設定から、ゴッドビューナスのデザインを(もう使ってもいいかなと思った永井豪が)流用してしまったため。将来『マジンガーZ』の次回作が本格的に再始動したときは、ゴッドビューナスに代わるキャラを新たに出せばいいと思っていたが、いいデザインだったので結局(『グレートマジンガー』でも)使ってしまい、おかげで「マジンガー軍団編はなかったことにする必要から単行本にも未収録に…」などと冗談めかして語っている。[64]
  18. ^ a b 永井豪インタビューによれば、山岸くんの発展形として、ちょっと強く格好よくした兜甲児の対比として、さやかは十兵衛よりも弱くおしとやかにした、と述べている[71]
  19. ^ Q2は兜甲児が投げ飛ばして同士討ちにさせており[78]、Q3はサルード内で甲児と対決し、光子銃[79](プロトンガン)[80]で縦に真っ二つにされている[81]
  20. ^ とはいえ肉親の情に裏打ちされた遠慮の無さからくる発言であって、兜家ではごく日常的な明るいやりとりであるらしい。
  21. ^ 作中では「三博士」といった呼び方も、各人の名前もいっさい出てこない。
  22. ^ テレビマガジン版では“ドクター=ヘル”表記。
  23. ^ a b c 永井豪による漫画版のドクター地獄は、バードス島で機械獣の完成品を発見しており、TVアニメ版のように「見つけた巨人ロボットを改造して機械獣にした」との説明はされていない[86]。ただし、“機械獣あしゅら男爵”[87]やボスマンB9[88]のように、ヘル自らが製作もしくは改造したと思われる機械獣も確かに存在する。
  24. ^ 弓教授いわく武器はこの二つ[96]だったが、後の単行本描きおろしの対ゴードン戦では「オッパイミサイル」と称して、胸からミサイルも放っている。[97]
  25. ^ ゴードンが地獄城に擬装していたとも言える。
  26. ^ 同じく両手の指先から電撃を放ってビューナスAを破壊した「フィンガーバリヤー」と、同一の武器かどうかは詳細不明。
  27. ^ 第7話において、あしゅら男爵が「地獄王ゴードン」と名乗っている。なおデザインにはかなりアレンジが施されており、漫画版とは異なっている。
  28. ^ 第26話において、Dr.ヘルがゴードンに乗って「地獄王」と称している。
  29. ^ 当初は18歳とされており、第3話には引っ越しのために軽トラックを運転するシーンが、第4話には3年A組に転入するシーンがある。
  30. ^ 機械獣との戦いの影響からか、成績が下がったため教師に心配されるシーンがある(第24話)ほか、第32話では数学や化学のテストで赤点をとったことを、さやかにからかわれている。
  31. ^ 第67話までエンドクレジットは「江川のり子」と表記。
  32. ^ ついには「俺は兜のことが世界で一番好きだ」と口にする(第52話)ほど、かけがえのない友となっていく。
  33. ^ ゲーム『スーパーロボット大戦シリーズ』ではヌケ(声 - 加藤治)、ムチャ(声 - 緒方賢一)というキャスティングがされているが、これは『グレートマジンガー』でのキャスティングに則っている。
  34. ^ お手伝いのルミの発言より(第1話)。青木ヶ原のことか。
  35. ^ a b 表舞台から引退してマジンガーZ建造に専念していた永井豪の漫画版と異なり、TVアニメ版での引退はマジンガーZの完成後、光子力の成果と超合金Zの開発をマスコミに公開してからのことである。
  36. ^ 複数の書籍にて「ボスのいとこ」と説明されているが、誤りが孫引きによって広がっているものと思われる。[114][115][116]
  37. ^ 兜家だけの家政婦とは言われておらず、研究所内の甲児やさやかの生活の面倒をみることを任されていた。(第64話)
  38. ^ さやかのVTOL機”の項、参照のこと。
  39. ^ a b 『マジンガーZ大百科号』[118]と『スーパーロボット大図鑑1 ~鉄の城編~』[111]には“水中ジェット”と記されているが、これは誤り。
  40. ^ 『マジンガーZ大百科号』では“オズマ計画”と誤表記されている。[118]
  41. ^ 映像本編では電子工学の世界的権威と言われているが、ロボット工学の権威とする資料[110][118][115]もある。
  42. ^ a b 第2話でのみ「ロードス島」と呼ばれており、Dr.ヘルはロードス島調査団の代表を務めていたという。もともと「ロードス島」は企画時の仮称であり、設定画にも「ロードス島」との書き込みが残っている[125]
  43. ^ 『グレートマジンガー』企画書では、ヘルは最終決戦後も秘かに生き延びており、ブロッケン伯爵らと共に新たな機械獣軍団を駆使して再起を図ろうとしている、という設定だったが、突如バルマン将軍率いるミケーネ戦闘獣軍団の襲撃を受けて幹部と機械獣軍団は壊滅、ヘル自身も命乞いも空しく惨殺され脳を取り出される悲惨な末路を辿っている。[126][127][128]
  44. ^ そもそもDr.ヘルが発掘作業中の落石で粉々にしてしまった、とする資料もある。[129]
  45. ^ 第67話のあしゅら男爵のセリフより。
  46. ^ 第83話では大男の体だけの状態でみさとを突風で攻撃し、第85話では機械獣レイヤスD5の頭部に小男部分だけで乗っかったり、大男部分に光子力ビームをくらったときに小男部分だけ分離して逃げたりしている。
  47. ^ 本編映像では“幻惑光線”と呼称されている。(第83話)
  48. ^ あしゅらの死後はゴーゴン大公が率いることも多く、第80話と第82話でゴーゴン大公が鉄仮面に指令を出す場面が観られる。その一方でふだんはブロッケンの指示で動くこともあると思われる(第89、91話ほか)。
  49. ^ 何割かは鉄仮面の再改造らしいというのは、『テレビマガジン特別編集 マジンガーZ大全集』にて第41話での鉄十字兵の言動を根拠とする旨が書かれている[143]が、第41話にそれに該当するらしきセリフは見当たらない。おそらく第40話での「やつ(兜甲児)のために、あしゅら男爵はさんざんに手こずりました」という鉄十字兵の発言を指しているものと思われるが、鉄仮面だった過去が無くともそうした情報を得ている様々なケースが考えられることから論理としてやや強引ではある。また『スーパーロボット大図鑑1 ~鉄の城編~』での同様の記述は、この『マジンガーZ大全集』での説明を孫引きしたものと思われる[144]
  50. ^ まれにジャパニウム合金と表現されることがある。(第28、52話ほか)
  51. ^ 第15話では50万馬力と言及されており、実際、初期にはそのように記述する資料もある[149]。また『マジンガーZ大全集』には初期は50万馬力、第32話以降は200万馬力との記述がある[150]
  52. ^ ほかに秋田書店月刊『冒険王』1974年9月特大号[151]において、グレート130万馬力に対し、Z95万馬力との記載がある。
  53. ^ 『マジンガーZ大全集』にはグレートマジンガーでの再登場時のマジンガーZについて、「出力は、六倍にパワーアップされた」と書かれている。[152]
  54. ^ 『UFOロボ グレンダイザー図鑑』[153]ほか一部の書籍には全長20m、重量18tとの記載がある[154]ため、(重量の変化は装甲を換装したからだ、として)これが改修後のデータであるとする説もあるが(『別冊テレビランド6号』における同じ記事中の51頁や、『UFOロボ グレンダイザー図鑑』の同一コーナーの101頁には、装甲材質は超合金Zとも明記されている)、それ以前の増刊『テレビランド』にてすでに“身長・20メートル。体重・18トン。(中黒・句点含め原文ママ)”との記載があるため[155]、身長と体重の数値を取り違えた誤植が後続誌に孫引きされている可能性もあり、真偽のほどは定かでない。
  55. ^ 永井豪による漫画版『グレート・マジンガー』では、地獄大元帥との決戦を控えた弓教授と兜剣造とのやりとりの中で「ボディーをニューZでつくりかえエネルギーを数倍に高めたマジンガーZ」とのセリフがある[156]が、TVアニメ版や放映当時の雑誌記事にはそのような説明は一切ない。
  56. ^ a b 装甲が超合金ニューZであることは劇中で兜甲児自身も明言している。
  57. ^ なお第64話の描写によると、「マジンゴー」の掛け声は汚水処理場の発進機構の起動にとどまらず、マジンガーZ自体にも作用しているらしく、呼びかけに対して合体姿勢を取ろうと瓦礫の中でもがくシーンがある。
  58. ^ ネーミングの由来はドッキングの際のマジンガーとスクランダーのシルエットが十字架のようになることから。[119][159][160]
  59. ^ 物語終盤の第86話でも、放熱板の形状が丸みを帯びているカットが存在する。
  60. ^ ロマンアルバム[168]のシナリオダイジェスト(あらすじ紹介)では、改良に成功して出撃したと書かれているがこれは誤り。
  61. ^ a b c 第39話においても未だ、あしゅら男爵が「海中ではブレストファイヤーもルストハリケーンも光子力ビームも使えない」と言っている(同エピソードでミサイルパンチは水中で発射している)。ただし映画『マジンガーZ対デビルマン』では、光子力ビーム・ブレストファイヤーとも海中で使用されている。なお永井豪による漫画版では「海中ではルスト・ハリケーンは効果を失う 使えるのはブレスト・ファイヤーと光子力ビームだ」という甲児のセリフがあり、TVアニメ版とは設定が異なっている[169]
  62. ^ 一方、永井豪の漫画版では、ゴードンとの戦い[170]での使用を除く、すべての使用例で全スリットから噴射している[171][172]
  63. ^ 劇中の弓教授のセリフより。
  64. ^ 『テレビマガジン8月号増刊 マジンガーZ大百科号』では“零下一八〇度”と“マイナス200度”の二つの異なる記述が掲載されている[174]
  65. ^ 『グレートマジンガー』のビューナスAの同名武器とは一部が異なる(ビューナスは親指を除いた指先の第二関節までを発射する)。また発射後は指先が欠損したままになっていることから、ビューナスのように連発はできない模様。
  66. ^ 名称と性能はアニメ放映当時の講談社、月刊テレビマガジン1973年3月号75頁の記事「マジンガーZの5大必殺わざ」による[177]
  67. ^ マジンガーZと合体した状態で、飛行するスクランダーの翼で敵を切り裂く通常の技は“スクランダーカット”、分離したスクランダーをZが手に持って、武器として扱って振り下ろし敵を両断する技を“スクランダーカッター”としている[183]。後者はもともと永井豪の漫画版で披露されていた技である[184]
  68. ^ 名称は月刊OUT85年12月号の『必殺技、必殺武器大事典』39ページに非公式ながら明記されたものである。
  69. ^ なお放熱板を投げつけるマジンガーZの両腕と両太腿には、グレートマジンガーのような三角の張り出しが付いているのが映像で確認できる。
  70. ^ 第73話におけるスクランダー改造で更なるスピードアップが図られているものの、その数値は明らかにされていない。なお改造後のその速度をマッハ4.5とする説もあるが、この数値の初出と思われる『別冊テレビランド6号』の該当ページには、マジンガーZの最高スピードをマッハ4.5とするほかに、グレートマジンガーをマッハ5(グレートブースターによる数値か?)、スぺイザー無しではジャンプしかできないはずのグレンダイザーが単体でマッハ1、やはり単体では飛べない鋼鉄ジーグが飛行パーツ無しで飛んでいる図(しかもジーグの最高スピードの記入が欠落している)が記載されており、信頼度を著しく低くしている[189]
  71. ^ ジェットスクランダー単独の場合、マジンガーZとの合体時よりも10倍のパワーが出せる。(第57話)
  72. ^ ただし、エンジン出力は非常に高く、右エンジンが完全破壊された片肺飛行でも、安定性が悪いものの機動空戦を展開しており(第50話)、また、切り離してその推力[注釈 71]で難敵の電磁網を切り破ったりしている。[要出典]
  73. ^ 映画『マジンガーZ対デビルマン』に登場する“JS装置”はZ本体とパイルダーにそれぞれセットすることで、ジェットスクランダーがレーダー探知でZを追跡してドッキングするための装置だが、外観が違うのでこれに相当するかあるいは別のものらしい。
  74. ^ その一方で掛け声とともにレバーを引いたり(第43話)、ボタンを押したり(第37、44話ほか)、スイッチを倒したりする(第45話)描写もある。
  75. ^ 永井豪による漫画版では「ホバー・セット」と声に出して行ったことがある。[195]
  76. ^ パイルダー小型ミサイルにはいくつかの発射パターンがあり、第31、45、50話では両側の光子力ジェットエンジン[196]の先端が折れて中から発射、第69話では先端がそのままミサイルとなって発射、第19、25、42、58話などではフロント部分に2か所の丸い穴が露出[197]して発射された。
  77. ^ 第41話の甲児のセリフより。発射口はフロントから撃ち出すパターンのミサイルと同一のようにも見える(第41、58話)。
  78. ^ a b なお永井豪の漫画版では、兜十蔵が次々とバイクを買い与えてくれたのは、パイルダーの操縦感覚を養わせるためだったのではないかと甲児が思い返す描写がある[198](漫画版のパイルダーの操縦悍はバイクのハンドルそっくりである[8])。初期のマジンガーZのデザインではオートバイが操縦席として合体することになっていたが没になっており[10][11][199]、永井豪は後にその未練が漫画版でのバイクシーンの多さになっていると述べている[9]
  79. ^ 第38話では弓教授が「資源開発用に設計した」とも語っている。
  80. ^ 『魔神全書』[207]では“全高15m、重量16t”となっているが、すぐ隣のページに掲載されている全高16mであるダイアナンAの設定画には、“身長はアフロダイAと同じ”との書き込みがある。また、『マジンガーZ』企画書には(企画書段階での数値なので決定した設定とは言えないが)「身長16メートル・体重12トン」とも記載されている[208]
  81. ^ 第44話では三博士が「マジンガーZの大活躍は、敵の手の内を明かしてくれるアフロダイAの犠牲の上に成り立っている」と語っている。
  82. ^ 永井豪による漫画版では超合金Zよりもグレードの低い合金Z製。アニメ版には合金Zに関する設定そのものが見当たらないが、合金Z製とする資料もある[207][212](初出は別にあるとされる[要出典])。
  83. ^ 劇中ではジャパニウム合金超合金Zと同義で使われていると思われる(第17、28、52話など)が、広義では合金Zもジャパニウム合金の一種という意味だとの解釈もできる。
  84. ^ 甲児はこれを「オッパイロケット」と表現した。このロケットは第62話で、ボスボロットが空を飛ぶために再び使われた。
  85. ^ 身長16メートル、体重15トン[217]、あるいは身長16メートル、体重16トン[218]とする資料もある。
  86. ^ 名称はスカーレットというものの、バイクのカラーリングは前面の赤いライン以外は、全体的には白がベース。かなり大型のバイクで開放型のコクピットにはハーネスシートベルト)もキャノピー(屋根)もない(ただし劇中ではいっさい描写や説明は無いが、冠部分はZと同じく電磁バリヤー[221][222](第18話)という設定がある[217])。
  87. ^ なお、Zの初期案である『アイアンZ』(あるいは『エネルガーZ』『ロビンZ』)[223]は、はしご状になっている背中をバイクで駆け上って頭部に合体する設定だった。[10][11]
  88. ^ もともとボスの作成した設計図には“ボスロボット”と書いてあったのだが、ボスは完成と同時に口頭で“ボスボロット”と命名してしまっている。(第48話)
  89. ^ 『マジンガーZ大全集』[226]には“出力は二百万馬力程度と思われるが設定にはない”などとも書かれている。
  90. ^ 設定上ではマジンガーZよりもはるかに出力が低い12万馬力であるが、劇中での描写では時にマジンガーを凌駕するかのような馬鹿力を見せており、第89話では妖機械獣ギラニアβ5の首を格闘の末もぎ取ったりしている。
  91. ^ 水中ではなく地上で撃っているが、ボスは“魚雷”と言っている。
  92. ^ 後にボスボロット登場エピソードは、2014年の講談社刊『改訂版 マジンガーZ』第4巻[227]にて描き足された。
  93. ^ ボスボロットに限ったことではないが、補給装置と修理装置はスーパーロボット大戦シリーズ独自の設定なので、一部を除いて各作品の本編に補給装置と修理装置という機能はない。
  94. ^ 講談社、月刊『テレビマガジン』1973年9月号誌上で、ボスの乗るロボットのデザインが読者に公募され、同11月号にて早くも結果が発表された(そのページ上で“ボスの乗るロボット ボスロボット”との名称も記されている)。
  95. ^ 設定画には2人乗りとして描かれている。[230]
  96. ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE.48 スーパーロボット大図鑑1 ~鉄の城編~』[234]では全長3.5mとなっているが、誤植と思われる。
  97. ^ 『マジンガーZ大全集』では“防御兵器としてミサイルを多数装備”と書かれている[231]が、初使用時には光子力研究所を遠距離攻撃するために使用された(第60話)。『僕たちの好きなマジンガーZ』には“光子力研究所に向けたミサイル発射台を4基備える”と書かれている[235]
  98. ^ 『マジンガーZ大全集』[245]では“ドクターヘルカー”、『テレビマガジン8月号増刊 マジンガーZ大百科号』[193]や『スーパーロボット大図鑑1 ~鉄の城編~』[246]では単に“ヘル”、と記載されている。
  99. ^ 劇中ではサイボーグと言われているが、事実上その意味するところはアンドロイドだと考えられる。
  100. ^ ローレライが合体していない状態でも自立行動が可能であり、機械獣リバーF9を倒せるほどの戦闘力を有する。
  101. ^ 妖機械獣は名前の記号がギリシア文字、番号はローマ数字アラビア数字が混用されている。また劇中では単に機械獣と呼ばれ、妖機械獣という呼称はセリフ・クレジットとも一度も使われていない。
  102. ^ 名称は『僕たちの好きなマジンガーZ』[254]や『魔神全書 MAZINGER BIBLE』[255]での記載に基づく。
  103. ^ アルファベット+数字が付かない数少ない機械獣の一体だが、NG設定では“ザイラD3”となっており[256][257]、当時の一部のミニカードでも“ザイラD3”と記載されている[258]。なお原案ラフ画には“D3”ではなく“D7”を書き消した跡がある[259]
  104. ^ アルファベット+数字が付かない数少ない機械獣の一体で、NG設定では“ダンチェルG8”となっていた[256]
  105. ^ 純一少年の作ったロボットが巨大化させられた、というその出自から厳密には機械獣ではない。劇中のクレジットでは“バイコング09”となっており、字体からは“O(オー)”なのか“0(ゼロ)”なのか判別しづらく、アルファベット+数字の組み合わせではない可能性がある。設定画では“バイコングO9”と記述されており[260]、本来は(オーナイン)ではないかと思われ、各種資料[261][262][263][264]で“O9(オーナイン)”と書かれることも多い。英語圏で“0(ゼロ)”を“オー”とも読む慣習があることから、“O(オー)”を“ゼロ”と読んでいるのかどうか理由は定かでない。
  106. ^ 劇中のクレジット表記では“ゴロンコS2”となっているが、あしゅら男爵のセリフでは“ゴロンゴ”と呼ばれており、資料によって“ゴロンゴ[265][259][266]”か“ゴロンコ[267][268]”かはマチマチになっている。
  107. ^ アルファベット+数字が付かない数少ない機械獣の一体。劇中でのクレジット表記は無く、各資料では“モーダイルス”とされている[265][269][259]ことが多いが、劇中では“モウイルス”と発音されており、孫引きでミスが広がっている可能性がある。なお設定画には“モウサイルス”と記されていて[259][269]、『マジンガーZ Blu-ray BOX VOL.1』 のブックレット[270]や、『鉄の城 マジンガーZ解体新書』[266]、『マジンガーZ大百科図録』[271]ではそれに倣ってか“モウサイルス”と記載されているのだが、同じ設定画内において“モウザウルスの口から発射するミサイル”との書き込みもされており[271][259]、さらに混迷を深めさせている。
  108. ^ M2と同様に球体にトゲが付いた、ウニのような姿の小型機械獣。量産されており、集団で敵を攻撃する。M2と違って人型への変形機能は無い模様。[272]
  109. ^ 劇中のクレジット表記では“機械獣ダブルフェザーV1”だが、セリフや各種資料[273]では“ダブルフェイザーV1”となっている。なお劇中クレジットは厳密には、まだ正体が明らかになっていない段階での“スモール”に対して付けられていた。
  110. ^ 劇中のあしゅら男爵のセリフより。これに対比してあしゅらは大きいほうを“ビッグ”とも呼んでいる。スモールの死を悼んだビッグが命令を無視し、研究所襲撃を中断してまで遺骸に土をかけに向かうなど、両者には特別な繋がりと心があるかのように描かれた。
  111. ^ 劇中クレジットでは“地底機械獣ユーバリンT.9”と表記されている。ピリオドはいずれの設定画の書き込み名称にも無いため[274]、誤表記と思われる。
  112. ^ 劇中クレジットでは“空飛ぶ機械獣サタングロースP.10”と表記されている。ピリオドはいずれの設定画の書き込み名称にも無いため[274]、誤表記と思われる。
  113. ^ 劇中クレジットでは“機械獣ジャィアンF3”と表記されている。
  114. ^ 劇中のクレジットでは“ナイターン03”となっており、字体からは“O(オー)”なのか“0(ゼロ)”なのか判別しづらく、アルファベット+数字の組み合わせではない機械獣の可能性がある。“バイコング09”と同様に、設定画では“ナイターンO3”と記述されており[275]、本来は(オースリー)ではないかと思われ、各種資料で“O3(オースリー)”と書かれる[261][276]ことも多い。英語圏で“0(ゼロ)”を“オー”とも読む慣習があることから、“O(オー)”を“ゼロ”と読んでいるのかどうか理由は定かでない。
  115. ^ 劇中クレジットでは“機械獣フアンガスB7”と表記されているが、セリフでは“ファンガスB7”と呼ばれている。
  116. ^ 劇中クレジットでは“機械獣パルピアπ7”であるが、第74話の予告や本編のセリフでは“ハルピアパイセブン”と発音され、設定画ラフの表記[279]では“ハルピアΠ7”となっている。
  117. ^ 原案ラフではΩI(オメガワン)であり[280]、放映に先行した雑誌の紹介記事でもドラゴΩ1であった[277](記事中の“1”は英数字表記)。何故、Ωの上下が逆転されたのかは不明。この「上下逆のΩ」の記号はスタッフのオリジナルではなく実在する。ただし、読みは「モー(ムオー)」である。詳しくはジーメンス#モーを参照。
  118. ^ 原案ラフには“エレファンスΛ(ラムダ)III”との書き込みがある[280]。そのため雑誌の紹介記事でも“エレファンスΛ(ラムダー)3[281]”、“エレファンスΛ(ラムダ)3[282]”、“エレファンスλ(ラムダ)3[283]”などとされることがあった。
  119. ^ 劇中クレジットでは“機械獣ボルクγ(イプシロン)2”となっている。ゴーゴン大公のセリフでも“ボルク”と呼ばれているが、一部の資料[285]では“ボルグΥ2”と記述されている。
  120. ^ 名称は『マジンガーZ大全集』[286]や『魔神全書 MAZINGER BIBLE』[287]での記載に基づく。マジンガーZの四分の一ほどもある巨大ロボット魚で、はじめは一匹だけだったのが、やがて群れを成して襲ってきた。甲児の考えではどうやら地獄島周辺海域を警戒して回遊しているらしい。
  121. ^ 脈絡なく現れた上にハッキリした描写が無いが、ボスボロットを上回る巨大さと、人間の手のような両腕を持つことから、おそらくはDr.ヘルのロボットと思われる。ボスボロットを襲った挙句、誤ってパーラスΔVに激突した。
  122. ^ 『解体新書』では6日遅れとされているが、1973年3月までは先行放送[290]
  123. ^ 東映ではタイトルの正式な表記を『劇場版 マジンガーZ INFINITY』と発表している(スラッシュが全角文字)が、本記事では表記の都合上、スラッシュは半角文字としている。
  124. ^ 監督の志水いわく「作劇上、グレンダイザーの存在を匂わせてしまうと、観客が最後に助けに来るんじゃないかなど、余計なことを考えてしまうので隠した。あくまで兜甲児とマジンガーZの物語なので。」とのこと。また助監督の“なかの”は「オープニングの悪の集合写真にドラゴノザウルスなどがいることで、東映版マジンガーと地続きであることを明確にしている。グレンダイザーの存在もボカしただけで、公式には否定していないし、我々が歴史改変したら地続きではなくなるので、グレンダイザーを省く選択肢はない。」などと語っている。[313]
  125. ^ a b 『小説 マジンガーZ/INFINITY』では階級は大佐とされる。[334]
  126. ^ 前日譚にあたる『マジンガーZ インターバルピース』[345]や『小説 マジンガーZ/INFINITY』[346]によると、七年前のマジンガーミュージアムのオープニングセレモニー後の夜、展示されていたマジンガーZのブレストファイヤーが暴発した事故により、(原因が解明できず、再度の暴発も危惧されたことから)オリジナルは密かに撤去・封印され、代わりに予備装甲で組み上げたレプリカと差し替えられていた、とされる。なお映像本編ではこの件についていっさい言及されておらず、そのまま起動させたマジンガーZが使用されているが、かつての暴走の原因やどのような対策が施されたかについても『インターバルピース』[347]と小説版[348]にて触れられている。
  127. ^ 脚本担当の小沢高広とプロデューサーの金丸裕へのインタビューによると、イチナナ式の名称の由来は、映画の公開が17年の予定だったことに加え、永井豪の画業50周年も2017年だったので、そのお祝いの意味合いも込めたと説明されている(金丸は「公開は17年度なので、永井豪先生の画業50周年記念作品として製作できた」と語っている)。[349]
  128. ^ ダブルマジンガーには馬力で大きく劣るが、それでもビューナスAと同規模の出力は確保している。
  129. ^ 『完全保存版 マジンガーZ大解剖』に“「超合金ニューZ」は超合金Zをさらに精製することで出来た金属で、強度は超合金Zのおよそ4倍、かつ軽量化された物質”との記述がある[351]が、これ以前の初出がはっきりしない。
  130. ^ マジンガーZとグレートマジンガーの装甲は(超合金Zよりも軽量かつ4倍の強度を誇る[要出典][注釈 129])「超合金ニューZ」。
  131. ^ 『小説 マジンガーZ/INFINITY』では固定武装としてブレストファイヤーとロケットパンチを、携行兵器としてマジンガーブレードや200mm短機関銃を装備しているとされる[352]。また飛行ユニットとしてグレートブースターを装着していると書かれている(その一方で“スクランダー”との記述もある[353])が、その形状や性能がかつての同名の兵装と同じものかどうかなどの詳細は不明で、映画のイチナナ式の設定とは異なると思われる[354]
  132. ^ 『小説 マジンガーZ/INFINITY』では“イチサン式”とされていた。[355]
  133. ^ 『マジンガーZ インターバルピース』では、マジンガーZとともにマジンガーミュージアムに展示される予定で、準備作業まで行われていた[357]が取りやめとなったらしく、その事情の詳細は不明。その後、『小説 マジンガーZ/INFINITY』では旧光子力研究所の格納庫に保管されていたのを、ボスが密かに持ち出していたようで、ボロットが迷路のような地下道を通って、研究所に潜入する様子が描かれている[358]
  134. ^ TVシリーズ『グレートマジンガー』最終話より。ダブルマジンガーやレディロボットとともにロボット科学博物館に収められた、とされる。
  135. ^ 『マジンガーZ インターバルピース』では電算機器の小型化が進んだことで、座席後方に余剰スペースができたと説明され、映画で複座式に改造される伏線となっていた。ジェットパイルダーは戦闘機として登録されていて飛行許可の手続きが面倒であるのに対し、ホバーパイルダーは小型航空機扱いとなっており、普段から気象観測などの任務に使われているという。[360]
  136. ^ 元ネタである玩具・ジャンボマシンダーでは“XX計画”と名付けられた商品展開がされており、15の「ひみつ新兵器」のうちXX-11は“重戦車Z”にあてられたナンバーだった。[228]
  137. ^ 通常の量産機らしく、多脚砲台に改造されていない。『劇場版 マジンガーZ / INFINITY 魔神伝説の書』では重戦車Z改の部隊としている[365]が、映画のパンフレットではこれらを「統合軍に配備された重戦車Z」と説明しており、多脚砲台に改造されたものを重戦車Z改としている[366]
  138. ^ 劇中にて兜甲児曰く「我々はこいつをこう呼んでいる。“マジンガーインフィニティ”、“無限の魔神”というワケさ」。兜シローはミケーネのものにマジンガーと名付けることに疑問を呈したが、さやかとリサに「カッコいいからいい」と言い返されている。
  139. ^ 映像からは機関砲のようにも見える。漫画版では針(ニードル)を発射することから、もとともとはニードルの誤植ではないかと思われるが、本作ではあえて名称をそのまま採用したものとみられる。

出典

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関連項目

外部リンク

フジテレビ系列 日曜19:00枠
前番組 番組名 次番組
ミラーマン
(1971年12月5日 - 1972年11月26日)
マジンガーZ
(1972年12月3日 - 1974年9月1日)
グレートマジンガー
(1974年9月8日 - 1975年9月28日)