13十三、じゅうさん、とおあまりみつ)は自然数、また整数において、12の次で14の前の数である。英語では thirteen(サーティン、サーティーン)と表記される。西洋を中心に「13 = 忌み数」という認識が強いことから、様々な効果を狙って作品のタイトルなどに使用されることも多い。なお、英語の序数詞では 13th (thirteenth) と表記される。19 (nineteen) まで続く英語の語尾 “-teen”(ティーン)の始まりとなる。ラテン語での表記は tredecim (トレーデキム)。

12 13 14
素因数分解 13 (素数
二進法 1101
六進法 21
八進法 15
十二進法 11
十六進法 D
二十進法 D
ローマ数字 XIII
漢数字 十三
大字 拾参
算木 Counting rod h1.pngCounting rod v3.png

性質編集

その他 13 に関連すること編集

13番目のもの編集

元素・惑星編集

歴史上の人物編集

その他編集

宗教・風習・文化編集

  • 忌み数: 西洋では 13 が忌み数とされている(『13 (忌み数) 』を参照)。なお、キリスト教圏でも忌み数としない地域が存在する。
    • 上記のことに関連して、日本で使用される駐留軍の車のナンバープレートには、下2桁13の番号は払い出されない(希望番号を除く)。野球メジャーリーグでは、背番号13はアレックス・ロドリゲスを初めとして中南米出身の選手を中心によく用いられている。
    • 作品のタイトルや作中において、不吉さやダークさ、トリッキーさを象徴する数字として使用されることが多い。また、北欧神話やキリスト教の俗説などから「(13人目の)招かれざる客」という意味合いもある。
    • 日本における忌み数49を足すと13になる。上述した十三塚や十三重塔における「13」という数は死者を象徴しているとする説[1]がある一方、これらの存在を以て吉数とする見方もある。
    • 中国広東語圏では一般的に13は吉数である。これは十三の諧音が「實生」(実るという意)のためである。
    • ヨーロッパの国の中でも、イタリアでは13はラッキーナンバーとなっている。
    • アメリカ合衆国においても建国時の数が13(独立十三州)であるため、かつては吉数とされていた。同国では国旗の数の他、1ドル紙幣の裏面や国章にも13の数に因んだものが多く見受けられる。
  • ユネスコ世界文化遺産に登録された、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた絵画『最後の晩餐』には13人が描かれている。
  • マヤ文明の代表的な長期暦は13バクトゥンを一つのサイクルとしている。また、より小さい暦ではツォルキン暦における係数を13までとするなど、マヤにとって13は特別な数の一つである。
  • ユダヤ教において13は聖数とされる。
  • 十三仏(十三佛)は、日本で考えられた冥界の審理に関わる13の
  • 十三塚は、日本各地にある民間信仰による土木構造物。
  • 十三重塔
    • 談山神社(旧・多武峯妙楽寺)にある多重塔で、国の重要文化財に指定されている。現在の塔は1532年享禄5年)の再建だが、世界で唯一現存する木造十三重塔である[3]
    • この他、石造の十三重塔は浮島十三重塔など複数現存しており、このうち国の重要文化財に指定されているのは18塔である[4]
  • 諏訪大社上社の古文献の中で、神社(神名)を十三所にまとめた記述がある。後に中・下の各々十三所が追加され全部で三十九所となるが、本来の最初の十三所を「上の十三所」という。なお、十三は1年の12ヶ月に閏月を足した数とされる[5]
  • 十三箇所巡礼
  • 神社の名称
  • 中尾山 十三寺(なかおさん じゅうそうじ)は、富山県下新川郡入善町舟見にある高野山真言宗寺院北陸三十三ヵ所観音霊場の第三十二番)[11]
  • 十三回忌は、没後、12年目の祥月命日。
  • 結婚13周年記念日は、レース婚式
  • 旧暦9月13日月見十三夜、この夜の月を豆名月または栗名月という。
  • サツマイモの売り言葉として、「より美味い十三」がある。「栗」は九里、「より」が四里にかかっており、足すと十三里になる。由来などの詳細は「サツマイモ#文化」を参照。
  • くし屋の名称として東京京都に「十三や」がある。くしの語呂合わせである数字の九四は「苦死」に通じて縁起がよくないため、足して十三としている[12]
  • 京都周辺など関西を中心とした一部地域では、子供が数え年で13歳になると「十三詣り」という祝い事をする。
  • 沖縄県では、子供が数え年で13歳になると家族や周囲が「十三祝い」という祝い事をする。生年祝い(トゥシビー)の一つ。
  • 旧約聖書
    • 創世記
      • 「彼らは十二年間ケドルラオメルに支配されていたが、十三年目に背いたのである。」(創世記 14章 4節)
      • 「息子イシュマエルが包皮に割礼を受けたのは、十三歳であった。」(創世記 17章 25節)
    • 民数記
      • 「あなたたちは、若い雄牛十三頭、雄羊二匹、一歳の羊十四匹を、焼き尽くす献げ物として主にささげ、燃やして宥めの香りとする。それらは無傷のものでなければならない。雄牛十三頭については、一頭につき穀物の献げ物としてオリーブ油を混ぜた上等の小麦粉十分の三エファ、雄羊二匹については、一匹につき十分の二エファ、」(民数記 29章 13-14節)
    • ヨシュア記
      • 「ベト・レバオト、シャルヘン、以上十三の町とそれに属する村、」(ヨシュア記 19章 6節)
      • 「まず、くじで割り当てを受けたのは、ケハトの諸氏族である。祭司アロンの子孫であるレビ人は、ユダ族、シメオン族、ベニヤミン族から十三の町をくじで得た。」(ヨシュア記 21章 4節)
      • 「ゲルションの人々は、イサカル族、アシェル族、ナフタリ族、バシャン地方に住むマナセの半部族の諸氏族から十三の町をくじで得た。」(ヨシュア記 21章 6節)
      • 「アロンの子孫である祭司たちの町は、合計十三であり、それに属する放牧地があった。」(ヨシュア記 21章 19節)
      • 「ゲルションの人々の氏族ごとの町は、合計十三で、それに属する放牧地があった。」(ヨシュア記 21章 33節)
    • 列王記上
      • 「ソロモンは十三年の年月をかけて宮殿を築き、その宮殿のすべてを完成させた。」(列王記上 7章 1節)
    • 歴代誌上
      • 「ベニヤミン族の中のゲバとその放牧地、アレメトとその放牧地、アナトトとその放牧地が与えられた。彼らの町は合計十三で、各氏族のものとなった。」(歴代誌上 6章 45節)
      • 「ゲルションの子孫には、氏族ごとに、イサカル族、アシェル族、ナフタリ族、バシャンに住むマナセ族から十三の町が与えられた。」(歴代誌上 6章 47節)
      • 「第十三のくじはフパに、第十四のくじはイエシェブアブに、」(歴代誌上 24章 13節)
      • 「第十三のくじはシュバエルとその息子、その兄弟十二人に。」(歴代誌上 25章 20節)
      • 「次男はヒルキヤ、三男はテバルヤ、四男はゼカルヤ。ホサの息子と兄弟は皆で十三人であった。」(歴代誌上 26章 11節)
    • エステル記
      • 「こうして第一の月の十三日に、王の書記官が召集され、総督、各州の長官、各民族の首長にあてて、ハマンの命ずるがままに勅書が書き記された。それは各州ごとにその州の文字で、各民族ごとにその民族の言語で、クセルクセス王の名によって書き記され、王の指輪で印を押してあった。急使はこの勅書を全国に送り届け、第十二の月、すなわちアダルの月の十三日に、しかもその日のうちに、ユダヤ人は老若男女を問わず一人残らず滅ぼされ、殺され、絶滅させられ、その持ち物は没収されることとなった。」(エステル記 3章 12-13節)
      • 「これはクセルクセス王の国中どこにおいても一日だけ、第十二の月、すなわちアダルの月の十三日と定められた。」(エステル記 8章 12節)
      • 「第十二の月、すなわちアダルの月の十三日に、この王の命令と定めが実行されることとなった。それは敵がユダヤ人を征伐しようとしていた日であったが、事態は逆転し、ユダヤ人がその仇敵を征伐する日となった。」(エステル記 9章 1節)
      • 「それはアダルの月の十三日のことである。十四日には安らぎを得て、この日を祝宴と喜びの日とした。スサのユダヤ人は同月の十三日と十四日に集合し、十五日には安らぎを得て、この日を祝宴と喜びの日とした。」(エステル記 9章 17-18節)
    • エレミヤ書
      • 「主の言葉が彼に臨んだのは、ユダの王、アモンの子ヨシヤの時代、その治世の第十三年のことであり、」(エレミヤ書 1章 2節)
      • 「ユダの王、アモンの子ヨシヤの第十三年から今日に至るまで二十三年の間、主の言葉はわたしに臨み、わたしは倦むことなく語り聞かせたのに、お前たちは従わなかった。」(エレミヤ書 25章 3節)
    • エゼキエル書
      • 「門の入り口の幅を測ると、十アンマで、門全体の幅は十三アンマであった。」(エゼキエル書 40章 11節)
    • ダニエル書
      • 「角笛、横笛、六絃琴、竪琴、十三絃琴、風琴などあらゆる楽器による音楽が聞こえたなら、ネブカドネツァル王の建てられた金の像の前にひれ伏して拝め。」(ダニエル書 3章 5節)
      • 「それで、角笛、横笛、六絃琴、竪琴、十三絃琴の音楽が聞こえてくると、諸国、諸族、諸言語の人々は皆ひれ伏し、ネブカドネツァル王の建てた金の像を拝んだ。」(ダニエル書 3章 7節)
      • 「御命令によりますと、角笛、横笛、六絃琴、竪琴、十三絃琴、風琴などあらゆる楽器の音楽が聞こえたなら、だれでも金の像にひれ伏して拝め、ということでした。」(ダニエル書 3章 10節)
      • 「今、角笛、横笛、六絃琴、竪琴、十三絃琴、風琴などあらゆる楽器の音楽が聞こえると同時にひれ伏し、わたしの建てた金の像を拝むつもりでいるなら、それでよい。もしも拝まないなら、直ちに燃え盛る炉に投げ込ませる。お前たちをわたしの手から救い出す神があろうか。」(ダニエル書 3章 15節)

13 に関する名称編集

地名編集

作品編集

タイトル
作品内に登場

人名編集

日本の人名に、十三(「じゅうぞう」など)もしくは一三(「かずみ」「いちぞう」など)がある。

鉄道関連編集

その他編集

十三個一組で数えるもの編集

行政区画・植民地
宗派・教派
13人によるもの

脚注編集

[脚注の使い方]

出典編集

  1. ^ 吉野裕子『陰陽五行と日本の歴史』(大和書房)
  2. ^ 十三仏霊場(鳴門観光興業)
  3. ^ 十三重塔 Archived 2012年10月31日, at the Wayback Machine.(談山神社公式サイト)
  4. ^ 十三重塔いろいろ[リンク切れ](徒然なるままに)
  5. ^ 諏訪大社上社:十三所(上十三所・中十三所・下十三所)(諏訪大社と諏訪神社 from八ヶ岳原人版)
  6. ^ 信濃國十三社巡り(玄松子の記憶)
  7. ^ 十三神社(神社ふり〜く)
  8. ^ 十三神社・神野宮(神奈備)
  9. ^ 十三社神社(東京都神社庁
  10. ^ 十三所社(山梨県神社庁)
  11. ^ 北陸三十三ヵ所観音霊場巡り:第三十二番 中尾山 十三寺
  12. ^ 櫛の十三や 東京と京都 どっちが本家?(木のメモ帳:木あそび)
  13. ^ 十三湊遺跡(五所川原市ホームページ)

符号位置編集

記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称
U+246C 1-13-13 ⑬
⑬
CIRCLED DIGIT THIRTEEN
U+2480 - ⒀
⒀
PARENTHESIZED DIGIT THIRTEEN
U+2494 - ⒔
⒔
DIGIT THIRTEEN FULL STOP
U+24ED 1-12-13 ⓭
⓭
DOUBLE CIRCLED DIGIT THIRTEEN

関連項目編集

2桁までの自然数
(0) 1 2 3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26 27 28 29
30 31 32 33 34 35 36 37 38 39
40 41 42 43 44 45 46 47 48 49
50 51 52 53 54 55 56 57 58 59
60 61 62 63 64 65 66 67 68 69
70 71 72 73 74 75 76 77 78 79
80 81 82 83 84 85 86 87 88 89
90 91 92 93 94 95 96 97 98 99
  • 斜体で表した数は素数である。