大館市

日本の秋田県の市

大館市(おおだてし)は、秋田県北部に位置する。市の北境で青森県と接している。

おおだてし
大館市
大館樹海ドーム
大館樹海ドーム
秋田杉による国内最大の木造建築
大館市旗
大館市旗
大館市章
大館市章
日本の旗 日本
地方 東北地方
都道府県 秋田県
団体コード 05204-3
法人番号 3000020052043
面積 913.22km2
総人口 72,472
推計人口、2017年5月1日)
人口密度 79.4人/km2
隣接自治体 北秋田市鹿角市
鹿角郡小坂町山本郡藤里町
青森県弘前市平川市
南津軽郡大鰐町中津軽郡西目屋村
市の木 秋田杉[1]
市の花 キク[2]
他のシンボル -
大館市役所
所在地 017-8555
秋田県大館市字中城20番地
北緯40度16分17秒東経140度33分51.3秒座標: 北緯40度16分17秒 東経140度33分51.3秒
大館市役所・本庁舎
外部リンク 公式ウェブサイト

大館市位置図

― 市 / ― 町・村

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大館市中心部周辺の空中写真。画像上部中央付近に大館駅があるが、古くからの大館の中心市街地は画像中央から下部の河岸段丘上に形成されている。1975年撮影の15枚を合成作成。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

目次

概要編集

市域の大部分は山間部であり、米代川とその支流の流域に沿って集落が点在する。大館城址および市役所、裁判所、検察庁などが建ち並ぶ旧市街地は長木川と米代川に挟まれた大館盆地の中心にある。

全国の一般的な主要都市と異なる点は、中心部にある鉄道駅が業務委託駅東大館駅)で主要駅の大館駅は中心部から2キロメートル以上離れる郊外にある点であり、そのため交通施設(交通)と商業施設(経済)が非効率に分散したまま発展してきている。

県庁所在地秋田市および県南部への交通の便は悪く、娯楽や観光・商業・医療の面では秋田県内の各都市とのつながりよりも、奥羽本線東北自動車道などが通っていて近い弘前市中南津軽地域とのつながりが強い[注釈 1][3][4]

地理編集

秋田県の北部に位置する。北境で青森県と県境を接し、東境で鹿角郡小坂町鹿角市、南境で北秋田市、西境で藤里町と接する。2005年平成17年)、西部の田代町、北部の大館市、南部の比内町が合併し、面積がほぼ2倍となった。

秋田三大河川の1つである米代川が東から西に向かって中央部を貫き、南から流れてきた犀川と引欠川、北東から流れてきた長木川、岩瀬川、早口川が次々と合流する。大館市は、四方を山に囲まれた盆地である。北部の山々は、白神山地の東端に位置する田代岳を主峰とする1000メートル級の峰が連なり、東部には鳳凰山に代表される500メートル級の山々に樹海が広がっている。南部には、竜ヶ森を主峰とする比内連峰が屏風のように聳え、東部には魔当山などのなだらかな山並みが続いている。大館盆地の中央(米代川南側)には、霊峰として知られる達子森がピラミッドのような山容で聳えている。

隣接している自治体編集

地域区分編集

秋田県内では、経済・医療・教育・気象など分野により、大館市と北秋田市・北秋田郡を含む地方を北秋(ほくしゅう)、さらに北秋地域と鹿角市・鹿角郡をまとめて北秋鹿角(ほくしゅうかづの)または北鹿(ほくろく)、大館市と鹿角市・鹿角郡を大館鹿角[注釈 3]と分類し、区分する場合が多い。

気候編集

ケッペンの気候区分では温暖湿潤気候に属する。年間最高気温と年間最低気温の差が大きく、山々に囲まれた盆地のため夏は高温多湿になり、朝靄が発生しやすい。

  • 最高気温極値(1976/11 - )38.3°C1978年8月3日[5]
  • 最低気温極値(1976/11 - )-19.0°C2012年1月29日
  • 最大降水量 - 163ミリ(1994年(平成6年)8月31日
  • 最大瞬間風速 - 20.2メートル(2009年(平成21年)2月21日
  • 夏日最多日数 - 102日(2012年(平成24年))
  • 真夏日最多日数 - 51日(2012年(平成24年))
  • 猛暑日最多日数 - 6日(2012年(平成24年))
  • 熱帯夜最多日数 - 2日(2010年(平成22年))
  • 冬日最多日数 - 153日(1984年(昭和59年))
大館(1981-2010)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C (°F) 10.8
(51.4)
17.6
(63.7)
20.1
(68.2)
30.4
(86.7)
32.1
(89.8)
35.1
(95.2)
37.5
(99.5)
38.3
(100.9)
35.7
(96.3)
27.4
(81.3)
22.4
(72.3)
16.2
(61.2)
38.3
(100.9)
平均最高気温 °C (°F) 1.3
(34.3)
2.5
(36.5)
6.5
(43.7)
14.6
(58.3)
20.0
(68)
24.2
(75.6)
26.9
(80.4)
28.8
(83.8)
24.1
(75.4)
17.8
(64)
10.5
(50.9)
4.1
(39.4)
15.1
(59.2)
日平均気温 °C (°F) −2.4
(27.7)
−1.7
(28.9)
1.6
(34.9)
8.2
(46.8)
13.8
(56.8)
18.4
(65.1)
21.9
(71.4)
23.4
(74.1)
18.4
(65.1)
11.5
(52.7)
5.3
(41.5)
0.3
(32.5)
9.9
(49.8)
平均最低気温 °C (°F) −6.3
(20.7)
−6.0
(21.2)
−3.0
(26.6)
2.2
(36)
8.2
(46.8)
13.5
(56.3)
17.9
(64.2)
19.1
(66.4)
13.8
(56.8)
6.4
(43.5)
0.9
(33.6)
−3.1
(26.4)
5.3
(41.5)
最低気温記録 °C (°F) −19.0
(−2.2)
−17.2
(1)
−14.5
(5.9)
−8.5
(16.7)
−2.1
(28.2)
4.6
(40.3)
9.4
(48.9)
9.9
(49.8)
2.7
(36.9)
−2.0
(28.4)
−8.0
(17.6)
−15.8
(3.6)
−18.0
(−0.4)
降水量 mm (inch) 101.1
(3.98)
79.8
(3.142)
98.0
(3.858)
108.0
(4.252)
126.7
(4.988)
108.9
(4.287)
215.4
(8.48)
194.4
(7.654)
160.1
(6.303)
141.9
(5.587)
151.8
(5.976)
126.9
(4.996)
1,613
(63.503)
平均降水日数 (≥ 1.0 mm) 20.0 17.3 15.7 12.1 12.1 10.8 13.9 11.6 12.8 14.4 17.8 19.8 178.3
平均月間日照時間 59.1 85.5 124.2 153.9 174.0 164.9 144.0 167.1 133.7 124.6 81.1 56.1 1,468.2
出典: 気象庁[6]

歴史編集

大館市周辺の北秋鹿角地方は縄文時代の遺跡が多く残る地域で、大館市内にも170か所におよぶ遺跡が確認されている。8 - 9世紀ころまでは蝦夷の地であり、当時は大館市周辺は火内(=比内)と呼ばれる大和朝廷の勢力の及ばない地域であった[7]

大館地方が文献に初めて登場するのは『日本三代実録元慶2年(878年)条の元慶の乱の記事で、秋田城下の村の一つとして「火内」と記され、大館地方は古来から比内郡の一部であった。

1590年天正18年)に豊臣秀吉朱印状により比内郡が秋田郡に編入され、以後、1878年明治11年)に旧比内郡のほぼ全域が北秋田郡となるまで秋田郡に属していた。

関ヶ原の戦い以後、常陸国から佐竹氏が移封され、大館城には現在の常陸大宮市から佐竹氏に従って移った小場義成(佐竹西家)が城代として入城して、江戸時代には久保田藩の大館城下として栄えた。

しかし戊辰戦争のおりに十二所の戦い大館城攻城戦などの激しい戦闘が行われて大館城などの中心部を含む市内の広範囲の部分が焼失した。とくに中心部は町屋29軒しか残らなかったほど焼き尽くされ、その後も大正昭和期に中心部が幾度となく大火にみまわれ、歴史的な建造物や城下町だった面影はほとんど残っていない。

近世では、1885年(明治18年)に花岡村で黒鉱などが発見されたことを初め、広範囲で鉱山が開山された。鉱石の運搬などのため秋田県でもいち早く鉄道網が整備され、1980年ころまでは秋田県の都市圏の中では秋田市に次ぐ規模として人口も増加し周辺が発展していった。しかし、昭和時代後半には資源の枯渇にともない鉱山の閉山が相次ぎ、人口が流出すると同時に鉄道の廃線や商業施設の衰退など市として一時の勢いがなくなり、秋田県の都市圏としても2000年以降6位まで下落している。

年表編集

明治時代以降編集

年表中、とくに記述のない町村はすべて北秋田郡

市町村合併の経緯編集

  • 1878年(明治11年)12月23日 - 旧来の秋田郡域の一部が北秋田郡として発足し、現・大館市全域が北秋田郡となる。
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 東大館町と西大館町が合併して大館町になり[14]、大館町・釈迦内村長木村上川沿村下川沿村二井田村真中村十二所町花岡村矢立村扇田村東館村西館村大葛村早口村山瀬村が発足。
  • 1896年(明治29年)7月16日 - 扇田村が町制に移行し扇田町になる。
  • 1932年(昭和7年)9月30日 - 花岡村が町制に移行し花岡町になる。
  • 1933年(昭和8年) - 長木村の旧柄沢村を分割、大館町に編入する[15]
  • 1947年(昭和22年)7月1日 - 早口村が町制に移行し早口町になる。
  • 1951年(昭和26年)4月1日 - 大館町、釈迦内村が合併し、大館市が発足[16]
  • 1955年(昭和30年)
    • 3月1日 - 長木村・上川沿村・下川沿村・二井田村・真中村を編入[17]。花岡町・矢立村が合併し花矢町が新設。
    • 3月31日 - 十二所町を編入[18]。扇田町・東館村・西館村・大葛村が合併し、比内町が新設。
  • 1956年(昭和31年)9月30日 - 早口町と山瀬村が合併し、田代町が新設。
  • 1967年(昭和42年)12月21日 - 花矢町を編入[19]
  • 1968年(昭和43年)2月1日 - 比内町との境界の変更にともない、大館市大字山館の一部を比内町に編入し、比内町大字扇田字金谷川原の一部を大館市に編入する[20]
  • 1969年(昭和44年)11月1日 - 比内町との境界の変更にともない、大館市大字二井田字浜田の一部を比内町に編入し、比内町大字片貝字家ノ下の一部を大館市に編入する[21]
  • 2002年(平成14年)12月10日 - 比内町との境界の変更にともない、大館市二井田字倉下・字上出向の一部を比内町に編入し、比内町扇田字荒又才川附・字荒又の一部を大館市に編入する[22]
  • 2005年(平成17年)6月20日 - 田代町比内町を編入[23]

市長編集

地域編集

人口編集

 
大館市と全国の年齢別人口分布(2005年) 大館市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 大館市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
大館市(に相当する地域)の人口の推移
1970年 97,856人
1975年 95,045人
1980年 95,529人
1985年 94,526人
1990年 90,098人
1995年 88,231人
2000年 86,288人
2005年 82,504人
2010年 78,946人
2015年 74,175人
総務省統計局 国勢調査より

行政編集

 
比内総合庁舎
 
田代総合庁舎
 
秋田地方検察庁大館支部・大館区検察庁
 
秋田地方裁判所大館支部・秋田家庭裁判所大館支部・大館簡易裁判所

医療編集

 
大館市立総合病院
一次医療・初期救急医療
二次医療・二次救急医療
三次医療

三次医療は、北秋鹿角地域では当初の計画で北秋田市民病院救命救急センターを開設する予定であったが、計画通りの医療機関になっておらず、計画が白紙にもどされ、また秋田市秋田赤十字病院から大館市は120分以内で到達できないため、空白地域になっている[24]。現状では、大館市立総合病院が弘前大学と専門医養成ネットワークに関する協定を締結していて、また弘前市への到達時間が秋田市よりも短いことから、三次医療は高度救命救急センターのある弘前大学医学部附属病院に頼ることが多い[4]

教育編集

 
秋田看護福祉大学

大学編集

高等学校編集

大館鳳鳴高等学校は、1898年に秋田縣第二尋常中學校として開校する。のちに大館工業高等学校大館商業高等学校大館南高等学校が分離独立する。

中学校編集

小学校編集

  • 大館市立長木小学校
  • 大館市立有浦小学校
  • 大館市立桂城小学校
  • 大館市立城南小学校
  • 大館市立城西小学校
  • 大館市立釈迦内小学校
  • 大館市立川口小学校
  • 大館市立上川沿小学校
  • 大館市立成章小学校
  • 大館市立花岡小学校
  • 大館市立矢立小学校
  • 大館市立南小学校
  • 大館市立扇田小学校
  • 大館市立西館小学校
  • 大館市立東館小学校
  • 大館市立早口小学校
  • 大館市立山瀬小学校

特別支援学校編集

廃校になった学校編集

  • 秋田桂城短期大学(2004年4月 秋田看護福祉大学新設)
  • 秋田県立大館工業高等学校(2016年3月 大館桂高等学校・大館高等学校と統合し、大館桂桜高等学校を新設)
  • 秋田県立大館桂高等学校(2016年3月 大館工業高等学校・大館高等学校と統合し、大館桂桜高等学校を新設)
  • 秋田県立大館高等学校(2016年3月 大館桂高等学校・大館工業高等学校と統合し、大館桂桜高等学校を新設)
  • 秋田県立大館東高等学校(1992年3月 大館南高等学校と統合し、大館高等学校を新設)
  • 秋田県立大館南高等学校(1992年3月 大館東高等学校と統合し、大館高等学校を新設)
  • 秋田県立大館商業高等学校(2005年4月 大館国際情報学院を新設)
  • 大館市立長木中学校(1970年3月 第三中学校と統合し、東中学校を新設)
  • 大館市立第三中学校(1970年3月 長木中学校と統合し、東中学校を新設)
  • 大館市立上川沿中学校(1980年4月 大館市立第一中学校へ統合)
  • 大館市立大葛小学校(2012年3月 東館小学校に統合し廃校)
  • 大館市立雪沢小学校(2012年3月 長木小学校に統合し廃校)
  • 大館市立第二中学校(2015年3月 花岡中学校・矢立中学校と統合し、北陽中学校を新設)
  • 大館市立花岡中学校(2015年3月 第二中学校・矢立中学校と統合し、北陽中学校を新設)
  • 大館市立矢立中学校(2015年3月 第二中学校・花岡中学校と統合し、北陽中学校を新設)

学校教育以外の施設編集

郵便編集

  • 白沢郵便局
  • 花岡郵便局
  • 花岡本郷郵便局
  • 釈迦内郵便局
  • 長木郵便局
  • 大館駅前郵便局
  • 大館東台郵便局
  • 大館常盤木町郵便局
  • 真中郵便局
  • 大館片山郵便局
  • 大館川口郵便局
  • 岩瀬郵便局
  • 山瀬郵便局
  • 大滝温泉郵便局
  • 十二所郵便局
  • 羽後東館郵便局
  • 西館郵便局
  • 羽後二井田郵便局
  • 大葛郵便局
  • 雪沢簡易郵便局
  • 大館狐台簡易郵便局
  • 田代山田簡易郵便局


友好・交流都市編集

日本国内編集

ハチ公サミット編集

交流都市として、忠犬ハチ公生誕90周年の節目の2013年からゆかりのある各自治体が集まりハチ公サミットを開催している。[29][30]


産業編集

米代川やその支流の周辺では、稲作が盛んで市街地以外は田園風景が広がる。また名産品が多く、秋田犬比内鶏きりたんぽ大館曲げわっぱ、天然鮎が、大館の5大名産品として知られている。中世の時代から、森林資源と鉱山資源に恵まれ、花岡鉱山、釈迦内鉱山や旧比内町地区には大谷、大葛、立又、大巻、大沢、藤原の鉱山があった。森林資源では天然秋田杉が、鉱山資源では良質の黒鉱や、金銅などの貴金属を多く産出したが、天然林の枯渇や鉱山の経営悪化により衰退した。

大館市に本社・本所がある企業など編集

特産品・名産品編集

 
きりたんぽ。大館が本場である
工芸品・大館曲げわっぱ1980年(昭和55年)10月16日 伝統工芸品指定)[31]
  • 有限会社栗久
  • 曲わっぱ高久
  • 九嶋曲物工芸
  • 高田漆器工芸
  • 工房るわっぱ
  • 有限会社柴田慶信商店
  • 株式会社大館工芸社
  • 佐々木曲物工芸
  • 鎌田曲物工芸
きりたんぽ(本場)
比内鶏(食用・比内地鶏)
秋田犬(社団法人秋田犬保存会本部)
忠犬ハチ公の生誕地から、ハチ公の名前をとったバス路線やポイントカード、通り名(ハチ公小径、ハチ公通り)、商品が多数存在するほか、大館駅前には銅像がある。
トンブリ(旧比内町)
ヤマノイモ
じゅんさい(長木地区)
日本酒

大型商業施設編集

金融機関編集

  • 秋田銀行
    • 大館支店
    • 大館駅前支店
    • 大館西支店
    • 田代支店
    • 比内支店

指定金融機関秋田銀行である。

これは、第四十八銀行大館支店の流れを継承し、その後継たる秋田銀行大館支店が大館町の本金庫業務を継承したことに起因する。なお、当市は北都銀行の前身である羽後銀行に吸収合併された大館銀行のお膝元であったが、同行は指定金融機関にはなっていない。

交通編集

 
大館駅

奥羽本線・国道7号が秋田市方面から青森市方面に西から北へ延び、東へは花輪線・国道103号を経由し国道282号盛岡市方向へ延びる、交通の分岐点となっている。

県庁所在地秋田市への交通は、北秋田市より西へ通じる路線バスや高速バスが運行されていないため、移動手段は車か鉄道しかない。車での移動は高速道路が開通しておらず、国道7号を経由して二ツ井白神ICから秋田自動車道を利用するか、国道285号を利用する。また、鉄道は特急を併せておおむね1時間に1本程度、所要時間1時間30分から2時間程度かかる。盛岡市へは東北新幹線への接続のため開設された高速バスが1時間に1本運行されており、長距離移動の主要手段となっている。

鉄道編集

鉄道は秋田県の中でいち早く整備されたが、私鉄は1994年までにすべての旅客営業が廃止され、その後は東日本旅客鉄道だけが現存する。

廃線

バス編集

路線バス
リムジンバス
高速バス
※2007年度の輸送人員[33]

道路編集

車での遠距離の移動には東北自動車道を利用することが多く、十和田IC小坂IC[注釈 12]碇ヶ関ICの各ICを経由するか、秋田自動車道(大館西道路)から小坂JCTを経由する[注釈 13]

高速道路編集

一般国道編集

 
国道7号

秋田県道編集

空港編集

大館能代空港が最寄りではあるが、リムジンバスで50分程度かかる北秋田市郊外に立地し、東京国際空港便だけの運航であるので、便利のよい青森空港秋田空港も利用の範囲内である。

メディア編集

新聞編集

全国紙
ブロック紙
地方紙

放送編集

テレビ局編集

通信編集

固定電話・インターネット

市外局番0186で、大館市単独で1つの単位料金区域 (大館MA) となっている(北秋田市・郡、鹿角市・郡も同じ市外局番だがMAがそれぞれ違う)。

なお、回線はNTT東日本が敷設するメタリックと光ケーブル、KDDIのメタリック、大館ケーブルテレビによるケーブルテレビ網をつかった回線などであったが、2012年度からKDDIが光ケーブルによるサービスを開始し、選択肢が増えた。

  • NTT東日本(Bフレッツなど)
  • KDDI(auひかりなど)
  • 大館ケーブルテレビ(電話は050で始まるIP電話のみだったが、2014年6月から0186で始まるケーブルプラス電話が提供可能になった)

ほか

文芸作品編集

  • 北秋田と羽州街道(街道の日本史9) / 佐々木潤之助、佐藤守、板橋範芳(編)
  • 大館地方の歴史散歩 / 鷲谷豊

小説編集

名所・旧跡・観光スポット編集

大館八景編集

大館八景は大館市を代表とする8つの景観や施設を選定したもので、1762年宝暦12年)から中国瀟湘八景になぞらえて指定したのが始まりである[34]

平成の大館八景

旧跡編集

 
桂城公園

博物館・記念館編集

公園・運動施設編集

 
大館樹海ドーム

自然・景勝編集

 
長走風穴

登山編集

 
鳳凰山

社寺編集

温泉編集

祭事・催事編集

  • 比内とりの市:比内グラウンド(1月第4土曜日とその翌日曜日)
  • アメッコ市:おおまちハチ公通り(2月第2土曜日とその翌日曜日)
  • 桜まつり:桂城公園(4月下旬 - 5月上旬)
  • 山田記念ロードレース大会:大館市名誉市民・山田敬蔵の偉業を記念して開催しているロードレース(4月29日昭和の日開催)、2013年で61回を数える[36]
  • たけのこ祭り:田代多目的運動広場(6月上旬 - 中旬)。
  • 大館バラまつり:石田ローズガーデン(6月・石田博英の元庭園で開催)
  • 大日神社例大祭・独鈷ばやし(5月28日 (旧暦)
  • 中野七夕:中野地区(8月13日
  • 大文字まつり:おおまちハチ公通り・鳳凰山など(8月16日
  • 大館神明社祭典
  • ひない盆まつり・灯籠流し・扇田盆踊り(ハッタギ踊り):比内町扇田(8月16日 - 8月17日)
  • 五色湖まつり:山瀬ダム多目的運動広場(10月第2日曜日)
  • 本場大館きりたんぽまつり:大館樹海ドームなど(10月)

出身有名人編集

 
大館駅前のハチ公像。ハチは大館生まれである

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ 過去には弘前市との間に急行バス弘前 - 大館線が運行されていたこともあった。
  2. ^ 4箇所に同名の高森がある
  3. ^ 大館鹿角と分類した場合は、北秋田または北秋は、北秋田郡と北秋田市を指す。
  4. ^ 官設鉄道は、のちに国鉄、現・JR東日本奥羽本線となる。
  5. ^ 大館駅の名称が開業当時からついているが、大館町釈迦内村の境界に立地し、現在では駅舎が旧大館町、敷地の大部分が旧釈迦内村に所在する。
  6. ^ 奥羽本線が秋田駅まで開通したのは1902年福島駅まで全線開通したのは1905年になってからである。
  7. ^ 秋田鉄道はのちに国鉄に買収され花輪線となり、JR東日本に継承される。
  8. ^ 毛馬内駅は開業当時は貨物駅で、のちに末広駅に改称される。
  9. ^ 奥羽本線の各駅は東日本旅客鉄道秋田支社の管轄である。
  10. ^ 花輪線の各駅は大館駅を除き東日本旅客鉄道盛岡支社の管轄である。
  11. ^ 1934年まで片山停留所が大館駅・東大館駅間に、池内停留所が東大館駅・扇田駅間に存在した。
  12. ^ 大館市雪沢地区(旧長木村)からは小坂ICが最寄りである。
  13. ^ 一般道から東北自動車道の各ICを経由しても、大館北ICから小坂JCTを経由しても所要時間はほとんど変わらない。

出典編集

  1. ^ 大館市の木を定める件”. 大館市(例規集) (1967年10月31日). 2014年3月8日閲覧。
  2. ^ 大館市の花を定める件”. 大館市(例規集) (1981年11月3日). 2014年3月8日閲覧。
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関連項目編集

外部リンク編集