札幌駅バスターミナル

札幌駅バスターミナル(さっぽろえきバスターミナル)は、北海道札幌市中央区北5条西2丁目札幌駅南口にある、自動車ターミナル法による一般バスターミナルの名称[1]。札幌市独自の分類では「都心バスターミナル」とされる[2]。本項では他の札幌駅周辺に発着するバス路線についても扱う。

札幌エスタ1階に設置
レーン入口外観
待機スペース

概要編集

1978年昭和53年)9月1日供用開始。札幌市により設置され、管理運営は北海道旅客鉄道(JR北海道)関連会社の札幌駅総合開発が行う。2019年(令和元年)12月の平日1日あたり、スクールバス等の非公示便を除く発着便数は、バスターミナル・路上(駅前、北口)停留所を合わせて2,953便にのぼる[2]

札幌エスタ」1階にあり、札幌市と北海道内の主要都市を結ぶ都市間高速バスや市内線が数多く発着する。北・中・南の3つのレーンを有し、1〜18番の通し番号が割り当てられている(例:南レーン14番のりば)。なお、北レーン6番のりば後方の構内に降車場が設置されており、法令上ののりば数は計19ヶ所となる[1]他、バスターミナル入口脇に各事業者が設置した降車専用停留所がある。各レーンは階段と構内中央の横断歩道(遮断機付きの押しボタン式信号機を設置)で結ばれている。

札幌発着の都市間高速バスの大半は当バスターミナルを起終点とするが、一部は札幌ターミナル(大通東1丁目)や大通バスセンター(南1条東1丁目)始発となる。過去に利用者より当バスターミナルに発着を集約するよう要望が寄せられていた[3]が、バス事業者側からは収容量の限界や深夜便の発着時間帯にバスターミナルが閉鎖されてしまうことなどを挙げており、改善された路線は一部にとどまる。

沿革編集

  • 1978年昭和53年)9月1日:「札幌駅前国鉄バスターミナル」[新聞 1]の跡地に、「札幌ターミナルビル」(札幌エスタ)が開業し[新聞 2]、1階に「札幌駅バスターミナル」供用開始。バスレーンのナンバリング表記はレーン毎に独立した番号が付けられていた(北レーン1〜6番・中レーン1〜6番・南レーン1〜6番)。
  • 2003年平成15年)3月6日:「JRタワー札幌ステラプレイス)」開業[新聞 3]を機に、バスレーンのナンバリング表記が通し番号(1〜18のりば)に改められる。
  • 2005年(平成17年)10月1日:「札幌エスタ」を運営する札幌ターミナルビルが、「JRタワー(札幌ステラプレイス)」を運営する札幌駅南口開発、「アピア」を運営する札幌駅地下街開発、「パセオ」を運営する札幌ステーション開発と合併し、「札幌駅総合開発」と商号変更[4]

窓口編集

ジェイ・アール北海道バス(以下、「JRバス」と記述)
国鉄バス時代より、鉄道駅とは独立した窓口を有し、自動車駅として機能していた(現在は閉鎖)。自動券売機にて小樽方面行都市間バス乗車券が購入可能。発券業務は地下1階のJRトラベルセンターでも取り扱う。
道南バス
10番のりば付近に窓口を設置。乗車券やバスカード発券業務を取り扱う。一部の発券業務は地下1階のJRトラベルセンターでも取り扱う。
じょうてつ沿岸バス
12番のりば付近に共通の窓口を設置。じょうてつ各路線の乗車券や定期券、企画乗車券、沿岸バス「特急はぼろ号」の予約と発券を取り扱う。この他一部の発券業務は地下1階のJRトラベルセンターでも取り扱う。
北海道中央バス(以下、「中央バス」と記述)
15番のりば付近に窓口を設置。自動券売機で乗車券(片道・往復)が購入可能。自動券売機で取り扱わない乗車券や企画乗車券は窓口で販売する。定期観光バスの予約と発券は2階の定期観光専用窓口で、高速はこだて号の発券は道南バス窓口で取り扱う。この他一部の発券業務は地下1階のJRトラベルセンターでも取り扱う。

のりば編集

2020年(令和2年)4月24日現在。

  • 北レーン - 1〜6番のりば、レーンカラーは
  • 中レーン - 7〜12番のりば、レーンカラーは
  • 南レーン - 13〜18番のりば、レーンカラーは

※かつてはレーン毎にナンバリング設定がされており、それぞれ北レーン1 - 6・中レーン1 - 6・南レーン1 - 6として標記されたが、JRタワー開業を機に通しに改められた。

停留所としての呼称は各社で異なり、JRバスが「JR札幌駅」、中央バス(および各共同運行会社)と沿岸バスが「札幌駅前ターミナル」、道南バスが「札幌駅前」、じょうてつが「札幌駅」である。

北レーン編集

 
北レーン

主にJRバスの都市間高速バスと西区厚別区方面が使用する[5][6][7]。路線詳細は路線記事を参照。

1番のりば
2番のりば
3番のりば
4番のりば
5番のりば
6番のりば
  • 札樽線
    • 快速64 手稲線(快速ていねライナー) 手稲鉱山通行(西区役所前・手稲駅南口経由)

中レーン編集

 
中レーン

JRバスの中央区方面、じょうてつの南区方面、道南バス、沿岸バス、中央バス(一部)の都市間高速バスが使用[5][6][7]。JRバスと中央バスの路線詳細は営業所記事を参照。

7番のりば

各路線、西11丁目駅経由。

8番のりば
9番のりば
  • じょうてつ
    • 南55 藻岩線 硬石山行(すすきの・南21条西11丁目・川沿1条1丁目経由)・藻岩高校行(すすきの・南21条西11丁目経由)
    • 南沢線(通勤ライナー号) 南沢4条3丁目行(川沿1条1丁目経由)
10番のりば
11番のりば
12番のりば

直行便を除く各路線、すすきの・南21条西11丁目・藻岩高校経由。

  • じょうてつ
    • 快速7 定山渓線・豊平峡温泉線 豊滝行・定山渓車庫前行・豊平峡温泉行(川沿16条2丁目・十五島公園経由)
    • 快速7 定山渓線 藤野4条11丁目・豊滝行(川沿16条2丁目・藤野4条5丁目経由)
    • 快速8 定山渓線 藤野3条2丁目行・豊滝行・定山渓車庫前行(石山中央・十五島公園経由)
    • 定山渓温泉かっぱライナー号 豊平峡温泉行(小金湯温泉・定山渓温泉・豊平峡温泉直行)

南レーン編集

 
南レーン

中央バスおよび共同運行会社の都市間高速バス(一部除く)、定期観光バスなどが使用[5][7]。路線詳細は営業所記事(一部路線記事)および共同運行事業者記事を参照。

13番のりば
14番のりば
15番のりば
16番のりば
17番のりば
18番のりば
  • 定期観光バス等

降車編集

  • 中央バス(一部路線)、JRバス(一部路線を除く)、じょうてつ、道南バスの各路線はバスターミナル入口脇の降車専用停留所で取り扱う。
  • 中央バスおよび共同運行会社(一部路線を除く、斜里バスウトロ温泉イーグルライナーを含む)、JRバス(一部路線)、沿岸バス各路線はレーン内で取り扱う。

「札幌駅前」路上停留所編集

札幌駅南口側はバスターミナル外の路上にも停留所を設置する。停留所名はすべて「札幌駅前」。

2020年(令和2年)4月1日現在。

さっぽろ東急百貨店前編集

 
札幌駅前バス停

北4条西2丁目のさっぽろ東急百貨店南口。中央バスの主に豊平区清田区方面、夜行高速バスの一部が使用する[5][8]。路線詳細は営業所記事を参照。

1番のりば

100系統と釧路行を除く各路線、月寒中央駅福住駅福住バスターミナル)・札幌ドーム経由。

2番のりば
3番のりば

みずほ銀行前編集

北3条西3丁目のみずほ銀行札幌支店前。中央バスの主に白石区方面が使用[5][8]。路線詳細は営業所記事を参照。

4番のりば
5番のりば

旧札幌西武前編集

北4条西3丁目の旧札幌西武南口。中央バスおよびJRバスの旧札幌市営バス関連路線が使用[5][6][8]。路線詳細は営業所記事を参照。

旧ロフト館前編集

北4条西3丁目の旧札幌西武ロフト館東側。北海道バスが乗車停留所を設置。各地発札幌行の降車は#ホクレンビル前となる[5][9]

北洋銀行前編集

北4条西4丁目(伊藤・加藤ビル、旧全日空札幌支店前)。空港連絡バスが使用[5][10][11]。北都交通の一部都市間高速バスが降車のみで使用する。

根室駅発のオーロラ号(北都交通・根室交通)、稚内フェリーターミナル稚内駅発の特急はまなす号・特急わっかない号(北都交通・宗谷バス)が、札幌駅前では降車のみ取り扱う。

札幌ブリックキューブビル前編集

北3条西1丁目の札幌ブリックキューブビル西側。中央バスの札幌ターミナル行が使用[5][8]

  • 中央バス
    • 02・14・16・22・36 札幌ターミナル行
    • 09 花川南団地線 札幌ターミナル行

ホクレンビル前編集

北4条西1丁目のホクレンビル西側。都市間高速バスの一部が使用するが、高速おたる号以外は降車専用[5][8]

  • 中央バス・JRバス
    • 高速おたる号(北大経由) 札幌ターミナル行

「札幌駅北口」停留所編集

 
札幌駅北口バス乗り場

札幌駅北口広場内に設置。中央バスの主に北区東区方面、じょうてつおよび観光バス・送迎バスが発着[12][5]。中央バスの路線詳細は営業所記事を参照。

2020年(令和2年)4月1日現在。

1番のりば
2番のりば
3番のりば
  • 札幌東営業所
    • 東63 苗穂北口線 市立病院行
  • じょうてつ
    • 南64 真駒内線 真駒内本町行(西11丁目駅・南21条西11丁目経由)
4番のりば
5番のりば
  • 新川営業所
    • 01 屯田線 屯田6条12丁目行(麻生駅新琴似12条10丁目経由)
    • 03 屯田線 屯田6条12丁目行(麻生駅・屯田2条4丁目経由)
    • 04 屯田線 屯田6条12丁目行(麻生駅・中央バス自動車学校経由)
  • 札幌北営業所
    • 東19 北光北口線 北49条東3丁目行(東8丁目経由)

「北5条西1丁目」停留所(石狩市方面)編集

札幌駅前や札幌駅北口に入らない中央バスの石狩市行は、創成川通沿いの「北5条西1丁目」に停車する。札幌市北区方面行のうち、札幌駅前経由の22と36、札幌駅北口経由の02と28も停車する[13]

2020年(令和2年)4月1日現在。

  • 石狩営業所
    • 14 花川南団地線 石狩庁舎前行(麻生駅・花川3丁目経由)
    • 16 花畔団地線 石狩庁舎前行(麻生駅・花川5丁目経由)
    • 石狩線 石狩行・トーメン団地行(東茨戸2条1丁目・石狩庁舎経由)
    • 札厚線 道の駅あいろーど厚田行(東茨戸2条1丁目・石狩庁舎・厚田支所経由)

脚注編集

[脚注の使い方]

注釈編集

出典編集

  1. ^ a b 一般バスターミナル現況 (PDF)”. 国土交通省. 2011年10月2日閲覧。
  2. ^ a b 札幌の都市交通データブック2019 後半 (PDF)”. 札幌市. pp. 68 - 73. 2020年5月7日閲覧。
  3. ^ 総務省北海道管区行政評価局 行政苦情救済推進会議の検討結果を踏まえたあっせん (PDF) - 2002年3月29日
  4. ^ 立澤芳男 (2011年8月24日). “都市生活で読む日本の実態シリーズNo.4 (PDF)”. ハイライフ研究所. pp. 14-15. 2017年9月1日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j k 札幌駅周辺バスのりば (PDF)”. 北海道バス協会. 2020年5月7日閲覧。
  6. ^ a b c 札幌駅バスターミナル のりば案内”. ジェイ・アール北海道バス. 2020年5月7日閲覧。
  7. ^ a b c 札幌駅前ターミナル のりば地図”. 北海道中央バス. 2020年5月7日閲覧。
  8. ^ a b c d e 札幌駅前 のりば地図”. 北海道中央バス. 2020年5月7日閲覧。
  9. ^ 札幌駅前 停留所(乗り場)”. 北海道バス. 2020年5月7日閲覧。
  10. ^ 札幌駅前(空港連絡) のりば地図”. 北海道中央バス. 2020年5月7日閲覧。
  11. ^ 札幌駅前(のりば)|停留所地図”. 北都交通. 2020年5月7日閲覧。
  12. ^ 札幌駅北口 のりば地図”. 北海道中央バス. 2020年5月7日閲覧。
  13. ^ 北5条西1丁目 のりば地図”. 北海道中央バス. 2020年5月7日閲覧。

新聞記事編集

  1. ^ “国鉄バスターミナル” (日本語). 北海道新聞. フォト北海道(道新写真データベース) (北海道新聞社). (1976年1月21日). http://photodb.hokkaido-np.co.jp/detail/0090269757 2017年9月3日閲覧。 
  2. ^ “札幌ターミナルビル 華やかに竣工祝う” (日本語). 北海道新聞. フォト北海道(道新写真データベース) (北海道新聞社). (1978年8月29日). http://photodb.hokkaido-np.co.jp/detail/0090322730 2017年9月1日閲覧。 
  3. ^ “札幌 JRタワーきょう「開業」*プレオープンで大混雑*全道から買い物客*行列 店舗ぐるり/飲食街 1時間待ち” (日本語). 北海道新聞. フォト北海道(道新写真データベース) (北海道新聞社). (2003年3月6日). http://photodb.hokkaido-np.co.jp/detail/0090200421 2017年9月1日閲覧。 

外部リンク編集