ジャパン・ラジオ・ネットワーク

日本の民間放送ラジオ網
JRNから転送)
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ジャパン・ラジオ・ネットワーク: Japan Radio Network)は、TBSラジオ基幹局とする日本民間放送ラジオネットワークである[1]。一般的には略称のJRN(ジェイアールエヌ)[注釈 1] が使われる。

1965年5月2日発足[2]。加盟局は34局(内訳は後述)。

JRNのキー局:TBSラジオ

発足の背景

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前史として、毎日新聞社が資本関係を結んでいた新日本放送(大阪。現在のMBSラジオ)、ラジオ日本(東京。現在のTBSラジオ。現存する同名のアール・エフ・ラジオ日本とは関係がない[注釈 2])、ラジオ九州(福岡。現在のRKB毎日放送)の3社を中心に、RAPPONネットワークと称した全国ネットワーク構想があった[3][4]が、東京・大阪とも競願となった上で、東京はラジオ日本・読売放送(読売新聞社系)・朝日放送(朝日新聞社系)・東京放送(電通系)の4社を統合してラジオ東京として開局、大阪は新日本放送と朝日放送(現在の朝日放送ラジオ)にそれぞれ放送免許を交付する形を取り、RAPPON構想は事実上形骸化したが、大阪の2局が東京支社を構えることによって、「大阪発の全国ネットワーク」を目指す構想も進められていたとされる。このことが、JRN(後に結成されたNRN[注釈 3]も)の大阪地区2局同時加盟の理由にも後付け[3]される。

テレビ放送全盛となった1960年代半ば、民放ラジオ界は危機的状況に追い込まれていた。

こうした中、1959年にテレビのネットワーク構築を成功に収めたラジオ東京(現在のTBSホールディングス)は、次にラインネットを用いたラジオのニュースネットワーク、言い換えればラジオ版JNNを構築すべく準備を進めていた。そして、ニュース番組のみならず、一般のラジオ番組も東京のTBS[注釈 4] で制作し、地方局へ配給。地方局がこれらの番組を販売することで営業力の強化により業績を向上させ、同時にTBSへラジオ番組制作費も回収させようといった、一石二鳥も三鳥も狙った構想を背景にこのネットワークは生まれた。

取り敢えず、1964年に試験的に同じ意志を持った、(というよりも同じ毎日新聞社資本系統の)TBS、毎日放送、RKB毎日放送の3局で、午後枠のワイドショー『オーナー』のラジオでのネットワークを開始して、事実上JRNは幕を開ける。直ちに、山陽放送、東北放送、静岡放送、新潟放送等が反応を示し、JRN正式発足までにこのラジオ番組のネットワークは拡大。手応えを感じたTBSは翌年一気にJRNの正式発足にまで持ち込んでいくのだが、当初同一新聞資本の3局で番組ネットを開始したところに、本来は完全なニュースネットワークを志向していたTBSの「本音」が垣間見える。

文化放送(QR)およびニッポン放送(LF)はこの動きを察知。TBSが自らラジオ番組の配給機構と位置付け、地方局の営業力強化を狙った「理想主義」のJRNを立ち上げたのに対し、キー局がナショナルスポンサーを開拓することに主眼をおいた、ネットワークセールス主体の「現実主義」的な全国ラジオネットワーク(NRN)を旗揚げした。

多くの放送局はこのTBSの掲げる「理想」と文化放送とニッポン放送の掲げる「現実」を両方受け容れ、双方のネットワークに同時加盟することになった。選択肢は多い方が良いと言うことか、「理想」と「現実」といった一見相反する両陣営に同時加盟した局が大半だった事実や、TBSが排他協定を締結したテレビネットワークJNNと異なり、ラジオネットワークのクロス加盟やNRNシングルネット局や独立局との間のラジオ番組の番組購入や番販ネットを容認し[注釈 5]、なおかつTBS自身がNRN単独加盟局や独立局との間でも番組の相互取引を実行したことにこそ、当時の民放ラジオ局が置かれた危機的状況がうかがえる。加えて、UHFテレビ局やFM放送普及前で、ラジオは1県又は複数県で1局の中波局の地域が多い状況も影響を与えた。またMBSとABCはともにQR・LFとも関係が深かったため(後述)、この時にNRNにも同時加盟した。

なお、1979年にTBSが巨人後楽園戦の独占中継権を持っていたラジオ関東からラジオの中継権購入に成功[注釈 6]したことから、発足時点でNRN単独加盟局だった北日本放送、和歌山放送、山口放送の3局は、JRNに追加加盟している。また、発足時点では、隣県放送局との関係から、北陸放送や山陽放送はJRNのみの加盟だったが、深夜放送全盛になると、人気深夜番組(実質的には『オールナイトニッポン』)のネットを確保することを目的にNRNにも加盟した。これと同じ理由で、1997年に瀬戸内地方広域圏の位置づけでNRNのみ加盟だった西日本放送が新たにJRNに加盟した[注釈 5]

近畿広域圏における扱い

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大阪府を中心とする近畿広域圏でMBSラジオ(MBS)と朝日放送ラジオ(ABC)の両方が加盟している背景には、両局ともTBSラジオの前身であるラジオ東京の開局以来関係が深かったこと、並びに上記の毎日資本のラジオ局によるネットワーク構想「RAPPON」の計画があげられている。ラジオ東京は、もともと読売新聞系の読売放送朝日新聞系の朝日放送[注釈 7]毎日新聞系のラジオ日本、電通系の東京放送が合併する形で設立されたため、同根とも言えるABCは早期から特定の時間にラジオ東京とラインを結んで同時ネットを行っていた。MBSもまた毎日新聞を背景とした繋がり(ラジオ東京の新聞勢力は毎日が強かった)や、MBSの主要時間を電通が扱っていたことなどから番組の共同制作やネット受けを行っていた。

また、MBSは文化放送(当時は日本文化放送協会)と番組の共同制作を多く行い、ニッポン放送とはFOLスポーツネットワークなどを通じて交流を深めていった。一方のABCもまた文化放送やニッポン放送との交流を深め、ABCの看板番組だった『蝶々・雄二の夫婦善哉』等はニッポン放送で放送されていた。

このため、両局は発足当初からJRN・NRN両方とも加盟している。JRN発足記念番組は2時間のうち前半をMBSが、後半をABCが分け合ってネット受けを行った。

JRN発足時、TBSのテレビネットワークであるJNNには、旧大阪テレビ放送を合併・継承したABCが加盟していたが、1975年の「腸捻転」解消を機にMBSへと変わった。しかし、基幹局であるTBSは、先述の理由でテレビのネットワーク(ネットチェンジ)はラジオと関係ない(ラジオ部門には影響しない)として、今日までABCともラジオのネット関係を続けており、これらの提携維持の観点から、TBSホールディングス朝日放送グループホールディングスは2020年時点でも相互に株式の持ち合いを行っている[5][6]

但し、報道・ニュース番組についてはJNN協定の解釈上テレビのニュース系列としてJNNを選択した局はラジオ部門も含めた局全体が協定の拘束を受けるとされており、JNN加盟局(1975年3月30日まではABC→「腸捻転」解消以降の同年3月31日以後はMBS)に優先権がある。腸捻転解消後のABCではニュース以外の一般番組(2017年まではプロ野球中継を含む)だけがネットされる傾向がある。ただし「うわさの調査隊」(ABCにネット)や「生島ヒロシのおはよう一直線」(JRN非加盟のOBCにネット)のように生放送や内容ゆえ報道に近い内容となることもある番組という例外も存在する。

1995年阪神・淡路大震災発生当時、MBSはTBSからのネット番組を放送していた影響で、地震発生時の初動体制が遅れた影響を教訓として、1998年4月度の改編以後、段階を追って早朝・深夜のワイド番組を自社制作(早朝番組の一部はスポンサーのCMだけをネットする企画ネット番組に準じた扱い)に移行して、JRN共通ネット番組の同時放送を縮小・終了させるようになった[注釈 8]

現在ABCで放送されているニュース(『ABCニュース』など)は100%自社制作であり、全国ニュース番組は、JRN・NRN共にCMも含めネットしない[注釈 9][注釈 10]

またプロ野球中継もABCとMBSがともにNRNとのクロスネットであるため、曜日を分担して相互ネットを行うが、2010年度からTBSラジオ発の土・日JRNナイターが放送されなくなった(NRNは継続)。その関係でJRN加盟でプロ野球球団がある地域のHBC(クロスネット局)、CBC、RKBに配慮して、その地域に関係する球団(日本ハム、中日、ソフトバンク)のナイターの試合について、LF-MBSラインを使って相互中継する事例がある(デーゲームは試合日によりABCとの相互中継になる場合もある)。

MBS・ABCの両局では、開局時から激しい聴取率競争を繰り広げているため、共に自社制作番組の割合が極めて高い。このため、野球中継以外のJRNラインネット(同時ネット生放送)番組が、和歌山県を除いた関西地域で放送されることは少ない。ネットワークセールス番組であっても、本編を放送せずにCMのみネット受けとなるケースも多い[注釈 11]

なおRKBは同じ「毎日新聞」系列のMBSと資本関係にある(MBS及び毎日新聞がRKBの筆頭株主である)事から、RKB制作のJRN全国ネット番組は関西地区ではMBS経由となる場合がほとんどである[注釈 12][注釈 13]。但し野球中継についてはRKB制作の中継カードがMBS経由で流れるのは月・金のみで、その他曜日(火・水・木・土・日)はABC経由で放送されている(土日の場合、どちらかがナイトゲームとなる週はMBS経由)[注釈 14][注釈 15][注釈 16]

なお、近年は在阪AM3局で唯一JRN非加盟のラジオ大阪(OBC)制作の番組をTBSラジオでネットしていたり、TBSラジオ制作の番組(『生島ヒロシのおはよう一直線』、『JUNK』、『爆笑問題の日曜サンデー』など)がOBCや阪神地域を放送エリアとするラジオ関西に番組販売扱いでネットしている。

ライン送出に関して、JRNはNRNとは違って、基幹局の他、大阪にTBSラジオ大阪浪速局が存在し、そこでラインを分岐する(MBSとABC等への送出選択と西日本地域への分岐のため)。また秋田放送・青森放送・山形放送・IBC岩手放送・北海道放送へは東北放送仙台青葉局でラインを分岐する他、TBSラジオと北海道放送の間には専用回線もある[7]

加盟局

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2021年4月現在 内訳は単独加盟局4局、クロスネット局30局。AM単営6局(RFC・TBS R[注釈 17]・CBC R[注釈 18]・MBS R[注釈 19]・ABC R[注釈 20]・WBS)、ラテ兼営28局[注釈 21] となっている。JRNはAM単営局及びシングルネット局(JRN単独局)がNRNより少なく、ほとんどがラテ兼営局、及びNRNとのクロスネット局により構成されている。JRN単独局はTBS・CBC・RKB・RBCの4局のみ。また、TBS・CBC・MBS・ABC以外のJRN基幹局=HBC・tbc・RCC・RKBはラテ兼営であり、併設TVが全てJNN系列=JNN基幹局である[注釈 22][注釈 23][注釈 24][注釈 25]

この表は、地域や都道府県の配列に際し、日本民間放送連盟公式サイト「会員社」ページ の表記に準じて記載している(一部に例外あり)。 NBCラジオ佐賀を除く全局で「radiko.jp」配信を実施(放送局記号は原則、以下に記載の各局の略称そのまま。小文字の略称は放送局記号では大文字)。全局で「ワイドFM」を実施。

  • ● - JRN単独加盟局
  • ○ - JRN・NRNクロスネット局
  • ☆ - テレビ放送兼営で併設テレビはJNN系列の局
  • ★ - テレビ放送兼営で併設テレビはNNN系列の局
  • ◇ - テレビ放送兼営で併設テレビはANN系列の局
  • ▽ - AMステレオ放送を実施している局
  • ▼ - かつてAMステレオ放送を実施していた局
  • □ - 基幹局

現在の加盟局

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エリア 略称 放送局名 備考 記号
北海道 HBC 北海道放送
HBCラジオ
○☆▼[注釈 26]
青森県 RAB 青森放送 ○★
岩手県 IBC IBC岩手放送 1995年6月22日までの社名は「岩手放送」。 ○☆
秋田県 ABS 秋田放送 ○★
宮城県 tbc 東北放送 ○☆
山形県 YBC 山形放送 ○★
福島県 RFC ラジオ福島 [注釈 27]
関東広域圏 TBS TBSラジオ 旧ラジオ東京、東京放送
2001年10月1日加盟。
同年9月30日までは東京放送[注釈 28]
2001年10月1日から2016年3月31日までの社名は「TBSラジオ&コミュニケーションズ」。
長野県 SBC 信越放送 ○☆
山梨県 YBS 山梨放送 ○★
新潟県 BSN 新潟放送 2023年6月1日加盟。
同年5月31日までは(旧)新潟放送
○☆
静岡県 SBS 静岡放送 ○☆
富山県 KNB 北日本放送 1980年12月1日加盟 ○★
石川県 MRO 北陸放送 ○☆
福井県 FBC 福井放送 ○★◇[注釈 29]
中京広域圏 CBC CBCラジオ 旧中部日本放送
2013年4月1日加盟。
同年3月31日までは中部日本放送[注釈 30]
●▼□
近畿広域圏 ABC 朝日放送ラジオ 旧朝日放送
2018年4月1日加盟。
同年3月31日までは(旧)朝日放送[注釈 31]
○□
MBS MBSラジオ(3) 2021年4月1日加盟。
2017年3月31日までは毎日放送(1)
2017年4月1日から2021年3月31日までは毎日放送(2)[注釈 32]
○□
和歌山県 WBS 和歌山放送 1979年2月2日加盟[8] ○▽
鳥取県 BSS 山陰放送   ○☆
島根県
岡山県 RSK RSK山陽放送
RSKラジオ
2019年4月1日加盟。
同年3月31日までは山陽放送
○☆▼
広島県 RCC 中国放送 ○☆▼
山口県 KRY 山口放送 1982年10月26日加盟[9] ○★
徳島県 JRT 四国放送 ○★
香川県 RNC 西日本放送
RNCラジオ
1997年9月5日加盟 ○★
愛媛県 RNB 南海放送 ○★
高知県 RKC 高知放送 ○★
福岡県 RKB RKB毎日放送
RKBラジオ
2016年4月1日加盟。
同年3月31日までは(旧)RKB毎日放送
●☆□
長崎県 NBC 長崎放送 佐賀県内はNBCラジオ佐賀 ○☆
佐賀県
熊本県 RKK 熊本放送 ○☆▼[注釈 33]
大分県 OBS 大分放送 ○☆
宮崎県 MRT 宮崎放送 ○☆
鹿児島県 MBC 南日本放送 ○☆
沖縄県 RBC 琉球放送 1972年5月15日正式加盟[注釈 34]
2002年4月1日以降、
社内カンパニー化に伴い新聞ラテ欄ではRBCiラジオと表記[注釈 35]
●☆

過去の加盟局

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エリア 略称 放送局名 備考 記号
関東広域圏 TBS 東京放送 2001年9月30日まで加盟。 ●☆▼
中京広域圏 CBC 中部日本放送 日本初の民放局(民放ラジオ局)。
2013年3月31日まで加盟。
●☆▼□
福岡県 RKB RKB毎日放送 2016年3月31日まで加盟。 ●☆▼[注釈 36]
近畿広域圏 MBS 毎日放送(1) 1975年3月31日に、ABC・MBS両社はテレビ部門のニュース系列を入れ替えた
(ANN→JNN・腸捻転ネットワークの解消
2017年3月31日まで加盟。
○☆▼[注釈 26]
毎日放送(2) 2017年4月1日から2021年3月31日まで加盟。
毎日放送(2)のラジオ放送事業の分社化により、MBSラジオ(3)に放送免許継承。
○☆□
ABC 朝日放送 1975年3月31日に、MBS・ABC両社はテレビ部門のニュース系列を入れ替えた
(JNN→ANN・腸捻転ネットワークの解消)
2018年3月31日まで加盟。
○◇▼[注釈 37]
岡山県 RSK 山陽放送 2019年3月31日まで加盟。 ○☆▼
新潟県 BSN 新潟放送 2023年5月31日まで加盟。 ○☆
  • 東京放送と中部日本放送は、「ラジオ部門を分社化、テレビのコールサインを変更し、さらにその数年後に、テレビ部門も分社化して、認定放送持株会社体制に移行した。」という共通点を持つ。唯一違う点は、TBSは持株会社移行時に社名変更したのに対し、CBCは社名変更を行わなかった。
  • 毎日放送(1)とRKB毎日放送及び山陽放送と新潟放送は、認定放送持株会社体制に移行したが、ラジオ・テレビ共に分社化を行わず、それぞれ放送免許を旧法人から新法人のMBS(2)・RKB・RSK・BSNに譲渡した。MBS(2)は2021年4月にラジオ部門を分社化し、テレビのコールサインを変更した。
  • 朝日放送はラジオ部門・テレビ部門を同時に分社化、テレビのコールサインを変更して、認定放送持株会社体制に移行した。

代表的なネット番組(50音順)

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ローカルセールス枠は、関西地区においては放送されることは基本的に無く、ネットワークセールス番組(ネットスポンサーが付いている番組。黒ネット番組ともいう)。においては、関西地区についてはCMのみネットして、番組自体は放送していない場合がある。なお、報道番組の場合はMBSが制作協力をしており、有事の際には報道特別番組編成のためにネットすることになっている。ただし、番組によっては「JRN」記載がないものも存在する[10]

クロスネットの大阪地区において、○印:MBSラジオで放送。●印:ABCラジオで放送。無印は原則放送されず。

TBS系列各局では「絆プロジェクト」と題した震災復興支援活動を展開しており、被災地へ贈る義援金・救援物資・携帯ラジオ受信機を随時受け付けると共に、各自社制作ワイド番組内では被災者への復興応援メッセージや被災地の情報を紹介している[注釈 38]

大災害発生時や国政選挙時は『JRN報道特番』が放送されている(関西地区はMBS経由。なお民放AMが1局のみの地区ではJRN報道特番が優先ネットされる関係上、NRN全国ニュース番組は非ネットとするか一定時間ごとにNRNとの乗換をする)。

なお、ハワイのKZOOはJRN加盟局ではないが、一部のTBSラジオ制作番組をネットしている。

ブロックネット番組のうち、関東地方中京圏福岡県沖縄県以外はNRNとのクロスネット(特殊例でHBCがクロスネットとなっている北海道と大阪府のクロスネットが2局ある近畿地方を含む)であるため、特に東北地方北陸地方中国・四国地方のみを対象としたものは実質「NRNブロックネット」ともとれる。

現在放送中

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TBSラジオ制作

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朝日放送ラジオ制作

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MBSラジオ制作

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CBCラジオ制作

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その他

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ナイターイン時

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  • JRNナイター(プロ野球中継)○● 関西地区の場合は、火曜・水曜・木曜、土曜・日曜のデーゲームはABC、月曜(セ・リーグ公式戦開催日のみ)・金曜はMBS、がネットを担当。大部分のクロスネット局、言い換えれば1局のみの地域では、概ね火曜のみ(2009年までは火曜・土曜・日曜に)放送される[注釈 44]。この曜日配分は、原則日本シリーズにおいても、一部地域を除いては、そのまま適用されるため、1局地域においては、第1・2・3・6・7戦と7戦のうち5戦がJRNラインとなる。関西地区においては通常ナイター時の曜日配分は適用されず、変則となり、ABCは週末の第1・2・6・7戦、MBSは平日の第3・4・5戦がそれぞれJRNラインとなり、NRNラインはその逆となる。1979年以降、東京ヤクルトスワローズ主催試合の放送権を持っていない。この経緯は『ラジオ日本ジャイアンツナイター』に詳細がある。2010年度のJRNナイター中継は原則として火〜金曜のみの放送となり、土・日曜はデーゲームの週が多いことからナイターオフ期と同じ編成となっていた。この土・日曜で地元球団デーゲームのみを中継し他球場ナイターを非ネットとする方式は、パ・リーグ各地元球団の試合を中継するHBC(『HBCファイターズナイター&サタデー・サンデーファイターズ』)・TBC(『TBC POWERFUL BASEBALL イーグルスナイター&サタデー・サンデーイーグルス』)・RKB(『RKBエキサイトホークス』)でまず開始され、2009年シーズンからは阪神戦を中継するABC(『ABCフレッシュアップベースボール』)も春季に限り追随[注釈 45][注釈 46]。同時にローカル局のSBS(『SBSビッグナイター』)・RNB(『RNBドリームナイター』)でも日曜はJRNナイター中継と『プロ野球ネットワーク』をネット受けせず冬期と同じ自社制作番組に変更。2010年よりこの方式は全国へ拡大することとなる。2010年シーズンも土曜のプロ野球中継のネット受けを継続する局については2009年シーズンまでのJRNからNRN(キー局・文化放送)に変更され、『文化放送ホームランナイター』(中継予定カード雨天中止時、及び全球団がデーゲームでナイトゲームの無い週は文化放送制作の雨傘番組『センパツ!』)」が放送されていた[注釈 47]。またこの影響で、土・日のABCはナイターを中心にNRNラインの大阪地区の中継を担当するようになり、逆にMBSが従来のLF-MBSラインと兼務する形でJRNラインのローカル中継の発信を行うようになった[注釈 48]
    2018年にTBSラジオは横浜DeNAベイスターズ主催試合のビジターチームや地方開催時の開催地の地元局への裏送りを除き、基本的にプロ野球中継から撤退した。このため、DeNA以外の関東圏の球団の主催試合のJRN系列局向けのナイター中継は、ビジター側の系列局が乗り込むか、ニッポン放送(主に週末。CBC向けは2021年から)・文化放送(主に平日。TBC・CBCの乗り込み自社制作時の週末のロッテ主催デーゲームの技術協力も)・RFラジオ日本(巨人主催。RCC向けに限り週末のロッテ主催デーゲームの裏送りまたは技術協力も)が系列の枠を超える形で分担して担当している。
  • プロ野球ネットワーク●(中継カードがない時に放送される代替番組で、火曜日 - 木曜日に放送。民放AMが1局のみの地区では2009年度まで火・土・日に放送されていたが、2010年度は(デーゲームの週が多い)土日はナイター中継を行わず冬期と同編成になることから(民放AMが1局のみの地区では)火曜のみの放送となる(MBS経由となる金曜日は「プロ野球東西南北」と題して放送)。ABCでは2013年以降試合が組まれていない日は原則として『堀江政生のほりナビ!!』を拡大して放送するため、雨天中止の場合のみ放送。CBCは中日ドラゴンズ関連の自社制作番組『晩ドラ』に差し替える場合あり)。前述のTBSラジオの中継撤退に伴い、全国向けの番組は2017年を最後に廃止されており、本拠地球団エリアにある5局(HBC・TBC・CBC・MBS・RKB)のみ自社制作番組に切り替わっている。
  • プロ野球東西南北○(中継カードがない時に放送される代替番組で、金曜日に放送。MBSでは阪神タイガース関連の自社制作番組に、CBCも中日ドラゴンズ関連の自社制作番組『晩ドラ』に差し替える場合あり)。
  • こんにちは青空たのしですかしわプロダクション制作、RAB・IBC・YBC・BSN・SBCで月-金の日中に放送されている5分枠のミニ歌謡番組。1983年開始。毎年4月改編時 - 10月改編時までの夏期限定放送)

ナイターオフ時

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特番・不定期放送

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JRN報道特別番組・JRN選挙特別番組

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有事の際は報道特別番組が、衆院選・参院選などの国政選挙の際JRN選挙開票特別番組がいずれもTBSラジオをキーステーションにして組まれる。「共同災害募金」実施時と同様、公で「JRN」が使われる少ない例の一つである。

いずれもシングル・クロスを問わず原則的にJRNから特別番組をネットすることが多い。ただし、TBSが特番を組まず、NRNの文化放送やニッポン放送が組む場合はそちらをネットすることもある。また、特に選挙特番やその特番が長時間にわたる場合は当初JRN/TBSのネットを受けていても途中で飛び降りてNRNの番組に切り替えることもままあったが、2021年の衆院選では文化放送やニッポン放送からはネット受けせずにJRN特番のみとなった。

一方、全局が特番を組む体制となっていても、ラインネットの関係上NRNを優先することもある。

ブロックネット・共同制作番組

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太字は制作局を表す。

終了した番組

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TBSラジオ制作

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朝日放送ラジオ制作

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MBSラジオ制作

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CBCラジオ制作

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その他

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ブロックネット&共同制作

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太字は制作局を表す。

系列外の放送局との共同企画・キャンペーン

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ここでは、2020年時点において実施された系列外の放送局との共同企画やキャンペーンについて記載する。また、継続して実施しているものも記載している。

共同企画・共同制作
共同キャンペーン

いずれも新型コロナウイルスの感染防止や啓発に関するものとなっている。

その他・備考

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  • 近畿2番目の民放局であるABCを除き、「当該地域で最初に開局した民放AM局」である[注釈 52]
  • 年に数回(地域により異なる)実施されている聴取率調査(レーティング)では、国内全ての地区においてJRN加盟局(NRNとの重複加盟局も含む)が(NRN単独局・他系列局を抜いて)当該地区における全放送時間帯聴取率平均単独首位を獲得・維持していた。しかし、キー局であるTBSラジオも2021年4月の在京局調査で119期続いていた1位の連続を切り、TokyoFMJ-WAVEの後を追う形となっている[22]
  • 2015年12月5日の『ジャパネットpresents 民放AMラジオ全47局ネット特別番組 ラジオのちから2015』はTBSラジオが制作幹事局を務め、TBSラジオをはじめとしたJRN・NRN・独立局のAMラジオ全47局で放送された。2局以上の地域ではJRN単独加盟局が時差ネットで、NRN単独加盟局が同時ネットという変則的な措置も見られた。
    • 北海道では北海道放送(クロスネット局)が同時ネットで、STVラジオ(NRN単独局)が時差ネットで放送。
    • 関東地区ではニッポン放送・文化放送(以上NRNキー局)・茨城放送・栃木放送(以上NRN単独局)が同時ネットで、RFラジオ日本(独立局)が時差ネットで放送。
    • 東海地区では東海ラジオ(NRN単独局)・岐阜放送(独立局)が同時ネットで、CBCラジオが時差ネットで放送。
    • 関西地区では毎日放送・和歌山放送(以上クロスネット局)・KBS京都(NRN単独局)が同時ネットで、朝日放送(クロスネット局)・ラジオ大阪(NRN単独局)・ラジオ関西(独立局)が時差ネットで放送。
    • 福岡県では九州朝日放送(NRN単独局)が同時ネットで、RKB毎日放送(JRN単独局)が時差ネットで放送。
    • 沖縄県ではRBCiラジオ(JRN単独局)・ラジオ沖縄(NRN単独局)が同時ネットで並列放送。
  • 北海道放送は、TBSラジオと独自回線で直接結んでいるため、同時ネットでもradiko及びワイドFMに限ってステレオ音声で番組を聴くことが出来る(NRN同時ネット番組は基本的にモノラル放送だったが、2019年12月からステレオ化された)。

脚注

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注釈

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  1. ^ 公に「JRN」が使われるのは、海外で大地震が発生した時や日本国内で重大な災害が発生した時に実施される「JNN・JRN共同災害募金」実施時などごく少数である。
  2. ^ ただし、ラジオ関東時代に毎日新聞社の資本と報道協定関係は結ばれており、開局当初は毎日放送ともネットワーク関係があったが、1978年1月1日にそれらを読売新聞社日本テレビ放送網に譲渡
  3. ^ この場合は大阪放送を含む3局
  4. ^ 1960年にラジオ東京から東京放送(TBS)へ社名変更。
  5. ^ a b 参加していない他系列の番組放送は、珍しいことではなく、JRNのみ加盟のCBCラジオも「オールナイトニッポン」などのNRN番組を一部放送している他、プロ野球中継でもJRNナイター崩壊より前に、NRN独占カードだった頃の「横浜 vs 中日」戦をニッポン放送がCBCラジオ向けに裏送りしていた。また、TBSラジオも、ラジオ大阪からアニラジ番組をネットした事例がある一方、ラジオ大阪も「生島ヒロシのおはよう一直線」などTBSの番組をネットする関係にある。
  6. ^ 当初は、ラジオ関東とTBSが名目上共同制作扱いとし、後楽園などでの巨人主管試合は自社ライン(RF-CR・GBS・KHR極東放送とTBS-JRN)での放送に加え、相互裏送り(RF-JRN、TBS-CR・GBS・KHR)を行ったほか、その見返りとしてRF-CR・GBS・KHR向けに、セ・リーグ主催・中日・阪神・広島主管のホームゲームをそれぞれの地元局(CBC-R・ABC-R、RCC)が裏送り・または技術協力で実況スタッフのみをRFやCRから派遣した試合があった
  7. ^ 上記、朝日放送(ABC)とは別。
  8. ^ ただし、2010年代に、一時期JRN共通ネット番組の同時ネットを再開した事例があるほか、2021年からは地方創生プログラム ONE-Jをネット。
  9. ^ 『ネットワークTODAY』及び『ウィークエンドネットワーク』は(CMのみネット受けする形で)MBS経由で、『ニュース・パレード』(文化放送制作)はラジオ大阪経由で放送。
  10. ^ ただし、元々TBS同時ネットの時間帯で該当番組が報道特別番組に差し替えられた場合は、番組供給の扱いでABCもそのまま放送することがある。東北地方太平洋沖地震に伴い『JUNK』が報道特別番組に差し替えられた場合などが該当。ニッポン放送や文化放送の同時ネットの時間帯にNRN報道特別番組への差し替えがあった場合も同様の措置。
  11. ^ MBSでは、かつて「オーナー」ネット受け時、聴取率が在阪最下位まで落ち込んだため、以降は極力ローカル重視の編成となった。しかしスポンサー難等による制作費削減の観点から、2009年7月改編では特にABCにおいて自社制作番組が大量に打ち切られ、月-金の夜・深夜帯は東京発のJRN・NRNラインネット番組が多く放送されるようになった(以前MBSもABCと同様にJRN・NRNのラインネット番組を多く放送していた。同年6月期の聴取率調査においてMBSが在阪局で首位となった)。ただし、ABCは2014年春改編で深夜帯を原則として自社制作に戻している。
  12. ^ なお「『日本列島ほっと通信』はABC経由で放送されており、毎月最終週の「JRN各局アナ1分対決」はRKBアナウンサーの声がABC経由で、ABCアナウンサーの声がRKB経由で各々流れ、(本来は「毎日」と「朝日」のライバル関係にある)RKB・ABC両局アナウンサーが番組内で直接対決することもある。
  13. ^ (NRN単独局)KBC制作のNRN全国ネット番組の場合、関西地区では必ずしもABC或いはOBC経由になるとは限らず、(NRN重複加盟局の)MBS経由になることもある。
  14. ^ 『RKBエキサイトホークス』で中継予定のホークス戦が雨天中止となり他球場カードをネット受けする場合、MBS制作の中継カードが(同じ「毎日」系列の)RKB経由で流れるのは金曜のみ(月・土・日は予備補充なし)で、その他曜日はABC制作のカードが(ライバル「毎日」系列の)RKB経由で放送されている。
  15. ^ (NRN単独局)KBC制作の中継カードが同じ「朝日」系列のABC経由で放送されるのは月・金と、ナイター開催時(及び一部デーゲーム)の土・日のみで、その他曜日は(ライバル関係にある「毎日」系列の)MBS経由で放送されている。さらに『KBCホークスナイター』で中継予定のホークス戦が雨天中止となり他球場カードをネット受けする場合、ABC制作の中継カードが(同じ「朝日」系列の)KBC経由で放送されるのは金曜と土曜のみ(日曜は予備補充なし)、その他曜日は(ライバル関係にある「毎日」系列の)MBS制作のカードがKBC経由で放送される。
  16. ^ 但し京セラドーム大阪及び神戸スカイマークスタジアムにおけるオリックス対ソフトバンク戦の場合、火-木のKBCは自局アナウンサー&解説者が現地へ乗り込んで放送するのでMBSの実況音声がKBCで流れることは無い。なお金 - 月のKBCはABC(土・日のデーゲームはMBSの場合あり)からの各々完全裏送りで放送。RKBは2010年以降自社制作を縮小したため大半が在阪局からの完全裏送りとなっているが、交流戦の阪神対ソフトバンク戦では自局アナウンサー&解説者の乗り込みを行う。さらに関西地区(在阪ラジオ)はもともと阪神戦を優先的に放送している関係上、オリックス戦がホームゲームを含め関西(在阪ラジオ)で流れることは(阪神戦が雨天中止となり予備カードから昇格しない限り)皆無であり、オリックス戦はビジターゲーム開催地局のみでの独占中継となる場合がほとんどである(主に対日ハム戦はHBC、対中日戦はCBC及びSF、対広島戦はRCC。対ホークス戦はRKB及びKBC。なお対西武戦は月-金のみ『文化放送ライオンズナイター』としてQRが独占中継しているが、他地域NRN加盟局へのネット送出は西武対楽天戦が月・水・木・金曜日に行われる場合にTBCへネットする場合を除き非実施である(月-金はLF=ニッポン放送制作のカードを優先的にネットしているため、TBCも同カードがLFで放送される場合はLFの方を優先する。またQRも土日は『文化放送ホームランナイター』としてセ・リーグ試合を優先的に放送するためパ・リーグは予備で、交流戦の対巨人戦が土曜に一部NRN系列局及びクロスネット局で放送される程度。またラジオ関西はオリックス戦の放送権は一応保持しているが、2000年代後半からは交流戦の対巨人戦〔RF主管制作〕を除き行使しない年が多い)。また土日の対西武戦及び千葉マリンにおける対ロッテ戦は在京全局が(中継予定のセ・リーグ試合が雨天中止となった場合の)予備カードとして組んでいる関係上、中継予定のセ・リーグ試合が雨天中止になり予備カードから昇格した場合や、ロッテ主催の1試合だけの場合や、交流戦の対巨人戦を除き在京ラジオ局でも中継されない。
  17. ^ 自局単独でアナウンサーを採用せず、TBSテレビ(TBS Rと同様にTBSホールディングスの完全子会社)よりアナウンサーを派遣する。
  18. ^ 自局単独でアナウンサーを採用せず、CBCテレビ(CBC Rと同様に中部日本放送の子会社)よりアナウンサーを派遣する。
  19. ^ 自局単独でアナウンサーを採用せず、毎日放送(MBS Rと同様にMBSメディアホールディングスの子会社)よりアナウンサーを派遣する。
  20. ^ 自局単独でアナウンサーを採用せず、朝日放送テレビ(ABC Rと同様に朝日放送グループホールディングスの子会社)よりアナウンサーを派遣する。
  21. ^ 併設TVにおいて系列局別では、JNN系列17局、NNN系列11局、福井FBCはANN系列局にはカウントしていない。
  22. ^ TBC・RCC以外はJNN五社連盟に加盟。
  23. ^ TBSは2001年10月1日よりラジオ部門を子会社「TBSラジオ&コミュニケーションズ」に継承。CBCは2013年4月1日よりラジオ部門を子会社「CBCラジオ」に継承。MBSは2021年4月1日よりラジオ部門を関連会社「MBSラジオ」に継承。
  24. ^ MBSと同じ在阪局であるABCは開局当初は兼営TVがJNN系列だったが、1975年4月1日より兼営TV系列をMBSと入れ替えANN系列となった。ただしその後もJRNの脱退はせず、現在も阪神&オリックス戦JRN全国中継を制作している(MBS制作となる月・金を除く)。2018年4月1日よりラジオ部門を子会社「朝日放送ラジオ」に継承。
  25. ^ 発足以降かなり後れてJRNに新規加盟した局はあるが、免許の継承によるものを除きJRNを脱退した局は発足以降今日まで1局も出ていない。
  26. ^ a b AMステレオ放送は2010年2月28日をもって終了。
  27. ^ ラテ兼営局となる前提で1957年10月22日にTV予備免許を取得。「JOWR-TV」というコールサインも同時取得し、笹森山にTV主幹送信所が、背炙山に会津若松TV中継局が各々置局される計画を達成目前だったにもかかわらず、役員人選等の難航によりTV予備免許がわずか半年で失効し(1958年4月1日をもって)、以後はAM単営局となって現在に至る。このため、福島県では先発民放TVの開局が他県より後れ、1963年4月1日にようやく先発民放TV局として福島テレビ(FTV)が開局した(それまで福島県では民放TVが全く視聴不可の状態が5年にわたり続いたことになる)。
  28. ^ ラジオ部門を子会社化した10月1日からはコールサインをラテ別々としている(ラジオは従前通り「JOKR」であるが、TVは「JORX-DTV」)。なお郵便番号はラジオ部門分社化後も従前通りラテ共通で「107-8066」。また埼玉県戸田市にあるラジオ主幹送信所の保守管理は分社化後もTBSテレビが担当していた(現在は自社)うえ、TBSラジオのアナウンサー出演番組も従前通りTBSテレビ所属のアナウンサーが担当している。
  29. ^ 併設TV局はNNN/NNSメインのANNとのクロスネット。
  30. ^ ラジオ部門を子会社化した4月1日からはコールサインをラテ別々としている(ラジオは従前通り「JOAR」であるが、TVは「JOGX-DTV」)。
  31. ^ ラジオ部門・テレビ部門をそれぞれ子会社化した4月1日からはコールサインをラテ別々としている(ラジオは従前通り「JONR」であるが、TVは「JOAY-DTV」に変更)。
  32. ^ 毎日放送(2)のラジオ放送部門を2021年4月1日に「株式会社MBSラジオ」(3)が承継したことに伴って、加盟社を変更。毎日放送(2)は同日以降もテレビ単営局として存続しているが、ラジオのコールサインを「JOOR」のままMBSラジオ(3)に引き継がれた一方で、テレビのコールサインを「JOOY-DTV」に変更している。
  33. ^ 2007年9月28日まではAMステレオ放送を実施していた。AMステレオ放送を打ち切ったJRN加盟局はRKKが全国初となる。
  34. ^ 沖縄がそれまで米国の統治下だったため。加盟日は、非正式のもの含めると、主に発足日の1965年5月2日とする場合がある。
  35. ^ 郵便番号はラジオ部門社内カンパニー化後も従前通りラテ共通で「900-8711」。
  36. ^ AMステレオ放送は2010年5月30日をもって終了。
  37. ^ AMステレオ放送は2010年3月14日をもって終了。
  38. ^ NRN・JFNJFL各局でも同様の活動を展開。被災地でラジオ受信機が不足していることを受け、不要になった携帯ラジオ受信機(乾電池や手回し発電で駆動するタイプ)をリスナーより集め、IBC・TBC・RFCのスタッフと共に被災地へラジオ受信機を届けた。
  39. ^ 大阪地区のネットは、かつてMBSは全編放送。打ち切り後はCMのみネットしていたほか、一部コーナーはABCがネットしていた。2014年10月改編よりNRN単独加盟局のOBCで再開。
  40. ^ 全国パートは前半2時間のみ。大阪地区では、兵庫県を放送エリアとする独立局のラジオ関西で全国パートをネット。
  41. ^ ABCはCMのみネット。CBCは非ネットでCMのみNRN単独加盟局の東海ラジオで放送。
  42. ^ TBSにおける競馬中継は長らくABCとの相互提携で行われていたため。現在はABCが中継を撤退したため自社のみのローカル放送(関東圏外のレースは現地乗り込み又はオフチューブ対応)となっている。HBCは当初から競馬中継を実施していない。
  43. ^ RCC制作、レギュラー放送はRCCのみで毎年元日のみ単発特番扱いで全国放送。首都圏ではNRNキー局のニッポン放送経由。
  44. ^ 1局のみの地域における対阪神及び対オリックス戦のネットはJRNラインの火曜がABC制作。NRNラインの月・水・木・金・土は水曜・木曜がMBS制作、月曜・金曜・土曜がABC制作(例外として、RCCは広島が絡む試合に限り全てABC制作)。2局以上の地域にあるJRN単独局への対阪神及び対オリックス戦ネットは月曜・金曜がMBS制作、火・水・木曜はABC制作。
  45. ^ 夏季(7-9月)は引き続き阪神戦ナイターの有無に関係なくナイター中継を行うが、これはこの時期に阪神がナイターで試合をやる機会が増えることに加え、日中が高校野球中継で埋まりデーゲーム中継が組めない際にスポンサー枠の確保を行うためである。
  46. ^ HBC・TBC・RKBは2010年シーズンより地元球団ビジターゲーム時における地元局アナウンサーベンチリポート派遣を(出張代抑制の観点から)廃止し、開催地局アナウンサーがビジター球団側のベンチリポートを行う方式に変更されている(但し阪神甲子園球場または京セラドーム大阪におけるセパ交流戦・阪神対ソフトバンク戦だけはABCアナウンサー&解説者の実況音声をネット受けせず、RKBアナウンサー&解説者が現地へ乗り込んで実況)。またTBCの場合、西武ドームにおける西武対楽天、千葉マリンスタジアムにおけるロッテ対楽天、横浜スタジアムにおけるセパ交流戦・横浜対楽天、神戸スカイマークスタジアム及び京セラドーム大阪におけるオリックス対楽天、以上4カードは(裏送り回線使用料の都合上)試合中継自体が非ネットとなっており、地方局同様在京局制作カードをネット受けしている。
  47. ^ これで民放AMが1局のみの地区ではJRNナイターが火曜のみの放送に変更され、水〜土曜はNRNナイターを放送することとなった(キー局は水〜金曜がニッポン放送、土曜は文化放送。なおTBCのイーグルス戦中継とRCCのカープ戦中継は土・日曜のデーゲーム&ナイトゲームは基本的にJRNラインだが、ホームゲームのナイターでJRN各局への送出予定がない一方でNRNナイターの本番または予備カードとされている場合は自社分をNRNライン(キー局・QR)とし、逆にビジターのナイターでQRが本番カードとしている場合はJRNラインの裏送りではなくNRNラインの同時ネットとする。但し対ヤクルト戦だけはJRNの曜日である火・土・日もNRNラインで、キー局は火曜LF、土・日曜QR)。また関西地区以外の民放AMラジオ放送局が複数所在する地区のJRN加盟局(HBC・TBS・CBC・RKB・RBC。HBCのみNRNとのクロスネット局。他はJRN単独加盟局)におけるプロ野球中継については従前通り、各球団のデーゲーム・ナイトゲーム共全曜日JRNラインで放送(対阪神&対オリックス戦は月・金・土・日MBS、火・水・木・土・日ABCの各々制作で裏送りの日もあり。対西武&対ロッテ戦はTBS制作で裏送りの日もあり。TBS・RBCは土・日曜のナイター中継を非ネットとし『Listen SOUL!』及び『Listen HEART!』を放送)。また関西地区におけるラジオプロ野球中継ラインは、MBSは月・金JRN、火・水・木NRN。ABCは月・金・土・日NRN、火・水・木JRN(なおMBSの土・日曜ナイターについては、タイガース以外の他地域球団が全てデーゲームの週はLF制作の雨傘番組をネット受けせず自社制作単発特番を放送)。ただし土・日の中継ではABC・MBSともに、阪神・オリックス主催試合をJRN各局へ送出する場合や、阪神のビジターゲームを現地のJRNナイター担当局の技術協力の下で自社制作する場合は、JRNの速報チャイムを使用する。
  48. ^ ただし、中日・日本ハム・ソフトバンクが絡むデーゲームは、引き続きABCがJRNラインの中継を担当している。例外としてオリックス対ソフトバンク戦が土・日に行われ、片方だけナイターという場合は、時折、もう片方のデーゲームもナイターに準じてRKB向けをMBSが制作する場合もある。
  49. ^ RABでは1990年代初期までは20:00飛び乗り
  50. ^ 『feel the mind〜最上の出会い〜』一時休止期間中の代替番組
  51. ^ 全国パートは6:00 - 6:50、8:00 - 8:14の『イチから始める資産運用』。CBCは『TBSラジオショッピング』をローカル差し替え無しにそのままネットし、6:56より『中日新聞ニュース』を放送。
  52. ^ KNB、WBS、KRYなど、開局が当該地域で最初でもJRN新規加盟がかなり後れた局もある。このうちKNBでは隣県のJRN単独加盟であったMROとの棲み分けからNRNの単独加盟であった。なおWBS以外の局は全て昭和20年代後半に開局している(WBSは昭和30年代前半に開局)。

出典

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  1. ^ TBS50年史(2002), p259「JRNの結成」。
  2. ^ 設立当日「JRN特別番組 ゼロへの道 子どもを交通事故から守ろう」という番組で幕が上がった。
  3. ^ a b 日本の放送百年百局 6 JOOR(新日本放送)(放送作家・デーブ川崎)
  4. ^ MBSテレビ開局(放送作家・デーブ川崎)
  5. ^ 朝日放送グループホールディングス株式会社有価証券報告書”. 朝日放送グループホールディングス株式会社. p. 37 (2019年6月21日). 2020年11月30日閲覧。
  6. ^ 東京放送ホールディングス 2020年3月期 有価証券報告書”. 株式会社東京放送ホールディングス. p. 49 (2020年2月). 2020年11月30日閲覧。
  7. ^ 出典:TBSラジオHP内の会社概要の資料
  8. ^ 「放送日誌(54年2月)」『月刊民放』1979年5月号(95)、コーケン出版、50頁、NDLJP:3470921/26 
  9. ^ 山口放送株式会社 編『山口放送三十年史』山口放送、1987年、249頁。 
  10. ^ 正式なJRNネット番組(特番・裏送りを除く)については TBS Radio & Communications Report 内の番組表を参照。
  11. ^ 上野透ブログ「防災特番を終えて」”. 北日本放送 (2019年9月5日). 2020年5月23日閲覧。
  12. ^ a b 日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑2020』コーケン出版、2020年11月25日、113頁。 
  13. ^ POWER FILE 1143 vol.252”. 京都放送 (2007年7月18日). 2020年5月24日閲覧。
  14. ^ 第250回エフエム徳島放送番組審議会”. エフエム徳島 (2017年3月27日). 2020年5月23日閲覧。
  15. ^ “県内ラジオ4局 防災番組を共同制作 15日放送”. 徳島新聞. (2020年3月12日). オリジナルの2020年9月25日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200925164456/https://www.topics.or.jp/articles/-/335241 2021年1月27日閲覧。 
  16. ^ NHK放送文化研究所 編『NHK年鑑2020NHK出版、2020年12月11日、249頁。 
  17. ^ a b c d e 民放の新型コロナ対応 ~視聴者・リスナーに向けて 地域内での共同キャンペーン - 日本民間放送連盟
  18. ^ NHK放送文化研究所 編『NHK年鑑2020NHK出版、2020年12月11日、252頁。 
  19. ^ 富山県の放送局が新型コロナウイルスで共同キャンペーン - 北日本放送
  20. ^ 高知地区ラジオ3局共同キャンペーン「コロナに負けるな!」”. エフエム高知 (2020年5月12日). 2020年10月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月27日閲覧。
  21. ^ MBCラジオ×エフエム鹿児島「ONE RADIO 鹿児島」 - エフエム鹿児島
  22. ^ かつての王者、TBSラジオが聴取率調査4位に転落の衝撃凋落に歯止めはかかるか - NEWSポストセブン

参考文献

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  • 東京放送 編『TBS50年史』東京放送、2002年1月。NCID BA56123428 

関連項目

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外部リンク

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  • JRN - TBSラジオ