したまちコメディ映画祭in台東

東京都台東区で開催されていた映画祭

したまちコメディ映画祭in台東(したまちコメディえいがさい いん たいとう、:Down Town Taito International Comedy Film Festival)、略称・したコメ(Shitacome)は、2008年から2017年まで日本東京都台東区で開催されていた映画祭

したまちコメディ映画祭in台東
Down Town Taito International Comedy Film Festival (Shitacome)
イベントの種類 映画祭
通称・略称 したコメ
正式名称 したまちコメディ映画祭in台東
初回開催 2008年11月21日 - 11月24日
最終開催 2017年9月15日 - 9月18日
会場 浅草公会堂雷5656会館浅草中映劇場浅草パークホールROX3スーパーマルチコート、コシダカシアター浅草フランス座演芸場東洋館東京キネマ倶楽部東京国立博物館平成館東京都美術館講堂上野恩賜公園野外ステージ(不忍池水上音楽堂)、上野恩賜公園
台東区内の映画館・劇場・ホール各所
主催 「したまちコメディ映画祭in台東」実行委員会
企画制作 (株)東急レクリエーション
プロデューサー いとうせいこう
来場者数 90,000人
最寄駅 地下鉄浅草駅、JR・地下鉄上野駅、地下鉄湯島駅
公式サイト
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概要 編集

いとうせいこうが総合プロデュースを務める国際コメディ映画祭。国内外の新作・旧作・名作・珍作・異色作から選ばれたコメディ映画作品を上映する。上野・下谷、浅草の会場で声優関連のイベントやお笑いライブ、展示イベントも開催している。

2009年からコメディ短編映像作品コンペティション「したまちコメディ大賞」を創設。

公式サポーターソングは浅草ジンタの「君がこの街にやってきて」。

開催期間と主なプログラム 編集

第10回が、2017年9月15日(金)から18日(月・祝)に開催された。

開催回 開催期間 メインビジュアル担当 コメディ栄誉賞 オープニング上映作品
第1回 2008年11月21日(金) - 24日(月・祝) しりあがり寿 小沢昭一 劇場版 カンナさん大成功です!
第2回 2009年9月21日(月・祝) - 25日(金) 五月女ケイ子 コント55号 大洗にも星はふるなり
第3回 2010年9月16日(木) - 20日(月・祝) 吉田戦車 谷啓 国家代表!?
第4回 2011年9月16日(金) - 19日(月・祝) リリー・フランキー 伊東四朗 サラリーマンNEO 劇場版(笑)
第5回 2012年9月14日(金) - 17日(月・祝) みうらじゅん ザ・ドリフターズ TOKYOてやんでぃ
- The Story Teller's Apprentice~
第6回 2013年9月13日(金) - 16日(月・祝) 辛酸なめ子 堺正章 地獄でなぜ悪い
第7回 2014年9月12日(金) - 16日(火) 安齋肇 西田敏行 西遊記~はじまりのはじまり~
第8回 2015年9月18日(金) - 22日(火・祝) 水木しげる ビートたけし 帰ってきたMr.ダマー バカMAX!
第9回 2016年9月16日(金) - 19日(月・祝) 内山勇士 山田洋次[1] ぼくのおじさん
第10回 2017年9月15日(金) - 18日(月・祝) いがらしみきお 小松政夫 blank13

これまでの映画祭 編集

第10回 2017年 編集

「第10回したまちコメディ映画祭in台東」は、2017年9月15日(金)から同18日(月・祝)まで開催された。メインビジュアルは、いがらしみきお。コメディ栄誉賞は小松政夫

特別招待作品-ゲスト

レッドカーペットゲスト いとうせいこう、台東区観光大使:友吉鶴心、したコメ応援人:昭和こいるロケット団浅草ジンタポカスカジャン)、ワタナベイビーホフディラン)、いがらしみきお小松政夫、齊藤 工(斎藤工)、高橋一生神野三鈴金子ノブアキ萩本欽一土屋敏男チョン・ヒョンソクイ・ソンウォン西村喜廣軽部真一笠井信輔内山勇士、コタロー、ブラスバンド演奏:台東区立田原小学校

ライブイベントと特集上映 - 出演者・ゲスト

第9回 2016年 編集

「第9回したまちコメディ映画祭in台東」は、2016年9月16日(金)から同19日(月・祝)まで開催された。メインビジュアルは、内山勇士。コメディ栄誉賞は山田洋次

特別招待作品-ゲスト

レッドカーペットゲスト いとうせいこう、台東区観光大使:浅香光代友吉鶴心、したコメ応援人:内海桂子ねづっちじぐざぐブルーセレブ三福エンターテイメントカントリーズスーパーニュウニュウゆーびーむ☆浅草ジンタ大久保ノブオポカスカジャン)、佐藤蛾次郎佐藤利明大西利空須藤泰司秋吉久美子田村亮星由里子水町レイコ西村喜廣百合沙田中要次軽部真一笠井信輔内山勇士、コタロー、市井昌秀石橋穂乃香野火杏子CNCインドダンスパフォーマンスチーム、下山天井口昇清水崇、工藤伸一、山本舞香、ブラスバンド演奏:台東区立富士小学校

ライブイベントと特集上映 - 出演者・ゲスト

第8回 2015年 編集

「第8回したまちコメディ映画祭in台東」は、2015年9月18日(金)から同22日(火・祝)まで開催された。 メインビジュアルは、水木しげる。 コメディ栄誉賞はビートたけし

特別招待作品-ゲスト
ライブイベントと特集上映 -出演者・ゲスト

コメディ栄誉賞 ビートたけしリスペクト上映 『菊次郎の夏』-ビートたけし

キートンの探偵学入門』 『羽佐間道夫の声優“楽”入門~声優トークショー~』 『チャップリンの消防士』-羽佐間道夫野沢雅子岩田光央草尾毅内田夕夜恒松あゆみ山寺宏一

受賞作品『ワイルドなスピード! AHO MISSION』  ノミネート作品:『俺たちスーパーマジシャン』、『クレイジー・ドライブ』、『トビー・マグワイア スパイラル 危険な関係』、『変態小説家

第7回 2014年 編集

「第7回したまちコメディ映画祭in台東」は、2014年9月12日(金)から同16日(火)まで開催された。 メインビジュアルは、安齋肇。 コメディ栄誉賞は西田敏行

特別招待作品 -ゲスト
ライブイベントと特集上映 -出演者・ゲスト

9月12日:『チャップリンの質屋』、『チャップリンの替玉』-羽佐間道夫三ツ矢雄二若本規夫田中真弓安達忍岩崎ひろし中野裕斗宮澤はるな今村一誌洋皆川壱毅水瀬郁成田遼 トークゲスト:チャーリー・シストヴァリス大野裕之いとうせいこう

9月13日:『チャップリンの質屋』、『チャップリンの改悟』-羽佐間道夫野沢雅子三ツ矢雄二若本規夫田原アルノ土井美加山寺宏一草尾毅中野裕斗 トークゲスト:チャーリー・シストヴァリス大野裕之

ノミネート作品:『アステリックスの冒険~秘薬を守る戦い』、『俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトル in ニューヨーク』、『ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日』、『マジック・マネー』 

第6回 2013年 編集

「第6回したまちコメディ映画祭in台東」は、2013年9月13日(金)から同16日(月・祝)まで開催された。 メインビジュアルは、辛酸なめ子。 コメディ栄誉賞は堺正章

特別招待作品 -
ライブイベントと特集上映 -出演者・ゲスト

ノミネート作品:『新・三バカ大将 ザ・ムービー』、『21ジャンプストリート』、『プロジェクトX』、『暴走!ターボ・バスターズ』 

第5回 2012年 編集

「第5回したまちコメディ映画祭in台東」は、2012年9月14日(金)から同17日(月・祝)まで開催された。

メインビジュアルは、みうらじゅん[2]。 コメディ栄誉賞はザ・ドリフターズ[3]

特別招待作品 -
したまちコメディ大賞2012
ライブイベントと特集上映 -出演者・ゲスト

ノミネート作品:『I SEE YOU.com ハレンチのぞき見大作戦!』、『運命の元カレ』、『シャーク・アタック!!』、『スピーシー・オブ・コブラ』、『聖トリニアンズ女学院 史上最強!?不良女子高生の華麗なる強奪作戦』、『チェンジ・アップ オレはどっちで、アイツもどっち!?』、『ドリル・マーダーズ 美少女猟奇殺人事件』、『ポルノ☆スターへの道』 

第4回 2011年 編集

2011年9月16日(金)~19日(月・祝)に開催。メインビジュアルはリリー・フランキー

コメディ栄誉賞は伊東四朗に決定。モンティ・パイソン特別講義開催に向けてエリック・アイドルがビデオメッセージを寄せた。

特別招待作品とゲスト
レッドカーペットゲスト

総合プロデューサー:いとうせいこう、観光大使&したコメ応援人:内海桂子海老名香葉子桐谷逸夫櫻川梅后、コメディ栄誉賞:伊東四朗、特別招待作品『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』:吉田照幸監督、小池徹平生瀬勝久堀内敬子、特別招待作品『極道めし』:永岡佑、【リスペクトライブ】エノケン×笠置シヅ子のブギフェス:浅草ジンタポカスカジャン

したまちコメディ大賞2011
ライブイベントと特集上映 -出演者・ゲスト

第3回 2010年 編集

2010年9月16日(木)~20日(月・祝)に開催。9万人以上が来場した。メインビジュアルは吉田戦車

コメディ栄誉賞を谷啓が受賞したことに伴い、クレージーキャッツの特集企画を行った。

特別招待作品とゲスト
したまちコメディ大賞2010
ライブイベントと特集上映、ゲスト

第2回 2009年 編集

2009年9月21日(月・祝)~25日(金)開催。8万8000人以上が来場した。

ゲストは隅田川から船乗り込みで登場し、オープン型のトロリーバスに乗って雷門へ移動。海老名香葉子、櫻川梅后、内海桂子、北海道帯広出身で台東区の小学校に通うさくらまやも加わりフォトセッション後、オレンジ通りのレッドカーペットを浅草公会堂まで練り歩いた。クロージングセレモニーで行われたコメディ栄誉賞授賞式にはコント55号萩本欽一坂上二郎が揃って登場した。

メインビジュアルは五月女ケイ子

特別招待作品とゲスト
したまちコメディ大賞2009
ライブイベントと特集上映

『子宝騒動』、『チャップリンの冒険』 - 近石真介羽佐間道夫山寺宏一井上喜久子による吹き替えライブ

台東区フィルムコミッション支援作品とゲスト

第1回 2008年 編集

2008年11月21日(金)~24日(月・祝)開催。(9月にプレイベントを開催)8万5000人以上が来場した。

雷門から仲見世通り浅草寺本堂までのレッドカーペットお練りも実施。山田優山崎静代南海キャンディーズ)など映画祭のゲストのほか、高張提灯、金棒の露払い、芸者、SKD[要曖昧さ回避]・OGスタスの踊り子なども参加した。

メインビジュアルはしりあがり寿

特別招待作品部門
日本未公開、または公開前の長編コメディ映画が上映された。
ライブ・イベントと特集上映
コメディ栄誉賞受賞の小沢昭一の受賞記念イベントを始め、ボビー・ファレリー監督のトークセッション(ファレリー兄弟として出演予定だったが、ピーター・ファレリー監督はインフルエンザのため来日せず)や、コメディ映画に造詣の深い人々が登場するライブ・イベント、親子向け作品の上映などが行われた。
地元応援作品部門
台東区が舞台の映画2作品を上映。
関連イベント
  • 雷門 - 仲見世 - 浅草寺 レッドカーペットお練り(2008年11月22日)
  • したコメお笑い幕間アワード2008(2008年11月23日)※優勝はツーライス
  • したコメお笑い幕間アワード2008 ~敗者復活への道~(2008年11月23日)
  • 第2回 黒からはじまる食の文化 薩摩食彩市(2008年11月22日~11月24日)
  • ヘブンアーティスト(2008年11月22日~11月23日)
  • COPPA DI TOKYO(2008年11月24日)

会場 編集

浅草公会堂浅草中映劇場浅草パークホールROX3スーパーマルチコート、コシダカシアター雷5656会館東京国立博物館平成館東京都美術館講堂上野恩賜公園野外ステージ(不忍池水上音楽堂)、上野恩賜公園台東区内の映画館・劇場・ホール各所。

短編コンペティション したまちコメディ大賞 編集

2009年、第2回より創設。20分以内のコメディ作品を公募。

開催年(回) 審査員 グランプリ 準グランプリ 観客賞 U25特別賞
2009年
(第2回)
大林宣彦岸本加世子
堀部圭亮しりあがり寿
いとうせいこう
奴との遭遇
(澤田裕太郎監督)
奴との遭遇
(澤田裕太郎監督)
2010年
(第3回)
金子修介喰始
五月女ケイ子いとうせいこう
ちょぼ
(高野雄宇監督)

(岩井澤健治監督)
2011年
(第4回)
本広克行笹野高史
山田雅子いとうせいこう
じ ぞ う
(吐山由美西本真希子監督)
じ ぞ う
(吐山由美西本真希子監督)
じ ぞ う
(吐山由美西本真希子監督)
2012年
(第5回)
根岸吉太郎小倉久寛
リリー・フランキーいとうせいこう
フィガロの告白
(天野千尋監督)
こんにちは赤さん
(谷坪明英監督)
フィガロの告白
(天野千尋監督)
やぶカン!
(吐山由美西本真希子監督)
2013年
(第6回)
内田けんじ佐々木史朗
みうらじゅんいとうせいこう
おとなになりたくて
(黒田将史監督)
おっさんスケボー
(新井健市監督)
おとなになりたくて
(黒田将史監督)
2014年
(第7回)
吉田大八洞口依子
辛酸なめ子いとうせいこう
女子!読み切り!コミックワールド!
(西本マキ監督、吐山ゆん監督(破れタイツ))
彼女の告白ランキング
(上田慎一郎監督)
帰ろうYO!
(松本卓也監督)
2015年
(第8回)
廣木隆一犬山紙子
安齋肇いとうせいこう
なめくじ劇場 THE MOVIE 2015『君の瞳に恋してる』
(イッキ監督)
牛乳配達
(長尾理世監督、小田篤監督)
なめくじ劇場 THE MOVIE 2015『君の瞳に恋してる』
(イッキ監督)
2016年
(第9回)
平山秀幸伊賀大介、五箇公貴、いとうせいこう ピノッキオ
(土肥耕作監督)
iPhoneがバリバリ伝説
(大北栄人監督)
iPhoneがバリバリ伝説
(大北栄人監督)
審査員特別賞
てんてんてん
(家庭教師てつおう監督)
2017年
(第10回)
入江悠、千葉善紀、大山卓也、堂島孝平いとうせいこう Windows Updateは突然に
(大北栄人監督)
はりこみ
(板垣雄亮監督)
はりこみ
(板垣雄亮監督)

脚注 編集

  1. ^ “山田洋次が第9回したコメ映画祭でコメディ栄誉賞を受賞”. 映画ナタリー. (2016年6月20日). https://natalie.mu/eiga/news/191483 2016年6月20日閲覧。 
  2. ^ みうらじゅんさん メインビジュアル完成! したコメニュース2012 - 第5回したまちコメディ映画祭in台東 2012年5月21日付
  3. ^ いとうせいこう 映画×したまち×笑いの祭典が今年も総合プロデューサーがかく語りき!! ドカント MEN'S SEAT INTERVIEW act.158 2012年9月16日付 2023年3月11日閲覧
  4. ^ [1] したまちコメディ大賞2012 - 第5回したまちコメディ映画祭in台東
  5. ^ 前夜祭は夢の競演! 「東映まんがまつり vs 東宝チャンピオンまつり」 したコメニュース2012 - 第5回したまちコメディ映画祭in台東 2012年7月20日付
  6. ^ 前夜祭オールナイト したコメドリームマッチ 東映まんがまつり vs 東宝チャンピオンまつり したコメニュース2012 - 第5回したまちコメディ映画祭in台東 2012年7月23日閲覧
  7. ^ DVD「復刻!東映まんがまつり」特集 Archived 2012年8月1日, at the Wayback Machine. 東映ビデオ株式会社 2012年7月23日閲覧

外部リンク 編集