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茨城交通株式会社(いばらきこうつう)は、茨城県水戸市茨大前に本社を置き、乗合バス貸切バス事業と旅行業不動産業及び自動車整備事業を営む会社である。略称茨交(いばこう)。2009年民事再生手続下で新旧分離されたが、本項では同名の新旧会社を連続性がある一体の会社として取り扱う。「茨城交通」は登録商標である[2]

茨城交通株式会社
Ibaraki Kotsu Company, Limited
[[File::茨城交通バス|frameless]]
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 茨交(いばこう)
本社所在地 日本の旗 日本
310-0055
茨城県水戸市袴塚三丁目5番36号
設立 2009年3月27日(新会社)
業種 陸運業
法人番号 6050001006333
事業内容 乗合バス事業
貸切バス事業
不動産業他
代表者 代表取締役社長 任田 正史
取締役会長 松本 順
資本金 248,975千円
売上高 規定により非公表
純利益 2億8131万1000円(2018年09月30日時点)[1]
総資産 55億4629万8000円(2018年09月30日時点)[1]
従業員数 777名
主要株主 みちのりホールディングス(100%)
主要子会社 ひたちなか海浜鉄道(49%)
関係する人物 竹内権兵衛(創業者)
外部リンク ibako.co.jp
特記事項:民事再生手続下で旧会社(1944年設立)の事業を継承。旧会社のルーツは1907年設立の鉄道会社・湊鉄道まで遡る。
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歴史編集

合併元の鉄道会社編集

茨城交通が成立するときに合併した鉄道会社には、次のものがある。

水浜電車(すいひんでんしゃ)
1921年設立。電気軌道の運営と電力供給事業を目的としていた。1922年に電力供給事業と電気軌道事業(浜田 - 磯浜)を開業した。軌道は小刻みに路線延長を繰り返し、合併の時点で 袴塚 - 湊(うち 大洗 - 湊 は1938年6月以降休止)を開業していた。電力事業は1942年に電力統合に伴い関東配電に譲渡されている。茨城交通の成立後は水浜線となったが、1966年に全廃された。
茨城鉄道(いばらきてつどう)
1923年設立。1926年 - 1927年にかけて開業した 赤塚 - 御前山間の鉄道線を保有していた。茨城交通の成立後は茨城線となったが1971年に全廃された。通称「茨鉄(いばてつ)」と呼ばれた。
湊鉄道(みなとてつどう)
1907年設立。1913年 - 1928年にかけて開業した 勝田 - 阿字ヶ浦間の鉄道線を保有していた。茨城交通の成立後は湊線となったが、2008年ひたちなか海浜鉄道に分社化(49%出資で、残りはひたちなか市が出資)された。現在でもひたちなか海浜鉄道湊線が「湊鉄道」「湊鉄道線」と俗に呼ばれることがある。

旧会社の成立編集

戦時体制下の陸運統制令による交通統合に伴い、第二次世界大戦中の1944年8月1日に茨城県内の交通事業者を統合して成立発足した。

統合は水浜電車とその系列下の茨城鉄道湊鉄道袋田温泉自動車の現物出資によってなされ、同時に、個人経営を含む中小バス事業者を買収し、日立電鉄東武鉄道からはバス路線の譲渡を受けている。

水浜電車は、地元の豪商竹内権兵衛が創設した。竹内は常北地区の鉄道各社の経営に携わり、上記各社のほか、日立電鉄の前身である常北電気鉄道にも深く関わっていた。統合の実施にあたっては当初、茨城県下を常総地区・鹿行(ろっこう)地区・常北地区の3ブロックに分け、常北地区は竹内系の企業で統合しようとしたが、常北電気鉄道は1941年日立製作所の系列下に入り竹内の手を離れたため、常北地区は水戸地区と日立地区とに分割され、実際の統合は県下4ブロック体制で行われた。

民事再生手続編集

以降、竹内家から代々就任した社長のもと、公共交通のみならず多角事業に進出を果たすが、1990年代以降本業の鉄道・バスの利用者減少や宅地開発など不動産関連の事業の失敗などで経営状態が悪化[3]。そのため取引金融機関の支援下で不採算部門の整理や借入金の債権放棄の実施などで経営再建を試みたが状況は好転せず自主再建を断念、2008年11月11日、水戸地方裁判所民事再生法の適用を申請[4]し、同日同庁より監督命令[5]が発せられた。

2008年11月19日の再生手続の開始決定により司法の監督下で再建開始。経営共創基盤がスポンサーとなり翌2009年3月27日には新会社イバコウが設立され、7月1日に旧会社の事業を継承した(新旧分離)。またグループ会社も含めた経営陣も一新され、これにより創業時から関わっていた竹内家は経営の第一線から退くこととなった。分割された旧会社はアイ管理と社名を変え債務の整理や管理のために存続した。その後2012年5月21日に再生手続終結、2014年9月25日の清算手続終結によりアイ管理は消滅、旧茨城交通は70年の歴史に幕を閉じた。

新会社発足後、仙台、名古屋行きと高速バス路線を新設、あるいは近郊地域と水戸市内を結ぶ路線において運賃を最大で4割近く値下げするなどの改革を行った結果、社員が約600から約800人に増え、彼らの平均年収が24%程度増加した。また、近郊地域と水戸市内を結ぶ路線における運賃を最大で4割近く値下げをしたことで高校生を中心に需要の開拓に成功するなど効果を上げている[6]。運賃値下げは2010年に試験的に実行しているに過ぎなかった[7]

バス事業編集

 
袋田の滝観光輸送を担う袋田駅 - 滝本間のバス

水戸市を中心として県央(笠間市東茨城郡大洗町城里町茨城町)、県北(那珂市ひたちなか市常陸太田市常陸大宮市久慈郡大子町那珂郡東海村日立市高萩市北茨城市)及び栃木県芳賀郡茂木町で一般路線バスを運行する他、県央・県北地域を発着する県内外の高速バス・空港バスも7路線運行している。かつては福島県矢祭町までの運行(太田 - 小中 - 東館駅線)がなされていた。

沿線は県都・水戸、工業都市・勝田を抱え、偕楽園大洗海岸アクアワールド・大洗国営ひたち海浜公園笠間袋田の滝などの有力観光地や、イオンモール水戸内原ファッションクルーズニューポートひたちなかなどの大型商業施設を抱える。また、水戸の梅まつり笠間の陶炎祭ROCK IN JAPAN FESTIVAL水戸ホーリーホック主催試合、サイバーダイン茨城ロボッツ主催試合など営業エリア内で行われる著名な大型イベントの輸送も担う。

大学入試センター試験実施日においても、水戸駅北口から会場大学までの臨時バスを増便して対応する[8]

茨城県内では関東鉄道に次ぐ路線規模であり、水戸都市圏では最大手。水戸市街地(特に大工町→水戸駅北口間)では平日だと5分から10分前後の間隔で頻発運転している一方で、水戸郊外や他市町村では著しく本数が少ない路線も多い。

1992年10月、経営合理化のために大子営業所を分社化し茨交県北バスを設立したが、2010年2月のグループ再編に伴う会社分割によりバス・旅行事業部門を茨城交通に再統合したほか、タクシー事業はグループの茨城オートに譲渡し、茨交県北バスは清算される[9]。また、2010年6月1日をもって、茨城オートのバス事業を茨城交通に統合している[10]

2019年(令和元年)5月1日- 茨城交通と日立電鉄交通サービスが合併して社名を茨城交通に統合した。これにより日立電鉄交通サービスの名前が消滅し、茨城交通株式会社日立オフィスに変更された。なお、日立電鉄タクシーは変更無し[11]

2010年(平成22年)から水戸市の偕楽園にて開催される水戸の梅まつり期間中、水戸市・偕楽園および茨城県の魅力を多くの方々に知ってもらうため、バスガイドによる偕楽園案内を実施している。2019年は2月23日(土)~3月10日(日)までの間、水戸駅北口4番のりば10:26発 偕楽園行きの茨城交通路線バスに、バスガイドが乗車し、好文亭表門入口バス停にて乗客と共に下車し、偕楽園表門より孟宗竹林・大杉森・クマザサが茂る幽遠閑寂な「陰の世界」から梅林や広場・千波湖が一望できる仙奕台までの「陽の世界」を案内する。(※バス車内での観光案内は実施しない。雨天時にはバスガイドによる案内は中止。)[12]

営業所編集

車庫編集

  • 桜川車庫(茨大前営業所・鯉渕営業所)
  • 石塚車庫(茨大前営業所)
  • 野口車庫(浜田営業所)
  • 御前山車庫(浜田営業所)
  • 渡里ゴルフセンター車庫(茨大前営業所-観光貸切車・特別支援学校特定車)
  • 増井車庫(太田営業所)
  • 小中車庫(太田営業所)
  • 佐和車庫(勝田営業所-ひたちなか市コミバス・常陸那珂火発特定車・特別支援学校特定車)
  • 石井車庫(笠間営業所)

廃止された営業所編集

  • 鉾田営業所(出張所化ののち、2009年9月のバス路線廃止に伴い事業所廃止)
  • 東海営業所
  • 石塚営業所(現在は車庫)
  • 大洗営業所

一般バス路線編集

各路線の詳細は営業所記事を参照せよ。

廃止された路線編集

1976年(昭和51年)以降 主な路線

  • 4および44 銀杏坂 - NHK前 -茨城高校入口(南町・大工町経由に路線変更)
  • 6 茨大営業所 - 栄町 - 水戸駅 - 枝川 - 卸売市場 - 柳河小 - 前田 - 栄町 - 水戸駅
  • 7 阿字ヶ浦駅 - 平磯中学校下 - 那珂湊駅 - 塩ヶ崎 - 日赤入口 - 水戸駅 - 自由が丘 - 国立病院[13] - 茨大営業所
  • 9 下市循環(現在は路線変更し駅南・本町・城東線に付番)
  • 13 茨大営業所 - 新原三差路 - 水戸駅 - 三高下 - 吉沼 - 金上駅 - 勝田駅 - 勝田営業所
  • 14 勝田駅 - 日製病院前 - 富士山 - 東中根 - 薬師台 - 勝田駅(のちに薬師台循環として系統番号復活)
  • 15 勝田駅 - 薬師台 - 東中根 - 富士山 - 日製病院前 - 勝田駅
  • 18 茨大前営業所 - 袴塚 - 曙町 - 新原三差路 - 赤塚駅南口 - 緑岡高校
  • 26 船渡 - 細谷本郷 - 城東 - 水戸駅(一部、大杉山・弘道館経由)-東武館 - 二高裏 - 気象台前 - 金町 - 千歳宿
  • 33 茨大営業所 - 県庁前(一部、水戸駅経由)- 勝田駅 - 金上駅 - 東中根 - 半四郎 - 横並木入口 - 旧道村松 - 東海駅
  • 34 茨大営業所 - 水戸駅 - 勝田駅 - 須和間 - 東海駅(34系統は水戸勝田間の区間運転用番号として存続)
  • 36 水戸駅-市毛十文字 - 二軒茶屋 - 石名坂 - 旧道・多賀駅入口 - 日立駅中央口
  • 37 茨大営業所 - 水戸駅 - 二軒茶屋 - 東海駅 - 原研前 - 日立港
  • 38 茨大営業所 - 水戸駅 - 二軒茶屋 - 大橋駅前 - 久慈浜本町十文字
  • 42 水戸駅 - 大工町 - 茨大前 - 済生会病院入口 - 開江 - 森林公園西口 - 小松 - 石塚車庫(部分廃止)
  • 44 デーリーストア浜田店 - 本町 - 駅南口 - 水戸駅前 - 五軒町 - 国田 - 田崎 - 下江戸 - 石塚車庫
  • 46 浜田営業所 - 水戸駅 - 石塚車庫 - 野口 - 長倉 - 油河内
  • 47 浜田営業所 - 水戸駅 - 石塚車庫 - 野口 - 上伊勢畑(現在は別路線に付番)
  • 51 茨大前営業所 - 栄町 - 水戸駅 - 竹隈町 - 塩ヶ崎 - 大洗高校 - 鉾田駅(2009年9月廃止)
  • 51 茨大前営業所 - 栄町 - 水戸駅 - 竹隈町 - 塩ヶ崎 - 大貫 - 鉾田駅(2009年9月廃止)
  • 52 茨大前営業所 - 水戸駅 - 竹隈町 - 大貫 - 滝浜新田 - 大竹(現在は別路線に付番)
  • 53 茨大前営業所 - 水戸駅 - 大場原 - 宮前入口- 明光中学校(部分廃止)
  • 54 水戸駅 - 市役所 - 酒門 - 青雲台 - 浜田営業所
  • 60 浜田営業所 - 竹隈町 - 水戸駅 - 五台 - 上菅谷 - 太田馬場 - 増井車庫
  • 72 水戸内原SC - 谷津 - 小松 - 石塚車庫
  • 水戸駅 - 赤塚駅 - 杉崎十文字 - 才木 - 大和田 - 笠間駅東武バスからの引継ぎ路線)
  • 水戸駅 - 赤塚駅 - 上中妻小前 - 飯島(東武からの引継ぎ路線)
  • 上水戸入口 - 上水戸 - 国立病院前
  • 水戸駅 - 市民プール入口 - 常陸青柳駅 - 青柳宿 - 柳河小前
  • 茨大営業所 - 堀十文字 - 南高野下 - 赤塚駅
  • 水戸駅南口 - 桜山 - 赤塚駅南口
  • 水戸駅 - 谷田町 - 西大野 - 東大野 - 吉沼 - 浜田営業所 - 水戸駅
  • 水戸駅 - 文化センター
  • 鉾田駅 - 滝浜新田 - 大竹
  • 鉾田駅 - 滝浜新田 - 冷水 - 子生弁天 - 旭中前
  • 大洗原研 - 那珂湊駅 - 阿字ヶ浦 - 半四郎 - 原研前
  • 那珂湊駅 - 塩ヶ崎 - 下入野 - 大洗高校 - 舟渡 - 大貫海岸 - 大洗海岸
  • 那珂湊駅 - 塩ヶ崎 - 下入野 - 涸沼 - 明光中学校
  • 那珂湊駅 - 十三奉行十文字 - 部田野 - 田宮原 - 那珂湊駅
  • 那珂湊駅 - 泉町 - 八幡上(八幡下経由に経路変更)
  • 那珂湊駅 - 大野 - 水戸駅 - 石塚 - 長倉 - 茂木駅 - 祖母井 - 宇都宮駅 - 一条町
  • 那珂湊駅 - 水産加工団地 - 平磯中前 - 阿字ヶ浦駅
  • 那珂湊駅 - 平磯南町 - 平磯駅 - 前渡原(原十文字) - 横並木入口 - 横並木 - 佐和駅 - 稲田十文字 - 上菅谷駅
  • 勝田駅 - 市役所前 - 深谷津 - 横並木 - 佐和駅 - 柏野団地
  • 勝田駅 - コロナ電気 - 稲田十文字 - 柏野団地
  • 勝田駅 - 金上駅 - 西中根 - 東中根 - 福祉センター
  • 勝田営業所 - 勝田駅 - 水戸工場 - 駒形団地
  • 勝田営業所 - 勝田駅 - 市毛十文字 - 下野 - 上菅谷駅
  • 勝田営業所 - 勝田駅 - 市毛十文字 - 稲田十文字 - 上菅谷駅(入口)- 南瓜連 - 大宮駅・大宮営業所
  • 勝田駅 - 市毛十文字 - 横堀 - 太田馬場
  • 東海駅 - 二軒茶屋 - 笠松 - 上菅谷駅
  • 東海駅 - 亀下公民館
  • 太田馬場 - 太田駅 - 額田十文字 - 本米崎 - 東海駅
  • 太田馬場 - 太田駅 - 土木内 - 東海駅
  • 太田馬場 - 太田駅 - 河合駅 - 中野十文字
  • 太田馬場 - 太田駅 - 峰中
  • 山下車庫 - 太田駅 - 瑞竜 - 田渡
  • 山下車庫 - 太田駅 - 瑞竜 - 長谷
  • 逆久保 - 大間ヶ沢(西河内循環の一部区間)
  • 小中車庫 - 家戸内(小中猪ノ鼻峠経由・小中〜大子の一部区間)
  • 里川入口 - 東館駅
  • 東館駅 - 石原 - 下野宮
  • 折橋十文字 - 八丈石
  • 山下車庫 - 太田駅 - 和田 - 荻の窪
  • 山下車庫 - 太田駅 - 和田 - 玉造 - 久米十文字 - 藤田十文字 - 下井戸 - 太田駅 - 太田馬場(玉造循環)※現在の玉造循環線は一部経路を変更し、和田朝日屋 - 玉造十文字 - 久米十文字 - 一高前 - 太田駅の区間のみ存続(循環ではなくなっている)
  • 山下車庫 - 太田駅 - 新宿 - 西山荘
  • 太田馬場 - 太田駅 - 藤田十文字 - 大宮営業所
  • 山下車庫 - 太田駅 - 玉造 - 高柿 - 大宮営業所
  • 山下車庫 - 太田駅 - 東連寺 - 高柿 - 大宮営業所
  • 上宮田代 - 西野内 - 山方宿駅
  • 大宮駅 - 山方宿駅 - 西野内 - 諸沢局前
  • 大宮駅 - 山方宿駅 - 大子駅
  • 大宮駅 - 若林 - 八田 - 玉川村駅
  • 大宮営業所 - 大宮駅 - 釜額
  • 大宮営業所 - 大宮駅 - 下岩瀬
  • 大宮営業所 - 大宮駅 - 若林 - 小野 - 小場坂地 - 下江戸(小場坂地・下江戸間は2009年廃止)
  • 境橋 - 油河内(境橋・大宮間は存続)
  • 上小瀬十文字 - 大岩 - 烏山駅
  • 塙 - 烏山駅
  • 高部車庫 - 道場
  • 石塚車庫 - 清音寺 - 吉田神社( - 笠間駅)
  • 水戸駅 - 栄町 - 飯富 - 石塚車庫 - 春園 - 下古内 - 安渡
  • 笠間駅 - 笠間営業所 - 笠間高校前 - 石井神社前 - 片庭 - 上飯 - 茂木駅
  • 寺峰 - 内原駅(寺峰・笠間間の路線は存続)
  • 内原駅 - コロニー前
  • 友部駅 - コロニー前
  • 友部駅 - 扶桑カントリー前
  • 友部駅 - 浅見カントリー前
  • 石塚車庫 - 小勝 - 鮎田 - 茂木駅
  • 宇都宮一条町- 宇都宮駅 - 峰町 - 石井町 - 鐺山 - 氷室 - 祖母井 - 市塙 - 茂木 - 那珂川橋 - 長倉宿 - 御前山駅 - 上阿野沢 - 下阿野沢 - 阿波山 - 上圷 - 石塚 - 飯富 - 水戸駅

高速バス路線編集

上野駅・東京駅・新宿駅・秋葉原駅・東京ディズニーリゾート発着編集

成田空港・羽田空港発着編集

茨城空港発着編集

  • 常陸太田・水戸 - 茨城空港
    • 常陸太田市高速バスターミナル・東海駅・勝田営業所・勝田駅・水戸駅 - 茨城空港

北関東自動車道方面編集

路線概要
昭和後期まで、栃木県宇都宮市茨城県水戸市の間には、国鉄バス(宇都宮)国道123号経由で運行する路線バス茂木線(その後、水都東線・水都西線に改称)があった。茂木線(水都西線・水都東線)の宇都宮 - 水戸直通便はその後一部便を茨城交通が運行した時期もあったが、1979年(昭和54年)に廃止され、以来30年間、この両県庁所在地間を直通する公共交通は無く、鉄道路線(JR宇都宮線水戸線)を小山駅で乗り換える経路が最短ルートとなっていた。一方、茨城県企画部は2005年度(平成16年度)の政策調査で北関東3県と新潟県福島県を含む5県間交流の実態を報告、立地的に中心部にある栃木県を交流拠点になり得るとし、その栃木県と茨城県間の流動が5県相互間最大でそれが自動車依存が大きいことを指摘した。2008年(平成20年)12月、北関東自動車道真岡インターチェンジ - 桜川筑西インターチェンジ間が開通したことで宇都宮市と水戸市が高速道路で結ばれ、これを機に開設されたのが北関東ライナーである。茨城県と栃木県間に宇都宮からは水戸および大洗やひたちなかなど茨城県沿岸部への観光、水戸からはインターパーク宇都宮南や宇都宮市中心街へのショッピングや東北新幹線への乗り継ぎ利用、宇都宮市内観光、日光・那須等への観光の足がかり、そして両市相互間のビジネス需要が期待された[14][15][16][17][18][19]
北関東ライナー水戸 - 宇都宮線は、2009年(平成21年)9月17日茨城交通(浜田営業所)・関東鉄道・関東自動車の3社による共同運行が開始された。
2010年(平成22年)10月1日のダイヤ改正において一部運行経路が変更され、水戸市内では茨城大学前経由となり新原三差路停留所、自由ヶ丘停留所が廃止となったほか、宇都宮行は宇都宮駅西口を先に経由し東武宇都宮駅西口が終点となった。
2011年(平成23年)3月31日の運行をもって関東鉄道が撤退。同年4月29日よりひたちなか市まで延伸されている。現在は1日6往復が運行され、茨城交通はうち3往復を担当している。

東北方面編集

 
笠間・水戸・日立 - 仙台線
路線沿革
  • 2013年(平成25年)7月23日 - 運行開始[21]。茨城交通の単独で1日2往復。
  • 2014年(平成26年)2月20日 - 二本松バスストップへの停車を開始[22]
  • 2015年(平成27年)5月11日 - 水戸駅南口 - 赤塚駅北口間延伸[23]
  • 2016年(平成28年)3月16日 - 赤塚駅北口 - 笠間ショッピングセンター間延伸[24]
  • 2017年(平成29年)6月12日 - 内原駅発着に変更。笠間地区内の各バス停を廃止[25]
  • 2017年(平成29年)12月16日 - 北茨城インターバス停を新設[26]

中部方面編集

路線沿革
  • 2015年(平成27年)7月18日 - 運行開始[27][28][29]。茨城交通の単独で1日1往復。
  • 2016年(平成28年)10月6日 - 愛知県豊田市の「東名豊田」にバス停を新設[30]

休止・廃止・撤退した高速バス路線編集

車両編集

営業所全てが水戸ナンバー圏内にあるため、登録ナンバーは全車「水戸」ナンバーである[33]。同県を走る関東鉄道とは違って、車番は無い(登録番号を使用)[34]。路線バスの車両は、自社発注車は前後折戸車がほとんどである。日産ディーゼル・スペースランナーRM日野・レインボーIIいすゞ・エルガ三菱ふそう・エアロミディMKノンステップバスを新車導入した以外は中古車の導入が目立ち、西武バス京王バスをはじめとした首都圏各地の事業者や関西方面など多くの地域からの中古車を受け入れている。2009年以降から中古導入での低床化も進行しており、横浜市交通局から日産ディーゼル・スペースランナーJPが、京成バスからは三菱ふそう・エアロスターワンステップバスが移籍している。更に2012年には、尼崎市交通局からの三菱ふそう・エアロスター中グライドノンステが転入された。また、高速バスは路線バスに比べて新車の導入が多く、高速バスとしての導入例が少ない日産ディーゼル・フィリピン製車両(1999年導入)が導入されている。また、2007年に浜田営業所に3台導入された高速バス三菱ふそう・エアロバスから従来の高速・観光バス専用塗装をアレンジした新しい塗装の車両(茨城交通の新しいシンボルマークとIBARAKIKOUTSU HIGHWAY EXPRESSのロゴが入る)が導入されるようになった。2017年10月10日より、高速夜行バス名古屋線に3列独立シート車両(三菱ふそう・エアロエース(2TG-MS06GP))が投入された[35][36][30]

2018年8月には、同じみちのりグループの岩手県北自動車に次いで[37]、みちのりエクスプレス(MEX)デザイン塗装の車両(三菱ふそう・エアロエース)が導入された。デザインはえちごトキめき鉄道えちごトキめきリゾート雪月花」などを手がけた川西康之が手がけ、シャンパンゴールドを基調とし、みちのりオレンジでエントランスを包み込んだものとなっている[38][39]。みちのりエクスプレス(MEX)デザイン車は同年9月に日立電鉄交通サービスでも導入されている[40]

ICカード乗車券の導入編集

 
いばっピ

2015年12月1日、一般路線にICカード乗車券「いばっピ」を導入した[41]。いばっピ定期券は2016年2月27日に開始した。SuicaPASMOなどのICカードと相互利用は行わないとしている[42]

これにあわせて高速バスと他社との共通回数券(水戸市内共通回数券、県庁線回数券)及び通学用回数券(赤塚駅ー常磐大学回数券、木の倉3校回数券)[43][44]を除いた回数券を2016年6月30日までに廃止した(払い戻しは同年8月31日で終了)。

いばっピで支払いを行うと、通常運賃が10%引きになる。(1円単位で1円未満端数切り上げ)。また、平日昼間割引として、平日10時~14時までに乗車または降車した場合は、更に10%引きになる。(1円単位で1円未満端数切り上げ)。乗り継ぎ割引として、前の降車から60分以内に次の乗車をした場合は、50円引きになる。(小児及び大人割引の場合は30円、小児の場合は20円割引)。通常割引と昼間割引と重複して、3回目以降も適用される。(1枚で複数人分の精算をした場合は適用されない)[45]

日立電鉄交通サービスと合併後も、両社のICカードシステム(茨城交通の「いばっピ」、日立電鉄交通サービスの「でんてつハイカード」)が異なるためICカードの共通化は行われず、現行どおりの運用となる。両社で重複する路線の区間内については、いずれかの会社の定期券を保有している場合に、その区間内であれば両社のバスに乗車可能となる。ただし、両社で販売している全線乗り放題定期券(茨城交通の「茨交漫遊パス」、日立電鉄交通サービスの「にこにこ定期券」「通学全線フリー定期券」)の利用可能範囲については、合併以前と変わらず、現行どおりの範囲内のみで利用となる。数年以内には両社のICカードシステムの共通化を実現できるように検討をすすめる予定である[11][46]

バスとフェリーとの連携きっぷ(札幌方面)編集

北関東マリンきっぷ編集

関東自動車・茨城交通 高速バス「北関東ライナー」に宇都宮方面から乗車し、水戸駅で降車後、茨城交通の路線バスで水戸駅を出発し大洗フェリーターミナルに到着後、商船三井フェリー大洗苫小牧航路間(夕方便限定)に乗船し、苫小牧西港フェリーターミナルから、北海道中央バス運行高速バス「高速とまこまい号」に乗車し、札幌駅前ターミナル間を往復する  北関東マリンきっぷが販売されている[47]。期間により運賃が変動する。

茨城マリンきっぷ編集

茨城交通の路線バスで水戸駅(大工町からも乗車可)を出発し大洗フェリーターミナルに到着後、商船三井フェリー大洗・苫小牧航路間(夕方便限定)に乗船し、苫小牧フェリーターミナルから、北海道中央バス運行高速バス「高速とまこまい号」に乗車し、札幌駅前バスターミナル間を往復する茨城マリンきっぷが販売されている[48]。期間により運賃が変動する。

イベント編集

  • 2017年10月28日 - 「第1回茨城交通バスまつり」を開催[49]
  • 2018年11月17日 - 「第2回茨城交通バスまつり」を開催[50]

鉄道事業(撤退)編集

 
キハ3710形(2005年8月2日)

以下の路線を運営していたがいずれも廃止あるいは他社に譲渡している。

また、日立電鉄交通サービスを2019年4月1日に吸収合併したのに伴い、同社が撤退した日立電鉄線を代替バスという形で間接的に引き継ぎ、上記を含めた4路線が茨城交通系といえる(創業者・竹内権兵衛の構想がバスという形で実現した事になる)。

自動車整備事業(板金・塗装)編集

2018年9月26日、板金・塗装工場として「茨城交通 水戸南工場」を開設した[51]

水戸南工場は、有限会社重藤自動車工業所の整備工場を引き継いで、新たに板金・塗装工場として営業を開始した。

月極め有料駐車場事業編集

水戸市内6箇所とひたちなか市内4箇所で合計10箇所の月極め有料駐車場事業を実施している[52]

茨城交通が登場する作品編集

映画編集

脚注編集

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  1. ^ a b 茨城交通株式会社 第11期決算公告
  2. ^ 日本 第5354689号、権利者は茨城交通
  3. ^ 東海村に造成した分譲住宅地「フローレスタ須和間」が東海村JCO臨界事故で売れなくなったことの影響が大きい。
  4. ^ 帝国データバンク 速報 - 2008年12月20日 閲覧
  5. ^ 事件番号:水戸地方裁判所 平成20年(再)第6号 民事再生手続開始申立事件
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関連会社編集

外部リンク編集