芸術選奨
文化庁主催の芸術家の顕彰制度
概要
編集各年度毎に芸術各分野において優れた業績をあげた人物に対し「芸術選奨文部科学大臣賞」[注 2]、またその業績により新生面を開いた人物に対し「芸術選奨文部科学大臣新人賞」[注 3][注 4] の各賞が贈られる。(芸術選奨新人賞)
1950年(昭和25年)に文化庁芸術祭から分離される形で「芸能選奨」(げいのうせんしょう)として設立され、1956年(昭和31年)に現在の名称に改められた。文化庁による賞としては、他に文化勲章、文化功労者、文化庁メディア芸術祭などがあるが、それらとは別の制度である。
芸術選奨文部科学大臣賞
編集芸術選奨文部科学大臣賞 | |
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令和2年度芸術選奨贈呈式の記念写真 | |
受賞対象 | 芸術各分野において優れた業績をあげた人物 |
開催日 | 3月中旬 |
会場 | 東京都内ホテル |
国 | 日本 |
主催 | 文化庁 |
報酬 | 賞状 賞金30万円 |
初回 | 1951年(昭和26年) 第1回(1950年〈昭和25年〉度) |
最新回 | 2021年(令和3年) 第71回(2020年〈令和2年〉度) |
公式サイト | 芸術選奨 - 文化庁 |
芸術分野をいくつかの部門に分けて、それらの分野において顕著な活躍を見せた人物に「芸術選奨文部科学大臣賞」が贈呈される。1955年(昭和30年)の第5回(1954年〈昭和29年〉度)までの旧名称は「芸能選奨文部大臣賞」、2000年(平成12年)の第50回(1999年〈平成11年〉度)までの旧名称は「芸術選奨文部大臣賞」。
対象部門
編集対象部門は時代とともに変遷し、2009年現在、演劇、映画、音楽、舞踊、文学、美術、放送、大衆芸能、芸術振興(2004年から)、評論等、メディア芸術(2008年から。メディアアート、漫画、アニメなど)の11部門が対象となる。また、作品ではなく、人が受賞の対象であり、受賞の年(1月~12月)の優れた業績を対象としている。そのため、受賞理由として挙げられている作品が、必ずしも当人の代表作というわけではない。
表彰
編集毎年3月中旬に受賞者が発表され、同月下旬に東京都内のホテルにて贈呈式が行われる。受賞者には賞状と賞金30万円が贈られる。2024年度から120万円に引き上げられた[2]。
受賞者
編集芸能選奨時代
編集斜体は没後の受賞。年数は受賞年であり、対象年度はその前年。
第1回 (1951年)
編集- 坂東三津五郎 - 歌舞伎『義経千本桜』佐藤忠信役の演技
- 山本安英 - 新劇『ゆうづる』つうの演技
- 日本映画社 - 短編映画『いねの一生』
- 岩波映画 - 短編映画『蝿のいない町』
- 尾高尚忠 - 指揮
- 増沢健美 - 音楽評論
- 清水脩 - 『楽曲インド旋律による四楽章』
- 竹山道雄 - 『ビルマの竪琴』
- 石井桃子 - 『ノンちゃん雲に乗る』
- 吉岡堅二 - 日本画近代化の研究
- 三岸節子 - 洋画『金魚』
- 横江嘉純 - 彫塑界の業績
- 信田洋 - 工芸『芙蓉置物』
- 長孝一郎 - 『秋祭』
- 報道工芸研究社 - 幻灯画『図説天文学』
- 全光社 - 紙芝居『こねこちろちゃん』
- 日本紙芝居幻灯株式会社 - 『お母さんの話』
第2回 (1952年)
編集- 東山千栄子 - 新劇『桜の園』でのクラネフスカヤ役としての演技
- 神西清 - 『ワーニャ伯父さん』の舞台脚本としての翻訳
- 朝日新聞厚生文化事業団 - 『中尊寺』
- 朝日光画 - 幻灯画『微少世界』
- NHK交響楽団 - 『ファルスタッフ』の初演と業績
- 町田佳声 - 日本民謡研究および関東編の発表
- 江口・宮舞踊研究所 - 現代舞踊界の業績『プロメテの火』
- 壺井栄 - 『母のない子と子のない母と』
- 橋本明治 - 日本画『赤い椅子』
- 岡鹿之助 - 洋画『遊蝶花』
- 澤田政廣 - 彫塑『五木の精』
- 楠部弥一 - 『目磯四方鶴紋花瓶』
- 桜間弓川 - 能楽界の業績
第3回 (1953年)
編集- 千田是也 - 新劇『オセロ』、『ウィンザーの陽気な女房たち』での演技
- 戸板康二 - 『劇場の椅子』、『今日の歌舞伎』の著書と評論
- 中山晋平 - 音楽の大衆化
- 牛山充 - 音楽評論活動
- コロムビア株式会社 - レコード『かわいいかくれんぼ』、『めだかの学校』
- 杵屋正邦 - 日本舞踊での作曲
- 浜田広介 - ひろすけ童話集
- 金島桂華 - 日本画『鯉』
- 小林和作 - 洋画『海辺の丘』と近業
- 清水多嘉示 - 彫塑『裸婦』
- 浜田庄司 - 工芸『壺』と近業
- 多久尚 - 雅楽『陪臚』の演技
第4回 (1954年)
編集- 劇団ぶどうの会 - 新劇界での業績
- 英太郎 - 新派の女方としての近業
- 成瀬巳喜男 - 『あにいもうと』ほかの演出
- 宮川一夫 - 『雨月物語』ほかの撮影
- 東京交響楽団 - 現代音楽の紹介
- 藤根道雄 - 新内の研究
- 石井漠 - バレエ『人間釈迦』と舞踊界の業績
- 園廣茂 - 舞楽『蘇莫者』の演技
- サトウハチロー - 『しかられぼうず』
- 岩橋英遠 - 日本画『庭石』
- 中村琢二 - 洋画『扇を持つ女』
- 各務鉱三 - 工芸『クリスタル花器』
- 山田守 - 『厚生年金病院』の建設
第5回 (1955年)
編集- 川尻清潭 - 歌舞伎の演出
- 郡司正勝 - 歌舞伎界の業績
- 中村勘三郎 - 歌舞伎『朝顔日記』の演技
- 松崎国雄 - 『慟哭』の照明
- 溝口健二 - 『近松物語』と映画界の業績
- 碧川道夫 - 『地獄門』において色彩映画製作技術の向上に尽くした業績
- 塚越成治 - 同上
- 横田達之 - 同上
- コロムビア株式会社 - 『舟弁慶』
- 斉田喬 - 斉田喬児童演劇全集
- 岩波少年文庫編集局 - 岩波少年文庫
- 小倉遊亀 - 日本画『裸婦』
- 新海竹蔵 - 彫刻『少年』
- 松本芳翠 - 書『雄飛』
- 清家清 - 日本住宅の建築設計
- 渡欧能楽団 - ベニス国際演劇祭に能を紹介
- 安倍季巌 - 雅楽『万秋楽』の演奏
- 本田安次 - 著作『霜月神楽の研究』と郷土芸能の研究
第6回 (1956年)
編集- 福田恆存 - 『ハムレット』の新訳並びにシェイクスピア劇の新解釈による演出
- 久松静児 - 『警察日記』その他の演出の功績
- 早坂文雄 - 『楊貴妃』その他の日本の映画音楽に貢献
- 島田広 - 創作バレエ『令嬢ジュリー』の脚色・演出・振付
- 椎名麟三 - 『美しい女』その他の作品活動
- 鳥海青児 - 油絵『家並み』、『顔をかくす女』など
- 木村伊兵衛 - 海外に取材した作品展などの写真芸術活動
- 野澤喜左衛門 - 『瓜子姫とあまんじゃく』の作曲および文楽三味線の名手としての業績
- 吉田精一 - 『自然主義の研究』などの評論および『現代文学論体系』の編集などによる日本文学研究への貢献
- 吉田幸三郎 - 古典芸能の保存・育成ならびに能・狂言の創造活動
第7回 (1957年)
編集- 秋庭太郎 - 『日本新劇史』上・下巻
- 三浦光雄 - 『白夫人と妖恋』、『猫と庄造と二人のおんな』など三十余年にわたる映画撮影活動
- 岡本文弥 - 邦楽新内『風と共に去りぬ』、『耳なし芳一』などの新作発表ならびに多年の活動
- 吾妻徳穂 - 歌舞伎舞踊の芸術性を広く海外に紹介した功績
- 石川淳 - 小説『紫苑物語』
- 福沢一郎 - メキシコ南米を巡り、その総決算たる作品展により画壇に新風を送った功績ならびに美術界に対する多年の貢献
- 吉阪隆正 - ベニス・ビエンナーレ展覧会日本館の建築
- 桐竹紋十郎 - 人形浄瑠璃『瓜子姫とあまんじゃく』、『常盤御前』の演技と多年にわたる文楽三和会における活動
- 臼井吉見 - 著作『近代文学論争』上巻
- 映画『カラコルム』の撮影技術団 - 記録映画芸術の活動振興に貢献
芸術選奨時代
編集*年数は受賞年であり、対象年度はその前年。
1950年代・1960年代
編集- 1958年(第8回)
- 1959年(第9回)
- 1960年(第10回)
- 1961年(第11回)
- 1962年(第12回)
- 1963年(第13回)
- 1964年(第14回)
- 1965年(第15回)
- 1966年(第16回)
- 1967年(第17回)
- 1968年(第18回)
- 1969年(第19回)
1970年代
編集- 1970年(第20回)
- 1971年(第21回)
- 1972年(第22回)
- 1973年(第23回)
- 1974年(第24回)
- 1975年(第25回)
- 1976年(第26回)
- 1977年(第27回)
- 1978年(第28回)
- 1979年(第29回)
1980年代
編集- 1980年(第30回)
- 1981年(第31回)
- 1982年(第32回)
- 1983年(第33回)
- 1984年(第34回)
- 1985年(第35回)
- 1986年(第36回)
- 1987年(第37回)
- 1988年(第38回)
- 青野聰 - 『人間のいとなみ』
- 中村稔 - 『中村稔詩集』
- 川崎寿彦 - 『森のイングランド―ロビンフッドからチャタレー夫人まで』
- 中村洪介 - 『西洋の音、日本の耳―近代日本文学と西洋音楽』
- 蜷川幸雄 - 『テンペスト』、『NINAGAWAマクベス』
- 別役実 - 『『銀河鉄道の夜』より ジョバンニの父への旅』、『ドン・キホーテより 諸国を遍歴する二人の騎士の物語』
- 田村高廣 - 『イタズ 熊』
- 内田光子 - 『内田光子モーツァルトピアノ協奏曲全曲演奏会』
- 中島丈博 - 『極楽への招待』、『絆』
- 山村若佐紀 - 『山村若佐紀上方舞りさいたる』
- 工藤甲人 - 『工藤甲人展』
- 永井一正 - 富山県立美術館のポスター
- 芝祐靖 - 『芝祐靖 笛ライブ'87』、『天平のひびき―古楽器群の音と色と』ほか
- 吉田文雀 - 『心中天網島』、『曾根崎心中』
- 松本英彦 - 『松本英彦リサイタル―ビッグ4からクラシックそしてロックまで』
- 1989年(第39回)
1990年代
編集- 1990年(第40回)
- 後藤明生 - 『首塚の上のアドバルーン』
- 藤沢周平 - 『市塵』
- 大岡信 - 『詩人・菅原道真―うつしの美学』
- 丸谷才一・大野晋 - 『光る源氏の物語』
- 勅使河原宏 - 『利休』
- 市川猿之助 - 『リュウオー(龍王)』、『黒塚』
- 木村光一 - 『夢・桃中軒牛右衛門の』、『この子たちの夏』、『砂の上のダンス』
- 堅田喜三久 - 『祝言式三番叟』、『京鹿子娘道成寺』
- 宮田哲男 - 『第四回宮田哲男長唄演奏会』
- 花柳寿惠幸 - 『苧環・恋の神杉』、『旅ゆけば』
- 建畠覚造 - 『〈WAVING FIGURE〉』
- 藤原雄 - 『備前一千年、そして今―藤原雄の世界』、『広島賛歌―藤原雄展』
- 山彦節子 - 『能・狂言の舞踊』、『河東節道成寺』
- 河本哲也 - 『天安門・激動の四十年―ソールズベリーの中国―』
- 斎明寺以玖子 - 『夢のまた夢』、『夾竹桃同窓会』ほか
- 松本源之助 -
- 1991年(第41回)
- 1992年(第42回)
- 1993年(第43回)
- 清水邦夫『華やかな川、囚われの心』
- まど・みちお - 『まどみちお全詩集』
- 今尾哲也 - 『役者論語 評註』
- 藤田洋 - 『演劇年表』
- 森洋子 - 『ブリューゲルの諺の世界』
- 大林宣彦 - 『青春デンデケデケデケ』
- 四代目山本東次郎 - 『三番三』ほか
- 水谷良重(2代水谷八重子) - 『佃の渡し』、『巷談本牧亭』
- 近藤乾之助 - 『是界』、『柏崎』ほか
- 米川文勝之 - 『米川文勝之 古典の会』
- 佐多達枝 - 『2207520000秒の秘密』
- 藤間章作 - 『圓果の譜』
- 勝井三雄 - 『アイム ヒア』
- 中島司有 - 『中島司有書作展―書業60年を記念して』
- 葛城哲郎 - 『冬の魔術師』
- 松井邦雄 - 『ラジオ図書館』
- ペギー葉山 - 『Too Young! ありがとう、素敵な歌たち』
- 夢路いとし・喜味こいし - 『わが家の湾岸戦争』ほか
- 1994年(第44回)
- 岩阪恵子 - 『淀川にちかい町から』
- 辻征夫 - 『河口眺望』
- 宮城谷昌光 - 『重耳』
- 奥野健男 - 『三島由紀夫伝説』
- 相米慎二 - 『お引越し』
- 田向正健 - 『街角』
- 澤村宗十郎 - 『碁太平記白石噺』
- 佐藤勝 - 『わが愛の譜 滝廉太郎物語』
- 今井信子 - 『ヴィオラスペース1993』ほか
- 新内仲三郎 - 『大江山』ほか
- 吉村雄輝夫 - 『桶取り』ほか
- 土谷武 - 『土谷武展』
- 中村錦平 - 『東京焼・中村錦平展―メタセラミックスで現在をさぐる』
- 八代目豊竹嶋大夫 - 『恋女房染分手綱』ほか
- 野村四郎 - 『道成寺』
- 二代目春野百合子 - 『高田の馬場』ほか
- 雪村いづみ - 『クッキング・ガール』
- 三田純市 - 『昭和上方笑芸史』
- 1995年(第45回)
- 1996年(第46回)
- 1997年(第47回)
- 1998年(第48回)
- 1999年(第49回)
2000年代
編集- 2000年(第50回)
- 2001年(第51回)
- 2002年(第52回)
- 2003年(第53回)
- 2004年(第54回)
- 2005年(第55回)
- 2006年(第56回)
- 2007年(第57回)
- 2008年(第58回)
- 2009年(第59回)
2010年代
編集- 2010年(第60回)
- 2011年(第61回)
- 津嘉山正種 - 『黄昏』
- 野澤錦糸 - 『妹背山婦女庭訓』
- 柄本明 - 『悪人』
- 瀬々敬久 - 『ヘヴンズ ストーリー』
- 砂崎知子 - 『砂崎知子箏リサイタル 協奏曲の夕べ』
- 沼尻竜典 - 『ラ・ボエーム』
- 中村恩恵 - 『The Well-Tempered』
- 山村若 - 『江戸土産 慣 ちょっと七化』
- 篠田節子 - 『スターバト・マーテル』
- 辻原登 - 『闇の奥』
- オノデラユキ - 『オノデラユキ 写真の迷宮へ』
- 隈研吾 - 『梼原・木橋ミュージアム』
- 西村与志木 - 『坂の上の雲』
- 加山雄三 - 『若大将50年!アリーナコンサート』
- 宮川大助・花子 - 『YESと言おう!』(なんばグランド花月11月公演)
- 三輪眞弘 - 『三輪眞弘音楽藝術-全思考1998-2010』
- 晏妮 - 『戦時日中映画交渉史』
- 渡辺裕 - 『歌う国民 唱歌、校歌、うたごえ』
- 宮本茂 - 『スーパーマリオギャラクシー2』
- 2012年(第62回)
- 栗山民也 - 『ピアフ』
- 中村又五郎 - 『菅原伝授手習鑑』
- 新藤次郎 - 『一枚のハガキ』
- 成島出 - 『八日目の蝉』
- 亀山香能 - 『箏曲リサイタル』
- 福田進一 - 『ギターリサイタル』
- 首藤康之 - 『Shakespear THE SONNETS』
- 花柳寿楽 - 『夢殿』
- 小池真理子 - 『無花果の森』
- 藤井貞和 - 『春楡の木』
- 畠山直哉 - 『Natural Stories』
- 坂茂 - 『紙の建築』
- 阿武野勝彦 - 『死刑弁護人』
- 柳家権太楼 - 『独演会』
- 由紀さおり - アルバム『1969』
- 大友良英 - 『プロジェクトFUKUSHIMA!』
- 鈴木杜幾子 - 『フランス革命の身体表象 ジェンダーからみた200年の遺産』
- 中村哲郎 - 『花とフォルムと 転換する時代の歌舞伎評論』
- 佐藤雅彦 - 『0655』『2355』
- 2013年(第63回)
- 川村毅 - 『4』
- 観世清和 - 能『定家』その他
- 内田けんじ - 『鍵泥棒のメソッド』
- 夏八木勲 - 『希望の国』
- 篠崎史子 - 『篠崎史子 ハープの個展Ⅻ』
- 下野竜也 - 『メデア』他
- 山本隆之 - 『アンナ・カレーニナ』他
- 吉村輝章 - 『座敷舞道成寺』他
- 小川洋子 - 『ことり』
- 多和田葉子 - 『雲をつかむ話』
- 川俣正 - 『川俣正 Expand BankART』展
- 奈良美智 - 『奈良美智:君や 僕に ちょっと似ている』展
- 八木康夫 - 『悪女について』
- 谷村新司 - 『谷村新司 40周年記念コンサート』
- 柳家さん喬 - 『さん喬十八番集成-柳家さん喬独演会-』
- 下山久 - 『キジナムーフェスタ2012』
- 石田一志 - 『シェーンブルクの旅路』
- 玉蟲敏子 - 『俵屋宗達 金銀の〈かざり〉の系譜』
- 河口洋一郎 - 『河口洋一郎特別展』
- 2014年(第64回)
- 2015年(第65回)
- 中村歌六 - 『伊賀越道中双六』
- 永井愛 - 『鷗外の怪談』
- 小野寺修 - 『柘榴坂の仇討』
- 小泉堯史 - 『蜩ノ記』
- 清元美寿太夫 - 『月』『隅田川』
- 福井敬 - 『ドン・カルロ』
- 吾妻節穂 - 『玉兎』
- 堀内元 - 『堀内元バレエUSA V』
- 出久根達郎 - 『短篇集 半分コ』
- 佐藤時啓 - 『佐藤時啓 光―呼吸 そこにいる、そこにいない展』
- 中村一美 - 『中村一美展』
- 岡田惠和 - 『さよなら私』
- 春風亭小朝 - 『春風亭小朝 in 三座』
- 山下達郎 - 『山下達郎 Maniac Tour~PERFORMANCE 2014~』
- 山野真吾 - 『黄金町バザール2014 仮想のコミュニティ・アジア』
- 尾崎真理子 - 『ひみつの王国 評伝石井桃子』
- 野村正人 - 『諷刺画家グランヴィル テクストとイメージの19世紀』
- 高谷史郎 - 『明るい部屋』
- 2016年(第66回)
- ケラリーノ・サンドロヴィッチ - 『グッドバイ』
- 濱田めぐみ - 『スコット&ゼルダ』
- 芦澤明子 - 『さようなら』『岸辺の旅』
- 高屋齋 - 『龍三と七人の子分たち』
- 児玉宏 - 『大阪交響楽団第196回定期演奏会』
- 中川善雄 - 『中川善雄 笛の回』
- 中村祥子 - 『白鳥の湖』
- 藤間蘭黄 - 『バレエ・日本舞踊 夢の饗宴 出会い』
- 乙川優三郎 - 『太陽は気を失う』
- 乃南アサ - 『水曜日の凱歌』
- 林恭助 - 『林恭助展』
- 村上隆 - 『村上隆の五百羅漢図展』
- 矢島良彰 - 『女たちの太平洋戦争』
- オール阪神・巨人 - 『ふたりのW成人式』
- 松本隆 - 『風街レジェンド2015』
- 日比野克彦 - 『六本木アートナイト2015』
- 亀井若菜 - 『語りだす絵巻―「粉河寺縁起絵巻」「信貴山縁起絵巻」「掃墨物語絵巻」論』
- 長木誠司 - 『オペラの20世紀 夢のまた夢へ』
- 久保田晃弘 - 『ARTSATプロジェクト』
- 2017年(第67回)
- 金剛永謹 - 『鞍馬天狗』ほか
- 橋爪功 - 『景清』での演技
- 庵野秀明 - 『シン・ゴジラ』
- 片渕須直 - 『この世界の片隅に』
- 小山実稚恵 - 『小山実稚恵の世界』ほか
- 宮田まゆみ - 『宮田まゆみ笙リサイタル』
- 近藤良平 - 『コンドルズ20周年記念「20th Century Boy」』ほか
- 恩田侑布子 - 『句集「夢洗ひ」』
- 小島ゆかり - 『歌集「馬上」』
- 鴻池朋子 - 『鴻池朋子展「根源的暴力 Vol.2」』ほか
- 橋本真之 - 『果実の中の木もれ陽』公開制作ほか
- 宮藤官九郎 - 『ゆとりですがなにか』
- 桂ざこば - 『桂ざこば独演会』ほか
- 鈴木雅之 - 『アルバム「dolce」』ほか
- 衛紀生 - 『私のあしながおじさんプロジェクト』ほか
- 梯久美子 - 『狂うひと-『死の棘』の妻・島尾ミホ』
- 山梨俊夫 - 『風景画考 世界への交感と侵犯』(全三部)
- 秋本治 - 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
- 2018年(第68回)
- 杉市和 - 『檜垣』ほか
- 宮城聰 - 『アンティゴネ』ほか
- 黒沢清 - 『散歩する侵略者』
- 永瀬正敏 - 『光』ほかの演技
- 近藤譲 - 『近藤譲 七十歳の径路』ほか
- 善養寺惠介 - 『善養寺惠介 尺八演奏会』ほか
- 佐東利穂子 - 『トリスタンとイゾルデ』ほか
- 西川箕乃助 - 『ちょんがれ一休』ほか
- 金井美恵子 - 『カストロの尻』
- 松家仁之 - 『光の犬』
- 杉戸洋 - 『杉戸洋 とんぼとのりしろ展』
- 西野達 - 『西野達 in 別府』
- 坂元裕二 - 『カルテット』
- 石川さゆり - 『45周年記念リサイタル』
- 入船亭扇遊 - 『入船亭扇遊独演会』
- 細川展裕 - 『髑髏城の七人』ほか
- 五十殿利治 - 『非常時のモダニズム』
- 椹木野衣 - 『震美術論』
- 山村浩二 - 『山村浩二 右目と左目でみる夢』
- 2019年(第69回)
- 豊竹呂勢太夫 - 『本朝廿四孝』ほか
- 藤山直美 - 『おもろい女』
- 黒澤和子 - 『万引き家族』
- 塚本晋也 - 『斬、』
- 杵屋勝四郎 - 『第8回杵屋勝四郎リサイタル』ほか
- 高橋翠秋 - 『胡弓の栞』ほか
- 小野絢子 - 『眠れる森の美女』ほか
- 篠原聖一 - 『宿命』ほか
- 山尾悠子 - 『飛ぶ孔雀』
- 吉田修一 - 『国宝』
- 小沢剛 - 『不完全―パラレルな美術史』展ほか
- 内藤礼 - 『内藤礼―明るい地上には、あなたの姿が見える』展
- 伊藤純 - 『新日本風土記』
- 笑福亭鶴瓶 - 『笑福亭鶴瓶落語会』ほか
- 竹内まりや - 『souvenir the movie』ほか
- 佐藤卓 - 『デザインあ展 in TOKYO』ほか
- 岡崎乾二郎 - 『抽象の力 近代芸術の解析』
- 古井戸秀夫 - 『評伝 鶴屋南北』
- 荒木飛呂彦 - 『荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋』ほか
2020年代
編集- 2020年(第70回)
- 内野聖陽 - 『最貧前線』ほか
- 茂山七五三 - 『枕物狂』
- 長田達也 - 『カツベン!』ほか
- 筒井真理子 - 『よこがお』ほか
- 加納悦子 - 『ドイツ・バロック歌曲』ほか
- 野村峰山 - 『初代中尾都山の軌跡』
- 島添亮子 - 『コンチェルト』ほか
- 米沢唯 - 『ロメオとジュリエット』ほか
- 佐伯一麦 - 『山海記』
- 吉川宏志 - 『石蓮花』
- イケムラレイコ - 『イケムラレイコ 土と星 Our Planet』展
- 内藤廣 - 『高田松原津波復興祈念公園 国営追悼・祈念施設』
- 源孝志 - 『スローな武士にしてくれ』ほか
- 春風亭一朝 - 『淀五郎』ほか
- 林家正楽 - 『鈴本演芸場5月下席夜の部』ほかにおける紙切りの芸
- 大谷燠 - 『下町芸術祭2019』ほか
- 井口時男 - 『蓮田善明 戦争と文学』
- 佐藤康宏 - 『若冲伝』
- 池田亮司 - 個展『池田亮司』ほか
- 2021年(第71回)
- 岡本健一 - 『リチャード二世』
- 松本祐子 - 『五十四の瞳』
- 諏訪敦彦 - 『風の電話』
- 伊藤進一 - 『海辺の映画館―キネマの玉手箱』ほか
- 藤本昭子 - 『第17回藤本昭子演奏会』ほか
- 藤原道山 - 『藤原道山20th Anniversaryコンサート』ほか
- 井関佐和子 - 『夏の名残のバラ』ほか
- 加治屋百合子 - 『海賊』ほか
- 朝井まかて - 『類』
- 青木野枝 - 『青木野枝 霧と鉄と山と』展
- 宮島達男 - 『宮島達男 クロニクル 1995-2020』展ほか
- 宇川直宏 - 『DOMMUNE』
- 伊東英朗 - 『クリスマスソング 放射線を浴びたX年後』
- 宮本浩次 - 『ROMANCE』ほか
- 柳亭市馬 - 『穴泥』ほか
- 上島春彦 - 『鈴木清順論』
- 細川周平 - 『近代日本の音楽百年』
- 湯浅政明 - 『映像研には手を出すな!』
- 2022年(第72回)
- 竹本千歳太夫 - 『ひらかな盛衰記』ほか
- マキノノゾミ - 『昭和虞美人草』
- 江川悦子 - 『信虎』『マスカレード・ナイト』
- 濱口竜介 - 『ドライブ・マイ・カー』ほか
- 妻屋秀和 - 『ドン・カルロ』ほか
- 上野水香 - 『ボレロ』ほか
- 奥村康祐 - 『白鳥の湖』ほか
- 中島京子 - 『ムーンライト・イン』『やさしい猫』
- 水林章 - 『壊れた魂』
- 鷹野隆大 - 『鷹野隆大 毎日写真 1999-2021』展
- 磯山晶 - 『俺の家の話』
- 桂南光 - 『らくだ』ほか
- 佐野元春 - 『THE COMPLETE ALBUM COLLECTION 1980-2004』
- 川口隆夫 - コロナ禍における表現者としての活動
- 三浦篤 - 『移り棲む美術』
- 小島秀夫 - 『DEATH STRANDING DIRECTOR'S CUT』
- 2023年(第73回)
- 尾上菊之助 - 「義経千本桜」ほか
- 段田安則 - 「セールスマンの死」ほか
- 尾上克郎 - 「シン・ウルトラマン」ほか
- 宮本まさ江 - 「キングダム2 遥かなる大地へ」ほか
- 児玉桃 - 「メシアン・プロジェクト2022」
- 山登松和 - 「山登松和の会」ほか
- 志田真木 - 「伊野波節」「黒髪」
- 福岡雄大 - 「春の祭典」ほか
- 滝口悠生 - 「水平線」
- 渡辺松男 - 「牧野植物園」
- 栗林隆 - 「元気炉」
- 沢村澄子 - 「宮沢賢治-沢村澄子 現象的書展」
- 藤本有紀 - 「カムカムエヴリバディ」
- 京山幸枝若 - 「天保水滸伝・笹川の花会」ほか
- 鈴木慶一 - 「It's the moooonriders」ほか
- 唐津江理 - 「愛知県芸術劇場×Dance Base Yokohama パフォーミングアーツ・セレクション2022」
- 岡塚章子 - 「帝国の写真師 小川一眞」
- 中野正昭 - 「ローシー・オペラと浅草オペラ」
- 新海誠 - 「すずめの戸締まり」
- 2024年(第74回)
- 片岡愛之助 - 「夏祭浪花鑑」
- 山西惇 - 「エンジェルス・イン・アメリカ」
- 岩井俊二 - 「キリエのうた」
- 佐藤浩市 - 「春に散る」
- 杉山洋一 - 「湯浅譲二 作曲家のポートレート」
- 福原徹 - 「福原徹演奏会 徹の笛」
- 鈴木稔 - バレエ「ドラゴンクエスト」
- 吉村古ゆう - 「こうの鳥」
- 柴崎友香 - 「続きと始まり」
- 乗代雄介 - 「それは誠」
- 蔡國強 - 「蔡國強 宇宙遊―〈原初火球〉から始まる」展
- 須藤玲子 - 「須藤玲子:NUNOの布づくり」展
- 石川真生 - 「石川真生 私に何ができるか」
- 宮本佳明 - 「入るかな?はみ出ちゃった。~宮本佳明 建築団地」
- 井上雄彦 - 「THE FIRST SLAM DUNK」
- 田村由美 - 「ミステリと言う勿れ」
- 野木亜紀子 - 「フェンス」
- 山崎裕侍 - 「閉じ込められた女性たち~孤立出産とグレーゾーン~」
- 宝井琴調 - 国立名人会「名月若松城」
- 藤井フミヤ - 「40th Anniversary Tour 2023-2024」
- 荒井洋文 - 文化施設「犀の角」における活動の成果
- ルシール・レイボズ、仲西祐介 - 「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」
- 鈴木聖子 - 「掬われる声、語られる芸 小沢昭一と『ドキュメント 日本の放浪芸』」
- マイク・モラスキー - 「ジャズピアノ――その歴史から聴き方まで」(上・下)
芸術選奨文部科学大臣新人賞
編集「芸術選奨新人賞」を参照
事件・批判
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脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “芸術選奨”. www.bunka.go.jp. 2018年12月13日閲覧。
- ^ “令和5年度(第74回)芸術選奨文部科学大臣賞及び同新人賞の決定について”. 文化庁ホームページ. 文化庁 (2024年2月28日). 2024年2月28日閲覧。及び“【参考】昨年度からの変更点” (PDF). 文化庁. 2024年3月1日閲覧。 “<賞金> 大臣賞:30万円→120万円”
- ^ “第164回国会 文部科学委員会 第18号(平成18年6月9日(金曜日))”. 衆議院. 2021年11月9日閲覧。