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長福寺 (京都市)

京都府京都市右京区の仏教寺院

歴史編集

縁起によれば、この寺は梅津の開発領主梅津氏出身の尼僧真理が仁安4年(1169年)に堂宇を建立したのに始まる。建久元年(1190年)、梅津上荘に「新御堂」が建立され、従来の寺は「本御堂」と呼ばれるようになった。当初は天台宗に属していたが、1339年暦応2年)、梅津氏の帰依を得た月林道皎が入寺して臨済宗の寺院に改められ中興された。応仁の乱で焼失するが、山名宗全によって再興された。文禄元年には諸山に列せられている。近世には南禅寺末となり、寛政元年(1789年)の南禅寺末寺帳によると当時の長福寺は末寺8、寺家11を数えた[1]

文化財編集

国宝編集

重要文化財編集

  • 石造宝塔
  • 絹本著色仏涅槃図
  • 紺紙金字金光明経 4巻 巻第四久安元年書写奥書
  • 長福寺縁起
  • 月林道禅師送行文 花園天皇宸翰
  • 花園天皇宸翰如来寿量品偈
  • 花園天皇宸翰阿弥陀経残巻
  • 花園天皇宸翰達磨像賛
  • 花園天皇宸翰消息 箱裏押紙に貞和三年の記あり
  • 光厳院宸翰仮名消息(2通)1巻
  • 後光厳院宸翰消息(三月七日)・普光大幢国師諡号勅書(後光厳院画あり)
  • 竺仙梵遷墨蹟 古林和尚碑文

所在地編集

京都府京都市右京区梅津中村町36

脚注編集

  1. ^ 『日本歴史地名大系 京都市の地名』、pp.1098 - 1099; 『国史大辞典』9巻、pp.645 - 646

参考文献編集

  • 『日本歴史地名大系 京都市の地名』、平凡社、1979
  • 『週刊朝日百科 日本の国宝』16号、朝日新聞社、1997
  • 『国史大辞典』、吉川弘文館