宮口精二
宮口 精二(みやぐち せいじ、1913年〈大正2年〉11月15日 - 1985年〈昭和60年〉4月12日)は、日本の俳優。本名は宮口 精次。身長159cm[1]。
みやぐち せいじ 宮口 精二 | |||||
---|---|---|---|---|---|
舞台『女紋』の宮口精二。演劇出版社『演劇界』第24巻5号(1966)より。右は瑳峨三智子 | |||||
本名 | 宮口 精次 | ||||
生年月日 | 1913年11月15日 | ||||
没年月日 | 1985年4月12日(71歳没) | ||||
出生地 | 日本、東京府東京市本所区緑町(現在の東京都墨田区緑) | ||||
死没地 | 日本、東京都目黒区東が丘 | ||||
身長 | 159cm | ||||
職業 | 俳優 | ||||
ジャンル | 映画、テレビドラマ、舞台 | ||||
活動期間 | 1933年 - 1985年 | ||||
配偶者 | 宮口富美(妻) | ||||
主な作品 | |||||
『にごりえ』 / 『七人の侍』 『張込み』 / 『楢山節考』 『人間の條件 第1・2部』 / 『乾いた花』 『日本のいちばん長い日』 | |||||
|
築地座を経て文学座に参加し、同座の中心として多くの舞台に立ち、文学座退団後は東宝演劇部に所属して商業演劇に出演した。戦後から映画にも多く出演、巨匠監督の作品に立て続けに起用され脇役として活躍した。主な出演映画に『七人の侍』『張込み』『日本のいちばん長い日』など。亡くなるまで約15年間、編集兼発行人として季刊『俳優館』を出し続けた。
来歴・人物
編集1913年(大正2年)11月15日、東京府東京市本所区緑町(現:墨田区緑)に、大工の父・周市と母・もとの6人兄弟の次男として生まれる[2]。幼時に本所区内の林町に移住する。
中和尋常小学校を経て東京市立第二中学校に入学するが、家庭の経済的事情から同校の夜学である上野夜間中学に転じ、同時に校長の紹介で福徳生命(現在のマニュライフ生命保険)東京支店に給仕として入社する[2]。1931年(昭和6年)の卒業後も同社に勤務していたが、芝居好きの会社の同僚の誘いで歌舞伎や新劇を観るようになり[2]、本人曰く「同じ貧乏をするなら、自分の好きな道で」とのことで役者を志す。
1933年(昭和8年)9月、友田恭助・田村秋子夫妻らが設立した築地座の研究生募集に応じて入団し、同年『アルトハイデルベルヒ』の通行人の学生役で初舞台を踏む[2]。1935年(昭和10年)、久保田万太郎作『釣堀にて』に先輩の中村伸郎の代役として、一言だが初めて台詞のある役で出演する。築地座解散後は、1937年(昭和12年)の文学座結成に杉村春子らと共に参加、1944年(昭和19年)に森本薫作『怒涛』での演技で注目される[2]。同年、黒澤明監督の『續姿三四郎』に同じ文学座の森雅之とともに出演して映画デビューする。1945年(昭和20年)5月、石川県小松市に劇団疎開、移動演劇隊に参加し北陸地方を巡演し、旅先で終戦を迎える。
戦後は、文学座の軸となり舞台に立ち、1949年(昭和24年)には『女の一生』『あきくさばなし』『雲の涯』の演技で第1回毎日演劇賞を受賞する。主に下町ものの作品で頑固だが人情深い職人役などを得意とした。1965年(昭和40年)2月8日に文学座を退団すると、同年5月に東宝演劇部と1年ごとの契約で入り、『霊界様と人間さま』『放浪記』などの東宝現代劇に出演し、堅実な脇役として活躍する[2]。
戦後の映画出演は、1946年(昭和21年)の『浦島太郎の後裔』に出たあとしばらく出演がなかった。1948年に立川富美子と結婚。1951年(昭和26年)に木下惠介監督の『善魔』に出演したのを皮切りに、小津安二郎の『麦秋』、黒澤明監督の『生きる』『七人の侍』、木下監督の『楢山節考』、稲垣浩監督の『無法松の一生』、野村芳太郎監督の『張込み』、中村登監督の『古都』、篠田正浩監督の『乾いた花』、山田洋次監督の『男はつらいよ 柴又慕情』など、日本映画を代表する監督の作品に次々と起用される。なかでも、『七人の侍』では痩身で寡黙だが凄腕の剣客・久蔵、『張込み』では執念深い老刑事を演じて好演技を見せた。他に、複数作品に出演した監督だけでも小林正樹、今井正、山本薩夫、市川崑、岡本喜八、成瀬巳喜男らの名が並ぶ。
1970年(昭和45年)より個人で演劇冊子『俳優館』を主宰、季刊[3]発行していた。アマチュア野球の審判としても知られ、後楽園球場や大阪スタヂアムで球審を務めたこともある[4]。
1985年(昭和60年)4月12日午後11時30分、肺癌のため国立東京第二病院で死去。71歳没[5]。1984年(昭和59年)の帝国劇場『桜の園』が最後の舞台となった。
なお、テレンス・マリック監督作品『シン・レッド・ライン』で、渡会伸とともに日本語アドバイザーを務めた宮口友夫(Tomo Miyaguchi)は長男で海外在住。
受賞・受章歴
編集出演作品
編集映画
編集- 續姿三四郎(1945年、東宝) - 津崎公平 役
- 浦島太郎の後裔(1945年、東宝) - 稲倉代議士 役
- 三本指の男(1947年、東横映画) - 警部 役
- 女の四季(1950年、東宝)
- 善魔(1951年、松竹) - 編集次長 役
- 麦秋(1951年、松竹) - 西脇宏三 役
- 海の花火(1951年、松竹) - 石黒軍造 役
- 命美わし(1951年、松竹) - 大島 役
- 生きる(1952年、東宝) - ヤクザの親分 役
- にごりえ(1953年、文学座) - 源七 役
- 戦艦大和 (1953年、新東宝) - 司令部参謀 役
- 七人の侍(1954年、東宝) - 久蔵 役
- 太陽のない街(1954年、新星映画) - 父 役
- 叛乱(1954年、新東宝) - 橋井副総監 役
- 心に花の咲く日まで(1955年、文学座) - 鈴木 役
- 雪の炎(1955年、東宝) - 石山技手 役
- 早春(1956年、松竹) - 三浦勇三 役
- 彼奴を逃がすな(1956年、東宝) - 暗殺者B 役
- 暗黒街(1956年、東宝) - 岡部 役
- 処刑の部屋 (1956、大映) - 父・半弥
- 鬼火(1956年、東宝) - 修一 役
- 流れる(1956年、東宝) - なみ江の鋸山の叔父 役
- 蜘蛛巣城(1957年、東宝) - 幻の武者2 役
- 東京暮色(1957年、松竹) - 判事和田 役
- 危険な英雄 (1957年、東宝)
- あらくれ(1957年、東宝) - お島の兄・壮太郎 役
- 夜の蝶(1957年、大映) - フランソワの客 役
- 純愛物語(1957年、東映) - 裁判部判事 役
- 黒い河(1957年、松竹) - 金賢順 役
- 張込み(1958年、松竹) - 下岡刑事 役
- 黒い花粉(1958年、松竹) - 北賀代議士 役
- 無法松の一生(1958年、東宝) - 撃剣の師範 役
- 楢山節考(1958年、松竹) - 又やん 役
- 眠狂四郎無頼控 魔剣地獄(1958年、東宝) - 式部仙十郎 役
- 共犯者(1958年、大映) - 吉沢勇吉 役
- 人間の條件 第1・2部(1959年、にんじんくらぶ) - 王亨立 役
- キクとイサム(1959年、大東映画) - 院長 役
- 惜春鳥(1959年、松竹) - 彰の父 役
- ある日わたしは(1959年、東宝) - 城山正雄 役
- あゝ特別攻撃隊(1960年、大映) - 大西長官 役
- いろはにほへと(1960年、松竹) - 西垣 役
- 濹東綺譚(1960年、東京映画) - おでん屋・芳造 役
- 悪い奴ほどよく眠る(1960年、東宝) - 岡倉検事 役
- 武器なき斗い(1960年、大東映画) - 望月 役
- みな殺しの歌より 拳銃よさらば!(1960年、東宝) - 高橋
- あいつと私(1961年、日活) - 黒川甲吉 役
- 黒い画集 第二話 寒流(1961年、東宝) - 伊牟田博助 役
- 宮本武蔵シリーズ(東映) - 竹細工屋喜助 役
- 宮本武蔵(1961年)
- 宮本武蔵 般若坂の決斗(1962年)
- からみ合い(1962年、にんじんくらぶ) - 吉田貞蔵 役
- 破戒(1962年、大映) - 校長 役
- 秦・始皇帝(1962年、大映) - 儒学者 役
- 太平洋の翼(1963年、東宝) - 大西軍令部次長 役[6]
- 古都(1963年、松竹) - 太吉郎 役
- 無宿人別帳(1963年、松竹) - 卯助 役
- 五番町夕霧楼(1963年、東映) - 片桐三左衛門 役
- 母(1963年、近代映画協会) - 医師 役
- 風の武士(1964年、東映) - 平間退耕斎 役
- 乾いた花(1964年、松竹) - 船田組長 役
- 二匹の牝犬(1964年、東映) - 田坂刑事 役
- 二十一歳の父(1964年、松竹) - 越源一郎 役
- 赤い殺意(1964年、日活) - 宮田源次 役
- 猟人日記(1964年、日活) - 塚田 役
- 廓育ち(1964年、東映) - 塚田 役
- 検事霧島三郎(1964年、大映) - 森正行 役
- 世界詐欺物語・日本篇(1964年) - 刑事 役
- 怪談(1965年、にんじんくらぶ) - 老爺 役[7]
- 大根と人参(1965年、松竹)
- 悲しき別れの歌(1965年、日活) - 野村正雄 役
- ごろつき犬(1965年、大映) - 能見 役
- 未成年 続・キューポラのある街(1965年、日活) - 石黒辰五郎 役
- ガリバーの宇宙旅行(1965年、東映動画) - ガリバー博士 役(声の出演)
- 無法松の一生(1965年、大映) - 結城重蔵 役
- 異聞猿飛佐助 (1965年) - 甚内 役
- 阿片台地 地獄部隊突撃せよ(1966年、東映) - 阿片患者 役
- 8.15シリーズ(東宝)
- 日本のいちばん長い日(1967年) - 東郷茂徳 役
- 連合艦隊司令長官 山本五十六(1968年) - 伊藤軍令部次長 役[6]
- 激動の昭和史 軍閥(1970年) - 東郷茂徳 役
- 颱風とざくろ(1967年、東宝) - 桑田直吉 役
- 社長シリーズ(東宝) - 伝之助 役
- リオの若大将(1968年、東宝) - 平山博士 役
- 兄貴の恋人(1968年、東宝) - 北川銀作 役
- 初めての旅(1971年、東京映画) - 食堂の主人 役
- 愛ふたたび(1971年、東宝) - みやの父 役
- 男はつらいよシリーズ(松竹) - 高見 役
- 男はつらいよ 柴又慕情(1972年)
- 男はつらいよ 寅次郎恋やつれ(1974年)
- 青い山脈(1975年、東宝映画) - 岡本先生 役
- 化石(1975年、俳優座映画放送・四騎の会) - 須波耕太 役
- 俺の選んだ女(1976年、東宝) - 易者 役
- トラック野郎・度胸一番星(1977年、東映) - 作右ヱ門 役
- 白夜の調べ(1978年、東宝映画) - 矢代圭造 役
- 翔べイカロスの翼(1980年、映画センター) - 三輪彌七 役
- 将軍 SHŌGUN(1980年、パラマウント映画) - 村次 役
- 長江(1981年、さだ企画) - ナレーション
- 幻の湖(1982年、橋本プロ) - 長尾吉兼 役
- 白蛇抄(1983年、東映) - 慈観 役
- 人魚伝説(1984年、ATG) - 辰男 役
- さらば箱舟(1984年、人力飛行機舎) - 老人 役
- オイディプスの刃(1986年、角川春樹事務所) - 研師慶山 役
テレビドラマ
編集- 智恵子抄(1956年、KR) - 高村光太郎 役
- 山一名作劇場 / 石中先生行状記(1957年、NTV)
- 久保田万太郎アワー(NTV)
- 月夜(1957年)
- かどで(1957年)
- おりき(1958年)
- 雨空(1958年) - 指物職人幸三 役
- 文学座アワー / 泥棒と赤ん坊(1958年、NTV)
- ここに人あり(NHK)
- 第49回「ボクは約束する」(1958年)
- 第70回「中本家の訪客」(1958年)
- 第72回「脚・五十年」(1958年) - 弥之助 役
- テレビ劇場(NHK)
- 簪(1958年) - 山本源之進 役
- 老人の眼(1959年)
- 私は判らない(1960年)
- 夜鵺(1961年) - 源蔵 役
- 琴爪の箱(1961年) - 章平 役
- 仏師(1962年)
- ウロコ座 第97 - 99回「五重の塔」(1958年、KR) - め組の鋭次 役
- ダイヤル110番 第55話「証第一号」(1958年、NTV)
- 東芝日曜劇場(KR→TBS)
- 雑草の歌(NTV)
- 第38回「聞えない葦」(1958年)
- 第58回「溝」(1959年)
- 東芝家族劇場 第4回「浅芽生」(1959年、NET)
- スリラー劇場・夜のプリズム 第18回「ある強迫」(1959年、NTV) - 中池又吉 役
- 夫婦百景 第55回「正反対の夫婦」(1959年、NTV)
- 三行広告 第14話「バラ」(1959年、CX)
- サンヨーテレビ劇場(KR)
- いろはにほへと(1959年) - 天野 役
- 蛍(1960年) - 舟木栄吉 役
- 川のある下町の話(1961年) - 千葉洋介 役
- これが真実だ 第5回「忠臣蔵・松の廊下事件」(1959年、CX) - 吉良上野介 役
- おかあさん(KR→TBS)
- 第11話「明治の玩具」(1960年)
- 第140話「マリアの涙」(1962年)
- 愛の劇場(NTV)
- 第14 - 17回「もず」(1960年)
- 第113回「緑」(1961年)
- 第128回「屋根の下」(1962年) - 長沢辰造 役
- 第177回「小田写真館」(1963年)
- ゴールデン劇場 / 火の車(1960年、NTV) - 細田民助 役
- 軍歌 第13回「復員」(1960年、KTV)
- 侍 第8回「生きていた秀光」(1960年、CX) - 坂田宗捨 役
- 決定的瞬間 第26回「笑い」(1961年、NTV) - 板倉甲斐守 役
- NECサンデー劇場 / 陽気な未亡人(1961年、NET) - 警官 役
- 東芝土曜劇場 第135回「俺も殺せ」(1961年、CX) - 浜田 役
- 文芸劇場(NHK)
- 第8回「霧の夜の物語」(1961年)
- 第39回「我が家の亡霊」(1962年) - 川上武吉郎 役
- 第47回「閣下」(1962年)
- 第66回「小さな王国」(1963年)
- 第73回「小指」(1963年)
- 第87回「石中先生行状記」(1963年)
- シャープ火曜劇場 第23回「妻よバラのように」(1962年、CX) - 俊作 役
- 人生の四季 第46回「孔子の辻斬り」(1962年、NTV) - 大野木重兵衛 役
- 指名手配 第137・138回「足跡」(1962年、NET)
- 近鉄金曜劇場(朝日放送)
- シャープ月曜劇場 第7回「雨夜の星」(1963年、CX) - 哲夫 役
- 日本映画名作ドラマ(NET)
- 山と川のある町(1963年)
- 浮草(1964年)
- 青春放課後(1963年、NHK) - 山口信吉 役
- 美しい星(1964年、東京12チャンネル)
- NHK劇場(NHK)
- ある日鳥のように(1964年) - 山田鶴之助 役
- 2DK夫人(1964年)
- みちのくは遥かなれども(1964年) - 文吉 役
- ママの救急箱(1964年)
- 焚火のけむり(1966年) - 修吉 役
- おしくらまんじゅう(1966年) - 小坂信太郎 役
- 四回戦ボーイ(1968年)
- 日産スター劇場 / ピカソの絵(1964年、NTV)
- 判決 第105話「沖縄の子」(1964年、NET)
- 大河ドラマ(NHK)
- 木下恵介アワー / 喜びも悲しみも幾歳月(1965年、TBS) - 女島灯台台長佐藤 役
- 家庭劇場 第17回「赤いろうそく」(1965年、NHK) - おじいさん 役
- 風雪 / 大正十二年九月一日関東大震災(1965年、NHK) - 山本権之助 役
- テレビ指定席 / 駅[8](1965年、NHK)
- 光る海(1965年、TBS)
- 青春とはなんだ(1965年 - 1966年、NTV) - 植田源蔵 役
- これが青春だ(1966年 - 1967年、NTV) - 星野先生 役
- 文五捕物絵図 第24話「菊坂町路地裏」(1967年、NHK) - 仕立屋の老人 役
- シオノギテレビ劇場 / 東京物語(1967年、CX) - 平山周吉 役
- 青島幸男のおお!ながら君(1967年、TBS) - 紋太の父 役
- でっかい青春(1967年 - 1968年、NTV) - 篠原弥太郎 役
- 進め!青春(1968年、NTV) - 高木勝之進 役
- 東京バイパス指令(1968年 - 1970年、NTV) - 椎名部長刑事 役
- 鬼平犯科帳 第28話「縄張り」(1970年、NET / 東宝) - 芝の治兵衛 役
- はまぐり大将 第6話「貝は貝でもおせっかい」(1970年、NTV) - 小野平太 役
- 大忠臣蔵(1971年、NET) - 栗崎道有 役
- 人形佐七捕物帳 第21話「怪盗むささび小僧」(1971年、NET / 東宝) - 湯島の喜兵衛 役
- 花王愛の劇場 / 愛染椿(1972年、TBS)
- 荒野の素浪人(NET / 三船プロ)
- 第1シリーズ 第2話「奪回 佐渡無宿人」(1972年) - 上田頼母 役
- 第2シリーズ 第17話「遊女狂乱」(1974年) - 山城彦右衛門 役
- ポーラテレビ小説 / 吉井川(1972年 - 1973年、TBS) - 弥兵衛 役
- 泣くな青春 第15話「明日に生きる」(1973年、CX)
- 赤ひげ 第17話「凍鶴」(1973年、NHK) - 天野源伯 役
- 銀座わが町(1973年、NHK) - 立花雅堂 役
- 荒野の用心棒 第1話「死の砲撃は冥土に吠えて…」(1973年、NET / 三船プロ) - 畑三左衛門 役
- 幡随院長兵衛お待ちなせえ(1974年、NET / 東宝) - 桜井庄右衛門 役
- 6羽のかもめ 第14話「ひとり」(1975年、CX) - 北村五郎 役
- 伝七捕物帳 第68話「十手にかけた男の意気地」(1975年、NTV / ユニオン映画) - 札の辻の嘉平 役
- 鬼平犯科帳 第2話「雨隠れ鶴吉」(1975年、NET / 東宝) - 万屋源右衛門 役
- 賞金稼ぎ 第1話「墓場なき兵士たち」(1975年、NET / 東映) - 秦野監物 役
- 剣と風と子守唄 第13話「戦場の天使」(1975年、NTV / 三船プロ) - 山田陣内 役
- 大江戸捜査網 (東京12チャンネル)
- 第123話「人斬り稼業に明日はない」(1974年) - 北見 役
- 第228話「芸者殺しの罠」(1976年) - 浪人・小宮山 役
- 新・座頭市 第25話「帰って来た渡世人」(1977年、CX) - 佐吉の父 役
- 海は甦える(1977年、TBS) - 山県有朋 役
- 新・座頭市 第1シリーズ 第25話「帰って来た渡世人」(1977年、CX / 勝プロ) - 松五郎 役
- 赤い絆(1977年、TBS / 大映テレビ) - 久保康夫 役
- 特捜最前線 第50話「兇弾・神代夏子死す!」・第51話「兇弾II・面影に手錠が走る!」(1978年、ANB)
- 日本の戦後(NHK) - 鈴木茂三郎 役
- 第7集「退陣の朝」(1978年)
- 第10集「オペラハウスの日章旗」(1978年)
- 事件(1978年、NHK) - 谷本裁判長 役
- 太陽にほえろ! 第320話「翔べないカナリア」(1978年、NTV) - 武藤老人 役
- 俺たちは天使だ! 第14話「運が良ければリッチ・マン」(1979年、NTV / 東宝) - 辻大介 役
- 江戸の牙 第13話「悲哀 北から来た男」(1979年、NET / 三船プロ) - 佃の政五郎 役
- チェックメイト78 第21話「警部と殺人カード」(1979年、ABC / テレパック) - 新海春吉 役
- 御宿かわせみ 第1話「水郷から来た女」(1980年、NHK) - 松浦方斎 役
- ピーマン白書 第2話「ちょっと待て! ムリな結婚ケガのもと」(1980年、CX) - 文吉 役
- 風神の門(1980年、NHK) - 真田昌幸 役
- 平岩弓枝ドラマシリーズ / 春の島の女(1981年、CX) - 袖井嘉栄 役
- ドラマ人間模様 / 海峡(1981年、NHK)
- 少年ドラマシリーズ / おれたち夏希と甲子園(1982年、NHK) - 高野連会長 役
- 年忘れ必殺スペシャル 仕事人アヘン戦争へ行く 翔べ!熱気球よ香港へ(1983年、ABC) - 平賀源内 役
- 旅よ恋よ女たちよ(1985年1月5日、NHK) - 矢野源一 役
ラジオドラマ
編集- 上海幻影路(1983年11月13日、TBSラジオ) - 山下信吉 役
舞台
編集- 怒涛(1944年・1947年、文学座) - 梅本清作 役
- 女の一生(1945年 - 1963年、文学座) - 堤伸太郎 役
- 桜の園(1945年、新劇合同) - 郵便局長 役
- フィガロの結婚(1947年、文学座) - アルマヴィヴァ伯爵 役
- あきくさばなし(1947年、文学座) - 清治 役
- シラノ・ド・ベルジュラック(1947年、文学座) - ド・ギッシュ 役
- マリウス(1947年、文学座) - ブラン氏 役
- 雲の涯(1948年、文学座) - 露木順之助 役
- ママの貯金(1949年、文学座) - トーカーソン 役
- 釣堀にて(1951年、文学座) - 信夫 役
- 探偵物語(1954年、文学座) - モーガン主任警部 役
- ハムレット(1955年、文学座) - 役者・劇中王 役
- 鹿鳴館(1956年、文学座) - 飛田天骨 役
- 大寺学校(1957年、文学座) - 光長正弘 役
- ワーニャ伯父さん(1958年、文学座) - ワーニャ伯父さん 役
- 薔薇と海賊(1958年、文学座) - 顧間 役
- 守銭奴(1962年、文学座) - ラ・フレーシュ 役
- 三人姉妹(1964年、文学座) - トゥーゼンバフ男爵 役
- 霊界様と人間さま(1965年、芸術座) - 東山浩平 役
- 女紋(1966年、芸術座) - 玉田玉麟 役
- さぶ(1968年、芸術座) - 与平 役
- 宮本武蔵(1970年、帝国劇場) - 本阿弥光悦 役
- 淀どの日記(1971年、帝国劇場) - 豊臣秀吉 役
- 放浪記(1971年・1974年、芸術座) - 安岡信雄 役
- 春の坂道(1971年、帝国劇場) - 石船斎 役
- おたふく物語(1977年、芸術座) - 市兵衛 役
- しぐれ茶屋おりく(1980年、東京宝塚劇場) - 萩原春峰 役
- 女たちの忠臣蔵(1980年、帝国劇場) - 間喜兵衛 役
- アマデウス(1982年、サンシャイン劇場) - 宮廷楽長ボンノ 役
- 桜の園(1984年、帝国劇場) - フィルス 役
CM
編集吹き替え
編集文献
編集- 『俳優館 宮口精二<対談>』、白川書院、1976年
- 『俳優館 宮口精二対談集 ざっくばらんの劇界秘話』、大和山出版社、1983年
- 宮入弘光『役者という存在 宮口精二について』、軌跡社、1983年
脚注
編集- ^ 1955年増刊「日本映画大鑑・映画人篇」
- ^ a b c d e f 『日本映画俳優全集・男優編』、キネマ旬報社、1979年、p.575
- ^ 連載の対談は単行本化。最終号は「宮口精二追悼特集」
- ^ 宮口精二、新撰 芸能人物事典 明治〜平成、コトバンク、2015年9月20日閲覧
- ^ 「「七人の侍」いぶし銀の名演技、宮口精二さん死去」 読売新聞1985年4月13日夕刊11面
- ^ a b 東宝特撮映画全史 1983, pp. 536–537, 「主要特撮作品配役リスト」
- ^ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 91, 「『怪談』作品解説/俳優名鑑」
- ^ テレビ指定席 駅 - NHK名作選(動画・静止画) NHKアーカイブス
参考文献
編集- 『東宝特撮映画全史』監修 田中友幸、東宝出版事業室、1983年12月10日。ISBN 4-924609-00-5。
- 『東宝特撮映画大全集』執筆:元山掌 松野本和弘 浅井和康 鈴木宣孝 加藤まさし、ヴィレッジブックス、2012年9月28日。ISBN 978-4-86491-013-2。
外部リンク
編集- 宮口精二 - 日本映画データベース
- 宮口精二 - allcinema
- 宮口精二 - KINENOTE
- Seiji Miyaguchi - IMDb
- 宮口精二 - MOVIE WALKER PRESS
- 宮口精二 - テレビドラマデータベース
- 宮口精二 - NHK人物録