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屋市(あしやし)は、兵庫県南東部にある阪神南県民センター管轄区域。屋の「」は、正確には「戸」の部分が旧字(「」)。本項では市制前の名称である精道村(せいどうむら)についても述べる。

あしやし
芦屋市
芦屋川 芦屋市 谷崎潤一郎記念館 芦屋市立 美術博物館 ベルポート芦屋 旧山邑家住宅 芦屋市民センター エンバ 中国近代美術館
Flag of Ashiya, Hyogo.svg Emblem of Ashiya, Hyogo.svg
市旗
1964年11月3日制定
市章
1922年3月31日制定
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 兵庫県
団体コード 28206-5
法人番号 8000020282065
面積 18.47km2
(境界未定部分あり)
総人口 94,755[編集]
推計人口、2019年1月1日)
人口密度 5,130人/km2
隣接自治体 神戸市西宮市
市の木 クロマツ
市の花 コバノミツバツツジ
他のシンボル -
芦屋市役所
市長 山中健
所在地 659-8501
兵庫県屋市精道町7番6号
北緯34度43分37.2秒東経135度18分14.8秒座標: 北緯34度43分37.2秒 東経135度18分14.8秒
市庁舎位置

芦屋市役所
外部リンク 公式ウェブサイト

芦屋市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町

 表示 ウィキプロジェクト
屋市中心部周辺の空中写真。1985年撮影の6枚を合成作成。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

兵庫県内において、摂津国であった阪神間の神戸市寄りに位置し、固有の阪神間モダニズム文化に育まれた瀟洒な街並を擁する。市内北部、平田町や松浜町といった中部は高級住宅地として名高く、市内南部は谷崎潤一郎の小説『細雪』の舞台になったことでも知られる。北に六甲山地、南に大阪湾を臨んだ豊かな自然と、南に緩やかに傾斜する地形は、美しい景観と温暖な気候を形成する。国際観光文化都市に指定されている。

目次

地理編集

兵庫県で二番目に面積が小さな自治体である。

歴史編集

人口編集

平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、2.92%増の93,238人であり、増減率は県下41市町中3位、49行政区域中5位。

 
芦屋市と全国の年齢別人口分布(2005年) 芦屋市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 芦屋市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
芦屋市(に相当する地域)の人口の推移
 
総務省統計局 国勢調査より

高級住宅地としての編集

阪急屋川駅から徒歩圏内にある東山町、山手町、三条町といった大正期に開発された山の手地区は、いずれも摂津国であり屋川や六甲山に近く、大阪湾を見渡すことのできる好立地にある。南傾斜地に建つ家々は成熟した文化を感じさせ、屋を代表する風光明媚な街並みが広がる。

昭和初期、市東北部に開発された六麓荘町は、駅から遠い立地を逆手に、運転手を有する富裕層向けの豪邸用地として造成された。地形に配慮した広い舗装道路や電線類を地中化した街には、広大な庭やテニスコート、プールなどが配された豪邸が次々と建築され、高級住宅地としての屋の名を一気に全国区に押し上げた。六麓荘町、及び奥池南町では現在も厳しい建築協定のもと、街の景観が守られている。屋川沿いにあり、海に近く、松林が点在する平田町や、浜芦屋町、松浜町なども歴史のある高級住宅地として名高い。また、日本初の高級住宅街である大阪市の帝塚山も同様である。

戦後になると、上記の町に隣接する朝日ヶ丘町や岩園町、阪急線以南などで次々と宅地開発が行われ、住宅地としての屋の地位はさらに確立された。有料道路沿いにある奥池町や奥池南町は、通勤圏内にある別荘地として開発され、現在では(2016年)奥池町、奥池南町を併せて630世帯もの邸宅が建設され、関西の著名人たちも様々な邸宅を建設している。 昭和40年代には、朝日ヶ丘町周辺でマンション建設ラッシュが、昭和50年代には屋浜の埋め立て地に高層マンションが次々に建設され、若い世代の流入が促進された。

昭和後期の国鉄〜JR屋駅前の再開発に伴い、駅周辺の商業施設が以前よりも充実すると、屋のイメージも一新され、大原町を中心にJR線沿いに利便性の高い住宅が供給され始めた。JR以南の地域でも宅地化、マンション建設が進んだ。

1995年の阪神・淡路大震災では、主にJR以南の地域で多くの家屋が倒壊、街の風景が一変するが、倒壊により空き地が目立った一帯に徐々に新しい家々が建築されるようになり、震災の10年後には、ほぼ、街も以前の落ち着きを取り戻した。また、2003年に入ると、埋立地「潮屋」地区の開発が進み、ヨットハーバーや人工砂浜のほか、日本初の係留施設付き邸宅が分譲され、屋に新しい表情が生まれた。この新しい町は、広い歩道と車道があり、電線類を地中化している。

住宅地で相続の際に広大な屋敷が集合住宅に立て替えられたり、敷地が細分化される傾向により、かつての高級住宅地としての屋の景観が徐々に変わりつつことが懸念される中、住宅地の景観保全に向けて、2006年、市議会で「建築物の制限に関する条例改正案」が審議され、六麓荘町における400平方メートル未満の土地売買の禁止、高さ10メートル以上の建物新築の禁止、さらに敷地面積400平方メートル以上の土地にのみ戸建住宅の新築が許可されるといった、全国に先駆けたいわゆる「豪邸条例」が可決された。この条例は2007年2月から施行されている。芦屋市では、この六麓荘町と奥池南町のみが、「豪邸条例」が施行されている。また、奥池南町では、もっとも規制が緩い地域で、敷地面積が500平方メートル以上とされている。

2015年には、芦屋らしい景観を守るための「芦屋市屋外広告物条例」が市議会本会議で可決、成立し、2016年7月より施行された。この条例では、京都市と同様に屋上広告物、アドバルーンの禁止、点滅式照明の全面禁止などが盛り込まれており、住宅地で突き出し看板の面積を1平方メートル以下に定めた点など、全国でもっとも厳しい規制となっている。

行政編集

歴代市長

  1. 大利市右衛門(1941年1月31日 - 1945年1月30日
  2. 長岡喜十郎(1945年2月5日 - 1946年12月4日
  3. 杉岡藤右衛門(1947年4月5日 - 1948年8月15日
  4. 猿丸吉左衛門(1948年10月10日 - 1952年9月6日
  5. 内海清(1952年9月16日 - 1956年9月15日
  6. 内海清(1956年9月16日 - 1960年9月15日)
  7. 内海清(1960年9月16日 - 1964年9月15日)
  8. 渡辺万太郎(1964年9月16日 - 1968年9月15日)
  9. 渡辺万太郎(1968年9月16日 - 1972年9月15日)
  10. 渡辺万太郎(1972年9月16日 - 1975年3月31日
  11. 松永精一郎(1975年4月27日 - 1979年4月26日
  12. 松永精一郎(1979年4月27日 - 1983年4月26日)
  13. 松永精一郎(1983年4月27日 - 1987年4月26日)
  14. 山村康六(1987年4月27日 - 1991年4月26日)
  15. 北村春江(1991年4月27日 - 1995年6月10日
  16. 北村春江(1995年6月11日 - 1999年6月10日)
  17. 北村春江(1999年6月11日 - 2003年6月10日)
  18. 山中健(2003年6月11日 - 2007年6月10日)
  19. 山中健(2007年6月11日 - 2011年6月10日)
  20. 山中健(2011年6月11日 - 2015年6月10日)
  21. 山中健(2015年6月11日 - )

議会編集

芦屋市議会編集

  • 定数:21人
  • 任期:2015年6月11日 - 2019年6月10日[5]
  • 議長:中島健一(無会派)
  • 副議長:福井美奈子(あしや真政会)
会派名 議席数 議員名(◎は幹事長)
あしや真政会 6 ◎松木義昭、福井利道、長野良三、山田美智子、福井美奈子、重村啓二郎
公明党 3 ◎帰山和也、徳田直彦、田原俊彦
日本共産党芦屋市議会議員団 3 ◎森静、平野貞雄、広瀬久美子
日本維新の会芦屋市議会議員団 2 ◎大原裕貴、寺前尊文
会派に属さない議員 4 伊藤舞、長谷基弘、前田辰一、中島健一
計(欠員3) 18

兵庫県議会編集

  • 選挙区:芦屋市選挙区
  • 定数:1人
  • 任期:2019年6月11日 - 2023年4月29日[6]
  • 投票日:2019年4月7日
  • 当日有権者数:78,341人
  • 投票率:37.09%
候補者名 当落 年齢 党派名 新旧別 得票数
中島香織 51 無所属 15,440票
岩岡良典 31 自由民主党 12,795票

姉妹都市・提携都市編集

地域編集

教育編集

放送編集

隣接している自治体・行政区編集

大阪市への通勤率は26.8%、神戸市への通勤率は21.6%である(いずれも平成22年国勢調査)。

金融編集

指定金融機関:三井住友銀行三菱UFJ銀行 2行による輪番制

鉄道編集

道路編集

路線バス編集

海の駅編集

空港編集

近隣の伊丹市には大阪国際空港が設置されている。芦屋市は空港地元自治体の連合である大阪国際空港周辺都市対策協議会(10市協)の一員である。このほか、神戸市にも神戸空港が設置されており、大阪(伊丹)と神戸どちらの空港へも近い。

文化財・文化施設編集

 
旧 山邑太佐衛門邸 (現・ヨドコウ迎賓館)
 
屋市谷崎潤一郎記念館
 
屋市立美術博物館
 
屋市立図書館
 
明治神宮に於いて奉納土俵入りを行った稀勢の里

主な屋市出身者編集

著名な居住者編集

屋市が登場する作品編集

屋市は明治期から昭和期にかけての阪神間モダニズムの影響を受けている関係で、多くの作品で舞台となった。

アニメーション編集

脚注編集

関連項目編集

外部リンク編集