伊達市 (北海道)

日本の北海道の市

伊達市(だてし)は、北海道道央地方南部に位置し、胆振総合振興局西いぶり地域に属する。市名は、明治時代初期に東北地方から入植した亘理伊達氏が開拓したことに由来する。

だてし ウィキデータを編集
伊達市
Kitakogane.jpg
Flag of Date, Hokkaido.svg Emblem of Date, Hokkaido.svg
伊達市旗 伊達市章[1]
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道胆振総合振興局
市町村コード 01233-5
法人番号 4000020012335 ウィキデータを編集
面積 444.21km2
(境界未定部分あり)
総人口 32,469[編集]
住民基本台帳人口、2022年10月31日)
人口密度 73.1人/km2
隣接自治体 胆振総合振興局:室蘭市登別市白老郡白老町虻田郡洞爺湖町有珠郡壮瞥町
後志総合振興局:虻田郡喜茂別町留寿都村
石狩振興局札幌市千歳市
市の木 エゾヤマザクラ
市の花 ツツジ
伊達市役所
市長 菊谷秀吉
所在地 052-0024
北海道伊達市鹿島町20-1
北緯42度28分19秒 東経140度51分53秒 / 北緯42.47189度 東経140.86469度 / 42.47189; 140.86469 (伊達市)座標: 北緯42度28分19秒 東経140度51分53秒 / 北緯42.47189度 東経140.86469度 / 42.47189; 140.86469 (伊達市)
Date City Hall.jpg
市庁舎位置
外部リンク 公式ウェブサイト

日本地域区画地図補助 01570.svg

伊達市 (北海道)位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

特記事項 2006年(平成18年)1月1日、福島県に同名の伊達市が生まれた。
2013年(平成25年)の時点で、日本の同名市は他に府中市があるのみ。
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概要編集

史跡、温泉があり、自然も豊かである。内浦湾(噴火湾)の北東岸に位置し、伊達市噴火湾文化研究所が設置されている[2]北黄金貝塚など縄文時代から人が暮らしたことを示す遺跡があり、アイヌ集落(コタン)が多く形成された[3]

2005年(平成17年)3月に合併特例法に基づく市町村合併で、大滝村合併した[4]。世は平成の大合併の時期であり、当初は隣接する壮瞥町も含む1市1町1村で合併協議会を開催していたが、2004年(平成16年)12月に解散。1市1村(伊達市・大滝村)で協議会を再開しての合併であった。そのため、市域が壮瞥町を挟んで分かれている(飛び地合併)。

旧大滝村(現・大滝区)は青森県出身の永井五郎兵衛が優徳に住み着いたことが村の始まりとなり[4]橋口文蔵により開拓された(1950年(昭和25年)までは徳舜瞥村(とくしゅんべつ)という名前であった)。林業キノコ栽培観光業が主な産業となっている。

地名の由来編集

伊達邦成明治政府より有珠郡支配を命じられて開拓役所と支配所を設置し、宮城県より亘理伊達氏仙台藩主伊達氏分家)が集団移住をしてきたことが当市の礎となっている[4]。北海道の自治体名はアイヌ語が語源となっているものが多いが、本市の市名は「伊達氏」に由来している(同名の福島県伊達市は「伊達氏」の発祥の地である)。農業水産業福祉関連の仕事が主な産業となっている。また、北海道唯一の生産地となっており、市内には藍染め工房がある。

地理編集

沿岸部は内浦湾(噴火湾)に面している。旧伊達市域と旧大滝村域(大滝区)は飛び地になっており、大滝区の面積のみで旧伊達市の面積を上回る。市域の一部は支笏洞爺国立公園となっており[5]、市域のすべてが「洞爺湖有珠山ジオパーク」(日本ジオパーク・世界ジオパーク認定)になっている[6]有珠山は「日本の地質百選」に選ばれている[7]

地形編集

山地編集

主な山

河川編集

主な川

海岸編集

主な
  • アルトリ岬

気候編集

道内では比較的温暖な気候となっている。積雪も少なく「北の湘南」と呼ばれているが[8]、内陸部の大滝区は「特別豪雪地帯」であり[9]、1月の平均気温が-7.2と地域差が大きくなっている。

伊達(2008年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 8.4
(47.1)
11.5
(52.7)
15.9
(60.6)
21.9
(71.4)
29.4
(84.9)
28.9
(84)
31.1
(88)
32.6
(90.7)
32.6
(90.7)
25.6
(78.1)
19.9
(67.8)
14.6
(58.3)
32.6
(90.7)
平均最高気温 °C°F 0.1
(32.2)
0.9
(33.6)
5.3
(41.5)
10.8
(51.4)
16.2
(61.2)
19.8
(67.6)
23.8
(74.8)
25.4
(77.7)
22.8
(73)
16.4
(61.5)
9.2
(48.6)
2.7
(36.9)
12.8
(55)
日平均気温 °C°F −2.9
(26.8)
−2.6
(27.3)
1.4
(34.5)
6.2
(43.2)
11.6
(52.9)
15.9
(60.6)
20.3
(68.5)
21.7
(71.1)
18.5
(65.3)
11.9
(53.4)
5.4
(41.7)
−0.3
(31.5)
8.9
(48)
平均最低気温 °C°F −6.8
(19.8)
−6.8
(19.8)
−2.8
(27)
1.2
(34.2)
7.1
(44.8)
12.4
(54.3)
17.3
(63.1)
18.4
(65.1)
14.1
(57.4)
7.1
(44.8)
1.3
(34.3)
−3.9
(25)
4.9
(40.8)
最低気温記録 °C°F −16.7
(1.9)
−15.6
(3.9)
−11.5
(11.3)
−5.1
(22.8)
0.4
(32.7)
5.1
(41.2)
9.9
(49.8)
9.6
(49.3)
4.3
(39.7)
−2.3
(27.9)
−8.0
(17.6)
−14.2
(6.4)
−16.7
(1.9)
降水量 mm (inch) 19.2
(0.756)
17.7
(0.697)
36.6
(1.441)
60.1
(2.366)
63.1
(2.484)
66.2
(2.606)
97.7
(3.846)
118.6
(4.669)
97.6
(3.843)
77.6
(3.055)
70.2
(2.764)
44.7
(1.76)
769.3
(30.287)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 6.0 5.4 7.1 8.3 7.6 7.4 8.5 9.4 9.1 10.6 10.2 8.7 98.2
平均月間日照時間 104.1 124.2 175.4 194.7 203.1 164.0 145.5 160.6 180.3 158.4 104.9 84.8 1,799.9
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[10]
大滝(1991年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 5.7
(42.3)
10.9
(51.6)
14.3
(57.7)
23.0
(73.4)
29.9
(85.8)
32.5
(90.5)
32.4
(90.3)
33.0
(91.4)
30.3
(86.5)
26.1
(79)
18.1
(64.6)
10.9
(51.6)
33.0
(91.4)
平均最高気温 °C°F −3.1
(26.4)
−2.1
(28.2)
2.0
(35.6)
8.8
(47.8)
16.1
(61)
20.2
(68.4)
23.4
(74.1)
24.2
(75.6)
20.4
(68.7)
13.7
(56.7)
5.8
(42.4)
−1.1
(30)
10.7
(51.3)
日平均気温 °C°F −7.2
(19)
−6.6
(20.1)
−2.7
(27.1)
3.3
(37.9)
9.6
(49.3)
14.3
(57.7)
18.2
(64.8)
19.1
(66.4)
14.6
(58.3)
7.8
(46)
1.3
(34.3)
−4.8
(23.4)
5.6
(42.1)
平均最低気温 °C°F −12.2
(10)
−12.3
(9.9)
−8.1
(17.4)
−1.9
(28.6)
3.5
(38.3)
9.0
(48.2)
14.0
(57.2)
14.7
(58.5)
9.3
(48.7)
2.3
(36.1)
−3.1
(26.4)
−9.2
(15.4)
0.5
(32.9)
最低気温記録 °C°F −24.9
(−12.8)
−24.7
(−12.5)
−21.4
(−6.5)
−16.3
(2.7)
−4.0
(24.8)
−1.4
(29.5)
2.4
(36.3)
4.8
(40.6)
−0.6
(30.9)
−5.9
(21.4)
−15.7
(3.7)
−22.0
(−7.6)
−24.9
(−12.8)
降水量 mm (inch) 100.6
(3.961)
84.9
(3.343)
96.1
(3.783)
100.7
(3.965)
123.9
(4.878)
81.3
(3.201)
137.4
(5.409)
187.0
(7.362)
178.6
(7.031)
152.8
(6.016)
147.0
(5.787)
122.0
(4.803)
1,513.7
(59.594)
降雪量 cm (inch) 188
(74)
160
(63)
147
(57.9)
56
(22)
1
(0.4)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
4
(1.6)
70
(27.6)
188
(74)
813
(320.1)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 19.6 17.7 17.3 13.3 12.4 10.6 11.4 11.9 12.8 14.9 17.5 20.8 179.7
平均月間日照時間 44.1 59.4 100.6 160.2 190.7 168.0 137.1 139.6 142.4 126.1 72.3 39.8 1,378.2
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[11]

人口編集

 
伊達市と全国の年齢別人口分布(2005年) 伊達市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 伊達市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

伊達市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

消滅集落編集

2015年国勢調査によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[12]

  • 伊達市 - 清原町、清陵町、大平町

隣接する自治体・行政区編集

胆振総合振興局
後志総合振興局
石狩振興局

歴史編集

「伊達市の沿革」「だてのあゆみ」参照[13][14]

沿革編集

政治編集

行政編集

 
伊達市役所第2庁舎・伊達市保健センター(2018年8月)

歴代首長編集

氏名 就任 退任 備考
伊達村長(官選)
1 山田致人 1900年(明治33年)10月18日 1901年(明治34年)9月
2 星源左衛門 1901年(明治34年)9月6日 1902年(明治35年)3月22日
3 安住元思郎 1902年(明治35年)4月16日 1904年(明治37年)2月21日
4 手代木茂篤 1904年(明治37年)5月16日 1908年(明治41年)5月11日
5 遊佐高開 1908年(明治41年)6月19日 1920年(大正9年)10月9日
6 川口敏澄 1921年(大正10年)2月19日 1922年(大正11年)12月14日
7 斎藤直衛 1923年(大正12年)1月25日 1925年(大正14年)7月31日
伊達町長(官選)
1 斎藤直衛 1925年(大正14年)8月1日 1930年(昭和5年)7月24日
2 黒田晏 1930年(昭和5年)12月10日 1934年(昭和9年)12月9日
3 岡田三治 1935年(昭和10年)1月15日 1942年(昭和17年)12月26日
4 伊達廉夫 1943年(昭和18年)2月19日 1946年(昭和21年)5月27日
伊達町長(公選)
5 岡蕃 1946年(昭和21年)7月4日 1963年(昭和38年)4月30日
6 斎藤一也 1963年(昭和38年)5月1日 1972年(昭和47年)3月31日
伊達市長(公選)
1 斎藤一也 1972年(昭和47年)4月1日 1975年(昭和50年)4月30日
2 横山勉 1975年(昭和50年)5月1日 1983年(昭和58年)4月30日
3 増岡正三 1983年(昭和58年)5月1日 1987年(昭和62年)4月30日
4 阿部政康 1987年(昭和62年)5月1日 1999年(平成11年)4月30日
5 菊谷秀吉 1999年(平成11年)5月1日 現職

役所編集

  • 伊達市役所
    • 大滝総合支所

環境・福祉編集

環境・福祉の取組み

住民による環境権訴訟としては日本国内初の伊達火力発電所建設差止請求訴訟(伊達環境権訴訟)や日本国内の市としては初のゴミ収集有料化を実施したことなどから、環境への取り組みに積極的かつ優れている市として知られている。伊達市環境基本条例に基づく伊達市環境市民会議では、公募者を全員採用した(市民参加型の地方行政モデル)。また、高齢者や障害者を積極的に受け入れて新しい福祉の考え方を模索・実践している。2005年(平成17年)、小泉内閣の推進する構造改革の一環である民間都市再生事業計画認定制度の都市再生モデルとして高齢者安心生活まちづくり(ウェルシーランド構想)が紹介された[22]。2007年(平成19年に「地域づくり総務大臣表彰」受賞[23]

環境への取り組み事例
  • 1972年昭和47年):伊達火力発電所建設差止請求訴訟、提訴。北海道電力と公害防止協定締結。
  • 1975年(昭和50年):「悪臭防止地域」指定。
  • 1976年(昭和51年):志村化工と公害防止協定締結(1982年(昭和57年)操業停止)。
  • 1980年(昭和55年):伊達火力発電所建設差止請求訴訟、原告側敗訴。
  • 1989年平成元年):ゴミの有料化開始。
  • 1999年(平成11年):伊達市環境基本条例施行。
  • 2004年(平成16年):伊達市環境美化条例施行。
  • 2007年(平成19年):伊達市木質ペレット製造施設完成。
  • 2012年(平成24年):資源エネルギー庁による次世代エネルギーパーク認定[15][16]
伊達ウェルシーランド構想の主な事業
  • 伊達版安心ハウス
  • 伊達版優良田園住宅(田園せきない)
  • 伊達版ライフモビリティサービス(愛のりタクシー)
  • 心の伊達市民
  • 地域の情報発信(地域情報センター)
  • 住宅の流通促進
  • 移住・定住促進事業

市民憲章・市歌・市民音頭編集

市民憲章

わたしたちは、先人の築いた遺産と伝統を受け継ぎ、悠久の大地と豊かな自然の中で、たゆみなく歩みつづける伊達市民です。ここに、市民であることに誇りと責任を持ち、互いの幸せと限りない発展を願い、市民憲章を定めます。

1 自然を大切にし、よりよい環境のまちにします。
1 歴史と文化に学び、誇りの持てるまちにします。
1 きまりを守り、たがいに助け合うまちにします。
1 若い力を育て、夢と希望のあふれるまちにします。
1 人々の交流を深め、未来にはばたくまちにします。
— 平成18年3月1日制定[24]

市歌・市民音頭

  • 1968年(昭和43年)10月に開基100周年を記念し「伊達町民の歌」として町民歌と町民音頭を制定した。町民音頭は市制施行後に代替わりしているが、町民歌は旧町の法人格とともに市へ引き継がれ存続している。
  • 若いふるさと』(作詞:太田武彦 作曲:山本丈晴 編曲:伊藤裕春)[25]
  • 『伊達町音頭』(作詞:足立花矢 作曲:山本丈晴 編曲:伊藤裕春)[25]
    • 旧町民音頭。町民歌と同時に制定されたが、市制施行後は『伊達音頭』に代替わりしている[26]
  • 『伊達音頭』(作詞:前川恒慶 作曲:市川昭介

議会編集

市議会編集

「伊達市議会」参照[27]議員定数

  • 18人

委員会

  • 常任委員会
    • 総務文教常任委員会
    • 産業民生常任委員会
    • 予算決算常任委員会
  • 議会運営委員会
  • 特別委員会
  • 広報編集委員会

国家機関編集

農林水産省編集

林野庁

厚生労働省編集

裁判所編集

道の機関編集

独立行政法人・特殊法人等編集

独立行政法人
公益社団法人
  • 北海道栽培漁業振興公社伊達事業所[30]

施設編集

警察編集

本部
警察署

消防編集

本部
消防署
  • 伊達消防署
    • 大滝出張所、有珠分遣所、黄金分遣所

医療編集

主な病院

福祉施設編集

  • 障がい者支援施設 福祉型障がい児入所施設 太陽の園[31]
  • 地域生活支援施設 だて地域生活支援センター[32]
  • 胆振圏域障がい者総合相談支援センター るぴなす[33]
  • 伊達市障がい者総合相談支援センター あい[34]

郵便局編集

主な郵便局
  • 伊達郵便局集配局):中心部・長和・稀府・黄金地区
    • 伊達長和郵便局、伊達駅前郵便局、伊達末永郵便局、黄金郵便局
  • 有珠郵便局(集配局):有珠地区
  • 大滝郵便局(集配局):大滝地区(愛地町・清原町地区は喜茂別郵便局(喜茂別町)が集配エリア)

公共施設編集

  • だて歴史の杜カルチャーセンター
  • だて歴史文化ミュージアム
    • 体験学習館
    • 宮尾登美子記念アートホール
  • 伊達市立図書館
  • だて歴史の杜食育センター
  • 伊達市アートビレッジ文化館
  • 伊達市噴火湾文化研究所[35]
  • 伊達市保健センター
  • 伊達市市民活動センター
  • 伊達市社会福祉協議会
  • 伊達市養護老人ホーム 潮香園
  • 伊達市地域包括支援センター
  • 伊達終末処理場
  • 伊達市火葬場
  • 伊達市大滝火葬場
  • 伊達市木質ペレット製造施設
  • 伊達市堆肥センター
  • 大滝有機物再資源化センター

運動施設編集

対外関係編集

姉妹都市・提携都市編集

海外編集

姉妹都市
提携都市

国内編集

姉妹都市
提携都市

経済編集

伊達市の産業別就業者数は平成22年国勢調査によると第一次産業の割合が10.6 %、第二次産業の割合が18.9 %、第三次産業の割合が70.5 %になっており[36]、第一次産業の比率が比較的高くなっている[36]

伊達市では市内で産出される資源を地域おこしに結びつける「伊達ウェルシーフード構想」を策定しており[37]、農業、水産業、畜産業のみならず、加工業、小売業、飲食業の事業者や消費者である市民が一体となり、地域ブランドの確立や地産地消の推進など食に関わる取り組みを行っている[36]

協同組合編集

第一次産業編集

農業編集

明治初期から西洋式農法などの新しい知識や新しい作物・技術を積極的に導入したことから、北海道農業の発祥地のひとつに数えられる。この地域の農業は、稲作畑作に観賞用の草花を栽培する花卉を加えた耕種部門と、酪農に肉牛・豚・鶏などの飼育・生産を合わせた酪農畜産部門に大きく分けることができる[40]。 伊達地域において温暖な気候のもとで多品種の野菜を生産しており、伊達野菜[41]として札幌都市圏などへ出荷している[42]ほか、伊達市観光物産館で地元消費者や旅行者に販売している。北海道としては雪が少ないほか、ハウス栽培も使い、市内で生産する野菜は100種類を超える[43]

大滝区では山岳丘陵地の畜産とわずかな平坦地において根菜などの寒冷地作物の栽培が中心になっている[42]。 また、近年はアロニアの栽培にも取り組んでいる[42]

林業編集

林業は、間伐で不要になった木材(カラマツ)を原料とした「木質ペレット」の生産を行っている[44]

水産業編集

水産業は、内浦湾(噴火湾)養殖漁業の要所としてホタテガイなどの貝類を主体とした養殖業が盛んであるほか[45]、「さけ・ますふ化場」を設置してサケの安定的な回帰を図っている[45]。 また、北海道栽培漁業振興公社伊達事業所ではマツカワの種苗を放流している[45]

第二次産業編集

工業編集

工業団地は「松ヶ枝地区中小企業団地」と「伊達長和工業団地」がある[46][47]

第三次産業編集

商業編集

商業は、網代町や市役所通りを中心に商店街を形成しているほか、国道37号沿いを中心に路面店がある[48]

スーパーマーケット

観光業編集

観光は、伊達地域には有珠善光寺や史跡北黄金貝塚公園などの歴史探勝地があるほか、伊達市観光物産館(道の駅だて歴史の杜)は農産物など地場産品の販売や観光情報を発信する拠点になっている[49]。大滝区は国民保養温泉地に指定されている北湯沢温泉をはじめ、ホロホロ山自然休養林や三階滝公園(三階滝)があり[49]、変化に富んだ丘陵ノルディックウォーキングクロスカントリースキーのコースになっている[49]

物流編集

伊達市に拠点を置く主な企業編集

50音順

金融機関編集

情報・通信編集

マスメディア編集

新聞社編集

放送局編集

テレビ
ラジオ

生活基盤編集

ライフライン編集

電力編集

教育編集

専修学校編集

高等学校編集

道立

中学校編集

市立
  • 伊達市立伊達中学校[58]
  • 伊達市立光陵中学校[58]

小学校編集

市立
  • 伊達市立伊達小学校[58]
  • 伊達市立伊達西小学校[58]
  • 伊達市立有珠小学校[58]
  • 伊達市立長和小学校[58]
  • 伊達市立稀府小学校[58](2022年3月閉校)
  • 伊達市立関内小学校[58]
  • 伊達市立東小学校[58]

義務教育学校編集

市立

小中学校編集

市立

特別支援学校編集

  • 北海道伊達高等養護学校[59]

幼児教育編集

認定こども園編集

保育所編集

認可保育所
  • ひまわり保育所(市立)[61]
  • くるみ保育所(市立)[61]
  • 大滝保育所(市立)[61]
  • 伊達保育所[61]
  • うす保育所[61]
  • ふたば保育所[61]
  • 虹の橋保育園[61]
  • つつじ保育所[61]
企業主導型保育所
  • あんあん保育園ソラニワルーム
認可外保育所
  • 伊達赤十字病院院内保育所[61]

幼稚園編集

交通編集

 
伊達紋別駅(2018年10月)
 
有珠山SA上り線(函館方向)(2015年10月)
 
伊達IC - 虻田洞爺湖IC間にある高速道路陸上橋としては日本一(1,770 m)の長流川橋(2012年7月)

鉄道編集

市の中心となる駅は伊達紋別駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)

廃線となった鉄道編集

バス編集

かつてはJR北海道バスが市内・近郊路線を運行しており、伊達自動車営業所があった。1996年(平成8年)に撤退し、全便を道南バスに移管した。

路線バス編集

  • 道南バス(伊達営業所を設置)
    • 伊達市内線
    • 郊外線(室蘭、洞爺湖温泉、豊浦、倶知安方面)
    • 都市間高速バス(札幌方面)

タクシー編集

小型車初乗り運賃は550円。中型車初乗り運賃は570円(距離制)[63]

  • 伊達ハイヤー
  • 光星タクシー
  • 道南ハイヤー
  • 毛利ハイヤー

道路編集

高速道路編集

国道編集

道道編集

道の駅編集

観光編集

文化財編集

「伊達市内の指定文化財」参照[64]

国指定編集

道指定編集

市指定

観光スポット編集

温泉編集

ゴルフ場編集

  • 伊達カントリー倶楽部

レジャー編集

  • アルトリ岬キャンプ場
  • 有珠海水浴場・キャンプ場
  • ポロノット森林公園
  • 優徳農村公園
  • 徳舜瞥山登山口・キャンプ場
  • マリンアスレチック アトゥイ

文化・名物編集

祭事・催事編集

  • おおたき国際スキーマラソン(2月)
  • 春一番伊達ハーフマラソン(4月)[71]
  • 有珠磯まつり(7月)
  • おおたき国際ノルディックウォーキング(7月)
    • 日本国内初の国際ノルディックウォーキング協会公認コース
  • 伊達武者まつり(8月)[72]
  • だて噴火湾縄文まつり(9月)
  • だて物産まつり(10月)

名産・特産編集

出身関連著名人編集

50音順

出身著名人編集

ゆかりのある人物編集

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ 小学館辞典編集部 編 『『図典 日本の市町村章』』小学館、2007年。ISBN 4-09-526311-3 
  2. ^ 伊達市噴火湾文化研究所とは(2019年4月8日閲覧)
  3. ^ まちの歴史 伊達市(2019年4月8日閲覧)
  4. ^ a b c d e f g h i j 北海道伊達市の紹介”. 北海道伊達市. 2015年5月9日閲覧。
  5. ^ 支笏洞爺国立公園”. 北海道地方環境事務所. 環境省. 2015年5月9日閲覧。
  6. ^ 洞爺湖 有珠山 ジオパーク”. 洞爺湖有珠山ジオパーク. 2014年9月5日閲覧。
  7. ^ 日本の地質百選”. 地質情報ポータルサイト. 全国地質調査業協会連合会・地質情報整備活用機構. 2014年9月5日閲覧。
  8. ^ 昭和62年に伊達青年会議所理事会において名づけられた。
  9. ^ 地図 北海道”. 全国積雪寒冷地帯振興協議会. 2014年9月4日閲覧。
  10. ^ 伊達 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2022年7月29日閲覧。
  11. ^ 大滝 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2022年7月29日閲覧。
  12. ^ 総務省統計局統計調査部国勢統計課 (2017-01-27) (CSV). 平成27年国勢調査小地域集計01北海道《年齢(5歳階級),男女別人口,総年齢及び平均年齢(外国人-特掲)-町丁・字等》 (Report). 総務省. https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files/data?fileid=000007841019&rcount=1 2017年5月20日閲覧。. ※条町区分地の一部に0人の地域がある場合でも他の同一区分地で人口がある場合は除いた。
  13. ^ 伊達市の沿革 (PDF)”. 北海道伊達市 (2015年3月). 2015年10月21日閲覧。
  14. ^ 市勢要覧 愛City だて 2009, pp. 25–26.
  15. ^ a b 伊達市次世代エネルギーパーク”. なっとく!再生可能エネルギー. 資源エネルギー庁. 2015年10月22日閲覧。
  16. ^ a b 伊達市次世代エネルギーパーク”. 北海道伊達市. 2015年10月22日閲覧。
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  18. ^ “伊達・観光物産館の増築ほぼ終了、1日オープン”. 室蘭民報 (室蘭民報社). (2014年3月26日). http://www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2014/03/26/20140326m_06.html 2016年8月8日閲覧。 
  19. ^ “伊達・温水プールとトレーニング室、来月1日オープン”. 室蘭民報 (室蘭民報社). (2014年3月5日). http://www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2014/03/05/20140305m_06.html 2016年7月11日閲覧。 
  20. ^ a b “胆振西部4市町放送エリアの「ワイラジオ開局」”. 室蘭民報 (室蘭民報社). (2015年5月1日). http://www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2015/05/01/20150501m_07.html 2016年8月8日閲覧。 
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  22. ^ 伊達ウェルシーランド構想”. 北海道伊達市. 2014年5月11日閲覧。
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  24. ^ 伊達市民憲章”. 北海道伊達市. 2015年10月21日閲覧。
  25. ^ a b 伊達町企画広報課 編『伊達町勢要覧』(伊達町役場、1969年),p41
  26. ^ a b “「伊達音頭」CD化へ向け、ビデオや写真撮り行う”. 室蘭民報 (室蘭民報社). (2007年9月18日). http://www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2007/09/18/20070918m_06.html 2017年5月31日閲覧。 
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  28. ^ 後志・胆振の国有林へようこそ (PDF)”. 後志森林管理署. 北海道森林管理局 (2015年). 2015年10月21日閲覧。
  29. ^ 鉱害防止支援・地熱開発事務所”. 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC). 2016年8月8日閲覧。
  30. ^ 北海道栽培漁業振興公社”. 2017年9月28日閲覧。
  31. ^ 太陽の園”. 北海道社会福祉事業団. 2014年5月11日閲覧。
  32. ^ だて地域生活支援センター”. 北海道社会福祉事業団. 2014年5月11日閲覧。
  33. ^ るぴなす”. 北海道社会福祉事業団. 2014年5月11日閲覧。
  34. ^ あい”. 北海道社会福祉事業団. 2014年5月11日閲覧。
  35. ^ 伊達市噴火湾文化研究所”. 北海道伊達市. 2016年8月8日閲覧。
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  50. ^ 伊達(だて)ウインドファームの竣工について”. ユーラスエナジーホールディングス. 2014年5月12日閲覧。
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  54. ^ “伊達で日弘ヒーティングがメガソーラー竣工式”. 室蘭民報 (室蘭民報社). (2017年8月11日). http://www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2017/08/11/20170811m_07.html 2017年9月27日閲覧。 
  55. ^ 伊達赤十字看護専門学校”. 2014年5月11日閲覧。
  56. ^ 北海道伊達緑丘高等学校”. 2014年5月11日閲覧。
  57. ^ 伊達高と伊達緑丘高を統合して開校する新設校”. 2020年10月7日閲覧。
  58. ^ a b c d e f g h i j k 小・中学校”. 伊達市教育委員会. 2019年3月29日閲覧。
  59. ^ 北海道伊達高等養護学校”. 2014年5月11日閲覧。
  60. ^ 伊達育英学園 けいおう ようちえん”. 2014年5月13日閲覧。
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  62. ^ 伊達幼稚園ホームページ”. 2014年5月13日閲覧。
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  65. ^ 善光寺跡 - 文化遺産オンライン文化庁
  66. ^ 北黄金貝塚 - 文化遺産オンライン文化庁
  67. ^ 旧三戸部家住宅 - 文化遺産オンライン文化庁
  68. ^ 北海道有珠モシリ遺跡出土品 - 文化遺産オンライン文化庁)・北海道有珠モシリ遺跡出土品(伊達市所有分) - 文化遺産オンライン文化庁
  69. ^ 蝦夷三官寺善光寺関係資料 - 文化遺産オンライン文化庁
  70. ^ 国民保養温泉地一覧 (PDF)”. 環境省. 2014年9月5日閲覧。
  71. ^ 北海道伊達市ハーフマラソンのホームページ”. 2014年5月10日閲覧。
  72. ^ 伊達武者まつり公式ホームページ”. 2015年5月7日閲覧。
  73. ^ 北海道伊達市『広報だて』”. 2018年12月27日閲覧。

参考資料編集

関連項目編集

外部リンク編集

行政

産業

観光

地域情報