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スピードワゴン

日本のお笑いコンビ

スピードワゴンは、日本お笑いコンビホリプロコム所属。

スピードワゴン
SPEEDWAGON
メンバー 井戸田潤
小沢一敬
別名 SPW、スピワ、スピワゴ、ワゴン
結成年 1998年
事務所 ホリプロコム
活動時期 1998年12月 -
出身 名古屋NSC2期生
出会い 名古屋吉本
旧コンビ名 マグニチュード(井戸田)
バツイチほか(小沢)
現在の活動状況 テレビ・ライブなど
芸種 漫才コント
ネタ作成者 小沢一敬
現在の代表番組 NHK短歌「短歌de胸キュン」
ヒルナンデス!
など
過去の代表番組 爆笑オンエアバトル
エンタの神様
スピードワゴンと裸の××アイドル
キャラ☆キング
熱血!平成教育学院
週刊AKB
など
同期 次長課長
徳井義実
ブラックマヨネーズなど
公式サイト プロフィール
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メンバー編集

来歴編集

コンビ結成前(吉本所属時代)編集

吉本時代は育ての親である吉本興業の新田敦生(大阪制作チーフプロデューサー、当時は名古屋吉本の所長)に非常に世話になり、ホリプロに所属してからもラジオで共演を果たし、プライベートでも親しくしている[1][2]

初の「M-1」決勝進出~「甘い言葉」でブレイク編集

2002年M-1グランプリ決勝出場前の月給は3000円だったが[3]、出場後はテレビ出演が増えたため一気に100倍の額になったという[4]。また、2002年のM-1決勝出場前のネタの打ち合わせの際に、井戸田が「明日から忙しくなるよ」と小沢に言ったというエピソードがある[4]

停滞期編集

井戸田は、出版社での取材で大きなソファーに一人でくつろいで待っていたりと大物気取りになるなど、すっかりお笑いから遠ざかった小沢の様子に「小沢さんが芸人の心を失ってしまった」「漫才師が漫才やらないなんて実質解散と一緒だ」と嘆いたという[5]

井戸田の結婚生活は長くは続かず、離婚後の未練タラタラぶりなどで好感度を下げていった。こうした私生活面をテレビで面白く語らなければならない事と小沢がお笑いから遠ざかった事で、井戸田は精神的にも相当疲弊したという[5]

今後は東洋館のような劇場を開設し、漫才協会とはまた違った「漫才師が生きていく場所」を作りたいという[5]

再浮上~現在編集

2014年10月2日放送の「アメトーーク!」の企画「俺たちくされ縁芸人」において徳井義実(チュートリアル)が小沢と共演し、小沢の独特な感性を紹介した事から少しずつ小沢のキャラクター性に注目が集まり始めた。これは翌年1月22日放送のフィーチャー企画「小沢という変人」へと発展し、「SEKAI NO OZAWA」やそれを略した「セカオザ」の愛称が定着していった。こうした事で小沢の方も再び露出が増え、コンビとしての活動も再び盛んになった。事務所の先輩であるバナナマンは、このスピードワゴンの再浮上について「小沢のキャラクターが認知されたから、今やりやすいと思う。最初のブレイクの時は本当の小沢が伝わっていなかったと思う」と語っている[5]

2015年、なごやめしPR大使に就任[6]

特徴編集

コンビ名の由来編集

小沢が荒木飛呂彦漫画ジョジョの奇妙な冒険」のファンであり、コンビ名は作中に登場する架空の人物ロバート・E・O・スピードワゴン及びその人物が設立した財団の名称、スピードワゴン財団に由来する[7]。その縁で、2007年公開の映画ジョジョの奇妙な冒険 Part1 ファントムブラッドにゲスト出演するが、構成上の理由から(元ネタの方の)スピードワゴンは登場しておらず、小沢はこの事に少なからずショックを受けたという。またコンビ名の候補は他に「ワイルドチョコレート」などがあったらしい[8]

コンビ仲編集

2007年8月27日放送の「くりぃむナントカ」などいくつかの番組で、二人でキスをする所を披露している[1][2][3][4]

その他編集

両者とも相当な下ネタ好きだが、後述の「M-1グランプリ2002」決勝戦において立川談志下ネタを酷評された事があるため、以後は下ネタを控えめにしている。「芸能人専用タクシー し〜たく」(テレビ東京)では「危険コンビ(セクハラコンビ)」と称された事もあった。

西寺郷太ノーナ・リーヴス)は「スピードワゴンの事は家族みたいな気持ちで見てしまう。他の芸人さんはネタがつまらなかったら『つまらなかった』で済むけど、スピードワゴンは心配になる[1]と語った事がある。

芸風編集

漫才編集

コント「甘い言葉」がよく知られているが、本分は漫才であり、M-1決勝に2回進出している。M-1覇者であるますだおかだが自身のラジオで「スピワゴはM-1(優勝)十分狙えるコンビ」と評価している[9]。2人のテンションと話術に裏打ちされた正統派のしゃべくり漫才をするが[10]、クールでベタなボケと大声でテンションの高い独特なツッコミによるメリハリの効いた展開から、「新感覚のポップ漫才」と称されることがある[11]

甘い言葉編集

  • ダイノジの「もてる〜」というネタと似ており、ダイノジが先のため、スピードワゴンがパクッたと言われているが、両コンビとも別物だと考えている様で、きちんと和解もしている[1]

賞レース等の戦歴編集

爆笑オンエアバトル編集

「爆笑オンエアバトル」には開始当初の1999年度から2003年度まで常連組として長きに渡って出場。同番組の黄金時代を支えた芸人の1組でもある[11][12]

  • 初挑戦は1999年11月20日放送回で、293KBを記録し6位オフエアであった。なお、この回で披露したのはコントであった。因みに2回目の挑戦となった2000年2月5日放送回では漫才を披露したが、自己最低となる129KBを記録し10組中最下位となっている[13]
  • 3回目の挑戦となった2000年5月20日放送回にて念願の初オンエア(365KB・4位)を果たす。披露したネタは「新入社員の研修」というコントであった。なお、小沢はオンエアが決定した瞬間に感極まって号泣しており、番組内でもその模様が取り上げられていた[13]
  • 2002年度の半ばまではオンエアはするもののKB数が伸び悩んでおり、特に漫才を披露した回においては450KB以上を記録した回が1度も無かった(この時期まで、コントを披露した回においては2度450KB以上を記録)[13]。また出場初期は漫才・コント共に披露していたが、2002年度からは漫才のみを披露するようになる。漫才に徹してからは成績が安定していき、高得点を記録する事が多くなった。2002年8月24日放送回から2004年2月6日放送回まで7戦連続で450KB以上を記録している[13][14]
  • 2002年度は3戦連続で450KB以上を記録するなど躍進し、初のチャンピオン大会(第5回)進出も果たした。セミファイナルでは958KBを記録して1位通過を果たしたが、ファイナルでは一転して470KB(11組中10位)と低調に終わる[13]
  • 2003年度はこの年の挑戦1発目となる回に番組内のオフエア歴代最高KBを記録する(後述)という事態に見舞われるが、その後は史上初のオーバー500を達成[15]するなど、危なげなく年間4勝を記録し、2年連続でチャンピオン大会(第6回)に進出。セミファイナルでは942KBを記録して3位で通過すると、ファイナルでも同じく942KBを記録[13]

オフエア歴代最高KB達成編集

  • 上述の通り、本放送でオンエアは逃したが、後に「新・真夜中の王国」(NHK-BS2)のコーナーの1つである「爆笑?オフエアバトル」(2002年4月 - 2004年3月まで毎月第3月曜日に放送されていたコーナー)内でその時のネタがノーカットで放送されている。通常、このコーナーは「オンバト」本編でオフエアとなった芸人のネタをダイジェストで放送するという内容であり、オフエアネタがノーカットで放送される事は極めて異例であった(放送当時のナレーションでは、「オフエアにするにはあまりにもったいない〜」と紹介されていた[13])。
  • この「オフエア歴代最高KB」という珍記録はかなりインパクトが強く、2014年3月15日に放送された「オンバト最終章 チャンピオン大会直前 15年間ありがとうスペシャル」にスピードワゴンがゲストの1組として出演した際にも「スピードワゴンの持つちょっと笑える番組記録」と題して番組内で触れられていた[16]

M-1グランプリ編集

  • 2002年度の第2回大会にて初出場。小沢は「M-1の一件のフォローだったのかも」と振り返っている[17]
  • 2003年度の第3回大会では準決勝を勝ち抜き、初のストレートでの決勝進出を果たした。小沢は後に発売された書籍内にて「この年は3回戦の出来が凄く良く、決勝でもその時と同じ童謡ネタを披露したが、決勝ではいいグルーヴ感が出なかった」と語っている[18])。なお、この年に披露した「童謡ネタ」は著作権の関係上、後に発売されたDVDにおいては音声が丸々カットされた形で収録されているか、場合によってはネタ自体が収録されていない[19]
  • 2001年度の第1回大会に出場しなかった理由は、公には「コントしかやっていなかったから」である(実際は結成当初から漫才を本分としている)が、本音は小沢曰く「単純に怖かったから出場しなかった」という[20]
  • M-1の後継大会であったTHE MANZAIには4回目の2014年大会に唯一出場。認定漫才師50組には選出された[21]

現在の出演編集

メンバー単独での出演は、井戸田潤小沢一敬の項を参照。

レギュラー、準レギュラー出演

過去の出演編集

レギュラー、準レギュラー出演
単発・特番
  • 2005年10月1日
井戸田潤 200人中113位 28問 2:05.30
小沢一敬 200人中98位 29問 1:43.56
  • 2006年4月1日
井戸田潤 200人中131位 27問
小沢一敬 200人中159位 23問
  • 2006年9月30日
井戸田潤 200人中115位 29問 2:09.55(予選落ち1回あり)
小沢一敬 200人中15位 40問 2:34.51
  • 2016年4月9日
井戸田潤 152人中149位 9P 0:42.91 ※番組開始から11:00まで・途中退場«4時間30分»
小沢一敬 152人中14位 33P 2:18.09
  • 2018年10月6日
井戸田潤 160人中76位 39P 1:19.02 ※2列表示の右
小沢一敬 160人中9位 50P 1:10.36 ※上位20名は1列
テレビドラマ
  • 富豪刑事」第5話(テレビ朝日、2005年) - チンピラ役
  • 漱石先生を待ちながら(『夏目漱石の妻』のスピンオフミニドラマ)(NHK総合、2016年9 - 10月) - 夏目漱石の門下生役
テレビCM
EMI編、BMG編、UIP編に出演。
  • 大原学園インフォマーシャル(2008年1月)
日本テレビ「ズームイン!!SUPER」内でOA
ラジオ

テレビ・ラジオ以外の活動編集

連載編集

映画編集

ゲーム編集

Web番組編集

  • 「合体動物最強バトル つよ~い!いきもの図鑑」(TSUTAYAプレミアム、2019年4月8日 - )井戸田:ジュン役、小沢:オザ役[24]

作品編集

書籍編集

単独
  • スピードワゴンのスピチャン!(学習研究社、2004年11月)
  • あま〜い(ぴあ、2005年7月)
  • でらつれ(講談社、2010年2月)
  • 恋ができるなら失恋したってかまわない(宝島社、2015年8月)
単独以外
  • シブスタs.b.s.t若手芸人edition俺達の放課後(双葉社、2005年2月)
  • 笑いの金メダル 究極の貧乏レシピ (ワニブックス、2006年1月)

CD編集

  • 「夢の途中」(フォーミュラレコーディングス、2008年7月23日[25]

DVD編集

単独
  • スピードワゴン LIVE集、スピードワゴン コント集(ポニーキャニオン、2004年10月)
    • スピードワゴン DVD-BOXも同時発売。
  • 爆笑オンエアバトル スピードワゴン(ポニーキャニオン、2005年3月)
  • 超スピードワゴン〜甘い言葉で抱きしめて〜(ポニーキャニオン、2005年10月)
  • 弩スピードワゴン(ポニーキャニオン、2007年4月18日)
  • 弩スピードワゴンVOL.2(ホリプロ、2007年12月5日)
  • ライブミランカ スピードワゴントークライブ「こんな事言うと、野暮かもしれませんが…売れるために二人の弱点克服します!」(ジェネオンエンタテインメント、2008年1月28日)
  • 弩スピードワゴンvol.3(2008年12月17日)
単独以外
  • M-1グランプリ2002完全版“その激闘のすべて・伝説の敗者復活戦完全収録”(R and C、2003年12月)
  • M-1グランプリ2003完全版 〜M-1戦士の熱き魂〜(コロムビアミュージックエンタテインメント、2004年7月)[26]
  • 大人のコンソメ〜5倍濃縮パック(業務用)〜(ポニーキャニオン、2004年4月)
  • スピードワゴンコントコレクション〜(ポニーキャニオン、2004年10月20日)
  • エンタの神様vol.1(バップ、2004年12月)
  • エンタの神様vol.2(バップ、2005年1月)
  • エンタの神様vol.4(バップ、2005年3月)
  • 爆笑オンエアバトルスピードワゴン(2005年3月16日、ポニーキャニオン)
  • 「死球〜DEAD BALL〜」vol.4〜あなたにも必ず飛んでくるであろう人生の死球…〜(徳間ジャパンコミュニケーションズ、2005年4月))
  • イエヤス爆笑セレクションvol.3(2005年11月)
  • ピィース!specoal天下一武笑会最強!お笑い博多決戦其の一(ビクターエンタテインメント、2005年12月)
  • 『ホリプロお笑い 紅白ネタ合戦』(2004年8月28日収録 於ABC会館ホール 2006年3月1日発売)ポニーキャニオン
  • スチーム係長 お笑い芸人vs係長編(パラマウント・ホーム・エンタテイメント・ジャパン、2006年3月)
  • よみきかせ 日本昔ばなしvol.3(コロムビアミュージックエンタテインメント、2006年10月18日)
  • ホリプロお笑いライブスペシャル ストロング混合(ポニーキャニオン、2007年4月18日)
  • ホリプロお笑い夏祭りスペシャル ストロング混合2(ホリプロ、2007年12月5日)
  • 超クソゲー(アース・スター エンターテイメント、2009年1月23日)

開催ライブ編集

  • 2004年に初めて単独ライブを行ったが、その前後にはラジオで小沢が「今まで単独ライブから逃げ回っていた」と発言していた。また2009年に単独ライブを行わなかったのは小沢が小説「でらつれ」を執筆していたため[28]

脚注編集

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  1. ^ a b c スピードワゴンのキャラメル on the beach
  2. ^ 「ココロの旅」2012年9月11日放送分(webアーカイブ)
  3. ^ 楽天市場 有名人のすっぴんショッピング」(Webアーカイブ)のインタビューによると、この給料では帽子一つ買うのがやっとだったため、小沢は周りには「給料のほとんどをファッションにつぎ込んでる」と見栄を張っていたという。
  4. ^ a b M-1完全読本 2001-2010 2011, p. 43.
  5. ^ a b c d 八方・陣内・方正の黄金列伝!」2016年12月11日放送分
  6. ^ 名古屋観光情報公式サイト 名古屋コンシェルジュ
  7. ^ 2007年8月2日放送「雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!」(テレビ朝日)「ジョジョの奇妙な芸人」より。
  8. ^ 「Biwaコレ!!」内インタビュー(ウェブアーカイブ)
  9. ^ ますだおかだのオールナイトニッポン」(ニッポン放送
  10. ^ 爆笑オンエアバトル」の本では「笑いの領土を広げたパイオニアの名に値する独創性」「設定や2人の関係性や言葉のチョイス、その全てが微妙なツボを突いてくる」と称されている。
  11. ^ a b テレビお笑いふ!vol.1」(学研
  12. ^ なお出始めの頃は「M2カンパニーの秘密兵器」と称されていた。
  13. ^ a b c d e f g オンバトサポーター - スピードワゴン
  14. ^ ただし、下記の通り、この期間に1度オフエア歴代最高KB(461KB)を記録しているため敗戦も1度経験している。
  15. ^ 2003年11月28日放送回より。なお、オーバー500を達成したのはこの時のみであり、また初挑戦からおよそ4年かけての達成となった。このように出場数の多さの割にはオーバー500に関しては中々獲得する事が出来なかったコンビでもある。
  16. ^ オンバトサポーター - オンバト最終章 チャンピオン大会直前 15年間ありがとうスペシャル
  17. ^ M-1完全読本 2001-2010 2011, pp. 43-44.
  18. ^ M-1完全読本 2001-2010 2011, p. 44.
  19. ^ 2004年7月14日に発売された「M-1グランプリ2003完全版」には「サッちゃん」を歌っている音声部分は完全にカット(ただし、ネタの意味が全く分からなくなるため、一部字幕テロップがつけられた)され、「グリーングリーン」のくだりに関しては収録すらされなかった。また、2007年12月10日に発売された「M-1グランプリ the BEST 2001〜2003」にはネタそのものが収録されず全カットとなった。
  20. ^ 2007年12月20日放送「雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!」(テレビ朝日)「M-1グランプリ芸人」より。
  21. ^ “「THE MANZAI 2014」認定漫才師50組発表”. お笑いナタリー. (2014年9月7日). https://natalie.mu/owarai/news/125390 2019年11月2日閲覧。 
  22. ^ X The NIGHT 2周年記念SP | メディアミックス・ジャパン | MMJ」『MMJ メディアミックス・ジャパン』、2018年4月27日。2018年4月28日閲覧。
  23. ^ Wii アッコでポン!~イカサマ放浪記~|キャラクター” (日本語). www.success-corp.co.jp. 2018年7月26日閲覧。
  24. ^ イジリー&スピワが子供向けアニメで声優、井戸田は別キャラの声に引っ張られる” (日本語). https://natalie.mu. 2019年4月4日閲覧。
  25. ^ 山本昌(中日ドラゴンズ)200勝応援ソング。山本昌本人はこの曲を打席に立つ時の登場曲にしている。
  26. ^ スピードワゴンのネタは童謡を扱ったネタのため音声を一部カットされている。
  27. ^ ライブミランカのトークライブ
  28. ^ バナナマンのバナナムーン2010年3月22日放送より。

参考文献編集

  • 『M-1完全読本 2001-2010』 ワニブックス、2011年。 

外部リンク編集