坂井市

日本の福井県の市

坂井市(さかいし)は、福井県の北部に位置するである。

さかいし ウィキデータを編集
坂井市
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東尋坊
市庁舎位置
坂井市旗 坂井市章
坂井市旗 坂井市章
日本の旗 日本
地方 中部地方北陸地方
都道府県 福井県
市町村コード 18210-9
法人番号 8000020182109 ウィキデータを編集
面積 209.67km2
総人口 87,080[編集]
推計人口、2022年11月1日)
人口密度 415人/km2
隣接自治体 福井市あわら市勝山市吉田郡永平寺町
石川県加賀市
市の木 サクラ
市の花 ユリ
市の鳥 カモメ
坂井市役所
市長 池田禎孝
所在地 919-0592
福井県坂井市坂井町下新庄第1号1番地
北緯36度10分01秒 東経136度13分53秒 / 北緯36.16694度 東経136.23144度 / 36.16694; 136.23144座標: 北緯36度10分01秒 東経136度13分53秒 / 北緯36.16694度 東経136.23144度 / 36.16694; 136.23144
坂井市役所
外部リンク 公式ウェブサイト

坂井市位置図

― 市 / ― 町・村

特記事項 坂井市の地域自治区
(2006年3月20日合併前の旧町境界と同じ)
1.三国町, 2.丸岡町, 3.春江町, 4.坂井町
1.三国町, 2.丸岡町, 3.春江町, 4.坂井町
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概要編集

 
2011年「台風12号」接近中の重要文化財三国港の突堤

名勝東尋坊や古城丸岡城など、全国的に知られる観光地を擁していることが特徴である。

ほぼ全域が日本海に注ぐ九頭竜川水系の流域。旧三国町にある河口付近より北は東尋坊の断崖をはじめ岩場が多く、その東側は加越台地、河口付近の南は砂地の三里浜。旧丸岡町の東部には標高1000m程度の山岳地があるが、その他大半の部分は福井平野で占められる。
三国港突堤は、お雇い外国人ジョージ・アーノルド・エッセルにより、オランダの工法を用いた国内最初の港湾施設(エッセル堤)で、国の重要文化財である。

地理編集

地形編集

気候編集

旧三国町は日本海に面し、暖流(対馬海流)の影響で雪が非常に少ない。一方。内陸にある坂井市の中心部である旧丸岡町は積雪量が多くなる。

人口編集

 
坂井市と全国の年齢別人口分布(2005年) 坂井市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 坂井市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

坂井市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

健康編集

  • 平均年齢 42.8歳(2005年国勢調査、旧坂井郡の値)
※福井県の現行市町では最も若く、調査時の市町村においても旧春江町が最低、旧丸岡町が旧吉田郡松岡町(現・永平寺町)と並び次点であった。

隣接自治体編集

福井県
石川県

歴史編集

古代編集

古墳時代

継体天皇が即位前に住んでいたといわれる。旧丸岡町内の女形谷(おながたに)の地名はこの即位により「御名が谷」と呼ばれるようになったものが変化したとされている。

近世編集

江戸時代

江戸時代には多くが丸岡藩領であった。三国は北前船の寄港地として栄えた。

近代編集

明治時代
大正時代
  • 1913年大正2年) - 三国港の機船底曳網漁業始まる。
  • 1919年(大正8年) - 竹田村(後に丸岡町の一部)に電灯がつく。

近現代編集

昭和時代

現代編集

平成時代

政治編集

行政編集

市長編集

  • 市長:池田禎孝(前福井県農林水産部長) - 1期目、任期満了2026年4月22日[1]
歴代市長
  • 市長職務執行者 伊藤平一郎(旧坂井町長) - 2006年3月20日 - 2006年4月22日
  • 初代 坂本憲男(旧三国町長) - 2006年4月23日 - 2022年4月22日 4期(任期満了)

役所編集

市役所

現在の市役所は旧坂井町役場を使用しているが、本庁舎周辺の施設が分散されていることと市役所の老朽化に伴い[2]、各施設を統合して本庁舎南側に増築棟を建設するものである[3]2019年(平成31年)4月19日に事業着手し[4]、増築棟完成後に現在の本庁舎の改修も行われる。全体の整備は2021年令和3年)3月末で終了する予定となっている。

合併前の各町域を管轄する地域自治区ごとに区長(市長が任命する特別職)が支所(旧総合支所、いずれも旧町役場)に配置され、区長はその長となる。2008年6月区長制度を廃止。

支所
  • 坂井市役所・坂井支所:坂井町下新庄第1号1番地
  • 三国支所:三国町中央一丁目5番1号 坂井市みくに市民センター内(2017年10月、旧町役場庁舎より敷地内新築移転)
  • 丸岡支所:丸岡町西里丸岡第12号21番地1
  • 春江支所:春江町随応寺第17号10番地
    坂井町に限り、他町では各支所にて行っている事務の一部(税務、農林水産商工業)を、坂井支所に隣接する市役所本庁舎の課で取り扱っている。

議会編集

市議会編集

  • 坂井市議会:定数26

県議会編集

坂井市から選出される福井県議会議員の定数は4議席である。現任期の満了日は、2023年(令和5年)春である。

国会編集

衆議院

坂井市は、福井市大野市勝山市あわら市吉田郡永平寺町と構成される福井県第1区が選挙区となる。 なお、当選挙区の衆議院選挙比例代表区選出議員については、比例北陸信越ブロックを参照のこと。

参議院

坂井市は、参議院・北陸信越ブロックに属する。福井県選挙区参議院一人区の1つ。

市町村合併編集

坂井郡一市構想編集

2002年(平成14年)1月23日、坂井郡6町の総務課長で構成する「坂井郡合併検討委員会」を設置し、同時に南部3町(丸岡町・春江町・坂井町)と北部3町(三国町・芦原町金津町)による部会を併せて、それぞれ設置した。その後、坂井郡6町による任意の合併協議会の設立が提案されるも、同年7月10日に協議会の設立を断念した。しかし南部と北部の3町ずつを基本とした合併の枠組みは維持し、引き続き検討を行った。

北部3町では2002年(平成14年)7月31日に三国町、芦原町、金津町の3町長が3町合併について意見交換し、前向きに考えるとしながらも時間的制約から現時点での3町合併は困難であるとした。三国町が離脱した形で同年8月21日には「芦原町・金津町合併準備会」、10月1日には法定の「芦原町・金津町合併協議会」を設置し、北部2町で2004年(平成16年)3月1日に「あわら市」が発足した。

一方、南部3町では2002年(平成14年)8月21日に丸岡町、春江町、坂井町の3町長による合併問題三者会議を開催し、3町合併の枠組みを残しながらも春江町と坂井町の2町で先行合併を推進することに合意した。

春坂市構想

2002年(平成14年)12月2日、「春江町・坂井町合併協議会」を設置した。春江町は2004年(平成16年)3月15日に、隣の坂井町と合併して「春坂市」になる予定だったが、2003年(平成15年)8月13日に坂井町長からの「合併一年延期」の申し入れによって、8月20日に予定されていた合併調印式を延期した。(元をたどれば、県内の町では一番人口が多い丸岡町と、競艇場のある三国町が合併に積極的ではなかった)

しかし、春江町は「2004年3月合併」の期限を堅持することを確認。8月27日の区長会で、当時の春江町長が坂井町長の態度を理由に「合併白紙」を宣言し、9月3日には記者会見で合併白紙を正式に発表した。

これにより、あわら市に次ぐ県内二番目の新市誕生は幻になった。

4町合併による坂井市の発足

2004年(平成16年)4月27日、三国町長が坂井郡4町での合併を模索する意向を示した。2003年末には坂井町長が丸岡町と三国町に合併の打診をし、春江町長も福井市への編入を示唆していたのだが、春坂市のしこりが残る坂井郡を一つにまとめようと、あわら市との将来的な合併も視野に入れての提案だった。6月15日に「坂井郡四町合併準備会」、8月20日に法定の「坂井郡四町合併協議会」を設置し、協議も順調に進んで、11月16日には新市名を「坂井市」とすることまで決まった。

しかし、12月21日には春江町長が「町の主張が通らない」として一方的な合併離脱を表明するなか、同年末に福井市長と合併に関する事項を話した(福井市長の記者会見回答による)とされる面談を行うなど、町長の突飛な行動に町議会からの反発も起きた。2005年(平成17年)2月には春江町長が協議への復帰を表明。3月3日には、最後まで決まらなかった「庁舎を坂井町に置く」という項目も受け入れて、3月17日に合併調印式を行った。その後、各町議会の可決、7月5日に福井県議会での可決を経て、8月29日告示された。

この間、春江町では町政に混乱を来した、として住民が町長のリコールを町選挙管理委員会に請求。合併調印後の2005年(平成17年)4月にその選挙告示を控えた町長が自らその職を辞する結末を迎えたが、その直前に助役、収入役も辞職していた。5月に新人候補2名の町長選挙を経て当選者が就任するまでの間、一般職の総務課長が町長職務代理者を務める異常事態となった。

坂井市の誕生編集

2006年(平成18年)3月20日、県内では敦賀市越前市を抜いて2番目の規模となる、人口約9万2000人の「坂井市」が誕生した。

福井県の自治体では初めて地域自治区制度を採用、旧4町と同区域・同名の地域自治区である三国町、丸岡町、春江町、坂井町を設置している。同県における「平成の大合併」では最後の合併で、坂井市の誕生によって坂井郡は消滅した。

市の誕生時点で人口約9万2000人、県内での人口規模では南に隣接する県庁所在地福井市に次いで2番目となった。

国家機関編集

国土交通省編集

気象庁
海上保安庁

財務省編集

国税庁

裁判所編集

  • 福井地方裁判所(管轄地:坂井市、福井市、あわら市、吉田郡・永平寺町、大野市、勝山市
  • 福井家庭裁判所(管轄地:坂井市、福井市、あわら市、吉田郡・永平寺町、大野市、勝山市)
  • 福井簡易裁判所(管轄地:坂井市、福井市、あわら市、吉田郡・永平寺町、大野市、勝山市)

施設編集

 
エンゼルランドふくい
 
テクノポート福井スタジアム

警察編集

消防編集

本部
消防署
  • 嶺北消防署(春江町随応寺)
  • 嶺北丸岡消防署(丸岡町愛宕)[5]
  • 嶺北三国消防署(三国町中央1丁目)

医療編集

主な病院

郵便局編集

主な郵便局

これ以外に18の郵便局簡易郵便局がある。

図書館編集

文化施設編集

運動施設編集

対外関係編集

姉妹都市・提携都市編集

国内編集

姉妹都市
提携都市

経済編集

  • 産業人口(2005年国勢調査、旧町分の合計)
    • 第一次産業:02,901人
    • 第二次産業:17,810人
    • 第三次産業:28,891人

第一次産業編集

農業編集

畜産業編集

  • 若狭牛 - 福井県内最大の育成地

第二次産業編集

工業編集

主な事業所(いずれも福井臨海工業地帯(テクノポート福井)内に所在)

拠点を置く企業編集

株式上場企業

情報・通信編集

マスメディア編集

放送局編集

テレビ放送

送信所編集

ラジオ放送

生活基盤編集

ライフライン編集

電力編集

発電所

電信編集

福井市の西日本電信電話(NTT西日本)福井支店が管轄。

市外局番

教育編集

高等学校編集

県立

中学校編集

市立

小学校編集

市立

特別支援学校編集

県立

交通編集

 
丸岡駅
 
福井港

空路編集

定期便のある最寄りの空港は小松空港(石川県)となる。後述するように、連絡バスが運行されている。

鉄道編集

JTB時刻表』に記載の代表駅および市役所の最寄駅は丸岡駅であるが、2012年8月時点において市域全体の公共交通網が一点に集中する場所は存在しない。旧三国町は三国駅、旧丸岡町は丸岡バスターミナルに集約されている。

西日本旅客鉄道(JR西日本)
えちぜん鉄道
新幹線
北陸新幹線の金沢・敦賀開業後の並行在来線において、春江-丸岡の駅間の福井空港付近に「新坂井駅(仮)」を設置する都市構想が2019年3月4日の坂井市議会で最大会派「志政会」から提案された[9]

バス編集

路線バス編集

高速バス編集

空港連絡バス

道路編集

道の駅編集

航路編集

観光編集

 
丸岡城
 
丸岡藩 砲台跡
 
福井県総合グリーンセンター

坂井市は観光業が盛んであり、福井県一の観光客数を誇る。2007年度には497万人が訪れた。[11]

景勝地編集

名所・旧跡編集

主な城郭・館
主な神社
主な寺院
主な史跡

観光スポット編集

温泉編集

レジャー施設等編集

海水浴場編集

文化・名物編集

祭事・催事編集

名産・特産編集

アンテナショップ

スポーツ編集

サッカー編集

フットサル編集

公営競技編集

競艇編集

出身関連著名人編集

出身著名人編集

ゆかりのある人物編集

  • 継体天皇(古墳時代の大王(天皇))- 幼い時に父の彦主人王を亡くしたため、母・振姫の故郷である越前国高向(たかむく、現在の福井県坂井市丸岡町高椋)で育てられ、「男大迹王」として5世紀末の越前地方(近江地方説もある)を統治していた。
  • 本多重次(安土桃山時代の武将。「日本一短い手紙」を書いた)- 丸岡町の本光院が墓所である。
  • 本多成重(江戸時代の大名、本多重次の子)- 丸岡藩の初代藩主。
  • ジョージ・アーノルド・エッセルオランダ土木技術者)- 坂井港(三国港、福井県)のエッセル堤、龍翔小学校(現:みくに龍翔館)の設計、指導を行った。
  • 三好達治(詩人)- 1944年(昭和19年)から5年間、雄島村(三国町)に住んでいた。
  • 野坂昭如(小説家)- 下の妹を疎開先の春江町(坂井市)で栄養失調で亡くした。後に福井県で妹を亡くした経験から贖罪のつもりで『火垂るの墓』を記した。
  • 開高健(小説家)- 母方の祖父母が丸岡町出身、父親が坂井町出身。
  • 日野陽仁(俳優)- 幼少期を坂井市で過ごす。

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ 市長の部屋 > プロフィール”. 福井県坂井市. 2022年4月23日閲覧。
  2. ^ 坂井市本庁舎整備基本計画書 (PDF)”. 坂井市財務部管理課庁舎整備推進室. 2020年4月26日閲覧。
  3. ^ 坂井市本庁舎建設基本設計【概要版】 (PDF)”. 坂井市財務部庁舎整備課. 2020年4月26日閲覧。
  4. ^ 安全祈願祭が執り行われました”. 坂井市財務部庁舎整備課 (2019年4月22日). 2020年4月26日閲覧。
  5. ^ 広報さかい 平成29年8月号 No.137 P.20「嶺北丸岡消防署の庁舎移転のお知らせ 9月1日から業務を開始します」 (pdf)”. 坂井市 (2017年8月). 2017年9月17日閲覧。
  6. ^ 福井県教育総合研究所 教育博物館(2018年10月7日閲覧)。
  7. ^ 丸岡城”. 坂井市. 2016年7月10日閲覧。
  8. ^ 豊原の権勢を伝える史料館 栄華の証を数々展示”. 坂井市. 2017年4月8日閲覧。
  9. ^ “>並行在来線に「新坂井駅」設置を 坂井市議会の最大会派が都市構想”. 福井新聞ONLINE (福井新聞社). (2019年3月6日). オリジナルの2019年3月14日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190314180343/https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/809798 2019年4月4日閲覧。 
  10. ^ 丸岡バスターミナルの停車は2008年3月23日に廃止
  11. ^ 昭文社地図編集部『なるほど知図帳日本 2009』(昭文社、2009年5版1刷発行、ISBN 9784398200402
  12. ^ たび・あそび 丸岡 春のイベント”. 坂井市丸岡観光協会. 2017年2月14日閲覧。
  13. ^ たび・あそび 丸岡 秋のイベント”. 坂井市丸岡観光協会. 2017年2月14日閲覧。
  14. ^ 福井県坂井市アンテナショップ - 戸越銀座商店街オフィシャルサイト
  15. ^ 坂井市アンテナショップが品川区戸越銀座商店街にオープンしました”. 坂井市総合政策部シティセールス推進課 (2016年8月20日). 2018年12月24日閲覧。
  16. ^ “高橋愛:地元・福井県坂井市アンテナショップの一日店長 浴衣姿でまんじゅう配り”. まんたんウェブ. (2016年8月27日). https://mantan-web.jp/article/20160827dog00m200005000c.html 2018年12月24日閲覧。 
  17. ^ 福井県坂井市アンテナショップ 戸越銀座にオープン”. 品川区 (2016年8月24日). 2018年12月24日閲覧。
  18. ^ “戸越銀座に福井県「坂井市アンテナショップ」 知名度向上目的に”. 品川経済新聞. (2016年8月22日). https://shinagawa.keizai.biz/headline/2646/ 2018年12月24日閲覧。 
  19. ^ “ふるさと納税、その場で返礼 坂井市、東京でサービス”. 産経ニュース. (2018年8月22日). https://www.sankei.com/article/20180822-BTSVBF552BJAPPKNEPKNIA6M2E/ 2018年12月24日閲覧。 
  20. ^ 森安孝夫教授 略歴・主要業績 - 武汉大学中国三至九世纪研究所 (PDF)

関連項目編集

外部リンク編集